JPH03296188A - 自動販売機のコイン処理装置 - Google Patents

自動販売機のコイン処理装置

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JPH03296188A
JPH03296188A JP9841590A JP9841590A JPH03296188A JP H03296188 A JPH03296188 A JP H03296188A JP 9841590 A JP9841590 A JP 9841590A JP 9841590 A JP9841590 A JP 9841590A JP H03296188 A JPH03296188 A JP H03296188A
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slot
coins
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Hisashi Karasawa
久 唐沢
Yoshiaki Machida
町田 芳昭
Teruo Niwada
庭田 照夫
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、自動販売機のコイン処理装置に係り、とくに
、コイン投入口に投入されたコインを跳ね上げ機構によ
って跳ね上げてコインメカニズムに導入するものに関す
る。
(従来の技術) 一般に、自動販売機では、実公昭53−33600号公
報あるいは実開昭63−97182号公報等に示されて
いるように、本体の接客面となる前面扉に、商品の選択
ボタンや販売口が設けられているとともに、コイン投入
口とコイン返却口が設けられている。
そして、前面扉の裏面側にはコインメカニズムが設けら
れ、このコインメカニズムが、コイン投入口から投入さ
れたコインを投入口シュート等を介して導入することに
より販売信号を出力し、これを条件に選択ボタンで指定
された商品を販売口に払出すとともに、投入金額に対し
て釣銭等がある場合には、コイン返却口に釣銭を払出す
等の販売動作処理を行なうようになっている。
ところで、このコインメカニズムが、重力を利用して、
上端部から投入コインを導入し、コインが上方から下方
に所定の流動距離をもって落下する過程で、コインの正
偽や金種等を判別し、さらに、釣銭を含む返却コインを
下端部から払出す関係で、コイン投入口はコインメカニ
ズムの上部に設け、コイン返却口はコインメカニズムの
下部に設けることになる。
そして、このコイン投入口とコイン返却口の位置は、コ
インメカニズムの大きさや設置位置に左右されるが、通
常は、購入利用者のコインの投入操作に不自然な姿勢を
強いない適性な高さにコイン投入口を設けているので、
このコイン投入口の高さを基準として、コインメカニズ
ムの設置位置が決められ、これにともなって、コイン返
却口の位置も決定される。
したがって、コイン投入口が購入利用者の腰の高さより
上方となる前面扉の中段より上に配置されているのに対
して、コイン返却口は床面側に近い下段よりに配置され
ているのが一般的である。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の自動販売機では、適性な高さに
コイン投入口を配設すると、これよりコインメカニズム
の少なくとも上下方向の寸法にプラスアルファー分を加
えた下方にコイン返却口が設けられるので、コイン返却
口には適性な高さ位置が得られず、購入利用者の釣銭等
の返却コインの取出し動作に、不自然な屈み込み姿勢を
強いるようになり、返却コインの取出しを忘れたままで
置去る原因にもなっている。
これに対して、コイン返却口に適性な高さを求めると、
逆にコイン投入口が適性位置から上方に外れた位置にな
って、コインの投入動作がやり難くなる。
したがって、コインの投入とコインの取出しの双方の使
い勝手を満足させるようなものは得られず、そのいずれ
かが犠牲になることは避けられない。
また、設計製造上において、コイン投入口とコイン返却
口が前面扉の上下に分散すると、構造の制約を受けて、
前面扉が意匠上の制約を受けることにもなる。
さらに、コインメカニズムの上方に、コイン投入口を設
けることによる問題として、コイン投入口から洗剤液や
食塩水等の液体を流込んでコインメカニズムの制御回路
等に侵入させ、商品や釣銭等の払出機構に誤動作を誘発
させ、釣銭や商品を只取りしようとする被害が頻発して
いることもあり、その改善が望まれている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、コイン
投入口とコイン返却口の双方を、ともにコインの投入動
作や取出し動作が容易な適正な高さにすることを目的と
するものである。
〔発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 本発明は、商品の選択ボタンや販売口を有する接客面に
コイン投入口とコイン返却口を設け、コイン投入口から
投入されたコインを上端部から導入することにより販売
信号を出力するとともに釣銭等の返却コインを下端部か
らコイン返却口に払出す販売動作処理機能を有するコイ
ンメカニズムを内蔵した自動販売機において、上記コイ
ン投入口に投入されたコインを跳ね上げ機構によって上
方に跳ね上げ、跳ね上げられたコインを搬送路によりコ
インメカニズムの上端部に案内して導入するコイン処理
装置であって、上記コイン投入口からの投入路及びこれ
に交差する上方のコインメカニズムへの搬送路の分岐部
に設けられ、コイン投入口から投入されたコインを受け
て静止させるコイン受部を有するとともに、このコイン
受部で受けたコインを上記コインメカニズム−\の搬送
路に跳ね上げる揺動自在の跳ね上げレバーと、この跳ね
上げレバーを上記コイン受部にコインを受けた状態で動
作させる駆動機構とを備えたものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の構成において、跳
ね上げレバーのコイン受部に対してコインセンサを配設
し、このコインセンサの出力により駆動機構を作動する
ものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の構成において、コ
イン受部の側部に、このコイン受部にコインが受入れら
れている場合に次のコインを排出してコイン返却口に返
却する返却路を設けたものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の構成において、コ
イン投入口からコイン受部にコインを導く投入口シュー
トに、コイン受部にコインが受入れられている場合に次
のコインを停止させるホールド機構を設けたものである
(作用) 本発明の自動販売機のコイン処理装置では、コイン投入
口から投入されたコインを跳ね上げレバーにおけるコイ
ン受部に受入れて静止状態にセツティングし、この状態
で駆動機構により跳ね上げレバーを作動し、コインを上
方に跳ね上げ、跳ね上げたコインを搬送路でコインメカ
ニズムの上端部に案内し、コインメカニズムの上端部に
導入する。そして、釣銭等の返却コインは、コインメカ
ニズムの下端部からコイン返却口に払出される。
また、請求項2の発明では、跳ね上げレバーのコイン受
部に対してコインセンサを配設し、これによるコインの
検知とともに駆動機構を駆動することにより、タイミン
グずれを防止する。
また、請求項3の発明では、コイン投入口から複数枚の
コインが連続的に投入された場合、1枚のコインのみを
跳ね上げレバーのコイン受部に受入れるとともに、次の
2枚目以降のコインは、コイン受部のコインによっては
じかれて、コイン受部の側部の返却路に導かれ、ただち
にコイン返却口に返却される。
また、請求項4の発明では、コイン受部にコインが受入
れられている場合に次のコインをホールド機構によりい
ったん停止させ、先に投入されたコインの跳ね上げ後に
1枚ずつ送り込む。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、1は自動販売機の本体で、この本体1
の前面には接客面となる開閉自在の前面扉2が設けられ
、この前面扉2の中段から上段の範囲に利用者が購入す
る商品を選択するための複数の選択ボタン3が設けられ
ているとともに、この前面扉2の中段には選択された商
品を払出す販売口4が設けられ、この販売口4に隣接し
て、代金を投入するコイン投入口5と釣銭や不良コイン
等の返却コインが払出されるコイン返却口6が設けられ
ている。
そして、上記前面扉2の裏面側には、上記コイン返却口
6の上方に位置して、コインメカニズム7が配設されて
いるとともに、このコインメカニズム7の上端部と上記
コイン投入口5の間に位置してコイン搬送手段8が配設
され、コイン投入口5から投入されたコインが、コイン
搬送手段8によって上方に搬送され、コインメカニズム
7の上端部に導入されるようになっている。
このコインメカニズム7は、販売動作処理機能を有し、
コインが上方から下方に所定の流動距離をもって落下す
る過程で、コインの正偽や金種0 等を判別して、投入金額に応じた販売信号を出力し、こ
れを条件に、上記本体1内において、図示しない商品の
排出機構が上記選択ボタン3で指定された商品を商品コ
ラムから排出するとともに、この商品を商品搬送手段9
が上方に搬送して前面扉2の販売口4に払出すようにな
っており、そして、投入金額に対して釣銭等の返却コイ
ンがある場合には、コインメカニズム7の下端部からコ
イン返却口6に返却コインを払出すようになっている。
なお、10は釣銭や残金を返却させるための返却レバー
、11は投入金額や残金を表示する金額表示器、12は
釣銭切れを表示する釣銭切れ表示器であり、これらは、
上記販売口4、コイン投入口5及びコイン返却口6とと
もに、前面扉2の中段に設けられ、また、13は複数の
商品見本を上記選択ボタン3に対応して展示する展示室
である。
このように、前面扉2の中段つまり床面からの適性高さ
位置にコイン投入口5の他に、コイン返却口6及び販売
口4、さらに、返却レバー10゜1 金額表示器11、釣銭切れ表示812等が設けられてい
るので、その確認が容易で、と(に、コインの投入動作
や返却コイン及び商品の取出し動作に不自然な姿勢を強
いることがなく、しかも、これによって空きスペースと
なった前面扉2の下段側は、商品のPR文字や絵模様等
が施される看板部14とすることができる。
上記コイン搬送手段8は、第2図、第3図及び第4図に
示すように、跳ね上げ機構21と導入シュート22とで
構成され、上記コイン投入口5から投入されたコインC
を跳ね上げ機構21に受入れ、受入れたコインCを跳ね
上げ機構21が上方に跳ね上げ、跳ね上げられたコイン
Cを逆J字状の搬送路23を有する導入シュート22が
コインメカニズム7の上端部の導入口に案内して導入す
るようになっている。
上記跳ね上げ機構21は、コイン案内ケース25を有し
、このコイン案内ケース25の上部に、上記コイン投入
口5からの投入口シュート26の投入路27が連通開口
されているとともに、−側上部に上2 記コインメカニズム7に連らなる導入シュート22の搬
送路23が連通開口されて、かつ、他側下部に上記コイ
ン返却口6への返却口シュート28の返却路29が連通
開口されている。
そして、上記投入路27及びこれに交差する搬送路23
の分岐部において基台30に支軸31により跳ね上げレ
バー32の基部が揺動自在に軸支され、この跳ね上げレ
バー32の先端部にほぼL字形のコイン受部33が形成
されている。
また、上記跳ね上げレバー32の後部に駆動機構35が
設けられている。この駆動機構35は、基台30にソレ
ノイド36が設けられ、このソレノイド36の可動子3
7と上記跳ね上げレバー32との間にリンク38が軸3
9.40によって連結されている。
また、第4図に示すように、上記跳ね上げレバー32の
コイン受部33と対向する部分において、コイン案内ケ
ース25の両側の側板42.43のうち一側の側板42
に可動カバー44が軸45を介して進退自在に設けられ
ている。そして、この可動カバー44は、軸45に装着
された図示しないばねによって他3 側の側板43から離れる方向に付勢されているとともに
、図示しないソレノイドによって他側の側板43に接近
する方向に付勢されるようになっており、通常の通電時
には付勢力の強いソレノイドによって接近し、停電等の
非通電時にはばねによって離間し、さらに、上記返却レ
バー10が操作されると、強制的に他側の側板43から
引き離されるようになっており、この可動カバー44が
離れると、コイン受部33にあるコインCが可動カバー
44の下方の返却通路46に落下し、この返却通路46
を通して落下したコインCを上記コイン返却口6に払出
すようになっている。
そして、上記ソレノイド36は、跳ね上げレバー32の
コイン受部33に対して配設されたコインセンサ47が
上記コイン投入口5から投入されたコインを検知するこ
とによって、始動するようになっており、このソレノイ
ド36の駆動によって跳ね上げレバー32を支軸31を
支点として第3図時計方向に急速に回動するようになっ
ている。このコインセンサ47としては種々のものがあ
るが、例えば、4 電磁界のエネルギーを利用してコインの存在有無を検出
する既知の高周波発振型の近接スイッチ等を用いればよ
い。
したがって、上記コイン投入口5からコインCが投入さ
れ、このコインCが跳ね上げレバー32のコイン受部3
3に受けられて静止される一方、ソレノイド36が始動
して跳ね上げレバー32を作動し、その急速な回動によ
ってコイン受部33のコインCを一側上方に跳ね上げ、
跳ね上げられたコインCは、逆J字状の導入シュート2
2の搬送路23を通って、コインメカニズム7の上端部
の導入口に入るようになっている。
また、上記跳ね上げ機構21の導入シュート22は、第
2図に示すように、後側面方向に傾斜しているとともに
、導入シュート22の中間部から下方に返送シュート4
8が連設され、この返送シュート48が上記コイン返却
口6に連らなっている。そして、何等かの原因でコイン
Cが搬送路23内を上昇通過しきれずに途中で落下する
と、この落下コインCは搬送路23の内側面に沿って導
入シュート225 の傾斜方向下側に接続した返送シュート48に入り、こ
の返送シュート48によりコイン返却口6に戻されるよ
うになっている。
また、図示しないが、上記本体1内には、商品を収納す
る複数の商品コラムと、コインメカニズム7からの販売
指令に応じて商品コラム内に収納された商品を一個ずつ
排出させる排出機構が設けられているが、商品コラムに
サーペンタイン方式を採用したものでは、商品を重力を
利用して上方から下方に搬送するため、商品は商品コラ
ムの下端部から排出されることになり、したがって、商
品の収納量を確保するために、商品コラムを長くすると
、排出機構によって商品コラムから排出された商品は、
本体1の下段に位置するため、上記前面扉2の中段に設
けられた販売口4に対して直接払出すことができず、こ
のため、上記商品搬送手段9が、商品コラムから排出さ
れた商品を、本体1内の下方で受入れて、上方に搬送し
、販売口4に払出すようになっている。
なお、商品搬送手段9には、たとえば、バケ6 ットを上下動させるエレベータ、あるいは、無端状のベ
ルトコンベア等の適当な搬送手段を採用することができ
る。
上記構成において、コイン投入口5からコインCが投入
されると、コインCは投入口シュート26の投入路27
を通って跳ね上げレバー32のコイン受部26に受けら
れて静止する。一方、コインCの投入とともに、コイン
受部33に対して設けられたコインセンサ47がこれを
検知して、跳ね上げ機構21のソレノイド36を始動さ
せ、跳ね上げレバー32を急速に上方に回動させ、その
コイン受部33により静止状態のコインCを上方に勢い
よく跳ね上げ、跳ね上げられたコインCは、逆J字状の
導入シュート22の搬送路23を一気に上昇して、コイ
ンメカニズム7の上端部の導入口に入る。したがって、
この跳ね上げによるコインCの搬送速度は、従来の重力
のみを利用したコインメカニズムへのコイン導入速度と
比べて遅くなることはない。
そして、跳ね上げ機構21によって跳ね上げられたコイ
ンCが、何等かの原因で、導入シュート7 22の搬送路23内を上昇通過しきれずに落下した場合
には、この落下コインCは搬送路23の傾斜方向下側の
内側面に沿って返送シュート48に入り、この返送シュ
ート48によりコイン返却口6に戻される。
なお、跳ね上げ機構21のソレノイド36は作動後、た
だちに復帰して次の跳ね上げに備える。
また、コイン投入口5から複数枚のコインCが連続的に
投入された場合、1枚のコインCのみをコイン受部33
に受入れるとともに、次の2枚目以降のコインCは、コ
イン受部33のコインCによってはじかれて、コイン受
部33の側部の返却路29に導かれるとともに、跳ね上
げ機構21の跳ね上げ作動中に投入されたコインも、コ
イン受部33の背面側に案内されて同様に返却路29に
導かれ、ただちにコイン返却口6に返却される。
また、商品の販売を行なっている通常の通電時には、釣
銭や不良コイン等の返却コインは、コインメカニズム7
を通過した後、その下端部からその下方に設けられたコ
イン返却口6に対して払8 出されるが、コインメカニズム7の導入口がコイン投入
口5の上方に位置し、コイン投入口5から投入されたコ
インCを跳ね上げ機構21によってコインCの導入口に
跳ね上げているので、販売が中止されている停電等の非
通電時には、跳ね上げ機構21が作動せず、これを知ら
ずにコイン投入口5からコインCが投入されたような場
合には、投入コインをコインメカニズム7を介してコイ
ン返却口6に返却することはできないことになる。
このため、この実施例では、跳ね上げ機構21において
、図示しないソレノイドとばねを用い、通常の通電時に
は、可動カバー44がソレノイドによって閉じられた使
用可能な状態に保持しているのに対し、停電等の非通電
時には、ソレノイドの断電により、可動カバー44がば
ねによって開放状態としているので、停電等の非通電時
には、コイン投入口5から投入されたコインCを、コイ
ン案内ケース25側と可動カバー44の間から下方の返
却通路46に落下させ、この返却通路46を介して、た
だちにコイン返却口6に返却させるようになって9 いる。
また、上記停電等の非通電時以外にも、跳ね上げ機構2
1が駆動機構35の故障等で作動しない場合も想定され
、この場合には、ソレノイドが通電状態となっているの
で、コイン投入口5から投入されたコインCがコイン受
部33に止まることになるが、このようなときには、返
却レバー10を操作して強制的に可動カバー44を引き
離すことによって、コインCを、コイン案内ケース25
側と可動カバー44の間から下方の返却通路46に落下
させ、この返却通路46を介して、ただちにコイン返却
口6に返却させるようになっている。
このようにして、コインメカニズム7から払出される返
却コインCを受入れるコイン返却口6は、従来よりも上
方に位置させて、コイン投入口5と同様に、適正な高さ
に設けることができるから、返却コインCの確認が容易
で、コインCの投入動作と同様に、返却コインCの取出
し動作にも不自然な姿勢を強いられることがなく、その
取扱いが極めて容易なものとなる。
0 そして、跳ね上げレバー32のコイン受部33に受入れ
られてセツティングされた静止状態のコインCを跳ね上
げレバー32によって1枚ずつ跳ね上げることにより、
跳ね上げのタイミング取りが容易となり、跳ね上げ力が
安定し、各コインCを確実に跳ね上げることができる。
また、跳ね上げレバー32のコイン受部33に対してコ
インセンサ47を配設し、これによるコインの検知とと
もにソレノイド36を駆動することにより、投入口シュ
ート26等の通路抵抗によって起きやすいコインの受入
れと駆動機構35の作動のタイミングずれを防止し、確
実な跳ね上げを行なうことができる。また、次のコイン
Cの投入が早すぎた場合、返却路29からコイン返却口
6に返却することにより、コイン受部33からの跳ね上
げは1枚ずつの確実なものとすることができる。
また、コイン投入口5及びコイン返却口6とともに、販
売口4も前面扉2の中段に設けであるので、商品の取出
し動作にも不自然な姿勢を強いられることがなく、しか
も、前面扉2の下段側の1 構造をシンプルにしているので、構造上のネックが解消
されて、この部分をたとえば看板部14として利用する
場合には極めて好都合となる。
なおここのように前面扉2の下段側を看板部14として
利用する場合には、上述のように、販売口4も中段付近
に設けることが望ましいが、少なくともコイン返却口6
が上方にあるならば、販売口4が下方にあっても、前面
扉2の下段部分に開口する部分は、従来の2か所に比べ
て1か所となるので、構造上の制約が軽減されて上記看
板部14の他に、意匠上の斬新さを盛り込む上で、設計
製造上有利なことには変わりなく、この空きスペースを
利用して集客力を高めることが可能となる。
また、コインメカニズム7の導入口は、コイン投入口5
の上方にあって、コイン投入口5と分離された状態とな
るので、コインメカニズム7に組込まれている制御回路
等を誤動作させて商品や釣銭を只取りすることを目的と
して、コイン投入口5から洗剤液や食塩水等の液体等が
流し込まれた場合、また、雨水が侵入した場合に、この
液体2 がコインメカニズム7に入ることはなく、コイン投入口
5とコインメカニズム7の間に介在されたコイン搬送手
段8の跳ね上げ機構21まで侵入したとしても、コイン
案内ケース25と可動カバー44の隙間等を経て下方に
流下し、被害を防ぐことができる。
また、連続投入されたコインの対応としてコイン返却口
6に返却させる返却路29を設けるほか、第2図及び第
3図に示すように、投入口シュート26にソレノイド等
で動作するホールド機構50を設けてもよい。この場合
、コイン受部33にコインCが受入れられている場合に
次のコインCをホールド機構50によりいったん停止さ
せ、先に投入されたコインCの跳ね上げに連動させて1
枚ずつ送り込むか、コインメカニズム7側に先のコイン
が受は入れられたことを検出してから送り込むようにす
ることにより、返却路33を設けなくても搬送路23で
のコイン詰りを防止することができる。
なお、場合によっては、投入口シュート26にコインセ
ンサを設け、コインが跳ね上げレバー323 のコイン受部33に到達するのに十分な時間帯をみはか
らってソレノイド36を遅延動作させるようにしてもよ
い。
また、第5図に示すように、駆動機構35の交流形のソ
レノイド36に、直流形の制御装置51をゼロクロスス
タートタイプのソリッドステートリレー(SSR)52
を介して接続する。このように、交流形のソレノイド3
6を直流形の制御装置51で制御する場合に、ゼロクロ
ススタートタイプのソリッドステートリレー52を用い
ることにより、このゼロクロススタートタイプのソリッ
ドステートリレー52は交流負荷電圧がゼロまたはその
付近で動作するので、第6図のように、ソレノイド36
の吸引スタートをいつも同一条件にすることができ、こ
れによって吸引力及び吸引スピードが安定し、コインの
跳ね上げミスをなくすことができる。
また、上述した実施例では、跳ね上げ機構21において
、可動カバー44を、ばねによって開く方向に付勢し、
ソレノイドによって閉じる方向に付勢したが、ソレノイ
ドを設けない場合、可動カバ4 −44をばねによって閉じるようにして、コインCの返
却は返却レバー10による手動操作のみで行なうように
してもよい。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、自動販売機において
、コイン投入口から投入されたコインを跳ね上げ機構に
よって上方に跳ね上げ、跳ね上げたコインをコインメカ
ニズムの上端部に案内し、コインメカニズムの上端部に
導入するので、コインメカニズムをコイン投入口よりも
高い位置に設けることができるとともに、コイン返却口
を、従来よりも高い位置に引き上げて、従来は上方に離
間していたコイン投入口に接近させることができ、これ
によって、コイン投入口とコイン返却口の双方を、とも
にコインの投入動作や取出し動作が容易な適正な高さに
することができる。
そして、跳ね上げレバーのコイン受部に受入れられてセ
ツティングされた静止状態のコインを跳ね上げレバーに
よって1枚ずつ跳ね上げることにより、跳ね上げのタイ
ミング取りが容易となり、5 跳ね上げ力が安定し、各コインを確実に跳ね上げること
ができるとともに、跳ね上げレバーにコイン受部を設け
ているため、構成も簡素にできる。
また、請求項2の発明によれば、跳ね上げレバーのコイ
ン受部に対してコインセンサを配設し、これによるコイ
ンの検知とともに駆動機構を駆動することにより、タイ
ミングずれを防11−シ、確実な跳ね上げを行なうこと
ができる。
また、請求項3の発明によれば、コイン投入口から複数
枚のコインが連続的に投入された場合、1枚のコインの
みをコイン受部に受入れるとともに、次の2枚目以降の
コインは、コイン受部のコインによってはじかれて、コ
イン受部の側部の返却路に導かれ、ただちにコイン返却
口に返却され、また、請求項4の発明によれば、コイン
受部にコインが受入れられている場合に次のコインをホ
ールド機構によりいったん停止させ、先に投入されたコ
インの跳ね上げ後に1枚ずつ送り込むので、次のコイン
の投入が早すぎた場合にも、コイン受部からの跳ね上げ
は1枚ずつの確実なものとする6 ことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、第1図は自動販売機の正
面図、第2図はコイン処理装置の側面図、第3図は跳ね
上げ機構の断面図、第4図は可動カバ一部の断面図、第
5図は駆動装置の制御回路図、第6図はその作用説明図
である。 2・・接客面となる前面扉、3・・選択ボタン、4・・
販売口、5・・コイン投入口、6・・コイン返却口、7
・・コインメカニズム、21・・跳ね上げ機構、23・
・搬送路、26・・投入口シュート、27・・投入路、
29・・返却路、32・・跳ね上げレバー、33・・コ
イン受部、35・・駆動機構、47・・コインセンサ、
50・・ホールド機構、C・・コイン。 特開平3 296188 (10)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)商品の選択ボタンや販売口を有する接客面にコイ
    ン投入口とコイン返却口を設け、コイン投入口から投入
    されたコインを上端部から導入することにより販売信号
    を出力するとともに釣銭等の返却コインを下端部からコ
    イン返却口に払出す販売動作処理機能を有するコインメ
    カニズムを内蔵した自動販売機において、 上記コイン投入口に投入されたコインを跳ね上げ機構に
    よって上方に跳ね上げ、跳ね上げられたコインを搬送路
    によりコインメカニズムの上端部に案内して導入するコ
    イン処理装置であって、上記コイン投入口からの投入路
    及びこれに交差する上方のコインメカニズムへの搬送路
    の分岐部に設けられ、コイン投入口から投入されたコイ
    ンを受けて静止させるコイン受部を有するとともに、こ
    のコイン受部で受けたコインを上記コインメカニズムへ
    の搬送路に跳ね上げる揺動自在の跳ね上げレバーと、 この跳ね上げレバーを上記コイン受部にコインを受けた
    状態で動作させる駆動機構と、 を備えたことを特徴とする自動販売機のコイン処理装置
  2. (2)跳ね上げレバーのコイン受部に対してコインセン
    サを配設し、このコインセンサの出力により駆動機構を
    作動することを特徴とする請求項1記載の自動販売機の
    コイン処理装置。
  3. (3)コイン受部の側部に、このコイン受部にコインが
    受入れられている場合に次のコインを排出してコイン返
    却口に返却する返却路を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の自動販売機のコイン処理装置。
  4. (4)コイン投入口からコイン受部にコインを導く投入
    口シュートに、コイン受部にコインが受入れられている
    場合に次のコインを停止させるホールド機構を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動販売機のコイン処理
    装置。
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