JPH033045Y2 - - Google Patents

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JPH033045Y2
JPH033045Y2 JP1985168932U JP16893285U JPH033045Y2 JP H033045 Y2 JPH033045 Y2 JP H033045Y2 JP 1985168932 U JP1985168932 U JP 1985168932U JP 16893285 U JP16893285 U JP 16893285U JP H033045 Y2 JPH033045 Y2 JP H033045Y2
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hook
rope
latching
loop
tire
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JP1985168932U
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はタイヤ滑り止めネツト用の締付具に
関する。
(従来技術) 従来、タイヤ滑り止めネツトをタイヤ回りに巻
回装着する際には、第4図に示す如くタイヤ回り
に滑り止めネツトBを巻回し、このネツトBの内
側縁に沿つて取付けたロープ状の締付具A′の両
端を連結してネツトBの内側を締付け、次いで同
ネツトBの外側縁に輪状の締め付けバンドを掛止
してネツトBをタイヤ面に対して締め付けてい
る。
上記した締付具A′は第4図に示た如く、所定
長さのロープ1′に一定間隔を置いて前記滑り止
めネツトBの内側縁に掛止する掛止金具4′を取
付け、且つ該ロープ1′の一端に掛止フツク2′を
取設し、両端を連結する際には上記掛止フツク
2′をロープ1′他端に設けたループ部3′に掛止
して輪状に連結する。
第9図は締付具A′一端の掛止フツク2′を他端
のループ部3′に掛止して連結した状態を示すも
のである。掛止フツク2′は直径5mm程の鋼棒を
折り曲げて形成したもので、フツク2′支持端側
にロープ1′の一端を差し通す輪状の支持部2′a
を形成し、且つ同フツク2′の支持端と反対側を
前記支持部2′aと対称的に屈曲させて、フツク
2′の屈曲部2′bと、その内部の掛止部2′cを
形成すると共に、屈曲部2′b先端を反転させて
先端部2′dとしたものである。
上記した掛止フツク2′の掛止部2′c内に掛止
するループ部3′は、ロープ1′の他端を一端側と
同様に折り返し、固定金具5にて固定し、その先
端にループを形成したものである。
上記した連結部は、装着時において滑り止めネ
ツトBの張りによつて常時円周方向へ張力を受け
る為にループ部3′が掛止フツク2′の掛止部2′
cから抜け出すことはないが、急発進や急停車の
際にはロープ1′が瞬間的に弛む態があり、フツ
ク2′とループ部3′との掛止が外れてしまう場合
があつた。
しかし、ループ部3′が外れない様に掛止部
2′cの入口部分をロープ1′半径より狭くして抜
けずらくすると、逆にループ部3′を掛止部2′c
内に入れるのが非常に困難となり、また、掛止部
2′c入口付近に何らかの抜け止め機構を設ける
ことも出来るが、掛止フツク2′が小さい為に製
造が難しくなる他、タイヤと共に高速回転するの
で強度的にも信頼できない。
掛止フツク2′からループ部3′が外れるまでの
過程を実験によつて究明すると、ロープ1′が弛
んだ際にループ部3′とフツク2′が第9図乃至第
12図に示す様な動きをすることが分つた。
ロープ1′が瞬間的に弛むと、ループ部3は掛
止フツク2′側へ移動し、ループ部3′内の後端に
フツク2′の屈曲部2′bの突端が第10図にす如
く衝突する。
この際、従来の掛止フツク2′は掛止部2′cの
直径をロープ1′と略同径に形成しているのでル
ープ部3′内後端の中心部のb点がフツク2′屈曲
部2′b折返し点aと略一致する。
折返し点aとは、第9図に示す如く掛止フツク
2′における屈曲部2′b上に存在する点であり、
フツク2′屈曲部2′bの中心線cがこの点aを境
にしてフツク支持端側へ折り返す点のことであ
る。
第10図に示した状態からさらにロープ1′の
弛みが進むと、ループ部3′の点bが屈曲部2′b
の外周に沿つてフツク2′先端側と、これと反対
側のタイヤC側へ移動することが半々の割合で起
きる。
ループ部3′がタイヤC側へ移動した場合同部
3′が掛止フツク2′の下に入り込み、掛止フツク
2′を第11図の様に持ち上げ、その後弛みがな
くなると、元の第9図の状態に引かれて戻るので
ループ部3′が外れることはない。
しかし、ループ部3′が掛止フツク2′先端側へ
移動すると、第12図に示す如くループ部3′が
フツク2′の先端2′dから外れ、その後、弛みが
なくなつて引かれると完全に外れてしまう。
つまり、ループ部3′がフツク2′から外れるか
否かは、ループ部3′内後端のb点が第10図の
様に屈曲部2′b突端に当つてから屈曲部2′b折
返し点aのタイヤ側か先端側かのどちらに移動す
るかによつて定められる。
(技術的課題) 本考案の技術的課題は、走行中においてロープ
が弛んだ際にも掛止フツクからループ部が外れる
ことがないタイヤ滑り止めネツト用締付具を提供
することである。
(技術的課題を解決する為の手段) 本考案が上記した技術的課題を解決する為に講
ずる手段は、所定長さのロープに適宜間隔を置い
て掛止金具を取付けると共に、該ロープの一端に
掛止フツクを取設して成り、装着時に掛止フツク
をロープ他端に設けたループ部に掛止連結するタ
イヤ滑り止めネツト用締付具において、上記掛止
フツクにおけるループ部掛止個所の屈曲部上にあ
り、且つ屈曲方向がこれを境にしてフツク支持端
側へ折り返す点である折返し点を、掛止フツク掛
止部内におけるループ部の掛止定着位置よりフツ
ク先端側へ位置させ、且つロープ他端のループ部
の内径を掛止フツク掛止部の外周から同掛止フツ
ク先端までの寸法よりも所定量小さくしたもので
ある。
(作用) 以上の構成によれば、連結時においてロープ端
のループ部は、掛止フツクの掛止部内における、
折返し点よりタイヤ側の位置に定着して掛止され
る。
走行中にロープが瞬間的に弛むと、直径が掛止
部直径より小さいループ部は、掛止フツクへ向け
て移動し、前述したループ部内後端のb点が掛止
フツク屈曲部外周の折返し点a部よりタイヤ側の
部分に衝突し、いで同屈曲部外周に沿つてタイヤ
側へ移動し、同時に掛止フツクは支持部を中心と
して回動しタイヤ面より持ち上がる。その後ロー
プの弛みがなくなるとループ部は掛止部内の定着
位置に定着し元の掛止状態となる。
(効果) 本考案は以上の如き構成であるから、掛止フツ
クが従来と同様に単純な構造でありながら、走行
中においてロープが瞬間的に弛んだ際にも、掛止
フツクの掛止部内に掛止されるループ部は、前記
した如く、必ず定着位置から屈曲部に沿つてタイ
ヤ側へ移動するので、掛止部内から外れるのを防
止することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
締付具Aは装着する滑り止めネツトの長さに合
わせたロープ1に、滑り止めネツトの内側縁に沿
つて掛止する掛止金具4を所定間隔を置いて取設
し、このロープ1の一端に掛止フツク2を取付け
ると共に、ロープ1他端には上記掛止フツク2を
掛止するループ部3を設けてある。
掛止フツク2は、直径5mm程の鋼棒の丸棒を屈
曲させて成形したものであリ、支持端側を輪状に
屈曲せしめて支持部2aを形成すると共に、支持
部2aの反対側を支持部2aと対称的に屈曲させ
て同フツク2の屈曲部2bを形成する。上記屈曲
部2bの内部は前記ループ部3が掛止定着する掛
止部2cと成り、且つ屈曲部2bの先端部は外側
へ折り曲げて先端部2dを形成する。
また、上記掛止フツク2は、ロープ1のフツク
2側端を同フツク2の支持部2a内を通して図示
の如く折り返し、該ロープ1の二重部分を固定金
具5a,5aをかしめ止めすることにより、上記
折り返し部分を中心に回動自在に支持する。
掛止フツク2に掛止するループ部3は、ロープ
1の他端側を掛止フツク2側と同様に二つに折り
返し、このロープ1の二重部分を固定金具5a及
びバンド掛止フツク5bにてかしめて固定するこ
とによつて、その折返し部分に所定径のループを
形成せしめたものである。
次に、掛止フツク2の詳しい形体を説明する。
掛止フツク2は連結時において、タイヤCの側
面に第2図に示した如く定着するものであるか
ら、タイヤC側面と接触する支持部2aと屈曲部
2bタイヤC側突端部同士を結ぶ線を基準線dと
し、また、ロープ1が通される支持部2aの中心
点をi点とする。
屈曲部2bを同部2bの中心線cにて代表して
考えると、この中心線上に有る折返し点aからタ
イヤC側の部分2b′と同点aからフツク先端側の
部分2b″とからなる。折返し点aは上記中心線c
上のフツク2支持側と反対側の突端に位置し、中
心線Cがこの点を境にして双方共に支持端側へ折
り返す点のことである。
ループ部3を掛止フツク2の掛止部2c内に掛
止するとループ部3の先端は滑り止めネツトの張
力によつてタイヤ側に寄せられ、掛止部2c内の
定着位置eに定着する。重要なのは上記した定着
位置eと折返し点aの位置関係であり、基準線d
を基準として、折返し点aを定着位置eよりフツ
ク2先端側(タイヤと反対)へ位置させることで
ある。
上記した条件は、掛止部2c内の直径をロープ
1の直径より幾分大きくすることによつて満たさ
れるが、直径7mmのロープ1を用いる際の掛止フ
ツク2の一例を寸法入りで第2図示す。尚、第2
図に示した掛止フツク2は、掛止部2cの口部の
寸法を狭くする為に支持部2aと屈曲部2bの中
間を外側へ湾曲させている。
また、第2図の掛止フツク2の屈曲部2bは真
円形に形成したが、同部2bを真円形にすると屈
曲部2bの径が大きくなる割に定着位置eと折返
し点aとの距離が小さいので、第2図に示した掛
止フツク2″の様に屈曲部2bの折返し点aより
タイヤ側の部分2b′の曲率を小さくし、同部2b
の基準線dに対する傾斜角をより鋭角することに
より、定着位置eと折返し点aとの距離を大きく
取ると共に、ロープ1が弛んだ際におけるループ
部3を確実にタイヤ側へ移動させることができ
る。
上記した掛止フツク2に掛止するループ部3
は、該ループ部3がフツク2側へ移動し、ループ
部3内後端部が屈曲部bの外周に衝突する前にル
ープ部3の先端がフツク先端部2dから抜け出な
い程度の寸法にする必要があり、この為にループ
部3の内径gを掛止フツク2の掛止部外周からフ
ツク先端部2dまでの寸法より幾分小径にしてあ
る。
次に、ロープ1が弛んだ際におけるループ部3
の動きを第6図乃至第8図に基づいて説明する。
正常時における連結部は第5図及び第6図に示
す状態である。
ロープ1が瞬間的に弛むと、ループ部3は第6
図の定着位置eから略ループ中心線hに沿つて移
動し、ループ部3内後端部bがタイヤ側屈曲部2
b′の外周に衝突する。(第7図) その後もロープ1の弛みが続くとループ部3は
タイヤ側屈曲部2b′の傾斜に沿つてタイヤ側へ移
動し、掛止フツク2の支持部e中心に回動させ、
第8図に示す如く持ち上げる。
その後、瞬間的な弛みがなくなるとループ部3
はロープ1側へ引かれ、第6図に示した状態に戻
る。
尚、掛止フツク2の屈曲部2bの形状は、前記
したループ部2bと折返し点aの位置関係の条件
さえ満たしていればの様なものでも良いが、ロー
プ1が弛んだ際にループ部3がタイヤ側に導かれ
易い形状が良く、またループ部3は金具などで形
成しても良いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した締付具を示す正面
図、第2図は掛止フツクの寸法入り正面図、第3
図は屈曲部の形状を変えた掛止フツクの正面図、
第4図は締付具の定着状態を示す正面図、第5図
乃至第8図はループが弛んだ際における締付具の
連結部分の作動状態を示す拡大正面図、第9図乃
至第12図は、ループが弛んだ際における従来構
造の締付具連結部分の作動状態を示す正面図であ
る。 図中、A……締付具、1……ロープ、2……掛
止フツク、2d……フツク先端、3……ループ
部、4……掛止金具、a……折返し点、e……ル
ープ部定着位置、g……ループ部内径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定長さのロープに適宜間隔を置いて掛止金具
    を取付けると共に、該ロープの一端に掛止フツク
    を取設して成り、装着時に掛止フツクをロープ他
    端に設けたループ部に掛止連結するタイヤ滑り止
    めネツト用締付具において、上記掛止フツクにお
    けるループ部掛止個所の屈曲部上にあり、且つ屈
    曲方向がこれを境にしてフツク支持端側へ折り返
    す点である折返し点を、掛止フツク掛止部内にお
    けるループ部の掛止定着位置よりフツク先端側へ
    位置させ、且つロープ他端のループ部の内径を掛
    止フツク掛止部の外周から同掛止フツク先端部ま
    での寸法よりも所定量小さくしたタイヤ滑り止め
    ネツト用締付具。
JP1985168932U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH033045Y2 (ja)

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JP1985168932U JPH033045Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JPS6276007U JPS6276007U (ja) 1987-05-15
JPH033045Y2 true JPH033045Y2 (ja) 1991-01-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2694970B2 (ja) * 1988-06-07 1997-12-24 株式会社ブリヂストン タイヤ滑り止め装置用フツク

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JPS6276007U (ja) 1987-05-15

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