JPH03275364A - 熱転写プリンタの印刷制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、発熱型の印刷ヘッドが移動しながら文字、記
号、図形等の印刷情報を印刷する熱転写プリンタの印刷
制御方式に関する。

（ロ）従来の技術 熱転写プリンタは、例えば特公昭６３−５２７８号公報
に示された如く発熱型印刷ヘッドと記録媒体との間に、
ベースフィルム上にインク層を保持口た熱転写型のイン
クリボンを、上記インク層側を記録媒体に近接して配置
し１．Ｌ記印刷へ・・ｌドの発熱を制御することによっ
て、上記インクリボンのインクを記録媒体に転写して印
刷するものである。

このように、熱転写プリンタはインクリボンのインクを
転写して印刷を行なうものであるために、印刷後、イン
クリボンの転写されなかった部分にインクが残存し、こ
のインクリボンを使用して印刷された情報が容易に可読
される。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は、上述の如く印刷後のインクリボンから印刷内
容が容易に可読可能なために機密性に欠け、第３者に漏
洩する虞がある点を解決課題とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、発熱型印刷ヘッド記録媒体との間に熱転写型
のインクリボンを配置し、上記印刷ヘッドが移動しなが
ら文字、記号、図形等の印刷情報を上記インクリボンの
インクにより記録媒体に印刷する熱転写プリンタの印刷
制御方式であって、上記課題を解決するために、記録媒
体に印刷すべき連続的な印刷情報列を、１回の印刷ヘッ
ドの移動過程で非連続に部分印刷し、当該印刷ヘッドの
移動過程を複数回行ない連続的な印刷情報列の印刷を完
了することを特徴とする。

（ホ）作用 上述の如く記録媒体に印刷すべき連続的な印刷情報列を
、】回の印刷ヘッドの移動過程で非連続に部分印刷し、
当該印刷ヘッドの移動過程を複数回行ない連続的な印刷
情報列の印刷を完了することによって、印刷終了後のイ
ンクリボン側には印刷情報が所定の順序に残存するに至
らない。

（へ）実施例 以下、本発明による印刷制御方式を第１図のブロフク図
、第２図の印刷状態を示す模式図及び第３図の７０チヤ
ートを参照しつつ詳述する。

（１）は印刷すべき文字、記号、図形等の印刷情報を作
成する文書作成装置、データ処理装置等のホストマシン
、（２）は該ホストマシン（１）から送出される印刷情
報の内、１行分の情報を取り込むラインバッファ、（３
）は該ラインバッファ（２）中の１行分の印刷情報を連
続的な印刷情報列として出力するか、或いは部分的に非
連続に出力するかを制御する出力順序制御器で、非連続
出力の場合（以下非連続モードと称す）その出力順序の
特定と一度特定された印刷情報が二度以上特定されるこ
とがないように出力順序を制御する。

（４）は発熱型印刷ヘッドが行方向に移動しながら印刷
情報をインクリボンのインクにより記録媒体に印刷する
所謂シリアル型の熱転写プリンタで、斯る熱転写プリン
タ（４）の基本的構成は従来技術で述べたように特公昭
６３−５２７８号公報等により知られている如く、印刷
ヘッドの発熱ドツトの発熱を印刷情報に基づき制御し、
インクツポンのベースフィルムに担持されたインク層を
当接する紙や他の材質からなる記録媒体に転写すると共
に、非連続モード時には次の印刷まで印刷ヘッドによる
インクリボンの押圧を解除（結果的にインク層と記録媒
体の当接も解除される）した状態で印刷ヘッドを移動せ
しめ、インクリボンの送りを停止して当該インクリボン
の無駄な消費を抑止している。

（５）は斯る基本的構成を備える熱転写プリンタ（４）
の印刷動作を上記出力順序制御器（３）からの出力に基
づき制御する印刷制御器で、印刷情報に基づく印刷が正
しい位置に印刷されるように印刷へ／ドの通電、移動及
び記録媒体の送り等が制御される。

而して、令弟２図（ａ）に示したように印刷情報列とし
て１行にｒＴＨＩｓ　　Ｉｓ　Ａ　ＰＥＮ、Ｊを印刷す
る例に基づき、第３図のフロチャートを参照して本発明
による印刷制御方式を説明する。

ホストマシン（１）で上記印刷情報が作成されると、印
刷に先立ってＳ１ステツプで当該印刷情報の印刷モード
が判定される。印刷モードが上記印刷情報の順序通り、
即ち連続的な通常の印刷が指示されていると、Ｓ２ステ
ツプに進み、従来と同じように印刷情報列順に印刷され
る。従って、斯る通常の印刷モードでは、インクリボン
から、印刷内容を可読することができる。この印刷モー
ド自体は公知であるので詳細な説明を割愛する。

印刷内容の機密性が要求されるとき非連続モードが指示
されていると、Ｓ１ステツプでこれが判定され、Ｓ３ス
テツプでホストマシン（１）から印刷情報が１行分ライ
ンバッファ（２）に連続的な印刷情報列とじて取り込ま
れる。ラインバッファ（２）に取り込まれた印刷情報は
、出力順序制御１！（３）で８４ステツプに基づき各印
刷情報に対し、何回目の印刷へ７ドの移動過程で印刷す
べきが特定されその順序に従って、各印刷情報が非連続
に印刷制御器（５）を介して熱転写プリンタ（４）に与
えられる。本実施例では、上述したｒＴＨＩｓＩｓ　　
Ａ　　ＰＥＮ、Ｊが第２図（ｂ）〜第２図（ｄ）の如く
３回の印刷ヘッドの移動過程で印刷される。従って、Ｓ
４ステツプでは、１回目の印刷過程では「Ｈ」、「Ｓ」
、「Ａ」、「Ｅ」の４文字を所定の位置に離牧して印刷
すべく「１文字分をあけて１文字（Ｈ）を印刷、更に４
文字分（スペースも１文字として取扱う）あけて１文字
（Ｓ）を印刷、・・・・・」というように出力順序制御
５（３）は印刷情報を出力する。

Ｓ５ステツプでは、上記印刷情報に基づき熱転写プリン
タ（４）の印刷ヘッドの通電及び移動、インクリボンの
送り等の印刷機構の制御が印刷制御器（５）により施さ
れて１回目の印刷ヘッドの移動による印刷処理が施され
る。その結果、第２図（ｂ）のように１行の印刷情報に
対して部分印刷される。

Ｓ６ステツプでは次回の印刷ヘッドの移動による印刷処
理を実行すべく移動回数（ｎ）が１インクリメントされ
、Ｓ７ステ７プでは、上記移動回数が所定の回数（実施
例では３回）に到達したか否かが判定される。今、１回
目の印刷処理が終了した状態であるので、ｎは「２」で
あり、従って８５ステツプに戻り２回目の印刷処理が実
行される。

このようにして、第２図（Ｃ）のように２回目の印刷処
理が終了し、また同様にして第２図（ｄ）のように３回
目の印刷処理の終了により、連続的な印刷情報列の熱転
写印刷が得られる。このとき、インクリボンに残存した
印刷内容は、第２図（ｅ）に示す如く、第２図（ｄ）の
印刷と全く異なった意味のないものである。

以上の説明では１行印刷について説明したが、斯る１行
印刷を各行毎に複数行に渡って行なえば、１ペ一ジ分の
印刷が行えることは明らかであり、この場合、出力順序
の特定は各行毎に乱数表を利用して、その規則性を持た
せないように配慮される。また印刷ヘッドの移動過程の
印刷についても、１方向の移動のみならずインクリボン
を往路用と、逆移動の復路用の二段構成とすることによ
って両方向の移動での印刷が実行でき印刷の高速化が図
れる。

（ト）発明の効果 本発明による印刷制御方式によれば、印刷終了後のイン
クリボン側には印刷情報列が所定の順序に残存するに至
らないので、機密性が確保され第３者への印刷内容の漏
洩を抑止し得る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明印刷制御方式の一実施例を説明するためのも
のであって、第１図はブロフク図、第２図（ａ）乃至第
２図（ｅ）は印刷情報と印刷状態の変化及びインクリボ
ンの残存内容を示す模式図、第３図は７０チヤートであ
る。 （１）・・・ホストマシーン、（２）・・・ラインバッ
ファ、（３）・・・出力順序制御器、（４）・・・熱転
写プリンタ、（５）・・・印刷制御器。 第１図 出動人　三洋電機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）発熱型印刷ヘッドと記録媒体との間に熱転写型の
   インクリボンを配置し、上記印刷ヘッドが移動しながら
   文字、記号、図形等の印刷情報を上記インクリボンのイ
   ンクにより記録媒体に印刷する熱転写プリンタの印刷制
   御方式であって、記録媒体に印刷すべき連続的な印刷情
   報列を、１回の印刷ヘッドの移動過程で非連続に部分印
   刷し、当該印刷ヘッドの移動過程を複数回行ない連続的
   な印刷情報列の印刷を完了することを特徴とする熱転写
   プリンタの印刷制御方式。