JPH0331066Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331066Y2 JPH0331066Y2 JP1983110884U JP11088483U JPH0331066Y2 JP H0331066 Y2 JPH0331066 Y2 JP H0331066Y2 JP 1983110884 U JP1983110884 U JP 1983110884U JP 11088483 U JP11088483 U JP 11088483U JP H0331066 Y2 JPH0331066 Y2 JP H0331066Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- winding
- cover
- current transformer
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 28
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002730 additional effect Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は変流器の構造に関し、特にコアとこれ
に通す1次線との絶縁構造に関する。
に通す1次線との絶縁構造に関する。
第1図は基板実装用の変流器の従来例を示し、
絶縁性筒状巻芯10の両端面に鍔11,12を有
するとともにこれら鍔11,12の下端には複数
個のピン端子2が植設された巻枠1の巻芯10に
巻線(2次線)3を施し、そのリード線をピン端
子2に接続し、I字状コア40を巻芯10の中央
孔に通し、U字状コア41を巻枠1を跨ぐように
してコア40に突き合わせ、両コア40,41を
金具5で固定した構造となつている。1次線6
は、コア40,41の窓部を通すか、コア41の
基部に巻き付けて数回通される。その際にコア4
1の基部の稜部に1次線6が触れてその絶縁被覆
が損なわれ、最悪の場合1次線6とコア41とが
短絡する。そのために従来コア41の基部に絶縁
テープを何層も巻き付けていた。しかしながらテ
ープ巻付け作業は能率が悪く、しかも十分な絶縁
性が得にくいという問題があつた。
絶縁性筒状巻芯10の両端面に鍔11,12を有
するとともにこれら鍔11,12の下端には複数
個のピン端子2が植設された巻枠1の巻芯10に
巻線(2次線)3を施し、そのリード線をピン端
子2に接続し、I字状コア40を巻芯10の中央
孔に通し、U字状コア41を巻枠1を跨ぐように
してコア40に突き合わせ、両コア40,41を
金具5で固定した構造となつている。1次線6
は、コア40,41の窓部を通すか、コア41の
基部に巻き付けて数回通される。その際にコア4
1の基部の稜部に1次線6が触れてその絶縁被覆
が損なわれ、最悪の場合1次線6とコア41とが
短絡する。そのために従来コア41の基部に絶縁
テープを何層も巻き付けていた。しかしながらテ
ープ巻付け作業は能率が悪く、しかも十分な絶縁
性が得にくいという問題があつた。
本考案はかかる問題を解決し組立作業性がよ
く、しかも絶縁性が良好な変流器を提供すること
を目的とする。
く、しかも絶縁性が良好な変流器を提供すること
を目的とする。
以下に本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
第2図および第3図を参照して、巻枠1は筒状
巻芯10とその両端面に設けた鍔11,12とか
らなる。両鍔11,12の下端面には対向辺に沿
つて間隔をもつて複数個のピン端子2,2′を植
設している。この下端面上には両端子2,2′の
間に巻芯10の軸と平行方向に長い複数個のスタ
ンドオフ用突出部13を設け、巻枠1を基板上に
固定できるようにしている。鍔11,12の外側
面にはU字状コア41(または第3図に鎖線で示
すL字状コア42,42′)とカバー7の脚部の
端部とが嵌入できる溝14,15が交叉して形成
されている。各溝14,15は鍔の縁部部分で幅
を広くされかつ深く形成された段付溝として形成
されている。
巻芯10とその両端面に設けた鍔11,12とか
らなる。両鍔11,12の下端面には対向辺に沿
つて間隔をもつて複数個のピン端子2,2′を植
設している。この下端面上には両端子2,2′の
間に巻芯10の軸と平行方向に長い複数個のスタ
ンドオフ用突出部13を設け、巻枠1を基板上に
固定できるようにしている。鍔11,12の外側
面にはU字状コア41(または第3図に鎖線で示
すL字状コア42,42′)とカバー7の脚部の
端部とが嵌入できる溝14,15が交叉して形成
されている。各溝14,15は鍔の縁部部分で幅
を広くされかつ深く形成された段付溝として形成
されている。
カバー7は絶縁材料からなり、横断面U形状の
樋状体を逆U形に曲げた形状を有するもので、巻
枠1に組み付けられた鍔11,12の端面から突
出したコア41の部分へ、その両側面と巻線10
に対向する内面を覆うように嵌合され得る寸法を
有し、その逆U形の脚部の長さ寸法は鍔11,1
2の端面からコアの巻線へ対向する内面迄の距離
より若干大きく選定されている。このカバー7に
より、コアと一次巻線とが絶縁される。
樋状体を逆U形に曲げた形状を有するもので、巻
枠1に組み付けられた鍔11,12の端面から突
出したコア41の部分へ、その両側面と巻線10
に対向する内面を覆うように嵌合され得る寸法を
有し、その逆U形の脚部の長さ寸法は鍔11,1
2の端面からコアの巻線へ対向する内面迄の距離
より若干大きく選定されている。このカバー7に
より、コアと一次巻線とが絶縁される。
この変流器の組立ては、先づ巻芯10に巻線
(2次巻線)3を施し、そのリード線を端子2に
接続し、カバー7を溝14(または第3図に2点
鎖線で示すように溝15)の幅広部にその脚部を
嵌入して巻枠1に取り付け、次にI字状コア40
またはL字状コア42を巻芯10の中央孔に通
し、コア41またはコア42′をカバー7と溝1
4または15に嵌入してコア40またはコア42
と突き合わせ、両コア40,41または42,4
2′を金具5で結合固定することによつて、簡単
に行なわれる。
(2次巻線)3を施し、そのリード線を端子2に
接続し、カバー7を溝14(または第3図に2点
鎖線で示すように溝15)の幅広部にその脚部を
嵌入して巻枠1に取り付け、次にI字状コア40
またはL字状コア42を巻芯10の中央孔に通
し、コア41またはコア42′をカバー7と溝1
4または15に嵌入してコア40またはコア42
と突き合わせ、両コア40,41または42,4
2′を金具5で結合固定することによつて、簡単
に行なわれる。
上記実施例から明かなように、本考案の変流器
は絶縁材料よりなる筒状巻芯の両端面に鍔を有す
る巻枠に巻線を施すとともにUI型コアまたはLL
型コアを組み付けてなる変流器において、前記コ
アの前記巻線に対向する内面および両側面を覆う
ように絶縁性カバーを前記コアに被せるととも
に、前記巻枠の鍔の外面に前記コアおよびカバー
を受容するように設けた溝に該コアとカバーとを
嵌合したことを特徴としたものであるから、コア
の1次線を貫通すべき窓部を限定する部分に絶縁
性カバーが取り付けられるのでコアの稜部により
1次線が傷つくことがなく、1次線とコアとの絶
縁距離が十分に確保でき、しかも、その絶縁カバ
ーは巻枠の鍔部に設けた溝にコアと共に嵌合する
ことによつて取付けられるので、組立作業が簡単
であり、また鍔部とコアとの間に絶縁体が挾持さ
れた構造となつているので2次線とコアとの絶縁
距離を従来より大きくできる利点がある。さら
に、コアが積層構造である場合1次線との接触な
どによるコアのめくれや変形を、この絶縁カバー
の存在によつて防止できるという附随的な効果も
ある。また鍔外側面にコアと絶縁カバーの嵌入溝
を縦横に設けたので、同じ巻枠を用いてコアを縦
横いずれの方向でも設置できる利点もある。
は絶縁材料よりなる筒状巻芯の両端面に鍔を有す
る巻枠に巻線を施すとともにUI型コアまたはLL
型コアを組み付けてなる変流器において、前記コ
アの前記巻線に対向する内面および両側面を覆う
ように絶縁性カバーを前記コアに被せるととも
に、前記巻枠の鍔の外面に前記コアおよびカバー
を受容するように設けた溝に該コアとカバーとを
嵌合したことを特徴としたものであるから、コア
の1次線を貫通すべき窓部を限定する部分に絶縁
性カバーが取り付けられるのでコアの稜部により
1次線が傷つくことがなく、1次線とコアとの絶
縁距離が十分に確保でき、しかも、その絶縁カバ
ーは巻枠の鍔部に設けた溝にコアと共に嵌合する
ことによつて取付けられるので、組立作業が簡単
であり、また鍔部とコアとの間に絶縁体が挾持さ
れた構造となつているので2次線とコアとの絶縁
距離を従来より大きくできる利点がある。さら
に、コアが積層構造である場合1次線との接触な
どによるコアのめくれや変形を、この絶縁カバー
の存在によつて防止できるという附随的な効果も
ある。また鍔外側面にコアと絶縁カバーの嵌入溝
を縦横に設けたので、同じ巻枠を用いてコアを縦
横いずれの方向でも設置できる利点もある。
第1図は従来の変流器の正面図、第2図は本考
案の一実施例を示す斜視図、第3図は同じくLL
型コアとともに示す分解斜視図である。 1……巻枠、11,12……鍔、13……突出
部、14,15……溝部、2,2′……ピン端子、
3……巻線(2次線)、40……I字状コア、4
1……U字状コア、42,42′……L字状コア、
5……金具、6……1次線、7……カバー。
案の一実施例を示す斜視図、第3図は同じくLL
型コアとともに示す分解斜視図である。 1……巻枠、11,12……鍔、13……突出
部、14,15……溝部、2,2′……ピン端子、
3……巻線(2次線)、40……I字状コア、4
1……U字状コア、42,42′……L字状コア、
5……金具、6……1次線、7……カバー。
Claims (1)
- 絶縁材料よりなる筒状巻芯の両端面に鍔を有す
る巻枠に巻線を施すとともにUI型コアまたはLL
型コアを組み付けてなる変流器において、前記コ
アの前記巻線に対向する内面および両側面を覆う
ように絶縁性カバーを前記コアに被せるととも
に、前記巻枠の鍔の外面に前記コアおよびカバー
を受容するように設けた溝に該コアとカバーとを
嵌合したことを特徴とする変流器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11088483U JPS6020128U (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 変流器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11088483U JPS6020128U (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 変流器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6020128U JPS6020128U (ja) | 1985-02-12 |
JPH0331066Y2 true JPH0331066Y2 (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=30257698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11088483U Granted JPS6020128U (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 変流器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020128U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3508327A1 (de) * | 1985-03-06 | 1986-09-11 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Stromwandler mit einem rechteckigen eisenkern |
JP6131636B2 (ja) * | 2013-03-05 | 2017-05-24 | Tdk株式会社 | コイル装置 |
EP2853904A1 (en) * | 2013-09-30 | 2015-04-01 | LEM Intellectual Property SA | Clip-on current transducer or current transformer |
-
1983
- 1983-07-19 JP JP11088483U patent/JPS6020128U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6020128U (ja) | 1985-02-12 |
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