JPH03272331A - ビスカスカップリング - Google Patents
ビスカスカップリングInfo
- Publication number
- JPH03272331A JPH03272331A JP2064383A JP6438390A JPH03272331A JP H03272331 A JPH03272331 A JP H03272331A JP 2064383 A JP2064383 A JP 2064383A JP 6438390 A JP6438390 A JP 6438390A JP H03272331 A JPH03272331 A JP H03272331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- plates
- plate
- hub
- viscous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 title claims description 23
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 title claims description 23
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 title claims description 23
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 23
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 14
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 abstract description 10
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 abstract description 7
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/348—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed
- B60K17/35—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches
- B60K17/3505—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with self-actuated means, e.g. by difference of speed
- B60K17/351—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with self-actuated means, e.g. by difference of speed comprising a viscous clutch
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D35/00—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
- F16D35/005—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with multiple lamellae
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［発明の目的］
（産業上の利用分野）
この発明は、粘性流体を介してトルク伝達を行うビスカ
スカップリングに関する。
スカップリングに関する。
（従来の技術）
実開平１−１０９６２６号公報に「粘性流体クラッチ」
が記載されている。これは圧電素子の体積変化を用いた
クラッチによりプレートとハブの間でトルクの断続を行
うビスカスカップリングである。
が記載されている。これは圧電素子の体積変化を用いた
クラッチによりプレートとハブの間でトルクの断続を行
うビスカスカップリングである。
（発明が解決しようとする課題）
このクラッチにおいてプレートとハブは圧電素子の膨張
時に連結され収縮時に切離されるが、粘性流体の粘性に
より連結時はプレートと圧電素子との接触部からの流体
の流出が遅く、圧電素子の収縮時は接触部への流入か遅
い。このため、連結、切離いずれもレスポンスの低下を
招いていた。
時に連結され収縮時に切離されるが、粘性流体の粘性に
より連結時はプレートと圧電素子との接触部からの流体
の流出が遅く、圧電素子の収縮時は接触部への流入か遅
い。このため、連結、切離いずれもレスポンスの低下を
招いていた。
そこで、この発明は、内蔵したクラッチによりトルクの
断続を行えると共に断続のレスポンスを向上できるビス
カスカップリングの提供を目的とする。
断続を行えると共に断続のレスポンスを向上できるビス
カスカップリングの提供を目的とする。
［発明の楕成］
（課題を解決するための手段）
この発明のビスカスカップリングは、相対回転自在に配
置された第１．第２の伝達部材と、粘性流体が封入され
た作動室と、この作動室内で交互配置された第１．第２
のプレートとを備え、第１、第２プレート間での粘性流
体の粘性抵抗を介して伝達部材間のトルク伝達を行なう
ビスカスカップリングにおいて、少な（ともいずれかの
プレートと伝達部材との間の伝達力調整を行なうために
配置され、このクラッチ板を押圧して締結する外部操作
可能な締結手段とを備え、前記クラッチ板とプレートと
の間の接触部間に粘性流体を導く通路を設けたことを特
徴とする。
置された第１．第２の伝達部材と、粘性流体が封入され
た作動室と、この作動室内で交互配置された第１．第２
のプレートとを備え、第１、第２プレート間での粘性流
体の粘性抵抗を介して伝達部材間のトルク伝達を行なう
ビスカスカップリングにおいて、少な（ともいずれかの
プレートと伝達部材との間の伝達力調整を行なうために
配置され、このクラッチ板を押圧して締結する外部操作
可能な締結手段とを備え、前記クラッチ板とプレートと
の間の接触部間に粘性流体を導く通路を設けたことを特
徴とする。
（作用）
締結手段によりクラッチ板の締結又は開放を行うと該当
するプレートは伝達部材に連結され、又は連結を解除さ
れる。いずれの動作時も粘性流体は通路を通ってプレー
トとクラッチ板との間の接触部から容易に排出され又は
流入して接触部の接触及び離脱が迅速に行われる。
するプレートは伝達部材に連結され、又は連結を解除さ
れる。いずれの動作時も粘性流体は通路を通ってプレー
トとクラッチ板との間の接触部から容易に排出され又は
流入して接触部の接触及び離脱が迅速に行われる。
（実施例）
第１因ないし第３図により一実施例の説明をする。
第３図はこの実施例を用いた四輪駆動（４ＷＤ）車の動
力系を示す。以下、車両左右の方向は第１図での上下の
方向であり、同図右方はこの車両の前方（第３図の上方
）に相当する。なお、番号を附さない部材等は図示され
ていない。
力系を示す。以下、車両左右の方向は第１図での上下の
方向であり、同図右方はこの車両の前方（第３図の上方
）に相当する。なお、番号を附さない部材等は図示され
ていない。
先ず、第３図の動力系の説明をする。
この動力系は、エンジン１、トランスミッション３、フ
ロントデフ５（前輪側のデファレンシャル装り、左右の
前輪７，９、トランスファ１１、プロペラシャフト１３
、実施例のビスカスカップリング１５、リヤデフ１７（
後輪側のデファレンシャル装置）、左右の後輪１９．２
１などから構成されている。
ロントデフ５（前輪側のデファレンシャル装り、左右の
前輪７，９、トランスファ１１、プロペラシャフト１３
、実施例のビスカスカップリング１５、リヤデフ１７（
後輪側のデファレンシャル装置）、左右の後輪１９．２
１などから構成されている。
次に、ビスカスカップリング１５の構成を説明する。
ハウジング２３（第１の伝達部材）とハブ２５（第２の
伝達部材）は相対回転自在に配置されている。ハウジン
グ２３は一体のフランジ部２７によりプロペラシャフト
１３側に連結され、エンジン１からの駆動力により回転
駆動される。ハブ２５はリヤデフ１７側のドライブピニ
オンシャフト２９にスプライン嵌合している。このシャ
フト２９はベアリング３１を介してリヤデフエアのキャ
リヤ３３に支承されており、ハウジング２３はベアリン
グ３５を介してシャフト２９に支承されている。シャフ
ト２９の前端にはロックナツト３７とワッシャ３９が取
付けられ、ハウジング２３には止め輪４１が取付けられ
ている。ハウジング２３とハブ２もとの間には後側から
押圧部材４３が軸方向移動自在に貫入している。
伝達部材）は相対回転自在に配置されている。ハウジン
グ２３は一体のフランジ部２７によりプロペラシャフト
１３側に連結され、エンジン１からの駆動力により回転
駆動される。ハブ２５はリヤデフ１７側のドライブピニ
オンシャフト２９にスプライン嵌合している。このシャ
フト２９はベアリング３１を介してリヤデフエアのキャ
リヤ３３に支承されており、ハウジング２３はベアリン
グ３５を介してシャフト２９に支承されている。シャフ
ト２９の前端にはロックナツト３７とワッシャ３９が取
付けられ、ハウジング２３には止め輪４１が取付けられ
ている。ハウジング２３とハブ２もとの間には後側から
押圧部材４３が軸方向移動自在に貫入している。
これらの部材２３，２５．４３の間には作動室４５が形
成され、高粘度のシリコンオイル（粘性流体）が封入さ
れている。部材２３．４３間及び部材２３．２５間には
それぞれＸリング４７，４９（断面がＸ字状のシール）
が配置され、又部材２５．４３間には０リング５１が配
置されて、作動室４５を液密に保っている。
成され、高粘度のシリコンオイル（粘性流体）が封入さ
れている。部材２３．４３間及び部材２３．２５間には
それぞれＸリング４７，４９（断面がＸ字状のシール）
が配置され、又部材２５．４３間には０リング５１が配
置されて、作動室４５を液密に保っている。
第１図（ｂ）に拡大して示したように、この作動室４５
の内部にはアウタープレート５３（第１のプレート）と
インナープレート５５（第２のプレート）が交互に配置
されている。プレート５３はハウジング２３内周のスプ
ライン５７に軸方向移動自在に係合している。プレート
５５の内Ｒ側には多板クラッチ５９（第３のプレート）
がプレート５５と交互に配置されている。この多板クラ
ッチ５９は端から交互に配置されたクラッチ板６１とス
ペーサ６３とからなり、クラッチ板６］はハブ２５外周
のスプライン６５に軸方向移動自在に係合している。ハ
ブ２５には多板クラッチ５９の前側に止め輪６６が取付
けられ、多板クラッチ５９の後側には押圧部材４３の右
端がスプライン６５に軸方向移動自在に係合している。
の内部にはアウタープレート５３（第１のプレート）と
インナープレート５５（第２のプレート）が交互に配置
されている。プレート５３はハウジング２３内周のスプ
ライン５７に軸方向移動自在に係合している。プレート
５５の内Ｒ側には多板クラッチ５９（第３のプレート）
がプレート５５と交互に配置されている。この多板クラ
ッチ５９は端から交互に配置されたクラッチ板６１とス
ペーサ６３とからなり、クラッチ板６］はハブ２５外周
のスプライン６５に軸方向移動自在に係合している。ハ
ブ２５には多板クラッチ５９の前側に止め輪６６が取付
けられ、多板クラッチ５９の後側には押圧部材４３の右
端がスプライン６５に軸方向移動自在に係合している。
従って、押圧部材４３はハブ２５と一体に回転する。
第２図（ａ）に示したように、インナープレート５５外
縁側には第１スリツト６７が又内縁側には第２スリツト
６９（通路）が設けられている。
縁側には第１スリツト６７が又内縁側には第２スリツト
６９（通路）が設けられている。
スリット６９は多板クラッチ５つの−点鎖線７１で示し
た外周より径方向外側に出ている。又、第２図（ｂ）
（ｃ）に示したようにクラッチ板６１の両面には径
方向の溝７３（通路）が設けられており、この溝７３は
第２図（Ｃ）にプレート５５の一点鎖線７５で示した内
周より径方向内側に出ている。スペーサ６３の両面にも
ｆＩ４７３と同様な溝（通路）が設けられている。
た外周より径方向外側に出ている。又、第２図（ｂ）
（ｃ）に示したようにクラッチ板６１の両面には径
方向の溝７３（通路）が設けられており、この溝７３は
第２図（Ｃ）にプレート５５の一点鎖線７５で示した内
周より径方向内側に出ている。スペーサ６３の両面にも
ｆＩ４７３と同様な溝（通路）が設けられている。
押圧部材４３が前方へ移動するとプレート５５とクラッ
チ板６１．スペーサ６３が止め輪６６との間で押圧され
て多板ツチ５つが連結され、プレート５５がハブ２５に
連結される。押圧部材４３の押圧が解除されると多板ク
ラッチ５９が開放されプレート５５はハブ２５から切離
される。
チ板６１．スペーサ６３が止め輪６６との間で押圧され
て多板ツチ５つが連結され、プレート５５がハブ２５に
連結される。押圧部材４３の押圧が解除されると多板ク
ラッチ５９が開放されプレート５５はハブ２５から切離
される。
このような多板クラッチ５９の連結と連結解除とに際し
て、プレート５５．クラッチ板６１．スペーサ６３間に
形成された接触部７９には、スリット６９と溝７３（及
びスペーサの溝）からシリコンオイルが容易に排出され
又流入する。従って、シリコンオイルの粘性による多板
クラッチ５９の作動遅れが極めて短く、トルク断続のレ
スポンスが向上する。
て、プレート５５．クラッチ板６１．スペーサ６３間に
形成された接触部７９には、スリット６９と溝７３（及
びスペーサの溝）からシリコンオイルが容易に排出され
又流入する。従って、シリコンオイルの粘性による多板
クラッチ５９の作動遅れが極めて短く、トルク断続のレ
スポンスが向上する。
ハウジング２３の左方にはキャリヤ３３の前端部外周に
リング状のシリンダ８１が嵌合し支持されている。シリ
ンダ８１とキャリヤ３３との間には０リング８３が、又
ハウジング２３との間にはシール８５が配置されている
。
リング状のシリンダ８１が嵌合し支持されている。シリ
ンダ８１とキャリヤ３３との間には０リング８３が、又
ハウジング２３との間にはシール８５が配置されている
。
シリンダ８１にはピストン８７が軸方向摺動自在に嵌合
している。ピストン８７とシリンダ８１の摺動部は０リ
ング８９．９１により液密に保たれている。こうして、
アクチュエータ９３（締結手段）が構成されている。ピ
ストン８７はベアリング９５を介して押圧部材４３に連
結されている。
している。ピストン８７とシリンダ８１の摺動部は０リ
ング８９．９１により液密に保たれている。こうして、
アクチュエータ９３（締結手段）が構成されている。ピ
ストン８７はベアリング９５を介して押圧部材４３に連
結されている。
押圧部材４３の回転はベアリング９５により遮断されピ
ストン８７を回転させない。
ストン８７を回転させない。
アクチュエータ９３の油圧ポート９７には圧力源から制
御弁装置を介して油圧が供給され、ベアリング９５を介
して押圧部材４３を右方へ移動させ、上記のように、多
板クラッチ５９を締結させる。油圧を増減すればこの締
結力が調節され、油圧供給を停止すれば多板クラッチ５
９は開放される。アクチュエータ９３のこのような操作
は運転席から手動操作可能か又は操舵条件や路面条件に
応じて自動操作可能に構成されている。
御弁装置を介して油圧が供給され、ベアリング９５を介
して押圧部材４３を右方へ移動させ、上記のように、多
板クラッチ５９を締結させる。油圧を増減すればこの締
結力が調節され、油圧供給を停止すれば多板クラッチ５
９は開放される。アクチュエータ９３のこのような操作
は運転席から手動操作可能か又は操舵条件や路面条件に
応じて自動操作可能に構成されている。
こうして、ビスカスカップリング１５が構成されている
。
。
次に、ビスカスカップリング１５の機能を説明する。
多板クラッチ５９が締結されると、プレート５５はこの
締結力に応じた強さでハブ２５に連結される。ハウジン
グ２３の回転はシリコンオイルの剪断抵抗によりプレー
ト５３からプレート５５に伝達され、多板クラッチ５９
を介して１１ブ２５を回転させる。このとき、プレート
５３．５５間の回転差が大きいとこの差動は大きく制限
されて大きなトルクが伝達され、回転差が小さいと差動
は大きく許容されて伝達トルクは小さくなる。
締結力に応じた強さでハブ２５に連結される。ハウジン
グ２３の回転はシリコンオイルの剪断抵抗によりプレー
ト５３からプレート５５に伝達され、多板クラッチ５９
を介して１１ブ２５を回転させる。このとき、プレート
５３．５５間の回転差が大きいとこの差動は大きく制限
されて大きなトルクが伝達され、回転差が小さいと差動
は大きく許容されて伝達トルクは小さくなる。
多板クラッチ５９をロック状態にするとプレー）５３．
５５間の回転差とハウジング２３とハブ２５間の回転差
とが等しくなり最大の伝達トルクを与えるトルク伝達特
性が得られる。多板クラッチ５９の締結力を弱めればそ
の滑りにより伝達トルクは小さくなり、トルク伝達特性
を調節することができる。
５５間の回転差とハウジング２３とハブ２５間の回転差
とが等しくなり最大の伝達トルクを与えるトルク伝達特
性が得られる。多板クラッチ５９の締結力を弱めればそ
の滑りにより伝達トルクは小さくなり、トルク伝達特性
を調節することができる。
上記のように、多板クラッチ５９の開閉が迅速であるか
ら、ビスカスカップリング１５の連結及び解除のレスポ
ンスは速い。又、多板クラッチ５９の約半数をスペーサ
６３にしトルク伝達から除外したから多板クラッチ５９
開放時のビスカスカップリング１５のドラグトルク（シ
リコンオイルの粘性による引摺りトルク）は小さい。但
し、全てをクラッチ板６１て構成することもできる。
ら、ビスカスカップリング１５の連結及び解除のレスポ
ンスは速い。又、多板クラッチ５９の約半数をスペーサ
６３にしトルク伝達から除外したから多板クラッチ５９
開放時のビスカスカップリング１５のドラグトルク（シ
リコンオイルの粘性による引摺りトルク）は小さい。但
し、全てをクラッチ板６１て構成することもできる。
次に、ビスカスカップリング１５の機能を第３図の車両
の動力性能に即して説明する。
の動力性能に即して説明する。
エンジン１の回転はトランスミッション３で変速されフ
ロントデフ５から左右の前輪７．９に分割出力される。
ロントデフ５から左右の前輪７．９に分割出力される。
多板クラッチ５９を締結状態にするとエンジン１からの
駆動力はビスカスカップリング１５を介してリヤデフエ
アに伝達され左右の後輪１９，２１に分割出力され、４
ＷＤ走行可能な状態になる。
駆動力はビスカスカップリング１５を介してリヤデフエ
アに伝達され左右の後輪１９，２１に分割出力され、４
ＷＤ走行可能な状態になる。
この４ＷＤ走行状態であっても、良路走行中のように前
後輪間の回転差が小さいとビスカスカップリング１５の
特性により後輪１９．２１側へはほとんど駆動力が伝達
されず、車両は２輪駆動（２ＷＤ）走行状態となり、燃
費が向上する。しかし、悪路などで前輪７，９が空転し
前後輪間の回転差が大きくなるとビスカスカップリング
１５を介して後輪１９．２１側に駆動力が伝達され、悪
路脱出性が向上する。
後輪間の回転差が小さいとビスカスカップリング１５の
特性により後輪１９．２１側へはほとんど駆動力が伝達
されず、車両は２輪駆動（２ＷＤ）走行状態となり、燃
費が向上する。しかし、悪路などで前輪７，９が空転し
前後輪間の回転差が大きくなるとビスカスカップリング
１５を介して後輪１９．２１側に駆動力が伝達され、悪
路脱出性が向上する。
前後輪間に生しる小さな回転差はビスカスカップリング
１５で吸収されるから、円滑な旋回が行えると共に車庫
入れのような低速急旋回の際のタイトコーナーブレーキ
ング現象が防止される。
１５で吸収されるから、円滑な旋回が行えると共に車庫
入れのような低速急旋回の際のタイトコーナーブレーキ
ング現象が防止される。
多板クラッチ５９を開放すると、上記のようにドラグト
ルクによる後輪１９．２１の連れ回りが実質的になくな
り、車両は２ＷＤ走行状態となる。
ルクによる後輪１９．２１の連れ回りが実質的になくな
り、車両は２ＷＤ走行状態となる。
この状態ではビスカスカップリング１５による前後輪間
の制動力の干渉が防止され、例えばアンチロックブレー
キシステムの正常な機能が保護される。
の制動力の干渉が防止され、例えばアンチロックブレー
キシステムの正常な機能が保護される。
ビスカスカップリング１５による車両の２ＷＤ４ＷＤの
切換は迅速であり操縦性や安全性か向上する。
切換は迅速であり操縦性や安全性か向上する。
なお、接触部７９に設ける通路は、例えばプレート５５
に溝を設はクラッチ板６１、スペーサ６３にスリットを
設けてもよく、通路はプレート５５、又はクラッチ板６
１、スペーサ６３のいずれか一方に設けてもよい。又、
これらのスリットと溝は回転方向に傾斜させてもよい。
に溝を設はクラッチ板６１、スペーサ６３にスリットを
設けてもよく、通路はプレート５５、又はクラッチ板６
１、スペーサ６３のいずれか一方に設けてもよい。又、
これらのスリットと溝は回転方向に傾斜させてもよい。
スリット溝のコーナを面取りしたりアール付けすること
もできる。
もできる。
［発明の効果］
この発明のビスカスカップリングは、内蔵した多板クラ
ッチによりトルク伝達特性の調節とトルクの断続とが行
え、通路によりクラッチの接触部に対する粘性流体の排
出と流入とが容易に行われるからトルク調節のレスポン
スが速い。
ッチによりトルク伝達特性の調節とトルクの断続とが行
え、通路によりクラッチの接触部に対する粘性流体の排
出と流入とが容易に行われるからトルク調節のレスポン
スが速い。
第１図（ａ）は一実施例の断面図、同図（ｂ）は同図（
ａ）部分拡大図、第２図（ａ）はインカープレートの平
面図、同図（ｂ）、（ｃ）はそれぞれクラッチ板の側面
図と平面図、第３図はこの実施例を用いた車両の動力系
を示すスケルトン機構図である。 ２３・・・ハウジング（第１の伝達部材）２５・・・ハ
ブ（第２の伝達部材） ４５・・・作動室 ５３・・・アウタープレート（第１のプレート）５５・
・・インナープレート（第２のプレート）５９・−・多
板クラッチ ６９・・・スリット（通路） ７３・・・溝（通路）７
９・・・接触部 ９３・・・アクチユエータ（締結手段
）図面の浄杏
ａ）部分拡大図、第２図（ａ）はインカープレートの平
面図、同図（ｂ）、（ｃ）はそれぞれクラッチ板の側面
図と平面図、第３図はこの実施例を用いた車両の動力系
を示すスケルトン機構図である。 ２３・・・ハウジング（第１の伝達部材）２５・・・ハ
ブ（第２の伝達部材） ４５・・・作動室 ５３・・・アウタープレート（第１のプレート）５５・
・・インナープレート（第２のプレート）５９・−・多
板クラッチ ６９・・・スリット（通路） ７３・・・溝（通路）７
９・・・接触部 ９３・・・アクチユエータ（締結手段
）図面の浄杏
Claims (1)
- 相対回転自在に配置された第１、第２の伝達部材と、粘
性流体が封入された作動室と、この作動室内で交互配置
された第１、第２のプレートとを備え、第１、第２プレ
ート間での粘性流体の粘性抵抗を介して伝達部材間のト
ルク伝達を行なうビスカスカップリングにおいて、少な
くともいずれかのプレートと伝達部材との間の伝達力調
整を行なうために配置され、このクラッチ板を押圧して
締結する外部操作可能な締結手段とを備え、前記クラッ
チ板とプレートとの間の接触部間に粘性流体を導く通路
を設けたことを特徴とするビスカスカップリング。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2064383A JPH03272331A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | ビスカスカップリング |
| AT0046691A AT402226B (de) | 1990-03-16 | 1991-03-05 | Viskokupplung |
| DE4107240A DE4107240C2 (de) | 1990-03-16 | 1991-03-07 | Viskokupplung |
| US07/669,880 US5161658A (en) | 1990-03-16 | 1991-03-14 | Viscous coupling |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2064383A JPH03272331A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | ビスカスカップリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03272331A true JPH03272331A (ja) | 1991-12-04 |
Family
ID=13256736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2064383A Pending JPH03272331A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | ビスカスカップリング |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5161658A (ja) |
| JP (1) | JPH03272331A (ja) |
| AT (1) | AT402226B (ja) |
| DE (1) | DE4107240C2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4442117C2 (de) * | 1994-11-25 | 1999-12-16 | Man Nutzfahrzeuge Ag | Steuerbare Differentialsperre |
| US5598908A (en) * | 1995-06-05 | 1997-02-04 | Gse, Inc. | Magnetorheological fluid coupling device and torque load simulator system |
| DE10101407C1 (de) * | 2001-01-13 | 2002-06-20 | Gkn Viscodrive Gmbh | Viscokupplung |
| DE10226248B3 (de) * | 2002-06-13 | 2004-01-29 | Gkn Viscodrive Gmbh | Steuerbare Viscokupplung |
| WO2014164977A1 (en) | 2013-03-13 | 2014-10-09 | Mana Industries, Inc. | Differential assembly for vehicles |
| CN114810855B (zh) * | 2022-04-21 | 2023-12-12 | 中国北方车辆研究所 | 一种自带液压动力切断装置的液粘离合器 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6018623A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-30 | Aisin Warner Ltd | 摩擦式自動発進装置 |
| JPS6338720A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-19 | Yamaha Motor Co Ltd | 湿式多板クラツチ装置 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2743792A (en) * | 1951-10-11 | 1956-05-01 | Richard B Ransom | Rotary motion resisting device |
| US3025686A (en) * | 1961-05-24 | 1962-03-20 | Robert P Lewis | Clutch discs |
| GB2169673B (en) * | 1985-01-11 | 1989-04-05 | Ferodo Ltd | Improvements in or relating to clutch facings |
| AT383876B (de) * | 1985-09-11 | 1987-09-10 | Steyr Daimler Puch Ag | Lamelle fuer fluessigkeitsreibungskupplungen |
| JPS6298033A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-05-07 | Honda Motor Co Ltd | 粘性継手 |
| AT385329B (de) * | 1986-07-02 | 1988-03-25 | Steyr Daimler Puch Ag | Fluessigkeitsreibungskupplung |
| JPS63163040A (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-06 | Honda Motor Co Ltd | トルク伝達装置 |
| DE3702299C1 (de) * | 1987-01-27 | 1988-03-10 | Viscodrive Gmbh | Fluessigkeitsreibungskupplung |
| JPH0542653Y2 (ja) * | 1987-11-05 | 1993-10-27 | ||
| DE3743474A1 (de) * | 1987-12-22 | 1989-07-13 | Viscodrive Gmbh | Zuschaltbare fluessigkeitsreibungskupplung |
| DE3834555C1 (en) * | 1988-10-11 | 1989-09-14 | Uni-Cardan Ag, 5200 Siegburg, De | Optionally engageable fluid friction coupling |
| DE4036230C2 (de) * | 1989-11-27 | 1995-01-05 | Viscodrive Japan | Schaltbare Viskokupplung |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP2064383A patent/JPH03272331A/ja active Pending
-
1991
- 1991-03-05 AT AT0046691A patent/AT402226B/de not_active IP Right Cessation
- 1991-03-07 DE DE4107240A patent/DE4107240C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-03-14 US US07/669,880 patent/US5161658A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6018623A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-30 | Aisin Warner Ltd | 摩擦式自動発進装置 |
| JPS6338720A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-19 | Yamaha Motor Co Ltd | 湿式多板クラツチ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4107240A1 (de) | 1991-09-19 |
| ATA46691A (de) | 1994-01-15 |
| DE4107240C2 (de) | 1995-04-27 |
| US5161658A (en) | 1992-11-10 |
| AT402226B (de) | 1997-03-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0542653Y2 (ja) | ||
| US4832145A (en) | Four wheel-drive anti-locking braking | |
| EP1978284B1 (en) | Vehicle limited slip differential | |
| JPH03272331A (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPH0523210B2 (ja) | ||
| JPH0722494Y2 (ja) | ビスカスカップリング | |
| CN202001521U (zh) | 旋转传动联轴器、设有该联轴器的变速器总成及机动车辆 | |
| JP3175259B2 (ja) | 駆動力伝達装置 | |
| JPH0730797B2 (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPH03177626A (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPS61197843A (ja) | 差動歯車装置 | |
| JP2002266982A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH02107847A (ja) | 可変ロック式車両用差動装置及びその相対回転防止手段 | |
| JPH0411865Y2 (ja) | ||
| JPH03177625A (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPH04254021A (ja) | ４輪駆動車の駆動連結装置 | |
| JPH03109136A (ja) | ハブクラッチ | |
| JPH03177627A (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPH03292423A (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPH0349307Y2 (ja) | ||
| JPH0819977B2 (ja) | ビスカスカップリング | |
| JP2523568Y2 (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPH0464727A (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPH02146321A (ja) | ビスカスカップリング | |
| JPH03287419A (ja) | 動力伝達装置 |