JPS61124762A - ベルト式無段変速機の制御油圧供給装置 - Google Patents
ベルト式無段変速機の制御油圧供給装置Info
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- JPS61124762A JPS61124762A JP24539484A JP24539484A JPS61124762A JP S61124762 A JPS61124762 A JP S61124762A JP 24539484 A JP24539484 A JP 24539484A JP 24539484 A JP24539484 A JP 24539484A JP S61124762 A JPS61124762 A JP S61124762A
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- oil passage
- rotating shaft
- continuously variable
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/021—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing
- F16H37/022—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing the toothed gearing having orbital motion
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動車等車両に用いられるベルト式無段変速
機の制御油圧供給装置に関する。
機の制御油圧供給装置に関する。
自動車等車両の変速機として、最近、ベルト式無段変速
機が提案されている。
機が提案されている。
ベルト式無段変速機は、一方の回転軸と他方の回転軸に
、V字形断面の周溝を有するプーリが設けられており、
このプーリに伝動ベルトが掛は渡されている。そして、
ブーりのV字形断面の細溝の幅が変えられることにより
、一方の回転軸から他方の回転軸に回転動力が無段階に
変速されて、伝達されるようになっている。
、V字形断面の周溝を有するプーリが設けられており、
このプーリに伝動ベルトが掛は渡されている。そして、
ブーりのV字形断面の細溝の幅が変えられることにより
、一方の回転軸から他方の回転軸に回転動力が無段階に
変速されて、伝達されるようになっている。
ベルト式無段変速機に用いられるプーリは固定プーリと
可動プーリとから成っている。固定プーリは回転軸と一
体に形成されており、可動プーリは回転軸に軸方向に移
動可能に嵌合して取付けられている。この可動プーリの
軸方向移動は可動プーリの背部に設けられる油圧シリン
ダ装置によって行われるようになっている。そして、こ
の油圧シリンダ装置の作動によってミ回動ブーりは軸方
向に作動し、これによって、可動プーリと固定プーリ間
の周溝の幅が変えられ、無段変速が行われる。
可動プーリとから成っている。固定プーリは回転軸と一
体に形成されており、可動プーリは回転軸に軸方向に移
動可能に嵌合して取付けられている。この可動プーリの
軸方向移動は可動プーリの背部に設けられる油圧シリン
ダ装置によって行われるようになっている。そして、こ
の油圧シリンダ装置の作動によってミ回動ブーりは軸方
向に作動し、これによって、可動プーリと固定プーリ間
の周溝の幅が変えられ、無段変速が行われる。
ところで、プーリに備えられる油圧シリンダ装置を制御
する制御油圧は、従来一般には、実開昭58−6714
9号公報に示されているように、回転軸に軸方向に設け
られた供給油路を通って油圧シリンダ装置に供給される
ようになっている。
する制御油圧は、従来一般には、実開昭58−6714
9号公報に示されているように、回転軸に軸方向に設け
られた供給油路を通って油圧シリンダ装置に供給される
ようになっている。
そして、この供給油路は一端が回転軸の軸端面に開口し
て設けられており、この開口部分から油圧源からの制御
油圧が取り入れられるようになっている。なお、供給油
路と油圧シリンダ装置との連通孔は、半径方向に設けら
れている。
て設けられており、この開口部分から油圧源からの制御
油圧が取り入れられるようになっている。なお、供給油
路と油圧シリンダ装置との連通孔は、半径方向に設けら
れている。
しかし、上述した従来の構造では、供給油路の一端が回
転軸の軸端面に開口して設けられているため、制御油圧
が供給油路を通る際、回転軸には制御油圧の供給方向に
スラスト力が働く、一般に制御油圧は比較的高圧である
ため、回転軸に生じるスラスト力は大きい、このため、
この大きなスラスト力によりプーリは予め定められた位
置からずれることがあり、ブーりがずれた場合には伝動
ベルトの回転に蛇行が生じ、伝動ベルトの耐久性が低下
するという問題を生じることがある。
転軸の軸端面に開口して設けられているため、制御油圧
が供給油路を通る際、回転軸には制御油圧の供給方向に
スラスト力が働く、一般に制御油圧は比較的高圧である
ため、回転軸に生じるスラスト力は大きい、このため、
この大きなスラスト力によりプーリは予め定められた位
置からずれることがあり、ブーりがずれた場合には伝動
ベルトの回転に蛇行が生じ、伝動ベルトの耐久性が低下
するという問題を生じることがある。
而して、本発明が解決しようとする問題点は、油圧シリ
ンダ装置へ供給する制御油圧の供給油路がプーリの回転
軸に設けられる場合であっても、スラスト力の発生を防
止し、これにより伝動ベルトの蛇行をなくし、伝動ベル
トの耐久性の向上を図ることにある。
ンダ装置へ供給する制御油圧の供給油路がプーリの回転
軸に設けられる場合であっても、スラスト力の発生を防
止し、これにより伝動ベルトの蛇行をなくし、伝動ベル
トの耐久性の向上を図ることにある。
本発明は、プーリの回転軸に設けられる供給油路の両端
を閉じた構成とし、制御油圧によりスラスト力の生じな
い構成とすことにより、上述の問題点の解決を図るもの
である。
を閉じた構成とし、制御油圧によりスラスト力の生じな
い構成とすことにより、上述の問題点の解決を図るもの
である。
具体的には、本発明にかかるベルト式無段変速機の制御
油圧供給装置は、上述したこの種のベルト式無段変速機
の制御油圧供給装置において、回転軸に軸方向に設けら
れる供給油路は、両端が回転軸内で閉じられて形成され
ており、油圧シリンダ装置への連通孔および油圧源から
の取入孔は回転軸に半径方向に設けられる手段をとる。
油圧供給装置は、上述したこの種のベルト式無段変速機
の制御油圧供給装置において、回転軸に軸方向に設けら
れる供給油路は、両端が回転軸内で閉じられて形成され
ており、油圧シリンダ装置への連通孔および油圧源から
の取入孔は回転軸に半径方向に設けられる手段をとる。
上述の手段によれば、プーリの回転軸に設けられる供給
油路は、その両端が閉じられて形成されていることから
、制御油圧が供給油路を通る際生じる両端方向へのスラ
スト力は相殺され、回転軸には制御油圧にもとづくスラ
スト力は生じない。
油路は、その両端が閉じられて形成されていることから
、制御油圧が供給油路を通る際生じる両端方向へのスラ
スト力は相殺され、回転軸には制御油圧にもとづくスラ
スト力は生じない。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明による一実施例を示す。
第2図は本実施例に係るベルト式無段変速機を用いた変
速機のスケルトン図を示す。第1図は第2図に示された
変速機を詳細に示す断面図である。
速機のスケルトン図を示す。第1図は第2図に示された
変速機を詳細に示す断面図である。
なお、第1図では第2図に示されている減速用歯車装置
および差動歯車装置の図示は省略されている。
および差動歯車装置の図示は省略されている。
この実施例は、第2図に朱すように、大別して、フルー
ドカップリング装置50、ベルト式無段変速機100、
前後進切換用遊星歯車装置200、減速用歯車装置30
0、差動歯車装置350から成っている。
ドカップリング装置50、ベルト式無段変速機100、
前後進切換用遊星歯車装置200、減速用歯車装置30
0、差動歯車装置350から成っている。
これらの各装置は、変速機のケース部材内に装備されて
いる。ケース部材はフルードカップリングケース部材1
0.主ケース部材12、カバ一部材14から成っている
。
いる。ケース部材はフルードカップリングケース部材1
0.主ケース部材12、カバ一部材14から成っている
。
そして、これらの各ケース部材により各装置を収容する
室が形成されている。フルードカップリングケース部材
10によりフルードカップリング装置室52が形成され
、フルードカップリング装置50が配置されている。主
ケース部材12とカバ一部材14によりベルト式無段変
速機室102が形成され、ベルト式無段変速機100が
配置されている。また、第2図で見て、主ケース部材1
2の下方位置には主ケース部材12により前後進切換用
遊星歯車装置室202が形成され、前後進切換用遊星歯
車装置200が配置されている。更に、第2図で見て、
フルードカップリングケース部材10の下方位置には、
フルードカップリングケース部材10によりデフ室30
2が形成され、減速用歯車装置300、差動歯車装置3
50が配置されている。
室が形成されている。フルードカップリングケース部材
10によりフルードカップリング装置室52が形成され
、フルードカップリング装置50が配置されている。主
ケース部材12とカバ一部材14によりベルト式無段変
速機室102が形成され、ベルト式無段変速機100が
配置されている。また、第2図で見て、主ケース部材1
2の下方位置には主ケース部材12により前後進切換用
遊星歯車装置室202が形成され、前後進切換用遊星歯
車装置200が配置されている。更に、第2図で見て、
フルードカップリングケース部材10の下方位置には、
フルードカップリングケース部材10によりデフ室30
2が形成され、減速用歯車装置300、差動歯車装置3
50が配置されている。
次に、各装置について説明する。
フルードカップリング装置50
フルードカップリング装置50は、フルードカップリン
グ54と直結クラッチ60とから成っている。フルード
カップリング54はポンプ羽根車56とタービン羽根車
58から成っており、ポンプ羽根車56は不図示のエン
ジンクランクシャフトに連結され、タービン羽根車58
はベルト式無段変速機100の入力軸となる人力プーリ
110の回転軸104に連結されている。フルードカッ
プリング54は、周知の如く、流体(油)を介して動力
伝達を行うものであり、エンジンの回転動力をベルト式
無段変速機100に伝達する。
グ54と直結クラッチ60とから成っている。フルード
カップリング54はポンプ羽根車56とタービン羽根車
58から成っており、ポンプ羽根車56は不図示のエン
ジンクランクシャフトに連結され、タービン羽根車58
はベルト式無段変速機100の入力軸となる人力プーリ
110の回転軸104に連結されている。フルードカッ
プリング54は、周知の如く、流体(油)を介して動力
伝達を行うものであり、エンジンの回転動力をベルト式
無段変速機100に伝達する。
直結クラッチ60は、その作動によりエンジンの回転動
力を入力プーリ110の回転軸104にそのまま伝達す
る。動力伝達がフルードカップリング54を介して行わ
れるときには、流体伝達であるため、すべりを生じ減速
して伝達されるが、直結クラッチ60によるときには、
すべりがなくそのまま伝達される。この直結クラッチ6
0は、いわゆる燃料消費率を向上させるために備えられ
るものであり、普通には、高速走行時に作動されるよう
になっている。
力を入力プーリ110の回転軸104にそのまま伝達す
る。動力伝達がフルードカップリング54を介して行わ
れるときには、流体伝達であるため、すべりを生じ減速
して伝達されるが、直結クラッチ60によるときには、
すべりがなくそのまま伝達される。この直結クラッチ6
0は、いわゆる燃料消費率を向上させるために備えられ
るものであり、普通には、高速走行時に作動されるよう
になっている。
なお、第1図に示すように、オイルポンプ70が、フル
ードカップリング54の後方位置(第1図で見て左方位
置)に設けられている。オイルポンプ70はポンプ羽根
車56と一体の回転伝達部材72により駆動され、油圧
を発生させる。油圧は後述のベルト式無段変速機100
の制御、および前後進切換用遊星歯車装置200の制御
に用いられる。
ードカップリング54の後方位置(第1図で見て左方位
置)に設けられている。オイルポンプ70はポンプ羽根
車56と一体の回転伝達部材72により駆動され、油圧
を発生させる。油圧は後述のベルト式無段変速機100
の制御、および前後進切換用遊星歯車装置200の制御
に用いられる。
ベルト式無段変速機100
ベルト式無段変速機100は、入力プーリ1.10と出
力プーリ150から成っている。入力プーリ110は固
定プーリ112と可動プーリ114とから成っている。
力プーリ150から成っている。入力プーリ110は固
定プーリ112と可動プーリ114とから成っている。
固定プーリ112は回転軸104と一体に形成されてお
り、更に、この回転軸104に可動プーリ114が嵌合
して取付けられている。第1図に良く示されるように、
回転軸104と可動プーリ114とは、双方に形成され
た軸方向溝117および118にボール120が係合し
て取付けられており、これにより、可動プーリ114は
回転軸104に対し軸方向には移動可能であるが、回転
方向には一体的となっている。
り、更に、この回転軸104に可動プーリ114が嵌合
して取付けられている。第1図に良く示されるように、
回転軸104と可動プーリ114とは、双方に形成され
た軸方向溝117および118にボール120が係合し
て取付けられており、これにより、可動プーリ114は
回転軸104に対し軸方向には移動可能であるが、回転
方向には一体的となっている。
入力プーリ110の回転軸104は、両側の、主ケース
部材12の隔壁部材12aと、カバ一部材14に、ベア
リング122.124を介して回転可能に支承されてい
る。
部材12の隔壁部材12aと、カバ一部材14に、ベア
リング122.124を介して回転可能に支承されてい
る。
固定プーリ112と可動プーリ114との対向プーリ面
112a、LL4aは、断面7字形の周溝116に形成
されている。この周溝116に伝動ベルト190が巻き
掛けられる。なお、周溝116の幅は可動プーリ114
の軸方向移動により変えられ、伝動ベルト140が巻き
掛けられるを動径が変えられるようになっている。第1
図において、大カブ−I7110は、その中心線CLの
上下で有効径が異なって図示されている。上半分の図示
状態が伝動ベル)190の最小の有効径状態を示してお
り、下半分の図示状態が最大の有効径状態を示している
。
112a、LL4aは、断面7字形の周溝116に形成
されている。この周溝116に伝動ベルト190が巻き
掛けられる。なお、周溝116の幅は可動プーリ114
の軸方向移動により変えられ、伝動ベルト140が巻き
掛けられるを動径が変えられるようになっている。第1
図において、大カブ−I7110は、その中心線CLの
上下で有効径が異なって図示されている。上半分の図示
状態が伝動ベル)190の最小の有効径状態を示してお
り、下半分の図示状態が最大の有効径状態を示している
。
可動プーリ114は、背部の油圧シリンダ装置130に
よって軸方向移動されるようになっている。第1図に示
すように、油圧シリンダ装置130は、第1の作動油室
132と第2の作動油室134を有している。第1の作
動油室132は可動プーリ114と第1の作動油室形成
部材136により郭定されて形成されている。第2の作
動油室134はピストン138と第2の作動油室形成部
材140により郭定されて形成されている。この第1の
作動油室132および第2の作動油室134に制御油圧
を供給、排圧することにより可動ブーl7114が軸方
向に移動される。第1図において、油圧シリンダ装置1
30の上半分の状態が制御油圧が排圧された状態で、大
力プーリ110を最小の有効径状態としている。下半分
の状態が最も制御油圧が供給された状態で、大力プーリ
11Oを最大の有効径状態としている。
よって軸方向移動されるようになっている。第1図に示
すように、油圧シリンダ装置130は、第1の作動油室
132と第2の作動油室134を有している。第1の作
動油室132は可動プーリ114と第1の作動油室形成
部材136により郭定されて形成されている。第2の作
動油室134はピストン138と第2の作動油室形成部
材140により郭定されて形成されている。この第1の
作動油室132および第2の作動油室134に制御油圧
を供給、排圧することにより可動ブーl7114が軸方
向に移動される。第1図において、油圧シリンダ装置1
30の上半分の状態が制御油圧が排圧された状態で、大
力プーリ110を最小の有効径状態としている。下半分
の状態が最も制御油圧が供給された状態で、大力プーリ
11Oを最大の有効径状態としている。
制御油圧は、第1の作動油室132から連通孔142を
経て第2の作動油室134に供給されるようになってい
る。そして、第1の作動油室132と第2の作動油室1
34は同時に作動するようになっている。なお、このよ
うに、第1の作動油室132と第2の作動油室134の
2つの作動油室を設けたのは、作動油圧の作動面積を多
くとるためである。
経て第2の作動油室134に供給されるようになってい
る。そして、第1の作動油室132と第2の作動油室1
34は同時に作動するようになっている。なお、このよ
うに、第1の作動油室132と第2の作動油室134の
2つの作動油室を設けたのは、作動油圧の作動面積を多
くとるためである。
油圧シリンダ装置130の第1の作動油室132および
第2の作動油室134への制御油圧の供給は、回転軸1
04に軸方向に形成された供給油路108を介して行わ
れるようになっている。供給油路108は、軸方向の両
端が閉鎖されて形成されている。すなわち、第1図で見
て、供給油路108の右端は壁面により閉鎖されており
、左端はセンシングパルプ500により閉鎖されている
。
第2の作動油室134への制御油圧の供給は、回転軸1
04に軸方向に形成された供給油路108を介して行わ
れるようになっている。供給油路108は、軸方向の両
端が閉鎖されて形成されている。すなわち、第1図で見
て、供給油路108の右端は壁面により閉鎖されており
、左端はセンシングパルプ500により閉鎖されている
。
供給油路108には、供給油路108の右方位置で半径
方向に取入孔502が設けられており、この取入孔50
2を通じて制御油圧が取り入れられるようになっている
。取入孔502は主ケ−ス部材12の隔壁部材12aに
形成された油路504と連通しており、油路504には
油圧源から入力プーリの制御油圧が供給されてきている
。すなわち、回転軸104の供給油路108には、入力
プーリの制御油圧が油路504、取入孔502を通じて
供給されてきている。
方向に取入孔502が設けられており、この取入孔50
2を通じて制御油圧が取り入れられるようになっている
。取入孔502は主ケ−ス部材12の隔壁部材12aに
形成された油路504と連通しており、油路504には
油圧源から入力プーリの制御油圧が供給されてきている
。すなわち、回転軸104の供給油路108には、入力
プーリの制御油圧が油路504、取入孔502を通じて
供給されてきている。
また、供給油路108の左方位置には、油圧シリンダ装
置130への連通孔506が半径方向に設けられている
。供給油路108に供給された入力プーリの制御油圧は
連通孔506を遣って油圧シリンダ装置130の第1の
作動油室132に供給される。第1の作動油室132へ
は可動プーリ114に設けられたボート508を通って
行われる。
置130への連通孔506が半径方向に設けられている
。供給油路108に供給された入力プーリの制御油圧は
連通孔506を遣って油圧シリンダ装置130の第1の
作動油室132に供給される。第1の作動油室132へ
は可動プーリ114に設けられたボート508を通って
行われる。
このように、回転軸104に設けられる制御油圧の供給
油路108は、その両端が閉じられた構成であることに
より、制御油圧が供給油路108を通る際、両端方向に
生じるスラスト力は相殺され、回転軸104には制御油
圧にもとづくスラスト力は生じない。このため、入力プ
ーリ110は予め定められた位置を保持し、入力プーリ
110に巻き掛けられる伝動ベルl−190が蛇行して
回転することがない。
油路108は、その両端が閉じられた構成であることに
より、制御油圧が供給油路108を通る際、両端方向に
生じるスラスト力は相殺され、回転軸104には制御油
圧にもとづくスラスト力は生じない。このため、入力プ
ーリ110は予め定められた位置を保持し、入力プーリ
110に巻き掛けられる伝動ベルl−190が蛇行して
回転することがない。
尤も、回転軸104には、供給油路108のほかに、フ
ルードカフプリング54への油路106も設けられてお
り、油路106は右端が回転軸104の右方の軸端面に
開口して設けられている。
ルードカフプリング54への油路106も設けられてお
り、油路106は右端が回転軸104の右方の軸端面に
開口して設けられている。
このため、油路106により回転軸104にはスラスト
力が生じるが、この油路106を通って供給される油圧
は入力プーリの制御油圧に比べ低いため、発生するスラ
スト力も小さい。したがって、油路106によるスラス
ト力の影響は小さく、入力プーリ110に位置ずれを生
じさせるほどのものではない。しかし、この油路106
も可能であれば、供給油路108と同様に、両端を閉鎖
してスラスト力の生じない構成とするのが好ましい。
力が生じるが、この油路106を通って供給される油圧
は入力プーリの制御油圧に比べ低いため、発生するスラ
スト力も小さい。したがって、油路106によるスラス
ト力の影響は小さく、入力プーリ110に位置ずれを生
じさせるほどのものではない。しかし、この油路106
も可能であれば、供給油路108と同様に、両端を閉鎖
してスラスト力の生じない構成とするのが好ましい。
出力プーリ150も、おおよそ人力プーリ110と同様
に構成されている。すなわち、固定プーリ152と可動
プーリ154から成っており、固定プーリ152と一体
の回転軸180に、可動プーリ154が嵌合されて取付
けられている。可動プーリ154は、大力プーリ110
の可動プーリ114の場合と同様に、軸方向溝156.
158とボール160により、回転軸180に回転方向
には一体であるが軸方向には移動可能に取付けられてい
る。なお、出力プーリ150の固定プーリ152と可動
プーリ154の配置は、入力プーリ110の場合と左右
逆になっている。これは、入力プーリ110と出力プー
リ150の各周溝116.160の幅が変えられたとき
における、伝動ベルト190の位置状態を直線状態とす
るためである。
に構成されている。すなわち、固定プーリ152と可動
プーリ154から成っており、固定プーリ152と一体
の回転軸180に、可動プーリ154が嵌合されて取付
けられている。可動プーリ154は、大力プーリ110
の可動プーリ114の場合と同様に、軸方向溝156.
158とボール160により、回転軸180に回転方向
には一体であるが軸方向には移動可能に取付けられてい
る。なお、出力プーリ150の固定プーリ152と可動
プーリ154の配置は、入力プーリ110の場合と左右
逆になっている。これは、入力プーリ110と出力プー
リ150の各周溝116.160の幅が変えられたとき
における、伝動ベルト190の位置状態を直線状態とす
るためである。
出力プーリ150の回転軸180も、入力プーリ110
の場合と同様に、両側の、主ケース部材12の隔壁部材
12aと、カバ一部材14に、ベアリング162.16
4を介して支承されている。
の場合と同様に、両側の、主ケース部材12の隔壁部材
12aと、カバ一部材14に、ベアリング162.16
4を介して支承されている。
第1図で見て、回転軸180の右端部は、後述の前後進
切換用遊星歯車装置200および減速用歯車装置300
の出力軸310から、抜取り可能にこれらの装置とは分
割して形成されている。
切換用遊星歯車装置200および減速用歯車装置300
の出力軸310から、抜取り可能にこれらの装置とは分
割して形成されている。
また、固定プーリ152と可動プーリ154との対向プ
ーリ面152a、154aは、断面V字形の周溝166
に形成されており、この出力プーリ150の周溝166
と入力プーリ110の周溝116に伝動ベルト190が
巻き掛けられる。
ーリ面152a、154aは、断面V字形の周溝166
に形成されており、この出力プーリ150の周溝166
と入力プーリ110の周溝116に伝動ベルト190が
巻き掛けられる。
出力プーリ150も、可動プーリ154の軸方向移動に
より、伝動ベルト190が巻き掛けられる位置の有効径
が変えられるようになっている。
より、伝動ベルト190が巻き掛けられる位置の有効径
が変えられるようになっている。
第1図において、出力プーリ150の上半分の図示状態
が最小の有効径状態を示し、下半分の図示状態は最大の
有効径状態を示している。
が最小の有効径状態を示し、下半分の図示状態は最大の
有効径状態を示している。
可動プーリ154の背部には油圧シリンダ装置170が
設けられている。油圧シリンダ装置170には作動油室
172を有している0作動油室172は可動プーリ15
4と作動油室形成部材174により郭定されて形成され
ている。作動油室172には制御油圧が供給されている
が、入カブ−9す110の有効径の変化により出力プー
リ150のを動径が強制的に変えられ、この出力プーリ
150の有効径の変化に応じて、この作動油室172の
制御油圧は、供給、排出が行われるようになっている。
設けられている。油圧シリンダ装置170には作動油室
172を有している0作動油室172は可動プーリ15
4と作動油室形成部材174により郭定されて形成され
ている。作動油室172には制御油圧が供給されている
が、入カブ−9す110の有効径の変化により出力プー
リ150のを動径が強制的に変えられ、この出力プーリ
150の有効径の変化に応じて、この作動油室172の
制御油圧は、供給、排出が行われるようになっている。
作動油室172への制御油圧の供給は、回転軸180の
軸心に軸方向に設けられた供給油路182を通じて行わ
れるようになっている。供給油路182は、軸方向の両
端が閉鎖されて形成されている。すなわち、第1図で見
て、供給油路182の右端は壁面により閉鎖されており
、左端はめくら蓋510により閉鎖されている。
軸心に軸方向に設けられた供給油路182を通じて行わ
れるようになっている。供給油路182は、軸方向の両
端が閉鎖されて形成されている。すなわち、第1図で見
て、供給油路182の右端は壁面により閉鎖されており
、左端はめくら蓋510により閉鎖されている。
供給油路182には供給油路182の右方位置で半径方
向に取入孔512が設けられており、この取入孔512
を通じて制御油圧が取り入れられるようになっている。
向に取入孔512が設けられており、この取入孔512
を通じて制御油圧が取り入れられるようになっている。
取入孔512は隔壁部材12aに形成された油路514
と連通しており、油路514には油圧源から出力プーリ
の制御油圧が供給されてきている。すなわち、回転軸1
80の供給油路182には、出力プーリの制御油圧が油
路514、取入孔512を通って供給されてきている。
と連通しており、油路514には油圧源から出力プーリ
の制御油圧が供給されてきている。すなわち、回転軸1
80の供給油路182には、出力プーリの制御油圧が油
路514、取入孔512を通って供給されてきている。
また、供給油路182の中央位置と左方位置には、油圧
シリンダ装置170の作動油室172に連通する連通孔
516.518が半径方向に設けられている。連通孔5
16は可動プーリ154に設けられたポー1−520を
介して常時連通状態にあるが、連通孔518は可動プー
リ154が下半分に図示されるように右方位置にあると
きのみ連通状態となるようになっている。供給油路18
2に供給された出力プーリの制御油圧はこれら連通孔5
16.518を介して、油圧シリンダ装置170の作動
油室172への供給、排出が行われる。
シリンダ装置170の作動油室172に連通する連通孔
516.518が半径方向に設けられている。連通孔5
16は可動プーリ154に設けられたポー1−520を
介して常時連通状態にあるが、連通孔518は可動プー
リ154が下半分に図示されるように右方位置にあると
きのみ連通状態となるようになっている。供給油路18
2に供給された出力プーリの制御油圧はこれら連通孔5
16.518を介して、油圧シリンダ装置170の作動
油室172への供給、排出が行われる。
このように、出力プーリ170の回転軸180に設けら
れる出力プーリの制御油圧の供給油路182も、その両
端が閉鎖されて形成されていることににより、大力プー
リ110の回転軸104の場合と同様に、回転軸180
には出力プーリの制御油圧にもどづくスラスト力は生じ
なく、このため、出力プーリ150は予め定められた位
置を保持し、出力プーリ150に巻き掛けられる伝動ベ
ルトが蛇行して向転することがない、この結果、前述の
入力プーリ110の場合と相候って、伝動ベルト190
の蛇行回転を確実に防止することができ、伝動ベルト1
90の耐久性の向上を図ることができる。
れる出力プーリの制御油圧の供給油路182も、その両
端が閉鎖されて形成されていることににより、大力プー
リ110の回転軸104の場合と同様に、回転軸180
には出力プーリの制御油圧にもどづくスラスト力は生じ
なく、このため、出力プーリ150は予め定められた位
置を保持し、出力プーリ150に巻き掛けられる伝動ベ
ルトが蛇行して向転することがない、この結果、前述の
入力プーリ110の場合と相候って、伝動ベルト190
の蛇行回転を確実に防止することができ、伝動ベルト1
90の耐久性の向上を図ることができる。
尤も、出力プーリ150の回転軸180の場合も、供給
油路182のほかに、前後進切換用遊星歯車装置200
の潤滑箇所に潤滑油を供給する油路406が設けられて
おり、油路406は右端が回転軸180の右方の軸端面
に開口して設けられている。このため、油路406によ
り回転軸180にはスラスト力が生じるが、この油路4
06を通って供給される油圧は出力プーリの制御油圧に
比べ低いため、発生するスラスト力も小さい。したがっ
て、油路406によるスラスト力の影響は小さく、出力
プーリ150に位置ずれを生じさせるほどのものではな
い。
油路182のほかに、前後進切換用遊星歯車装置200
の潤滑箇所に潤滑油を供給する油路406が設けられて
おり、油路406は右端が回転軸180の右方の軸端面
に開口して設けられている。このため、油路406によ
り回転軸180にはスラスト力が生じるが、この油路4
06を通って供給される油圧は出力プーリの制御油圧に
比べ低いため、発生するスラスト力も小さい。したがっ
て、油路406によるスラスト力の影響は小さく、出力
プーリ150に位置ずれを生じさせるほどのものではな
い。
なお、この実施例では、入力プーリ110に設けられる
供給油路108、および出力プーリ150に設けられる
供給油路182ともに、両端を閉鎖して形成し、スラス
ト力を生じない構成としたが、いずれか一方の供給油路
108または182をかかる構成とする場合でも、多少
効果は劣るが、従来よりは伝動ベルト190の蛇行回転
を少なくすることができ、伝動ベルト190の耐久性の
向上を図ることができる。
供給油路108、および出力プーリ150に設けられる
供給油路182ともに、両端を閉鎖して形成し、スラス
ト力を生じない構成としたが、いずれか一方の供給油路
108または182をかかる構成とする場合でも、多少
効果は劣るが、従来よりは伝動ベルト190の蛇行回転
を少なくすることができ、伝動ベルト190の耐久性の
向上を図ることができる。
伝動ベルト190は、第1図に示すように、無端キャリ
ア192と動力伝達ブロック194とから構成されてい
る。無端キャリア192は、薄層の金属フープが複数個
積層されて形成されている。
ア192と動力伝達ブロック194とから構成されてい
る。無端キャリア192は、薄層の金属フープが複数個
積層されて形成されている。
このように形成された一対の無端キャリア192に、複
数個の動力伝達ブロック194が数珠繋ぎに互いに隣接
して配設されて、伝動ベルト190が構成されている。
数個の動力伝達ブロック194が数珠繋ぎに互いに隣接
して配設されて、伝動ベルト190が構成されている。
なお、第1図において、フルードカップリング装置50
とベルト式無段変速機100との間の、主ケース部材1
2の隔壁部材12aの上方部分に設けられているのは、
アキュームレータ装置400である。
とベルト式無段変速機100との間の、主ケース部材1
2の隔壁部材12aの上方部分に設けられているのは、
アキュームレータ装置400である。
上述のように、ベルト式無段変速機100は構成されて
いることにより、伝動ベルト190を介して入力プーリ
110から出力プーリ150に動力伝達が行われ、この
とき、入力プーリ110の有効径が変えられることによ
り、出力プーリ150には無段階に変速して伝達される
。
いることにより、伝動ベルト190を介して入力プーリ
110から出力プーリ150に動力伝達が行われ、この
とき、入力プーリ110の有効径が変えられることによ
り、出力プーリ150には無段階に変速して伝達される
。
ところで、この実施例では、入カブ−IJ l 10と
出力プーリ150のそれぞれの回転軸104.180に
設ける供給油路108.182への制御油圧の供給は、
それぞれの回転軸104.180の一方を詳述するため
に配設される主ケース部材12の隔壁部材12aを利用
して、この隔壁部材12aに油路504.514を設け
て行うものであるため、油路構成を簡単とすることがで
きる。
出力プーリ150のそれぞれの回転軸104.180に
設ける供給油路108.182への制御油圧の供給は、
それぞれの回転軸104.180の一方を詳述するため
に配設される主ケース部材12の隔壁部材12aを利用
して、この隔壁部材12aに油路504.514を設け
て行うものであるため、油路構成を簡単とすることがで
きる。
また、従来の回転軸の軸端から制御油圧を取り入れる場
合に比べ、軸長を短くすることができる。
合に比べ、軸長を短くすることができる。
前後進切換用遊星歯車装置200
前後進切換用遊星歯車装置200は、ラビニオ型複合遊
星歯車装置210と、2個のブレーキ装置230,24
0と、1個のクラッチ装置250とから成っている。
星歯車装置210と、2個のブレーキ装置230,24
0と、1個のクラッチ装置250とから成っている。
ラビニオ型複合遊星歯車装置210は、第1のサンギヤ
212および第2のサンギヤ214と、第1のサンギヤ
212に噛み合う第1のプラネタリギヤ216と、この
第1のプラネタリギヤ216と第2のサンギヤ214に
噛み合う第2のプラネタリギヤ218と、第1のプラネ
タリギヤ216に噛み合うリングギヤ220と、第1の
プラネタリギヤ216および第2のプラネタリギヤ21
日を回転可能に支持するキャリヤ222の各要素から成
っている。
212および第2のサンギヤ214と、第1のサンギヤ
212に噛み合う第1のプラネタリギヤ216と、この
第1のプラネタリギヤ216と第2のサンギヤ214に
噛み合う第2のプラネタリギヤ218と、第1のプラネ
タリギヤ216に噛み合うリングギヤ220と、第1の
プラネタリギヤ216および第2のプラネタリギヤ21
日を回転可能に支持するキャリヤ222の各要素から成
っている。
上述のラビニオ型複合遊星歯車装置210の各要素と、
2個のブレーキ装置230,240.および1個のクラ
ッチ装置250は、出カブ−U 150の回転軸180
と減速用歯車装置300の出力軸310の間で、次のよ
うに連結されている。
2個のブレーキ装置230,240.および1個のクラ
ッチ装置250は、出カブ−U 150の回転軸180
と減速用歯車装置300の出力軸310の間で、次のよ
うに連結されている。
第1のサンギヤ212はクラッチ装置250を介して回
転軸180と連結され、第2のサンギヤ214は回転軸
180とスプライン嵌合により直接連結されている。ま
た、第1のサンギヤ212は隔壁部材12aとの間にブ
レーキ装置230を備えている。同様に、リングギヤ2
20は隔壁部材12aとの間にブレーキ装置240を備
えている。
転軸180と連結され、第2のサンギヤ214は回転軸
180とスプライン嵌合により直接連結されている。ま
た、第1のサンギヤ212は隔壁部材12aとの間にブ
レーキ装置230を備えている。同様に、リングギヤ2
20は隔壁部材12aとの間にブレーキ装置240を備
えている。
そして、キャリヤ222が出力部材として、減速用歯車
装置300の出力軸310にスプライン嵌合により連結
されている。
装置300の出力軸310にスプライン嵌合により連結
されている。
上述の連結構成により、前後進切換用遊星歯車装置20
0は、2個のブレーキ装置230.240と、1個のク
ラッチ装置250の選択的作動により、前進2段後進1
段の変速段が得られる。
0は、2個のブレーキ装置230.240と、1個のク
ラッチ装置250の選択的作動により、前進2段後進1
段の変速段が得られる。
前進第1速 ブレーキ装置230を作動状態、クラッ
チ装置250およびブレーキ装置240を非作動状態と
することにより確立される。この状態では、回転動力は
第2のサンギヤ214から入力され、この第2のサンギ
ヤ214により第1のプラネタリギヤ216および第2
のプラネタリギヤ218が回転させられ、ブレーキ装置
230により固定された第1のサンギヤ212上を遊星
回転する公転回転が、キャリヤ222から減速して出力
軸310に取り出される。
チ装置250およびブレーキ装置240を非作動状態と
することにより確立される。この状態では、回転動力は
第2のサンギヤ214から入力され、この第2のサンギ
ヤ214により第1のプラネタリギヤ216および第2
のプラネタリギヤ218が回転させられ、ブレーキ装置
230により固定された第1のサンギヤ212上を遊星
回転する公転回転が、キャリヤ222から減速して出力
軸310に取り出される。
前進第2速 クラッチ装置250を作動状態、ブレーキ
装置230および240を算作動状態とすることにより
確立される。この状態では、回転動力は第1のサンギヤ
212および第2のサンギヤ214から同時に入力され
、ラビニオ型複合遊星歯車装置210は一体的回転状態
となる。そのため、キャリヤ222には入力回転がその
まま取り出される。
装置230および240を算作動状態とすることにより
確立される。この状態では、回転動力は第1のサンギヤ
212および第2のサンギヤ214から同時に入力され
、ラビニオ型複合遊星歯車装置210は一体的回転状態
となる。そのため、キャリヤ222には入力回転がその
まま取り出される。
後進 ブレーキ装置240を作動状態、クラッチ装置
250およびブレーキ装置230を非作動状態とするこ
とにより確立される。この状態では、回転動力は第2の
サンギヤ214から入力され、この第2のサンギヤによ
り第1のプラネタリギヤ216および第2のプラネタリ
ギヤ218は回転させられ、ブレーキ装置240により
固定されたリングギヤ220の内歯上を遊星回転する公
転回転が、キャリヤ222から逆回転状態で、かつ減速
して取り出される。
250およびブレーキ装置230を非作動状態とするこ
とにより確立される。この状態では、回転動力は第2の
サンギヤ214から入力され、この第2のサンギヤによ
り第1のプラネタリギヤ216および第2のプラネタリ
ギヤ218は回転させられ、ブレーキ装置240により
固定されたリングギヤ220の内歯上を遊星回転する公
転回転が、キャリヤ222から逆回転状態で、かつ減速
して取り出される。
減速用歯車装置300
減速用歯車装置300は、出力軸310に設けられたギ
ヤ312が、中間軸320の第1のギヤ322と噛合っ
ており、中間軸320の第2のギヤ324が最終減速ギ
ヤ330と噛合って構成されている。これらの各ギヤの
噛合いは減速回転させられる構成とされている。これに
より、前後進切換用遊星歯車装置200からの回転は、
この減速用歯車装置300により減速して差動歯車装置
350に伝達される。
ヤ312が、中間軸320の第1のギヤ322と噛合っ
ており、中間軸320の第2のギヤ324が最終減速ギ
ヤ330と噛合って構成されている。これらの各ギヤの
噛合いは減速回転させられる構成とされている。これに
より、前後進切換用遊星歯車装置200からの回転は、
この減速用歯車装置300により減速して差動歯車装置
350に伝達される。
差動歯車装置350
差動歯車装置350は、最終減速ギヤ330に周知の構
成で備えられている。すなわち、左右一対のサイドギヤ
352.354に、ピニオンシャフト360に支持され
たピニオン356.358が噛合っており、回転動力は
デフケース362から、ピニオンシャフト360、ピニ
オン356.358を経て、サイドギヤ352.354
に伝達され、サイドギヤ352.354から駆動軸37
0.372を経て不図示の車輪に伝達される。そして、
左右車輪の差動回転は、ピニオン356.358の回転
により許容されるようになっている。
成で備えられている。すなわち、左右一対のサイドギヤ
352.354に、ピニオンシャフト360に支持され
たピニオン356.358が噛合っており、回転動力は
デフケース362から、ピニオンシャフト360、ピニ
オン356.358を経て、サイドギヤ352.354
に伝達され、サイドギヤ352.354から駆動軸37
0.372を経て不図示の車輪に伝達される。そして、
左右車輪の差動回転は、ピニオン356.358の回転
により許容されるようになっている。
以上詳述したように、本発明によれば、プーリの回転軸
に設ける供給油路の両端を閉じた構成とすることにより
、スラスト力の発生を防止することができるため、プー
リは従来のように制御油圧にもとづくスラスト力により
その位置がずれることがな(、予め定められた位置を常
時保持することができる。この結果、伝動ベルトの蛇行
を防止し、伝動ベルトの耐久性の向上を図ることができ
る。
に設ける供給油路の両端を閉じた構成とすることにより
、スラスト力の発生を防止することができるため、プー
リは従来のように制御油圧にもとづくスラスト力により
その位置がずれることがな(、予め定められた位置を常
時保持することができる。この結果、伝動ベルトの蛇行
を防止し、伝動ベルトの耐久性の向上を図ることができ
る。
第1図は本発明の一実施例の詳細構造を示す断面図、第
2図はそのスケルトン図である。 符号の説明 100・−・−ベルト式無段変速機 110・−−一一一人カプーリ 150・−・−出力プーリ 104.180−・・−回転軸 108.182・−・・−・供給油路 130.170−−−−・−油圧シリンダ装置502.
512−・−取入孔
2図はそのスケルトン図である。 符号の説明 100・−・−ベルト式無段変速機 110・−−一一一人カプーリ 150・−・−出力プーリ 104.180−・・−回転軸 108.182・−・・−・供給油路 130.170−−−−・−油圧シリンダ装置502.
512−・−取入孔
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、プーリの制御油圧が、プーリの回転軸に軸方向に設
けられた供給油路を通って、プーリの油圧シリンダ装置
に供給されるベルト式無段変速機の制御油圧供給装置に
おいて、 前記回転軸に軸方向に設けられる供給油路は、両端が回
転軸内で閉じられて形成されており、油圧シリンダ装置
への連通孔および油圧源からの取入孔は回転軸に半径方
向に設けられていることを特徴とするベルト式無段変速
機の制御油圧供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24539484A JPS61124762A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | ベルト式無段変速機の制御油圧供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24539484A JPS61124762A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | ベルト式無段変速機の制御油圧供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124762A true JPS61124762A (ja) | 1986-06-12 |
Family
ID=17133000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24539484A Pending JPS61124762A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | ベルト式無段変速機の制御油圧供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61124762A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7753814B2 (en) | 2004-03-23 | 2010-07-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Belt type continuously variable transmission |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58193962A (ja) * | 1982-05-10 | 1983-11-11 | Aisin Seiki Co Ltd | 無段変速機の回転補償装置 |
-
1984
- 1984-11-20 JP JP24539484A patent/JPS61124762A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58193962A (ja) * | 1982-05-10 | 1983-11-11 | Aisin Seiki Co Ltd | 無段変速機の回転補償装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7753814B2 (en) | 2004-03-23 | 2010-07-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Belt type continuously variable transmission |
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