JPH03279314A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH03279314A
JPH03279314A JP7965390A JP7965390A JPH03279314A JP H03279314 A JPH03279314 A JP H03279314A JP 7965390 A JP7965390 A JP 7965390A JP 7965390 A JP7965390 A JP 7965390A JP H03279314 A JPH03279314 A JP H03279314A
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JP
Japan
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oil
skin
acid
tranexamic acid
external preparation
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Pending
Application number
JP7965390A
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English (en)
Inventor
Kanemoto Kitamura
謙始 北村
Ataru Iwamoto
岩本 中
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は安定性良好で、使用性良く、かつ安全性にも優
れた皮膚外用剤に関する。
[従来の技術] 皮膚外用剤、特に化粧料においては、皮膚の保護効果、
主剤の溶解効果、使用性の改善効果なと、さまざまな目
的で油分が配合される。とくに、不飽和結合を有する油
分には使用性が軽くのびがよいものが多く、また、植物
や動物由来の天然油分には不飽和結合を有するものか多
いので、必然的に、化粧料中にこれら不飽和結合をもつ
油が配合される機会が多い。
[発明か解決しようとする課題] 従来技術の問題点 しかしながら、これら不飽和結合をもつ油は、その不飽
和結合のために、空気酸化を受けて酸敗しやすいので、
化粧料の変臭の原因となり、化粧料技術者の悩みの種に
なっていた。
変臭を防ぐ目的では、BHA (、ブチルヒドロキシア
ニソール)、BHT (ブチルヒドロキシトルエン)、
などの酸化防止剤を配合することか一般的であるが、最
近の天然物指向の風潮下にあっては、これら合成酸化防
止剤に替わる天然由来の酸化防止剤が望まれていた。
発明の目的 本発明者らはこのような事情にかんがみて、広く天然界
を探索して不飽和結合をもつ油分の酸敗防止効果を有す
る物質を見いだすべく努力した結果、トラネキサム酸、
もしくはその塩類、もしくはその誘導体にその効果があ
ることを発見し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、ヨウ素価50以上の油とトラネキ
サム酸、もしくはその塩類、もしくはその誘導体、また
はこれらの混合物を含有することを特徴とする皮膚外用
剤である。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明に用いる臼つ素価50以上の油としては鯨油、肝
油、魚油、ヒマシ油、オリーブ油、南京豆油、菜種油、
胡麻油、綿実油、大豆油、桐油、ホホバ油、アマニ油、
月見草油などがある。さらに、これら油のアルコールで
ある鯨油アルコール、肝油アルコール、魚油アルコール
、ヒマシ油アルコール、オリーブ油アルコール、綿実油
アルコール、大豆油アルコール、桐油アルコール、アマ
ニ油アルコール、オレイレアルコール、リノールアルコ
ール、リノールアルコール、酸であるオレイン酸、リノ
ール酸、リルイン酸、油のエーテルであるポリオキシエ
チレン(以下、POEという)鯨油、POEオリーブ油
、POEヒマシ油、POE綿実油、POE大豆油、PO
E桐油、POEアマニ油、POEオレイル、POEリノ
ール、POEリルイン、油のエステルであるPOEモノ
オレート、POEジオレート、POEモノリル−ト、P
OEジリルイネート、あるいは他の誘導体であるソルビ
タンモノオレート、グリセリルモノオレート、ジグリセ
リルモノオレート、ソルビットテトラオレートなども本
発明の範囲内に含まれる。
ヨウ素価50以上の油の化粧料中における配合量は特に
限定されない。油の変臭の速度は系中に含まれる他の成
分や基剤の形態によって大きく異なる。たとえば、水や
粉末の存在下では変臭は加速される。また、製品中味の
外気との触れやすさにも大いに影響される。故に、変臭
がはなはだしくなる油の配合量の上限、下限は個々の化
粧料によって異なる。
本発明に用いられるトラネキサム酸、もしくはその塩類
、もしくはその誘導体は抗プラスミン剤として一般に用
いられており、化粧品用途では、安全性か高いことを特
徴とする成分として知られている。(特願昭42−36
980)またその製造法は特許第240611号、特許
第242664号、特許第480411号、特許第48
8168号によって知られている。
トラネキサム酸は融点262〜267°C1白色の結晶
または粉末で臭いはなく、味は苦い。トラネキサム酸の
塩は通常使用される塩として、Mg、Ca、に等の金属
塩類、硫酸塩等があり、誘導体としては、ビタミンA酸
エステル、ビタミンA・エステル、ビタミンEエステル
、ビタミンCエステル、ビタミンDエステル等のビタミ
ンエステル類、フェニルエステル類、N、N−マレオイ
ルミノトラネキサム酸等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
本発明に用いられるトラネキサム酸、もしくはその塩類
、もしくはその誘導体の配合量は、皮膚外用剤全量中の
0.1〜30重量%、好ましくは6〜20重量%である
本発明のヨウ素価50以上の油およびトラネキサム酸、
もしくはその塩類、もしくはその誘導体を配合する皮膚
外用剤は、通常の皮膚外用剤、たとえば、水溶液系、可
溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油2層系、水−油一
粉末3層系など、どのような基剤でもよく、用途も化粧
水、乳液、クリーム、パックなどの基礎化粧料、口紅、
ファンデーションなどのメーキャップ化粧料、シャンプ
ー、リンス、ヘアトニックなどの頭髪化粧料などの化粧
料、医薬部外品など多岐にわたる。
本発明の皮膚外用剤には必要に応じて、本発明の効果を
損なわない範囲で、保湿剤、増粘剤、防腐剤、界線活性
剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子物質
、他の油性成分、紫外線吸収剤、粉末、顔料、薬剤、色
素、香料などを配合できる。
[発明の効果コ 本発明の皮膚外用剤は、ヨウ素価50以上の油を配合し
ているにもかかわらず、安定性良好で変臭することがな
く、使用感あるいは皮膚に対する安全性も良好で優れた
皮膚外用剤である。
[実施例] つぎに実施例により本発明をさらに詳細に説明する。本
発明は、これによって何ら限定されるものではない。
本発明の効果を具体的に示す目的で、下記の実験を行っ
た。
すなわち、表−1の口紅処方にトラネキサム酸をそれぞ
れ0重量%、1重量%、6重量%(ヒマシ油で調整)配
合して調整して、50℃恒温槽中に2週間保存し、保存
後の臭いを官能によって評価した。
評価基準は表−2のとおりである。
結果を表−3に示す。
表−3から判るようにトラネキサム酸がヨウ素価50以
上の油脂の変臭を防止していることが明らかである。
表−1 表−2 表−3 (以 下 余 白) 実施例1 固形ファンゾーンコン   重量%タルク 
               85.0ステアリン酸
              1.5ラノリン    
            5.0月見草油      
          5.0ソルビタンセスキオレート
        2.0トリエタノールアミン    
      1.0トラネキサム酸のNa塩     
   2.0顔料                 
 1,0香料                 0.
3(製法)タルク、顔料を混合する(粉末部)。トリエ
タノールアミン、トラネキサム酸のNa塩を相当量の水
−エタノール溶液に溶解する(水都)。その他の成分を
加熱混合溶解する(油部)。水都に油部を加えて乳化し
、これに粉末部を加え混合した後、水−エタノール部を
蒸発させ、粉砕機にかけて中皿中に整形して固形ファン
デーションを得た。
実施例2 クレンジングクリーム   重量%(A)セ
タノール           2・0ピースワツクス
         1.0固形パラフイン      
   1.0オレイン酸           2.0
ワセリン           10.0オリーブ油 
          35.0POE(20) ソルビタンオレート2.4 ジグリセリンジオレート2.6 プロビルパラベン        0.3香料    
          0.3(B)トラネキサム酸  
       1.0ジプロピレングリコール    
5,0水酸化カリウム        0.08精製水
            残 余(製法)(A)の油相
部と(B)の水相部を別々に加熱拡販溶解する。油相部
を水相部中に添加し、乳化、冷却してクリームを得た。
実施例3 栄養乳液 (A)ピースワックス ワセリン 脱臭ラノリン ホホバ油 セチルイソオクタノエート POE (2)オレイルエーテル エチルパラベン ブチルパラベン 香料 (B)カルボキシビニルポリマー トラネキサム酸 ジプロピレングリコール L−アルギニン 精製水 (製法)実施例2に準じる。
重量% 1.0 2.0 1.5 6.0 4.0 2.0 0.2 0.1 0.3 0.2 1.0 2.0 0.2 残余 実施例4 ファンデーション (A)セタノール ステアリン酸 重量% 3.5 2.0 脱臭ラノリン ワセリン 大豆油アルコール グリセリルモノオレート POE(10)ベヘニルアルコール エチルパラベン ブチルパラベン (B)トラネキサム酸のに塩 13−ブチレングリコール 調合粉末 トリエタノールアミン 精製水 (製法)実施例2に準じる。
5.0 2.0 8゜0 2.5 0.5 0.2 0.2 1.0 0 15.0 0.25 残余 実施例5 化粧水 (A)精製水       全体が グリセリン カルボキシビニルポリマー トラネキサム酸 1.3−ブチレングリコール 重量% 100になる量 2.0 0.2 15.0 2.0 (B)エタノール           15.0精製
レシチン          0.02オレイルアルコ
ール       0.5POE(60)硬化ヒマシ油
    3.0香料              0.
1メチルパラベン         0.1(製法)(
A)の水相部および(B)のアルコール部をそれぞれ均
一溶解した後、水相部にアルコール部を加えて可溶化し
、化粧水を得た。
実施例1〜5は、いずれも経口安定性良好で、使用性、
安全性にも優れていた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヨウ素価50以上の油とトラネキサム酸、もしく
    はその塩類、もしくはその誘導体、またはこれらの混合
    物を含有することを特徴とする皮膚外用剤
JP7965390A 1990-03-28 1990-03-28 皮膚外用剤 Pending JPH03279314A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523104A (ja) * 2004-02-19 2007-08-16 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 身体手入れ製品の変色を防止するための置換ウレアによる安定化

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JP2007523104A (ja) * 2004-02-19 2007-08-16 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 身体手入れ製品の変色を防止するための置換ウレアによる安定化

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