JPH03276668A - 半導体装置およびその製造方法並びにそれに使用されるリードフレーム - Google Patents

半導体装置およびその製造方法並びにそれに使用されるリードフレーム

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JPH03276668A
JPH03276668A JP7614690A JP7614690A JPH03276668A JP H03276668 A JPH03276668 A JP H03276668A JP 7614690 A JP7614690 A JP 7614690A JP 7614690 A JP7614690 A JP 7614690A JP H03276668 A JPH03276668 A JP H03276668A
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resin
fin
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tab
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JP7614690A
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English (en)
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Toru Nagamine
徹 長峰
Kazuo Shimizu
一男 清水
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03276668A publication Critical patent/JPH03276668A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体装置の製造技術、特に、放熱フィンを
備えている低熱抵抗形半導体装置に利用して有効なもの
に関する。
〔従来の技術〕
表面実装形パッケージを備えている低熱抵抗形半導体装
置として、例えば、特開昭61−152051号公報に
記載されているように、一つのタブに複敞の放熱フィン
が一体的に形成されており、この放熱フィンの一部が樹
脂封止パッケージの外部へ突出されている半導体装置で
あって、前記放熱フィンの突出部が幅広に形成されてい
るとともに、ガル・ウィング形状に屈曲成形されている
ものがある。
このような低熱抵抗形半導体装置において、モーストネ
ガティブ電位を確保する場合、放熱フィンにおける樹脂
封止の内部に埋め込まれる位置にボンディングエリアを
形成し、一端が半導体ペレットのモーストネガティブ電
位の電極パッドに接続されたワイヤの他端を、このボン
ディングエリアにボンディングするように構成すること
が、考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、リードおよび放熱フィンのアウタ部がガル・ウ
ィング形状に屈曲成形された低熱抵抗形半導体装置にお
いては、放熱フィンおよびリード群についてのガル・ウ
ィング形状への屈曲成形時において、放熱フィンおよび
リードについての押さえ代が少ないため、屈曲成形時に
その応力が幅広の放熱フィンに対して強く作用すること
により、放熱フィンと樹脂封止パッケージとの接触面間
に隙間が形成され、半導体装置の耐湿性が低下されてし
まう。
殊に、放熱フィンに形成されたボンディングエリアにワ
イヤがボンディングされている場合、ワイヤおよびその
ボンディング部に放熱フィンの屈曲成形時の応力による
歪が残り、その結果、温度サイクル試験等において熱膨
張差による機械的ストレスが加えられると、放熱フィン
にボンディングされたワイヤに断線や剥がれが発生する
という問題点があることが、本発明者によって明らかに
された。
本発明の第1の目的は、放熱フィンの屈曲成形時におけ
る応力の発注を抑止ないしは抑制することができる半導
体装置の製造技術を提供することにある。
ところで、放熱フィンの屈曲成形時における応力の発生
を抑止ないしは抑制する手段としては、放熱フィンのガ
ル・ウィング形状についての屈曲位置を樹脂封止パッケ
ージから離れるように外方にずらす構成が、−船釣に考
えられる。すなわち、放熱フィンの屈曲位置が外方に移
動されることにより、屈曲成形時における押さえ代が長
くなるため、放熱フィンを強固に押さえることができ、
屈曲成形時における応力に充分に抗することができる。
しかし、放熱フィンのガル・ウィング形状についての屈
曲位置が外方にずらされると、放熱フィンアウタ部の外
形寸法が大きくなって、半導体装置全体として大形化す
るばかりでなく、放熱フィンアウタ部とリードアウタ部
群との外形寸法が相互に異なるため、出荷時の梱包作業
や実装作業等々が煩雑化する。
本発明の第2の目的は、放熱フィンアウタ部の外形寸法
についての大形化を回避しつつ、放熱フィンの屈曲成形
時における応力の発生を抑止ないしは抑制することがで
きる半導体装置の製造技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
(課題を解決するための手段〕 本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、次の通りである。
すなわち、半導体ペレットがボンディングされているタ
ブと、半導体ペレットに電気的にそれぞれ接続されてい
る複数本のリードと、前記タブに連結されている放熱フ
ィンと、タブ、ペレット、各リードの一部および放熱フ
ィンの一部を樹脂封止するパッケージとを備えており、 前記樹脂封止パッケージからそれぞれ突出された前記各
リードのアウタ部が互いに規則的に配列されているとと
もに、前記樹脂封止パッケージから突出された前記放熱
フィンのアウタ部がリードアウタ部の列に並設されてい
る半導体装置において、 前記リードアウタ部群がガル・ウィング形状にそれぞれ
屈曲成形されているとともに、前記放熱フィンのアウタ
部が幅広に形成されて、かつ、■リーリッド形状に形成
されており、さらに、この放熱フィンのアウタ部におけ
る先端が、前記リードアウタ部のガル・ウィング形状に
おける平坦部の範囲内に位置されていることを特徴とす
る。
〔作用〕
前記した手段によれば、放熱フィンのアウタ部は■リー
リッド形状に形成されることにより、その屈曲成形時に
おける押さえ代は長く確保されることになる。これによ
り、屈曲成形時に放熱フィンは強固に押さえられるため
、屈曲成形時の応力が放熱フィンの内部にまで及ぶこと
はない、その結果、放熱フィンと樹脂封止パッケージと
の間に隙間が発生する現象や、放熱フィンにボンディン
グされたワイヤやそのボンディングに歪が残る現象の発
生は未然に防止されることになる。
しかも、前記した手段によれば、放熱フィンアウタ部の
Iリーリッド形状の先端は、リードアウタ部のガル・ウ
ィング形状における平坦部の範囲内に位置されているた
め、放熱フィンのアウタ舐すなわち、半導体装置全体と
しての外形寸法が大きくなることはない。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例である低熱抵抗形半導体装置
を示す一部切断平面図、第2図以陵はその製造方法を説
明する各説明図である。
本実施例において、本発明に係る低熱抵抗形半導体装置
は、スモール・アウトライン・パッケージを備えている
低熱抵抗形半導体集積回路装置(以下、低熱抵抗形5O
P−ICという、)として構成されている。この低熱抵
抗形5OPIC21は、略長方形の板形状に形成されて
いるタフ7と、インナ部6aがタブ7の両方の長辺にそ
れぞれ近接されて放射状に配設されているとともに、各
インナ部6aにそれぞれ一体的に連設されているアウタ
部6bが、タブ7の短辺側の側方にそれぞれ突出されて
ガル・ウィング形状に屈曲されている複数本のり一部6
とを備えており、タブ7には一対の放熱フィン8.8が
両方の短辺にそれぞれ配されて一体的に連設されている
放熱フィン8はその突出端部がリード6のアウタ部6a
の列における中央部に位置するように配されて外方へ突
出されており、放熱フィン8の突出端部はアウタ部9を
実質的に構成している。この放熱フィン8のアウタ部9
はiリーリッド(パッド・ウィング)形状に屈曲成形さ
れており、その先端部はリード6のアウタ部6aのガル
・ウィング形状における平坦部の範囲内に位置され、か
つ、その呼び寸法り、がリード6のアウタ部6aの呼び
寸法り、と−敗(D4−Dh )されている。
また、放熱フィン8の表裏面には凹凸面部lOがタブ7
との連結端部において放熱フィンと直交する方向に横断
するように配されて、コイニング加工(圧印加工)また
はエツチング加工等のような適当な手段により形成され
ている。
さらに、放熱フィン8の両端辺には一対1組のスリット
11.11が、タブ7との連結端部にそれぞれ配されて
、矩形形状に一体的に切設されている0両スリット11
.11は互いに適当な間隔だけ離間されて平行に配設さ
れており、樹脂封止パンケージ20の成形樹脂が充填さ
れることにより、樹脂充填部11Aが実質的に構成され
ている。
この一対のスリン)II、11間に挟まれて形成されて
いる放熱フィン8の実体部によりボンディングエリア1
2が実質的に形成されており、このボンディングエリア
12の第1主面側にはポンディングパッド13が形成さ
れている。ポンディングパッド13はその表面が平坦面
になるようにコイニング加工またはエツチング加工等の
ような適当な手段により形成されており、その平面形状
が円形に形成されているとともに、その面積が後述する
ワイヤボンディング作業に必要な最小面積に設定されて
いる。
タブ7上には集積回路を作り込まれたペレット15が適
当な手段によりボンディングされており、ペレット15
の上面における外周縁部には複数個の電極パッド16.
17が略環状に配されて形成されている。これら電極パ
ッド16.17群のうち、信号回路等に接続されている
もの(以下、信号用パッドということがある。)16は
、ベレッ)15のリード6群側端辺にそれぞれ配されて
おり、これらには各リード6のインナ部6aとの間にワ
イヤ18がボンディングされて橋絡されている。したが
って、ペレット15の集積回路における信号回路等は信
号用パッド16、ワイヤ18、リード6を介して電気的
に外部に引き出されるようになっている。
他方、電極パッド16.17のうち、グランドさせるべ
きパッド(以下、グランド用パッドということがある。
)17は、ペレット15における放熱フィン8に対向す
る側縁部に配設されており、これらグランド用パッド1
8には放熱フィン8上に形成されたポンディングパッド
13との間にワイヤ19がボンディングされて橋絡され
ている。
すなわち、ワイヤ19はグランド用パッド18に第1ボ
ンデイングされるとともに、放熱フィン8上のポンディ
ングパッド13に第2ボンデイングされている。したが
って、ペレット15の集積回路におけるグランド回路は
グランド用パッド18、ワイヤ19、ポンディングパッ
ド13、放熱フィン8およびそのアウタ部9を介して外
部に電気的に引き出されるようになっている。
そして、この低熱抵抗形SoP・IC21は樹脂を用い
られてトランスファ成形法等により略長方形の平盤形状
に一体成形された樹脂封止パッケージ20を備えており
、この樹脂封止パッケージ20により前記タブ7、リー
ド6のインナ部6a、放熱フィン8の一部、ペレッ)1
5、ワイヤ18および19が非気密封止されている。す
なわち、リード6のアウタ部6a群は樹脂封止パッケー
ジ20における両長辺例の側面からそれぞれ突出されて
おり、放熱フィン8はそのアウタ部9が、樹脂封止パッ
ケージ20の両長辺例の側面においてリード6のアウタ
部68群列の中央部へ突出されている。そして、リード
6のアウタ部6aは樹脂封止パッケージ20の外部にお
いて下方向に屈曲された後、水平外方向にさらに屈曲さ
れることにより、ガル・ウィング形状に形成され、放熱
フィン8のアウタ部9は樹脂封止パッケージ20の外部
において下方に屈曲されることにより、■リーリッド形
状に形成されている。しかも、樹脂封止パッケージ20
0対向する両側面で整列されているリードアウタ部68
群の列間についての呼び寸法り、と、放熱フィンアウタ
部9.9間の呼び寸法り、とは一致されている。
以下、本発明に係る半導体装置の製造方法の一実施例で
ある前記構成に係る低熱抵抗形SoP・ICの製造方法
を説明する。この説明により、前記低熱抵抗形5op−
icの構成はより一層明らかにされる。
本実施例に係る低熱抵抗形SoP・ICの製造方法にお
いては、第2図に示されているように構成されている多
連リードフレーム1が製造される。
この多連リードフレーム1は燐青銅や無酸素銅等のよう
な銅系(銅またはその合金)材料、または、コバールや
4270イ等のような鉄系材料からなる薄板が用いられ
て、打ち抜きプレス加工またばエツチング加工等のよう
な適当な手段により一体成形されており、この多連リー
ドフレーム1には複数の単位リードフレーム2が横方向
に1列に並設されている。但し、1単位のみが図示され
ている。
単位リードフレーム2は位置決め孔3aが開設されてい
る外枠3を一対備えており、両外枠3.3は所定の間隔
で平行一連にそれぞれ延設されている。隣り合う単位リ
ードフレーム2.2間には一対のセフシラン枠4が両外
枠3.3間に互いに平行で、かつ、外枠3と直角になる
ように配されて一体的に架設されており、これら外枠3
、セフシラン枠4により形成される略長方形の枠体内に
単位リードフレーム2が構成されている。
各単位リードフレーム2において、両方の外枠3.3間
には一対のダム部材5が互いに平行で、かつ、外枠と直
角になるように配されて、一体的に吊持されている。ダ
ム部材5には複数本のり一部6が長手方向に等間隔に配
されて、互いに平行で、ダム部材5と直交するように一
体的に突設されている。各リード6の内側端部は先端を
後記するタブの両方の長辺にそれぞれ近接されてこれを
取り囲むように配されることにより、インチ部6aをそ
れぞれ構成している。他方、各リード6の外側延長部分
は、その先端がセフシラン枠4に一体的に接続され、ア
ウタ部6bをそれぞれ構成している。そして、ダム部材
5における隣り合うリード6.6間の部分は後述するパ
ッケージ成形時にレジンの流れをせき止めるダム5aを
実質的に構成している。
また、両方のダム部材5.5には一対の放熱フィン8.
8が長さ方向の中央部に配されて、直角方向に交差する
ようにそれぞれ突設されており、両放熱フィン8.8の
先端部間には、略長方形の板形状に形成されたタブ7が
一体的に連結されて吊持されている0両放熱フィン8.
8のダム部材5よりもセフシラン枠4側端はセフシラン
枠4から切り離されており、この端部はアウタ部9をそ
れぞれ実質的に構成するようになっている。そして、こ
の放熱フィン8のアウタ部9の長さし、はリード6のア
ウタ部6aの長さし、よりも所定寸法だけ短く設定され
ており、これにより、前述したように、■リーリッド形
状の放熱フィンアウタ部9についての呼び寸法り、と、
ガル・ウィング形状のリードアウタ部6aについての呼
び寸法り、とが一致されるようになっている。
両放熱フィン8.8の表裏面には凹凸面部10が、ダム
部材5に対してタブ寄りの端部において放熱フィンと直
交する方向に横断するようにそれぞれ配されて、コイニ
ング加工(圧印加工)またはエツチング加工等のような
適当な手段により形成されている。
さらに、両放熱フィン8.8の両端辺には一対1組のス
リ7)11が、ダム部材5に対してタブ寄りの端部にそ
れぞれ配されて、一体的に開設されている0両スリット
11.11は互いに適当な間隔だけ離間されて平行に配
設されており、後述する樹脂封止パフケージの成形工程
においてレジンが確実に充填する大きさの矩形形状にそ
れぞれ形成されている。すなわち、このスリット11に
より樹脂充填部11Aが実質的に構成されるようになっ
ている。この一対のスリット11.11間に挟まれて形
成されている放熱フィン8の実体部によりボンディング
エリア12が形成されており、このボンディングエリア
12の第1主面側にはポンディングパッド13が形成さ
れている。ポンディングパッド13はコイニング加工ま
たはエツチング加工等のような適当な手段により、その
表面が平坦面になるように形成されており、その平面形
状が円形に形成されているとともに、その面積が後述す
るワイヤボンディング作業に必要な最小面積に設定され
ている。
なお、タブ7はリード6群の面よりも後記するペレット
厚み分程度、裏面方向に下げられている(所謂タブ下げ
)。
次に、前記のように構成された多連リードフレームには
各単位リードフレーム毎にペレット・ボンディング作業
、続いて、ワイヤ・ボンディング作業が実施され、これ
ら作業により、第3図に示されているような組立体が製
造されることになる。
これらのボンディング作業は多連リードフレームが横方
向にピッチ送りされることにより、各単位リードフレー
ム毎に順次実施される。
まず、ペレット・ボンディング作業により、半導体装置
の製造工程における所謂前工程においてバイポーラ形の
集積回路(図示せず)を作り込まれた半導体集積回路素
子としてのペレット15が、各単位リードフレーム2に
おけるタブ7上の略中央部に配されて、銀ペースト等の
ような適当なボンディング材料が用いられるペレットボ
ンディング装置(図示せず)により形成されるボンディ
ング層14を介して固着される。
そして、タブ7にボンディングされたペレット15の電
極パッド16.17と、各単位リードフレーム2におけ
る各リード6のインナ部6a、および、放熱フィン8の
ポンディングパッド13との間には、銅系、金糸、また
は、アルミニウム系の材料を用いられて形成されている
ワイヤ18.19が超音波熱圧着方式のようなワイヤボ
ンディング装置(図示せず)が使用されることにより、
その両端部をそれぞれボンディングされて橋絡される。
すなわち、ペレッ)15の上面における外周縁部には複
数個の電極バッド16.17が略環状に配されて形成さ
れている。これら電極パッド16.17のうち、信号回
路等に接続されている信号用パッド16は、ペレット1
5のリード群側端辺にそれぞれ配されており、これら信
号用バンド16は各リード6のインナ部6aとの間にワ
イヤ18をボンディングされて橋絡される。したがって
、ペレット15の集積回路における信号回路等は信号用
パッド16、ワイヤ18、リード6を介して電気的に外
部に引き出されることになる。
他方、電極バッド16.17のうち、グランドさせるべ
きグランド用パッド17はペレット15における放熱フ
ィン8に対向する側縁部に配設されており、これらグラ
ンド用パッド17は放熱フィン8上に形成されたポンデ
ィングパッド13との間にワイヤ19をボンディングさ
れて橋絡される。すなわち、ワイヤ19はグランド用パ
ッド17に第1ボンデイングされるとともに、放熱フィ
ン8上のポンディングパッド13に第2ポンデイングさ
れる。したがって、ペレット15の集積回路におけるグ
ランド回路は、複数のグランド用パッド17、ワイヤ1
9、ポンディングパッド13、放熱フィン8およびその
アウタ部9を介して外部に電気的に引き出されることに
なる。
ここで、放熱フィン8にはポンディングパッド13が専
用的に形成されているとともに、ボンディングの実施に
必要な面積が確保されているため、ワイヤ19について
の第2ボンデイングは放熱フィン8の機能を損なわずに
、適正かつ容易に実行されることになる。また、このポ
ンディングパッド13は円形に形成されているため、ど
の位置の電極パッドからも略均等なボンディング方向が
確保されることになる。
このようにしてペレットおよびワイヤ・ボンディングさ
れた多連リードフレームには、各単位リードフレーム毎
に樹脂封止するパッケージ群が、第4図に示されている
ようなトランスファ成形装置を使用されて単位リードフ
レーム群について同時成形される。
第4図に示されているトランスファ成形装置はシリンダ
装置等(図示せず)によって互いに型締めされる一対の
上型31と下型32とを備えており、上型31と下型3
2との合わせ面には上型キャビティー凹部33aと、下
型キャビティー凹部33bとが互いに協働してキャビテ
ィー33を形成するようにそれぞれ複数組没設されてい
る。前記構成にかかる多連リードフレーム1が用いられ
て樹脂封止形パッケージがトランスファ成形される場合
、上型31および下型32における各キャビティー33
は各単位リードフレーム2における一対のダム部材5.
5間の空間にそれぞれ対応される。
上型31の合わせ面にはボット34が開設されており、
ボット34にはシリンダ装置(図示せず)により進退さ
れるプランジャ35が成形材料としての樹脂(以下、レ
ジンという、)を送給し得るように挿入されている。下
型32の合わせ面にはカル36がポット34との対向位
置に配されて没設されているとともに、複数条のランナ
37がボット34にそれぞれ接続するように放射状に配
されて没設されている。各ランナ37の他端部は下側キ
ャビティー凹部33bにそれぞれ接続されており、その
接続部にはゲート38がレジンをキャビティー33内に
注入し得るように形成されている。また、下型32の合
わせ面には逃げ凹所39がリードフレームの厚みを逃げ
得るように、多連リードフレームlの外形よりも若干大
きめの長方形で、その厚さと略等しい寸法の一定深さに
没設されている。
次に、前記構成に係るトランスファ成形装置が使用され
る場合について、樹脂封止パッケージの成形方法を説明
する。
トランスファ成形時において、前記構成に係る多連リー
ドフレーム1は下型32に没設されている逃げ凹所39
内に、各単位リードフレーム2におけるペレット15が
各キャビティー33内にそれぞれ収容されるように配さ
れてセットされる。
続いて、上型31と下型32とが型締めされ、ボット3
4からプランジ中35によりレジン40がランナ37お
よびゲート38を通じて各キャビティー33に送給され
て圧入される。
注入後、レジンが熱硬化されて、樹脂封止パンケージ2
0が成形されると、上型31および下型32は型開きさ
れるとともに、エジェクタピン(図示せず)により樹脂
封止パッケージ20群が離型される。
このようにして、第5図および第6図に示されているよ
うに、パッケージ20群を成形された多連リードフレー
ムlはトランスファ成形装置30から脱装される。そし
て、このように樹脂成形されたパッケージ20の内部に
は、タブ7、放熱フィン8の一部、ペレット15、リー
ド6のインナ部6aおよびワイヤ18.19が樹脂封止
されることになる。この状態において、ボンディングエ
リア12を形成している各スリット11内にはレジンが
充填されることにより樹脂充填部11Aが実質的に形成
されており、この樹脂充填部11Aによりボンディング
エリア12は取り囲まれて強固に保持された状態になっ
ている。
以上のようにして、樹脂封止パッケージを成形された多
連リードフレームはめっき処理工程を経た後、または、
経る前に、第7図に示されているようにリード切断成形
工程において各単位リードフレーム毎に順次、第8図に
示されているリード切断装置により、外枠3、セフシラ
ン枠4およびダム5aを切り動された後、第9図に示さ
れているリード成形装置により、リード6のアウタ部6
bがガル・ウィング形状に、また、放熱フィン8のアウ
タ部9がIリーリッド形状にそれぞれ同時屈曲成形され
る。
次に、第7図〜第10図を参照にしてリード切断成形工
程について説明する。
このリード切断成形工程で使用されるリード切断成形装
置50は、第7図に示されているようにフィーダ5工を
傭、えており、フィーダ5Iは間欠送り装置(図示せず
)により、ワークとしての多連リードフレーム1を単位
リードフレーム2に対応するピッチをもって一方向に歩
道送りするように構成されている。フィーダ51の一端
部(以下、前端部とする。)にはローダ52が設備され
ており、ローダ52はラック等に収容された多連リード
フレーム1をフィーダ51上に1枚宛払い出すように構
成されている。フィーダ51の中間部にはリード切断装
置53が設備されており、この装置は第8図に示されて
いるように構成されている。
フィーダ51におけるリード切断装置53の片部には、
第9図に示されているように構成されているリード成形
装置54がリード切断装置53と並ぶように配されて設
備されており、両装置53と54との間にはハンドラ5
5が、リード切断装置53において多連リードフレーム
lの外枠から切り離された中間製品としてのICC部子
7保持してリード成形装置54に移載し得るように設備
されている。フィーダ51の後端部にはアンローダ56
が設備されており、このアンローダ56はリード切断装
置53においてICC部子7切り抜かれた多連リードフ
レーム1の残渣部品としての枠(フレーム)部58をフ
ィーダ51から順次下して排出するように構成されてい
る。
第8図に示されているリード切断装置53は上側取付板
60および下側取付板70を備えており、上側取付板6
0はシリンダ装置(図示せず)によって上下動されるこ
とにより、機台上に固設されている下側取付板70に対
して接近、離反するように構成されている0両取付板6
0および70にはホルダ61および71がそれぞれ固定
的に取り付けられており、両ホルダ61および71には
上側押さえ型62および下側押さえ型72(以下、上型
62および下型72ということがある。)が互いに心合
わせされてそれぞれ保持されている。
上型62および下型72は互いにもなか合わせの状態に
なる略チャンネル型鋼形状にそれぞれ形成されており、
上型62と下型72とは左右の押さえ部63と73とに
よって、リード6のアウタ部6b、および、放熱フィン
8のアウタ部9における根元部を上下から押さえるよう
に構成されている。また、上型62は後記する枠押さえ
と同様に、ガイド68およびスプリング69により独立
懸架されるように構成されている。
上側ホルダ61には略くし歯形状(図示せず)に形成さ
れたパンチ64が一対、上型62の左右両脇においてリ
ード6群のピッチおよび放熱フィン8のアウタ部9の幅
に対応するように配されて、垂直下向きに固設されてお
り、パンチ64には剪断刃66かくし歯におけるエツジ
に配されて、後記する剪断ダイと協働して外枠3、セク
ション枠4およびダム5aを切り落とすように構成され
ている。上側ホルダ61には枠押さえ67がガイド68
に摺動自在に嵌合されて上下動自在に支持されており、
枠押さえ67はスプリング69により常時下方に付勢さ
れた状態で独立懸架されるように構成されている。この
スプリング69により、枠押さえ67はリードフレーム
の外枠3およびセクタぢン枠4を後記する剪断ダイ上面
との間で挟圧して押さえるようになっている。
他方、下型72には一対の剪断ダイ76が押さえ部73
の左右両脇に配されて、リード形状の下面に沿う形状に
形成されており、剪断ダイ76は前記パンチ64の剪断
刃66と協働して外枠3、セクション枠4およびダム5
aを切り落とすように形成されている。
第9図に示されているリード成形装置54は上側取付板
80および下側取付板90を備えており、上側取付板8
0はシリンダ装置(図示せず)によって上下動されるこ
とにより、機台上に固設されている下側取付板90に対
して接近、離反するように構成されている0両取付板8
0および90にはホルダ81および91がそれぞれ固定
的に取り付けられており、両ホルダ81および91には
上側押さえ型82および下側押さえ型92(以下、上型
82および下型92ということがある。)が互いに心合
わせされてそれぞれ保持されている。
上型82および下型92は互いにもなか合わせの状態に
なる略チャンネル型鋼形状にそれぞれ形成されており、
と型82と下型92とは左右の押さえ部83a、83b
と、93a、93bとにより、放熱フィン8のアウタ部
9およびリード6のアウタ部6bにおける根元部を上下
から押さえるように構成されている。このとき、放熱フ
ィン8のアウタ部9を押さえる押さえ部83a、93a
の押さえ代S、は、リード6のアウタ部6bを押さえる
押さえ部83b、93bの押さえ代S、よりも、■リー
リッド形状とガル・ウィング形状との差の分だけ長く設
定されている。また、上型82はガイド88およびスプ
リング89により独立懸架されるように構成されている
上側ホルダ81には成形パンチ84が一対、上型82の
左右両脇においてリード6群のピッチおよび放熱フィン
8のアウタ部9の幅に対応するように配されて、垂直下
向きに固設されており、このパンチ84は後記する成形
ダイと協働してリード6のアウタ部6bをガル・ウィン
グ形状に、また、放熱フィン8のアウタ部9を■リーリ
ッド形状に同時に屈曲成形し得るように構成されている
パンチ84のアウタ部6bおよび9に摺接する内側肩部
には弯曲面形状部85が適当な曲率をもって形成されて
いる。
他方、下型92には一対の成形ダイ94が押さえ部93
の左右両脇に配されて、成形後における各リード6のア
ウタ部6bのガル・ウィング形状、および、放熱フィン
8のアウタ部9のIリーリッド形状に倣う形状にそれぞ
れ形成されている。
次に、前記構成に係るリード切断成形装置についての作
用を説明する。
前述したように、はんだめっき処理された、または、処
理されない多連リードフレーム1は複数枚宛、ラック等
に収容されてリード切断成形装置50のローダ52に供
給される。ローダ52に送給された多連リードフレーム
1はローダ52によりラック等から1枚宛、フィーダ5
1上に順次払い出されて行く、フィーダ51に払い出さ
れた多連リードフレーム1はフィーダ51により単位リ
ードフレーム2.2間の間隔をもって1ピンチ宛歩道送
りされる。
そして、フィーダ51上を歩道送りされる多連リードフ
レーム1は単位リードフレーム2をリード切断装置53
に順次供給されて行く。
ここで、リード切断装置についての作用を説明する。
第8図に示されているように、多連リードフレーム1に
ついての歩道送りにより下型72に単位リードフレーム
2が凹部にパッケージ20を落とし込むようにしてセッ
トされる。これにより、リード6および放熱フィン8の
アウタ部6bおよび9における根本部が下型72の押さ
え部73に当接する。
次ぎに、シリンダ装置により上側取付板60が下降され
ると、上型62および枠押さえ67が下型72にスプリ
ング69の付勢力により合わせられる。これにより、上
型62の押さえ部63と下型72の押さえ部73との間
でリード6および放熱フィン8のアウタ部6bおよび9
における根本部が挟圧されて固定される。また、枠押さ
え67と剪断ダイ76上面との間で外枠3およびセフシ
ラン枠4が挟圧されて固定される。
その後、上側取付板60がさらに下降されて行くと、パ
ンチ64が下降されて行く、このとき、上型62および
枠押さえ67はスプリング89が圧縮変形されるため、
下型72および剪断ダイ76に押圧される。パンチ64
の下降に伴って、パンチ64の剪断刃66と剪断ダイ7
6との協働による剪断により外枠3、セフシラン枠4お
よびダム6aがリード6および放熱フィン8から切り離
される。
パンチ64が所定のストロークを終了すると、パンチ6
4は上側取付板60により上昇され、元の待機状態まで
戻される。
リード切断装置53において、切断が終了し、上側取付
板60が上昇すると、多連リードフレーム1の外枠13
から切り落とされた中間製品であるICC部子7、下型
72上からリード成形装置54における下型92上へハ
ンドラ55により移載される。
ICC部子7リード成形装置54に移載されると、フィ
ーダ51により多連リードフレームlが単位リードフレ
ーム2の1ピッチ分だけ歩道送りされ、次段の単位リー
ドフレーム2について前記した切断作業が実施される。
以降、各単位リードフレーム2について前述した切断作
業が繰り返されて行く。
そして、全ての単位リードフレーム2についての切断作
業が終了した多連リードフレーム1の残渣としての枠(
フレーム)部58は、アンローダ56においてフィーダ
51上から下ろされ所定の場所に回収される。
一方、リード成形装置54に供給された10部57は、
このリード成形装置によりリード成形作業を実施される
次いで、リード成形装置54についての作用を説明する
第9図に示されているように、下型92に10部57が
凹部にパッケージ20を落とし込まれるようにしてセッ
トされる。これにより、リード6および放熱フィン8の
アウタ部6bおよび9における根本部が下型92の押さ
え部93b、93aにそれぞれに当接する。
次ぎに、シリンダ装置により上側取付板80が下降され
、上型82が下型92にスプリング89の付勢力により
合わせられる。これにより、上型82の押さえ部83a
、83bと下型92の押さえ部93a、93bとの間で
、被屈曲部としての放熱フィン8のアウタ部9、および
、リード6のアウタ部6bにおける根本部がそれぞれ挟
圧されて固定される。
その後、上側取付板80がさらに下降されて行くと、パ
ンチ84が下降されて行く、このとき、上型82はスプ
リング89が圧縮変形されるため、下型82に押圧され
る。
さらに、パンチ84が成形ダイ94に対して下降される
と、リード6および放熱フィン8はパンチ84の下降に
伴って成形ダイ94に押しつけられることにより、この
成形ダイ94に倣うように屈曲されて所望のガル・ウィ
ング形状に、および、■リーリッド形状にそれぞれ同時
成形される。このようにしてガル・ウィング形状、およ
び、■リーリッド形状にそれぞれ形成されたリード6の
アウタ部6b、および、放熱フィン8のアウタ部9は、
その下面(面付側主面)がパッケージ20下面よりも極
僅かに下方に突出するようになっている。また、放熱フ
ィン8のアウタ部9の■リーリッド形状における下端部
は、リード6のアウタ部6bのガル・ウィング形状にお
ける平坦部の略中央部に位置する状態になっている。
パンチ84が所定のストロークを終了すると、パンチ8
4は上昇され、元の待機状態まで戻される。その後、成
形済のSOP・IC21は下型92から取り外され、次
工程に送給されて行く。
ところで、成形パンチ84と成形ダイ94との協働によ
り、放熱フィン8のアウタ部9およびリード6のアウタ
部6bが、従来例のようにガル・ウィング形状に成形さ
れる場合、アウタ部9および6bが成形パンチ84と成
形ダイ94とによりしごかれる(第1O図参照)ため、
放熱フィン8およびリード6に引張応が、これらの上面
部分)および圧縮応が、下面部分)が作用することにな
る。このとき、リード6は幅が狭いため、押さえ部83
bと93bとの押さえ代S、が小さくとも、この押さえ
部83bと93bとにより、この応力に抗して充分に押
さえられる。
ところが、放熱フィン8は幅がリード6に比較して温か
に大きいため、狭い押さえ代の押さえ部によってはこの
応力を充分には押さえきれない。
その結果、ガル・ウィング形状に屈曲成形される放熱フ
ィンアウタ部9についての屈曲成形時における応力が放
熱フィン8自体に作用することにより、放熱フィン8と
樹脂封止パッケージとの界面に隙間が形成されてしまう
、また、この放熱フィン8に作用する応力が、放熱フィ
ン8自体を通じて放熱フィン8にボンディングされたワ
イヤ19に作用することにより、ワイヤ19、および、
このワイヤ19とポンディングパッド13とのボンディ
ング部に歪が発生する。そして、この歪が発生した部位
に、例えば、温度サイクル試験における熱膨張差に基づ
く機械的ストレスが作用すると、ワイヤ19の断線や剥
がれが発生するという問題点があることが、本発明者に
よって明らかにされた。
しかし、本実施例においては、第10図(a)に示され
ているように、放熱フィン8のアウタ部9が1リーリツ
ド形状に形成されることに対応して、押さえ部83aお
よび93aの押さえ代S、が長く設定されているため、
屈曲成形時に放熱フィン8のアウタ部9は長い押さえ代
S、を持つ押さえ部83aと93aとにより、きわめて
強力におさえられることになる。このようにして放熱フ
ィン8のアウタ部9が押さえ部83aと93aとにより
強力に押さえられるため、アウタ部9の屈曲成形時に発
生する応力が、放熱フィン8における押さえ部83a、
93aよりも内側部分に及ぶことはない、したがって、
この応力により放熱フィン8と樹脂封止パッケージ20
との界面に隙間が形成されてしまうという現象の発生は
未然に回避されることになる。
また、応力が放熱フィンの内部に伝播されることがない
ため、放熱フィン8のボンディングエリア12にボンデ
ィングされたワイヤ19およびそのポンディング部に応
力が残留することはない。
万一、応力が伝播されたとしても、本実施例においては
、放熱フィン8において、ワイヤ19がポンディングさ
れたエリア12は、その両脇のスリット11.11内に
形成された樹脂充填部11A、IIAにより取り囲まれ
ているため、ワイヤ19、および、ワイヤ19とポンデ
ィングパッド13とのポンディング部には、放熱フィン
8のアウタ部9についての屈曲成形時における応力によ
る歪が発生しない。
すなわち、放熱フィン8のアウタ部9についての屈曲成
形時において、放熱フィン8の樹脂封止パッケージ20
の内側部分まで伝達される応力広樹脂充填部11A、I
IAによりポンディングエリア12に伝わるのを遮断さ
れるため、その応力によるボンディングエリア12にお
ける歪の発生は阻止されることになる。また、ポンディ
ングエリア12は樹脂充填部11A、IIAにより両側
から強固に保持されるため、前記応力から相対的に保護
されることにより、歪の発生が防止される。
そして、ワイヤ19およびそのポンディング部に歪が発
生しないため、その後、温度サイクル試験時等々におい
て当該部位に機械的ストレスが加わった場合であっても
、ワイヤ19およびそのポンディング部において断線や
剥がれ等のような不良が発生することはない。
以上のようにして、第1図に示され、かつ、前記構成に
係る低熱抵抗形5OP−IC21が製造されたことにな
る。
前記構成に係る低熱抵抗形5OP−IC21はプリント
配線基板22において、第11図および第12図に示さ
れているように表面実装されて使用される。
すなわち、プリント配線基板22上には信号回路用のラ
ンド23が複数個、低熱抵抗形SOP・IC21のリー
ド6のアウタ部6b群に対応するように2列に配されて
、はんだ材料等を用いられて略長方形の小平板形状に形
成されているとともに、両ランド23群列の中央部には
グランド用のランド24が低熱抵抗形SOP・IC21
の放熱フィン8のアウタ部9に対応するようにそれぞれ
配されて、そのアウタ部9の1リーリツド形状における
先端長さに略対応する長さの長方形の平板形状に形成さ
れている。そして、このグランド用ランド24の呼び寸
法は信号用ランド23群列の呼び寸法と一致されている
低熱抵抗形5OP−IC21がこのプリント配線基板2
2に表面実装される際、このSOP・IC21のリード
6のアウタ部6b群および放熱フィン8のアウタ部9が
プリント配線基板22上のランド23および24に、ク
リームはんだ材料(図示せず)を挟設されてそれぞれ当
接される。
続いて、リフローはんだ処理等のような適当な手段によ
り、クリームはんだ材料が溶融された後、固化されると
、リードのアウタ部6b群および放熱フィン8のアウタ
部9とランド23および24との間にははんだ付は部2
5および26がそれぞれ形成されるため、低熱抵抗形5
OP−IC21はプリント配線基板22に電気的かつ機
械的に接続され、表面実装された状態になる。
前記実装状態において稼働中、ペレット15が発熱する
と、ペレット15は放熱フィン8に一体となったタブ7
に直接ボンディングされているため、熱は放熱フィン8
に直接的に伝播され、その放熱フィン8の全体からプリ
ント配線基板22を通じて効果的に放熱されることにな
る。
ここで、ペレット15から放熱フィン8に伝播された熱
は、放熱フィン8のアウタ部9からはんだ付は部26を
経由してプリント配線基板22へ放熱される。
また、この低熱抵抗形SOP・IC21がプリント配線
基板22に搭載された状態において、放熱フィン8のア
ウタ部9はアース端子に電気的に接続されるため、ペレ
ット15の回路はグランド用パッド17、ワイヤ19、
ポンディングパッド13、放熱フィン8およびそのアウ
タ部9を通じてプリント配線基板22のはんだ付は部2
6に接地されることになる。
一方、放熱フィン8が大きい開口をもって樹脂封止パッ
ケージ20の外部に突出することにより、放熱フィン8
と樹脂封止パンケージ20との界面が大きくなるため、
その界面からの水分の浸入可能性が高まり、耐湿性が低
下することが考えられる。
しかし、本実施例においては、放熱フィン8には樹脂封
止パッケージ20の内部において凹凸面部10が放熱フ
ィン8を横断するように形成されているため、耐湿性の
低下は効果的に抑制されることになる。すなわち、凹凸
面部10により放熱フィン8におけるペレット15まで
のり−クバスが長くなるためである。
前記実施例によれば次の効果が得られる。
(1)  放熱フィンのアウタ部を■リーリッド形状に
形成することにより、放熱フィンのアウタ部の屈曲成形
時におけるアウタ部根元部の押さえ代を長く取ることが
できるため、屈曲成形時に放熱フィンのアウタ部を屈曲
成形型の押さえ部によって強力に押さえることができ、
その結果、屈曲成形時に放熱フィンのアウタ部に作用す
る屈曲応力が放熱フィンの内部にまで及ぶのを防止する
ことができる。
(2)前記(1)により、屈曲時応力が放熱フィンの内
部まで及ぶことによる放熱フィンと樹脂封止パッケージ
との界面における隙間の発注を未然に防止することがで
きるため、低熱抵抗形半導体装置の耐湿性の低下を防止
することができ、この半導体装置の品質および信幀性を
高めることができる。
(3)  また、放熱フィンにボンディングされたワイ
ヤに屈曲時応力が及ぶことによるワイヤの断線や剥がれ
の発生を未然に防止することができるため、低熱抵抗形
半導体装置の品質および信親性をより一層高めることが
できる。
(4)  放熱フィンのアウタ部をIリーリッド形状に
形成するとともに、そのrリーリット′形状の先端をリ
ードアウタ部のガル・ウィング形杖における平坦部の範
囲内に位置させることにより、放熱フィンのアウタ部の
外形寸法が大きくなるのを防止することができるととも
に、放熱フィンのアウタ部とリード群のアウタ部との寸
法を一致させることができる。
(5)前記(4)により、低熱抵抗形半導体装置の大形
化を防止することができるとともに、従来機種との互換
性、または、汎用性を維持することができる。
(6)低熱抵抗形半導体装置の放熱フィンにおいて、ボ
ンディングエリアを樹脂封止パッケージの樹脂充填部に
よって取り囲まれるように形成することにより、放熱フ
ィンのアウタ部についての屈曲成形時における応力がボ
ンディングエリアに伝わるのを前記樹脂充填部によって
阻止し、また、ボンディングエリアを応力から保護する
ことができるため、このボンディングエリアにボンディ
ングされたワイヤおよびそのボンディング部に前記応力
による歪が発生するのを防止することができる。
(7)  放熱フィンにボンディングされたワイヤおよ
びそのボンディング部に歪が残るのを防止することによ
り、樹脂封止後の温度サイクル試験等において、熱膨張
差による機械的熱ストレスが加えられた場合における放
熱フィンにボンディングされたワイヤの断線や剥がれ隻
のような不良の発生を防止することができるため、低熱
抵抗形半導体装置の品質および信鯨性を高めることがで
きる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
例えば、リードのアウタ部についてのガル・ウィング形
状への屈曲成形工程と、放熱フィンの7ウタ部について
の■リーリッド形状への屈曲成形工程とは、同時に実施
されるように構成するに限らず、各別に実施されるよう
に構成してもよい。
また、放熱フィンのアウタ部の長さは、多連リードフレ
ームの段階においてリードのアウタ部の長さよりも短(
形成しておくに限らず、屈曲成形の段階において所定の
長さに整えるように構成してもよい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である低熱抵抗形5OP−
ICに適用した場合について説明したが、それに限定さ
れるものではなく、クワツド・フラット・樹脂封止パッ
ケージ(QFP)を備えている低熱抵抗形IC1また、
スモール・アウトライン・J IJ−リッド・樹脂封止
パッケージを備えている低熱抵抗形SOJ・IC1およ
びQFJ (PLCC)  ・IC等にも適用すること
ができる0本発明は少なくとも、アウタ部が屈曲成形さ
れる放熱フィンを備えている低熱抵抗形半導体装置に適
用して優れた効果が得られる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。
放熱フィンのアウタ部をIリーリッド形状に形成するこ
とにより、放熱フィンのアウタ部の屈曲成形時における
アウタ部根元部の押さえ代を長く取ることができるため
、屈曲成形時に放熱フィンのアウタ部を屈曲成形型の押
さえ部によって強力に押さえることができ、その結果、
屈曲成形時に放熱フィンのアウタ部に作用する屈曲応力
が放熱フィンの内部にまで及ぶのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である低熱抵抗形半導体装置
を示す一部切断平面図、 第2図以降は本発明の一実施例である低熱抵抗形半導体
装置の製造方法を説明するための各説明図であり、第2
図はその低熱抵抗形半導体装置の製造方法に使用される
多連リードフレーム示す一部省略平面図、 第3図はペレットおよびワイヤ・ボンディング工程後を
示す一部省略平面図、 第4図は樹脂封止パッケージの成形工程を示す一部省略
正面断面図、 第5図は樹脂封止パッケージの成形後を示す一部省略拡
大側面断面図、 第6図はその一部省略一部切断平面図、第7図はリード
切断成形装置を示す概略平面は第8図はリード切断装置
を示す正面断面図、第9図はリード成形装置を示す正面
断面図、第10図(a)、b)はリード切断成形時の作
用を説明するための各拡大部分断面図、である。 第11図は低熱抵抗形半導体装置の実装状態を示す斜視
図、 第12図はその一部切断正面図、である。 1・・・多連リードフレーム、2・・・タブ、3・・・
外電4・・・セフシロン枠、5・・・ダム部材、6・・
・リード、6a・・・インナ部、6b・・・アウタ部、
7・・・タブ、8・・・放熱フィン、9・・・アウタ部
、10・・・凹凸面部、11・・・スリット、IIA・
・・樹脂充填部、12・・・ボンディングエリア、I3
・・・ポンディングパッド、14・・・ボンディング層
、15・・・ペレット、16.17・・・電極パッド、
18.19・・・ワイヤ、20・・・パッケージ、21
・・・低熱抵抗形5OP−IC(半導体装置)、22・
・・プリント配線基板、23・・・ランド、24・・・
放熱フィン用ランド、25.26・・・はんだ付は部、
30・・・トランスファ成形装置、31・・・上型、3
2・・・下型、33・・・キャビティー、33a・・・
上型キャビティー凹部、33b・・・下型キャビティー
凹部、34・・・ポット、35・・・プランジャ、36
・・・カル、37・・・ランナ、3日・・・ゲート、3
9・・・逃げ凹所、40・・・レジン、5o・・・リー
ド切断成形装置、51・・・フィーダ、52・・・ロー
ダ、53・・・リード切断装置、54・・・リード成形
装置、55・・・ハンドラ、56・・・アンローダ、5
7・・・IC部、58・・・枠(フレーム)部、60.
70・・・取り付は板、61.71・・・ホルダ、62
.72・・・押さえ型、63.73・・・押さえ部、6
4・・・パンチ、66・・・剪断刃、76・・・剪断グ
イ、67・・・枠押さえ、68・・・ガイド、69・・
・スプリング、80.90・・・取り付は板、81.9
1・・・ホルダ、82.92・・・押さえ型、83a、
83b、93a、93b−・・押さえ部、84・・・成
形パンチ、94・・・成形ダイ、88・・・ガイド、8
9・・・スプリング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、半導体ペレットがボンディングされているタブと、
    半導体ペレットに電気的にそれぞれ接続されている複数
    本のリードと、前記タブに連結されている放熱フィンと
    、タブ、ペレット、各リードの一部および放熱フィンの
    一部を樹脂封止するパッケージとを備えており、前記樹
    脂封止パッケージからそれぞれ突出された前記各リード
    のアウタ部が互いに規則的に配列されているとともに、
    前記樹脂封止パッケージから突出された前記放熱フィン
    のアウタ部がリードアウタ部の列に並設されている半導
    体装置において、前記リードアウタ部群がガル・ウィン
    グ形状にそれぞれ屈曲成形されているとともに、前記放
    熱フィンのアウタ部が幅広に形成されて、かつ、iリー
    リッド形状に形成されており、さらに、この放熱フィン
    のアウタ部における先端が、前記リードアウタ部のガル
    ・ウィング形状における平坦部の範囲内に位置されてい
    ることを特徴とする半導体装置。 2、前記リードアウタ部および放熱フィンアウタ部につ
    いての列が互いに対向されており、両リードアウタ部群
    の列間の呼び寸法と、両放熱フィンアウタ部間の呼び寸
    法とが一致されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の半導体装置。 3、タブと、このタブに近接されて配設されている複数
    本のリードと、前記タブに一体的に連結されており、そ
    の一部が樹脂封止パッケージ外へ突出するように形成さ
    れている放熱フィンと、これらを一体的に保持する外枠
    とを備えているリードフレームであって、前記放熱フィ
    ンのアウタ部についての寸法が前記各リードのアウタ部
    についての寸法よりも短くなるように形成されているリ
    ードフレームが準備される工程と、前記工程により準備
    されたリードフレームのタブ上に半導体ペレットがボン
    ディングされる工程と、前記工程によりボンディングさ
    れた半導体ペレットの電極パッドと前記各リードのイン
    ナ部との間にワイヤの両端がボンディングされる工程と
    、樹脂が用いられて樹脂封止パッケージが、前記タブ、
    半導体ペレット、リードのインナ部、放熱フィンの一部
    およびワイヤを樹脂封止するように成形される工程と、
    前記樹脂封止パッケージから突出した各リードのアウタ
    部がガル・ウィング形状にそれぞれ屈曲成形される工程
    と、放熱フィンにおける樹脂封止パッケージから突出し
    たアウタ部が、Iリーリッド形状に、かつ、屈曲された
    先端が前記リードアウタ部のガル・ウィング形状におけ
    る平坦部の範囲内に位置するように屈曲成形される工程
    と、を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。 4、リードアウタ部についての屈曲成形工程と、放熱フ
    ィンアウタ部についての屈曲成形工程とが同時に実施さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の半導
    体装置の製造方法。 5、タブと、このタブに近接されて配設されている複数
    本のリードと、前記タブに一体的に連結されており、そ
    の一部が樹脂封止パッケージ外へ突出するように形成さ
    れている放熱フィンと、これらを一体的に保持する外枠
    とを備えているリードフレームであって、前記放熱フィ
    ンのアウタ部についての寸法が前記リードのアウタ部に
    ついての寸法よりも短くなるように形成されていること
    を特徴とするリードフレーム。
JP7614690A 1990-03-26 1990-03-26 半導体装置およびその製造方法並びにそれに使用されるリードフレーム Pending JPH03276668A (ja)

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