JPH0332968Y2 - - Google Patents

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JPH0332968Y2
JPH0332968Y2 JP5885186U JP5885186U JPH0332968Y2 JP H0332968 Y2 JPH0332968 Y2 JP H0332968Y2 JP 5885186 U JP5885186 U JP 5885186U JP 5885186 U JP5885186 U JP 5885186U JP H0332968 Y2 JPH0332968 Y2 JP H0332968Y2
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fine
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば経違儀や測距離角儀等にお
ける回転軸、すなわち、望遠鏡を装着した水平軸
や測距離角部を取付けた鉛直軸を微少回動するた
めの微動装置に関する。
(従来の技術) この様な回転軸を固定したり微動を繰り返して
測量機は操作されるが、従来、この固定手段と微
動手段とは別配置となつていたため、操作が不便
であつて測量の作業能率を害していた。これを解
決するため、固定と微動の両手段を同軸にした微
動固定装置が提案されたが、繰り返し行われる微
動操作を更に能率化した微動装置の実現が望まれ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は、この様な要望に応えるためになさ
れたものであつて、従来の同軸型の回転軸微動固
定装置に加えて、回転軸細微動手段を同軸に配設
することによつて、迅速かつ正確に操作し得る作
業性の良い粗微動と細微動が可能な測量機回転軸
の微動固定装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の粗微動と細微動が可能な測量機回転軸
の微動装置は、測量機回転軸を緩挿した固定環か
ら延びる腕を固定軸により押圧することによつて
回転軸の微少回動を行うようにしたものである。
この微動装置は、測量機本体に螺合した微動ネジ
筒とこの微動ネジ筒に同軸に螺合した微動ツマミ
とを有する。そして、2つのストツパ手段を有す
る。第1のストツパ手段は、微動ツマミの微動ネ
ジ筒に対する一方向への回転によつて係合し、以
後の同方向への回転においては微動ツマミと微動
ネジ筒とを一体に回転させるものである。第2の
ストツパ手段は、微動ツマミの微動ネジ筒に対す
る他方向への回転によつて係合し、以後の同方向
への回転において微動ツマミと微動ネジ筒とを一
体に回転させるものである。そして、微動ツマミ
の微動ネジ筒に対する螺進螺退運動を縮小して固
定軸の軸方向進退運動に変換し、微動ツマミと微
動ネジ筒の一体の螺進螺退運動をそのまま固定軸
の軸方向進退運動に伝達する変換伝達手段を有す
る。
第1図、第2図において、本考案の粗微動と細
微動が可能な測量機回転軸の微動装置は、測量機
回転軸2を螺挿した固定環3から延びる腕3aを
固定軸9により押圧することによつて回転軸2の
微少回動を行うようにしたものである。この微動
装置は、粗微動部と細微動部とを同軸に組合わせ
て構成されている。
粗微動部は、固定軸9を緩挿した円筒状の案内
筒軸14を緩挿すると共に、粗動ネジ16で測量
機本体枠1に螺挿し、かつ、微動ネジ17で微動
ツマミ11に螺合し、更に、テコ18を内蔵した
微動ネジ筒15を設け、微動ツマミ11を回す
と、微動ツマミ11内に固定したリング状テコ圧
接部材20に植設したピン21が微動ネジ筒15
の後端から突起したストツパ22に係止されて、
微動ネジ筒15が微動ツマミ11と一緒に上記粗
動ネジ16によつて螺進し、上記テコ圧接部材2
0、テコ18及び案内筒軸14を介して固定軸9
が押圧される様に構成されている。
細微動部は、テコ圧接部材20の内側傾斜面2
4がテコ18の後側面に、テコ18の前側面が案
内筒軸14の後端に、それぞれ当接できる様に形
成し、上記のピン21とストツパ22との係止を
解いて微動ツマミ11を回すと、微動ツマミ11
が上記微動ネジ17により螺進すると同時に、テ
コ18によつてこの螺進量が縮小され案内筒軸1
4を経て固定軸9に伝わる様に構成されている。
(実施例) 第1図及び第2図に示した本考案の1実施例を
説明する。
まず、先行技術の回転軸固定微動装置を簡単に
説明するために第1図を参照すると、回転軸2の
固定手段は、測量機本体枠1に軸支された回転軸
2を緩挿する固定環3を設け、この固定環3から
延びる腕3aにカム軸4を植設し、このカム軸4
で支持したカム5を回転させて、押し棒6を介し
て当金7を押圧してこの当金7を回転軸2に圧接
する様になつており、このカム5の回転は、カム
軸4にユニバーサル継手8で連結された固定軸9
を回転させることによつて行う。固定軸9の回転
はこれに取付けた固定ツマミ10を回すことによ
つて行われる。そして、先行技術の微動手段にお
いては、第1図の微動ツマミ11、微動ネジ筒1
5、案内筒軸14は一体になつていて相互に可動
になつてはおらず、微動ツマミ11を回すことに
よつて微動ネジ筒15を螺進させ(微動ネジ筒1
5は本体枠1のメネジ16に螺合されているた
め)、微動ネジ筒15の螺進運動をスラスト軸受
23を介して固定軸9の進退運動に変換させ、固
定軸9を介して上記腕3aを押圧する様にして、
回転軸2の微動操作を行う様になつている。な
お、図示の12は公知方法により固定軸9とカム
軸4に挾持された連結ピン、13は腕3aの末端
寄り部と本体枠1に架設したスプリングを示す。
この考案の微動装置は、この様な先行技術の回
転軸固定微動装置に、第1図及第2図に示す様な
同軸型の粗及び細両微動部を併設したものであ
る。すなわち、回転自在に上記固定軸9を挿入し
た円筒状の案内筒軸14を微動ネジ筒15内に緩
挿し、微動ネジ筒15の先端部に周設した粗動ネ
ジ16によつてこの微動ネジ筒15を図示の様に
本体枠1に螺合させると共に、微動ネジ筒15の
後端部に設けた微動ネジ17によつて上記微動ツ
マミ11の内側にこの微動ネジ筒15を螺合させ
る。さらに、微動ネジ筒15の後端部の一部に切
欠きを設け、そこにテコ18を配置し、微動ネジ
筒15に挿着したテコ軸19によつてこのテコ1
8を回転自在に保持する。そして、微動ツマミ1
1内に固着されたリング状のテコ圧接部材20に
ピン21を植設すると共に、微動ネジ筒15の後
端面にストツパ22を突設し、微動ツマミ11の
回転によりピン21とストツパ22が係止される
様に形成する。
この様にして、微動ツマミ11を例えば右に回
して上記ピン21をストツパ22に係止して更に
微動ツマミ11を回すと、微動ネジ筒15は微動
ツマミ11と一体となつて一緒に回転し、粗動ネ
ジ16によつて螺進するので、テコ圧接部材20
がテコ18を押圧し、次いでテコ18が案内筒軸
14の後端を押圧し、案内筒軸14の先端とスラ
スト方向に当接している固定軸9が上記腕3a側
に押圧され、回転軸2が固定環3と共にスプリン
グ13を押圧しながら粗微動される様に、粗微動
部を構成する。この際、かかる押圧力の伝達を円
滑にするために、案内筒軸14の先端面と固定軸
9の先端寄り部(図示の例では拡大図)との間に
スラストベアリング23を設けることが好ましい
が、これは必ずしも必須ではない。そして、微動
ツマミ11を前とは逆に例えば左に回転させてピ
ン21とストツパ22を逆サイドに係止して微動
ネジ筒を螺退させると、上記スプリング13の作
用で腕3aは上記の場合とは逆の方向に回転し、
これに伴つて回転軸2も逆方向に粗微動されるの
は先行技術の場合と同様である。
また、細微動部は下記の様に構成されて、ピン
21とストツパ22との係止が解かれたときに機
能する様になつている。すなわち、この様な状態
で微動ツマミ11が回されると、微動ツマミ11
は微動ネジ筒15に対して微動ネジ17により螺
進し、テコ圧接部材2が微動ツマミ11と共に回
転しながら送られるので、テコ圧接部材20の内
側傾斜面24がこれに当接する様に配置されてい
るテコ18の後側面を押圧する。すると、テコ1
8はテコ軸19を支点にして回転し、テコ18の
前側面に当接する様に配置されている案内筒軸1
4の後端を押圧することによつて、回転軸2の細
微動が行われる。これら押圧力が案内筒軸14を
経て円滑に固定軸9に伝わり、かつ、微動ツマミ
11を回し易くするため、鋼球25aをテコ圧接
部材20の内側傾斜面24とテコ18の後側面と
の間に、鋼球25bをテコ18の前側面と案内筒
軸14の後端との間に、それぞれ挾持させること
が望ましい。第2図に示す実施例では、テコ18
の後側面に設けた凹所26に鋼球25aを保持す
る様にしており、鋼球25bも同様に保持する。
ここで、微動ネジ17のピツチを粗動ネジ16
のピツチより小さくすると、微動ツマミ11の回
転に伴う螺進量は、微動ネジ17による細微動の
方が粗動ネジ16による粗微動の場合より小さ
い。微動ネジ17の螺進量を縮小して案内筒軸1
4の送りをより小にし、更に精密な回転軸微動を
行うには、次の様にテコ18のテコ比を構成すれ
ば良い。すなわち、図示の様にテコ18の両側面
に傾斜を設け、テコ軸19と鋼球25aの間隔を
テコ軸19と鋼球25bの間隔より大になる様に
形成すれば良い。なお、微動ツマミ11の逆回転
に伴う螺退の場合に、スプリング13が腕3aを
押圧して回転軸微動が行われるのは、粗微動の場
合と同様である。
以上、本考案の1実施例を説明したが、種々の
変形が可能である。例えば、上記の実施例におい
ては、細微動操作は微動ネジ17のほぼ1ピツチ
の範囲で可能な様にピン21とストツパ22が構
成されているが、これを拡大及はより小さい範囲
で行うようにストツパ手段を構成できるのは明ら
かである。またスプリング13をこの実施例とは
逆に腕3aが第1図で左方に回動する場合に伸長
させ、左右への回動の場合にスプリングによつて
引き戻されるようにしてもよいことは云うまでも
ない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな様に、本考案を利用す
れば、目的とする視準位置付近をほんの少し越え
るまで粗微動操作により視準を行い、微動ツマミ
を戻して細微動操作により精密な視準を行うの
で、視準作業は正確かつ迅速となり、作業性の良
い精密測量が可能となる。そして、テコ18によ
り微動ネジ17の螺進量が縮小できるので、細微
動の精度は非常に高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の微動装置の概略断
面図、第2図はその一部拡大分解斜視図である。 1:測量機本体枠、2:回転軸、3:固定環、
3a:固定環3の腕、9:固定軸、10:固定ツ
マミ、11:微動ツマミ、14:案内筒軸、1
5:微動ネジ筒、16:粗動ネジ、17:微動ネ
ジ、18:テコ、20:テコ圧接部材、21:ピ
ン、22:ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測量機回転軸を緩挿した固定環から延びる腕を
    固定軸により押圧することによつて該回転軸の微
    少回動を行うようにした微動装置において、測量
    機本体に螺合した微動ネジ筒と、該微動ネジ筒に
    同軸に螺合した微動ツマミと、該微動ツマミの該
    微動ネジ筒に対する一方向への回転によつて係合
    し、以後同方向への回転においては該微動ツマミ
    と該微動ネジ筒とを一体に回転させる第1のスト
    ツパ手段と、該微動ツマミの該微動ネジ筒に対す
    る他方向への回転によつて係合し以後の同方向へ
    の回転によつて該微動ツマミと該微動ネジ筒とを
    一体に回転させる第2のストツパ手段と、該微動
    ツマミの該微動ネジ筒に対する螺進螺退運動を縮
    小して該固定軸の軸方向進退運動に変換すると共
    に該微動ツマミと該微動ネジ筒の一体の螺進螺退
    運動をそのまま該固定軸の軸方向進退運動に伝達
    する変換伝達手段とから成り、上記第1のストツ
    パ手段は該微動ツマミ内に固定されたリング状の
    テコ圧接部材に植設されたピンと該微動ネジ筒の
    後端から突起したストツパとが一方向から係止す
    ることによつて構成され、上記第2のストツパ手
    段は該ピンと該ストツパとが他方向から係止する
    ことによつて構成され、上記変換伝達手段は、該
    微動ネジ筒内に緩挿されており中に該固定軸を緩
    挿していて軸方向の移動のみ該固定軸に伝達する
    様に構成された案内筒軸と、該微動ネジ筒の後端
    に設けられ、該テコ圧接部材の内側傾斜面に後側
    面が当接し該案内筒軸の後端に前側面が当接する
    様に構成されたテコとから構成されていることを
    特徴とする粗微動と細微動が可能な測量機回転軸
    の微動固定装置。
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