JP3011857U - 招待客用印刷表示メッセージカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば一般の結婚披露宴において、招待客ご
とにテ−ブルに置く座席表を兼ねる招待客用印刷表示メ
ッセ−ジカ−ドに関するもので、特に招待者が多数の招
待客にカラ−印刷した自分達の写真と共に個々の招待客
に応じて内容の異なるメッセ−ジを他の表示と一緒に印
刷して、招待者の心のこもった気持ちを個々の招待客に
伝えられるようにしたことを目的とする。 【構成】 招待客用印刷表示メッセ−ジカ−ドにおい
て，台紙に招待客名、敬称及び招待客ごとに内容の異な
るメッセ−ジ等の各文字と共に招待者の写真及び慶祝文
字をカラ−を交えて印刷表示したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば一般の結婚披露宴において、招待客ごとにテ−ブルに置く座 席表を兼ねる招待客用印刷表示メッセ−ジカ−ドに関するもので、特に招待者が 多数の招待客にカラ−印刷した自分達の写真と共に個々の招待客に応じて内容の 異なるメッセ−ジを他の表示と一緒に印刷して、招待者の心のこもった気持ちを 個々の招待客に伝えられるようにしたことを目的とする。

【０００２】

【従来の技術】

一般に結婚式の後の披露宴において、多数の招待客の座席に置く招待客の名札 は、予め「寿」等の慶祝文字を型押しによる浮き出し表示した台紙に毛筆で招待 客の氏名、敬称、肩書等を手書きしているのが普通である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、台紙に手書きすることは１枚毎に異なるのでその作成作業は大変に 手間が掛り、且つ書の達筆な者が担当するのであるから誰でもよいとはいかない 。 また、従来の名札には招待客に対する招待者のメッセ−ジがなく、しかも招待 者の写真を招待客名と一緒に印刷したものは存在していなかった。 その理由は、招待する客が例えば４、５０名の比較的少人数から２、３００名 の比較的多人数でも招待客一人ひとりが異なるため、その異なる招待客の氏名と 、招待客ごとに内容の異なるメッセ−ジを印刷することは、印刷枚数が招待客１ 名に１枚という最少枚数であることによってコスト高になることにあった。 また、招待者の写真や慶祝文字を招待客の座席に置くカ−ドにカラ−を交えて 印刷表示することも、その発想はなく、仮にあったとしても印刷枚数が最少枚数 であることによってコストがきわめて高くつくため、現実には存在していなかっ た。 すなわち、従来のオフセット印刷はもちろんこと、ＤＴＰによって編集したデ −タを版下出力（印画紙・フィルム）してオフセット印刷するいままでの形態は 、幾つもの工程を必要とするのでその単価は枚数が少なければ少ないほど割り高 になることは当然である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は、上記の課題を解決し、且つ考案の目的を達成するために提供 するもので、実質上１枚という最少枚数でも、招待客個々の氏名とその招待客に 応じて内容の異なるメッセ−ジと共に招待者のカラ−写真を印刷表示することに よって、招待客の気持ちを和ませ、且つ感激を新たにして貰い、そのメッセ−ジ カ−ドを引出物等と一緒に記念に持ち帰って或る時期まで大事に保存しておいて 貰えるようにしたものである。 本考案は上記の目的を達成するために招待客用印刷表示メッセ−ジカ−ドにお いて、台紙に個々の招待客名、敬称、招待客ごとに内容の異なるメッセ−ジ等の 文字を招待者写真及び慶祝文字をカラ−を交えて印刷表示したものである。

【０００５】

【作用】

上記の手段による基本作用は次の通りである。すなわち、複数名分の招待客名 を表示できる台紙に、個々に異なる招待客の氏名、敬称、及び必要に応じて肩書 と、その各招待客に応じて異なる内容のメッセ−ジと、各招待客に共通する「殿 」、「様」等の敬称、及び「寿」、「祝」等の慶祝文字、さらには慶祝を兼ねて 招待客のテ−ブルを示す「松」、「竹」、「梅」ないし「鶴」、「亀」等の文字 、招待者のカラ−写真等を印刷表示し、その印刷表示した台紙を招待客名ごとに 裁断して単一枚のカ−ドにする。

【０００６】

【実施例】

次に本考案に係る多数の招待客用印刷表示メッセ−ジカ−ドの実施例を図面を 以て説明する。 図において、１は台紙であり、ケント紙のよう比較的堅い上質紙や和紙などの 漉き紙を可とするが、通常のコピ−用紙を用いることもできる。具体的には、用 紙名：ニュ−エイジ、ＳＫコ−ト、ＯＫマットボスト、三菱ア−トポスト、ベス トマット等がある。 前記の台紙は複数の氏名カ−ドを取れる大きさを可とし、 例えば図１のようにＡ列３判の用紙を用いて招待客２０名分を採寸ことを可とす る。また、台紙１の裏面にラミネ−トを施すこともある。 ２〜６は単位カ−ドの印刷表示部位であり、２は招待客名、３は招待者から個 々の招待客に宛てた内容の異なるメッセ−ジであり、その文字数は台紙内に収ま る短文を可とし、目上の招待客には「未熟ですが今後共御指導をお願いします。 」とか「先輩をお手本に頑張ります。」等、同僚招待客には「これからもよろし く」とか「有り難う。いつまでも見守って下さい。」等、目下の招待客には「お 前も早く結婚しろよ」とか「落ちついたら遊びにきてね。」等、遠方からの招待 客には「遠方からの御列席ありがとうございます。」等種々のメッセ−ジがある 。 ４は招待者のカラ−写真であり、新郎と新婦のツ−ショットのスナップや、５ は「様」又は「殿」の敬称、６は「寿」、「祝」等の慶祝文字であるが、慶祝を 兼ねて「松」、「竹」、「梅」ないし「鶴」、「亀」等の文字とすることもある 。７は「〜株式会社代表取締役社長」・「〜大学教授」・「〜博士」・「〜高校 時代の親友」・「〜大学時代の友人」等の肩書である。 なお、前記の台紙を赤色系その他任意の地色１′とし、且つ印刷表示部位２〜 ７を白抜き地色１″の中に表示することもある。 また、図示例にあっては、いずれも横書き式を示すが、これを縦書きにするこ ともできるものであり、その縦書・横書の形式は問わない。 ８は台紙に表示した単位カ−ドにするための裁断表示線を示し、前記の表示印 刷部位２〜７と一緒に印刷してある。 そして、上記の印刷表示部位２〜６の及び裁断線８の表示を印刷するには、無 版印刷システムを使用して加工する。当該印刷システムの性能は、用紙サイズが 最大Ａ３版（４２０ｍｍ×２９７ｍｍ）まで可能である。また、印刷スピ−ドは 、１色の場合は毎時４，０００枚、２色刷りの場合は毎時２，０００枚、４色刷 りの場合は毎時１，０００枚が可能である。刷り色は８００ＤＰＩ、１３３線（ １６７０万色）である。書体は３６書体、欧文４９書体、バ−コ−ド４書体が可 能である。印刷用紙はフィ−ド可能な用紙であれば合成樹脂フィルムも可能であ る。 イメ−ジメモリは１色の文字、罫の場合１，０００頁分（Ａ４標準）、４色の 画像の場合５０頁分（４４標準）ある。その他、両面印字が可能である。パ−ソ ナリゼ−ション、トナ−の速乾性、定着性を具備している。

【０００７】

【具体的な製造工程例】

上記の実施例に基づく具体的な使用例を説明する。例えば１列９名で２列とす る計１８名分の招待客名を表示できる白地又は赤色系その他好みの地色にした台 紙１に、個々の招待客の氏名２、招待者から個々の招待客に宛てたメッセ−ジ３ 、招待者の写真４、招待客の敬称５、慶祝文字６、肩書７等の表示を印刷し、特 に前記の写真４及び慶祝文字６はカラ−印刷にする。次に、裁断表示線８に沿っ て切断して各人毎に分けた単一カ−ドを作成する。この場合、台紙の地色を赤色 系その他の着色したときは印刷表示部位２〜６及び７〜８は白地に部位に施すも のとする。なお、単位カ−ドの大きさは図４の場合は、横１４０ｃｍ、たて４． ５ｃｍに設定してある。 上記の印刷表示の具体的工程は、無版印刷システムによるものでＤＴＰによっ て編集したデ−タ（印刷表示部位２〜６及び７〜８）を版下出力（印画紙・フィ ルム）してオフセット印刷するいままでの形態と異なり、幾つもの工程を省き印 刷したい版下デ−タを加工してダイレクトに印刷する。 因みに、版下デ−タの作成条件の一例を示すと次の如くである。 レイアウト 印刷可能範囲は４００ｍｍ×２８０ｍｍの範囲で設定され、Ａ３しあがり の場合は天地左右１０ｍｍの余裕を持たせてデザインする。 スキャニング 写真は解像度３００ｄｐｉでスキャン後、ＥＰＳファイルで保存する。 フォント 原則として指定文字見本の中から選定する。 デザイン ２０％以下の網点、グラデ−ション、平網等のデザインはなるべく避ける 。 媒体 ３．５インチ、１２８ＭＢ、光磁気デイスク（ＭＯ）で行う。 保存方法 i) ソフト名：ＱｕａｒｋＸＰｒｅｓｓの場合、保存形式：オリジナルフ ォ−マットのファイル ii) ソフト名：ＰａｇｅＭａｋｅｒの場合、保存形式：オリジナルフォ− マットのファイル iii) ソフト名：Ｉｌｌｕｓｔｒａｔｏｒの場合、保存形式：オリジナルフ ォ−マットのファイル iｖ) ソフト名：ＰｈｏｔＳｈｏｐの場合、保存形式：ＥＰＳファイル（Ｄ ＣＳファイルは不可） ｖ） ソフト名：ＦｒｅｅＨａｎｄの場合、保存形式：ＥＰＳファイル（Ｄ ＣＳファイルは不可） テキストデ−タ 固定フォ−マットに流し込む場合（例えば名刺作成等）は、テキストデ− タを用意する。その場合は、ＪＩＳ又はＳ−ＪＩＳコ−ドで作成しておく。 フロッピ−ディスクで保存する場合は、３．５インチ２ＤＤ／７２０ＫＢ （９セクタ）のフォ−マットとする。 その他 デザイン・レイアウト確認のため、プリンタ等による刷り見本を用意する 。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上記の構成であるから、結婚披露宴において、世代や環境、職場等の 異なる招待客一人ひとりに対応してその各人ごとの氏名を表示した傍に招待者か ら心のこもったメッセ−ジを表示し、且つ自分達の写真を表すことによって、そ の席場だけではなく、引出物と一緒に持ち帰ってもらっていつまでも印象に残し て貰える効果がある。 そして、通常の印刷方法では、招待客が例えば５０名ないし２００名であると すると、その招待客用のカ−ドは実質上１枚宛であるから、これを印刷すると非 常にコスト高になることは明白である。しかしながら、本願考案にあっては無版 印刷によって単一枚の最少枚数のカラ−印刷でも簡単かつ低コストで鮮明且つ美 麗に製作できるので、出席した招待客をより一層満足させることができるもので あり、この種の多数招待客用のメッセ−ジカ−ドとしてきわめて実用的である。 そして、上記のメッセ−ジカ−ドの印刷表示を無版印刷システムで行うことに より、以下の特長を有している。 版下・製版・刷版が不要のため、メッセ−ジカ−ドの製作時間が大幅に短 縮でき、披露宴直前における招待客の追加や変更に確実に対応できる。 また、自動版替え機能により招待客のカ−ド１枚毎に内容の異なるメッセ −ジを印刷できる。 次いで、自動差替え機能で文字デ−タも画像デ−タも差替えできるから、 招待者の写真も適宜変更することも可能である。 続いて、画像・フルカラ−印刷ができるから、招待者の写真を鮮明に印刷 して招待客に印象良く見てもらえる。 さらに、簡単に印刷画像イメ−ジがＭａｃを使って作成できる。 その他、必要なときに印刷物を必要な枚数だけ容易に増刷できるから、スト ックしておく必要がない。 以上の結果、招待客用印刷表示メッセ−ジカ−ドに無版印刷システムを使用し てカラ−を交えて最少枚数印刷するのに好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る多数招待客用のメッセ−ジカ−ド
台紙の平面図である。

【図２】図１の他の変形例を示す平面図である。

【図３】図１のさらに別の変形例を示す平面図である。

【図３】図１のメッセ−ジカ−ド台紙を切断した単位カ
−ドの平面図である。

【符号の説明】

１ 台紙 ２ 招待客名 ３ メッセ−ジ ４ カラ−写真 ５ 敬称 ６ 慶祝文字 ７ 肩書 ８ 裁断線

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【手続補正書】

【提出日】平成６年１２月９日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る多数招待客用のメッセージカード
台紙の平面図である。

【図２】図１の他の変形例を示す平面図である。

【図３】図１のさらに別の変形例を示す平面図である。

【図４】図１のメッセージカード台紙を切断した単位カ
ードの平面図

【符号の説明】 １ 台紙 ２ 招待客名 ３ メッセージ ４ カラー写真 ５ 敬称 ６ 慶祝文字 ７ 肩書 ８ 裁断線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 台紙（１）に招待客名（２）、敬称
   （５）及び招待客ごとに内容の異なるメッセ−ジ（３）
   等の各文字と共に招待者の写真（４）及び慶祝文字
   （６）をカラ−を交えて印刷表示したことを特徴とする
   招待客用印刷表示メッセ−ジカ−ド。