JPS60252850A - 変速機の油圧制御装置 - Google Patents

変速機の油圧制御装置

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JPS60252850A
JPS60252850A JP25490784A JP25490784A JPS60252850A JP S60252850 A JPS60252850 A JP S60252850A JP 25490784 A JP25490784 A JP 25490784A JP 25490784 A JP25490784 A JP 25490784A JP S60252850 A JPS60252850 A JP S60252850A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等車両における変速機の油圧制御装置
に関する。更に詳しくは、ベルト式無段変速装置と補助
変速装置とを備えた変速機の油圧制御装置に係る。
(従来の技術〕 自動車等車両の変速機として、最近、ベルト式無段変速
装置と補助変速装置とを備えた変速機が提案されている
ベルト式無段変速装置は、一方の回転軸と他方の回転軸
にそれぞれV字形断面の周溝を有する大力プーリと出力
プーリが配設されており、伝動ベルトが入力プーリと出
力プーリの周溝に巻き掛けられて掛は渡されている。そ
して、入力プーリと出力プーリのV字形断面の周溝の幅
が相対的に変えられることにより、一方の回転軸から他
方の回転軸に回転動力が無段階に変速゛されて、伝達さ
れるようになっている。
ベルト式無段変速装置は、一方向回転の変速のみであり
、逆転の変速すなわち前後進の切換えはできない構成と
なっている。このため、自動車等車両の変速機として使
用するためには、ベルト式無段変速装置に付属して、前
後進切換変速機構を具備する補助変速装置が備えられて
いる。そして、この補助変速装置には、普通、前後進切
換変速機構と共に、前進について2段程度の変速切換機
構が備えられる。
補助変速装置はベルト式無段変速装置の入力側または出
力側のいずれかの動力伝達径路に設けられるが、ベルト
式無段変速装置が小型に構成できる点から、最近では、
ベルト式無段変速装置の出力側に設けられる配置構成が
取られるようになってきている。
補助変速装置は、一般には、遊星歯車装置、クラッチ装
置、ブレーキ装置等から成っている。クラッチ装置およ
びブレーキ装置は周知の油圧サーボ装置として構成され
ており、これらクラッチ装置やブレーキ装置を選択的に
作動させることによって、変速の切換えが行われるよう
になっている。
ところで、補助変速装置は、配置の関係上、変速機の下
部位置にあるオイル溜り位置から離れた上部位置に配設
されることがある。例えば、補助変速装置がベルト式無
段変速装置の出力側に配置される場合、入力側にオイル
ポンプが設けられオイルポンプがオイル溜り位置近傍の
下方位置に配設される関係から、出力ブーりおよび補助
変速装置の位置は差動歯車装置等の上部位置となり、補
助変速装置は変速機の上部位置に配設されることになる
また、変速機には、補助変速装置の油圧サーボ装置の作
動制御、およびベルト式無段変速装置のプーリ制御、更
には直結クラッチ付きフルードカップリング装置が備え
られる場合には、フルードカップリングおよび直結クラ
ッチを制御するために、油圧制御装置が備えられる。油
圧制御装置には供給油圧を調圧するプレッシャレギュレ
ータバルブ等の調圧バルブ、補助変速装置の油圧サーボ
装置の作動を制御するシフトバルブなどの各種バルブが
備えられる。これら各種バルブはバルブボデーに組込ま
れて設置される。
バルブボデーは、従来、変速機下部のオイル溜り近傍位
置に設けるのを普通としている。これは、オイルポンプ
により汲み上げられた油圧はなるべく早く調圧するのが
好ましいためである。し吟1し、補助変速装置の油圧サ
ーボ装置とバルブボデーとは離れた位置関係、となって
いる。
〔発明が解決しようと、する問題点〕
上述したように、補助変速装置の油圧サニポ装置とバル
ブボデーとの位置が離れていると、補助変速装置の変速
応答性が悪いという問題を生じることがある。これは、
補助変速装置の油圧サーボ装置には、バルブボデーに備
えられたシフトバルブ等の補助変速装置の作動を制御す
るバルブを経て作動油圧が供給されるようになっており
、このとき作動油圧はバルブ付近の油路に設けられたオ
リフィスを介して供給されるようになっている。
このため、バルブボデーと補助変速装置とが離れている
と、オリフィスから油圧サーボ装置までの油路が長くな
り、オリフィス作用のため、変速の応答性が悪いという
問題を生じることがある。
而して、本発明が解決しようとする問題点は、油圧サー
ボ装置により変速作動が行われる補助変速装置が、変速
機の上部位置に配設され、下部位置のオイル溜り位置と
は離れて設置される場合でも、補助変速装置の変速応答
性を良くすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、補助変速装置の作動を制御するバルブを備え
たバルブボデーを分割し、補助変速装置が配設される近
傍位置の変速機の上部位置に設置することにより、上述
の問題点の解決を図るものである。
具体的には、本発明にかかる変速機の油圧制御装置は、
次の手段をとる。
すなわち、変速機は、入力プーリと出力プーリ間に伝動
ベルトが掛は渡されて入力プーリから出カブーリに無段
変速して伝達されるベルト式無段変速装置と、ブレーキ
装置やクラ・ノチ装置の油圧サーボ装置が選択的に作動
されることにより所定の変速段が達成される補助変速装
置とを備えており、補助変速装置は変速機のオイル溜り
位置より離れた変速機の上部位置に設置されており、変
速機の変速状態を制御する各種のバルブが備えられるバ
ルブボデーは第1のバルブボデーと第2のバルブボデー
に分割して設けられており、第1のバルブボデーはオイ
ル溜り位置近傍の変速機の下部位置に設置され、第2の
バルブ−ボデーは補助変速装置の近傍位置の変速機の上
部位置に設置され、第1のパルプボデーにはプレッシャ
レギュレータバルブ等各部への供給油圧を調圧する調圧
バルブが備えられ、第2のパルプボデーにはシフトノ<
)レブ等の補助変速装置の作動を制御するバルブが備え
られる手段をとる。
〔作用〕
上述の手段によれば、補助変速装置の作動を制御、11
 御する各種バルブを備えた第2のノiルプボデーが、
補助変速装置の近傍位置の変速機の上部位置に配設され
るため、バルブから補助変速装置の油圧制御装置までの
作動油圧の供給油路は、従来、補助変速装置の作動を制
御するバルブがオイル溜り近傍位置に設置されたバルブ
ボデーに設けられていた場合に比べ、はるかに短くなる
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本発明にかかる変速機の一実施例
を示す。第1図はバルブボデーの配置状態を示す側面図
、第2図は変速機の全体構成を示すスケルトン図、第3
図は変速機の詳細構造の断面図を示し、第3図(a)は
上部部分の断面図、第3図(blは下部部分の断面図を
示す。
この実施例の変速機は、第2図に示すように、大別して
、フルードカップリング装置50、ベルト式無段変速装
置100、補助変速装置200、減速用歯車装置300
、差動歯車装置350から成っている。
これらの各装置は、変速機のケース部材内に装備されて
いる。ケース部材はフルードカップリングケース部材1
0、主ケース部材12、カバ一部材14から成っている
そして、これらの各ケース部材により各装置を収容する
室が形成されている。フルードカップリングケース部材
10によりフルードカップリング装置室52が形成され
、フルードカップリング装置50が配置されている。主
ケース部材12とカバ一部材14によりベルト式無段変
速装置室102が形成され、ベルト式無段変速装置10
0が配置されている。また、第2図で見て、主ケース部
材12の下方位置には主ケース部材12により補助変速
装置室202が形成され、補助変速装置200が配置さ
れている。更に、第2図で見て、フルードカップリング
ケース部材10の下方位置には、フルードカップリング
ケース部材10によりデフ室302が形成され、減速用
歯車装置300、差動歯車装置350が配置されている
次に、各装置について説明する。
フルードカップリング装置50 フルードカップリング装置50は、フルードカップリン
グ54と直結クラッチ60とから成っている。フルード
カップリング54はポンプ羽根車56とタービン羽根車
58から成っており、ポンプ羽根車56は不図示のエン
ジンクランクシャフトに連結され、タービン羽根車58
はベルト式無段変速装置100の入力軸となる入カブ−
IJ 110の回転軸104に連結されている。フルー
ドカップリング54は、周知の如く、流体(油)を介し
て動力伝達を行うものであり、エンジンの回転動力をベ
ルト式無段変速装置100に伝達する。
直結クラッチ60は、その作動によりエンジンの回転動
力を入力プーリ110の回転軸104にそのまま伝達す
る。動力伝達がフルードカップリング54を介して行わ
れるときには、流体伝達であるため、すべりを生じ減速
して伝達されるが、直結クラッチ60によるときには、
すべりがなくそのまま伝達される。この直結クラッチ6
oは、いわゆる燃料消費率を向上させるために備えられ
るものであり、普通には、高速走行時に作動されるよう
になっている。
なお、第3図(alに示すように、オイルポンプ70は
、フルードカップリング54の後方位置(第1図(a)
で見て左方位置)に設けられている。オイルポンプ70
はポンプ羽根車56と一体の回転伝達部材72により駆
動され、油圧を発生させる。
油圧はフルードカップリング装置50、後述のベルト式
無段変速装置100、補助変速装置200の制御に用い
られる。
なお、フルードカップリング装置50は、第1図で見て
、Bの位置に配設されている。したかって、オイルポン
プ70も、Bの位置に配設されており、変速機の下部位
置のオイル溜り位置40と近傍位置となっている。オイ
ルポンプ70はこのオイル溜り位置40からオイルを汲
み上げて油圧を発生させ、後述の第1のバルブボデー2
0に供給している。
ベルト式無段変速装置100 1・、 ベルト式無段変速装置100は、入カブ−17
110と出力プーリ150から成っている。入カブ−I
JIIOと出力プーリ150は平行に配列された回転軸
104.180の軸上に設けられている。
入力プーリ110はフルードカップリング装置50と同
軸上に配設されているため、第1図で見て、Bの位置に
配設されている。出カブ−U 150はAの位置に配設
されており、変速機の上部位置となっている。このよう
に出力プーリ150が変速機の上部位置に配設されるの
は、後述する作動歯車装置350が車輪との連結の関係
から変速機の下部位置(第1図のC位置)に配設される
ためである。
入カブ−U 110は固定プーリ112と可動プーリ1
14とから成っている。固定プーリ112は回転軸10
4と一体に形成されており、可動プーリ114はこの回
転軸104に嵌合して取付けられている。第3図(81
に良く示されるように、回転軸104と可動プーリ11
4とは、双方に形成された軸方向溝117および118
にボール120が係合して取付けられており、これによ
り、可動プーリ114は回転軸104に対し軸方向には
移動可能であるが、回転方向には一体的となっている。
大力プーリ110の回転軸104は、両側の、主ケース
部材12の隔壁部材12aと、カバ一部材14に、ベア
リング122.124を介して回転可能に支承されてい
る。
固定ブーI7112と可動プーリ114との対向プーリ
面112a、114aは、断面V字形の周溝116に形
成されている。この周溝116に伝動ベルト190が巻
き掛けられている。なお、周溝116の幅は可動プーリ
114の軸方向移動により変えられ、伝動ベル)140
が巻き掛けられる有効径が変えられるようになっている
。第3図(alにおいて、入力プーリ110は、その中
心線CLの上下で有効径が異なって図示されている。上
半分の図示状態が伝動ベルl−190の最小の有効径状
態を示しており、下半分の図示状態が最大の有効径状態
を示している。
可動プーリ114は、背部の油圧シリンダ装置130に
よって軸方向移動されるようになっている。第3図(a
lに示すように、油圧シリンダ装置130は、第1の作
動油室132と第2の作動油室134を有している。第
1の作動油室132は可動プーリ114と第1の作動油
室形成部材136により郭定されて形成されている。第
2の作動油室134はピストン138と第2の作動油室
形成部材140により郭定されて形成されている。この
第1の作動油室132および第2の作動油室134に制
御油圧を供給、排圧することにより可動プーリ114が
軸方向に移動される。第3図(alにおいて、油圧シリ
ンダ装置130の上半分の状態が制御油圧が排圧された
状態で、入力プーリ110を最小の有効径状態としてい
る。下半分の状態が最も制御油圧が供給された状態で、
入力プーリ110を最大の有効径状態としている。
制御油圧は、第1の作動油室132がら連通孔142を
経て第2の作動油室134に供給されるようになってい
る。そして、第1の作動油室132と第2の作動油室1
34は同時に作動するようになっている。なお、このよ
うに、第1の作動油室132と第2の作動油室134の
2つの作動油室を設けたのは、制御油圧の作動面積を多
くとるためである。
なお、油圧シリンダ装置130の第1の作動油室132
および第2の作動油室134への制御油圧の供給は、回
転軸104に形成された油路108から行われる。また
、油路108へは主ケース部材12の隔壁部材12aに
形成された油路600から供給されて(るようになって
いる。
出力プーリ150も、おおよそ人力プーリ110と同様
に構成されている。すなわち、固定プーリ152と可動
ブーIJ 154から成っており、固定ブーI7152
と一体の回転軸180に、可動プーリ154が嵌合され
て取付けられている。可動プーリ154は、λカプーリ
110の可動プーリ114の場合と同様に、軸方向fi
156.158とボール160により、回転軸180に
回転方向には一体であるが軸方向には移動可能に取付け
られている。
出力プーリ150の回転軸180も、入力プーリ110
の場合と同様に、両側の、主ケース部材12の隔壁部材
12aと、カバ一部材14に、ベアリング162.16
4を介して支承されている。
固定プーリ152と可動プーリ154との対向ブーり面
152a、154aは、断面V字形の周溝166に形成
されており、出力プーリ150の周溝166と大力プー
リ110の周#116に伝動ベルト190が巻き掛けら
れて掛は渡されている。
出力プーリ150も、可動プーリ154の軸方向移動に
より、伝動ベル)190が巻き掛けられる位置の有効径
が変えられるようになっている。
第3図(a)において、出力プーリ150の上半分の図
示状態が最小の有効径状態を示し、下半分の図示状態は
最大の有効径状態を示している。
可動プーリ154の背部には油圧シリンダ装置170が
設けられている。油圧シリンダ装置170には作動油室
172を有している。作動油室172は可動プーリ15
4と作動油室形底部材174により郭定されて形成され
ている。作動油室172には制御油圧が供給されている
が、人力プーリ110の有効径の変化により出力プーリ
150の有効径が強制的に変えられ、この出力プーリ1
50の有効径の変化に応じて、この作動油室172の制
御油圧は、供給、排出が行われるようになっている。
作動油室172への制御油圧の供給は、回転軸180の
軸心に設けられた油路182を通じて行われ、油路18
2には、主ケース部材12の隔壁部材12aに設けられ
た油路405を通じて供給されるようになっている。
伝動ベルト190は、第3図(a)に示すように、無端
キャリア192と動力伝達ブロック194とから構成さ
れている。無端キャリア192は、薄層の金属フープが
複数個積層されて形成されている。このように形成され
た一対の無端キャリア192に、複数個の動力伝達ブロ
ック194が数珠繋ぎに互いに隣接して配設されて、伝
動ベルト190が構成されている。
ベルト式無段変速装置100は上述のように構成されて
いることにより、伝動ベルト190を介して大力プーリ
110から出力プーリ150に動力伝達が行われ、この
とき、入力プーリ110の有効径が変えられることによ
り、出カブ−IJ150には無段階に変速して伝達され
る。
ところで、この実施例のベルト式無段変速装置100が
、上述したように、入力プーリ110および出力プーリ
150ともに、その回転軸104.180を、両側の、
主ケース部材12の隔壁部材12aと、カバ一部材14
で直接に支承しているのは、入力プーリ110と出力プ
ーリ150の支持精度を高めるためである。すなわち、
従来は、一般に、回転軸104.180の一端は直接に
変速機のケース部材にベアリングを介して支承されてい
るが、他端部位置はケース部材が設けられることなく補
助変速装置等の他の装置が配設されているため、他端は
これらの他の装置の部材を介して支承されている。この
ため、人力プーリ110または出カブ−IJ 150の
両端の支持間距離が長くなり剛性が低くなると共に、他
の部材を介して支承されることから、支持精度も悪くな
っていた。
しかし、この実施例の場合には、入力プーリ110と出
力プーリ150はともに直接両側のケース部材で支持さ
れているため、従来のように他の部材を介して支持され
る場合に比べ、支持間距離が短くなり、剛性が高くなる
。したがって、入カブ−IJIIOと出力プーリ150
は所定の位置に精度良く配設される。
補助変速装置200 補助変速装置200は、ベルト式無段変速装置100の
出力側に設置されている。すなわち、出カブ−I715
0の回転軸180と同一軸線上に配設されている。この
ため、第1図で見て、補助変速装置200はAの位置に
あり、出力プーリ150と共に変速機の上部位置にある
。したがって、変速機の下部位置のオイル溜り位置40
とは離れた位置関係となっている。
ところで、補助変速装置200は、ラビニオ型複合遊星
歯車装置210と、2個のブレーキ装置230.240
と、1個のクラッチ装置250とから成っている。
ラビニオ型複合遊星歯車装置210は、第1のサンギヤ
212および第2のサンギヤ214と、第1のサンギヤ
212に噛み合う第1のプラネタリギヤ216と、この
第1のプラネタリギヤ216と第2のサンギヤ214に
噛み合う第2のプラネタリギヤ218と、第1のプラネ
タリギヤ216に噛み合うリングギヤ220と、第1の
プラネタリギヤ216および第2のプラネタリギヤ21
8を回転可能に支持するキャリヤ222の各要素から成
っている。
上述のラビニオ型複合遊星歯車装置210の各要素と、
2個のブレーキ装置230.240、および1個のクラ
ッチ装置250は、出力プーリ150の回転軸180と
減速用歯車装置300の出力軸3100間で、次のよう
に連結されている。
第1のサンギヤ212はクラッチ装ffi’250を介
して回転軸180と連結され、第2のサンギヤ214は
回転軸180とスプライン嵌合により直接連結されてい
る。また、第1のサンギヤ212は隔壁部材12aとの
間にブレーキ装置230を備えている。同様に、リング
ギヤ220は隔壁部材12aとの間にブレーキ装置24
0を備えている。
そして、キャリヤ222が出力部材として、減速用歯車
装置300の出力軸310にスプライン嵌合により連結
されている。
上述の連結構成により、補助変速装置200は、2個の
ブレーキ装置230.240と、1個のクラッチ装置2
50の選択的作動により、前進2段後進1段の変速段が
得られる。
前進第1速 ブレーキ装置230を作動状態、クラッチ
装置250およびブレーキ装置240を非作動状態とす
ることにより確立される。この状態では、回転動力は第
2のサンギヤ214から入力され、この第2のサンギヤ
214により第1のプラネタリギヤ216および第2の
プラネタリギヤ218が回転させられ、ブレーキ装置2
30により固定された第1のサンギヤ212上を遊星回
転する公転回転が、キャリヤ222から減速して出力軸
310に取り出される。
前進第2速 クラッチ装置250を作動状態、ブレーキ
装置230および240を非作動状態とすることにより
確立される。この状態では、回転動力は第1のサンギヤ
212および第2のサンギヤ214から同時に入力され
、ラビニオ型複合遊星歯車装置210は一体的回転状態
となる。そのため、キャリヤ222には入力回転がその
まま取り出される。
後進 ブレーキ装置240を作動状態、クラッチ装置2
50およびブレーキ装置230を非作動状態とすること
により確立される。この状態では、回転動力は第2のサ
ンギヤ214から入力され、この第2のサンギヤにより
第1のプラネタリギヤ216および第2のプラネタリギ
ヤ218は回転させられ、ブレーキ装置240により固
定されたリングギヤ220の内歯上を遊星回転する公転
回転が、キャリヤ222から逆回転状態で、かつ減速し
て取り出される。
ところで、この実施例の補助変速装置200は、ベルト
式無段変速装置100から後の動力伝達径路位置に設け
られているため、ベルト式無段変速装置100を小型と
することができる。すなわち、補助変速装置200が、
ベルト式無段変速装置100より前の動力伝達径路位置
に設けられる場合には、補助変速装置200でトルク増
大が行われることから、ベルト式無段変速装置100を
大容量の大型に構成する必要が生じる。しかし、この実
施例のように、ベルト式無段変速装置100の後に設け
る場合には、トルク増大はベルト式無段変速装置100
の後で行われるため、ベルト式無段変速装置100の容
量は少なくて済み、小型とすることができる。
また、ベルト式無段変速装置100の前に補助変速装置
200が配設される場合には、ベルト式無段変速装置1
00の伝動ベル)190は正逆両回転することになるた
め、伝動ベルト190の使用が過酷となり、耐久性が低
下するが、この実施例のように前後進の切換えを補助変
速装置200でベルト式無段変速装置100の後で行う
ときには、伝動ベル)1900回転は常に同一回転方向
となり、伝動ベルト190の耐久性を向上させることが
できる。
ところで、上述した補助変速装置200のクラッチ装置
250とブレーキ装置240は摩擦多板係合形式で構成
されており、ブレーキ装置230はブレーキバンド形式
で構成されているが、い十れも周知の油圧サーボ装置と
して構成されている。
したがって、これらクラッチ装置250およびブレーキ
装置230.240の各油圧サーボ装置に作動油圧が選
択的に供給されることにより、所定の変速段が達成され
る。
変速機には、これら補助変速装置200のクラッチ装置
250、ブレーキ装置230.240の各油圧サーボ装
置に供給する作動油圧の制御、およびベルト式無段変速
装置100の変速制御、更には、フル゛−ドカンプリン
グ装置50の制御のために、油圧制御装置が備えられる
。油圧制御装置には各種の油圧制御バルブを具備するバ
ルブボデーが備えられる。
バルブボデーは、第1のバルブボデー20と第2のバル
ブボデー30とに2分割して形成されている。第1のバ
ルブボデー20は、第1図に良く示されるように、変速
機の下部位置のオイル溜り位置40の近傍位置に設置さ
れている。第2のバルブボデー30は、第1図および第
3図ta)に良く示されるように、変速機の上部位置に
設置されている。この第2のバルブボデー30が設置さ
れる位置は、補助変速装置200が配設される第1図に
示すAの位置から近傍位置となっている。。
第2のバルブボデー30には、シフトバルブ、シフトタ
イミングバルブ等の補助変速装置200の作動を制御す
る各種バルブが備えられている。
したがって、これらのバルブから補助変速装置200の
クラッチ装置250やブレーキ装置230.240の各
油圧サーボ装置までの油路は短く形成される。このため
、これらのバルブにオリフィスが設けられており、オリ
フィスを介して作動油圧が供給されるようになっていて
も、油圧サーボ装置はバルブからの作動油圧の供給に応
じて素早く作動し、良好な変速応答性を示す。
第1のバルブボデー20には、プレッシャレギュレータ
バルブ、シーブコントロールバルブ、スロットルバルブ
、直結クラッチ制御バルブ等が備えられている。プレッ
シャレギュレータバルブはいわゆるラインプレッシャを
調圧する調圧バルブである。シーブコントロールバルブ
は入力プーリ110に供給する制御油圧をコントロール
するバルブである。スロットルバルブはエンジン負荷に
応じた油圧を発生させるバルブである。直結クラッチ制
御バルブは直結クラッチ60の作動を制御するバルブで
ある。
油圧ポンプ70からの油圧は、先ず、第1のバルブボデ
ー20に送られ、次いで、第2のバルブボデー30に送
られる。そして、第1のバルブボデー20、または第2
のバルブボデー30から所定の箇所に作動油圧、各種制
御油圧、または潤滑油圧が供給される。これら各種油圧
の供給は、殆ど隔壁部材12aに形成された油路、およ
び第2のバルブボデー取付部油路を通じて行われるよう
になっている。主ケース部材12のオイルポンプ取付面
を形成する隔壁部材12aには、第1のバルブボデー2
0より第2のパルプボデー30へ連通する油路が設けら
れている。また、オイルポンプ70の吸込み吐出油路も
設けられている。更に、入力プーリ110と隔壁部材1
2aとの間にも入力プーリ110へ油圧を供給する油路
、ベアリング潤滑孔および第1のパルプボデー20から
上部へ連通ずる油孔が設けられている。このように、こ
の実施例では、隔壁部材12aが設けられていることに
より、各種パルプを連結する油路構成を複雑とすること
なく、簡単に構成することができる。
なお、上述した各種バルブの詳細構造および連結関係を
示す全体の油圧制御回路は、理解を容易とするため後述
するが、別に提案した特願昭59−120170号に詳
細に開示されている。
減速用歯車装置300 減速用歯車装置300は、出力軸310に設けられたギ
ヤ312が、中間軸320の第1のギヤ322と噛合っ
ており、中間軸320の第2のギヤ324が最終減速ギ
ヤ330と噛合って構成されている。これらの各ギヤの
噛合いは減速回転させられる構成とされている。これに
より、補助変速装置200からの回転は、この減速用歯
車装置300により減速して差動歯車装置350に伝達
される。
出力軸310は、第3図(b)で見て、その左端部はラ
ビニオ型複合遊星歯車装置210のキャリヤ222の内
方端とスプライン嵌合により連結され、回転方向には一
体であるが、軸方向には摺動可能とされている。また、
出力軸310の軸心部には回転軸180の右端が嵌合し
ているが、シールリング308が設けられ、この嵌合は
回転方向にも摺動可能な嵌合とされている。
なお、出力軸310の軸心部に設けられた油路314は
、潤滑用の油路である。
差動歯車装置350 差動歯車装置350は、最終減速ギヤ330に周知の構
成で備えられている。すなわち、左右一対のサイドギヤ
352.354に、ピニオンシャフト360に支持され
たピニオン356.358が噛合っており、回転動力は
デフケース362から、ピニオンシャフト360、ピニ
オン356.358を経て、サイドギヤ352.354
に伝達され、サイドギヤ352.354から駆動軸37
0.372を経て不図示の車輪に伝達される。そして、
左右車輪の差動回転は、ピニオン356.358の回転
により許容されるようになっている。
第4図(al ;、cいし第4図Telは、油圧制御回
路の詳細を示す。
なお、第4図(a)と第4図(b)は各油圧回路がX−
X線で接続され、第4図(b)と第4図(C1は各油圧
回路がY−Y線で接続される関係にあり、全体として一
つの油圧回路を構成している。
オイルポンプ70はストレーナ1072を介して吸い込
んだオイルを加圧してライン圧油路1074に供給する
。 − ・ スロットルバルブ1076は、吸気スロットル開度
θに関係したスロットル圧pthを出力ポート1078
に発生する。スロットルバルブ1076のスプール10
77は、スロットルカム1079からスロットル開度θ
の増大に連れて増大する作用力と制御ボート1081か
らフィードバック圧としてのスロットル圧pthとを対
向的に受け、ライン圧油路1074を出力ポート107
8との接続を制御する。
マニュアルバルブ1080は、運転室に設けられる不図
示のシフトレバ−と連動して設けられており、シフトレ
バ−の操作位置に関係して軸方向に移動するようになっ
ている。シフトレバ−の操作位置としては、普通には、
L(ロー)、D(ドライブ)、Nにエートラル)、R(
リバース)、およびP(パーキング)レンジが設けられ
る。そして、Rレンジ時にはライン圧油路1074の第
1のライン圧PL、がボート1083に導かれ、同様に
、Lレンジ時にはボート1o85に、Dレンジ時にはボ
ー1−1085.1087に導かれるようになっている
リリーフ弁1089は、ライン圧油路1o74の第1の
ライン圧PL、が所定値以上になるとライン圧油路10
74のオイルを逃がす、いわゆる安全弁として設けられ
ている。
二次油圧油路1082はオリフィス1084とプライマ
リプレッシャレギュレータバルブ1198の余剰オイル
が排出されるボート1085とを介してライン圧油路1
074へ接続され、セカンダリプレッシャレギュレータ
バルブ1086は、オリフィス1188を介して二次油
圧油路1082へ接続されている制御室1090を有し
、制御室1090の油圧とばね1092の荷重とに関係
して二次油圧油路工082とボー)1094との接続を
制御し、二次油圧油路1082の二次油圧Pzを所定値
に維持する。
潤滑油油路1095は、ボート1094あるいはオリフ
ィス1097を介して二次油圧油路1082に接続され
ている。
直結クラッチ60を制御するために設けられる直結クラ
ッチ制御バルブ1096は、二次油圧油路1082を直
結クラッチ60の係合側油路107および解放側油路1
06へ選択的に接続する。
電磁弁1100は直結クラッチ制御バルブ1096の制
御室1102とドレン1104との接続を制御する。電
磁弁1100がオフ(非励磁)であるときには、直結ク
ラッチ60の解放側油路106に二次油圧油路1082
からの二次油圧Pzが供給され、直結クラッチ60は解
放状態となって、エンジン動力はフルードカップリング
54を介して伝達される。電磁弁1100がオン(励磁
)であるときには、直結クラッチ60の係合側油路10
7およびオイルクーラ1106に二次油圧油路1182
からの二次油圧Pzが供給され、エンジン動力は直結ク
ラッチ60を介して伝達される。なお、クーラバイパス
弁107はターラ圧を所定圧に制御するようになってい
る。
変速比制御装置1108は、ベルト式無段変速装置10
0の入カブ−I7110を制御するものであり、第1お
よび第2のスプール弁1110.1112(シーブコン
トロールバルブ)と、第1および第2の電磁弁1114
.1116を備えている。第1の電磁弁1114がオフ
である期間は第1のスプール弁1110のスプールは室
1117の二次油圧Pzによりばね111Bの方へ押圧
されており、ボー)1119の第1のライン圧PL1は
第1のスプール弁1110のボート1120を介して第
2のスプール弁1112のボート1122へ送られ、ボ
ート1124とドレン1126との接続は断たれる。第
1の電磁弁1114がオンである期間は室1117の油
圧が第1の電磁弁1114のドレン1128を介して排
出され、第1のスプール弁1110のスプールはばね1
118により室1117の方に押圧され、ボート112
0にはライン圧PLが生じず、ボート1124はドレン
1126に接続される。また、第2の電磁弁1116が
オフである期間は第2のスプール弁1112のスプール
は室1128の二次油圧Pzによりばね1130の方へ
押圧され、ボー1−1122とボート1132との接続
は断たれ、ボート1134はボート1136に接続され
る。ボート1132.1134は油路600を介してベ
ルト式無段変速装置100の入力プーリ110側に設け
られる油圧シリンダ装置130の第1と第2の作動油室
132.134に接続される。第2の電磁弁1116が
オンである期間は第2のスプール弁1112のスプール
はばね1130により室1128の方に押圧され、ボー
ト1122はボート1132に接続され、ボート113
4とボート1136との接続は断たれる。ボート113
6は油路1142を介してボート1124に接続されて
いる。
オリフィス1140は第2の電磁弁1116のオフ時に
ボート1122から少量のオイルをボート1132に導
く。したがって、第1の電磁弁1114がオフで、かつ
第2の電磁弁1116がオンである期間は、ベルト式無
段変速装置100の入力プーリ110側の油圧シリンダ
装置の第1と第2の作動油室132.134に制御油圧
が速やかに供給され、ベルト式無段変速装置looの変
速比は下降する。第1の電磁弁1114がオフで、かつ
第2の電磁弁1116がオフである期間は、ベルト式無
段変速装置100の大カブ−IJ 110の油圧シリン
ダ装置130への制御油圧の供給はオリフィス140を
介して行われ、ベルト式無段変速装置100の変速比は
緩やかに下降する。第1の電磁弁1114がオンで、か
つ第2の電磁弁1116がオンである場合、ベルト式無
段変速装置100の入力プーリ110側の油圧シリンダ
装置130への制御油圧の供給、排出は行われず、ベル
ト式無段変速装置100の変速比は一定に保持される。
第1の電磁弁1114がオンで、かつ第2の電磁弁11
16がオフである期間は、入カブ−IJ 110側の油
圧シリンダ装置130の制御油圧はドレン1126から
排出されるので、ベルト式無段変速装置100の変速比
は急激に上昇する。
変速比検出弁(変速比センシングバルブ)1146は、
第3図(alに示す入力プーリ110の可動プーリ11
4の動きを検知して、ベルト式無段変速装置100の変
速比に応じた変速比圧Pγを発生させる。変速比検出弁
1146により制御され警 た変速比圧Pγは出力ポー
ト1178に取り出される。なお、変速比検出弁114
6は、第3図(a)に示すように、入カブ−IJ 11
0の回転軸1040軸心邪に組み込まれている。尤も、
第3図18)と第4図(alとでは変速比検出弁114
6の図示状態は左右逆となっている。
カットオフバルブ1190は、直結クラッチ制御バルブ
11966制御室1102に油路1192を介して連通
している室1194、および室1194の油圧とばね1
195のばね力とに関係して移動するスプール1196
を有し、電磁弁1100がオフである場合、すなわち、
直結クラッチ60が解放状態にある場合(補助変速装置
200において変速を行うとき、動力伝達系の衝撃を吸
収するために直結クラッチ60は解放状態にされる)、
閉状態になって変速比圧Pyがプライマリプレッシャレ
ギュレータパルプ1198に伝達されるのを阻止する。
 − 第1のライン圧発生手段としのブライマリプレソシャレ
ギュレータバル7”119Bは、スロットル圧pthが
供給されるポー)1200、変速比圧Pγが供給される
ポー1−1202、ライン圧油路1074に接続されて
いるボート1204、オイルポンプ70の吸入側に接続
されているボート1206、およびオリフィス1208
を介して第1のライン圧PL、が供給されているボート
1220、軸方向に移動してボート1204とボート1
206との接続を制御するスプール1212、スロット
ル圧pthを受けてスプール1212をボート1202
の方に付勢するスプール1214、およびスプール12
12をポー)1202の方に付勢するばね1216によ
り構成されている。
このプライマリプレッシャレギュレータバルブ1198
は、変速比圧Prとスロットル圧pthとの対比により
制御され、第1のライン圧PL+をライン圧油路107
4に取り出す。この第1のライン圧PL、は第3図(a
)に示すベルト式無段変速装置100の入力プーリ41
1Oと出力プーリ150のそれぞれの油圧シリンダ装W
130.170の制御油圧として用いられる。
第2のライン圧発生手段としてのサブプライマリプレン
シャレギュレータバルブ1220は、L、Dレンジ時に
第1のライン圧PL、がマニュアルバルブ1080のポ
ー)1085から導かれる入カポ−)1222、第2の
ライン圧PL、が発生する出力ポート1224、変速比
圧prが導がれるボート1226、フィードバック圧と
しての第2のライン圧PL、をオリフィス1228を介
して導がれるボート1230、入力ボート1222と出
力ポート1224との接続を制御するスプール1232
、スロットル圧pthが導がれるボート1234、ボー
ト1234からのスロットル圧pthを受けてスプール
1232をポー) 1.226の方に付勢するスプール
1236、およびスプール1232をボート1226の
方に付勢するばね1238により構成されている。
このサブプライマリプレッシャレギュレータバルブ12
20も、変速比圧Pγとスロットル圧pthとの対比に
より制御され、出カポ−1−1224に第2のライン圧
PL2を取り出す。この第2のライン圧PL2は第3図
(a)に示す補助変速装置200の前進速の変速切換え
を行う作動油圧として用いられる。
シフトバルブ1250は、マニュアルバルブ1080の
り、Lレンジ時に第2のライン圧PL、が導かれる入力
ボート1252、出力ポート1254.1256、オリ
フィス1258を介してドレンI260に接続されてい
るボート1263、Dレンジ時にマニュアルバルブ10
80のボート1087から第1のライン圧PL、が供給
される制御ボート1264、その他の制御ボート126
6.1268、ドレン1270、スプール1272、お
よびスプール1272整ボート1268の方に付勢する
ばね1274により構成されている。制御ボート126
6.1268にはオリフィス1276を介して二次油圧
Pzが導かれており、この制御ポート1266.126
8の油圧は電磁弁1278により制御されるようになっ
ている。スプール1272の下から2つのランドS1、
S2の面積の関係は、SL<32となっている。また、
電磁弁I278のオン、オフは車両の運転パラメータに
関係して制御され、オン時にはドレン1280からオイ
ルが排出される。
電磁弁1278の制御により、スプール1272がばね
1274側の位置にある場合には、入力ボート1252
は出力ポート1254に接続され、出力ポート1256
はボート1262およびオリフィス1258を介してド
レン1260に接続される。したがって、出力ポート1
254から第2のライン圧PL2がクラッチ装置250
の油圧サーボ装置に供給され、補助変速装置200は前
進第2速になる。
次に、電磁弁1278の制御により、逆に、スプール1
272がボート1268側の位置にある場合には、入力
ポート1252は出力ポート1256に接続され、出カ
ポ−)125’4はドレン1270に接続される。した
がって、車両ボート1256からの第2のライン圧PL
2がブレーキ装置230の油圧サーボ装置に供給され、
補助変速装置200は前進第1速となる。
Lレンジの場合は、制御ポー)1264に第1のライン
圧PL、が導かれていないので、電磁弁1278がオフ
になると、スプール1272は最初はランドS2に作用
する二次油圧Pzにより、後はランドS1に作用する二
次油圧Pzにより、ばね1274の方に移動するが、電
磁弁1278がオンになると、制御ボート1266.1
268の油圧は低下するので、スプール1272はばね
1274によりボート1268の方に移動する。すなわ
ち、Lレンジでは電磁弁1278のオン、オフに関係し
て補助変速装置200の前進速間の変速切換え、すなわ
ち、前進第1速と第2速の変速切換えを行うことが可能
となっている。
Dレンジでは、制御ポート1264に第1のライン圧P
L、が導かれるので、スプール1272が、一旦、ばね
1274側の位置となると、ランドS2に制御ポート■
264からの第1のライン圧PL1が作用し、その後の
電磁弁1278のオン、オフに関係なく、スプール12
74はばね1274側の位置に保持される。したがって
、補助変速装置200は、常時、前進第2速状態に保持
される。
シフトタイミングバルブ1290は、クラッチ装f&2
50の油圧サーボ装置に連通している制御ボート129
2、シフトバルブ1250の出力ポート1256に接続
される入力ポート1294、ブレーキ装置230の油圧
サーボ装置に接続される出力ポート1296、ドレン1
298、スプール1300、およびスプール1300を
ボート1292の方に付勢するばね1302から成って
いる。シフトバルブ1250が前進第1速位置から前進
第2速位置に切換えられる場合、出力ポート1254か
らクラッチ装置250に第2のライン圧PL、が供給さ
れるが、クラッチ装置250の作動油圧がまだ低い場合
、スプール1300はばね1302によりボート129
2側の位置にあり、ブレーキ装置230の作動油圧は、
シフトバルブ1250のボート1262およびオリフィ
ス1258を介してドレン1260から緩やかに排出さ
れる。クラッチ装置250の作動油圧が高くなると、ス
プール1300はボート1292の油圧によりばね13
02に抗して移動し、ブレーキ装置230の作動油圧は
シフトタイミングバルブ1290のドレン1298から
速やかに排出される。
この結果、補助変速装置200において前進第1速から
第2速にシフトアップが行われる場合、ブレーキ装置2
30の解放が適当に遅らせられ、変速ショックが抑制さ
れる。
上述の実施例において、補助変速装置200のクラッチ
装置250およびブレーキ装置230の制御を行うシフ
トバルブ1250、シフトタイミングバルブ1290は
、前述したように、変速機上部の第2のバルブボデー3
0に備えられており、補助変速装置200と近傍位置に
設置されている。
このため、第4図(Q)にに示す、クラ・2チ装置25
0への油路1900や、ブレーキ装置230への油路1
902.1904は短く形成され、良好な変速応答性を
示す。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば、補助変速装置の
作動を制御するバルブを備えた第2の1<ルブボデーが
、補助変速装置の近傍位置の変速機1 の上部位置に設置されることから、補助変速装置の作動
を制御するバルブから補助変速装置の油圧サーボ装置ま
での作動油圧の供給油路は短くなる。
このため、バルブ近傍にオリフィスが設けられている場
合でも、油圧サーボ装置はバルブからの作動油圧の供給
に応じて素早く作動することができ、補助変速装置の変
速応答性が良い。
また、供給油圧を調圧する調圧バルブを具備する第1の
バルブボデーは、従来通り、オイル溜り近傍位置に設け
られるため、従来通り良好な油圧制御を行うことができ
る。
また、バルブボデーは、第1のバルブボデーと第2のバ
ルブボデーに分割して形成されることから、個々のバル
ブボデーは従来の一個で形成される場合に比べ小さなも
のとなり、個々のバルブボデーはわずかな空間有効に利
用して設置することが可能で、変速機全体のコンパクト
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示し、第1図
はバルブボデーの配置状態を示す側面図、第2図は変速
機の全体構成を示すスケルトン図、第3図は変速機の詳
細構造を示す断面図、第4図は油圧制御回路である。 符号の説明 20−・・−第1のバルブボデー 30−・−・・第2のバルブボデー 40−−−−−・オイル溜り位置 100−・−ベルト式無段変速装置 110−一一一・−人力プーリ 15(1−−−−・出力プーリ 190・−−−−・伝動ベルト 200−−一・補助変速装置 230.240・−・・−ブレーキ装置250−m−・
・・クラッチ装置 出願人 トヨタ自動車株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、変速機は、入力プーリと出力プーリ間に伝動ベルト
    が掛は渡されて入力プーリから出力プーリに無段変速し
    て伝達されるベルト式無段変速装置と、ブレーキ装置や
    クラッチ装置の油圧サーボ装置が選択的に作動されるこ
    とにより所定の変速 。 段が達成される補助変速装置とを備えており、補助変速
    装置は変速機のオイル溜り位置より離れた変速機の上部
    位置に設置されており、変速機の変速状態を制御する各
    種のバルブが備えられるバルブボデーは第1のバルブボ
    デーと第2のバルブボデーに分割して設けられており、
    第1のバルブボデーはオイル溜り位置近傍の変速機の下
    部位置に設置され、第2のバルブボデーは補助変速装置
    の近傍位置の変速機の上部位置に設置され、第1のバル
    ブボデーにはプレッシャレギュレータバルブ等各部への
    供給油圧を調圧する調圧バルブが備えられ、第2のバル
    ブボデーにはシフトバルブ等の補助変速装置の作動を制
    御するバルブが備えられていることを特徴とする変速機
    の油圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62115269A (ja) * 1985-11-13 1987-05-26 三菱レイヨン株式会社 デユアル構造タバコフイルタ−
JP2005106180A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Mazda Motor Corp 自動変速機
US7644638B2 (en) 2006-02-28 2010-01-12 Nissan Motor Co., Ltd. Automatic transmission
JP2017026014A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 マツダ株式会社 自動変速機及びその製造方法

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