JP3170688B2 - マスク形成装置 - Google Patents

マスク形成装置

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JP3170688B2
JP3170688B2 JP17306391A JP17306391A JP3170688B2 JP 3170688 B2 JP3170688 B2 JP 3170688B2 JP 17306391 A JP17306391 A JP 17306391A JP 17306391 A JP17306391 A JP 17306391A JP 3170688 B2 JP3170688 B2 JP 3170688B2
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thermal
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サーマルヘッドで透
明シートに熱転写リボンのインク層を熱転写してマスク
材を形成するマスク形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マスク材はポストカードを作成するとき
等に用いられ、例えば印画紙にネガフィルムから画像を
焼付けるが、このときマスク材で挨拶文や住所氏名の文
字を焼付ける。
【0003】このマスク材は通常電算写植等によって作
成されるが、写真プロセスを利用しているため、作成に
特別な装置が必要であり、手間もかかる。このため、例
えば一般的なプリンタでの印字も考えられるが、一般的
なプリンタとして電子写真方式のプリンタではトナーを
使うために、トナー飛散による文字のボケが生じ、良好
な印字が得られない不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、サーマルヘッ
ドで透明シートに熱転写リボンのインク層を熱転写し、
マスク材を形成すると、前記のような問題点がなく簡単
にマスク材を製作することができる。ところが、このよ
うに熱転写を使ったマスク形成装置では、白抜きのフォ
ントを用いる場合にはサーマルヘッドによる白抜きが確
実に行なわれ、つぶれがないようにする必要がある。
【0005】また、サーマルヘッドによる印字領域が多
い場合には、サーマルヘッドの抵抗体素子の並びの方向
とその直角の方向では、印字の特性が大きく変わる。即
ち、サーマルヘッドの抵抗体素子をONさせて発熱さ
せ、これにより熱転写リボンのインク層を熱転写して印
字するが、抵抗体素子をOFFしてもその抵抗体素子の
温度が下りきらずに、特にサーマルヘッドの抵抗体素子
の並びと平行の方向では1ドット程度抜きの線がつぶれ
てしまう現象が生じる。
【0006】ところで、従来では、印字の文字のデータ
は、このような印字の特性に合わせたものではないた
め、1文字中での線幅のバランスが崩れ、良好な印字が
できなかった。
【0007】この発明は、前記の問題点に鑑みてなされ
たもので、線幅のバランスが崩れがなく、良好な印字が
できるマスク形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、印字される文字のフォントに基
づきサーマルヘッドで、透明シートに熱転写リボンのイ
ンク層を熱転写し、マスク材を形成するマスク形成装置
において、前記フォントにおけるマスク材の白抜き部分
の線幅を、前記サーマルヘッドの抵抗体素子のドット密
度の2倍以上に設定したことを特徴としている。
【0009】また、請求項2の発明は、印字される文字
のフォントに基づきサーマルヘッドで、透明シートに熱
転写リボンのインク層を熱転写し、マスク材を形成する
マスク形成装置において、前記縦書き用と横書き用の2
種類のフォントを有し、このフォントにおける前記サー
マルヘッドの抵抗体素子列と平行な方向の白抜きの線幅
を、前記サーマルヘッドの抵抗体素子のドット密度の2
倍以上に設定したことを特徴としている。
【0010】また、請求項3の発明は、前記サーマルヘ
ッドの抵抗体素子のドット密度が300DPI以上であ
ることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の発明は、印字される文字のフォント
に基づきサーマルヘッドで、透明シートに熱転写リボン
のインク層を熱転写し、マスク材を形成するが、フォン
トにおけるマスク材の白抜き部分の線幅が、サーマルヘ
ッドの抵抗体素子のドット密度の2倍以上に設定されて
いる。従って、サーマルヘッドの抵抗体素子をOFFし
てもその抵抗体素子の温度が下りきらずに、サーマルヘ
ッドの抵抗体素子の1ドット程度抜きの線がつぶれるだ
けであり、良好な印字ができる。
【0012】また、請求項2の発明は、縦書き用と横書
き用の2種類のフォントを有しており、このフォントに
おけるサーマルヘッドの抵抗体素子列と平行な方向の白
抜きの線幅が、サーマルヘッドの抵抗体素子のドット密
度の2倍以上に設定されている。従って、サーマルヘッ
ドの抵抗体素子をOFFしてもその抵抗体素子の温度が
下りきらずに、サーマルヘッドの抵抗体素子の並びと平
行の方向では1ドット程度抜きの線がつぶれるが、これ
により1文字中での線幅がバランスされ、これで印字方
向へ関係なく、良好な印字ができる。
【0013】また、請求項3の発明は、サーマルヘッド
の抵抗体素子のドット密度が300DPI以上であり、
所定印字速度以上で良好な印字ができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明のマスク形成装置の実施例を
図面に基づいて説明する。
【0015】図1はマスク形成装置の概略図である。画
像処理部1には画像メモリ2及び文字画像入力部3が接
続されている。画像処理部1及び画像メモリ2はコンピ
ュータPで構成され、文字画像入力部3は例えば、キー
ボード、マウス等で構成される。画像メモリ2は記憶手
段を構成しており、この画像メモリ2には文字画像入力
部3から入力される文字情報を記憶することができる。
また、文字情報については予め印字するためのフォント
が記憶されており、これを熱転写時に呼び出して用いる
ようになっている。画像処理部1で作成或いは編集され
た画像情報を熱転写プリンタ4へ送り、マスク材を作成
する。
【0016】図2は熱転写プリンタの概略構成図、図3
は熱転写プリンタでの熱転写状態を示す拡大側面図であ
る。熱転写プリンタ4では、サーマルヘッド40がプラ
テンローラ41に対向して配置されている。このサーマ
ルヘッド40で熱転写リボン42のインク層42aを透
明シート43に熱転写する。このインク層42aが転写
された透明シート43側をマスク材44として使用す
る。
【0017】熱転写プリンタ4はその抵抗体素子のドッ
ト密度が400DPIのライン型サーマルヘッドを用い
ているが、サーマルヘッドのドット密度は300DPI
以上であればよい。この熱転写プリンタ4での熱転写に
は溶融型と昇華型があるが、鮮明な印字の点から溶融型
が好ましい。
【0018】また、熱転写リボン42はインク層42a
及び支持体42bからなり、この実施例ではインク層4
2aは4μm、支持体42bは4.5μmに設定されて
いる。また、透明シート43は100μmに設定されて
いる。
【0019】このように、熱転写プリンタ4を用いて熱
転写印字により作成されたマスク材44は、ポストカー
ドのような画像に文字を混在させた写真プリントを作成
する際に使用する。
【0020】図4はサーマルヘッドの概念図である。こ
のサーマルヘッド40には抵抗体素子40aが設けられ
ている。このサーマルヘッド40の抵抗体素子列方向を
主走査方向とし、透明シートの搬送方向を副走査方向と
し、抵抗体素子40aの中心間の距離をMとする。
【0021】図5は白抜きのフォントの概念図である。
この白抜きのフォントFの「十」の文字は、副走査方向
と平行の方向の線幅Aは、A≧2Mとし、主走査方向と
平行の方向の線幅Bは、B≧2Mとし、フォントにおけ
るマスク材の白抜き部分の線幅が、サーマルヘッド40
の抵抗体素子40aのドット密度の2倍以上に設定され
ている。
【0022】図6はフォントの他の例を示す図、図7は
熱転写プリンタでの熱転写状態を示す拡大平面図であ
る。マスク形成装置の画像メモリ2には縦書き用と横書
き用の2種類のフォント10,11を有しており、この
フォント10,11におけるサーマルヘッド40の抵抗
体素子40a列と平行な方向のインク層50の白抜きの
線幅D1,D2は、サーマルヘッド40の抵抗体素子4
0aのドット密度の2倍以上に設定されている。
【0023】従って、サーマルヘッド40の抵抗体素子
をONさせて、発熱させたあとに、抵抗体素子をOFF
してインク層50が溶けない温度まで十分に下がるには
所定時間以上が必要であり、1ライン分だけ抵抗体素子
をOFFしても抵抗体素子の温度が下がりきらず、1ド
ット抜きの線はつぶれてしまうことになる。ところで、
フォント10,11には予めサーマルヘッド40の抵抗
体素子列と平行な方向の白抜きの線幅D1,D2を、1
ドット抜きの線のつぶれを予め見こんでサーマルヘッド
40の抵抗体素子40aのドット密度の2倍以上に設定
されているから、図7に示ようにな所定幅の抜き線幅D
3,D4になり、印字方向に関係なくバランスのとれた
良好な印字ができる。
【0024】また、サーマルヘッド40の抵抗体素子4
0aのドット密度は、印字速度との関係上、表1に示す
ように300DPI以上に設定される。
【0025】
【表1】 即ち、サーマルヘッド40の抵抗体素子40aをONさ
せて、発熱させたあとに、抵抗体素子40aをOFFし
て熱転写リボン42のインク層42aが溶けない温度ま
で十分に下がるには10msec以上が必要である。従
って、1ラインの周期が10msec以下になると、1
ライン分だけOFFしても抵抗体素子40aの温度が下
がりきらず、1ドット抜きの線はつぶれてしまうことに
なる。抜き線として出すには、2ライン分以上の抵抗体
素子40aのOFFが必要である。現実的にA3(29
8mm)サイズは、印字時間30秒以下が望まれるた
め、この印字速度の場合300DPI以上になると、1
ドット線がつぶれて出にくくなるため、サーマルヘッド
40の抵抗体素子40aのドット密度の2倍以上に設定
する必要がある。
【0026】
【発明の効果】前記したように、請求項1の発明は、サ
ーマルヘッドで透明シートに熱転写リボンのインク層を
熱転写し、マスク材を形成するが、フォントにおけるマ
スク材の白抜き部分の線幅が、サーマルヘッドの抵抗体
素子のドット密度の2倍以上に設定されているから、抵
抗体素子をOFFしてもその抵抗体素子の温度が下りき
らずに、サーマルヘッドの抵抗体素子の1ドット程度抜
きの線がつぶれるが、これにより1文字中での線幅がバ
ランスされ、良好な印字ができる。
【0027】また、請求項2の発明は、縦書き用と横書
き用の2種類のフォントを有しており、このフォントに
おけるサーマルヘッドの抵抗体素子列と平行な方向の白
抜きの線幅を、サーマルヘッドの抵抗体素子のドット密
度の2倍以上に設定しているため、サーマルヘッドの抵
抗体素子をOFFしてもその抵抗体素子の温度が下りき
らずに、サーマルヘッドの抵抗体素子の並びと平行の方
向では1ドット程度抜きの線がつぶれるが、これにより
1文字中での線幅がバランスされ、これで印字方向へ関
係なく、良好な印字ができる。
【0028】また、請求項3の発明は、サーマルヘッド
の抵抗体素子のドット密度が300DPI以上であり、
所定印字速度以上で良好な印字ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスク形成装置の概略図である。
【図2】熱転写プリンタの概略構成図である。
【図3】熱転写プリンタでの熱転写状態を示す拡大側面
図である。
【図4】記憶手段に記憶されたフォントの一例を示す図
である。
【図5】熱転写プリンタでの熱転写状態を示す拡大平面
図である。
【図6】 フォントの他の例を示す図である。
【図7】 熱転写プリンタでの熱転写状態を示す拡大平面
図である。
【符号の説明】
F,10,11 フォント 40 サーマルヘッド 40a 抵抗体素子 42 熱転写リボン 42a インク層 43 透明シート 44 マスク材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字される文字のフォントに基づきサー
    マルヘッドで、透明シートに熱転写リボンのインク層を
    熱転写し、マスク材を形成するマスク形成装置におい
    て、前記フォントにおけるマスク材の白抜き部分の線幅
    を、前記サーマルヘッドの抵抗体素子のドット密度の2
    倍以上に設定したことを特徴とするマスク形成装置。
  2. 【請求項2】 印字される文字のフォントに基づきサー
    マルヘッドで、透明シートに熱転写リボンのインク層を
    熱転写し、マスク材を形成するマスク形成装置におい
    て、前記縦書き用と横書き用の2種類のフォントを有
    し、このフォントにおける前記サーマルヘッドの抵抗体
    素子列と平行な方向の白抜きの線幅を、前記サーマルヘ
    ッドの抵抗体素子のドット密度の2倍以上に設定したこ
    とを特徴とするマスク形成装置。
  3. 【請求項3】 前記サーマルヘッドの抵抗体素子のドッ
    ト密度が300DPI以上であることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のマスク形成装置。
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