JPH03279132A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シート状フィルムを使用した例えば医療用の
画像記録装置に関するものである。

［従来の技術］ 医療用画像記録装置においては、Ｘ＃ｉＣＴ、ＭＨＩ等
で撮影された画像をシート状の銀塩フィルム上に、画像
信号に応じた強度の光ビームを照耐することによって記
録する装置であり、撮影される部位、用途等によって半
切（３５４Ｘ４３０）、大角（３５４Ｘ３５４）　、大
四（２７９Ｘ３５４）等の異なるサイズのフィルムが用
いられる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のこのような医療用画像記録装置は、副走査むらを
除去するために、大型化したり、複雑な構成とならざる
を得す、また未記録のフィルムを収納する１個のマガジ
ンしか装着できず、異なるサイズのフィルムに記録する
ためには、その都度マガジンを取り換えなければならな
い。

本発明の目的は、装置を大型化、複雑化することなく、
副走査むらをなくし、高精度な画像記録を行うことがで
きる画像記録装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、装置を大型化、複雑化することな
く、副走査むらをなくし、高精度な画像記録を行い、異
なるサイズのフィルムを収納する複数個のマガジンを同
時に挿着可能とする画像記録装置を提供することにある
。

［課題を解決するための手段］ 上述の目的を達成するための本発明に係る画像記録装置
においては、光ビームの偏向手段とシート状フィルムの
定速送り手段とから成る走査系を有し、画像記録部にお
いて前記シート状フィルム上に前記光ビームにより画像
を記録する画像記録装置であって、未記録フィルムを積
層収納するマガジンを備え、該マガジンのフィルム取出
口から前記画像記録部までの搬送距離を、該マガジンの
内部に収納する前記シート状フィルムの搬送方向の長さ
と略等しくなるようにしたことを特徴とするものである
。

前記発明に関連する本発明に係る画像記録装置において
は、光ビームの偏向手段とシート状フィルムの定速送り
手段とから成る走査系を有し、画像記録部において前記
シート状フィルム上に前記光ビームにより画像を記録す
る画像記録装置であって、サイズが異なる未記録フィル
ムを積層収納する複数個のマガジンを備え、各マガジン
のフィルム取出口から前記画像記録部までの搬送距離を
、それぞれのマガジンの内部に収納する前記シート状フ
ィルムの搬送方向の長さと略等しくなるように配列した
ことを特徴とするものである。

［作用］ 上述の構成を有する画像記録装置は、シートフィルムに
画像記録する際において、フィルムの後端がマガジンか
ら完全に排出されており、フィルムの低速送りの障害と
なることがない。

［実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の第１の実施例の構成図であり、ｌはレ
ーザ光学ユニットで、レーザー光源、光変調器、ポリゴ
ンミラー　ミラー等が内蔵され、画像信号に応じて変調
されたレーザービームＬをポリゴンミラーの回転を用い
て主走査方向に偏向し、記録位置のフィルム面を光走査
する。

レーザー光学系１の下方には副走査ローラ２が配置され
、この副走査ローラ２は片方が回転駆動力を持ち、他方
がそれに従動するローラ対であり、副走査ローラ２の近
傍にレーザー光学系からのレーザービームＬが光走査さ
れるようになっている。副走査ローラ２の下方には、下
方から順に半切サイズの未記録のフィルムＦを積層収納
するサプライマガジン３、大口つサイズの未記録シート
フィルムＦを積層収納するサプライマガジン４、及び記
録済みのシートフィルムＦを収納するレシーブマガジン
５が並列に配置されている。それぞれのマガジン３．４
．５の上面にはフィルムＦを出し入れするための開閉可
能なスライド蓋３ａ、４ａ、５ａが設けられており、こ
れらのスライド蓋３ａ、４ａ、５ａを閉止した状態では
各マガジン３，４．５の内部が外側から遮光され、各マ
ガジン３．４．５の内部に積層されるフィルムＦはフィ
ルム乳剤面が共に下側を向いており、遮光効果を一層高
めるようになっている。サプライマガジン３．４のマガ
ジン蓋３ａ、４ａを開けた状態の開口部の上方には吸盤
６．７が設けられ、サプライマガジン３．４内に収納さ
れたフィルムＦを１枚ずつ開口部より取り出すために設
けられている。サプライマガジン３の開口部の上方には
、搬送されるフィルムＦの進行方向を制御するため方向
転換ユニット８が設けられている。この方向転換ユニッ
ト８はメインローラ９、遊星ローラ１０、レバー１１等
から成り、メインローラ９は図示しないモータにより両
方向に回転可能とされている。メインローラ９の軸９ａ
は図示しない他のモータにより駆動され、メインローラ
９の回転とは独立して駆動され、軸９ａに固定されたレ
バー１１の動作を制御するようになっている。遊星ロー
ラ１０は軸１０ａの廻りに回転自在に支持されており、
軸１０ａはレバー１１に設けられた長孔に沿ってばね１
２によりメインローラ９側に付勢されている。遊星ロー
ラ１０はレバー１１の回転に従ってメインローラ９の廻
りを遊星的に周回し、レバー１１が回転して遊星ローラ
ｌＯが位置ａから位置Ｃに移動するときには、図示しな
いガイドビンに遊星ローラ１０の軸１０ａがガイドされ
て、遊星ローラ１０はメインローラ９の外周位置から離
れる構造となっている。

なお、軸９ａには図示しないエンコーダが接続され、こ
のエンコーダの出力により遊星ローラ１０の遊星周回角
度が検知できるようになっている。

マガジン４．５の開口部上方には方向転換ユニット８と
同様の構成の方向転換ユニット１３．１４がそれぞれ設
けられ、それぞれのメインローラ１５．１６はメインロ
ーラ９と共にチェーンを介して間じモータにより駆動さ
れている。なお、方向転換ユニット１４の遊星ローラ１
０″はメインローラ１６の周囲を約１８０度周回できる
ようになっている。フィルムＦの搬送路に沿ってガイド
板１７〜１９が配置され、これらのガイド板１７〜１９
は主に直線及び緩い曲率とされ、搬送中にフィルムＦの
表面がガイド板１７〜１９にすれて、フィルム表面が傷
付いたりすることがないように考慮されている。なお、
２０は記録済みのフィルムＦを自動現像部２１へ導（た
めのガイド板である。

この装置において、それぞれのサプライマガジン３．４
のフィルム取出口から画像記録部へ至までの距離は、マ
ガジン３．４に収納されるそれぞれのフィルムＦの搬送
方向の長さとほぼ等しくしである。即ち、マガジン４の
出口から副走査ローラ２までの距離は約２８０ｍｍであ
り、マガジン３の出口から副走査ローラ２までの距離は
４３０ｍｍとなっている。そのため、フィルムＦの先端
が副走査ローラ２に達したとき、フィルムＦの後端はマ
ガジン３．４から完全に取り出された状態となり、記録
中のフィルムＦとマガジン３．４内のフィルムＦがこす
れたり、フィルムＦの後端がマガジン３．４に当接した
りして、副走査中のフィルムＦの送り速度が乱れ、画質
の低下を引き起こすことはない、また、画像記録に要す
る時間もそれぞれのサイズのフィルムＦについて、最小
のサイクルタイムで済むことになる。

次に、この画像記録装置の動作について説明すると、サ
イズが異なる未記録のフィルムＦが収納積層されもサプ
ライマガジン３．４は、装置本体内の所定の位置に装備
され、装置内が遮光された状態でスライド蓋３ａ、４ａ
が開けられる。半切サイズのフィルムＦに記録を行う時
は吸盤６を動作させ、サプライマガジン３に積層されて
いるフィルムＦの最上部の１枚を持ち上げる９次いで、
レバー１１を時計廻りに約９０度回転させて遊星ローラ
１０を初期位置すからの位置ａまで回転させることによ
り、吸盤６により持ち上げられたフィルムＦの端部をメ
インローラ９と遊星ローラｌＯの間で挟持する。このよ
うにして、最上部のフィルムＦの先端部を持ち上げたら
、メインローラ９を反時計方向に回転させ、同時に同一
の角速度でレバー１１も回転させると、メインローラ９
及び遊星ローラｌＯはフィルムＦの先端部を挟持したま
ま回転して、フィルムＦの進行方向を上方向に変更する
。遊星ローラ１０が初期の位置すに戻ったところでレバ
ー１１の回転を止め、メインローラ９のみを駆動し続け
ると、進行方向が鉛直方向に固定されて、フィルムＦは
ガイド板１７で案内される搬送路を鉛直上方向に搬送さ
れる。このとき方向転換ユニット１３の遊星ローラ１０
’は位置ｆに退避している。

フィルムＦの先端が方向転換ユニット１４に達し、メイ
ンローラ９と同一速度で反時計方向に回転するメインロ
ーラ１６及び位置りに待機する遊星ローラ１０“との間
に挟持され、次いでレバー１１”が同様にメインローラ
１６と同一の角速度で回転して、フィルムＦの進行方向
を変更する。遊星ローラ１０”が位置ｉに達するとレバ
ー１１”は停止し、フィルムＦの先端の進行方向は左方
向に固定され、メインローラ１６が回転を続けることに
より、フィルムＦは左方向に搬送路上を進行する。搬送
されるフィルムＦの先端部が回転する副走査ローラ２の
ローラ対の間を通過し、フィルムＦの後端部がサプライ
マガジン３から完全に出て、方向転換ユニット８．１３
．１４のメインローラ９．１５．１６は回転を停止し、
次いで遊星ローラ１０は位置ａに退避して、挟持してい
たフィルムＦを開放することにより、フィルムＦには副
走査ローラ２の駆動力のみが伝わるようにする。遊星ロ
ーラ１０が位置ａに退避することにより、マガジン３の
フィルム取出口から副走査ローラ２の近傍の画像記録部
までの距離を最小にしたまま、フィルムＦ後端の保持を
解放することができる。

このようにして、副走査ローラ２によりフィルムＦの副
走査が開始されると、レーザー光学系１内のシャッタを
開けてフィルムＦ上にレーザービームＬにより主走査を
始め、フィルムＦ上面の乳剤面に潜像を記録する。

副走査されるフィルムＦは、メインローラ１６の外周に
沿って弯曲するが、この部分の弯曲は可撓性のフィルム
Ｆの曲げの反発力とフィルムＦが自重で垂れ下がる力が
相殺し合った自然な状態を保っているため、フィルムＦ
とローラ、ガイド板との摩擦等は少ない、つまり、搬送
されるフィルムＦの後端がサプライマガジン３．４内に
積層される積層フィルムＦと静電気等により密着して大
きな摩擦抵抗を生ずることがなく、更にフィルムＦの復
元する弾性力によって生ずるガイド板やローラとの摩擦
抵抗及び抵抗変動が小さいため、搬送抵抗は極めて少な
い、これにより変動の少ない安定した送り速度で副走査
を行うことができ。

むらの少ない良質な画像記録が可能となる。

このようにして画像記録が終了すると、副走査ローラ２
を逆回転させて記録済みのフィルムＦを記録時とは逆方
向に搬送する。フィルムＦの後端が方向転換ユニット１
４のメインローラ１６に達すると、退避していた遊星ロ
ーラ１ｏ″を位置ｉに戻してフィルムＦの後端を挟持し
、メインローラ１６の回転と共に遊星ローラ１ｏ”を同
一角速度で回転させてフィルムＦの進行方向を変更する
１、遊星ローラ１０”が位置ｇに達すると、レバー１１
”の駆動を停止させて遊星ローラ１ｏ”を停止させ、メ
インローラ１６を駆動させ続けることにより、配録済み
のフィルムＦをレシーブマガジン５内に送り込み、遊星
ローラ１ｏ”は初期位置りに戻る。

大口サイズのフィルムに記録を行うときには、吸盤７を
用いてマガジン４内のフィルムＦを１枚取り出し、半切
サイズのフィルムＦの記録と全（同様に行い、方向転換
ユニット１３を用いてフィルムＦを鉛直上方に送り、方
向−転換ユニット１４で副走査ローラ２に送った後に、
遊星ローラ１０°　　１０”をそれぞれ位置ｄ、ｊに退
避させて、副走査ローラ２のみによりフィルムＦＧ送り
画像記録を行う。

この大口サイズのフィルムＦの記録の際にもフィルムＦ
の先端が副走査ローラ２に達した時に、フィルムＦの後
端がマガジン４から出て何ら拘束されない状態となって
おり、画質を損わず最小のサイクルタイムで記録が行わ
れることになる。

また、方向転換ユニット１４．１３．８を用いて記録済
みのフィルムＦの進行方向を変更することにより、記録
済みフィルムＦをレシーブマガジン５に収納せずに、画
像記録装置の内部に設けられた自動現像部２１に給送す
ることができる。この場合に、記録済みのフィルムＦの
後端を挟持した遊星ローラ１０”はメインローラ１６の
回転と同一の角速度で回転され位置りに停止する。メイ
ンローラ１６が駆動され続けるとフィルムＦの先端は鉛
直下方に進行方向を変え、このときレバー１１°　　１
１を回転し遊星ローラ１０’　　　１０をそれぞれ位置
ｆ、ｃに待機させておく。フィルムＦの先端がメインロ
ーラ１４と遊星ローラ１０゛の間を通ったことを図示し
ない検出機構により検出すると、遊星ローラ１０′は位
置ｅに移動し、方向転換ユニット１３もフィルムＦの下
方への搬送を行う。同様に、フィルムＦの先端がメイン
ローラ９と遊星ローラ１０の間を通ると、遊星ローラ１
０が位置すに移動しフィルムＦを下方に搬送する。更に
、フィルムＦの先端がガイド板２０内に送入されると、
自動現像部２１のシ・ヤッタが開放され、フィルムＦは
自動現像部２１内に入り、現像・定着・乾燥等の工程を
経て装置側面に固定されたトレー上に排出される。

なお、第２図に各マガジン３．４．５を略鉛直方向に向
けて配列した第２の実施例を示しており、先の実施例と
ほぼ同様に動作する。

上述の実施例では、２種類のサイズのフィルムＦを用い
る画像記録装置について説明をしたが、同様に１種類又
は３種類以上のサイズのサプライマガジンを装着する構
成にすることができることは云うまでもない。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る画像記録装置は、簡素
な構成により、画質を劣化することなく記録を行うこと
ができ、サイクルタイムを最小にできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る画像記録装置の実施例を示し、第１
図は第１の実施例の構成図、第２図は第２の実施例の構
成図である。 符号ｌはレーザー光学ユニット、２は副走査ローラ、３
．４はサプライマガジン、５はレシーブマガジン、６．
７は吸盤、８．１３．１４は方向転換ユニット、９．１
５．１６はメインローラ、１０．１０’　　　１０“は
遊星ローラ、２１は自動現像部である。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光ビームの偏向手段とシート状フィルムの定速送り
   手段とから成る走査系を有し、画像記録部において前記
   シート状フィルム上に前記光ビームにより画像を記録す
   る画像記録装置であって、未記録フィルムを積層収納す
   るマガジンを備え、該マガジンのフィルム取出口から前
   記画像記録部までの搬送距離を、該マガジンの内部に収
   納する前記シート状フィルムの搬送方向の長さと略等し
   くなるようにしたことを特徴とする画像記録装置。 ２、光ビームの偏向手段とシート状フィルムの定速送り
   手段とから成る走査系を有し、画像記録部において前記
   シート状フィルム上に前記光ビームにより画像を記録す
   る画像記録装置であって、サイズが異なる未記録フィル
   ムを積層収納する複数個のマガジンを備え、各マガジン
   のフィルム取出口から前記画像記録部までの搬送距離を
   、それぞれのマガジンの内部に収納する前記シート状フ
   ィルムの搬送方向の長さと略等しくなるように配列した
   ことを特徴とする画像記録装置。 ３、前記シート状フィルムが前記画像記録部に達した時
   に搬送手段が退避し、前記シート状フィルムの後端の保
   持を解放するようにした請求項１に記載の画像記録装置
   。