JPH03296998A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH03296998A
JPH03296998A JP2101400A JP10140090A JPH03296998A JP H03296998 A JPH03296998 A JP H03296998A JP 2101400 A JP2101400 A JP 2101400A JP 10140090 A JP10140090 A JP 10140090A JP H03296998 A JPH03296998 A JP H03296998A
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JP
Japan
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pulse
erase
memory
pulse width
logic state
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Application number
JP2101400A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Miyawaki
宮脇 好和
Yasushi Terada
寺田 康
Shinichi Kobayashi
真一 小林
Takeshi Nakayama
武志 中山
Masanori Hayashigoe
正紀 林越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、−括
消去型の電気的に消去可能な不揮発性半導体記憶装置の
データの消去方法に関するものである。
[従来の技術] 第7図はl5SCC(Internat 1onal 
 5olid−3tate  C1rcuits  C
onference)ダイジェスト・オブ・テクニカル
ペーパーズ(1990)pp、6061に記載された不
揮発性半導体記憶装置のブロック図である。第7図を参
照して、不揮発性半導体記憶装置は、複数の不揮発性メ
モリセルが複数の行(ロウ)および複数の列(コラム)
に配列されたメモリアレイ1と、外部から与えられるメ
モリアレイ1のアドレス信号AO〜AKをバッファする
ためのアドレスバッフ76と、アドレスバッフ76に接
続され、アドレス信号をデコードして行の1つを選択す
るためのロウデコーダ4と、同様に列の1つを選択する
ためのコラムデコーダ5と、コラムデコーダ5とメモリ
アレイ1とに接続され、デコードされ選択された列に従
って、メモリアレイ1のビットラインの1つを選択する
ためのYゲート2と、メモリアレイ1に接続され、メモ
リアレイ1のソース線に加えられる電圧を切替えるため
のソース線スイッチ3と、Yゲート2を介してメモリア
レイ1に接続された書込回路7と、Yゲート2を介して
メモリアレイ1に接続されたセンスアンプ8と、書込回
路7およびセンスアンプ8に接続され、外部との入出力
信号をバッファするための人出力バッファ9と、外部か
ら信号EE、でE、OE、PGMを与えられ、この装置
の動作モードを制御するためのモード制御回路10と、
モード制御回路10、アドレスバッフ76、ロウデコー
ダ4、ソース線スイッチ3、センスアンプ8に接続され
、メモリアレイ1の格納内容を消去するときに、この装
置の動作を制御するための消去制御回路11とを含む。
アドレスバッファ6には外部からアドレス信号AO−A
kが与えられる。人出力バッファ9は入出力信号線■1
00〜l107によって外部と入出力信号の交換を行な
う。
第8図は、メモリアレイ1およびその周辺回路のブロッ
ク図である。第8図を参照して、メモリアレイ1は、ロ
ウデコーダ4に接続され、互いに平行に配列された複数
のワード線WL1〜WL3と、Yゲート2に接続され、
ワード線WLI〜WL3と交差する方向に、互いに平行
に配列された複数のビット線BLI〜BL3と、各ワー
ド線と各ビット線の交点のそれぞれに設けられたメモリ
セルMCIなどのメモリセルと、各メモリセルとソース
線スイッチ3とを接続するためのソース線SL1〜SL
3.28とを含む。
第8図において、ワード線、ビット線とも3本ずつが描
かれている。しかしながらこれはあくまで説明の便宜の
ためであって、実際にはこれらの本数はより多い。
Yゲート2は、書込回路7およびセンスアンプ8が接続
されたI10線27と、各ビット線BL1〜BL3とI
10線27との間に設けられたビット線選択のためのト
ランジスタ26a〜26cとを含む。各トランジスタ2
6a〜26cのゲートは、それぞれコラムデコーダ5の
出力Y1〜Y3に接続される。
第9図は、第8図のメモリセルMC1の模式的断面構造
図である。第9図を参照して、メモリセルMCIは半導
体基板24上に設けられている。
メモリセルMCIは、半導体基板24の主表面上に、所
定の間隔を隔てて形成された不純物領域からなるソース
領域23、ドレイン領域22と、ソース領域23、ドレ
イン領域22の間の主表面上に形成された、膜圧100
人程鹿の薄い酸化膜と、この薄い酸化膜の上に形成され
た情報記憶のためのフローティングゲート21と、フロ
ーティングゲート21上に形成された酸化膜と、その酸
化膜上にさらに設けられたコントロールゲート20とを
含む。ソース領域23はソース線SLIに接続される。
ドレイン領域22はビット線BLIに接続される。コン
トロールゲート20はワード線WL1に接続される。フ
ローティングゲート21は他から電気的に絶縁されてい
る。
第10図は、消去制御回路11のより詳細なブロック図
である。第10図を参照して、消去制御回路11は、モ
ード制御回路10に接続され、モード制御回路10から
与えられるコマンド信号をラッチするためのコマンド信
号ラッチ12と、モード制御回路10およびコマンド信
号ラッチ12に接続され、ソース線スイッチ3、ロウデ
コーダ4、アドレスバッフ76、センスアンプ8を制御
するためのシーケンス制御回路13と、規定の電圧を発
生するためのベリファイ電圧発生器14と、シーケンス
制御回路13とベリファイ電圧発生器14とに接続され
、動作モードに応じてロウデコーダ4およびセンスアン
プ8に与える電源電圧を切替えるための電圧スイッチ1
5とを含む。電圧スイッチ15は、ロウデコーダ4に与
える電源電圧を5vと、13Vと、3.4■との間で切
替える。電圧スイッチ15は、また、センスアンプ8に
与える電源電圧を5Vと、3.4Vとの間で切替える。
シーケンス制御回路13は、コマンド信号ラッチ12に
接続され、メモリアレイ1の格納内容を消去するときに
、対象メモリのアドレスを順次生成してアドレスバッフ
ァ6に与えるためのアドレスカウンタ16と、コマンド
信号ラッチ12、アドレスカウンタ16、センスアンプ
8に接続され、消去時と消去状態の確認(以下これを「
消去ベリファイ」と呼ぶ)時のシーケンス制御回路13
の動作を制御するための消去/消去ベリファイ制御回路
17と、消去/消去ベリファイ制御回路17に接続され
、メモリセル1に書込まれたデータを消去するための消
去パルスを発生してソース線スイッチ3に与えるための
消去パルス発生器19と、モード制御回路10と消去/
消去ベリファイ制御回路17とに接続されたデコーダ制
御回路18とを含む。
以下、不揮発性半導体記憶装置の動作について、書込、
続出、消去の順で説明する。
(1) 書込動作 第8図および第9図に示されるメモリセルMC1にデー
タの書込が行なわれる場合、不揮発性半導体記憶装置は
以下のように動作する。書込回路7が活性化され、I1
0線27に高圧vppが印加される。コラムデコーダ5
は、メモリセルMC1が接続されているビット線BLI
を選択するために、トランジスタ26aをオンさせる。
コラムデコーダ5はそのために、その出力Y1を高圧V
ppに昇圧する。コラムデコーダ5の出力Y2、Y3は
Lレベルに保たれる。ロウデコーダ4は、メモリセルM
CIが接続されたワード線WLIを選択し、ワード線W
LIのレベルを高圧VppWLに昇圧する。ソース線ス
イッチ3は、ソース線28を接地させる。これにより、
メモリセルMC1のドレイン22には高圧VppBL、
コントロールゲート20には高圧vppwt、が印加さ
れ、ソース23は接地される。
これにより、ドレイン22とソース23との間に電流が
流れる。ドレイン22の近傍に高電界が生ずるようにチ
ャネル構造を設定しておくことにより、ドレイン22の
近傍でアバランシェ現象によるホットエレクトロンが生
成される。生じたホットエレクトロンのほとんどはドレ
イン22に流れる。しかしながら、一部のホットエレク
トロンはコントロールゲート20に印加された高圧Vp
pWLのために、フローティングゲート21とシリコン
基板24の間のエネルギギャップを超え、フローティン
グゲート21に蓄積される。その結果、このメモリセル
MCIのメモリトランジスタのしきい値は、高い方ヘシ
フトされる。この状態を、情報“0”が書込まれたもの
とする。
(2) 読出動作 第8図、第9図に示されるメモリセルMCIについて読
出を行なう場合、装置は以下のように動作する。コラム
デコーダ5は、メモリセルMCIが接続されたビット線
BLIを選択する。コラムデコーダ5は、そのためにそ
の出力Y1を“H”レベルとし、トランジスタ26aを
オンさせる。
コラムデコーダ5の出力Y2、Y3はともに“L″レベ
ル保たれる。
同様にロウデコーダ4は、メモリセルMCIが接続され
たワード線WLIを選択し、そのレベルを“H”レベル
とする。ロウデコーダ4は、他のワード線WL2、WL
3をL” レベルに保つ。
ソース線スイッチ3は、ソース線28を接地する。した
がって、ソース線SLI〜SL3も接地電位となる。
メモリセルMCIに情報″′0″が予め書込まれている
ものとする。この場合メモリセルMCIのメモリトラン
ジスタのしきい値は高い。コントロールゲート20に“
H”レベルが印加されてもメモリトランジスタは導通し
ない。ビット線BLIからソース線SLIには電流が流
れない。
メモリセルMCIが消去状態にあるものとする。
メモリトランジスタのしきい値は低い。したがってワー
ド線WL1からコントロールゲート20に“H”レベル
の電圧が印加されるとメモリトランジスタが導通する。
ビット線BLIからソース線SL1にメモリトランジス
タを介して電流が流れる。したがって、ワード線WL1
によってコントロールゲート20に“H”レベルの電圧
を印加したときに、このメモリセルを介して電流が流れ
るか否かをセンスアンプ8によって検出することにより
、メモリセルMCIに記憶された情報が“0”であるか
“1″であるかが判定される。
(3) 消去動作 消去動作時、すべてのメモリセルのソース23に、ソー
ス線スイッチ3によって高圧Vpp5Lを印加する。す
べてのコントロールゲート20は接地される。すべての
メモリセルのドレイン22はフローティングに保たれる
。すなわち、コラムデコーダ5、ローデコーダ4の出力
のすべては“L”にされる。
フローティングゲート21とソース23との間の酸化膜
に強い電界が誘起される。この強い電界によるトンネル
現象により、電子がフローティングゲート21からソー
ス23に引抜かれる。その結果メモリセルのメモリトラ
ンジスタのしきい値は低くなる。
メモリアレイ1のすべてのメモリセルのソース線SL1
〜SL3は共通のソース線28に接続されている。した
がってデータの消去はメモリアレイ1のメモリセルのす
べてにおいて一括してなされる。
なお、以下の説明において、“H”レベルとは電源電圧
(5■)程度を指し、“L”レベルは接地電位を指すも
のとする。
ところで、半導体記憶装置の製作上、装置の特性にはば
らつきが生ずる。このばらつきにより、消去されやすい
メモリセルと、されにくいメモリセルとが生ずることが
ある。消去されやすいメモリセルに合わせて消去パルス
を設定すると、消去されにくいものは消去されずに残る
ことになる。
一方、消去されにくいものに合わせて消去パルスを設定
すると、消去されやすいメモリセルのフローティングゲ
ートからは過剰に電子が引抜かれ、このメモリセルがデ
プレッションになってしまう恐れがある。
続出時、非選択メモリセルがデプレッションになってい
る場合、選択されたメモリセルだけではなく、デプレッ
ションとなっている非選択メモリセルにも電流が流れて
しまう。その結実装置に誤動作が生ずる。さらに、メモ
リアレイ1の各メモリセルにデータを書込むいわゆるプ
ログラム時にも、デプレッションになっている非選択セ
ルに電流が流れてしまう。その結果プログラムが不可能
となる。このような障害を避けるために、メモリセルの
消去時には次のようなことが行なわれている。
消去モードでは、まずすべてのメモリセルに書込がなさ
れ、すべてのメモリセルのメモリトランジスタのしきい
値が高くされる。アドレスカウンタ16はメモリアレイ
1のすべてのメモリセルに書込を行なうために、アドレ
ス信号を順次生成し、アドレスバッファ6に与える。ロ
ウデコーダ4、コラムデコーダ5、書込回路7は消去/
消去ベリファイ制御回路17により制御され、メモリア
レイ1のすべてのメモリセルについて書込を行なう。
すべてのメモリセルの書込が終了した後、消去/消去ベ
リファイ動作が開始される。まず、すべてのメモリセル
のソースにソース線スイッチ3によって高圧が印加され
る。すべてのワード線WL1〜WL3は接地される。こ
れにより、メモリアレイ1のすべてのメモリセルについ
て、消去が行なわれる。ソース線スイッチ3によるソー
スへの高圧の印加は、一定の時間たとえば10m5にわ
たり行なわれる。ソース線スイッチ3によりソース線2
8に与えられるこの電位変化を、消去パルスと呼ぶ。
その後、メモリアレイ1について消去ベリファイ動作が
行なわれる。消去ベリファイ動作とは、メモリアレイ1
のすべてのメモリセルについて、データが消去されたか
どうかを確認する作業である。アドレスカウンタ16は
、すべてのメモリセルを選択するためにアドレス信号を
順次生成し、アドレスバッファ6に与える。ロウデコー
ダ4、コラムデコーダ5によって、メモリアレイ1の各
メモリセルが順次選択される。センスアンプ8はこのメ
モリセルからの出力を増幅し消去/消去べリファイ制御
回路17に与える。消去/消去ベリファイ制御回路17
はしきい値の高いメモリセルを発見するとベリファイ動
作を中止し、消去動作を繰返す。すべてのメモリセルに
ついてしきい値が低くなったと判定されると、消去/消
去ベリファイ制御回路17は消去/消去ベリファイ動作
を終了する。この消去動作が終わると、コマンド信号ラ
ッチ12から出力されるステータス信号は“H” レベ
ルとなる。
上述の消去/消去ベリファイ動作の繰返しによって、全
メモリセルのメモリトランジスタのしきい値が、0■付
近までシフトされる。各メモリセルのフローティングゲ
ートからの電子の弓抜きは少量ずつ行なわれる。そのた
め、各メモリセルはデプレッションとなることはない。
[発明が解決しようとする課題] 従来の不揮発性半導体記憶装置において、消去/消去ベ
リファイ動作が以上のように行なわれている。そのため
、以下のような問題がある。不揮発性半導体記憶装置の
制作プロセスによって、チップ内のメモリセルにおいて
、消去されやすさについてばらつきが太き(なる場合が
ある。このとき、一定の大きなパルス幅を有する消去パ
ルスで消去を行なうと、前述のように消去されやすいメ
モリセルがデプレッションとなる可能性がある。
それをさけるために、短いパルスで繰返し消去を行なう
と、メモリセルがデプレッションになることは生じにく
くなるものの、消去後の消去確認回数が増えてしまう。
その結果、消去の完了までにかかる時間が増大するとい
う問題があった。
この発明は上述の問題を解決するためになされたもので
、データの消去を短時間で、かつ適切に行なうことがで
きる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる不揮発性半導体記憶装置は、第1の論
理状態と第2の論理状態との間の書替が可能な複数の記
憶素子を有する不揮発性半導体記憶手段と、第1および
第2の論理状態のうちの一方にある記憶素子の数を検出
するための論理状態検出手段と、論理状態検出手段によ
って検出された記憶素子の数との関数として変化するパ
ルス幅を有する、第1の論理状態から第2の論理状態へ
の書替を行なうための書替パルスを発生するための書替
パルス発生手段とを含む。
[作用] この発明にかかる不揮発性半導体記憶装置においては、
記憶素子のうち、たとえば第2の論理状態にあるものが
いくつあるかがまず検出される。
検出された記憶素子の数に応じて、書替パルス発生手段
から発生されるパルスの幅は変化される。
したがって、たとえば大多数の記憶素子が第2の論理状
態にあって、さらに第2の状態への書込動作が行われる
ことにより正常に動作しなくなる記憶素子が発生するお
それがあるときには小さいパルス幅で、そうでないとき
には大きなパルス幅でもって第2の状態への書替パルス
が発生される。
[実施例コ 第1図は本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の消去
制御回路11において用いられる消去パルス発生器19
のブロック図である。第1図を参照して、この発明にか
かかる不揮発性半導体記憶装置において用いられる消去
パルス発生器19は、消去/消去ベリファイ制御回路1
7に接続され、消去パルス発生器19全体の動作の制御
を行なうための消去コントロール回路54と、消去コン
トロール回路54に接続され、消去ベリファイ動作時に
、未消去のセル数をカウントするための未消去セル数カ
ウンタ55と、消去コントロール回路54に接続され、
消去コントロール回路54からリセット信号56を受け
とって、互いに異なるパルス幅を有するパルス52a、
52bを出力するためのパルス発生器50と、パルス発
生器50と未消去セル数カウンタ55とに接続され、未
消去セル数カウンタ55から与えられるパルス選択信号
46に従って、パルス発生器50から入力される複数の
種類のパルス52a、52bの内の1つを選択し、パル
ス幅規定パルスTerase45として出力するための
パルス幅切替回路51と、パルス幅切替回路51と高電
圧の外部Vpに接続され、パルス幅規定パルスTera
seと同様のパルス幅を有し、かつその振幅が外部Vp
によって規定される高電圧である消去パルス1ntVp
pを出力するための高電圧スイッチ回路53とを含む。
第2図は、パルス発生器50の簡単なブロック図である
。第2図を参照して、パルス発生器50は、一定のパル
ス数を有するクロック信号を発振するための発振器70
と、発振器70の出力に接続され、発振器70から与え
られるクロックを分周して出力するための分周器71a
と、分周器71aの出力に接続され、分周器71aの出
力をさらに分周して出力するための分周器71bとを含
む。分周器71a、71bは、消去コントロール回路5
4から与えられるリセット信号56に応答して初期状態
に戻り、クロックの分局を開始する。
分周器71bから出力されるパルスが第1のパルス52
aであり、分周器71. aから出力されるパルスが第
2のパルス52bである。
第3図を参照して、パルス幅切替回路51は、各々第1
のパルス52a1第2のパルス52bをパルス発生器5
0から受けとり、未消去セル数カウンタ55から与えら
れるパルス選択信号46に応答して、互いに相補的に第
1のパルス52a1第2のパルス52bをパルス幅規定
パルスTerase45として出力するための2つのス
イッチング回路4 Q a、 40 bと、パルス選択
信号46を反転してスイッチング回路40aに与えるた
めのインバータ43とを含む。
スイッチング回路40aは、入力がインバータ43の出
力47aに接続されたインバータ41aと、pチャネル
側ゲートがインバータ41aの出力に、nチャネル側の
ゲートがインバータ43の出力47aにそれぞれ接続さ
れ、第1のパルス52aが入力に与えられ、出力がパル
ス幅規定パルスTerase45となるトランスファゲ
ート42aとを含む。
同様にスイッチング回路40bは、未消去セル数カウン
タ55からのパルス選択信号46が与えられる信号線4
7bに入力が接続されたインバータ41bと、pチャネ
ル側ゲートがインバータ41bの出力に、nチャネル側
ゲートが信号線47bに接続され、入力に第2のパルス
52bが与えられ、出力がパルス幅規定パルスTera
se45となるトランスファゲート42bとを含む。
第4図を参照して、高電圧スイッチ回路53は、ソース
がパルス幅切替回路51の出力に、ゲートが電源電圧V
ccに接続されたnチャネルトランジスタ63と、ソー
スが高電圧の外部Vpに接続され、ドレインがトランジ
スタ63のドレインとノード66で接続され、ゲートに
高電圧スイッチ回路53の出力が加えられるpチャネル
トランジスタ61と、ゲートがノード66に、ソースが
高電圧の外部Vpにそれぞれ接続され、ドレインが高電
圧スイッチ回路53の出力となるpチャネルトランジス
タ64と、ゲートがノード66に、ソースがpチャネル
トランジスタ64のドレインに、ドレインが接地電位に
それぞれ接続されたnチャネルトランジスタ65とを含
む。
第5図はパルス発生器50の動作を説明するための波形
図であり、第6図は本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置のメモリセルのしきい値の特性を表す図である。
なお、本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の全体の
構成は、第7図〜第10図を参照してすでに説明された
ものと同一である。同一の部品には同一の参照符号およ
び名称が与えられている。
それらの機能も同一である。したがってここではそれら
についての詳しい説明は繰返されない。
消去パルス発生器19は、メモリセルアレイ1中のメモ
リセルの消去時に以下のように動作する。
消去コントロール回路54は、消去/消去ベリファイ制
御回路17からメモリセルアレイ1に含まれるメモリセ
ルのデータ消去を実行する旨の命令を受け、未消去セル
数カウンタ55とパルス発生器50とをリセットする。
第2図を参照して、発振器70は第5図(b)に示され
るような一定のパルス数を有するクロックを出力する。
分周器71a、71bはそれぞれリセット信号に応答し
て初期状態に戻り発振器70から与えられる信号の分周
を開始する。第5図(c)を参照して、たとえば分周器
71aは発振器70の出力クロックを分周し、2分の1
のパルス数を有するパルスを出力する。第5図(d)を
参照して、分周器71bはさらに分周器71aの出力を
分周し、発振器70から出力されるクロックの4分の1
のパルス数を有するパルスを出力する。分周器71bが
出力するパルスは第1のパルス52a1分周器71aが
出力するパルスは第2のパルス52bとなってパルス幅
切替回路51に与えられる。
当初、未消去セル数は0であるため、未消去セル数カウ
ンタ55は、パルス選択信号46を“L”レベルとする
第3図を参照して、パルス選択信号46はインバータ4
3で反転され、スイッチング回路40aに与えられる。
スイッチング回路40aは、信号線47aの出力が“H
”レベルであるため、その入力と出力とをショート状態
にする。一方、スイッチング回路40bは、パルス選択
信号46の“L”レベルがそのまま制御電圧として与え
られるため、オープン状態である。したがって、パルス
幅切替回路51から出力されるパルス幅規定パルスTe
rase45は、第1のパルス52aになる。
第4図を参照して、高電圧スイッチ回路53は以下のよ
うに動作する。入力されるパルス幅規定パルスTera
se45が“H”レベルになると、トランジスタ64は
オンし始める。電圧スイッチ回路53の出力Vpは“L
”レベルになり始める。
しかしながらパルス幅規定パルスTeraseは通常振
幅であり、トランジスタ64のソースは高電圧の外部V
pに接続されているため、トランジスタ64は完全にオ
フすることができない。したがってトランジスタ64の
ソースが接続されている外部Vpとトランジスタ65の
ドレインが接続されている接地との間に貫通電流が流れ
、高電圧スイッチ回路53の出力Vpも完全に“L”に
なりきれない。これでは高電圧スイッチ回路53の出力
が安定せず、好ましくない。
そこで、高電圧スイッチ回路53の出力をトランジスタ
61のゲートに印加する。高電圧スイッチ回路53の出
力Vpが“L”レベルに近くなると、トランジスタ61
がオンする。ノード66には外部Vpの高電圧が印加さ
れる。したがってトランジスタ64は完全にオフし、ト
ランジスタ65は完全にオンする。高電圧スイッチ回路
53の出力は完全に“L″レベルなる。
パルス幅規定パルスTeraseがL”レベルとなると
、ノード66も′L″ レベルとなる。
トランジスタ64はオンする。トランジスタ65はオフ
する。高電圧スイッチ回路53の出力Vpの電位は外部
Vpの電位と等しくなる。トランジスタ61はオフする
したがって、高電圧スイッチ回路53は、入力されるパ
ルス幅規定パルスTeraseの位相を反転させ、かつ
その振幅を通常振幅(たとえば0−5V)から、外部V
pによって規定される高電圧の振幅に変換して出力する
。高電圧スイッチ回路53から出力されるパルスは、メ
モリセルアレイ1の各メモリセルを消去するための消去
パルス1ntVppとなり、メモリセルアレイ1に与え
られる。
従来の技術の項で述べられた通りに消去パルス1ntV
ppによってメモリセルアレイ1の各メモリセルの格納
内容の消去が行なわれた後、消去/消去ベリファイ制御
回路17が、開始コントロール回路54に消去ベリファ
イ動作の開始を伝える。消去コントロール回路54は、
この信号に応答して未消去セル数カウンタ55をリセッ
トする。
第10図を参照して、アドレスカウンタ16はメモリセ
ルアレイ1の全てのメモリセルの消去状況を調べるため
に、全てのメモリセルのアドレスを順次生成しアドレス
バッファ6に与える。指定されたアドレスに従って、メ
モリセルアレイ1の全てのメモリセルの格納内容がセン
スアンプ8により読み取られ、消去/消去ベリファイ制
御回路17に与えられる。消去/消去ベリファイ制御回
路17は、メモリアレイ1から読出したデータについて
、たとえば各ビット、各バイト、あるいは各ワード単位
で、未消去のメモリセルがあったか否かを消去コントロ
ール回路54に伝える。
消去コントロール回路54は、未消去のメモリセルの有
無に従ってパス/フェイル信号を未消去セル数カウンタ
55に与える。パス/フェイル信号は、各読出単位ごと
にメモリセルの未消去が検知された場合にはL”レベル
、検知されなかったときには“H”レベルとされる。
未消去セル数カウンタ55は、パス/フェイル信号の値
に応じ、メモリアレイ1中に含まれる未消去のセル数を
カウントする。
未消去セル数カウンタ55は、未消去のセル数があらか
じめ定めるある数以上であればパルス選択信号46を“
L”レベル、それ以外の場合には“H”レベルとする。
パルス選択信号46が“L”レベルであれば、パルス幅
切替回路51が選択するパルスは第1のパルス52aで
ある。
しかしながらパルス選択信号46が“H”レベルとなっ
た場合には、パルス幅切替回路51が選択するパルスは
第2のパルス52bである。第3図を参照して、パルス
選択信号46が“H” レベルであると、スイッチング
回路40aはオフし、スイッチング回路40bはオンす
る。したがって、パルス幅切替回路51から出力される
パルス幅規定パルスTeraseのパルス幅は、第2の
パルス52bのパルス幅と等しくなる。すなわち、この
場合パルス幅規定パルスTeraseのパルス幅は、そ
れ以前のパルス幅の半分となる。
不揮発性半導体記憶装置はさらに、短いパルス幅を有す
る消去パルス1ntVppによって、メモリアレイ1の
格納内容の消去/消去ベリファイ動作を行なっていく。
そして、消去ベリファイ動作で未消去セル数が検知され
なくなった時に消去動作を終了する。
以上のように、この発明にかかる不揮発性半導体記憶装
置で用いられる消去パルス発生器19は、未消去セル数
がある数以上である場合には、長いパルス幅を有する消
去パルスでメモリアレイ1の格納内容の消去を行ない、
未消去セル数がある数以下である場合には、より短いパ
ルス幅を有する消去パルスでメモリアレイ1の格納内容
の消去を行なう。したがって、消去セル数が多くなるほ
ど、消去は小刻みに行なわれる。そのためメモリセルが
デプレッションになることが防がれる。
第6図を参照して、消去の初めに全てのメモリセルに論
理“0”を書込んだときの各メモリセルのしきい値をV
O(V)とする。第6図に示される電圧v1〜vOの範
囲にメモリセルのしきい値が存在する場合には、そのメ
モリがプログラムされているものと考えられる。一方、
メモリセルのしきい値が0〜v2という低いしきい値し
か持たない場合には、そのメモリセルの格納内容は消去
されているものと考えられる。
第6図は、時間0〜t1、t1〜t2、t2〜t3にお
いてそれぞれ1回目、2回目、3回目の長いパルスによ
る消去が行なわれ、時間t3〜t4において短いパルス
の1回目の消去が行なわれたとしたときの、消去されに
くいセルのしきい値の特性線81と、消去されやすいセ
ルのしきい値の特性線82とを示す図である。
時刻t4において、消去されにくいセルのしきい値は、
点Pで示される位置に対応する値となる。
したがって、最も消去されにくいメモリセルでも、時刻
t4においては消去されたものと考えることができる。
一方、時刻t4においては、最も消去されやすいセルの
しきい値特性線82の値は、Q点で示される位置に対応
する値である。Q点に置けるしきい値は、0〜v2の範
囲に収まっており、消去状態にあると考えられ、デプレ
ッション状態にもなっていない。したがって、時刻t4
において消去を終了することにより、メモリアレイ1の
全てのメモリセルについて、デプレッションなく完全に
消去が行なわれたものと考えることができる。
以上のように未消去のセル数が多い間には長いパルスに
よって消去を行なうことにより、短時間で大多数のメモ
リセルを消去状態にすることができる。一方、未消去セ
ル数がある数以下となったときには、短いパルスでメモ
リアレイを消去することにより、メモリセルにデプレッ
ションが生ずることを防ぐことができる。したがって、
短い時間で、かつ適切に消去を行なうことができる不揮
発性半導体記憶装置を得ることができる。
以上、この発明が一実施例に基づいて詳細に説明された
が、この発明はこの実施例に限定されるわけではない。
たとえば、未消去セル数カウンタ55はある規定値にな
るとパルス選択信号を出力する構成ならばどのようなも
のであってもよい。
[発明の効果コ 以上のようにこの発明によれば、第2の論理状態にある
記憶素子が少なく、第2の論理状態への書替によって正
常に動作することが出来なくなる記憶素子が生ずる可能
性が小さいときには、大きなパルス幅を有する書替パル
スによる書替が行なわれる。これにより、大多数の記憶
素子を、第1の論理状態から第2の論理状態へと短い時
間で書替ることができる。一方、第2の論理状態にある
記憶素子が多数となり、第2の論理状態への書替により
正常な動作ができなくなる記憶素子が生ずる可能性が高
いときには、小さなパルス幅を有する書替パルスで書替
が行なわれる。これにより、第1の論理状態から第2の
論理状態への全ての記憶素子の書替が短時間で行なわれ
るとともに、書替により正常に動作できなくなる記憶素
子が生ずる可能性を小さくすることができる。
すなわち、データの消去を短時間で、かつ適切に行なう
ことができる不揮発性半導体記憶装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置におい
て用いられる消去パルス発生器のブロック図であり、 第2図はパルス発生器のブロック図であり、第3図はパ
ルス幅切替回路の回路図であり、第4図は高電圧スイッ
チ回路の回路図であり、第5図はパルス発生器の動作を
表す波形図であり、 第6図はメモリセルのしきい値の特性を示す図であり、 第7図は不揮発性半導体記憶装置のブロック図であり、 第8図はメモリアレイおよびその付近の回路ブロック図
であり、 第9図は1メモリセルの模式的断面構造図であり、 第10図は消去制御回路のブロック図である。 図中、1はメモリアレイ、11は消去制御回路、16は
アドレスカウンタ、17は消去/消去ベリファイ制御回
路、19は消去パルス発生器、40a、40bはスイッ
チング回路、41a、41bはインバータ、42a、4
2bはトランスファゲート、43はインバータ、50は
パルス発生器、51はパルス幅切替回路、53は高電圧
スイッチ回路、54は消去コントロール回路、55は未
消去セル数カウンタを示す。 なお、図中同一符号は同一、または相当箇所を示す 第1図 第2図 /加 第3図 萬4図 第7図 第S図 第6図 22ニ ドレイン@妨\ 第7図 1已1ぎ稽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)あらかじめ定める第1の論理状態と、前記第1の
    論理状態と異なる第2の論理状態との間の書替が可能な
    複数の記憶素子を有する不揮発性半導体記憶手段を含み
    、 前記第2の論理状態にある前記記憶素子は、さらに前記
    第1の論理状態から前記第2の論理状態への書替が行わ
    れることにより正常に動作しなくなることがあり、 さらに、前記第1および第2の論理状態の内の一方にあ
    る前記記憶素子の数を検出するための論理状態検出手段
    と、 前記論理状態検出手段によって検出された前記記憶素子
    の数との関数として変化するパルス幅を有する、前記第
    1の論理状態から前記第2の論理状態への書替を行なう
    ための書替パルスを発生するための書替パルス発生手段
    とを含む不揮発性半導体記憶装置
JP2101400A 1990-04-17 1990-04-17 不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH03296998A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5592429A (en) * 1994-10-28 1997-01-07 Nec Corporation Compact semiconductor memory device capable of preventing incomplete writing and erasing
JP2002133882A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Samsung Electronics Co Ltd 消去方法及びその方法を利用するフラッシュメモリ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5592429A (en) * 1994-10-28 1997-01-07 Nec Corporation Compact semiconductor memory device capable of preventing incomplete writing and erasing
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