JPS6015665Y2 - リング装着治具 - Google Patents

リング装着治具

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Publication number
JPS6015665Y2
JPS6015665Y2 JP4285980U JP4285980U JPS6015665Y2 JP S6015665 Y2 JPS6015665 Y2 JP S6015665Y2 JP 4285980 U JP4285980 U JP 4285980U JP 4285980 U JP4285980 U JP 4285980U JP S6015665 Y2 JPS6015665 Y2 JP S6015665Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
wall surface
tapered
protrusion
tapered surface
Prior art date
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Expired
Application number
JP4285980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56147081U (ja
Inventor
正晴 宮野
千代治 元井
Original Assignee
株式会社 リケン
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 リケン filed Critical 株式会社 リケン
Priority to JP4285980U priority Critical patent/JPS6015665Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、リング装着治具に関し、特に詳述すれば、
真円状に近似させながら合い口を開くようにしているリ
ング装着治具に関する。
シールリング或いはピストンリングは軸或いはピストン
に設けられたリング溝に装着して使用されているが、装
着時、適当な工具を用いて合い口を接線方向に拡大して
いる。
この拡大は、合い口と反対側部に集中応力が生じ、リン
グを破損させたり、塑性変形を起させている。
−又、ピストンの頭部や軸の片端に円錐台形をなす外周
面を有するキャップを当ててキャップの傾斜面に沿って
リングを強制的に移動させ合い口を拡いて装着するリン
グ装着法も用いられている。
この場合も、前述した不具合を生じている。
これら従来手段の共通の欠点は、リング装着時の合い口
の開き量が、リングの厚みの約8倍になり且つ自由形状
に近く真円形状から遠ざかるリング形状となることに基
因している。
このような不具合は、リングを塑性変形し易い材料で成
形した時、或いはリング装着時応力が高い場合顕著に表
れる。
たとえば、過給機のシールとして用いられるリングは、
その外径が略12−20yIrlILであり、装着時応
力は160−180kg/1IrInに達するが、この
ようなリングの従来手段による装着は、多くのリング破
損およびリングの塑性変形を起し、リング装着後のピス
トンリング又はシールリングの正しい形状を保つことが
困難となっている。
この考案は、税述した欠点を改善するために提案された
もので合い口の開き量を規制し且つ真円状に近似させた
形でリングの装着を可能にしているリング装着治具を提
供することを目的としている。
この考案によれば、中空筒体の円筒状内壁面が上方から
下方へと拡がるテーパ面と、該テーパ面に連接し且つ該
テーパ面の最大径と同径の真円面とからなり、前記内壁
面から半径方向に延出する突起を前記テーパ面と前記真
円面に設け、前記テーパ面に位置する前記突起の側壁面
が上方から下方へと拡がるテーパ状となっており、 前記真円面に位置する突起が平行側壁面であって且つそ
の終端が前記中空筒体の下端より上方に位置しているこ
とを特徴とするリング装着治具が提供される。
この考案は、外径が真円形状になる様に強制しながらピ
ストン又はシールリングの合い口部を拡大してピストン
又は軸に該リングを装着させるものであるが、これは次
に記す装置で実施される。
リング装着治具1は、中空筒体2と、その内壁面3に形
成された半径方向内方に延出する突起4を有する。
円筒状内壁面3は、第1図でみて下方にいくに従いその
内径を大きくするテーパ面5を有し、該テーパ面5の終
端から内壁面3の端部まで真円状壁面6′となっている
内壁面3は、リングのすべり面を損傷させないよう加工
され、その断面形状は実質的に円形である。
突起4は、D□の巾からD2の巾となるテーパ状の側壁
面6を有する。
真円状壁面6′から突出する突起4はD2の巾の平行側
壁面7となっている。
使用に際しては、リング装着治具1のA方向からりング
8を挿入し、その合い口に突起4を挿入するようにする
リング8のすべり面即ち外周面がテーパ面5と接し且つ
合い口に突起4を位置させながら、リングをA方向に押
し下げる。
この押下げにより、その巾を徐々に広くする突起4の側
壁面6がリング8の合い口を拡げ、その外径を大とさせ
る。
一方、リング外周面はテーパ状内壁面5に接しているの
で、リングは真円に近似する形を保ちながら、A方向の
押下げに伴いその外径を大とさせていく。
テーパ状の側壁面6の終端で、リング8の合い口は、リ
ング8の厚みの略6.3〜6市倍となる。
即ち、テーパ状の側壁面6の終端の巾D2は、リングの
合い口がリング厚みの略6.3〜6.5@となるように
選定される。
さらに、このような状態時、リング8の内径は、ピスト
ン9又は軸の外径より大きくなっているから、ピストン
又は軸の先端を中空筒体2にB方向から挿入し、次いで
、リング8を突起4の終端から押出して、ピストン又は
軸に移し、所定の溝にリングを挿入すればよい。
図示例では中空筒体と突起とを一体成形しているが、突
起を別体で成形し、中空筒体の内壁面に設けた溝に突起
を挿入させて形成してもよい。
以上から明らかなように、この考案では中空筒体のテー
パ状内壁面に半径方向内方に延出する突起を設け、該突
起のテーパ状側壁面でリング合い口を拡げ且つテーパ状
内壁面によってリングを真円形状に近似させているので
、ピストン又は軸と装着されようとするリングとの間隙
が全周に亘ってはS゛一定となり、リング装着時のリン
グの破損或いは塑性変形が避けられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一例のリング装着治具であって第2
図の矢視■−■よりみた断面図、第2図はこの考案の一
例のリング装着治具の平面図である。 図中:1・・・・・・リング装着治具、2・・・・・・
中空筒体、3・・・・・・円筒状内壁面、4・・・・・
・突起、5・・・・・・テーパ面、6・・・・・・テー
パ状の側壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空筒体の円筒状内壁面が上方から下方へと拡がるテー
    パ面と、該テーパ面に連接し且つ該テーパ面の最大径と
    同径の真円面とからなり、前記内壁面から半径方向に延
    出する突起を前記テーパ面と前記真円面に設け、前記テ
    ーパ面に位置する前記突起の側壁面が上方から下方へと
    拡がるとなっており、前記真円面に位置する突起が平行
    側壁面であって且つその終端が前記中空筒体の下端より
    上方に位置していることを特徴とするリング装着治具。
JP4285980U 1980-03-31 1980-03-31 リング装着治具 Expired JPS6015665Y2 (ja)

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JP4285980U JPS6015665Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 リング装着治具

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JP4285980U JPS6015665Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 リング装着治具

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JPS56147081U JPS56147081U (ja) 1981-11-05
JPS6015665Y2 true JPS6015665Y2 (ja) 1985-05-16

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ID=29638240

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5314624B2 (ja) * 2010-03-05 2013-10-16 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 止め輪装着治具

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JPS56147081U (ja) 1981-11-05

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