JPH0431547Y2 - - Google Patents

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JPH0431547Y2
JPH0431547Y2 JP1984110786U JP11078684U JPH0431547Y2 JP H0431547 Y2 JPH0431547 Y2 JP H0431547Y2 JP 1984110786 U JP1984110786 U JP 1984110786U JP 11078684 U JP11078684 U JP 11078684U JP H0431547 Y2 JPH0431547 Y2 JP H0431547Y2
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tightening
screw
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rear end
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の利用分野」 この考案は、経緯儀、水準儀等の測量機械にお
ける望遠鏡の方向を微小量旋回して正確な方向に
位置決めするための微動装置等における緊締装置
に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種の緊締装置として実開昭58−
24098号公報に開示されているように、本体ケー
シングを旋回自在に支承した中心軸に作動アーム
を回転自在に取付け、この作動アームの先端に枢
軸によつて回転自在に支承した偏心カムを設け、
この偏心カムの枢軸を自在継手を介して緊締軸に
連結し、この緊締軸を回転することにより偏心カ
ムを回転し、この偏心カムに接するL字型レバー
を介して作動アームに進退自在に設けたプツシユ
ロツドを押圧前進させ、その先端に配した緊締コ
マを中心軸に圧接することにより作動アームを中
心軸に緊締するようにした装置が知られている。
「考案が解決しようとする問題点」 上記従来の装置においては、緊締軸からプツシ
ユロツドに緊締力を導入する手段として偏心カム
及びL字型レバー等を使用しているが、その加工
が容易でない部品を多数必要としコスト高になる
と共に、加工誤差及び組立誤差を生じやすく、こ
れらの誤差によつて緊締作用が不安定になるのみ
ならず、偏心カムを操作に抵抗がなく且つ緊締力
が徐々に滑らかに増減するように構成することが
困難で、時として緊締が不可能になつたり、簡単
に緊締が緩んでしまうこともあつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案は前記従来の課題を解決するために、
作動アーム5にその軸方向に進退自在に設けたプ
ツシユロツド9の前進により緊締コマ7を介して
前記作動アーム5の基部を緊締する測量機械の微
動装置における緊締装置において、前記作動アー
ム5の先端に前記プツシユロツド9の後端が突出
する方向に開口部を有する空胴部10を設け、該
空洞部10の開口部に調整ネジ11をねじ込むと
共に、前記空洞部10に前記作動アーム5の側面
にねじ込んだ緊締力導入ネジ12の先端を突出可
能に設ける一方、前記プツシユロツド9の後端面
9′に前記緊締力導入ネジ12の先端面及び調整
ネジ11の先端面に対して斜めに相対する傾斜面
を設け、前記プツシユロツドの後端面9′と調整
ネジ11の先端面及び緊締力導入ネジ12の先端
面に囲まれる前記空胴部10内に前記各端面に接
して鋼球15を配置したことを特徴とする測量機
械の微動装置における緊締装置を提供するもの
で、円滑、且つ強力に緊締でき、緩むことがなく
確実な緊締作用をなし得ると共に、単純な加工で
容易に加工できる部品を用いて、加工及び組立精
度を要することなく構成できるようにした緊締装
置を提案するものである。
「実施例」 以下この考案を図面に示す実施例について説明
すると、望遠鏡を設置した測量機械の本体ケーシ
ング1は中心軸2を中心として軸受3に旋回自在
に支承されており、この軸受3の外周には緊締環
4が回転自在に取付けられている。
緊締環4の外周にはその一部に中心軸2と直交
状に作動アーム5が突設され、この作動アーム5
の基部における緊締環4の内周部には凹部6が設
けられ、この凹部6内には緊締コマ7が中心軸2
と直交方向に僅かに進退自在に嵌合されている。
作動アーム5の内部にはその突出方向に凹部6に
連通する通孔8が形成され、その内部にプツシユ
ロツド9が進退自在に挿嵌されており、また、プ
ツシユロツド9の進退方向に沿つた作動アーム5
の先端には、通孔8に連通する空胴部10が形成
されている。空洞部10には前記プツシユロツド
9の後端が突出する方向に沿つてネジ穴状の開口
部が設けてある。プツシユロツド9は外周に設け
た軸方向に長いキー溝13にキーピン14が係合
して回転することなく軸方向にスライドするよう
に構成されている。
前記空胴部10の開口部には調整ネジ11がね
じ込まれ、また前記空洞部10の側面には前記作
動アーム5の側面にねじ込んだ緊締力導入ネジ1
2の先端をプツシユロツド9の軸方向と直交して
突出可能に設けてある。
前記プツシユロツド9の後端面9′には、前記
緊締力導入ネジ12の先端面及び調整ネジ11の
先端面に対して斜めに相対する傾斜面を設けてあ
り、空胴部10内に配置した鋼球15が、前記プ
ツシユロツドの後端面9′と調整ネジ11の先端
面及び緊締力導入ネジ12の先端面に囲まれ、各
端面に周囲三方を接して保持されている。図示の
実施例の場合、前記プツシユロツド9の後端面
9′は、前記緊締力導入ネジ12の先端面及び調
整ネジ11の先端面に対して45度の角度で斜めに
相対する傾斜面を構成してある。
他方、緊締力導入ネジ12の後端に相対する部
分における本体ケーシング1には、微動軸16及
び緊締軸17が同軸上に配置されている。
微動軸16は外周に雄ネジ16を有する中空管
状に形成され、本体ケーシング1の受孔部18に
嵌合して止めネジ19で固定したネジ受け20の
ネジ孔20′に先端部をねじ込み、後端に取付け
た微動摘まみ21を回転することにより軸方向に
進退するように構成され、その内部には微動内軸
22が嵌合され、この微動内軸22の周囲を微動
軸16が回転するようになつている。
微動内軸22はその中空孔23の後部内周に雌
ネジ24を形成した中空管で、その先端に本体ケ
ーシング1の内部において微動軸16の先端を係
止するフランジ25が設けられ、かつ後端は周溝
26にスナツプ状に係合した係止リング27によ
つて微動軸16の後端を係止しており、またフラ
ンジ25の外周には切欠き28が設けられ、これ
にネジ受け20から微動内軸22と平行に突設し
たガイドピン29が係合している。従つて、微動
摘まみ21を左右に回転すると、微動軸16は微
動内軸22の回りを回転しながらガイドピン29
で回転を阻止された微動内軸22と共に進退する
ことになる。
緊締軸17は微動内軸22の中空孔23に挿通
すると共に、後端部に設けた雄ネジ30を微動内
軸22の雌ネジ24にねじ込み、後端に取付けた
緊締摘まみ31を回転することによつて、軸方向
に進退するように構成されている。そして、緊締
軸17の先端部は微動内軸22の先端から突出
し、自在継手32によつて緊締力挿入ネジ12に
連結されている。
自在継手32は、内部中央に鋼球33を密に嵌
合したスリーブ34の後端に設けた受孔35に、
緊締軸17の先端に直交状に設けたピン36を揺
動自在に枢支すると共に、スリーブ34の先端に
設けた切欠き37に緊締力導入ネジ12に直交状
に設けたピン38を揺動自在に枢支し、且つスリ
ーブ34内の鋼球33を間に挟んで緊締軸17と
緊締力導入ネジ12とが互いに当接して設けたも
ので、これによつて緊締軸17と緊締力導入ネジ
12を屈曲自在に、回転力と押圧力を伝達自在に
連結しており、また緊締力導入ネジ12はピン3
8を介して切欠き37に係合離脱自在となつてい
る。
作動アーム5の他側面には、これに相対する部
分における本体ケーシング1に取付けた筒状の弾
圧支持体39がその内部の圧縮バネ40を介して
圧接している。
「考案の作用」 以上の構成において測量機械の望遠鏡の視準操
作に際して、先ず緊締摘まみ31を緩めておいて
旋回自由とした本体ケーシング1と共に望遠鏡を
目標方向に旋回し、これをほぼ目標に近い方向に
位置決めした後、緊締摘まみ31を固定操作方向
に回転する。
これによつて緊締軸17が微動内軸22中で回
転しながら雌ネジ24と雄ネジ30の咬み合いに
よつて僅かに前進しながら、先端の自在継手32
を介して緊締力導入ネジ12を回転前進させる。
このとき、本体ケーシング1に設けた緊締軸17
と作動アーム5に設けた緊締力導入ネジ12と
は、弾圧支持対39によつて押圧力を受けながら
鋼球33を介して球面接触可能な自在継手32に
より屈曲自在に一体に回転する。前記緊締力導入
ネジ12の前進力は鋼球15に作用してこれを押
圧し、該鋼球15に接する調整ネジ11の先端面
と傾斜面を成すプツシユロツド9の後端面9′に
圧接し、後端面9′を滑動しながら移動させるた
め、プツシユロツド9は先端方向に前進して緊締
コマ7を軸受3に緊締し、作動アーム5を軸受3
と一体に固定させる。
この場合、緊締導入ネジ12のねじ込み量に対
する鋼球15とプツシユロツド9の傾斜後端面
9′との圧接移動調整は、調整ネジ11のねじ込
み調整によつて行うことができるので、緊締力導
入ネジ12の回転移動に対して緊締コマ7、プツ
シユロツド9の後端面9′、鋼球15等の加工精
度にバラツキがあつても、調整ネジ11の空洞部
10内への進退移動調整によつて、最適緊締位置
を設定することができるから、確実な緊締作動を
確保することができ、しかも緊締時には、緊締力
の反力によりプツシユロツド9の傾斜後端面9′
が鋼球15に斜めに圧接し、更に鋼球15の圧接
する緊締導入ネジ12及び調整ネジ11の各端面
に何等の回転力も及ぼさないから、緊締が緩む恐
れもない。
この状態において微動摘まみ21により微動軸
16を右又は左に回転させて前進又は後退させる
と、ガイドピン29に回転を阻止されている微動
内軸22はその内部の緊締軸17と共に同時に前
進又は後退する。
微動内軸22が前進するときには、これと一体
の緊締軸17の先端が自在継手32の鋼球33を
介して緊締力導入ネジ12と一体の作動アーム5
を押出すが、作動アーム5は上記のように軸受3
と一体に固定されているため、この作動アーム5
を反力壁として本体ケーシング1が中心軸2を中
心として微動回転する(図における時計方向)。
逆に、微動内軸22が後退するときには、これと
一体の緊締軸17が自在継手32を介して緊締力
導入ネジ12と一体の作動アーム5から離れよう
とするが、作動アーム5の他方の側面に弾圧接触
している弾圧支持体39が軸受3に固定された作
動アーム5を反力壁としてそのバネ40によつて
本体ケーシング1を第1図の右方向に押圧してい
るため、これによつて緊締軸17は本体ケーシン
グ1と共に作動アーム5側に引き戻され、この結
果本体ケーシング1は図における反時計方向に微
動回転する。
このようにして微動摘まみ21の左右回転操作
により、本体ケーシング1を左右に微動回転さ
せ、これに取付けた望遠鏡を目標方向に正確に視
準させることができる。
この場合において、微動摘まみ21が緊締摘ま
み31よりも外形が大きく形成されているため、
微妙な微動調整も容易に行うことができ、しかも
微動軸16の回転時において緊締軸17はガイド
ピン29により回転が阻止されているので、作動
アーム5の緊締が解除することなく確実に微動操
作を行うことができる。
なお、この考案の緊締力導入ネジ12は、従来
のように緊締軸の中心に雌ネジ孔を設け、この雌
ネジ孔に微動ネジをねじ込んでなる微動装置にお
ける緊締軸に自在継手を介して連結してもよい。
「考案の効果」 以上の通り、本考案に係る測量機械の微動装置
における緊締装置によれば、作動アーム5にその
軸方向に進退自在に設けたプツシユロツド9の前
進により緊締コマ7を介して前記作動アーム5の
基部を緊締する測量機械の微動装置における緊締
装置において、前記作動アーム5の先端に前記プ
ツシユロツド9の後端が突出する方向に開口部を
有する空胴部10を設け、該空洞部10の開口部
に調整ネジ11をねじ込むと共に、前記空洞部1
0に前記作動アーム5の側面にねじ込んだ緊締力
導入ネジ12の先端を突出可能に設ける一方、前
記プツシユロツド9の後端面9′に前記緊締力導
入ネジ12の先端面及び調整ネジ11の先端面に
対して斜めに相対する傾斜面を設け、前記プツシ
ユロツドの後端面9′と調整ネジ11の先端面及
び緊締力導入ネジ12の先端面に囲まれる前記空
胴部10内に前記各端面に接して鋼球15を配置
した構成を有するから、緊締に伴う緊締力導入ネ
ジ12の前進力は鋼球15に滑らかに作用してこ
れを押圧し、該鋼球15に接する調整ネジ11の
先端面と傾斜面を成すプツシユロツド9の後端面
9′を滑らか且つ強力に押圧して、作動アーム5
を固定させることとなり、この場合、プツシユロ
ツド9の傾斜した後端面9′が鋼球15に斜めに
圧接し、鋼球15が調整ネジ11の先端面及び緊
締力導入ネジ12の先端面に圧接して安定するか
ら、プツシユロツド9からの反力を受けても調整
ネジ11及び緊締力導入ネジ12の締付け力が緩
むことはなく、従つて、円滑で確実な緊締作用が
得られる効果がある。
また、緊締導入ネジ12のねじ込み量に対する
鋼球15とプツシユロツド9の後端面9′との圧
接調整は、調整ネジ11のねじ込み調整によつて
行うことができるので、緊締力導入ネジ12の回
転移動に対して緊締コマ7、プツシユロツド9の
後端面9′、鋼球15等の加工精度にバラツキが
あつても、調整ネジ11の空洞部10内への進退
移動調整によつて、最適緊締状態に設定すること
ができ、従つて、確実な緊締作動を確保すること
ができる効果があると共に、プツシユロツド9の
後端面9′及び鋼球15等の精度に多少の誤差が
あつても安定した確実な緊締ができることから、
緊締力導入ネジ12及び調整ネジ11並びに鋼球
15等の加工が容易で安価にでき、これらの組立
も簡単であるので、製造コストを低減する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例の要部を示す部分縦断平
面図である。 1……本体ケーシング、5……作動アーム、7
……緊締コマ、9……プツシユロツド、9′……
プツシユロツドの後端面、10……空胴部、11
……調整ネジ、12……緊締力導入ネジ、15…
…鋼球、16……微動軸、17……緊締軸、32
……自在継手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作動アーム5にその軸方向に進退自在に設けた
    プツシユロツド9の前進により緊締コマ7を介し
    て前記作動アーム5の基部を緊締する測量機械の
    微動装置における緊締装置において、前記作動ア
    ーム5の先端に前記プツシユロツド9の後端が突
    出する方向に開口部を有する空胴部10を設け、
    該空洞部10の開口部に調整ネジ11をねじ込む
    と共に、前記空洞部10に前記作動アーム5の側
    面にねじ込んだ緊締力導入ネジ12の先端を突出
    可能に設ける一方、前記プツシユロツド9の後端
    面9′に前記緊締力導入ネジ12の先端面及び調
    整ネジ11の先端面に対して斜めに相対する傾斜
    面を設け、前記プツシユロツドの後端面9′と調
    整ネジ11の先端面及び緊締力導入ネジ12の先
    端面に囲まれる前記空胴部10内に前記各端面に
    接して鋼球15を配置したことを特徴とする測量
    機械の微動装置における緊締装置。
JP11078684U 1984-07-20 1984-07-20 測量機械の微動装置における緊締装置 Granted JPS6126113U (ja)

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JPS6126113U JPS6126113U (ja) 1986-02-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824098B2 (ja) * 1978-06-02 1983-05-19 三栄化学工業株式会社 水溶性ココアの製法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769026U (ja) * 1980-10-13 1982-04-26
JPS5824098U (ja) * 1981-08-07 1983-02-15 株式会社トプコン 回転軸微動装置

Patent Citations (1)

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JPS5824098B2 (ja) * 1978-06-02 1983-05-19 三栄化学工業株式会社 水溶性ココアの製法

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JPS6126113U (ja) 1986-02-17

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