JPH0330743B2 - - Google Patents

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JPH0330743B2
JPH0330743B2 JP59261243A JP26124384A JPH0330743B2 JP H0330743 B2 JPH0330743 B2 JP H0330743B2 JP 59261243 A JP59261243 A JP 59261243A JP 26124384 A JP26124384 A JP 26124384A JP H0330743 B2 JPH0330743 B2 JP H0330743B2
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Japan
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transmission
belt
continuously variable
pulley
type continuously
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JP59261243A
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JPS60252866A (ja
Inventor
Mitsuhiko Okada
Kunio Morisawa
Michitaka Kagami
Nobuyuki Kato
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Priority to DE87117240T priority patent/DE3587586T2/de
Priority to DE8585106535T priority patent/DE3577593D1/de
Priority to EP85106535A priority patent/EP0163290B1/en
Priority to EP87117240A priority patent/EP0264970B1/en
Publication of JPS60252866A publication Critical patent/JPS60252866A/ja
Priority to US07/170,104 priority patent/US4784018A/en
Publication of JPH0330743B2 publication Critical patent/JPH0330743B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/037Gearboxes for accommodating differential gearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H2057/02039Gearboxes for particular applications
    • F16H2057/02043Gearboxes for particular applications for vehicle transmissions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等車両に搭載される変速機に
関する。更に詳しくは、ベルト式無段変速装置と
補助変速装置を備えた変速機に係る。 〔従来の技術〕 自動車等車両の変速機として、最近、ベルト式
無段変速装置と補助変速装置を備えた変速機が提
案されている。 ベルト式無段変速装置は、一方の回転軸と他方
の回転軸にそれぞれV字形断面の周溝を有する入
力プーリと出力プーリが配設されており、伝動ベ
ルトが入力プーリと出力プーリの周溝に巻き掛け
られて掛け渡されている。そして、入力プーリと
出力プーリのV字形断面の周溝の幅が相対的に変
えられることにより、一方の回転軸から他方の回
転軸に回転動力が無段階に変速されて、伝達され
るようになつている。 ベルト式無段変速装置は、一方向回転の変速の
みであり、逆転の変速すなわち、前後進の切換え
はできない構成となつている。このため、自動車
等車両の変速機として使用するためには、ベルト
式無段変速装置に付属して、前後進切換変速機構
を具備する補助変速装置が備えられる。 補助変速装置はベルト式無段変速装置の入力側
または出力側のいずれか一方側のプーリの回転軸
上に配置される。最近では、ベルト式無段変速装
置をコンパクトに構成できる点から、出力側に配
置される提案が多く見受けられる。なお、補助変
速装置には、前後進切換変速機構と共に、前進速
について2段程度の変速機構を併せて設けられる
ことが多い。このため、補助変速装置は、普通に
は、遊星歯車装置を用いて構成され、遊星歯車装
置にはクラツチ装置はブレーキ装置が備えられ
る。クラツチ装置やブレーキ装置は多くの場合摩
擦多板係合形式で構成され、油圧によつて作動さ
れるようになつている。 補助変速装置とベルト式無段変速装置との間に
は両装置を区切るために隔壁部材が配置されるこ
とがある。隔壁部材が配置される場合には、ベル
ト式無段変速装置のプーリの回転軸はこの隔壁部
材にベアリングを介して支承される。 なお、上記位置に配置された隔壁部材には、各
種油路が設けられる。例えば、補助変速装置の摩
擦多板係合形式で構成されるクラツチ装置に作動
油圧を供給する油路が設けれる。なお、隔壁部材
に設けられる油路と回転軸に設けられる油路の連
結部にはシール部材が設けられて、油路の密封が
図られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述のように、ベルト式無段変速装置と補助変
速装置を備えた変速機において、ベルト式無段変
速装置と補助変速装置との間に隔壁部材が配置さ
れ、この隔壁部材にプーリの回転軸を支承するベ
アリングば配設されると共に、補助変速装置に供
給される油圧の油路が設けられる場合、ベアリン
グの配置位置によつては、隔壁部材に設けられる
油路と回転軸に設けられる油路との油路連結部に
配設されるシール部材のシール性が悪いという問
題を生じたり、また、補助変速装置に設ける摩擦
多板係合形式のクラツチ装置が径方向に大きくな
るという問題を生じることがある。 例えば、プーリの回転軸を支承するベアリング
の配置位置が、隔壁部材に設けられる各種油路の
位置より補助変速装置側に位置するときには、隔
壁部材に設けられる油路と回転軸に設けられる油
路との油路連結部はベアリングの配置位置よりベ
ルト式無段変速装置側の位置となる。ベアリング
よりベルト式無段変速装置側の回転軸部分は伝動
ベルトの荷重によりプーリがたわみ変形する影響
を受けるため、上記油路連結部に配設されるシー
ル部材は早期摩耗を生じ、油路連結部のシール性
能が低下するという問題を生じる。 また、ベアリングが上記位置に配置されるとき
には、クラツチ装置への油路配置はベアリングの
配置位置の半径方向外方位置に配置され、更にク
ラツチ装置はそれより半径方向外方位置に配置さ
れることになるため、クラツチ装置は径方向に大
きくなるという問題を生じる。 而して、本発明が解決しようとする問題点は、
ベルト式無段変速装置と補助変速装置との間に隔
壁部材が配置され、この隔壁部材にプーリの回転
軸を支承するベアリングが配設されると共に、補
助変速装置に供給される油圧の油路が設けられる
場合であつても、油路連結部に配設されるシール
部材のシール性能の低下を防止すると共に、補助
変速装置に備えられるクラツチ装置を径方向に対
してコンパクトに構成することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、プーリの回転軸を直接支承するベア
リングの配置位置を隔壁部材に設けられる油路及
びシール部材の位置よりベルト式無段変速装置側
の位置とすることにより、上述の問題点の解決を
図るものである。 具体的には、本発明にかかるベルト式無段変速
装置と補助変速装置を備えた変速機は、次の手段
をとる。 すなわち、ベルト式無段変速装置のプーリの回
転軸上に油圧により作動される摩擦多板係合形式
のクラツチ装置を備えた補助変速装置が配設され
ており、プーリの回転軸はベルト式無段変速装置
と補助変速装置との間に位置する隔壁部材にベア
リングを介して支持されており、隔壁部材には補
助変速装置のクラツチ装置に油圧を供給する油路
が形成されていると共に、回転軸と隔壁部材との
間の油路連結部にはシール部材が設けられている
ベルト式無段変速装置と補助変速装置を備えた変
速機において、ベルト式無段変速装置のプーリの
回転軸を隔壁部材に支承するベアリングが回転軸
に直接接触しており、更にベアリングが隔壁部材
に設けられる油路及びシール部材の位置よりベル
ト式無段変速装置側に位置して配置されている手
段をとる。 〔作用〕 上述の手段によれば、ベアリングの配置位置
は、隔壁部材と回転軸との間の油路連結部の位置
よりベルト式無段変速装置側となつており、プー
リのたわみ変形はベアリングの支承位置より補助
変速装置側には殆ど影響を及ぼさないため、油路
連結部はプーリのたわみ変形の影響を受けない。 また、ベアリングの配置位置がベルト式無段変
速装置側に位置することにより、補助変速装置の
クラツチ装置への油路の配置を半径方向内方位置
に導くことができ、クラツチ装置の径をそれだけ
小さくすることができる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図ないし第3図は本発明による一実施例を
示す。 第1図は後述の第3図の変速機構成から補助変
速装置部分を抜き出して示す拡大断面図、第2図
はベルト式無段変速装置と補助変速装置とを備え
た変速機全体のスケルトン図、第3図は第2図に
示された変速機の詳細構造の断面図を示す。な
お、第3図では第2図に示されている減速用歯車
装置および差動歯車装置の図示は省略されてい
る。 この実施例の変速機は、第2図に示すように、
大別して、フルードカツプリング装置50、ベル
ト式無段変速装置100、補助変速装置200、
減速用歯車装置300、差動歯車装置350から
成つている。 これらの各装置は、変速機のケース部材内に装
備されている。ケース部材はフルードカツプリン
グケース部材10、主ケース部材12、カバー部
材14から成つている。 そして、これらの各ケース部材により各装置を
収容する室が形成されている。フルードカツプリ
ングケース部材10によりフルードカツプリング
装置室52が形成され、フルードカツプリング装
置50が配置されている。主ケース部材12とカ
バー部材14によりベルト式無段変速装置室10
2が形成され、ベルト式無段変速装置100が配
置されている。また、第2図で見て、主ケース部
材12の下方位置には主ケース部材12により補
助変速装置室202が形成され、補助変速装置2
00が配置されている。更に、第2図で見て、フ
ルードカツプリングケース部材10の下方位置に
は、フルードカツプリングケース部材10によ
り、デフ室302が形成され、減速用歯車装置3
00、差動歯車装置350が配置されている。 次に、各装置について説明する。 フルードカツプリング装置50 フルードカツプリング装置50は、フルードカ
ツプリング54と直結クラツチ60とから成つて
いる。フルードカツプリング54はポンプ羽根車
56とタービン羽根車58から成つており、ポン
プ羽根車56は不図示のエンジンクランクシヤフ
トに連結され、タービン羽根車58はベルト式無
段変速装置100の入力軸となる入力プーリ11
0の回転軸104に連結されている。フルードカ
ツプリング54は、周知の如く、流体(油)を介
して動力伝達を行うものであり、エンジンの回転
動力をベルト式無段変速装置100に伝達する。 直結クラツチ60は、その作動によりエンジン
の回転動力を入力プーリ110の回転軸104に
そのまま伝達する。動力伝達がフルードカツプリ
ング54を介して行われるときには、液体伝達で
あるため、すべりを生じ減速して伝達されるが、
直結クラツチ60によるときには、すべりがなく
そのまま伝達される。この直結クラツチ60は、
いわゆる燃料消費率を向上させるために備えられ
るものであり、普通には、高速走行時に作動され
るようになつている。 なお、第3図に示すように、オイルポンプ70
が、フルードカツプリング54の後方位置(第3
図で見て左方位置)に設けられている。オイルポ
ンプ70はポンプ羽根車56と一体の回転伝達部
材72により駆動され、油圧を発生させる。油圧
は後述のベルト式無段変速装置100の制御、お
よび補助変速装置200の制御に用いられる。 ベルト式無段変速装置100 ベルト式無段変速装置100は、入力プーリ1
10と出力プーリ150から成つている。入力プ
ーリ110は固定プーリ112と可動プーリ11
4とから成つている。固定プーリ112は回転軸
104と一体に形成されており、可動プーリ11
4はこの回転軸104に嵌合して取付けられてい
る。第1図に良く示されるように、回転軸104
と可動プーリ114とは、双方に形成された軸方
向溝117および118にボール120が係合し
て取付けられており、これにより、可動プーリ1
14は回転軸104に対し軸方向には移動可能で
あるが、回転方向には一体的となつている。 入力プーリ110の回転軸104は、両側の、
主ケース部材12の隔壁部材12aと、カバー部
材14に、ベアリング122,124を介して回
転可能に支承されている。 固定プーリ112と可動プーリ114との対向
プーリ面112a,114aは、断面V字形の周
溝116に形成されている。この周溝116に伝
動ベルト190が巻き掛けられる。なお、周溝1
16の幅は可動プーリ114の軸方向移動により
変えられ、伝動ベルト140が巻き掛けられる有
効径が変えられるようになつている。第3図にお
いて、入力プーリ110は、その中心線CLの上
下で有効径が異なつて図示されている。上半分の
図示状態が伝動ベルト190の最小の有効径状態
を示しており、下半分の図示状態が最大の有効径
状態を示している。 可動プーリ114は、背部の油圧シリンダ装置
130によつて軸方向移動が行われるようになつ
ている。第3図に示すように、油圧シリンダ装置
130は、第1の作動油室132と第2の作動油
室134を有している。第1の作動油室132は
可動プーリ114と第1の作動油室形成部材13
6により郭定されて形成されている。第2の作動
油室134はピストン138と第2の作動油室形
成部材140により郭定されて形成されている。
この第1の作動油室132および第2の作動油室
134に作動油圧を供給、排圧することにより可
動プーリ114が軸方向に移動される。第3図に
おいて、油圧シリンダ装置130の上半分の状態
が作動油圧が排圧された状態で、入力プーリ11
0を最小の有効径状態としている。下半分の状態
が最も作動油圧が供給された状態で、入力プーリ
110を最大の有効径状態としている。 作動油圧は、第1の作動油圧132から連通孔
142を経て第2の作動油室134に供給される
ようになつている。そして、第1の作動油室13
2と第2の作動油室134は同時に作動するよう
になつている。なお、このように、第1の作動油
室132と第2の作動油室134の2つの作動油
室を設けたのは、作動油圧の作動面積を多くとる
ためである。 なお、油圧シリンダ装置130の第1の作動油
室132および第2の作動油室134への作動油
圧の供給は、回転軸104に形成された油路10
8から行われる。また、油路108へは主ケース
部材12の隔壁部材12aに形成された油路40
0から供給されてくるようになつている。 出力プーリ150も、おおよそ入力プーリ11
0同様に構成されている。すなわち、固定プーリ
152と可動プーリ154から成つており、固定
プーリ152と一体の回転軸180に、可動プー
リ154が嵌合されて取付けられている。可動プ
ーリ154は、入力プーリ110の可動プーリ1
14の場合と同様に、軸方向溝156,158と
ボール160により、回転軸180に回転方向に
は一体であるが軸方向には移動可能に取付けられ
ている。なお、出力プーリ150の固定プーリ1
52と可動プーリ154の配置は、入力プーリ1
10の場合と左右逆になつている。これは、入力
プーリ110と出力プーリ150の各周溝11
6,166の幅が変えられたときにおける、伝動
ベルト190の位置状態を直線状態とするためで
ある。 出力プーリ150の回転軸180も、入力プー
リ110の場合と同様に、両側の、主ケース部材
12の隔壁部材12aと、カバー部材14に、ベ
アリング162,164を介して支承されてい
る。第3図で見て、回転軸180の右端部は、後
述の補助変速装置200および減速用歯車装置3
00の出力軸310から、抜取り可能にこれらの
装置とは分割して形成されている。 また、固定プーリ152と可動プーリ154と
の対向プーリ面152a,154aは、断面V字
形の周溝166に形成されており、この出力プー
リ150の周溝166と入力プーリ110の周溝
116に伝動ベルト190が巻き掛けられる。 出力プーリ150も、可動プーリ154の軸方
向移動により、伝動ベルト190が巻き掛けられ
る位置の有効径が変えられるようになつている。
第3図において、出力プーリ150の上半分の図
示状態が最小の有効径状態を示し、下半分の図示
状態は最大の有効径状態を示している。 可動プーリ154の背部には油圧シリンダ装置
170が設けられている。油圧シリンダ装置17
0には作動油室172を有している。作動油室1
72は可動プーリ154と作動油室形成部材17
4により郭定されて形成されている。作動油室1
72には作動油圧が供給されているが、入力プー
リ110の有効径の変化により出力プーリ150
の有効径が強制的に変えられ、この出力プーリ1
50の有効径の変化に応じて、この作動油室17
2の作動油圧は、供給、排出が行われるようにな
つている。 作動油室172への作動油圧の供給は、回転軸
180の軸心に設けられた油路182を通じて行
われ、油路182には、主ケース部材12の隔壁
部材12aに設けられた油路402を通じて供給
されるようになつている。 伝動ベルト190は、第3図に示すように、無
端キヤリア192と動力伝達ブロツク194とか
ら構成されている。無端キヤリア192は、薄層
の金属フープが複数個積層されて形成されてい
る。そして、このように形成された一対の無端キ
ヤリア192に、複数個の動力伝達ブロツク19
4が数珠繋ぎに互いに隣接して配設されて、伝動
ベルト190が構成されている。 ベルト式無段変速装置100は上述のように構
成されていることにより、伝動ベルト190を介
して入力プーリ110から出力プーリ150に動
力伝達が行われ、このとき、入力プーリ110の
有効径が変えられることにより、出力プーリ15
0には無段階に変速して伝達される。 補助変速装置200 補助変速装置200は、ベルト式無段変速装置
100の出力側に配設されており、ラビニオ型複
合遊星歯車装置210と、2個のブレーキ装置2
30,240と、1個のクラツチ装置250とか
ら成つている。 ブレーキ装置240とクラツチ装置250は、
周知の摩擦多板係合形式で構成されている。ブレ
ーキ装置230は、周知のブレーキバンド形式で
構成されている。 ラビニオ型複合遊星歯車装置210は、第1の
サンギヤ212および第2のサンギヤ214と、
第1のサンギヤ212に噛み合う第1のプラネタ
リギヤ216と、この第1のプラネタリギヤ21
6と第2のサンギヤ214に噛み合う第2のプラ
ネタリギヤ218と、第1のプラネタリギヤ21
6に噛み合うリングギヤ220と、第1のプラネ
タリギヤ216および第2のプラネタリギヤ21
8を回転可能に支持するキヤリヤ222の各要素
から成つている。 上述のラビニオ型複合遊星歯車装置210の各
要素と、2個のブレーキ装置230,240、お
よび1個のクラツチ装置250は、出力プーリ1
50の回転軸180と減速用歯車装置300の出
力軸310の間で、次のように連結されている。
第1のサンギヤ212はクラツチ装置250を介
して回転軸180と連結され、第2のサンギヤ2
14は回転軸180とスプライン嵌合により直接
連結されている。また、第1のサンギヤ212は
隔壁部材12aとの間にブレーキ装置230を備
えている。同様に、リングギヤ220は隔壁部材
12aとの間にブレーキ装置240を備えてい
る。そして、キヤリヤ222が出力部材として、
減速用歯車装置300の出力軸310にスプライ
ン嵌合により連結されている。 上述の連結構成により、補助変速装置200
は、2個のブレーキ装置230,240と、1個
のクラツチ装置250の選択的作動により、前進
2段後進1段の変速段が得られる。 前進第1速 ブレーキ装置230を作動状態、ク
ラツチ装置250およびブレーキ装置240を
非作動状態とすることにより確立される。この
状態では、回転動力は第2のサンギヤ214か
ら入力され、この第2のサンギヤ214により
第1のプラネタリギヤ216および第2のプラ
ネタリギヤ218が回転させられ、ブレーキ装
置230により固定された第1のサンギヤ21
2上を遊星回転する公転回転が、キヤリヤ22
2から減速して出力軸310に取り出される。 前進第2速 クラツチ装置250を作動状態、ブ
レーキ装置230および240を非作動状態と
することにより確立される。この状態では、回
転動力は第1サンギヤ212および第2のサン
ギヤ214から同時に入力され、ラビニオ型複
合遊星歯車装置210は一体的回転状態とな
る。そのため、キヤリヤ222には入力回転が
そのまま取り出される。 後進 ブレーキ装置240を作動状態、クラツチ
装置250およびブレーキ装置230を非作動
状態とすることにより確立される。この状態で
は、回転動力は第2のサンギヤ214から入力
され、この第2のサンギヤにより第1のプラネ
タリギヤ216および第2のプラネタリギヤ2
18は回転させられ、ブレーキ装置240によ
り固定されたリングギヤ220の内歯上を遊星
回転する公転回転が、キヤリヤ222から逆回
転状態で、かつ減速して取り出される。 ところで、補助変速装置200の前部(第1図
で見て左方部)に配置されるクラツチ装置250
は、第1図に詳細に示されるように、摩擦多板係
合形式で形成されている。摩擦多板係合形式で形
成されるクラツチ装置250は、ハブ部材256
とドラム部材258との間に、周知のように、デ
イスクプレートと摩擦プレートとが複数枚組合わ
された摩擦係合部材252が、配設されている。
ハブ部材256は、その内方端において、回転軸
180にスプライン嵌合により回転方向には一体
であるが軸方向には摺動可能に取付けられてい
る。ドラム部材258はプレート部材260によ
り第1のサンギヤ212と連結されている。シリ
ンダ部材262にピストン254が嵌合されてお
り、シリンダ部材262により郭定される作動油
室264に作動油圧が供給されることにより、ピ
ストン254は作動され、摩擦係合部材252が
係合状態とされる。そして、この係合状態により
回転軸180と第1のサンギヤ212は回転連結
され、回転軸180の回転が第1のサンギヤ21
2に伝達される。 シリンダ部材262の半径方向内方位置には基
部262aが形成されており、このため、ピスト
ン254はシリンダ部材262の半径方向外方位
置に円環状に嵌合されている。これは、ピストン
254の受圧面積を小さくするためにとられた構
成である。ピストン254にはリターンスプリン
グ266が掛止されており、ピストン254を作
動状態から戻し作動する。 また、シリンダ部材262は、その半径方向内
方位置が断面コ字形に形成されて、隔壁部材12
aの突出部分12bにスラストベアリング268
を介して取付けられている。これにより、シリン
ダ部材262に生じるスラスト力は隔壁部材12
aの突出部分12bで受け持たせることができ、
その構成を簡単とすることができる。すなわち、
隔壁部材12aがないときには、シリンダ部材2
62のスラスト力は回転軸180で受ける構成と
しなければならす、スラストを受ける構成が必然
的に複雑となり、かつ困難となる。また、この場
合には、相対回転数が高いという不利もある。 また、作動油室264への作動油圧の供給は、
シリンダ部材262の半径方向内方位置の基部2
62aに形成された油路270を通じて行われる
ようになつており、この油路270には隔壁部材
12aに形成された油路410(破線で示してあ
る)を通じて供給されるようになつている。 上述したように、補助変速装置200とベルト
式無段変速装置100との間には、両装置20
0,100を区分する隔壁部材12aが配置され
ており、隔壁部材12aには、回転軸180を支
承するベアリング164が配設されていると共
に、クラツチ装置250へ作動油圧を供給する油
路410、および出力プーリ150の油圧シリン
ダ装置170へ制御油圧を供給する油路402が
設けられている。油路402は回転軸180に設
けられた油路182と連通されている。そして、
隔壁部材12aの油路402と回転軸180の油
路182との油路連結部420の両側位置にはO
リング等のシール部材430が配設されている。
このシール部材430により油路402と182
との油路連結部420の密封が図られている。 回転軸180を支承するベアリング164は、
第1図で見て、隔壁部材12aの左方部に配置さ
れており、隔壁部材12aに設けられる油路40
2および410よりも右方に配置されている。と
ころで、出力プーリ150には伝動ベルト190
による動力伝達時に荷重がかかり、たわみ変形を
生じる。このたわみ変形はベアリング164を支
持点として生じるものであり、ベアリング164
より補助変速装置200側にはたわみ変形の影響
は殆ど生じない。したがつて、出力プーリ150
の油圧シリンダ装置170に制御油圧を供給する
隔壁部材12aの油路402と回転軸180の油
路182との油路連結部420にも、たわみ変形
が及ぼされることがなく、連結部420の両側部
に配設されるシール部材430が早期疲労をきた
すことがない。このためシール部材430は良好
な状態が長期にわたつて維持され、シール性能が
低下することがない。 また、ベアリング164が左方位置に配置され
ることから、補助変速装置200のクラツチ装置
250に作動油圧を供給する油路410を半径方
向内方位置に設けることができ、クラツチ装置2
50を径方向にコンパクトに形成することができ
る。すなわち、ベアリング164が隔壁部材12
aの右方部に配設される場合には、このベアリン
グ164の半径方向外方位置に油路410が設け
られることになり、更に、この油路410の半径
方向外方にクラツチ装置250を設けることにな
るため、クラツチ装置250が径方向に大きくな
るという問題を生じる。 なお、上述した補助変速装置200は、ベルト
式無段変速装置100から後の動力伝達径路位置
に設けられているため、ベルト式無段変速装置1
00を小型とすることができる。すなわち、補助
変速装置200は、ベルト式無段変速装置100
より前の動力伝達径路位置に設けられることもあ
るが、この場合には、補助変速装置200でトル
ク増大が行われることから、ベルト式無段変速装
置100を大容量の大型に構成する必要が生じ
る。しかし、この実施例のように出力側に配置す
る場合には、トルク増大はベルト式無段変速装置
100の後で行われるため、ベルト式無段変速装
置100の容量は少なくて済み、小型とすること
ができる。 また、ベルト式無段変速装置100の前に補助
変速装置200が配設される場合には、ベルト式
無段変速装置100の伝動ベルト190は正逆両
回転するため、伝動ベルト190の使用が過酷と
なり、耐久性が低下することがある。しかし、こ
の実施例の場合には、前後進の切換えはベルト式
無段変速装置100の後で行われるため、伝動ベ
ルト190の回転は常に同一回転方向となり、伝
動ベルト190の耐久性を向上させることができ
る。 以上、この実施例では、補助変速装置200を
ベルト式無段変速装置100の出力側に設けた場
合について説明したが、勿論、ベルト式無段変速
装置100の入力側に配置した場合であつてもよ
い。 減速用歯車装置300 減速用歯車装置300は、出力軸310に設け
られたギヤ312が、中間軸320の第1のギヤ
322と噛合つており、中間軸320の第2のギ
ヤ324が最終減速ギヤ330と噛合つて構成さ
れている。これらの各ギヤの噛合いは減速回転さ
せられる構成とされている。これにより、補助変
速装置200からの回転は、この減速用歯車装置
300により減速して差動歯車装置350に伝達
される。 差動歯車装置350 差動歯車装置350は、最終減速ギヤ330に
周知の構成で備えられている。すなわち、左右一
対のサイドギヤ352,354に、ピニオンシヤ
フト360に支持されたピニオン356,358
が噛合つており、回転動力はデフケース362か
らピニオンシヤフト360、ピニオン356,3
58を経て、サイドギア352,354に伝達さ
れ、サイドギヤ352,354から駆動軸37
0,372を経て不図示の車輪に伝達される。そ
して、左右車輪の差動回転は、ピニオン356,
358の回転により許容されるようになつてい
る。 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明によれば、回転軸
を隔壁部材に支承するベアリングが回転軸に直接
接触して、回転軸をベアリングで直接に支持する
ようになつている結果、他の部材を介在する場合
に較べて、シヤフトの傾き・軸間寸法の精度が向
上するので、伝動ベルトの耐久性や変速比のバラ
ツキの低減の向上を図ることができる。 また、ベアリングが隔壁部材に設けられる油路
及びシール部材の位置よりベルト式無段変速装置
側に位置して配置されていることにより、大きな
曲げ力が作用するプーリの支持スパンを極力短く
することができるので、ベルト式無段変速装置の
剛性が向上し、伝動ベルトの巻き掛り精度や伝動
ベルトの耐久性が格別に向上する。 また、ベアリングが隔壁部材に設けられるシー
ル部材の位置よりベルト式無段変速装置側に位置
して配置されている結果、プーリに作用する大き
な曲げ力による回転軸の撓みは、シール部材が設
けられた油路連結部では非常に少なくなり、シー
ル部材の耐久性が格段に向上することになる。 更に、補助変速装置のクラツチ装置に油圧を供
給する油路を、隔壁部材の半径方向内方位置に導
いて形成することができることから、クラツチ装
置を径方向に小さく構成することができ、変速機
の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示
し、第1図は第3図の変速機構成図から補助変速
装置部分を抜き出して示す拡大図、第2図は変速
機全体構成を示すスケルトン図、第3図は変速機
の詳細構造を示す断面図である。 符号の説明、12a……隔壁部材、100……
ベルト式無段変速装置、110……入力プーリ、
150……出力プーリ、164……ベアリング、
180……回転軸、182……油路、200……
補助変速装置、250……クラツチ装置、402
……油路、410……油路、420……油路連結
部、430……シール部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベルト式無段変速装置100のプーリ150
    の回転軸180上に油圧により作動される摩擦多
    板係合形式のクラツチ装置250を備えた補助変
    速装置200が配設されており、プーリ150の
    回転軸180はベルト式無段変速装置100と補
    助変速装置200との間に位置する隔壁部材12
    aにベアリング164を介して支持されており、
    隔壁部材12aには補助変速装置200のクラツ
    チ装置250に油圧を供給する油路410が形成
    されていると共に、回転軸180と隔壁部材12
    aとの間の油路連結部420にはシール部材43
    0が設けられているベルト式無段変速装置と補助
    変速装置を備えた変速機において、 ベルト式無段変速装置のプーリの回転軸180
    を隔壁部材12aに支承するベアリング164が
    回転軸に直接接触しており、更にベアリング16
    4が隔壁部材12aに設けられる油路410及び
    シール部材430の位置よりベルト式無段変速装
    置100側に位置して配置されていることを特徴
    とするベルト式無段変速装置と補助変速装置を備
    えた変速機。
JP26124384A 1984-05-28 1984-12-11 ベルト式無段変速装置と補助変速装置を備えた変速機 Granted JPS60252866A (ja)

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DE87117240T DE3587586T2 (de) 1984-05-28 1985-05-28 Getriebe-System.
DE8585106535T DE3577593D1 (de) 1984-05-28 1985-05-28 Stufenlos veraenderbares riemengetriebesystem.
EP85106535A EP0163290B1 (en) 1984-05-28 1985-05-28 Belt type continuously variable transmission system
EP87117240A EP0264970B1 (en) 1984-05-28 1985-05-28 Transmission system
US07/170,104 US4784018A (en) 1984-05-28 1988-03-07 Belt type continuously variable transmission system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57129955A (en) * 1981-02-04 1982-08-12 Aisin Warner Ltd Belt-type stepless automatic speed change gear

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