JPH041218B2 - - Google Patents

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JPH041218B2
JPH041218B2 JP25253184A JP25253184A JPH041218B2 JP H041218 B2 JPH041218 B2 JP H041218B2 JP 25253184 A JP25253184 A JP 25253184A JP 25253184 A JP25253184 A JP 25253184A JP H041218 B2 JPH041218 B2 JP H041218B2
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JP
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transmission
belt
continuously variable
type continuously
pulley
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JP25253184A
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JPS60252865A (ja
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Mitsuhiko Okada
Kunio Morisawa
Michitaka Kagami
Nobuyuki Kato
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to DE8585106535T priority patent/DE3577593D1/de
Priority to DE87117240T priority patent/DE3587586T2/de
Priority to EP87117240A priority patent/EP0264970B1/en
Priority to EP85106535A priority patent/EP0163290B1/en
Publication of JPS60252865A publication Critical patent/JPS60252865A/ja
Priority to US07/170,104 priority patent/US4784018A/en
Publication of JPH041218B2 publication Critical patent/JPH041218B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/037Gearboxes for accommodating differential gearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H2057/02039Gearboxes for particular applications
    • F16H2057/02043Gearboxes for particular applications for vehicle transmissions

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等車両に搭載される、ベルト
式無段変速装置と補助変速装置を備えた変速機に
関する。 〔従来の技術〕 自動車等車両の変速機として、最近、ベルト式
無段変速装置と補助変速装置を備えた変速機が提
案されている。 ベルト式無段変速装置は、一方の回転軸と他方
の回転軸にそれぞれV字形断面の周溝を有する入
力プーリと出力プーリが配設されており、伝動ベ
ルトが入力プーリと出力プーリの周溝に巻き掛け
られて掛け渡されている。そして、入力プーリと
出力プーリのV字形断面の周溝の幅が相対的に変
えられることにより、一方の回転軸から他方の回
転軸に回転動力が無段階に変速されて、伝達され
るようになつている。 ベルト式無段変速装置は、一方向回転の変速の
みであり、逆転の変速すなわち、前後進の切換え
はできない構成となつている。このため、自動車
等車両の変速機として使用するためには、ベルト
式無段変速装置に付属して、前後進切換変速機構
を具備する補助変速装置が備えられる。補助変速
装置はベルト式無段変速装置の入力側または出力
側のいずれか一方側に配置される。最近では、ベ
ルト式無段変速装置を小型に構成できる点から、
出力側に配置される提案が多く見受けられる。ま
た、補助変速装置には、前後進切換変速機構と共
に、前進速について2段程度の変速機構を併せて
設けられることが多い。このため、補助変速装置
は、多くの場合、遊星歯車装置を用いて構成さ
れ、遊星歯車装置にはクラツチ装置やブレーキ装
置が備えられる。 上述のように、変速機としてベルト式無段変速
装置と補助変速装置が設けられる場合、普通に
は、ベルト式無段変速装置と補助変速装置はケー
ス部材により形成される一つの室に一緒に収納さ
れて設置される。一緒に収納されることからベル
ト式無段変速装置と補助変速装置とは動力伝達連
結が一体的に連結されることが多い。また、ベル
ト式無段変速装置および補助変速装置と他の装置
との動力伝達連結も、同様に一体的に行なわれる
ことがある。すなわち、例えば、ベルト式無段変
速装置の出力プーリの回転軸に補助変速装置の構
成部品が一体的に取付けられており、ベルト式無
段変速装置と補助変速装置とは装置毎に分離する
ことが出来ない構成となつている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述したように、ベルト式無段変速装置と補助
変速装置との相互間および他の装置との間の動力
伝達連結が一体的に連結されており、装置毎に分
離できない連結とされていると、ベルト式無段変
速装置および補助変速装置のいずれか一方の装置
について交換、修理を行う場合でも、他の装置を
併せて分離、組立しなればならず、交換、修理作
業が大変であるという問題点がある。 而して、本発明が解決しようとする問題点は、
ベルト式無段変速装置と補助変速装置等を、各装
置毎に分離、組立てを行い得るようにして、交
換、修理作業を簡単に行うことができるようにす
ることにある。 〔問題点を解決するたの手段〕 本発明は、継手手段とベルト式無段変速装置と
補助変速装置及び差動歯車装置をそれぞれ個別の
独立した室に収納設置し、継手手段とベルト式無
段変速装置と補助変速装置及び差動歯車装置の相
互間の動力伝達連結を分離自在に連結するこによ
り、上記の問題の解決を図るものである。 具体的には、本発明にかかるベルト式無段変速
装置と補助変速装置を備えた変速機は、次の手段
をとる。 すなわち、第1の軸線上に配設された継手手段
と、この継手手段と同軸上に配設された入力プー
リと第2の軸線上に配設された出力プーリ間に伝
動ベルトが掛け渡されて入力プーリから出力プー
リに無段変速して伝達されるベルト式無段変速装
置と、このベルト式無段変速装置の入力プーリま
たは出力プーリのいずれか一方の軸線上に配設さ
れ少なくとも前後進切換変速機構を備えた補助変
速装置と、ベルト式無段変速装置の出力を駆動軸
に伝達するため第3の軸線上に配設された差動歯
車装置とを備え、継手手段と補助変速装置及び差
動歯車装置がベルト式無段変速装置の一方側に配
設されている変速機において、変速機のケース部
材には継手ケース部材と主ケース部材及びカバー
部材が設けられ、継手手段と差動歯車装置は、継
手ケース部材によりそれぞれ独立した室に形成さ
れた継手手段室及び差動歯車室に収納され、更に
ベルト式無段変速装置及び補助変速装置は、主ケ
ース部材によりそれぞれ独立した室に形成された
ベルト式無段変速装置室および補助変速装置室に
収納され、主ケース部材はカバー部材によつて他
方の側面が閉鎖されてなり継手手段とベルト式無
段変速装置と補助変速装置及び差動歯車装置の相
互間の動力伝達連結が分離自在に連結される手段
をとる。 〔作用〕 上記の手段によれば、継手手段とベルト式無段
変速装置と補助変速装置及び差動歯車装置は、そ
れぞれの動力伝達連結が分離自在とされて独立し
室の継手手段とベルト式無段変速装置室と補助変
速装置室及び差動歯車装置室に収納設置されるた
め、各々の装置は他の装置に影響を及ぼすことな
く、各装置毎に分解、組立て行うことができる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図および第2図は本発明による一実施例を
示す。 第1図はベルト式無段変速装置と補助変速装置
とを備えた変速機のスケルトン図を示す。第2図
は第1図に示された変速機の詳細構造の断面図を
示し、第2図aは上部部分の断面図、第2図bは
下部部分の断面図を示す。 この実施例は、第1図に示すように、大別し
て、フルードカツプリング装置(継手手段)5
0、ベルト式無段変速装置100、補助変速装置
200、減速用歯車装置300、差動歯車装置3
50から成つている。 これらの各装置は、変速機のケース部材内に装
備されている。ケース部材はフルードカツプリン
グケース部材(継手ケース部材)10、主ケース
部材12、カバー部材14から成つている。 そして、これらの各ケース部材により各装置を
収容する室が形成されている。フルードカツプリ
ングケース部材10によりフルードカツプリング
装置室52が形成され、フルードカツプリング装
置50が配置されている。主ケース部材12とカ
バー部材14によりベルト式無段変速装置室10
2が形成され、ベルト式無段変速装置100が配
置されている。また、第1図で見て、主ケース部
材12の下方位置には主ケース部材12により補
助変速装置室202が形成され、補助変速装置2
00が配置されている。更に、第1図で見て、フ
ルードカツプリングケース部材10の下方位置に
は、フルードカツプリングケース部材10により
デフ室302が形成され、減速用歯車装置30
0、差動歯車装置350が配置されている。 次に、各装置について説明する。 フルードカツプリング装置50 フルードカツプリング装置50は、フルードカ
ツプリング54と直結クラツチ60から成つてい
る。フルードカツプリング54はポンプ羽根車5
6とタービン羽根車58から成つており、ポンプ
羽根車56は不図示のエンジンクランクシヤフト
に連結され、タービン羽根車58はベルト式無段
変速装置100の入力軸となる入力プーリ110
の回転軸104に連結されている。フルードカツ
プリング54は、周知の如く、流体(油)を介し
て動力伝達を行うものであり、エンジンの回転動
力をベルト式無段変速装置100に伝達する。 直結クラツチ60は、その作動によりエンジン
の回転動力を入力プーリ110の回転軸104に
そのまま伝達する。動力伝達がフルードカツプリ
ング54を介して行われるときには、流体伝達で
あるため、すべりを生じ減速して伝達されるが、
直結クラツチ60によるときには、すべりがなく
そのまま伝達される。この直結クラツチ60は、
いわゆる燃料消費率を向上させるために備えられ
るものであり、普通には、高速走行時に作動され
るようになつている。 なお、第2図aに示すように、オイルポンプ7
0が、フードカツプリング54の後方位置(第2
図aで見て左方位置)に設けられている。オイル
ポンプ70はポンプ羽根車56と一体の回転伝達
部材72により駆動され、油圧を発生させる。油
圧は後述のベルト式無段変速装置100の制御、
および補助変速装置200の制御に用いられる。 以上説明したこの実施例のフルードカツプリグ
装置50は、フルードカツプリングケース部材1
0により形成された独立したフルードカツプリン
グ装置室(継手手段室)52に配置されており、
かつ、フルードカツプリング54のタービン羽根
車58と直結クラツチ60は、回転軸104にス
プライン嵌合により回転方向には一体であるが軸
方向には摺動可能に嵌合されているため、フルー
ドカツプリングケース部材10を不図示のエンジ
ンの取付状態から取り外すことにより、他のベル
ト式無段変速装置100の組立状態に何ら影響を
及ぼすことなく、単独でフルードカツプリグ装置
50を取り外して、交換、修理等を行うことがで
きる。 ベルト式無段変速装置100 ベルト式無段変速装置100は、入力プーリ1
00と出力プーリ150から成つている。入力プ
ーリ100は固定プーリ112と可動プーリ11
4とから成つている。固定プーリ112は回転軸
104と一体に形成されており、可動プーリ11
4はこの回転軸104に嵌合して取付けられてい
る。第2図aに良く示されるように、回転軸10
4と可動プーリ114とは、双方に形成された軸
方向溝117および118にボール120が係合
して取付けられており、これにより、可動プーリ
114は回転軸104に対し軸方向には移動可能
であるが、回転方向には一体的となつている。 入力プーリ110の回転軸104は、両側の、
主ケース部材12隔壁部材12aと、カバー部材
14に、ベアリング122,124を介して回転
可能に支承されている。 固定プーリ112と可動プーリ114との対向
プーリ面112a,114aは、断面V字形の周
溝116に形成されている。この周溝116に伝
動ベルト190が巻き掛けられる。なお、周溝1
16の幅は可動プーリ114の軸方向移動により
変えられ、伝動ベルト140が巻き掛けられる有
効径が変えられるようになつている。第2図aに
おいて、入力プーリ110は、その中心線CLの
上下で有効径が異なつて図示されている。上半分
の図示状態が伝動ベルト190の最小の有効径状
態を示しており、下半分の図示状態が最大の有効
径状態を示している。なお、可動プーリ114
は、背部の油圧シリンダ装置130によつて軸方
向移動が行われるようになつている。 出力プーリ150も、おおよそ入力プーリ11
0と同様に構成されている。すなわち、固定プー
リ152と可動プーリ154から成つており、固
定プーリ152と一体の回転軸180に、可動プ
ーリ154が嵌合されて取付けられている。可動
プーリ154は、入力プーリ110の可動プーリ
114の場合と同様に、軸方向溝156,158
とボール160により、回転軸180に回転方向
には一体であるが軸方向には移動可能に取付けら
れている。なお、出力プーリ150の固定プーリ
152と可動プーリ154の配置は、入力プーリ
110の場合と左右逆になつている。これは、入
力プーリ110と出力プーリ150の各周溝11
6、166の幅が変えられたときにおける、伝動
ベルト190の位置状態を直線状態とするためで
ある。 出力プーリ150の回転軸180も、入力プー
リ110の場合と同様に、両側の、主ケース部材
12の隔壁部材12aと、カバー部材14に、ベ
アリング162,164を介して支承されてい
る。第2図aで見て回転軸180の右端部は、後
述の補助変速装置200および減速用歯車装置3
00の出力軸310から、抜取り可能にこれらの
装置とは分割して形成されている。すなわち、分
離自在に形成されている。 また、固定プーリ152と可動プーリ154と
対向プーリ面152a,154aは、断面V字形
の周溝166に形成されており、この出力プーリ
150の周溝166と入力プーリ110の周溝1
16に伝動ベルト190が巻き掛けられる。そし
て、出力プーリ150も、可動プーリ154の軸
方向移動により、伝動ベルト190が巻き掛けら
れる位置の有効径が変えられるようになつてい
る。可動プーリ154の軸方向移動は、背部に設
けられた油圧シリンダ装置170によつて制御さ
れて行われるようになつている。なお、第2図a
において、出力プーリ150の上半分の図示状態
が最小の有効径状態を示し、下半分の図示状態は
最大の有効径状態を示している。 伝動ベルト190は、第2図aに示すように、
無端キヤリア192と動力伝達ブロツク194と
から構成されている。無端キヤリア192は、薄
層の金属フープが複数個積層されて形成されてい
る。そして、このように形成された一対の無端キ
ヤリア192に、複数個の動力伝達ブロツク19
4が数珠繋ぎに互いに隣接して配設されて、伝動
ベルト190が構成されている。 ベルト式無段変速装置100は上述のように構
成されていることにより、伝動ベルト190を介
して入力プーリ110から出力プーリ150に動
力伝達が行われ、このとき、入力プーリ110の
有効径が変えられることにより、出力プーリ15
0には無段階に変速して伝達される。 ところで、上述したベルト式無段変速装置10
0は、主ケース部材12とカバー部材14により
形成された独立したベルト式無段変速装置室10
2に配置されているため、カバー部材14を主ケ
ース部材12から取り外すことにより、他のフル
ードカツプリング装置50や、補助変速装置20
0の組立状態に何ら影響を及ぼすことなく、単独
でベルト式無段変速装置100を取り外して、交
換、修理等を行うことができる。すなわち、入力
プーリ110の回転軸104はフールドカツプリ
ング装置50まで延在しているが、フルードカツ
プリング装置50の連結部材とはスプライン嵌合
等により抜き取り可能(分離自在)に連結されて
おり、また、出力プーリ150の回転軸180も
後述の補助変速装置200まで延在しているが、
補助変速装置200の連結部材である第2のサン
ギヤ214とはスプライン嵌合により抜き取り可
能(分離自在)に連結されているため、ベルト式
無段変速装置100は他の装置に影響を及ぼすこ
となく、単独で分解、組立てを行うことができ
る。 また、上述した実施例のベルト式無段変速装置
100は、入力プーリ110および出力プーリ1
50ともに、それぞれ固定プーリ112,152
と一体の回転軸104,180が、その両側の、
主ケース部材12の隔壁部材12aと、カバー部
材14に直接に支承されているため、入力プーリ
110と出力プーリ150の支持精度を高めるこ
とができる。すなわち、従来は、一般に、回転軸
104,180の一端は直接に変速機のケース部
材にベアリングを介して支承されているが、他端
部には、ケース部材が設けられることなく補助変
速装置等の装置が配設されているため、他端はこ
れらの他の装置の部材を介して支承される。この
ため、入力プーリ110または出力プーリ150
の両端の支持間距離が長くなり剛性が低くなると
共に、他の部材を介して支承されていることか
ら、支持精度も悪くなつていた。しかし、この実
施例の場合には、入力プーリ110と出力プーリ
150はともに直接両側のケース部材で支持され
るため、従来のように他の部材を介して支持され
る場合に比べ、支持間距離が短くなり、剛性が高
くなる。 したがつて、入力プーリ110と出力プーリ1
50は所定の位置に精度良く配設され、動力伝達
時においても、伝動ベルト190の荷重により撓
むことが防止されるか、軽減されるため、配設位
置からずれを生じることが防止されるか、あるい
は減少される。その結果、伝動ベルト190は蛇
行することなく直線状態で回転移動が行われ、伝
動ベルト190の耐久性を向上させることができ
る。 すなわち、伝動ベルト190が蛇行して回転移
動するときには、無端キヤリア192を形成する
フープが左右に移動し、フープの端面が動力伝達
ブロツク194の当接部位である首部194aに
当接して、疲労を生じるため、耐久性が低下す
る。しかし、伝動ベルト190が直線状態で回転
移動するときには、無端キヤリア192のフープ
は左右に移動することがなく、そのため、フープ
端面が動力伝達ブロツク194の首部194aに
当接することなく、疲労が防止され、耐久性が向
上する。 補助変速装置200 補助変速装置200は、ベルト式無段変速装置
100の出力側に配設されており、ラビニオ型複
合遊星歯車装置210と、2個のブレーキ装置2
30,240と、1個のクラツチ装置250とか
ら成つている。 ラビニオ型複合遊星歯車装置210は、第1の
サンギヤ212および第2のサンギヤ214と、
第1のサンギヤ212に噛み合う第1のプラネタ
リギヤ216と、この第1のプラネタリギヤ21
6と第2のサンギヤ214に噛み合う第2のプラ
ネタリギヤ218と、第1のプラネタリギヤ21
6に噛み合うリングギヤ220と、第1のプラネ
タリギヤ216および第2のプラネタリギヤ21
8を回転可能に支持するキヤリヤ222の各要素
から成つている。 上述のラビニオ型複合遊星歯車装置210の各
要素と、2個のブレーキ装置230,240、お
よび1個のクラツチ装置250は、出力プーリ1
50の回転軸180と減速用歯車装置300の出
力軸310の間で、次のように連結されている。
第1のサンギヤ212はクラツチ装置250を介
して回転軸180と連結され、第2のサンギヤ2
14は回転軸180とスプライン嵌合により直接
連結されている。また、第1のサギヤ212は隔
壁部材12aとの間にブレーキ装置230を備え
ている。同様に、リングギヤ220は隔壁部材1
2aとの間にブレーキ装置240を備えている。
そして、キヤリヤ222が出力部材として、減速
用歯車装置300の出力軸310にスプライン嵌
合により連結されている。すなわち、キヤリヤ2
22と出力軸310とは分離自在に動力伝達連結
されている。 上述の連結構成により、補助変速装置200
は、2個のブレーキ装置230,240と、1個
のクラツチ装置250の選択的作動により、前進
2段後進1段の変速段が得られる。 前進第1速 ブレーキ装置230を作動状態、
クラツチ装置250およびブレーキ装置240を
非作動状態とすることにより確立される。この状
態では、回転動力は第2サンギヤ214から入力
され、この第2のサンギヤ214により第1のプ
ラネタリギヤ216および第2のプラネタギヤ2
18が回転させられ、ブレーキ装置230により
固定された第1のサンギヤ212上を遊星回転す
る公転回転、キヤリア222から減速して出力軸
310に取り出される。 前進第2速 クラツチ装置250を作動状態、
ブレーキ装置230および240非作動状態とす
ることにより確立される。この状態では、回転動
力は第1のサンギヤ212および第2のサンギヤ
214から同時に入力され、ラビニオ型複合遊星
歯車装置210は一体的回転状態となる。そのた
め、キヤリヤ222には入力回転がそのまま取り
出される。 後進 ブレーキ装置240を作動状態、クラツ
チ装置250およびブレーキ装置230を非作動
状態とすることにより確立される。この状態では
回転動力は第2のサンギヤ214から入力され、
この第2のサンギヤにより第1のプラネタリギヤ
216および第2のプラネタリギヤ218は回転
させられ、ブレーキ装置240により固定された
リングギヤ220の内歯上を遊星回転する公転回
転が、キヤリヤ222から逆回転状態で、かつ減
速して取り出される。 ところで、上述した補助変速装置200を収容
する補助変速装置202も、主ケース部材12の
隔型部材12aにより独立した室に形成されてい
るため、ベルト式無段変速装置100、フルード
カツプリング装置50や、減速用歯車装置300
等の装置の組立状態に影響を及ぼすことなく、交
換、修理等を行うことができる。すなわち、この
補助変速装置200の隣接する装置との動力伝達
連結は、先ず、ベルト式無段変速装置100の出
力プーリ150の回転軸180とは、第2のサン
ギヤ214がスプライン嵌合により分離自在に連
結されており、また、減速用歯車装置300の出
力軸310とはキヤリヤ222がスプライン嵌合
により分離自在に連結されているため、補助変速
装置200はこれら隣接する他の装置の組立て状
態に影響を与えることなく、単独で分解、組立て
を行うことができる。 また、上述した実施例の補助変速装置200
は、ベルト式無段変速装置100から後の動力伝
達径路位置に設けられているため、ベルト式無段
変速装置100を小型とすることができる。すな
わち、補助変速装置200は、ベルト式無段変速
装置100より前の動力伝達径路位置に設けられ
ることもあるが、この場合には、補助変速装置2
00でトルク増大が行われることから、ベルト式
無段変速装置100を大容量の大型に構成する必
要が生じる。しかし、この実施例の場合には、ト
ルク増大はベルト式無段変速装置100の後で行
われるため、ベルト式無段変速装置100の容量
は少なくて済み、小型とすることができる。 また、ベルト式無段変速装置100の前に補助
変速装置200が配設される場合には、ベルト式
無段変速装置100の伝動ベルト190は正逆回
転するため、伝動ベルト190の使用が苛酷とな
り、耐久性が低下することがある。しかし、この
実施例の場合には、前後進の切換えはベルト式無
段変速装置100の後で行われるため、伝動ベル
ト190の回転は常に同一回転方向となり、伝動
ベルト190の耐久性を向上させることができ
る。 以上、この実施例では、補助変速装置200を
ベルト式無段変速装置100の出力側に設けた場
合について説明したが、勿論、ベルト式無段変速
装置100の入力側に配置した場合であつてもよ
い。 なお、補助変速装置200を構成するクラツチ
装置250とブレーキ装置240は周知の摩擦多
板係合形式で構成されており、ブレーキ装置23
0は周知のブレーキバンド形成で構成されてい
る。 減速用歯車装置300 減速用歯車装置300は、出力軸310に設け
られたギヤ312が、中間軸320の第1のギヤ
322と噛合つており、中間軸320の第2のギ
ヤ324が最終減速ギヤ330と噛合つて構成さ
れている。これらの各ギヤの噛合いは減速回転さ
せられる構成とされている。これにより、補助変
速装置200からの回転は、この減速用歯車装置
300により減速して差動歯車装置350に伝達
される。 出力軸310、第2図bで見て、その左端部は
ラビニオ型複合遊星歯車装置210のキヤリヤ2
22の内方端とスプライン嵌合により連結され、
回転方向には一体であるが、軸方向には摺動可能
とされている。また、出力軸310の軸心部には
回転軸180の右端が嵌合していが、シールリン
グ308設けられ、この嵌合は回転方向にも摺動
可能な嵌合とされている。 なお、出力軸310の軸心部に設けられた油路
314は、潤滑用の油路である。 差動歯車装置350 差動歯車装置350は、最終減速ギヤ330に
周知の構成で備えられ、フルードカツプリングケ
ース部材10により形成された独立した差動歯車
装置室に配設されている。すなわち、左右一対の
サイドギヤ352,354に、ピニオンシヤフト
360に支持されたピニオン356,358が噛
合つており、回転動力はデフケース362から、
ピニオンシヤフト360、ピニオン356,35
8を経て、サイドギヤ352,354に伝達さ
れ、サイドギヤ352,354から駆動軸37
0,372を経て不図示の車輪に伝達される。そ
して、左右車輪の差動回転は、ピニオン356,
358の回転により許容されるようになつてい
る。 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明の変速機によれ
ば、継手手段とベルト式無段変速装置と補助変速
装置及び差動歯車装置の相互間の動力伝達連結が
分離自在に連結され、更に各々独立した室である
継手手段とベルト式無段変速装置室と補助変速装
置室及び差動歯車装置室に収納設置されているこ
とにより、各装置は他の装置に影響を及ぼすこと
なく、各装置毎に分解、組立てを行うことができ
るため、交換、修理にあたつては、交換、修理を
必要とする装置のみを対象として行うことがで
き、交換、修理作業を簡単に行うことができる。 また、本発明の変速機では、ベルト式無段変速
装置の一方側には継手手段と補助変速装置及び差
動車装置がまとめて配設され、ベルト式無段変速
装置の他方側には構造簡単なカバー部材が取付け
られていることにより、カバー部材を取り外すこ
とで、ベルト式無段変速装置の点検、修理を極め
て容易に行うことができる。 更に、本発明の変速機では、ベルト式無段変速
機装置の一方側に継手手段と補助変速装置及び差
動歯車装置が3軸上に配設されていることによ
り、変速機の軸方向の寸法を極めて短くすること
ができるようになつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す変速機のスケ
ルトン図、第2図はこの実施例の詳細構造を示
し、第2図aは第1図の上部部分の構成断面図、
第2図bは第1図の下部部分の構成断面図であ
る。 符号の説明、10……フルードカツプリングケ
ース部材(ケス部材)、12……主ケース部材
(ケース部材)、12a……主ケース部材の隔壁部
材(ケース部材)、14……カバー部材(ケース
部材)、100……ベルト式無段変速装置、10
2……ベルト式無段変速装置室、110……入力
プーリ、150……出力プーリ、190……伝動
ベルト、200……補助変速装置、202……補
助変速装置室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の軸線上に配設された継手手段と、この
    継手手段と同軸上に配設された入力プーリと第2
    の軸線上に配設された出力プーリ間に伝動ベルト
    が掛け渡されて入力プーリから出力プーリに無段
    変速して伝達されるベルト式無段変速装置と、こ
    のベルト式無段変速装置の入力プーリまたは出力
    プーリのいずれか一方の軸線上に配設され少なく
    とも前後進切換変速機構を備えた補助変速装置
    と、ベルト式無段変速装置の出力を駆動軸に伝達
    するため第3の軸線上に配設された差動歯車装置
    とを備え、継手手段と補助変速装置及び差動歯車
    装置がベルト式無段変速装置の一方側に配設され
    ている変速機において、 変速機のケース部材には継手ケース部材と主ケ
    ース部材及びカバー部材が設けられ、継手手段と
    差動歯車装置は、継手ケース部材によりそれぞれ
    独立した室に形成された継手手段室及び差動歯車
    室に収納され、更にベルト式無段変速装置及び補
    助変速装置は、主ケース部材によりそれぞれ独立
    した室に形成されたベルト式無段変速装置室およ
    び補助変速装置室に収納され、主ケース部材はカ
    バー部材によつて他方の側面が閉鎖されてなり、
    継手手段とベルト式無段変速装置と補助変速装置
    及び差動歯車装置の相互間の動力伝達連結が分離
    自在に連結されていることを特徴とするベルト式
    無段変速装置と補助変速装置を備えた変速機。
JP25253184A 1984-05-28 1984-11-29 ベルト式無段変速装置と補助変速装置を備えた変速機 Granted JPS60252865A (ja)

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DE87117240T DE3587586T2 (de) 1984-05-28 1985-05-28 Getriebe-System.
EP87117240A EP0264970B1 (en) 1984-05-28 1985-05-28 Transmission system
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