JP3037114U - 対外提出書類用表装紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 見積書・企画書等の対外提出書類を保護しか
つ良い企業イメージを提出先に与えると共に、カタログ
製作のコストダウンを行い得る対外提出書類用表装紙を
提供することにある。 【解決手段】 カタログとしての基本デザイン、及び、
見積書・企画書・仕様書等の対外提出書類名１を、表紙
に合成表示する。さらに、表紙は表て表紙２と裏表紙３
とが連続した二つ折り用の一枚の紙葉から成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、見積書や企画書等の対外提出書類用表装紙に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、中小企業や零細企業に於て、取引先へ提出するための見積書や企画書や 仕様書等の対外提出書類は、その表紙が、自社名と「見積書」や「企画書」や「 仕様書」等の対外提出書類名を印刷しただけのコストのかからないものである場 合が多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、これら中小企業や零細企業が取引先へ重要な対外提出書類を提 出する場合、その対外提出書類の表紙が提出元の企業イメージとして受け止めら れることがあるため、貧相で見栄えの悪い対外提出書類では悪い企業イメージを 与えてしまうという不具合があった。また、これら中小企業や零細企業は、対外 的に自社をアピールするカタログを製作するが、印刷するための最小部数は例え ば1000部も要しており、1000部のカタログを全て配付するのには何年もかかって しまい、色が褪せたり内容が古くなってしまったカタログの配付やカタログの製 作にかかる高額な費用が問題となっていた。

【０００４】 そこで、本考案は、対外提出書類を保護しかつ良い企業イメージを提出先に与 えることができると共に、カタログ製作のコストダウンが行い得る対外提出書類 用表装紙を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために、本考案に係る対外提出書類用表装紙は、カタロ グとしての基本デザイン、及び、見積書・企画書・仕様書等の対外提出書類名を 、表紙に合成表示すると共に、表て表紙と裏表紙とが連続した二つ折り用の一枚 の紙葉から成るものである。

【０００６】 また、カタログとしての基本デザイン、及び、見積書・企画書・仕様書等の対 外提出書類名を、合成表示した一枚の表紙から成るものである。また、対外提出 書類名が、基本デザインが施された以外の余白部に、表示されているものである 。

【０００７】 また、対外提出書類名が、基本デザインの内部に表示されているものである。 また、基本デザイン及び対外提出書類名が、コンピュータによる合成処理と、該 コンピュータに接続されたカラープリンターによる印刷にて表示されたものであ る。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。

【０００９】 図１は、本考案の対外提出書類用表装紙の実施の一形態を示し、この対外提出 書類用表装紙は、コンピュータにて合成処理して印刷されたものであり、カタロ グとしての基本デザイン、及び、見積書・企画書・仕様書等の対外提出書類名１ を、表紙に合成表示すると共に、表て表紙２と裏表紙３とが連続した二つ折り用 の一枚の紙葉から成る。

【００１０】 ここで、基本デザインとは、図２に示すように、表装紙用素材４の印刷面５に 表示された、イメージデザイン図Ｆ、社名７、（社屋の）写真８、案内地図９、 会社概要や会社沿革や主要取引先や業務内容等が記載された案内説明部10等がレ イアウト（所定位置に配置）されたものであり、（後述する）対外的にピーアー ルするカタログの表紙となり得るものである。

【００１１】 また、イメージデザイン図Ｆとは、対外的に自社を印象付けさせるためのもの であって、図形、記号、模様、色彩、社章、写真等を組合わせて成る。

【００１２】 また、仮想線で示す表装紙用素材４の中央位置は、印刷面５と反対側に折曲げ る折曲部位Ａであり、この折曲部位Ａを境に（図例の）右半分を表て表紙２とし 、左半分を裏表紙３としている。そして、この表て表紙２に上記イメージデザイ ン図Ｆと、イメージデザイン図Ｆ下方に配置された社名７が表示されていると共 に、裏表紙３の右側に写真８と案内地図９が表示され左側に案内説明部10が表示 されている。

【００１３】 しかして、対外提出書類名１は、基本デザインが施された以外の余白部Ｂに表 示される。さらに詳しくは、表て表紙２に表示されたイメージデザイン図Ｆ上方 の（仮想線で示す）余白部Ｂ内に、図１で示す如く、「御見積書」の文字で対外 提出書類名１が表示されて表装紙Ｃとされる。そして、図３に示すように、この 表装紙Ｃを折曲部位Ａで二つ折りにすると共に、表装紙Ｃにて対外提出書類11で ある見積書を挟み、さらに、例えば表装紙Ｃの折曲部位Ａ側に孔開けパンチ等に て孔13，13を開けてホルダー12で止めてファイルする。

【００１４】 このように、表装紙Ｃにて対外提出書類11を被覆することによって、汚れや曲 げから（重要な）対外提出書類11を保護でき、かつ、見栄え良くすることができ る。さらに、対外提出書類11を取引先の企業へ提出する毎に、表装紙Ｃに表示さ れた基本デザイン───特に、表て表紙２のイメージデザイン図Ｆ及び社名７─ ──によって自社のピーアールとなり、毎回カタログを送っているような宣伝効 果（いわゆるＣＩ効果）が得られる。

【００１５】 なお、表装紙Ｃに表示されたイメージデザイン図Ｆ上方の余白部Ｂに、対外提 出書類名１とともに企業名や個人名等の提出先名14を表示するのが、望ましい。

【００１６】 次に、図４は本考案の対外提出書類用表装紙の他の実施の形態を示し、このも のは、企画書等の対外提出書類名１が、基本デザインの内部に表示されている。

【００１７】 具体的には、表て表紙２のイメージデザイン図Ｆ内の上部に、「企画書」の文 字による対外提出書類名１が表示されており、その左上に提出先名14も表示され ている。なお、イメージデザイン図Ｆよりも目立つような色彩か、あるいは、白 抜き（白文字）によって対外提出書類名１及び提出先名14が表示されることが、 望ましい。

【００１８】 なお、提出先名14は、余白部Ｂに表示するも良い。また、図示省略するが、余 白部Ｂを省略して表て表紙２の全面をイメージデザイン図Ｆとすることも良く、 この場合、対外提出書類名１、提出先名14に加え、社名７がイメージデザイン図 Ｆの内部に表示される。

【００１９】 図５は、別の実施の形態を示し、この表装紙Ｃは、カタログとしての基本デザ イン、及び、見積書・企画書・仕様書等の対外提出書類名１を、合成表示した一 枚の表紙から成るものである。

【００２０】 つまり、対外提出書類11と略等しい大きさの表装紙用素材４の印刷面５に、イ メージデザイン図Ｆと社名７から成る基本デザインを表示すると共に、その余白 部Ｂに「仕様書」の文字による対外提出書類名１（及び提出先名14）を表示した ものである。そして、対外提出書類11の上にこの表装紙Ｃを表紙として重ね、ス テイプラーや（上述の）ホルダー12等にて止着する（図３参照）。なお、15はス テイプラーにて打ち込まれた針である。

【００２１】 また、図示省略するが、対外提出書類名１（及び提出先名14）は、イメージデ ザイン図Ｆの内部に表示するも良く、さらに、表紙全面をイメージデザイン図Ｆ とし、その内部に対外提出書類名１、提出先名14及び社名７を表示するのも良い 。

【００２２】 しかして、本考案の対外提出書類用表装紙は、図１と図４〜図６に示すように 、その基本デザイン及び対外提出書類名１が、（パーソナル）コンピュータによ る合成処理と、該コンピュータに接続されたカラープリンターによる印刷にて表 示されたものである。

【００２３】 具体的に説明すると、予め（パーソナル）コンピュータによって、イメージデ ザイン図Ｆ、社名７、案内説明部10等の所望の表示内容が合成処理（レイアウト ）されてできた基本デザインの画像データを呼び出し、所望の対外提出書類名１ を入力する。そして、対外提出書類名１を、基本デザインの余白部Ｂ又は内部に 配置するように合成処理して印刷用画像データを作成する。

【００２４】 ここで、合成処理とは、基本デザイン及び対外提出書類名１等を適宜配置する ことのみならず、色彩の調整等のデザイン処理をも含むと定義する。

【００２５】 そして、印刷用画像データに基づいて、表装紙用素材４───即ち、図１と図 ４で説明した二つ折り用の表装紙用素材４、又は、図５で説明した一枚の表紙か ら成る表装紙用素材４───に印刷する。即ち、印刷用画像データをカラープリ ンターに出力して表装紙用素材４に印刷する。このとき、カラープリンターにて 必要枚数を印刷しても良いが、表装紙Ｃを原紙としてカラーコピー機にて複写す るも良い。

【００２６】 しかして、この表装紙Ｃは、対外提出書類名１を入力する前段階では、図２に 示すように、基本デザインのみが表示されているものであり、これを印刷すれば 表て表紙２及び裏表紙３を有する自社のカタログ用表紙Ｄとして使用することが できる。

【００２７】 つまり、コンピュータにてカタログ内容を合成処理して印刷用画像データを作 成し、カタログ用表紙Ｄを除いた枚数の印刷用素材にカラープリンターを用いて 印刷用画像データを印刷する。また場合によっては、カタログ用表紙Ｄの裏面（ 表て表紙２及び裏表紙３の反対面）にも印刷する。そして、これら印刷物をステ イプラー等で製本してカタログが完成する。このとき、カラープリンターにて必 要枚数を印刷しても良いが、出来上がった一部のカタログ原紙をカラーコピー機 にて必要枚数複写して必要部数のカタログを製作するも良い。

【００２８】 従って、カタログを僅かな部数で製作することが可能となり、製作コストを大 幅に低減することができる。さらに、簡単にカタログ内容及び基本デザイン中の 案内説明部10や写真８等を随時新しいものに変更したり追加することができるの で、配付する取引企業や新規取引先への強力なイメージアップを図ることができ る。

【００２９】 なお、本考案は上述の実施の形態に限定されず、例えば、図２に示すカタログ 用表紙Ｄの余白部Ｂに、広告文章やイメージアップを図る文章を表示したカタロ グを製作するも良い。また、本考案に於てカタログとしての「基本デザイン」は 、拡大又は縮小した相似形のものも含むと、定義する。

【００３０】

【考案の効果】

本考案は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。

【００３１】 （請求項１によれば）僅かな部数であっても簡単に製作出来て、重要な対外提 出書類11を汚れや曲げから保護することができると共に、見栄え良くすることが できる。従って、特に、中小企業や零細企業等の提出元が大手取引先へ対外提出 書類11を提出する場合、表紙（表て表紙２及び裏表紙３）付きの立派な対外提出 書類11によって大手取引先へ好印象や信用を与えることができる。

【００３２】 さらに、対外提出書類11を取引先へ提出する毎に、表て表紙２と裏表紙３に表 示された基本デザインによって自社のピーアールとなり、毎回カタログを送って いるような有効な宣伝効果（いわゆるＣＩ効果）が得られる。特に、新規に取引 したい企業がある場合、表装紙Ｃを使用して「見積書」や「企画書」等を何度か 提出することによって、相手に深い印象を与え社名や業務内容等を早く覚えても らうことができる。

【００３３】 （請求項２によれば）僅かな部数であっても簡単に製作出来て、重要な対外提 出書類11の見栄えを良くすることができる。従って、特に、中小企業や零細企業 等の提出元が大手取引先へ対外提出書類11を提出する場合、表紙付きのきちんと した対外提出書類11によって大手取引先へ好印象や信用を与えることができる。 さらに、対外提出書類11を取引先へ提出する毎に、表装紙Ｃに表示された基本デ ザイン───イメージデザイン図Ｆ及び社名７───によって自社のピーアール となる。特に、新規に取引したい企業がある場合、表装紙Ｃを使用して「見積書 」や「企画書」等を何度か提出すれば、相手に深い印象を与え社名を早く覚えて もらうことができる。

【００３４】 （請求項３によれば）対外提出書類名１が見やすく（読みやすく）、表紙がす っきりとした感じとなる。

【００３５】 （請求項４によれば）対外提出書類名１を基本デザインの一部として表示する ことができる。また、基本デザインの表示可能な面積が表紙（表て表紙２）全面 まで広がり、目立つように基本デザインを大きく表示することができる。

【００３６】 （請求項５によれば）コンピュータを用いることによって、基本デザイン及び 対外提出書類名１の合成処理が簡単かつ自由に行え、そして、カラープリンター にて表装紙Ｃを印刷することができる。また、カラーコピー機を使用すれば、表 装紙Ｃの原紙を複写して迅速に必要枚数（例えば数10枚〜数100 枚）の表装紙Ｃ を得ることができる。

【００３７】 また、表装紙用素材４に対外提出書類名１を入力する前段階で印刷すれば、基 本デザインのみが表示されているカタログ用表紙Ｄを得ることができる。つまり 、基本デザインを表装紙Ｃとカタログ用表紙Ｄとに共用することができる。

【００３８】 さらに、コンピュータにてカタログ内容を合成処理すると共に、カラープリン ターにて印刷すればカタログ原紙が作成され、カラーコピー機にてカタログ原紙 を複写すれば僅かな部数でのカタログの製作が可能となる。従って、余剰な部数 まで製作する必要がなくなってカタログの製作コストが大幅に低減できると共に 、簡単にカタログ内容及び基本デザイン中の案内説明部10や写真８等を随時新し いものに変更したり追加することができるので、配付する取引企業や新規取引先 への強力なイメージアップを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の対外提出書類用表装紙の実施の一形態
の展開状態を示す正面図である。

【図２】カタログ用表紙の正面図である。

【図３】使用状態を示す斜視図である。

【図４】他の実施の形態を示す要部正面図である。

【図５】別の実施の形態の使用状態を示す斜視図であ
る。

【図６】フローチャート図である。

【符号の説明】

１ 対外提出書類名 ２ 表て表紙 ３ 裏表紙 Ｂ 余白部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カタログとしての基本デザイン、及び、
   見積書・企画書・仕様書等の対外提出書類名１を、表紙
   に合成表示すると共に、表て表紙２と裏表紙３とが連続
   した二つ折り用の一枚の紙葉から成ることを特徴とする
   対外提出書類用表装紙。
2. 【請求項２】 カタログとしての基本デザイン、及び、
   見積書・企画書・仕様書等の対外提出書類名１を、合成
   表示した一枚の表紙から成ることを特徴とする対外提出
   書類用表装紙。
3. 【請求項３】 対外提出書類名１が、基本デザインが施
   された以外の余白部Ｂに、表示されている請求項１又は
   ２記載の対外提出書類用表装紙。
4. 【請求項４】 対外提出書類名１が、基本デザインの内
   部に表示されている請求項１又は２記載の対外提出書類
   用表装紙。
5. 【請求項５】 基本デザイン及び対外提出書類名１が、
   コンピュータによる合成処理と、該コンピュータに接続
   されたカラープリンターによる印刷にて表示された請求
   項１，２，３又は４記載の対外提出書類用表装紙。