JPH03290152A - 二重乳化型フィリングクリーム - Google Patents

二重乳化型フィリングクリーム

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JPH03290152A
JPH03290152A JP2088145A JP8814590A JPH03290152A JP H03290152 A JPH03290152 A JP H03290152A JP 2088145 A JP2088145 A JP 2088145A JP 8814590 A JP8814590 A JP 8814590A JP H03290152 A JPH03290152 A JP H03290152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
fat
oils
emulsifying
type
Prior art date
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Pending
Application number
JP2088145A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Kano
鹿野 恭司
Koichi Tsurumi
鶴見 幸市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukishima Foods Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Foods Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsukishima Foods Industry Co Ltd filed Critical Tsukishima Foods Industry Co Ltd
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  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、○/W10型に二重乳化したフィリングクリ
ームに関するものである。本発明でフィリングクリーム
とは、フィリング、トッピング等に用いるクリーム類を
指す。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉先行技
術には特公昭63−31168号があり、油脂又はこれ
と親油性乳化剤とからなる油相部と、水に親水性乳化剤
及びその他の水溶性成分からなる水相部とを混合してO
/W型に乳化し、これと連続相として油脂、乳化剤を用
いて(0/W型クリーム〉/油脂とするもので、ボテー
ター、コンビネータ−等によって急冷練り合わせして可
塑化し、二重乳化型油脂組成物(糖類を水相部の50%
以上とする〉を得ている。
この方法によると、急冷前の乳化物は50〜60℃の液
体となっている。外相油の比率が高い(例えば全体の5
0〜60%)場合は良いが、この比率が低くなる(例え
ば20〜40%)と安定な二重乳化物を得ることは難し
く、また気体を混入することも難しい。
本発明は、これらの点を改善することを目的に鋭意検討
の結果、解決することができたものである。
(課題を解決するための手段〉 本発明は、糖類、蛋白質又は/及び乳化剤等からなる水
相部に油脂を加えてO/W型に乳化して一次乳化物とな
し、別にあらかじめ常法によって得た可塑性油脂と上記
一次乳化物とを半固化状で混合乳化するものである。
したがって、二重乳化の方法として知られているO/W
型乳化したものを更に油中に乳化し、コンビネータ−等
の急冷捏和装置によって急冷練り合わせをして可塑化す
る方法とは違って、本発明は、O/W型に乳化した一次
乳化物と別に用意した可塑化油脂とを半固化状(液状で
はなく)で混合乳化するのである。
本発明でO/W型に乳化した一次乳化物とは、糖類、蛋
白質又は/及び乳化剤等と水とからなる水相部と油脂(
又は油脂と乳化剤)等からなる油相部を混合し、常法に
よって乳化することにより得られる。ここで用いる糖類
は、ショ糖、ブドウ糖、果糖、水飴、ソルビトール、マ
ルチトールの中から1種又は2種以上を使用し、ブリッ
クスで60以上とすることが望ましい。蛋白質は、卵白
、ゼラチン、カゼインの中から1種又は2種以上を使用
する。蛋白質に代えて又は併用して親水性乳化剤を使用
することもできるが、味の点で蛋白質の方が優れている
。ここで用いる油脂は、液体油又は液体油に硬化油(特
に極度硬化油〉を添加溶解した調合油脂である。
本発明で用いる可塑性油脂とは、ショートニング、マー
ガリン、ファツトスプレッドを含むもので、Wlo型に
乳化したマーガリン、ファツトスプレッドが好ましく、
特にシロップ入りファツトスプレッドが用いられる。
可塑性油脂は、通常用いる原料、配合によって、常法に
よって得ることができる。油脂は、一次乳化物の油脂と
は組成を変える(使い分ける)のが普通であり、保形性
、可塑性、口どけ等を考慮して選択する。
一次乳化物のO/Wの比率(このOをOlとする)、可
塑性油脂のWloの比率(このOを02とする)及び一
次乳化物と可塑性油脂との比率は、目的により適宜変え
られる。しかし、二重乳化は広い範囲で可能と言っても
、味覚、物性等のバランスから良好と思われる範囲があ
る。これも使用する油脂等原料の性状、使用量、混合比
率等に関連し、品質設計にもよるので一概には言えない
が、最終のOI/W102の比率で10〜30/40〜
60/20〜40(重量、以下も同じ〉ならば良質のも
のが得られる。Wには、水と糖類、蛋白質等の水溶性成
分とを含み、○、、W、O2の比率を合計して100と
しているので、Wが40〜60、○l+02は60〜4
0である。最終でこのようになるように上記の3種の比
率を決める。
一次乳化物と可塑性油脂とを混合する比率は、出来上っ
た二重乳化物の品質、混合効率等から40:60〜60
 : 40が好ましく、特に可塑性油脂の比率が高い方
が好ましい。
一次乳化物と可塑性油脂とは、半固化状態(例えば20
〜30℃)で混合乳化する。乳化後の水相部の糖度は、
保存性からみてブリックスで50〜60となるようにす
ることが望ましい。
今までに知られている二重乳化の方法では、50〜60
℃の乳化物を急冷練り合わせしているが、本発明では2
0〜30℃で混合乳化するので、従来の処理温度より3
0℃ぐらい低く、このためにより安定な二重乳化物が得
られ、気体を混入することも容易である。乳化が安定な
ので外相油(02〉を50〜60%と多くする必要はな
く、20〜40%とすることが可能であり、後味の油つ
ぽさのない二重乳化物が得られる。
(実施例) 本発明を具体的な実施例により説明する。
実施例1 ブドウ糖果糖液糖にューフラクトF−30、昭和産業)
50.0%に水8.5%、乾燥卵白1゜0%、ゼラチン
0.5%、キサンタンガム0.05%を混合し、60℃
に加熱した水相部に、縦型ミキサーを用いて米油40,
0%、ビタミンE0゜008%を60℃に加熱溶解した
油相部を徐々に加え、O/W型に乳化させた後、冷却し
、一次乳化物を得た。
これとは別に、魚硬化油(融点30℃〉585%とグリ
セリン脂肪酸エステル(サンソフト167、太陽化学)
1,5%、ビタミンE0.012%を加熱溶解した油相
部に、ニューフラクト(F−30>28.0%、水10
.0%、脱脂粉乳2.0%を混合溶解し加熱した水相部
を混合し、W/O型に乳化後コンビネータ−を用いて常
法により急冷練り合わせをして加糖(シロップ入り〉フ
ァツトスプレッドを得た。
次に、この20℃としたファツトスプレッド50部を縦
型ミキサーで攪拌しながら20℃とした上記の一次乳化
物50部を加えて01/W102が20150/30の
比率の二重乳化型のバタークリームを得た。
実施例2 実施例]の一次乳化物の油相部の米油を39゜0%とし
、ナタネ極度硬化油を1.0%添加した以外は実施例1
と同じ配合、方法によりバタークリームを得た。
比較例1 実施例2とほぼ同一の配合により通常の方法でW/O型
のバタークリームを作製した。
すなわち、水9.2%にニューフラクト(F−30>3
9.0%、脱脂粉乳1.0%、乾燥卵白0.5%、ゼラ
チン0.25%、キサンタンガム0.03%を加熱溶解
した水相部に、米油19゜5%、魚硬化油(融点30℃
)29.2%、ナタネ極度硬化油0.5%、サンソフト
0.8%、ビタミンEO,O]、O%を加熱溶解した油
相部を混合し、コンビネータ−により急冷練り合わせを
行い、W/O型の乳化物を得た。
比較例2 実施例2とほぼ同じ配合で、O,/W型型化化たものを
更に油(02)中に乳化し、コンビネタ−を用いて急冷
練り合わせをする従来の方法によってバタークリームを
作製した。
すなわち、ニューフラクト(F−30)55゜7%、水
13.2%の混合液に脱脂粉乳1.4%、乾燥卵白0.
7%、ゼラチン0.4%、キサンタンガム0.04%を
混合し、加熱溶解した水相部と、米油27.8%、ナタ
ネ極度硬化油0.7%、ビタミンE0.006%を加熱
溶解した油相部とを混合し、ホモゲナイザーを用いて1
50kg/catで均質化しO/W型の乳化物を得た。
別に外相となる油相部として魚硬化油(融点30℃)9
7.5%、サンソフト2.5%、ビタミンE0.02%
を加熱溶解したもの30部と上記のO/W型乳型物化物
70部コンビネータ−によって急冷練り合わせを行い、
O/W10型のバタークリームを得た。
以上の4種について、乳化作業性、口溶け、保形性、し
み出し、保存性を試験し、比較した。
(以下余白〉 表1 比較例1のW10型乳化物は、他の3種の二重乳化物と
比較すると劣ることは明らかで、また比較例2も実施例
1.2と比べるとやや劣る結果が得られた。
これらの例では外相油を30%に設定したので、比較例
2の方法では内部のO/W型乳型物化物分に包み込むだ
けの外相の油分が不足するのが原因かもしれない。比較
例2でも外相油を50%、60%と比率を上げて行くと
表1の欠点は解決する。
しかし、30%では後味の油っぽさが感じられ0 ないのに、50%、60%になると明らかに感じられる
(発明の効果〉 本発明は、二重乳化型フィリングクリームに関するもの
で、乳化の方法に特徴があり、O/W型に乳化した一次
乳化物と、別に用意した可塑性油脂(マーガリン類でも
ショートニングでもよい)とを半固化状において混合乳
化する方法によって得られる。
フ)、保存性等は良好であった。しかも、外相油の比率
を20〜40%と低くしても乳化の安定性は良く、後味
の油っぽさのない乳化物が得られることは本発明の特徴
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、糖類、蛋白質又は/及び乳化剤等からなる水相部に
    油脂を加えてO/W型に乳化して一次乳化物となし、別
    にあらかじめ常法によって得た可塑性油脂と上記一次乳
    化物とを半固化状で混合乳化することにより得られる二
    重乳化型フィリングクリーム。 2、請求項1記載の可塑性油脂が、W/O型に乳化した
    ものである二重乳化型フィリングクリーム。 3、請求項1又は2記載の可塑性油脂が、シロップ入り
    ファットスプレッドである二重乳化型フィリングクリー
    ム。 4、請求項1記載の蛋白質が、卵白、ゼラチン、カゼイ
    ンの中の1種又は2種以上である二重乳化型フィリング
    クリーム。 5、請求項1記載の油脂が、液体油又は液体油に硬化油
    を添加溶解した調合油脂である二重乳化型フィリングク
    リーム。
JP2088145A 1990-04-04 1990-04-04 二重乳化型フィリングクリーム Pending JPH03290152A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022086969A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 キユーピー株式会社 O/w/o型食品、食品及びo/w/o型食品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022086969A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 キユーピー株式会社 O/w/o型食品、食品及びo/w/o型食品の製造方法

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