JPH0351758Y2 - - Google Patents

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JPH0351758Y2
JPH0351758Y2 JP1986058852U JP5885286U JPH0351758Y2 JP H0351758 Y2 JPH0351758 Y2 JP H0351758Y2 JP 1986058852 U JP1986058852 U JP 1986058852U JP 5885286 U JP5885286 U JP 5885286U JP H0351758 Y2 JPH0351758 Y2 JP H0351758Y2
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JP
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shaft
fixed
fine movement
knob
rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば経緯儀や測距測角儀等の測
量機における回転軸、すなわち、望遠鏡を装着し
た水平軸や測距測角機構を取付けた鉛直軸を固定
したり微少回動するための微動固定装置に関す
る。
(従来技術) この様な回転軸の固定機構と微動機構は、従
来、測量機において別系統として配設され、それ
らを操作する固定つまみと微動つまみとは別配置
となつていたので、操作性が悪かつた。これを解
決するため、両機構を同軸にしたものが提案され
たが、この際に、微動つまみは固定つまみより径
を大きくして固定つまみの外側に配置する方が、
微動操作上便利である。
第3図にこの様な代表的従来例を示す。測量機
本体枠B内に内設された回転軸1を回転自在に挿
設できる様に本体枠Bに対して回転自在に固定環
2を設け、回転軸1に固定環2を圧接固定し得る
様な固定機構と、この様に固定された固定環2を
回転軸1と共に微少回動させるための微動機構と
を併設している。
固定機構は、本体枠Bに貫挿螺合された円筒状
微動筒軸6内に緩挿された固定軸7の先端に固定
つまみ7aを設け、回転軸1を圧接し得る様に当
金3を固定環2の内側に遊嵌し、固定環2に貫通
螺合された固定ネジ14の先端を当金3に当接さ
せると共に、固定ネジ14の後端と固定軸7後端
との間にユニバーサル継手10を架設し、固定つ
まみ7aを回して固定ネジ14を回転させること
により、当金3を押圧したり緩めたりして回転軸
1を固定環2に対して固定したり緩めたりする様
になつている。
一方、微動機構は、本体枠Bに貫挿螺合された
微動筒軸6の先端部に微動つまみ6aを形成し、
この筒軸6の後端と固定環2から延びた腕2aと
の間に本体枠Bに設けた支点を中心に回転可能な
てこ15を介在させ、腕2aと本体枠Bとの間に
スプリング13を弾設することによつて、微動つ
まみ6aを回転して回転軸1の微動操作を行うよ
うになつている。
(考案が解決しようとする問題点) この様な従来方式においては、固定軸7を含む
操作部の配置は、回転軸1のラジアル方向に限定
されるため、測量機全体の設計上に制約が加わる
うえ、てこ15等の占めるスペースが大きくなる
欠点がある。また、スプリング13によつて押圧
されるてこ15を経て微動筒軸6には偏荷重が加
わり、これは微動操作には好ましくないばかり
か、微動筒軸6の回転に伴つて固定軸7との間に
摩擦力が働いて固定軸7も回り出して回転軸1の
固定が解除されてしまう恐れがあつた。
この考案は、この様な従来技術の諸問題を解決
するためになされたものであつて、コンパクトな
構成であつて安定確実に固定及び微動操作が可能
な回転軸固定及び微動装置を提供することを目的
としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案の測量機回転軸の固定及び微動装置は、
測量機の回転軸を緩挿した固定環をこの回転軸に
圧接固定できる様にした回転軸固定機構と、固定
環に固定された回転軸を固定環と共に微少回動す
る微動機構との組合わせから成る。
この回転軸固定機構は、固定つまみを有する回
転固定軸と、伝達された回転運動を回転軸のラジ
アル方向の運動に変換する変換機構と、この変換
機構へ固定軸の回転運動のみを伝達する機構と、
変換されたラジアル方向の運動によつて固定環と
回転軸とを圧接固定する機構とから成る。
また、この微動機構は、固定軸を緩挿し微動し
微動つまみを有する螺進運動可能微動筒軸と、こ
の微動筒軸の螺進運動のみを固定軸に伝達する機
構と、固定軸の進退運動を固定環の外側に延びた
腕に伝達して固定環の回転運動に変換する機構と
から成る。
この回転軸固定及び微動装置においては、微動
機構の回転部は固定機構の回転部を緩挿する様に
周設されているため、容易に微動つまみを固定つ
まみより径を大になし得る。また、従来技術のも
のにおける様な偏荷重を避けるため、固定環から
ほぼラジアル方向に延びる腕の末端寄り部をリン
グ状のスラスト軸受を介して押圧することによつ
て回転軸の微動操作を行うようにしてある。
一方、固定機構は、前記した目的を達成するた
め、回転軸圧接固定用の当金を回転軸のラジアル
方向に延在する押棒によつて押圧するように形成
し、この押圧用にカム好ましくはスパイラルカム
を用い、固定つまみを有する固定軸とこのカムと
をユニバーサル継手によつて連結する構成として
いる。
(実施例) 第1図及び第2図を参照すると、本考案の1実
施例の回転軸固定用及び微動装置においては、測
量機本体枠B内に内設された回転軸1を回転自在
に挿設できる様に本体枠Bに対して回転自在に固
定環2を設け、回転軸1を圧接し得る様に当金3
を固定環2の内側に遊嵌する。この当金3を押圧
するための押棒4を図示の様に固定環2に保持さ
せ、かつ、第2図の矢印に示す様に回転するスパ
イラルカム11のカム面でこの押棒4の後端を押
圧できる様に形成する。そして、回転軸1のほぼ
ラジアル方向に固定環2から好ましくは一体構造
として延びる腕2aに植設したカム軸12によつ
てスパイラルカム11を軸支し、一方、後述の微
動筒軸6内に回転自在に延在する固定軸7の先端
に固定つまみ7aを取付ける。そして、固定軸7
の後端とスパイラルカム11とを公知型のユニバ
ーサル継手10によつて連結し、固定のつまみ7
aを回すことによつて当金3により回転軸1と固
定環2とを圧接固定できる様な固定機構を構成す
る。
一方、上記固定環腕2aの末端寄り部と本体枠
Bとの間にスプリング13を架設して腕2aを常
時押圧或いは引張りする様にすると共に、上記の
様にして固定された回転軸1と一緒に固定環2を
微動させ得る様にした微動機構を構成する。すな
わち、前述の固定軸7を回転自在に緩挿する様に
した円筒状の微動筒軸6を図示の様に本体枠Bに
着設した微動メネジ5に螺合する様に設ける。な
お、微動メネジ5は本体枠Bと一体に形成しても
良い。微動筒軸6の先端に固定つまみ7aより大
径の微動つまみ6aを形成し、微動筒軸6の後端
と固定軸7の後端寄り部7′との間に図示の様な
リング状スラスト軸受8を設ける。そして、カム
軸12の先端と固定軸7の後端とで棒状の連結ピ
ン9を挟持する様に構成する。図示例では、カム
軸12の先端と固定軸7の後端寄り部7′の両対
向面に凹みを設け、これらに連結ピン9が枢支さ
れる様にし、微動つまみ6aの回転による微動筒
軸6の螺進と螺退に伴う回転軸1の微動操作が行
われる様にしてある。
以上の様に構成したので、回転軸1を固定する
場合は、固定つまみ7aを回転させると、微動筒
軸6内で固定軸7が回転し、この回転運動のみが
ユニバーサル継手10を経てスパイラルカム11
に伝達され、そのカム面が第2図に示した様に回
転して横棒4を当金3に押圧するため、回転軸1
は固定環2に圧接固定される。固定を解除する場
合は上記と逆の操作をすれば良い。
上記の様にして固定された回転軸1を微少回動
する場合は、微動つまみ6aを回転させると、微
動筒軸6は微動メネジ5との螺合のため回転しな
がら前進ないし後退する。そして、この前進ない
し後退運動のみがリング状のスラスト軸受8を経
て固定軸7に伝達され、この固定軸7の前進ない
し後退運動は連結ピン9、カム軸12、固定環の
腕2aを介して固定環2の回転運動に変換される
ので、回転軸1は固定環2と一緒に微少回動され
る。
なお、本考案は上記した実施例に限られること
なく、多くの変形例が可能であることは当業者に
明らかである。
(考案の効果) 以上説明した様に、本考案によると、測量機に
おいて、回転軸の固定及び微動のための両機構
は、回転軸のラジアル方向に配置されることに限
定されないから、測量機の設計上融通性が高くな
り、特に、測距測角部を有利に設計できる。ま
た、従来方式における様な微動用回転に対する偏
荷重が無くなるので、微動操作が円滑となると共
に、これに伴つて回転軸の固定が緩む用なことは
起こらなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の測量機回転軸の固定及び微動
装置の1実施例の断面図、第2図はその回転軸圧
接機構の拡大断面図、第3図は従来例の断面図で
ある。 1:回転軸、2:固定環、3:当金、4:押
棒、5:微動メネジ、6:微動筒軸、6a:微動
つまみ、7:固定軸、7′:固定軸7の後端寄り
部、7a:固定つまみ、8:スラスト軸受、9:
連結ピン、10:ユニバーサル継手、11:スパ
イラルカム、12:カム軸、13:スプリング、
B:測量機本体枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 測量機の回転軸を緩挿した固定環を該回転軸に
    圧接固定できる様にした回転軸固定機構と、該固
    定環に固定された該回転軸を該固定環と共に微少
    回動する微動機構とを組合わせた固定及び微動装
    置において、 回転軸固定機構は、固定環外側に延びた腕に凸
    設したカム軸に軸支されたカムのカム面と、この
    固定環内側に遊嵌された回転軸圧接用の当金との
    間に押棒を挟持すると共に、該カム軸とほぼ同軸
    に延在する固定軸の先端に固定用つまみを取付け
    かつその後端と上記カムとの間をユニバーサル継
    手で連結して成り、 微動機構は、上記固定軸を緩挿する様に微動筒
    軸を配設して、この微動筒軸の先端に上記固定用
    つまみより大径の微動用つまみを形成すると共
    に、この微動筒軸を測量機本体枠に着設した微動
    メネジと螺合させ、この微動筒軸後端と該固定軸
    の後端寄り部との間にスラスト軸受を設けると共
    に、この固定軸後端と上記カム軸先端との間に連
    結ピンを挟持し、かつ、上記の固定環腕と本体枠
    との間にスプリングを弾設して成る、ことを特徴
    とする測量機回転軸の微動・固定装置。
JP1986058852U 1986-04-21 1986-04-21 Expired JPH0351758Y2 (ja)

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JP1986058852U JPH0351758Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

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JP1986058852U JPH0351758Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

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Publication Number Publication Date
JPS62170515U JPS62170515U (ja) 1987-10-29
JPH0351758Y2 true JPH0351758Y2 (ja) 1991-11-07

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JP1986058852U Expired JPH0351758Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019916B2 (ja) * 1972-06-29 1985-05-18 チバ・ガイギ−・アクチエンゲゼルシヤフト 0−置換された7β−アミノ−3−セフエム−3−オ−ル−4−カルボン酸化合物の製法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019916U (ja) * 1983-07-18 1985-02-12 株式会社ニコン 測量機の微動装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019916B2 (ja) * 1972-06-29 1985-05-18 チバ・ガイギ−・アクチエンゲゼルシヤフト 0−置換された7β−アミノ−3−セフエム−3−オ−ル−4−カルボン酸化合物の製法

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JPS62170515U (ja) 1987-10-29

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