JPS6318862Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318862Y2 JPS6318862Y2 JP4919684U JP4919684U JPS6318862Y2 JP S6318862 Y2 JPS6318862 Y2 JP S6318862Y2 JP 4919684 U JP4919684 U JP 4919684U JP 4919684 U JP4919684 U JP 4919684U JP S6318862 Y2 JPS6318862 Y2 JP S6318862Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal ring
- jaw
- case
- sealing device
- retainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 2
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は軸封技術に係る密封装置の改良に関す
るもので、とくに組み付け前にシールリングに加
わるスプリング加重を消去し、摺動面の応力歪を
解消してシール効果の優れた密封装置を提供する
ことを目的とする。
るもので、とくに組み付け前にシールリングに加
わるスプリング加重を消去し、摺動面の応力歪を
解消してシール効果の優れた密封装置を提供する
ことを目的とする。
従来より回動部に使用するメカニカルシール等
のシールリング組立体等の密封装置は、第１図お
よび第２図に示すようにシールリング１とコイル
スプリング２およびスプリング抑え３、Ｏリング
４を、コイルスプリング２の後端に当接した断面
がＬ字状の環状体ケース５の一側から軸と平行に
突出した係合突起６を上記シールリング１の周縁
に形成した切欠７に係合して、回動方向の係合一
体化を図るとともに、組み付け前の一体化を図る
ために、上記係合突起６の先端に抜止端部８を構
成し、前記コイルスプリング２が自由長に達しな
い前に該抜止端部８がシールリング１の摺動面側
端面９に当接するように構成されている。このた
め、シールリング１の摺動面は成形加工時に均整
な平面を得ているものの組み付け前の上記コイル
スプリング２のスプリング荷重に伴なうシールリ
ング１の縁部に偏つて加わる荷重によつて、摺動
面に面歪が発生し、組み付け後の摺動面の精度に
おいて加工時の精度が維持できなくなる問題を有
していた。
のシールリング組立体等の密封装置は、第１図お
よび第２図に示すようにシールリング１とコイル
スプリング２およびスプリング抑え３、Ｏリング
４を、コイルスプリング２の後端に当接した断面
がＬ字状の環状体ケース５の一側から軸と平行に
突出した係合突起６を上記シールリング１の周縁
に形成した切欠７に係合して、回動方向の係合一
体化を図るとともに、組み付け前の一体化を図る
ために、上記係合突起６の先端に抜止端部８を構
成し、前記コイルスプリング２が自由長に達しな
い前に該抜止端部８がシールリング１の摺動面側
端面９に当接するように構成されている。このた
め、シールリング１の摺動面は成形加工時に均整
な平面を得ているものの組み付け前の上記コイル
スプリング２のスプリング荷重に伴なうシールリ
ング１の縁部に偏つて加わる荷重によつて、摺動
面に面歪が発生し、組み付け後の摺動面の精度に
おいて加工時の精度が維持できなくなる問題を有
していた。
本考案は、上記問題に鑑み、組み付け前におい
てシールリングに加わるコイルスプリングの荷重
を消去する構造になる軸封装置を提供せんとする
もので、以下本考案の一実施例を第３図および第
４図にしたがつて説明する。
てシールリングに加わるコイルスプリングの荷重
を消去する構造になる軸封装置を提供せんとする
もので、以下本考案の一実施例を第３図および第
４図にしたがつて説明する。
１はフローテイングシート（図示せず）と摺動
面１０を当接するシールリングであり、外径側に
形成した鍔部１１には円周上等配位置に複数個
（本実施例では２個）の切欠７を形成するととも
に内径側後端に環状断部１２を形成し、シヤフト
（図示せず）側と密封するＯリング４を嵌合して
なる。１３は上記シールリング１の後端側に沿設
した環状剛体のスプリング抑えであり、内径はＯ
リング４の後方に達し、環状段部１４を形成して
シールリング１の環状断部１２と嵌合するととも
に外径部は鍔部１１と略同径になり、切欠７と対
応する位置に該切欠７の幅W1よりも狭い幅W2を
有する抑え切欠１５を形成してなる。上記スプリ
ング抑え１３の後方軸上に位置せしめた断面がＬ
字状になる環状体のケース１６は側縁から軸と平
行に延びる係合突起１７を前記切欠７と対応する
位置に突設するとともに、該係合突起１７の先端
に鍔部１１の摺動面側端面９に当接する抜止端部
１８を形成し、シールリング１と回動方向に係合
し、かつ一体化を図る。また上記係合突起１７の
抜止端部１８の顎部には前記切欠７の幅W1より
小幅でかつ抑え切欠１５の幅W2より大幅になる
幅W3を有し、またシールリング１の鍔部１１の
厚さL1より大きい長さL2を有する抑え顎１９を
構成し、該顎段部をスプリング抑え１３の前面に
係止し、該ケース１６と前記スプリング抑え１３
の環状段部間に適宜弾性押圧力を有するコイルス
プリング２を弾装してなる。
面１０を当接するシールリングであり、外径側に
形成した鍔部１１には円周上等配位置に複数個
（本実施例では２個）の切欠７を形成するととも
に内径側後端に環状断部１２を形成し、シヤフト
（図示せず）側と密封するＯリング４を嵌合して
なる。１３は上記シールリング１の後端側に沿設
した環状剛体のスプリング抑えであり、内径はＯ
リング４の後方に達し、環状段部１４を形成して
シールリング１の環状断部１２と嵌合するととも
に外径部は鍔部１１と略同径になり、切欠７と対
応する位置に該切欠７の幅W1よりも狭い幅W2を
有する抑え切欠１５を形成してなる。上記スプリ
ング抑え１３の後方軸上に位置せしめた断面がＬ
字状になる環状体のケース１６は側縁から軸と平
行に延びる係合突起１７を前記切欠７と対応する
位置に突設するとともに、該係合突起１７の先端
に鍔部１１の摺動面側端面９に当接する抜止端部
１８を形成し、シールリング１と回動方向に係合
し、かつ一体化を図る。また上記係合突起１７の
抜止端部１８の顎部には前記切欠７の幅W1より
小幅でかつ抑え切欠１５の幅W2より大幅になる
幅W3を有し、またシールリング１の鍔部１１の
厚さL1より大きい長さL2を有する抑え顎１９を
構成し、該顎段部をスプリング抑え１３の前面に
係止し、該ケース１６と前記スプリング抑え１３
の環状段部間に適宜弾性押圧力を有するコイルス
プリング２を弾装してなる。
上記構成になる密封装置はメカニカルシールの
フローテイングシートの摺動部とシールリング１
の摺動面１０が所定の押圧力で圧接し、摺回動す
るようにコイルスプリング２を押し縮めた位置で
ケース１６を固定して使用するもので、この組み
付け状態ではケース１６の係合突起１７に形成し
た抜止端部１８および抑え顎１９はシールリング
１の顎部１１およびスプリング抑え１３の前面か
ら離れ、何ら面方向に押圧力を加えるこをなく切
欠７と抑え切欠１５と回動方向の係合を保つよう
になるものである。
フローテイングシートの摺動部とシールリング１
の摺動面１０が所定の押圧力で圧接し、摺回動す
るようにコイルスプリング２を押し縮めた位置で
ケース１６を固定して使用するもので、この組み
付け状態ではケース１６の係合突起１７に形成し
た抜止端部１８および抑え顎１９はシールリング
１の顎部１１およびスプリング抑え１３の前面か
ら離れ、何ら面方向に押圧力を加えるこをなく切
欠７と抑え切欠１５と回動方向の係合を保つよう
になるものである。
また組み付け前の状態ではコイルスプリング２
の自由長に戻ろうとする弾性により、スプリング
抑え１３とケース１６間が拡開されるが、ケース
１６の抑え顎１９がスプリング抑え１３の抑え切
欠１５前面と係合し、また抜止端部１８が切欠７
と係合するため、ケース１６との一体化を保持す
ると同時に、上記抑え顎１９の長さL2がシール
リング１の鍔部１１の厚さL1より大きいため、
シールリング１に対してコイルスプリング２の弾
性力が付加されることがない。
の自由長に戻ろうとする弾性により、スプリング
抑え１３とケース１６間が拡開されるが、ケース
１６の抑え顎１９がスプリング抑え１３の抑え切
欠１５前面と係合し、また抜止端部１８が切欠７
と係合するため、ケース１６との一体化を保持す
ると同時に、上記抑え顎１９の長さL2がシール
リング１の鍔部１１の厚さL1より大きいため、
シールリング１に対してコイルスプリング２の弾
性力が付加されることがない。
したがつて組み付け前において、シールリング
１は何ら外力が加えられることなく保持されるた
め、面歪等の発生がなく、摺動面１０の精度を保
持することができるものである。
１は何ら外力が加えられることなく保持されるた
め、面歪等の発生がなく、摺動面１０の精度を保
持することができるものである。
以上述べたように、本考案の密封装置はシール
リング組立体においてコイルスプリングが組み付
け前シールリングに何ら弾性荷重を付与しない構
造になるので、使用前に長期間放置してもシール
リングの固定個所に応力歪の発生がなく摺動面を
高精度に維持することができ、取り付け後の密封
効果を高める特徴を有するもので、本考案の実用
的効果はきわめて大きいものである。
リング組立体においてコイルスプリングが組み付
け前シールリングに何ら弾性荷重を付与しない構
造になるので、使用前に長期間放置してもシール
リングの固定個所に応力歪の発生がなく摺動面を
高精度に維持することができ、取り付け後の密封
効果を高める特徴を有するもので、本考案の実用
的効果はきわめて大きいものである。
第１図は、従来の密封装置を示す正面図、第２
図は、第１図におけるＡ−Ａ線断面図、第３図
は、本考案の一実施例を示す密封装置の正面図、
第４図は、第３図におけるＢ−Ｂ線断面図であ
る。 １……シールリング、２……コイルスプリン
グ、７……切欠、１１……顎部、１３……スプリ
ング抑え、１５……抑え切欠、１６……ケース、
１７……係合突起、１８……抜止端部、１９……
抑え顎。
図は、第１図におけるＡ−Ａ線断面図、第３図
は、本考案の一実施例を示す密封装置の正面図、
第４図は、第３図におけるＢ−Ｂ線断面図であ
る。 １……シールリング、２……コイルスプリン
グ、７……切欠、１１……顎部、１３……スプリ
ング抑え、１５……抑え切欠、１６……ケース、
１７……係合突起、１８……抜止端部、１９……
抑え顎。
Claims (1)
- 回転軸封部に設ける密封装置において、シール
リング組立体のシールリングとケースを回動方向
に係合する係合突起の先端部に形成した抜止端部
の顎部に、上記シールリングと軸方向に摺動自在
になるとともに該シールリングの後面に沿設した
スプリング抑えと後方に向つて係止するようにな
る抑え顎を形成し、上記ケースとスプリング抑え
間にコイルスプリングを弾装してなる密封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4919684U JPS60161755U (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4919684U JPS60161755U (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 密封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60161755U JPS60161755U (ja) | 1985-10-26 |
| JPS6318862Y2 true JPS6318862Y2 (ja) | 1988-05-26 |
Family
ID=30566165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4919684U Granted JPS60161755U (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 密封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60161755U (ja) |
-
1984
- 1984-04-05 JP JP4919684U patent/JPS60161755U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60161755U (ja) | 1985-10-26 |
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