JP3062255U - 版下原稿作成素材集 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイレクトメールを印刷するための版下原稿
を広告発注者が簡単に作成でき、出来上った版下原稿を
格納した記憶媒体を印刷所に持ち込むだけで、短期間で
ダイレクトメールの印刷を行える版下原稿作成素材集に
関する。 【解決手段】 ダイレクトメールのレイアウト例及びレ
イアウトの中に配置する飾り図柄が一覧で記載された原
稿作成素材集に添付された注文用紙には、発注者を特定
するため発注者欄２０と、注文者が原稿作成素材集から
選択したレイアウト例及び飾り図柄の符号を記載する原
稿記入欄３０と、版下の作成者が発注者の全体のイメー
ジを掴むために、ダイレクトメールの目的や、発送先に
ついて年代や、その他の要望事項を記入する備考欄４０
とがある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ダイレクトメールを印刷するための版下原稿を広告発注者が簡単に 作成でき、出来上った版下原稿を格納した記憶媒体を印刷所に持ち込むだけで、 短期間でダイレクトメールの印刷を行える版下原稿作成素材集に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、広告物の印刷はコンピューターの発達により原稿作成時から、広告デザ イナーがコンピューターの端末の中でアイデアを広げ、出来上った版下原稿をそ のまま、版下、製版フィルムを経て印刷することが可能になっている。そして、 パーソナルコンピューターの発達により家庭では、年賀状の印刷などを自分で行 うことができるようになっている。 一方、美容室等の個人企業から中小企業まで、企業が発送するダイレクトメー ル等の小物の印刷は、その担当者が、多忙のためダイレクトメールを自作する時 間やそのための高価なコンピューター機材を所持していないことが多い上、ダイ レクトメールを受け取った利用者の目を引き付ける広告効果が高い印刷デザイン を作り出すことが難しかったので、広告発注者は、広告デザイナーと相談して印 刷原稿を作成し、その印刷原稿から印刷所でコンピューターにより版下及び製版 フィルムを入力・作成して印刷をしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、広告発注者と広告デザイナーとの相談、印刷所での入力作業は時間や 費用が多く必要となり、面倒くさく感じる広告発注者はダイレクトメールを発送 する機会を減らし、せっかくのビジネスチャンスを逃すことになっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案は上記課題を解決するために、ダイレクトメールを印刷するレ イアウト例やそこに配置する飾り図柄の一覧を記載する素材集を広告発注者の手 元に置いてその素材集から選択して版下原稿を作成していくシステムを考えつき 、それに必要な注文用紙を添付し、コンピューターの記憶媒体に保存された版下 原稿を作成できる版下原稿素材集を考案した。 本考案の請求項１に係る版下原稿素材集は、ダイレクトメールを印刷するレイ アウト例及びレイアウトの中に配置する飾り図柄の一覧を記載するものである。 これにより、広告発注者本人がレイアウトや飾り図柄を考えることや、広告デザ イナーが考えるのを待つ必要がないだけでなく、広告発注者の持つイメージを具 体的に原稿作成素材集から選択して具体化できる。

【０００５】 また、請求項２に係る注文用紙は、ダイレクトメールを印刷するレイアウト例 及びレイアウトの中に配置する飾り図柄の一覧を記載する原稿作成素材集から、 広告発注者が選択したレイアウト例及び飾り図柄を記載するものであって、レイ アウト例及び飾り図柄を記載する原稿記入欄と、広告発注者の広告目的を記載す る目的欄とを備える版下原稿の注文用紙である。これを、レイアウト例及び飾り 図柄をデジタルデータで持つ業者に郵送又はＦＡＸで送信することで、同じ原稿 素材集を手にした業者はコンピューターで版下原稿を作成することができる。

【０００６】 請求項３に記載の版下原稿は、ダイレクトメールを印刷するレイアウト例及び レイアウトの中に配置する飾り図柄の一覧を記載する原稿作成素材集から、広告 発注者が選択したレイアウト例及び飾り図柄を記載する原稿記入欄と、広告発注 者の広告目的を記載する目的欄とを備える版下原稿の注文用紙に従い、それらレ イアウト例及び飾り図柄で構成し作成された版下原稿をコンピューターの記憶媒 体に保存できる原稿作成素材集である。これを受領した広告発注者は、印刷所に 持ち込むことで簡単に印刷物を依頼することができる。一方、コンピューターを 導入したが、オペレーターや広告デザイナーが不在なためにコンピューターを充 分に稼動させていない印刷所であっても、出来上ったデジタルの版下を広告発注 者が持ち込んでくれる場合は、その版下原稿の修正や刷版の製作にコンピュータ ーを利用することができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案に係る原稿作成素材集に添付した注文用紙を図示した図面により説明す る。図１は注文用紙の平面図であり、外枠がＡ４用紙の大きさに相当する。 ダイレクトメールを作成したい者（以下、発注者という。）は、原稿作成素材 集を有償又は無償で手に入れる。この原稿作成素材集には、ダイレクトメールの レイアウト例及びレイアウトの中に配置する飾り図柄が複数個配置された一覧が 記載されており、それぞれには選択できるように符号が付されている。また、原 稿作成素材集には注文用紙も添付されており、発注者はその注文用紙に希望する ダイレクトメール案を口頭ではなく具体的に記載できる。

【０００８】 このように、発注者の細かい希望を具体化する注文用紙の概要を、その書面の 上方から説明する。最上段には、書面タイトル１０があり、その右端には、注文 用紙を受け取った受注者が連続番号又は分類番号等を付して綴っておくための受 注番号欄１１がある。２段目には、発注者を特定するため発注者欄２０があり、 発注者の事業所名又は店名を記入する名称欄２１と住所を記入する住所欄２２が あり、その右方には連絡のための担当者名欄２３、電話番号・ＦＡＸ番号欄２４ 及び注文日記入欄２５がある。 ３段目は、注文者が原稿作成素材集から選択したレイアウト例及び飾り図柄の 符号を記載する原稿記入欄３０となっている。３１は印刷色数を４色・２色・１ 色から選択させる欄であり、３２はダイレクトメールの告知内容となるタイトル の書体・レイアウト例を、原稿作成素材集の一覧から符号で記入する欄である。 ３３はダイレクトメールの中央位置に配置されることの多い飾り写真の符号を記 入する欄であり、３４は写真の他にイラスト図柄で希望するものを記入する欄で ある。３５は、発注者の名称を表示するロゴ刷りを既に持っている場合、その清 刷りを添付したことに記入する欄である。また、印刷色数選択欄３１の上方の欄 ３６には印刷して発送する枚数を記入し、３７にはセールス期間を記載してダイ レクトメール発送までの準備期間の長さを確認する。３８は葉書のレイアウトを 例示する説明図であり、３８ａは上記の各欄で説明が足らないタイトルや見出し 、コピーや文章、差出し人の店名・住所・電話について希望書体、配置などの事 項を補足するための参考例欄であり、その右下の３９は葉書の宛名面への印刷色 数と、住所及び宛先を縦書き・横書きにするか、そのレイアウト例の参考例番号 を記入する欄である。４０は、版下の作成者が発注者の全体のイメージを掴むた めに、ダイレクトメールの目的を新規客獲得・来店率向上・定着率向上・顧客育 成・その他と列記し、発送先について年代をヤング・ミドル・その他と、性別を 女性・男性と列記してその中から選択させ、その他の発注者からの指示事項を記 入する備考欄である。 ５０は、原稿作成素材集を発注者に配布する時に、注文用紙に受注者側の連絡 先を名称・住所・担当者名・電話番号・ファクシミリ番号などで表示するための 欄である。

【０００９】 この注文用紙をファクシミリ又は郵送などで受け取った受注者は、その希望を 考慮しながら体裁よく版下原稿を作成し、その版下原稿をコンピューターの記憶 媒体に保存して発注者にその記憶媒体で納品する。 受け取った発注者は、懇意にしている印刷業者に記憶媒体を渡し、更に細部の 修正を加えるなどしてから印刷を依頼することができる。一方、既にコンピュー ターを導入していたが、オペレーターや広告デザイナーが不在なためにコンピュ ーターを充分に稼動させていない印刷所であっても、出来上ったデジタル形式で 作成された版下原稿を広告発注者が持ち込んできた場合は、その版下原稿の修正 を簡単に行うだけで、刷版の製作を行うことができ印刷所のコンピューターを直 接に利用することができる。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように、請求項１記載の原稿作成素材集には、ダイレクトメールを印刷 するレイアウト例及びそのレイアウト例の中に配置する飾り図柄の一覧を記載す るとともに、それらレイアウト例及び飾り図柄から広告発注者が選択したレイア ウト例及び飾り図柄を記入できる注文用紙を添付しているので、ダイレクトメー ルを作成したい発注者は、添付された注文用紙に、希望するレイアウト例及びそ のレイアウト例の中に配置する飾り図柄を、発注者が創作したり資料を集めたり 、印刷所等から取り寄せたりすることなく、一覧からその番号で選択するだけで ダイレクメール案を作成することができる。 特に、注文用紙は、請求項２に記載するように、選択符号をそれぞれに付記し たレイアウト例及び飾り図柄から広告発注者が選択したレイアウト例及び飾り図 柄の選択符号を記載する原稿記入欄と、広告発注者の広告目的を記載する目的欄 とを備えるものであるから、その注文用紙に発注者が希望するダイレクメール案 を再現することができる。 更に、請求項３に記載するように、ダイレクトメールを印刷するレイアウト例 及びそのレイアウト例の中に配置する飾り図柄の一覧を記載する原稿作成素材集 から、広告発注者が選択したレイアウト例及び飾り図柄を記載する原稿記入欄と 、広告発注者の広告目的を記載する目的欄とを備える版下原稿の注文用紙に従い 、それらレイアウト例及び飾り図柄で構成し作成された版下原稿をコンピュータ ーの記憶媒体に保存できる原稿作成素材集だから、この注文用紙をファクシミリ 又は郵送などで受け取った受注者は、その希望を考慮しながら体裁よく版下原稿 を作成し、その版下原稿をコンピューターの記憶媒体に保存して発注者にその記 憶媒体で納品することができ、これにより発注者は、懇意にしている印刷業者に 記憶媒体を渡し、更に細部の修正を加えるなどしてから印刷を依頼することがで きる。一方、既にコンピューターを導入していたが、オペレーターや広告デザイ ナーが不在なためにコンピューターを充分に稼動させていない印刷所であっても 、出来上ったデジタル形式で作成された版下原稿を広告発注者が持ち込んできた 場合は、その版下原稿の修正を簡単に行うだけで、刷版の製作を行うことができ 印刷所のコンピューターを直接に利用することができる。

【提出日】平成１１年５月１７日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案は上記課題を解決するために、ダイレクトメールを印刷するレ イアウト例やそこに配置する飾り図柄の一覧を記載する素材集を広告発注者の手 元に置いてその素材集から選択して版下原稿を作成していくシステムを考えつき 、それに必要な注文用紙を添付し、コンピューターの記憶媒体に保存された版下 原稿を作成できる版下原稿素材集を考案した。 本考案の請求項１に係る版下原稿素材集は、ダイレクトメールを印刷するレイ アウト例及びレイアウトの中に配置する飾り図柄の一覧を記載する版下原稿作成 素材集であって、それらレイアウト例及び飾り図柄から広告発注者が選択したレ イアウト例及び飾り図柄を記入できる注文用紙を添付してなる原稿作成素材集で ある。これにより、広告発注者本人がレイアウトや飾り図柄を考えることや、広 告デザイナーが考えるのを待つ必要がないだけでなく、広告発注者の持つイメー ジを具体的に原稿作成素材集から選択して具体化できる。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００５

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００５】 また、請求項２に係る原稿作成素材集は、ダイレクトメールを印刷するレイア ウト例及びレイアウト例の中に配置する飾り図柄に選択番号を付記した一覧を記 載する版下原稿作成素材集であって、広告発注者が選択したレイアウト例及び飾 り図柄の選択番号を記載する原稿記入欄と、広告発注者の広告目的を記載する目 的欄とを片面に備える版下原稿の注文用紙を添付してなる原稿作成素材集である 。これを、レイアウト例及び飾り図柄をデジタルデータで持つ業者に郵送又はＦ ＡＸで送信することで、同じ原稿素材集を手にした業者はコンピューターで版下 原稿を作成することができる。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００６

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００６】 請求項３に記載の考案は、ダイレクトメールを印刷するレイアウト例及びレイ アウトの中に配置する飾り図柄の一覧を記載する冊子状の原稿作成素材集に添付 され、前記原稿作成素材集から広告発注者が選択したレイアウト例及び飾り図柄 を記載する原稿記入欄と、広告発注者の広告目的を記載する目的欄とを片面に備 える版下原稿の注文用紙である。 なお、この注文用紙に従い、それらレイアウト例及び飾り図柄で構成し作成さ れた版下原稿をコンピューターの記憶媒体に保存できる原稿作成素材集である。 これを受領した広告発注者は、印刷所に持ち込むことで簡単に印刷物を依頼する ことができる。一方、コンピューターを導入したが、オペレーターや広告デザイ ナーが不在なためにコンピューターを充分に稼動させていない印刷所であっても 、出来上ったデジタルの版下を広告発注者が持ち込んでくれる場合は、その版下 原稿の修正や刷版の製作にコンピューターを利用することができる。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１０】

【考案の効果】

以上のように、請求項１記載の原稿作成素材集は、ダイレクトメールを印刷す るレイアウト例及びそのレイアウト例の中に配置する飾り図柄の一覧を記載する 版下原稿作成素材集であって、それらレイアウト例及び飾り図柄から広告発注者 が選択したレイアウト例及び飾り図柄を記入できる注文用紙を添付しているので 、ダイレクトメールを作成したい発注者は、添付された注文用紙に、希望するレ イアウト例及びそのレイアウト例の中に配置する飾り図柄を、発注者が創作した り資料を集めたり、印刷所等から取り寄せたりすることなく、一覧からその番号 で選択するだけでダイレクメール案を作成することができる。 特に、注文用紙は、請求項２及び請求項３に記載するように、選択符号をそれ ぞれに付記したレイアウト例及び飾り図柄から広告発注者が選択したレイアウト 例及び飾り図柄の選択符号を記載する原稿記入欄と、広告発注者の広告目的を記 載する目的欄とを片面に備えるものであるから、その注文用紙に従って発注者が 希望するダイレクメール案を再現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】原稿作成素材集に添付される注文用紙の説明図
である。

【符号の説明】

１０・・書面タイトル、１１・・受注番号欄、２０・・
発注者欄、２１・・名称欄、２２・・住所欄、２３・・
担当者名欄、２４・・電話番号・ＦＡＸ番号欄、２５・
・注文日記入欄、３０・・原稿記入欄、３１・・印刷色
数選択欄、３２・・タイトル例記入欄、３３・・飾り写
真記入欄、３４・・イラスト図柄記入欄、３５・・清刷
り添付欄、３６・・印刷枚数記入欄、３７・・セールス
期間記入欄、３８・・レイアウト説明図、３８ａ・・参
考例欄、３９・・宛名面記入欄、４０・・備考欄、５０
・・受注者表示欄。

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年５月１７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ダイレクトメールを印刷するレイアウト
   例及びそのレイアウト例の中に配置する飾り図柄の一覧
   を記載するとともに、それらレイアウト例及び飾り図柄
   から広告発注者が選択したレイアウト例及び飾り図柄を
   記入できる注文用紙を添付し、版下原稿を作成できる原
   稿作成素材集。
2. 【請求項２】 ダイレクトメールを印刷するレイアウト
   例及びそのレイアウト例の中に配置する飾り図柄に選択
   符号を付記した一覧を記載するとともに、それらレイア
   ウト例及び飾り図柄から広告発注者が選択したレイアウ
   ト例及び飾り図柄の選択符号を記載する原稿記入欄と、
   広告発注者の広告目的を記載する目的欄とを備える注文
   用紙を添付し、版下原稿を作成できる原稿作成素材集。
3. 【請求項３】 ダイレクトメールを印刷するレイアウ
   ト例及びそのレイアウト例の中に配置する飾り図柄の一
   覧を記載する原稿作成素材集から、広告発注者が選択し
   たレイアウト例及び飾り図柄を記載する原稿記入欄と、
   広告発注者の広告目的を記載する目的欄とを備える版下
   原稿の注文用紙に従い、それらレイアウト例及び飾り図
   柄で構成し作成された版下原稿をコンピューターの記憶
   媒体に保存できる原稿作成素材集。