JPH0328037Y2 - - Google Patents

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JPH0328037Y2
JPH0328037Y2 JP1983171126U JP17112683U JPH0328037Y2 JP H0328037 Y2 JPH0328037 Y2 JP H0328037Y2 JP 1983171126 U JP1983171126 U JP 1983171126U JP 17112683 U JP17112683 U JP 17112683U JP H0328037 Y2 JPH0328037 Y2 JP H0328037Y2
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JP
Japan
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roller
roller shaft
roller body
shaft
sheet
Prior art date
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JP1983171126U
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JPS6078349U (ja
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  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、例えばフアクシミリ装置において搬
送ローラと協働して原稿または記録紙を搬送する
シート押えローラの改良に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来、この種のシート押えローラとしては、例
えば第1図に示す如く金属製のローラ軸1の外周
面に金属、樹脂あるいはゴム製のローラ本体2を
挿入し、このローラ本体2の両端部にEワツシヤ
等の止め輪3を嵌着するか、もしくはローラ本体
2自体をローラ軸1に焼付け等で固定するように
したものが多く用いられている。このような構造
であれば、ローラ本体2はローラ軸1に対しその
軸方向の位置が確実に固定され、この結果シート
を搬送ローラに対して常時安定に押し付けること
ができる。
ところが、このような従来の構造は、先に述べ
た如くローラ本体2を止め具3や焼付け等により
ローラ軸1に固定するものであるため、製作工数
が多く手間と時間を要することから製造性が悪
く、またローラ本体2に損傷等が生じて交換する
必要が発生した場合に、ローラ本体2のみを交換
することが難かしく、交換作業に手間を要する欠
点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、ローラ本体の装着および交換をロー
ラ本体に無理な力を加えることなく円滑かつ短時
間に行なえるようにし、これにより製造性および
保守性を高め、しかも常に円滑な回転動作を行な
い得るとともにシートに損傷等を与え難く信頼性
の高いシート押えローラを提供することを目的と
する。
〔考案の概要〕
本考案は、上記目的を達成するために、ローラ
軸の周面に環状溝を形成し、かつローラ本体内部
のローラ本体外周部により隠された位置に、ロー
ラ軸の軸方向に突出しかつローラ軸の径方向に弾
性変形可能な弾性片と、この弾性片の先端部にロ
ーラ軸の軸心方向に突出する両側面がテーパ形成
された断面三角形状の爪とを設け、この爪をロー
ラ軸の上記環状溝に係合させることによりローラ
本体をローラ軸にその軸方向に移動不能に装着す
るようにしたものである。
〔考案の実施例〕
第2図および第3図a,bはそれぞれ本考案の
一実施例におけるシート押えローラのローラ軸お
よびローラ本体の構成を示すものである。
ローラ軸10の外周面には、ローラ本体が装着
される位置毎に、それぞれ1個の環状溝11が形
成されている。
一方ローラ本体20は、スペーサ21,21,
…により相互に同心状態を保持して一体化された
外部ローラ22およびこの外部ローラ22よりも
軸長が短かい内部ローラ23を有し、この内部ロ
ーラ23の一端部に相互に等間隔に配置された3
個の爪24をそれぞれ軸方向に一体的に突設した
ものとなつている。ここで、上記内部ローラ23
の内径Dは、前記ローラ軸10の外径Aより若干
大きく設定してあり、また各爪24の内径Bは、
ローラ軸10に形成した環状溝11の底部分の径
をCとすると、 C<B<D となるように設定してある。
しかして、このようなローラ本体20をローラ
軸10に装着するには、先ずローラ本体20の内
部ローラ23にローラ軸10を相対的に挿入す
る。このとき、各爪24はローラ軸10の外周面
に当接して第4図aに示す如く弾性変形する。そ
して、ローラ本体20をローラ軸10に対して各
爪24と環状溝11との位置が一致するまで摺動
移動させる。そうすると、各爪24が弾性復帰し
て環状溝11に係合し、以後ローラ本体20はこ
の各爪24と環状溝11との係合により軸方向に
移動不能に保持される。第5図は、その装着後の
状態を示す断面図である。一方、ローラ本体20
をローラ軸10から外す場合には、各爪24と環
状溝11との係合力よりも大きな力でローラ本体
20を軸方向に動かすことにより各爪24と環状
溝11との係合状態を外し、そのままローラ本体
20を摺動移動させてローラ軸10から引き抜け
ばよい。
このように、本実施例の構造であれば、ローラ
本体20をローラ軸10に装着するには、ローラ
本体20にローラ軸10を挿入して相対的に摺動
移動させるだけでよいので、従来に比べて極めて
簡単かつ短時間で装着することができ、この結果
製造性を大幅に高めることができる。また、ロー
ラ本体20を交換する必要が生じた場合にも、ロ
ーラ本体20をローラ軸10から引き抜き、新し
いものを差し込むだけでよく、この結果簡単かつ
短時間で作業を行なえ、しかもローラ本体20の
みを単独で交換できるので、ローラ軸ごと交換す
る場合に比べて保守費用も安価にできる。また、
本実施例では、ローラ軸の係合凹部を環状溝と
し、かつこの溝の底部の径Cと爪24の内径との
関係を C<B としたので、ローラ本体20をローラ軸10に対
してほぼ無抵抗の状態で回転させることができ
る。これにより、ローラ軸10の軸受けを不要に
でき、その分構成の簡単化および低価格化をはか
ることができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、爪の数は3個以外に1個や2個
あるいは4個以上であつてもよく、その他、ロー
ラ軸に設ける凹部の形状、大きさ、またローラ本
体、爪の材質等についても、本考案の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。
ローラ軸の周面に環状溝を形成するとともに
ローラ本体に弾性爪を設け、この弾性爪を上記
環状溝に係合することにより保持する構造とし
たので、ローラ本体の装着および交換をローラ
軸に対しローラ本体を挿脱するだけの極めて簡
単な操作により行なうことができ、これにより
製造性および保守性を高めることができる。
弾性片および爪をローラ本体内部のローラ本
体外周部から隠れる位置に設けたので、装着し
た状態においてローラ軸の環状溝もローラ本体
内部に隠れることになり、このため爪や環状溝
にほこり等が付着することがなく、これにより
ローラ本体の回転動作、延いてはシートの搬送
動作をいつまでも円滑な状態に保つことができ
る。
弾性片および爪をローラ本体内部のローラ本
体外周部から隠れる位置に設けたので、シート
搬送時やシートのセツト時に弾性片や爪によつ
てシートが損傷することがなく、これによりシ
ートを常に安定にかつ確実に搬送することがで
きる。
爪の構成を両側面をそれぞれテーパ状とした
断面三角形状としたので、弾性片により爪を支
持したことと相まつて、ローラ軸およびその環
状溝に対するローラ本体の挿脱を無理なく極め
て円滑に行なうことができ、これによりローラ
本体に変形や損傷を生じることがなく、信頼性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来におけるシート押えローラの外観
を示す図、第2図〜第5図は本考案の一実施例に
おけるシート押えローラを示すもので、第2図は
ローラ軸の構成を示す図、第3図a,bはローラ
本体の構成を示す図で、aはその側面図、bはa
の−矢視断面図、第4図a,bはローラ本体
の装着過程を示す部分断面図、第5図は装着後の
構造を示す断面図である。 10……ローラ軸、11……環状溝、20……
ローラ本体、21……スペーサ、22……外部ロ
ーラ、23……内部ローラ、24……爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ローラ軸の外周面に円筒体からなるローラ本体
    を装着してなり、このローラ本体でシートを搬送
    ローラに押付けることによりシートを搬送させる
    シート押えローラにおいて、前記ローラ軸の周面
    に環状溝を形成し、かつ前記ローラ本体内部のロ
    ーラ本体外周部により隠された位置に、前記ロー
    ラ軸の軸方向に突出しかつローラ軸の径方向に弾
    性変形可能な弾性片と、この弾性片の先端部にロ
    ーラ軸の軸心方向に突出する両側面がテーパ形成
    された断面三角形状の爪とを設け、この爪を前記
    ローラ軸の環状溝に係合させることによりローラ
    本体をローラ軸にその軸方向に移動不能に装着し
    たことを特徴とするシート押えローラ。
JP17112683U 1983-11-04 1983-11-04 シ−ト押えロ−ラ Granted JPS6078349U (ja)

Priority Applications (1)

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JP17112683U JPS6078349U (ja) 1983-11-04 1983-11-04 シ−ト押えロ−ラ

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JP17112683U JPS6078349U (ja) 1983-11-04 1983-11-04 シ−ト押えロ−ラ

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Publication Number Publication Date
JPS6078349U JPS6078349U (ja) 1985-05-31
JPH0328037Y2 true JPH0328037Y2 (ja) 1991-06-17

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ID=30373375

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JP17112683U Granted JPS6078349U (ja) 1983-11-04 1983-11-04 シ−ト押えロ−ラ

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613157Y2 (ja) * 1987-12-07 1994-04-06 株式会社明治ゴム化成 ローラー
JPH0613156Y2 (ja) * 1987-12-07 1994-04-06 株式会社明治ゴム化成 ローラー
JP5943009B2 (ja) * 2014-01-27 2016-06-29 コニカミノルタ株式会社 ローラー部材、シート給送装置及び画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS479981U (ja) * 1971-03-08 1972-10-05
JPS4735146U (ja) * 1971-05-08 1972-12-19

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JPS479981U (ja) * 1971-03-08 1972-10-05
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