JPH0134152Y2 - - Google Patents
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- JPH0134152Y2 JPH0134152Y2 JP12655181U JP12655181U JPH0134152Y2 JP H0134152 Y2 JPH0134152 Y2 JP H0134152Y2 JP 12655181 U JP12655181 U JP 12655181U JP 12655181 U JP12655181 U JP 12655181U JP H0134152 Y2 JPH0134152 Y2 JP H0134152Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tensioning
- rotating shaft
- shaft
- fine adjustment
- rotation
- Prior art date
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- 230000003213 activating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、回転軸(もしくは回転軸)を微小
回動する回転軸微動装置に関し、さらに詳しくは
視準望遠鏡や測距手段を水平軸および/または垂
直軸回わりに回動し、測角および/または測距す
るトランシツトや光波測距測角儀等の測量機の前
記水平軸、垂直軸まわりの微小回動用の回転軸微
動装置に係るものである。
回動する回転軸微動装置に関し、さらに詳しくは
視準望遠鏡や測距手段を水平軸および/または垂
直軸回わりに回動し、測角および/または測距す
るトランシツトや光波測距測角儀等の測量機の前
記水平軸、垂直軸まわりの微小回動用の回転軸微
動装置に係るものである。
従来の測量機用の回転軸微動装置は、回転軸に
緊定枠を緊定する緊定手段と緊定枠の腕部にその
長手方向に沿つて配置し、この緊定手段の緊定ツ
マミを回転し締め付けることにより、緊定枠を回
転軸に緊定する。そして、この緊定枠の腕部の側
面をマイクロネジをもつ回転軸微動手段を回動前
進させて押しつけることにより緊定枠を回動さ
せ、もつて回転軸を微小回動させるものであつ
た。この従来の回転軸微動装置では、測量機筐体
外部に露出する緊定ツマミが緊定枠と一緒に回動
するため、筐体側にスロツト穴を形成し、この穴
に緊定ツマミを通す必要があり、ゴミやホコリを
極端にきらう光学精密機器である測量機において
は、防塵上大きな欠点があつた。
緊定枠を緊定する緊定手段と緊定枠の腕部にその
長手方向に沿つて配置し、この緊定手段の緊定ツ
マミを回転し締め付けることにより、緊定枠を回
転軸に緊定する。そして、この緊定枠の腕部の側
面をマイクロネジをもつ回転軸微動手段を回動前
進させて押しつけることにより緊定枠を回動さ
せ、もつて回転軸を微小回動させるものであつ
た。この従来の回転軸微動装置では、測量機筐体
外部に露出する緊定ツマミが緊定枠と一緒に回動
するため、筐体側にスロツト穴を形成し、この穴
に緊定ツマミを通す必要があり、ゴミやホコリを
極端にきらう光学精密機器である測量機において
は、防塵上大きな欠点があつた。
この欠点を解決する方法として、第1図に示す
ように緊定枠1の腕部2に組込まれた緊定駒3
を、回転軸4に圧接させる緊定ネジ5と緊定ツマ
ミ6とをユニバーサルジヨイント7で連結した微
動装置が提案されている。しかしながら、この装
置においても緊定ツマミ6と微動装置である微動
ネジ軸8の微動ツマミ9とは別々の位置に配置さ
れているため、測量技術上必然的に視準望遠鏡等
や分度目盛盤の回転および緊定、さらにこれらの
微小回動を多数回行なうトランシツトや光波測
距、測角儀においては操作上極めて不便なもので
あつた。
ように緊定枠1の腕部2に組込まれた緊定駒3
を、回転軸4に圧接させる緊定ネジ5と緊定ツマ
ミ6とをユニバーサルジヨイント7で連結した微
動装置が提案されている。しかしながら、この装
置においても緊定ツマミ6と微動装置である微動
ネジ軸8の微動ツマミ9とは別々の位置に配置さ
れているため、測量技術上必然的に視準望遠鏡等
や分度目盛盤の回転および緊定、さらにこれらの
微小回動を多数回行なうトランシツトや光波測
距、測角儀においては操作上極めて不便なもので
あつた。
また、微動ネジ軸8が緊定枠腕部2と係合する
点、すなわち押ピン22が腕部2を押しつける点
の外方で緊定ネジ5とユニバーサルジヨイント7
を介して緊定ツマミ6が連結されている。そのた
め、緊定枠1が回動しても測量機筐体10に固設
された緊定ツマミ6は緊定枠1の回動の干渉を受
けないが、ただユニバーサルジヨイント7の自由
度には、おのずから限界がある。それゆえに、微
動ネジ軸8の作動による緊定枠1の回動量もおの
ずと限定され、極めて微小な範囲しか回動出来な
いという欠点があつた。
点、すなわち押ピン22が腕部2を押しつける点
の外方で緊定ネジ5とユニバーサルジヨイント7
を介して緊定ツマミ6が連結されている。そのた
め、緊定枠1が回動しても測量機筐体10に固設
された緊定ツマミ6は緊定枠1の回動の干渉を受
けないが、ただユニバーサルジヨイント7の自由
度には、おのずから限界がある。それゆえに、微
動ネジ軸8の作動による緊定枠1の回動量もおの
ずと限定され、極めて微小な範囲しか回動出来な
いという欠点があつた。
この考案は、従来の回転軸微動装置の上記欠点
を解決するためになされたもので、緊定枠を回転
軸に圧接して固定する圧接手段と、この圧接手段
を作動させ緊定枠を回転軸に緊定する緊定手段
と、この緊定手段を駆動させる緊定操作手段と、
回転軸に緊定された緊定枠を回転軸の軸回わりに
微小回動させる微動手段とを有し、緊定手段は圧
接手段とユニバーサルジヨイントで連結され、さ
らに緊定操作手段および緊定手段はそれぞれの軸
が交差して係合され、かつ緊定操作手段に形成さ
れた中空軸内に微動手段が挿通された回転軸微動
装置とすることにより従来の微動装置に比して操
作性のすぐれた回転軸微動装置を提供するもので
ある。
を解決するためになされたもので、緊定枠を回転
軸に圧接して固定する圧接手段と、この圧接手段
を作動させ緊定枠を回転軸に緊定する緊定手段
と、この緊定手段を駆動させる緊定操作手段と、
回転軸に緊定された緊定枠を回転軸の軸回わりに
微小回動させる微動手段とを有し、緊定手段は圧
接手段とユニバーサルジヨイントで連結され、さ
らに緊定操作手段および緊定手段はそれぞれの軸
が交差して係合され、かつ緊定操作手段に形成さ
れた中空軸内に微動手段が挿通された回転軸微動
装置とすることにより従来の微動装置に比して操
作性のすぐれた回転軸微動装置を提供するもので
ある。
さらに圧接手段とユニバーサルジヨイントとの
係合点から回転軸の軸中心までの距離lよりも、
微動手段と緊定枠腕部との係合点から回転軸の軸
中心までの距離Lを大きく(L>l)することに
より、従来の回転軸微動装置より微動可能範囲を
大きく出来る回転軸微動装置を提供するものであ
る。
係合点から回転軸の軸中心までの距離lよりも、
微動手段と緊定枠腕部との係合点から回転軸の軸
中心までの距離Lを大きく(L>l)することに
より、従来の回転軸微動装置より微動可能範囲を
大きく出来る回転軸微動装置を提供するものであ
る。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第2図は、この考案の回転軸微動装置の第1実
施例を示す図である。回転軸4には、腕部2を有
する緊定枠1が回動自在に嵌入されている。緊定
枠1には、切欠部1aが形成されており、この切
欠部1a内には、回転軸4の軸中心Oの方向に移
動可能に緊定駒3が嵌装されている。
施例を示す図である。回転軸4には、腕部2を有
する緊定枠1が回動自在に嵌入されている。緊定
枠1には、切欠部1aが形成されており、この切
欠部1a内には、回転軸4の軸中心Oの方向に移
動可能に緊定駒3が嵌装されている。
また、緊定枠1には、先端に半球形突出部5a
を有する緊定ネジ5が螺合されており、この突出
部5aは緊定駒3に当接可能になつている。
を有する緊定ネジ5が螺合されており、この突出
部5aは緊定駒3に当接可能になつている。
また、緊定枠1の腕部2の長手方向と平行にカ
サ歯車11を一端に有する緊定部材12が測量機
筐体10に形成された軸受13に回動自在に軸支
されている。そして緊定ネジ5と、この緊定部材
12とは、ユニバーサルジヨイント7で連結され
ている。他方、緊定部材12のカサ歯車11は、
筐体10に螺着された軸受15内に回動自在に軸
支された緊定操作軸16の先端部に形成されたカ
サ歯車部17と螺合している。緊定操作軸16の
他端には陥凹部18aを有する緊定ツマミ18が
螺着されている。
サ歯車11を一端に有する緊定部材12が測量機
筐体10に形成された軸受13に回動自在に軸支
されている。そして緊定ネジ5と、この緊定部材
12とは、ユニバーサルジヨイント7で連結され
ている。他方、緊定部材12のカサ歯車11は、
筐体10に螺着された軸受15内に回動自在に軸
支された緊定操作軸16の先端部に形成されたカ
サ歯車部17と螺合している。緊定操作軸16の
他端には陥凹部18aを有する緊定ツマミ18が
螺着されている。
また、緊定操作軸16の軸方向にはマイクロ雌
ネジ部19が形成されており、この雌ネジ部19
にはマイクロ雄ネジ20を有する微動ネジ軸8が
螺合している。この微動ネジ軸8の一端には、微
動ツマミ9が固着されており、また他端には軸方
向に陥凹穴21が形成されており、この陥凹穴2
1の底部には押ピン22が遊挿されている。この
押ピン22は緊定枠1の腕部2の突出部2aの先
端面に形成された陥凹部23に当接している。
ネジ部19が形成されており、この雌ネジ部19
にはマイクロ雄ネジ20を有する微動ネジ軸8が
螺合している。この微動ネジ軸8の一端には、微
動ツマミ9が固着されており、また他端には軸方
向に陥凹穴21が形成されており、この陥凹穴2
1の底部には押ピン22が遊挿されている。この
押ピン22は緊定枠1の腕部2の突出部2aの先
端面に形成された陥凹部23に当接している。
一方、緊定枠1は、その腕部2に形成された突
出腕24の穴25にバネ26の一端が係合され、
そのバネ26の他端が筐体10に形成されたフラ
ンジ27の穴27aに係合され、常に時計回わり
に回転される方向に引張されている。
出腕24の穴25にバネ26の一端が係合され、
そのバネ26の他端が筐体10に形成されたフラ
ンジ27の穴27aに係合され、常に時計回わり
に回転される方向に引張されている。
まず、緊定ツマミ18を回動して緊定操作軸1
6を回動させると、緊定操作軸16のカサ歯車部
17により緊定部材12が回動され、ユニバーサ
ルジヨイント7を介して緊定ネジ5が回わされ
る。ネジ込方向に回わされると、緊定ネジ5が前
進し、緊定駒3を回転軸4に圧着させ、これによ
り緊定枠1を回転軸4に緊定する。次に、微動ツ
マミ9を右回転させると微動ネジ軸8がマイクロ
ネジにより前進させられ、その先端に遊挿された
押ピン22が緊定枠の腕部2を押付け、バネ26
の引張り張力に抗して腕部2を反時計回わりに回
転させるため、回転軸4は反時計回わりに微小回
転される。
6を回動させると、緊定操作軸16のカサ歯車部
17により緊定部材12が回動され、ユニバーサ
ルジヨイント7を介して緊定ネジ5が回わされ
る。ネジ込方向に回わされると、緊定ネジ5が前
進し、緊定駒3を回転軸4に圧着させ、これによ
り緊定枠1を回転軸4に緊定する。次に、微動ツ
マミ9を右回転させると微動ネジ軸8がマイクロ
ネジにより前進させられ、その先端に遊挿された
押ピン22が緊定枠の腕部2を押付け、バネ26
の引張り張力に抗して腕部2を反時計回わりに回
転させるため、回転軸4は反時計回わりに微小回
転される。
微動ツマミ9を左回転させるなら腕部2はバネ
26に引張され、時計回わりに回転され、もつて
回転軸4も時計回わりに回転する。
26に引張され、時計回わりに回転され、もつて
回転軸4も時計回わりに回転する。
ここで、筐体10に固定的に取り付けられてい
る緊定操作軸16及びこれによつて回動され、か
つ同様に筐体10に固定されている緊定部材12
は、微動ネジ軸8の回転により押され、回転する
緊定枠1に組込まれた緊定駒3用の緊定ネジ5と
ユニバーサルジヨイント7とで結合されている。
このため、前記緊定操作軸16および緊定部材1
2は、緊定作用の一部を司る圧接手段である緊定
駒3、緊定ネジ5の緊定枠1との同時回動に何ら
干渉されないので、回転軸4の微小回動が正確に
できるし、また、緊定操作によつては回転軸4を
回動させることがないので、視準点のずれや分度
指示のずれがない。
る緊定操作軸16及びこれによつて回動され、か
つ同様に筐体10に固定されている緊定部材12
は、微動ネジ軸8の回転により押され、回転する
緊定枠1に組込まれた緊定駒3用の緊定ネジ5と
ユニバーサルジヨイント7とで結合されている。
このため、前記緊定操作軸16および緊定部材1
2は、緊定作用の一部を司る圧接手段である緊定
駒3、緊定ネジ5の緊定枠1との同時回動に何ら
干渉されないので、回転軸4の微小回動が正確に
できるし、また、緊定操作によつては回転軸4を
回動させることがないので、視準点のずれや分度
指示のずれがない。
第3図は、この考案の回転軸微動装置の第2実
施例を示一部構成要素を省略して示す部分横断面
図である。
施例を示一部構成要素を省略して示す部分横断面
図である。
第1実施例の構成要素と同一ないし、均等の構
成要素には同一の符号を附して説明を省略する。
緊定部材12にはピン30が軸方向と垂直な方向
に植設されている。このピン30は緊定操作軸1
6にその軸と直角な方向に植設された二股ピン3
1の股部に係合されている。そして緊定操作軸1
6の回動により、二股ピン31は回動し、これに
係合しているピン30が回動されユニバーサルジ
ヨイントを介して緊定ネジ5を回動させる。その
他の構成は図示しない微動手段も含め、第1実施
例と同様である。
成要素には同一の符号を附して説明を省略する。
緊定部材12にはピン30が軸方向と垂直な方向
に植設されている。このピン30は緊定操作軸1
6にその軸と直角な方向に植設された二股ピン3
1の股部に係合されている。そして緊定操作軸1
6の回動により、二股ピン31は回動し、これに
係合しているピン30が回動されユニバーサルジ
ヨイントを介して緊定ネジ5を回動させる。その
他の構成は図示しない微動手段も含め、第1実施
例と同様である。
第4図は、この考案の回転軸微動装置の第3実
施例を示す横断面図である。第1実施例と同一も
しくは均等の構成要素には同一の符号を附して説
明を省略する。この実施例は、前述の第1、、第
2実施例の緊定ネジ5のかわりに偏心カム42を
用いたものである。偏心カム42は、ユニバーサ
ルジヨイント7に連結され、緊定枠1に形成され
た軸受部40a,40bに軸41で回動自在に軸
支され、緊定駒3を回転軸4に圧接させるもので
ある。より好ましくは、図示するように緊定駒3
と偏心カム42の間に硬球43を介在させると、
緊定駒3の移動がさらに容易で確実となる。ま
た、緊定枠1の腕部2は公知の筐体10に固設さ
れた弾圧手段44により弾圧されている。
施例を示す横断面図である。第1実施例と同一も
しくは均等の構成要素には同一の符号を附して説
明を省略する。この実施例は、前述の第1、、第
2実施例の緊定ネジ5のかわりに偏心カム42を
用いたものである。偏心カム42は、ユニバーサ
ルジヨイント7に連結され、緊定枠1に形成され
た軸受部40a,40bに軸41で回動自在に軸
支され、緊定駒3を回転軸4に圧接させるもので
ある。より好ましくは、図示するように緊定駒3
と偏心カム42の間に硬球43を介在させると、
緊定駒3の移動がさらに容易で確実となる。ま
た、緊定枠1の腕部2は公知の筐体10に固設さ
れた弾圧手段44により弾圧されている。
さらに、以上説明した第1〜第3の実施例のす
べてにおいては回動軸の回動中心Oから緊定ネジ
5とユニバーサルジヨイント7との係合点すなわ
ち連結点までの距離をl、また回動中心Oから微
動ネジ軸8に遊挿された押ピン22の緊定枠1の
腕部2との係合点Pすなわち当接点までの距離を
L、ユニバーサルジヨイント7の両連結点間の距
離をmとするとき、L>lの関係になるように構
成している。このことを第1図の従来例にも適用
して模式的に表示したのが第5図Aである。ここ
でユニバーサルジヨイント7の最大振れ角をθと
するとP点を押ピン22で押したときの回転軸1
4の最大回動可能範囲は角度γである。
べてにおいては回動軸の回動中心Oから緊定ネジ
5とユニバーサルジヨイント7との係合点すなわ
ち連結点までの距離をl、また回動中心Oから微
動ネジ軸8に遊挿された押ピン22の緊定枠1の
腕部2との係合点Pすなわち当接点までの距離を
L、ユニバーサルジヨイント7の両連結点間の距
離をmとするとき、L>lの関係になるように構
成している。このことを第1図の従来例にも適用
して模式的に表示したのが第5図Aである。ここ
でユニバーサルジヨイント7の最大振れ角をθと
するとP点を押ピン22で押したときの回転軸1
4の最大回動可能範囲は角度γである。
一方、第5図Bに示すこの考案の回転軸微動装
置においては、ユニバーサルジヨイント7の振れ
角θを従来例と同じくとれるとすれば、そのとき
の回転軸4の回動可能範囲はγ′となり、γ<γ′で
あり、従来の回転軸微動装置に比して大きな微動
回動範囲をもつことができる。
置においては、ユニバーサルジヨイント7の振れ
角θを従来例と同じくとれるとすれば、そのとき
の回転軸4の回動可能範囲はγ′となり、γ<γ′で
あり、従来の回転軸微動装置に比して大きな微動
回動範囲をもつことができる。
また、第5図Cのように従来の装置と同じ回転
軸4の回動可能角γを得るには、ユニバーサルジ
ヨイント7の振れ角はθ′(θ>θ′)でよい。この
ことは、ユニバーサルジヨイントをむりなく回動
出来ることを意味しており、緊定操作がスムーズ
にできることと、緊定枠1の回動に対する微動手
段への干渉除去効果がより大きいことを意味して
いる。
軸4の回動可能角γを得るには、ユニバーサルジ
ヨイント7の振れ角はθ′(θ>θ′)でよい。この
ことは、ユニバーサルジヨイントをむりなく回動
出来ることを意味しており、緊定操作がスムーズ
にできることと、緊定枠1の回動に対する微動手
段への干渉除去効果がより大きいことを意味して
いる。
また、第5図Dに示すようにユニバーサルジヨ
イント7の振れ角を従来の装置のように角度θと
し、回転軸4の回動可能角を角度γとする場合
は、距離L及び距離mがそれぞれL′(L>L′),
m′(m>m′)であればよく、このことは回転軸微
動装置を小型化できることを意味している。
イント7の振れ角を従来の装置のように角度θと
し、回転軸4の回動可能角を角度γとする場合
は、距離L及び距離mがそれぞれL′(L>L′),
m′(m>m′)であればよく、このことは回転軸微
動装置を小型化できることを意味している。
以上、説明したようにこの考案によれば従来の
回転軸微動装置にくらべ操作性のすぐれた内軸微
動、外軸緊定の同軸形の回転軸微動装置を提供す
ることができる。
回転軸微動装置にくらべ操作性のすぐれた内軸微
動、外軸緊定の同軸形の回転軸微動装置を提供す
ることができる。
なお、この考案は測量機用の微動装置に限定さ
れるものでなく、広く例えば光学割出装置等、回
転軸を有し、それを微小回動するという共通の目
的を有する多種多分野の機器にも広く利用出来る
ことは言うまでもない。
れるものでなく、広く例えば光学割出装置等、回
転軸を有し、それを微小回動するという共通の目
的を有する多種多分野の機器にも広く利用出来る
ことは言うまでもない。
第1図は回転軸微動装置の従来例を示す部分横
断面図、第2図〜第4図はこの考案の回転軸微動
装置を示し、第2図は第一実施例を示す部分横断
面図、第3図は第二実施例の一部構成要素を省略
した部分横断面図、第4図は第三実施例を示す部
分横断面図、第5図A,B,C,Dは従来の回転
軸微動装置とこの考案の回転軸微動装置の作用効
果を比較するための模式図である。 1……緊定枠、2……緊定枠腕部、3……緊定
駒、4……回転軸、5……緊定ネジ、6,18…
…緊定ツマミ、7……ユニバーサルジヨイント、
8……微動ネジ軸、12……緊定部材、16……
緊定操作軸。
断面図、第2図〜第4図はこの考案の回転軸微動
装置を示し、第2図は第一実施例を示す部分横断
面図、第3図は第二実施例の一部構成要素を省略
した部分横断面図、第4図は第三実施例を示す部
分横断面図、第5図A,B,C,Dは従来の回転
軸微動装置とこの考案の回転軸微動装置の作用効
果を比較するための模式図である。 1……緊定枠、2……緊定枠腕部、3……緊定
駒、4……回転軸、5……緊定ネジ、6,18…
…緊定ツマミ、7……ユニバーサルジヨイント、
8……微動ネジ軸、12……緊定部材、16……
緊定操作軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 緊定枠を回転軸に圧接して固定する圧接手段
と、 該圧接手段を作動させ、前記緊定枠を前記回
転軸に緊定する緊定手段と、 前記緊定手段を駆動させる緊定操作手段と、 前記緊定枠を前記回転軸に軸回わりに回動さ
せ、該回転軸を微小回動させる微動手段とを有
し、 前記緊定手段は、前記圧接手段とユニバーサ
ルジヨイントで連結されており、また前記緊定
操作手段および前記緊定手段はそれぞれの軸が
交差して係合され、かつ該緊定操作手段に形成
された中空軸内を前記微動手段が挿通されたこ
とを特徴とする回転軸微動装置。 (2) 圧接手段は、緊定駒と、緊定手段の回転によ
り前記緊定駒を移動させる緊定ネジとからなる
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載の回転軸微動装置。 (3) 圧接手段は、緊定駒と、緊定手段の回転によ
り前記緊定駒を移動させる偏心カムとからなる
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載の回転軸微動装置。 (4) 圧接手段とユニバーサルジヨイントとの係合
点から回転軸の回動中心までの距離をl、微動
手段と緊定枠の腕部との係合点から前記回転軸
の回動中心までの距離をLとするとき、L>l
なることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項ないし第3項いずれか記載の回転軸微動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12655181U JPS5832496U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 回転軸微動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12655181U JPS5832496U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 回転軸微動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5832496U JPS5832496U (ja) | 1983-03-03 |
JPH0134152Y2 true JPH0134152Y2 (ja) | 1989-10-17 |
Family
ID=29920337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12655181U Granted JPS5832496U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 回転軸微動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832496U (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IN161236B (ja) * | 1983-11-09 | 1987-10-24 | Wesley Moffett Frank | |
NL8304182A (nl) * | 1983-12-06 | 1985-07-01 | Philips Nv | Gasanalyse-apparaat. |
JPS6144390A (ja) * | 1984-08-08 | 1986-03-04 | 新明和工業株式会社 | ピンホ−ル位置微調整装置 |
JPS6280915U (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-23 | ||
JPS62137923U (ja) * | 1986-02-25 | 1987-08-31 |
-
1981
- 1981-08-28 JP JP12655181U patent/JPS5832496U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5832496U (ja) | 1983-03-03 |
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