JP2852365B2 - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば医療用画像記録装置や画像読取装置
において、感光フィルム等のシートを搬送するために用
いられるシート搬送装置に関するものである。
[従来の技術] 第10図において、Sは積層された未使用の記録シート
であり、ほぼ水平に配置されたサプライマガジン1に収
納されている。シートSの右端部付近には、図示しない
機構により支持された吸盤2が設けられている。この吸
盤2は支持機構によりサプライマガジン1内に進退可能
とされ、サプライマガジン1内に進入し、積層された最
上部のシートSを吸引した後に右上方に移動し、吸引し
たシートSを搬送ローラ対3に挿し入れる。搬送ローラ
対3は図示しない駆動源により回転駆動され、シートS
をガイド板4a、4bで形成された搬送路内に搬送する。ガ
イド板4a、4bの出口側には搬送ローラ対3と同様の搬送
ローラ対5が設けられ、ガイド板4a、4bの間を給送され
てきたシートSを更にガイド板6a、6bで形成される搬送
路に搬送する。シートSの後端が搬送ローラ対5から離
れると、シートSは自重により落下し、ガイド板6a、6b
に案内されて、搬送ローラ対7に到達する。その後に、
搬送ローラ対7はシートSを上方に逆出する方向に逆転
し、シートSの位置を矯正した後に、再び正転してシー
トSをガイド板8a、8bで形成される搬送路内に導き、シ
ートSの先端部を副走査ローラ対9、10に送る。サプラ
イマガジン1の下方にほぼ水平に光学ユニット11が配置
されており、光学ユニット11内の図示しないレーザ光源
から出射されたレーザービームlは、副走査ローラ対
9、10の間で挟持されるシートSに照射され、シートS
の搬送方向に略直角方向に走査することにより、シート
S上に所定の画像を形成する。記録が終了したシートS
はガイド板12、搬送ローラ対13、ガイド板14a、14b、搬
送ローラ対15、ガイド板16a、16bで形成される搬送路中
を、搬送ローラ対13、15により搬送され、自動現像機17
に送出される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来例では次に述べる3つの欠
点がある。先ず第1に、記録中に副走査ローラ対01から
排出されたシートSの先端が、ガイド板12に突き当たる
ために、その際に生ずる衝撃によりシートSの搬送速度
が乱れ、走査線のピッチが不均一となり画質が低下する
虞れがある。
第2に、ガイド板12にシートSの先端が当接した後
も、シートSの先端が常にガイド板12に突き当たりつつ
シートSが搬送されてゆく。このため、ガイド板12の傷
等にシートSの先端が引っ掛かり、先の第1の欠点と同
様に、画質が低下する虞れがある。また、シートSとガ
イド板12の間に空気が進入し難く、両者が密着しシート
Sの搬送抵抗が増大し、同様に画質が低下することも考
えられる。
第3に、記録中のシートSの形状が自重による変形に
逆らった形状であり、シートSの搬送抵抗が大きいとい
う欠点がある。例えば、水平に置かれたシートSの中央
部を2本のローラで挟んで持ち上げた場合に、当然にシ
ートSの先端、後端は自重により垂れ下がる。この時の
姿勢がシートSに無理の掛からない自然な姿勢と考えら
れる。これに対し、上述の従来例ではシートSに掛かる
自重や、シートSの弾性に反する姿勢でシートSを搬送
している。従って、シートSの搬送抵抗が大きく、しか
もその変動も大きいことが予想され、搬送速度の乱れに
よる画質の低下を招来する虞れが多分にある。
本発明の目的は、上述の欠点を解消し、記録又は読取
りをしながら副走査方向に搬送中のシートの姿勢を、重
力方向に弯曲する曲面を有するガイド部材により支持し
て、搬送抵抗を少なくする。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、本発明に係るシート搬
送装置においては、記録又は読取りを行う位置の近傍に
配置したシート搬送手段と、該シート搬送手段から排出
し記録又は読取りを行ったシートを案内するガイド部材
とを有するシート搬送装置において、前記ガイド部材は
前記シート搬送手段のシート排出方向の延長線方向に重
力方向に弯曲する曲面を有し、該曲面の曲率を前記シー
ト搬送手段により搬送されるシートの自重による先端付
近の曲率よりも小さく設定したことを特徴とするもので
ある。
[作用] 上述の構成を有するシート搬送装置は、搬送中のシー
トの姿勢を重力方向に弯曲する曲面を有するガイド部材
により指示して、搬送抵抗を少なくしてはんそうする。
[実施例] 以下に、感光性を有するシートを光ビーム走査して画
像記録する画像記録装置に本発明を適用した実施例を、
第1図〜第9図に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例の構成図であり、上方に配置
されたレーザー光学ユニット50は、レーザー光源、光変
調器、ポリゴンミラー、ミラー等を内蔵し、画像信号に
応じて変調されたレーザービームlをポリゴンミラーの
回転を用いて主走査方向に偏向し、記録位置のシートS
の感光面を光走査する。なお、シートSの給送中には図
示しないシャッタ等でレーザービームlが記録位置に照
射されないようになっている。レーザー光学ユニット50
の下方に配置された副走査ローラ対51は、一方が回転駆
動力を持ち他方がそれに従動するローラ対であり、2つ
のローラ間に挟持されたシートSを一定速度で搬送して
画像記録の副走査を行う。なお、レーザー光学ユニット
50からのレーザービームlは副走査ローラ2対の近傍に
主走査されるようになっている。副走査ローラ対51の下
方には、下側から未記録のシートSを積層収納するサプ
ライマガジン52、記録済のシートSを収納するレシーブ
マガジン53が上下に並列して配置されている。マガジン
52、53の上面には、それぞれシートSを出し入れするた
めの開閉可能なスライド蓋52a、53aが設けられており、
スライド蓋52a、53aを閉止した状態ではマガジン52、53
の内部は外部から遮光される。なお、マガジ52、53の内
部にそれぞれ積層されるシートSはフィルム乳剤面が共
に下側を向いており、遮光効果を一層高めるようになっ
ている。
また、サプライマガジン52の開口部には、吸引動作に
よりサプライマガジン52の最上層のシートSを吸引する
吸盤54が、サプライマガジン52に対して位置E、F間を
進退自在に設けられている。取り出されたシートSを搬
送するために、サプライマガジン52の出口方向には3対
の搬送ローラ対55、56、57が設けられ、それぞれ駆動ロ
ーラ55a、56a、57aと回転駆動力を持たない従動ローラ5
5b、56b、57bから成っている。これらの3つの駆動ロー
ラ55a、56a、57aはチェーンを介して図示しない1個の
チェーンにより駆動されており、駆動ローラ55a、56a、
57aの周速が全て等しくなるように、それぞれのスプロ
ケットの歯数が決められている。なお、第1従動ローラ
55bは位置G、Hの間を移動可能で、位置Hでは第1駆
動ローラ55aに付勢されつつ当接する。第2従動ローラ5
6bも同様に位置J、Kの間を往復し、位置Jでは第2駆
動ローラ56aに当接し従動回転するようにされている。
また、第3従動ローラ57bは位置P、Q、R、Sの間を
移動可能で、位置P、Q、Rの間では第3駆動ローラ57
aに当接しながら遊星的に移動し、位置Sでは第3駆動
ローラ57aから退避するようになっている。更に、第1
搬送ローラ対55と第2搬送ローラ対56の間の搬送路に
は、駆動力を持たない2つのローラから成る挟持ローラ
対58が設けられている。この挟持ローラ対58はシートS
を挟持し、シートSが自重によりこの挟持ローラ対58か
ら外れようとする力に抗して、シートSを弱い摩擦力に
より保持して落下を防止するようになっている。
挟持ローラ対58に挟持されたシートSの傾きを矯正し
て揃えるために、第2搬送ローラ対56の下方にレジスト
板59が設けられており、このレジスト板59は回動軸59a
を中心に、第1図の点線及び第2図の実線に示すよう
に、位置MからLに扇形状に回動自在とされ、位置Mか
らLに回動する際に挟持ローラ対58に保持されたシート
Sの端部にレジスト面59bが押接して、シートSを揃え
る所謂レジスト動作を行う。また、このレジスト板59の
背面は滑らかに加工されたガイド面59cとされ、第2図
に示すようにレジスト板59が位置Lにある場合には、こ
のガイド面59c上をシートSが殆ど摩擦なく摺動できる
ようになっている。
以上のほか、第2搬送ローラ対56と第3搬送ローラ対
57の間の搬送路にシートガイド板60が設けられ、第3搬
送ローラ対57から副走査ローラ対51に至る搬送路には、
ガイドローラ61が設けられ、更に可動ガイド板62が位置
VとWの間を上下動自在に取り付けられており、位置W
では載置されたシートSが第3駆動ローラ57aに接触し
ないようにされている。また、副走査ローラ対51の後方
にはシートガイド板63が設けられている。
なお、サプライマガジン52から取り出されたシートS
の先端が副走査ローラ対51に達した時点でも、シートS
の後端はまだ第1搬送ローラ対55に挟持されるような距
離関係で各部材が配置されている。
以下の説明では、サプライマガジン52から取り出され
たシートSがガイド板63まで給送される経路を第1の搬
送路、位置Lにあるレジスト板59のガイド面59cの下端
からガイド板63までの経路を第2の搬送路と呼ぶことに
する。即ち、第1の搬送路はシートSがサプライマガジ
ン52から引き出されてそのまま副走査ローラ対51に向か
う通路であり、第2の搬送路は一旦引き出されたシート
Sが第1の搬送路を通り逆行した後に再び記録のために
副走査ローラ51に向かう通路であって、これらの搬送路
は第2従動ローラ56bの位置Jからガイド板63までの経
路を共有している。
次に、この画像記録装置の動作について説明すると、
未記録のシートSが積層収納されているサプライマガジ
ン52は、装置本体内の所定の位置に装備され、装置内が
遮光された状態でスライド蓋52aが開けられる。吸盤54
を動作させ、サプライマガジン52内に積層されているシ
ートSの最上部の1枚を位置Fに持ち上げる。次いで、
当初は位置Gにある第1従動ローラ55bを位置Hまで移
動し、シートSの先端を第1搬送ローラ対55の間に挟持
する。ここで、第1駆動ローラ55aを時計廻りに回転さ
せると、シートSは方向Aに移動され、挟持ローラ対58
に挿入される。挿入後に、シートSの先端が所定の位置
まで移動した時点で第1駆動ローラ55aを停止し、第1
従動ローラ55bを位置Gまで退避させると、シートSは
非拘束の状態となるが、挟持ローラ対58の弱い摩擦力に
より保持されて落下が防止される。
この状態でレジスト板59を位置Lに移動すると、レジ
スト面59bがシートSの先端を押接し、挟持ローラ対58
の弱い摩擦力に抗してシートSを方向Bに押し戻す。こ
の際に、シートSの先端がレジスト面59bに倣い、シー
トSの傾き矯正及び位置合わせが行われることになる。
以上のレジスト動作の終了後に、レジスト板59を初期位
置Mまで戻し、第1従動ローラ55bを再度位置Hに移動
して、第1駆動ローラ55aを駆動させ、シートSが当初
に位置Kにある第2従動ローラ56bの上を通過するま
で、シートSを方向Aに送る。ここで、第2従動ローラ
56bを位置KからJまで移動し、シートSの先端を第2
駆動ローラ56aとの間に挟持し、駆動ローラ55a、56aを
回転させると、シートSは第1の搬送路を方向Cに搬送
される。
次いで、シートSの先端が第3搬送ローラ対57に到達
すると、当初に位置Qにある第3従動ローラ57bは、シ
ートSの先端を挟んだまま第3駆動ローラ57aの回転と
共に、第3駆動ローラ57aの周囲を時計廻りに遊星周回
し、位置Rまで移動する。ここで、第3従動ローラ57b
の公転周回を位置Rで停止し、第3駆動ローラ57aの回
転を続けると、シートSは左右に搬送され副走査ローラ
対51に挿入される。このまま搬送を続け、シートSの後
端が挟持ローラ対58を外れるまでシートSを搬送した時
点で、第2図に示すようにレジスト板59を再度位置Lま
で移動し、更に副走査ローラ対51及び駆動ローラ55a、5
6a、57aを反時計廻りに逆転し、シートSを方向Dに逆
進させる。即ち、シートSの後端はレジスト板59のガイ
ド面59cに沿って方向Dに落下してゆく逆進を続け、副
走査ローラ対51からシートSの先端が外れた時点で、第
2従動ローラ56bを位置Kに退避する。この際に、シー
トSは第3搬送ローラ対57に挟持されているので、再度
駆動ローラ55a、56a、57aを正転させるとシートSは第
2の搬送路を方向Cに搬送されることになる。
シートSを方向Cに搬送を続けると、シートSの先端
が順方向に回転する副走査ローラ対51に再び達し、先端
がローラ対51の間に挟持された時点で、第3従動ローラ
57bは位置Sに上昇して退避し、同時に第3駆動ローラ5
7aは停止し、可動ガイド板62が位置Wに移動する。この
際に、シートSは可動ガイド板62上に載置され、フィル
ム乳剤面をガイドローラ61に当接しながら副走査ローラ
対51により移動され、シートSの副走査が行われること
になる。
このようにして、シートSに対する副走査が開始され
ると、レーザー光学ユニット50内のシャッタ等を開放し
て、シートS上にレーザービームlの主走査を開始し、
シートSの上面の乳剤面に潜像が記録される。
第2の搬送路に沿って副走査されるシートSは、可動
ガイド板62の外周に沿って弯曲するが、この部分の弯曲
は可撓性を有するシートSの曲げの反発力とシートSが
自重で垂れ下がる力が相殺し合った自然な状態に近い弯
曲にするとよい。更に、第2の搬送路の他の部分ではシ
ートSは弯曲せずに自然な状態を保つようにすれば、シ
ートSと各ローラや各ガイド板との摩擦抵抗を少なくす
ることができる。このように、副走査の際に摩擦抵抗の
少ない第2の搬送路を用いれば、第1の搬送路で生ずる
ような、搬出されるシートSとサプライマガジン52内に
残される他の積層シートSとの静電気等により生じる摩
擦抵抗を防止することができる。また、フィルム搬送経
路の曲率半径が小さい第1の搬送路に比べて、弯曲しな
い直線的な第2の搬送路を選択すれば、搬送抵抗を小さ
くする効果は更に増大する。このようにして、本実施例
では変動の少ない安定した送り速度で副走査を行うこと
ができ、シートS上には送りむらのない良質な画像の記
録が可能となる。
なお、上述のようにして画像記録が終了すると、副走
査ローラ対51を逆転させて、シートガイド板63上の記録
済シートSを記録時の副走査方向とは逆方向に搬送す
る。シートSの後端が再度第3駆動ローラ57aに達した
時点で、可動ガイド板62が位置Vに戻ると共に、退避し
ていた第3従動ローラ57bは位置Rに戻ってシートSを
挟持し、次いで第3従動ローラ57bはシートSを挟んだ
まま第3駆動ローラ57aの逆転と共に、第3駆動ローラ5
7aの周囲を反時計廻りに遊星周回し、位置Qを通過して
Pまで移動する。ここで、第3従動ローラ57bの公転周
回を位置Pで停止し、第3駆動ローラ57aを回転し続け
ると、記録済シートSはその回転に従って搬送されレシ
ーブマガジン53内に送り込まれる。レシーブマガジン53
内への搬送が終了すると、第3従動ローラ57bは初期位
置Qに戻る。
なお、ここでレシーブマガジン53内に既に収納されて
いるシートSの枚数を、図示しない手段により検知し、
その枚数によりレシーブマガジン53内での積層シートS
の高さを推定して、この高さに応じて第3従動ローラ57
bの停止位置Pを決定するようにしておけば、積層枚数
によらずに誤動作なくレシーブマガジン53内に記録済シ
ートSを送り込むことができる。また、シートSをレシ
ーブマガジン53内に送り込んでいる途中で、第3従動ロ
ーラ57bを位置PからQ方向に徐々に移動させ、シート
Sがレシーブマガジン53内に進入する角度を徐々に大き
くするように制御することも可能である。
また、第3従動ローラ57bの停止位置を変更して、記
録済シートSの搬送方向を変更することにより、シート
Sをレシーブマガジン53に収納せずに、例えば画像記録
装置の外部に設けられた自動現像器等に直接給送しても
よい。即ち、シートSへの記録の終了後には、第3従動
ローラ57bは位置Rに固定してシートSの搬送方向を左
方に直進させるようにし、図示しないガイド板及び排出
口を設け、第3駆動ローラ57aを反時計廻りに回転し続
けるようにすれば、記録済シートSはガイド板に沿って
進み、排出口から側面に直結された自動現像器に給送す
ることができる。
次に、第3図〜第6図により記録中の副走査ローラ対
51から排出されるシートSの動きについて更に詳細に述
べる。第3図は第3従動ローラ57bが位置Sに、可動ガ
イド板62が位置Wにあり、シートSが副走査ローラ対51
にのみ挟持され、記録が開始された直後の状態である。
このとき、シートSの先端から下方にガイド板63が存在
するため、シートSの先端は宙に浮いている。
第4図は更に記録が進行した状態を示し、可動ガイド
板62とシートSの接点と、副走査ローラ対51同志の接点
を結ぶ線よりも、ガイドローラ61とシートSの接点が下
方にあるため、この部分ではシートSは自重と弾性力の
釣り合いにより略S字状となる。従って、副走査ローラ
対51からはシートSは稍々上方に向けて排出されるた
め、第4図に示す程度にシートSが排出されたときで
も、シートSはまだガイド板63には接しない。
第5図は更に記録が進行し、シートSの先端が自重に
より垂れ下がり、シートSの下面の或る部分と、ガイド
板63が接触した状態を示している。このとき、シートS
の先端付近の曲率よりも、ガイド板63の曲率の方が小さ
く設定してあるため、シートSの先端から或る長さまで
は、ガイド板63とは非接触である。このため、シートS
とガイド板63が接触するときも、シートSの先端はガイ
ド板63に突き当たることなく接触し、発生する衝撃が最
小限に抑えられ、シート搬送速度の乱れが少なく、走査
線のピッチも均一で良好な画質が得られる。
第6図は記録終了直前の状態を示し、第5図の状態か
ら記録終了まで、シートSの先端から或る長さまでは常
に第6図に示すようにガイド板63とは非接触である。こ
のため、たとえガイド板63に傷等があっても、シートS
の先端が引っ掛かることなく良好な画質が得られる。し
かも、シートSとガイド板63の間に空気が進入し易く、
従来例のように両者が密着してしまうためにシートSの
搬送抵抗が増大し画質が低下することもない。
更に、シートSの先端、後端が下方に垂れ下がった無
理のない形状を維持したまま記録が行えるため、シート
Sの搬送抵抗が少なく、しかも抵抗の変動も少ないた
め、同様に良好な画質を得ることができる。なお、ガイ
ド板類のシートSに当接する面は、平滑な曲面だけでな
くエンボス状の面や、レール状のものであってもよい。
例えば、第7図、第8図に示すように、楕円形の突起
64aが一面に施されたエンボス板64は、第8図に示すよ
うにシートSと接する面積が少なく搬送抵抗が著しく減
少し効果的である。
第9図は第2の実施例を示し、第1図に示した装置と
ほぼ同様な装置において、ガイドローラ61を用いずに、
副走査ローラ対51の駆動ローラ51aに2本の作動ローラ6
5、66が当接してシートSを挟持し、シートSの先端、
後端をガイド板67、68により支持するようになってい
る。ここでも、シートSの先端付近の曲率よりもガイド
板68の曲率が小さくなっているため、第1の実施例とほ
ぼ同様の効果が得られる。
また、上述の各実施例においては、シートSに片面に
感光乳剤を塗布したフィルムを使用する場合に、乳剤の
塗布面と反対のベース面側にゴムローラ、ガイド板等が
配され、乳剤側には比較的シートSに傷を付け難い金
属、合成樹脂等から成る従動ローラが接触するのみで、
シートSに有害な傷が生じ難い構成となっている。
また、上述の実施例は何れも画像記録装置に限らず、
例えば蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画像
情報の読取装置や画像撮影装置等の精密な搬送速度が要
求される装置に適用できることは云うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るシート搬送装置は、
記録中のシートの先端がガイド部材に非接触であり、か
つシートの弯曲に無理がないため、シートの搬送抵抗と
その変動量が少なく高精度のシート搬送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第9図は本発明に係るシート搬送装置の実
施例を示し、第1図は第1の実施例の構成図、第2図〜
第6図は動作説明図、第7図はエンボス板の斜視図、第
8図はエンボス板の側面図、第9図は第2の実施例の要
部構成図であり、第10図は従来例の構成図である。 符号50は光学ユニット、51は副走査ローラ対、52はサプ
ライマガジン、53はレシーブマガジン、54は吸盤、55、
56、57は搬送ローラ対、58は挟持ローラ対、59はレジス
ト板、61はガイドローラ、62は可動ガイド板、63、67、
68はガイド板、64はエンボス板、65、66は作動ローラで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 敬一 神奈川県川崎市中原区今井上町53番地 キヤノン株式会社小杉事業所内 (56)参考文献 実開 昭60−150093(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録又は読取りを行う位置の近傍に配置し
    たシート搬送手段と、該シート搬送手段から排出し記録
    又は読取りを行ったシートを案内するガイド部材とを有
    するシート搬送装置において、前記ガイド部材は前記シ
    ート搬送手段のシート排出方向の延長線方向に重力方向
    に弯曲する曲面を有し、該曲面の曲率を前記シート搬送
    手段により搬送されるシートの自重による先端付近の曲
    率よりも小さく設定したことを特徴とするシート搬送装
    置。
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