JPH03271012A - 能動型サスペンション - Google Patents

能動型サスペンション

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JPH03271012A
JPH03271012A JP6904490A JP6904490A JPH03271012A JP H03271012 A JPH03271012 A JP H03271012A JP 6904490 A JP6904490 A JP 6904490A JP 6904490 A JP6904490 A JP 6904490A JP H03271012 A JPH03271012 A JP H03271012A
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JP
Japan
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fluid pressure
piping
pressure cylinder
cylinder
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP6904490A
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Inventor
Kenro Takahashi
建郎 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願発明は、車体及び車輪間に介挿した流体シリンダの
作動を姿勢変化等に応じて制御するようにした能動型サ
スペンションに係り、とくに、左右輪での配管長の違い
に因る特性のばらつきを補正した能動型サスペンション
に関する。
〔従来の技術] 従来、車両の能動型サスペンションとしては、例えば本
出願人が先に実開平1−116813号で提案したもの
(考案の名称は「圧力制御弁」)が知られている。
この公報で開示されている能動型サスペンションは、車
体及び車輪間に取り付けた油圧シリンダと、この油圧シ
リンダの圧力室と配管を介して接続され該圧力室の作動
圧を制御可能な圧力制御弁と、この圧力制御弁に作動圧
を供給する油圧源と、圧力制御弁を姿勢変化に応して駆
動させる制御手段とを有するとともに、油圧シリンダの
圧力室は減衰弁を介してアキュムレータに接続されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような能動型サスペンションを車両
に搭載する際、レイアウト上の制約などに因って圧力制
御弁及び油圧シリンダ間の配管長を左右輪で変えざるを
得ない場合があるが、このような場合、前述した従来の
能動型サスペンションのように、同一仕様の圧力制御弁
或いはアクチュエータ(油圧シリンダ及び絞り、アキュ
ムレータ)を用いると、電流入力に対する圧力制御弁の
制御圧の周波数応答特性(以下、ri−P周波数特性」
という〉及びアクチュエータ加振時の伝達力特性(以下
、「加振周波数特性」という)の油圧基本特性に差が生
じ、同一姿勢制御であっても左右輪の制御特性がばらつ
いてしまうという未解決の問題があった。
本願発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、
その解決しようとする課題は、制御弁からアクチュエー
タに至る配管長が左右輪で相違する場合でも、この配管
長の違いに起因した流体圧特性の相違を殆ど無くし、制
御特性のばらつきを防止することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本出願の請求項(+)記載の
発明は、各車輪及び車体間に個別に取り付けられた流体
圧シリンダと、流体圧供給装置から吐出される作動流体
圧を制御して前記流体圧シリンダに個別に供給可能な制
御弁とを備えた能動型サスペンションにおいて、前記制
御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右輪で異
なる場合、両配管の流動抵抗が一致するように、配管長
が短い方の配管の少なくとも一部の内径を長い方の配管
の内径に比べて細く形成している。
請求項(2)記載の発明では、各車輪及び車体間に個別
に取り付けられた流体圧シリンダと、流体圧供給装置か
ら吐出される作動流体圧を制御して前記流体圧シリンダ
に個別に供給する制御弁とを備え、前記流体圧シリンダ
夫々のシリンダ室に減衰バルブを介してアキュムレータ
を取り付けた能動型サスペンションにおいて、前記制御
弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右輪で異な
る場合、左右輪配管における等他流体キャパシタンスが
一致するように、配管長が短い方の前記流体圧シリンダ
に取り付けられたアキュムレータの容量を、長い方の前
記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの容
量に比べて小さく形成している。
さらに請求項(3)記載の発明では、各車輪及び車体間
に個別に取り付けられた流体圧シリンダと、流体圧供給
装置から吐出される作動流体圧を制御して前記流体圧シ
リンダに個別に供給する制御弁とを備え、前記流体圧シ
リンダ夫々のシリンダ室に減衰バルブを介してアキュム
レータを取り付けた能動型サスペンションにおいて、前
記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右輪
で異なる場合、左右輪配管における等価流体キャパシタ
ンスが一致するように、配管長が短い方の前記流体圧シ
リンダに取り付けられたアキュムレータの封入圧を、長
い方の前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレ
ータの封入圧に比べて低くしている。
さらに、請求項(4)記載の発明では、各車輪及び車体
間に個別に取り付けられた流体圧シリンダと、流体圧供
給装置から吐出される作動流体圧を制御して前記流体圧
シリンダに個別に供給する制御弁とを備え、前記流体圧
シリンダ夫々のシリンダ室に減衰バルブを介してアキュ
ムレータを取り付けるとともに、前記制御弁は、前記流
体圧供給装置側に接続された供給、戻りポート及び前記
流体圧シリンダ側に接続された出力ポートを有する3方
スプール弁であって、このスプール弁の一端にパイロッ
ト圧を供給し、他端に出力ポートから出力される制御圧
をフィードバックするとともに、前記出力ポートにオリ
フィスを設けた構造の能動型サスペンションにおいて、
前記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右
輪で異なる場合、左右輪配管における等価ダンピング定
数が一致するように、配管長が短い方の前記流体圧シリ
ンダに取り付けられたアキュムレータの容量を長い方の
前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの
容量に比べで小さくし、且つ、配管長が短い方の前記制
御弁内のオリフィスの径を長い方の前記制御弁内のオリ
フィスの径に比べて小さく形成している。
さらに請求項(5)記載の発明では、各車輪及び車体間
に個別に取り付けられた流体圧シリンダと、流体圧供給
装置から吐出される作動流体圧を制御して前記流体圧シ
リンダに個別に供給する制御弁とを備え、前記流体圧シ
リンダ夫々のシリンダ室に減衰バルブを介してアキュム
レータを取り付けるとともに、前記制御弁は、前記流体
圧供給装置側に接続された供給、戻りポート及び前記流
体圧シリンダ側に接続された出力ポートを有する3方ス
プール弁であって、このスプール弁の一端にパイロット
圧を供給し、他端に出力ポートから出力される制御圧を
フィードバンクするとともに、前記出力ポートにオリフ
ィスを設けた構造の能動型サスペンションにおいて、前
記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右輪
で異なる場合、左右輪配管における等価ダンピング定数
が一致するように、配管長が短い方の前記流体圧シリン
ダに取り付けられたアキュムレータの封入圧を長い方の
前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの
封入圧に比べて低くし、且つ、配管長が短い方の前記制
御弁内のオリフィスの径を長い方の前記制御弁内のオリ
フィスの径に比べて小さくしている。
さらに請求項(6)記載の発明では、各車輪及び車体間
に個別に取り付けられた流体圧シリンダと、流体圧供給
装置から吐出される作動流体圧を制御して前記流体圧シ
リンダに個別に供給する制御弁とを備え、前記流体圧シ
リンダ夫々のシリンダ室に減衰バルブを介してアキュム
レータを取り付けた能動型サスペンションにおいて、前
記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右輪
で異なる場合、左右輪配管における等価ダンピング定数
が一致するように、配管長が短い方の前記流体圧シリン
ダに取り付けられたアキュムレータの容量を長い方の前
記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの容
量に比べて小さくし、且つ、配管長が短い方の前記流体
圧シリンダに取り付けられた減衰バルブの流動抵抗を長
い方の前記流体圧シリンダに取り付けられた減衰バルブ
の流動抵抗よりも大きくしている。
さらに請求項(7)記載の発明では、各車輪及び車体間
に個別に取り付けられた流体圧シリンダと、流体圧供給
装置から吐出される作動流体圧を制御して前記流体圧シ
リンダに個別に供給する制御弁とを備え、前記流体圧シ
リンダ夫々のシリンダ室に減衰バルブを介してアキュム
レータを取り付けた能動型サスペンションにおいて、前
記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右輪
で異なる場合、左右輪配管における等価ダンピング定数
が一致するように、配管長が短い方の前記流体圧シリン
ダに取り付けられたアキュムレータの封入圧を長い方の
前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの
封入圧に比べて低くし、且つ、配管長が短い方の前記流
体圧シリンダに取り付けられた減衰バルブの流動抵抗を
長い方の前記流体圧シリンダに取り付けられた減衰バル
ブの流動抵抗よりも大きくしている。
〔作用〕 制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右輪で
異なる場合、通常、i −P周波数特性については、高
周波側領域において配管長の長い方のゲインが短い方の
それに比べて低下し、加振周波数特性については、全周
波数領域において配管長の長い方の減衰定数が短い方の
それに比べて高くなる。
そこで、請求項(1)記載の発明では、配管長が短い方
の配管の少な(とも一部の内径を細く形成することによ
り、流動抵抗を高め、両配管の基本油圧特性を一致させ
ている。したがって、左右輪で制御特性がばらつくこと
がない。
また、請求項(2)、 (3)記載の発明では、路面か
らの高周波の振動人力は流体圧シリンダに取り付けた減
衰バルブ及びアキュムレータによって吸収される。この
アキュムレータの容量を小さくしたり、封入圧を下げる
と、少なくとも加振周波数特性の全周波数域で減衰定数
を高められる。そこで、制御弁から流体圧シリンダに至
る配管の長さが左右輪で異なる場合、配管長が短い方の
流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの容量
を小さくしたり、その封入圧を下げることにより、左右
輪配管における等価流体キャパシタンスを一致させ、加
振周波数特性を合わせている。このため、少なくとも路
面側の振動人力に対する減衰特性に左右のばらつきを生
しることがない。
請求項(4)(5)記載の発明では、路面からの高周波
の振動入力は流体圧シリンダに取り付けた減衰バルブ及
びアキュムレータによって吸収されるとともに、悪路走
行などに伴う比較的低周波の振動人力は制御弁のスプー
ルの微動によって作動油が流体圧供給装置側との間で流
通され、その際、オリフィスを通過することで積極的に
減衰される。
この内、請求項(4)記載の発明では、アキュムレータ
の容量を小さくすると、加振周波数特性の全周波数域(
特に高周波側周波数以下)で減衰定数が高められるとと
もに、制御弁内のオリフィスの径を小さくする(ダンピ
ング定数大)と、加振周波数特性については全域(特に
高周波側)で減衰定数大となる。そこで、配管の長さが
左右輪で異なる場合、配管長が短い方の流体圧シリンダ
に取り付けられたアキュムレータの容量を小さくし且つ
オリフィスの径を小さくすることにより、少なくとも、
加振周波数特性について全域で減衰定数の増大を図り、
左右輪配管における等価ダンピング定数を一致させてい
る。このため、左右輪の減衰制御特性にばらつきを生し
ることがない。
また請求項(5)記載の発明では、アキュムレータの封
入圧を小さくすると、加振周波数特性の全域(特に高周
波側周波数以下)で減衰定数が高められる。そこで、配
管の長さが左右輪で異なる場合、配管長が短い方の流体
圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの封入圧を
小さくし且つオリフィスの径を小さくすることにより、
請求項(4)記載の発明と同様に左右輪配管における等
価ダンピング定数がほぼ等しくなり、減衰制御特性のば
らつきの袖正がなされる。
請求項(6)(7)記載の発明では、路面からの高周波
の振動人力は流体圧シリンダに取り付けた減衰バルブ及
びアキュムレータによって吸収される。
この内、請求項(6)記載の発明では、アキュムレータ
の容量を小さくすると、加振周波数特性の全域(特に高
周波イリリ周波数以下)で減衰定数を高められるととも
に、減衰バルブの流動抵抗を大きくすると、加振周波数
特性については全域(特に高周波側)で減衰定数大とな
る。そこで、配管の長さが左右輪で異なる場合、配管長
が短い方の流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレ
ータの容量を小さくし且つ減衰バルブの流動抵抗を増加
させることにより、加振周波数特性については全域で減
衰定数の増大を図り、左右輪配管における等価ダンピン
グ定数を一致させている。このため、左右輪の減衰制御
特性にばらつきを生しることがない。
また請求項(7)記載の発明では、アキュムレータの封
入圧を小さくすると、加振周波数特性の全域(特に高周
波側周波数以下)で減衰定数が高められる。そこで、配
管の長さが左右輪で異なる場合、配管長が短い方の流体
圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの封入圧を
小さくし且つ減衰バルブの流動抵抗を大きくすることに
より、請求項(6)記載の発明と同様に左右輪配管にお
ける等価ダンピング定数を合致させて、減衰制御特性の
ばらつきの補正がなされている。
〔実施例〕
以下、本願発明の一実施例を添付図面の第1図乃至第1
0図に基づき説明する。
第1図において、10FL−10RRは前左〜後右車輪
を、12は各車輪10FL〜10RRに連設した車輪側
部材を、14は車体側部材を夫々示す。この車両は、各
車輪側部材12と車体側部材14との間にアクチュエー
タ部が介挿された、油圧式能動型サスペンション16を
装備している。
能動型サスペンション16はその油圧系として、油圧供
給装置24(流体圧供給装置)と、この油圧供給装置2
4の負荷側に介挿された圧力保持部26と、この圧力保
持部26の負荷倶1に前、後輪側に対応して装備された
アキュムレータ28,28と、車輪10FL−10RR
に対応して装備された圧力制御弁(制御弁)30FL〜
30RR及び油圧シリンダ(流体シリンダ)32FL〜
32RRと、油圧シリンダ32FL〜32RRに接続さ
れた絞り34FL〜34RR及びアキュムレータ36F
L〜36RRとを備えている。また、この能動型サスペ
ンション16はその制御系として、姿勢制御のための加
速度センサ38と、システムの電気系を制御するコント
ローラ40とを少なくとも有している。なお図中、42
は、車輪側部材12及び車体側部材14間に設けられ、
車体の静荷重を支持するコイルスプリングである。
前記油圧供給装置24は、作動油を貯蔵するりザーパタ
ンク50と、エンジンを回転駆動源とする油圧ポンプ5
2とを含む。油圧ポンプ52の吸い込み側は配管56に
よりタンク50に接続される一方、吐出側は供給側配管
56に接続される。
また、タンク50に接続された戻り側配管58と供給側
配管50との間には、所定リリーフ圧のリリーフ弁60
が設けられている。
油圧供給装置24から出た供給側配管56は、圧力保持
部26に至る。圧力保持部26は、供給側配管56に挿
入されたチエツク弁64と、戻り側配管58に挿入され
たオペレートチエツク弁66とを有する。
オペレートチエツク弁66は、パイロット操作形の逆止
弁であって、チエツク弁64の供給側下流圧をパイロッ
ト圧PPとして開閉する構造になっている。即ち、パイ
ロット圧Pp (圧力制御弁30FL〜30RRへの供
給圧P、に等しい)が本実施例では設定リリーフ圧PN
  (例えば作動中立圧)を越えるときに開状態となっ
て戻り側配管58を連通し、設定リリーフ圧P、以下の
ときに閉状態となって配管58を遮断する。
さらに、供給側配管56は作動圧保持部26の下流側に
おいて、前輪10FL、  10FIII、後輪10R
L、10RRに対応して分岐し、比較的大容量のアキュ
ムレータ28に接続された後、さらに左右輪に対応して
分岐し、圧力制御弁30FL〜30RRの後述する供給
ポートに至る。また、圧力制御弁30FL〜30RRの
後述する戻りポートは、戻り側配管58を通って、図示
の如く左右輪1前後輪で夫々合流し、オペレートチエツ
ク弁66を介してタンク50に至る。
圧力制御弁30FL〜30RRの夫々は、第2図に示す
ようにパイロット操作形の比例電磁減圧弁であって、3
方スプール弁を含む弁ハウジング71及び比例ソレノイ
ドドア2を備えている。
弁ハウジング71の中央部に穿設された挿通孔71Aに
は、メインスプール73とポペット74が摺動可能に挿
入され、メインスプール73の両端の圧力室Fu、  
フィードバック室FLにはオフセットスプリング75A
、75Bが挿入されている。なお、図中、71Aaは固
定絞りである。弁ハウジング71は、メインスプール7
3のランド73a、73bに対向する位置に、挿通孔7
1Aに連通した状態で供給ポート76S、戻すポート7
6r、出力ポードア6oを夫々形成している。
またポペット74と圧力室Fuとの間には、所定径の弁
座71Baを有する隔壁71Bによってパイロット室C
が形成されている。
供給ポート76sはパイロット通路71 Sを介してパ
イロット室Cに連通し、パイロット室Cは弁座71Ba
、  ドレン通路71tを介して戻りポート’76rに
連通している。出力ポードア60はフィードバック通路
73tを介してフィードバック室F Lに連通している
。また、供給ポート76S、戻りポート76rは夫々、
供給側配管56゜戻り側配管5Bに接続され、出力ポー
ドア6oが油圧配管78を介して油圧シリンダ32FL
(〜32RR)のシリンダ室に接続されている。
出力ポードア60にはダンパー用のオリフィス絞りPC
Oが設けられており、この絞りPCOの径は、油圧シリ
ンダ32FL (〜32RR)側からI Hz前後の圧
力変動人力があったときに、最も大きな減衰力を発生ず
るように設定されている。なお、図中、Qc、Qp及び
Q、も絞りである。
一方、比例ソレノイド72は、軸方向に移動可能なプラ
ンジャ72Aと、このプランジ+72Aを駆動する励磁
コイル72Bとを有する。この励磁コイル72Bが指令
電流iによって励磁されると、プランジャ72Aが移動
して前記ポペット74を付勢し、この付勢具合によって
弁座71Baを通る作動油の流量、即ちパイロット室C
の圧力を調整できるようになっている。
このため、比例ソレノイド72による押圧力がポペット
74に加えられている状態で、フィードバック室FL、
圧力室Fuの圧力が釣り合うと、スプール73は出力ポ
ードア60と供給ポート76s、戻りポート76rとの
間を遮断する図示のスプール位置をとる。そこで、指令
電流iの大小によりパイロット室Cの圧力が調整され、
このパイロット圧に応じてフィードバック室FL、圧力
室Fuの周圧力が釣り合うまでスプール73が微動して
調圧動作が行われるから、出力ポードア60から出力さ
れる制御圧P。を第3図に示すように制御できる。
一方、両室F。、FLの圧力が釣り合っている状態で、
出力ポードア6oの圧力が変動すると、両室F、、FL
の圧力バランスが崩れる。しかし、周圧力が平衡するま
でスプール73が軸方向に微動し、作動油を油圧供給装
置24と油圧シリンダ32FL(〜32RR)との間で
流通させ、このときのオリフィス絞りP、。のダンパー
作用により所定限度までの圧力変動を吸収できる。
油圧シリンダ32FL〜32RRの各々は第1図に示す
ように、そのシリンダチューブ32aに、ピストン32
bにより隔設されたシリンダ室りを有し、シリンダチュ
ーブ32aの下端が車輪側部材12に取り付けられ、ピ
ストンロッド32cの上端が車体側部材14に取り付け
られている。シリンダ室しは、比較的高周波数のハネ下
共振域の加振入力を吸収するため、絞り34 PL (
〜34RR)を介してアキュムレータ36FL(〜36
RR)に連通させている。本実施例では、油圧シリンダ
32PL (〜32RR)、絞り34FL(〜34RR
)及びアキュムレータ36FL(〜36RR)により各
輪のアクチュエータ部が構成される。
加速度センサ38は車体の所定位置に装備され、車体に
作用する横方向2前後方向、上下方向の加速度に応じた
信号をコントローラ40に出力する。
一方、コントローラ40は、演算処理用のマイクロコン
ピュータを含んで構成され、加速度検出信号に基づき従
来周知(例えば特開昭63−227411号参照)の所
定処理を実行して姿勢変化を抑制する指令値を演算し、
指令電流i、・・・、iを圧力制御弁30FL〜30R
Rに供給する。また、コントローラ40の電源は、イグ
ニッションスイッチがオフ状態となったときには、自己
保持タイマによって所定時間(例えば数十柱)、電源の
投入状態が継続される。
本実施例の能動型サスペンション16においては、圧力
制御弁30FL〜30RRと油圧シリンダ321?L〜
32RRとを繋ぐ配管78の長さの相違に起因して生し
る油圧特性を解析し、この解析結果に基づいて配管78
及びアクチュエータ部の配管抵抗1等価流体キャパシタ
ンス及び等価ダンピング定数を左右輪毎に一致させてい
る。
まず、上記解析に用いた計算式を説明する。本油圧シス
テムの油圧制御部分の特性を決定する要素について、モ
デル化し線形近似した。所謂線形解析モデルを示すと第
4図に示すようになる。同図において、 F5 :供給圧力、P、:戻り圧力、 KX :流量ゲイン(xsに対する)、に、:流量ゲイ
ン(PCに対する)、 M、ニスプール質量、αニスプール移動に伴う等価質量
、C,ニスプールダンピング定数、Ksニスプールハネ
定数、X、ニスプール変位、A。
ニスプール受圧面積、 M、:配管油柱質量、RC:配管粘性抵抗、AC:配管
油路断面積、A、ニジリンダ受圧面積。
Rゎ :減衰バルブ抵抗、に、:アキュムレータ作動室
特性、 Pp :パイロット圧、P、:圧力制御弁出力ポート圧
力(制御圧)、Qc :圧力制御弁出力ポート流量、P
l ニジリンダ内圧力、V、:加振速度。
P、:アキュムレータ内圧力、Q、:アキュムレータ流
入流量、 である。
上記線形モデルにおいて、圧力制御弁30FL〜30R
Rは、■:パイロット弁弁理時特性有する、■: Pc
/Ppオリフィスはダンピング効果(C5)のみとする
、■:供給側動作点で考察する、という仮定を導入する
と、以下の基礎式が得られる。
(M、+α) xs十Cs大、+Ksx。
−A、(P、−PC) QC=に、x、−に、Pc また、負荷については、配管の油柱慣性と粘性抵抗のみ
を考慮すると、以下の基礎式が得られる。
Mc Qc /Ac =Ac  (Pc  P−Rc 
Qc )Qc −A−V−+Qb P−Pb −Rb Qb Pb −Kb  S Qb dt が得られる。
そこで、圧力制御弁30FL〜30RRに供給する指令
電流iに対するシリンダ内圧力の周波数特性(i−1周
波数特性)を表現する特性式、即ちパイロット圧P2に
対するシリンダ内圧P、の関係式は、 のようになり、また、シリンダ加振時のシリンダ内圧力
変動の周波数特性(加振周波数特性という)を表現する
特性式、即ちシリンダ加振速度■1に対するシリンダ内
圧Paの関係式は、のようになる。ここで、 F、、−1 Fz’  −Aa  Fzz F2.’  −A、  F21 である。Sはラプラス演算子である。
上述した(1)、 (2)式によりi −1周波数特性
及び加振周波数特性が周波数領域で計算できるので、こ
れを各パラメータを変えて行ったところ、第5図乃至第
10図に示す結果が得られた。
これをパラメータ別に検討する。第5図(a) (b)
は配管78の長さが異なる場合の本油圧システムの基本
特性(i−1周波数特性、加振周波数特性)の−例を示
している。これによると、配管長が長い場合、短い方に
比べ、i−1周波数特性の高周波側(約311z〜)で
ゲインが低下し、加振周波数特性の全周波数領域で減衰
定数が大きくなる。
また、第6図(a)(b)は配管78の内径を変更した
場合のi−P周波数特性、加振周波数特性の一例を夫々
示している。この場合も、配管内径が小さいときは、大
きい方に比べて、i−P周波数特性の高周波側(約2 
Hz以上)でゲインが低下し、加振周波数特性の全周波
数領域で減衰定数が大きくなる。
これらの第5,6図の特性変化から、配管長が短い場合
には、配管内径を細くすることによって、高周波側での
ゲインを下げ且つ減衰定数を全周波数領域で増やし、配
管長が短い方の基本特性を長い方の特性にほぼ一致させ
ることができる。この内径を細くするに際しては、配管
78の一部のみを細くするとしてもよいし、全体を細く
するとしてもよい。
また、第7図(a)(b)は油圧シリンダ32FL 〜
32RRに取り付けられたアキュムレータ36FL〜3
6RRの容量を変えた場合のi−P周波数特性、加振周
波数特性の一例を示している。さらに、第8図(a)(
b)はアキュムレータ36FL〜36RRの封入圧を変
えた場合のi−P周波数特性、加振周波数特性の一例を
示している。これによると、アキュムレータ容量が小に
なる又はアキュムレータ封入圧が低くなると、i −P
周波数特性の全周波数領域(特に約5 Hz以下)でゲ
インが向上し、加振周波数特性の全周波数領域(特に約
5 Hz以下)で減衰定数が大きくなる。
これらの第7,8図の特性変化と前述した第5図のもの
を考え合わせると、少なくとも、配管長が短い場合の加
振周波数特性は、アキュムレータ容量を小さくする又は
その封入圧を下げることで、減衰定数を大とし、配管長
が長い方の特性にほぼ一致させることができる。
さらに、第9図(a)(b)は圧力制御弁30FL〜3
0RR内のダンピング定数を変更(オリフィスPCOの
径を変更)した場合のi−P周波数特性、加振周波数特
性の一例を示している。これによると、スプールダンピ
ング定数が大きくなる(オリフィスPCOの径が小)と
、i −P周波数特性の高周波側周波数(約3.5 H
z )以下でゲインが向上し、その高周波側周波数以上
でゲインが低下するとともに、加振周波数特性の全周波
数域(特に約5 Hz以上)で減衰定数が大となる。
そこで、この第9図の特性変化と第7.8図のものとを
組み合わせ、且つ、第5図の特性を考慮すると、■:ア
キュムレータ容量小且つスプールダンピング定数大、■
:アキュムレータ封入圧低且つスプールダンピング定数
大の場合夫々において、全周波数領域でほぼ均等に減衰
定数大とすることができ、少なくとも、配管長の短い方
の加振周波数特性を長い方に精度良く一致させることが
できる。また、i−P周波数特性については、約51(
z以上において、配管長の短い方を長い方の特性に合わ
せられる。
さらに、第1O図(a) (b)は油圧シリンダ32F
L〜32RRに取り付けられた減衰バルブ34FL〜3
4RRの流動抵抗を変えた場合のi−P周波数特性。
加振周波数特性の一例を示している。これによると、減
衰バルブの流動抵抗が大きくなると、11周波数特性の
高周波側周波数(約2 Hz )以下でゲインが低下し
、その高周波側周波数以上でゲインが向上するとともに
、加振周波数特性の高周波側(約211z以上)で減衰
定数が大となる。
そこで、これら第10図の特性変化と第7.8図のもの
とを組み合わせ、且つ、第5図の特性を考慮すると、■
:アキュムレータ容量小且つ減衰バルブ流動抵抗大、■
:アキュムレータ封入圧低且つ減衰バルブ流動t1(抗
大の場合夫々において、全周波数領域で減衰定数を大と
でき、少なくとも、配管長の短い方の加振周波数特性を
長い方に一致させることができる。また、i−P周波数
特性については、数11z以下において、配管長の短い
方を長い方の特性に合わせられる。
以上説明した原理に基づき、左右輪で基本抽圧特性が一
致するように予め補正されている。
次に、本第実施例の動作を説明する。
いま、良路を定速直進走行しているものとする。
この状態では、油圧供給装置24の吐出側からりリーフ
弁60で設定されるライン圧の作動油が供給側配管56
を介して作動圧保持部26に供給され、オペレートチエ
ツク弁66も開状態を維持し、油圧源側と負荷側との間
で作動油の流通が可能になっている。
この直進走行では、コントローラ40は加速度センサ3
8の検出値に基づき例えば指令電流i・・・、i=i、
を出力するから、各圧力制御弁30FL〜30RRの出
力する制御抑圧P c −P Nとなり、この圧力PN
が抽圧シリンダ32FL〜32RRのシリンダ室りに供
給される。このため、車体はシリンダ圧力P、に基づく
車高値をもってフラットに保持される。
このとき、路面に細かな凹凸があり、路面側から車輪1
0FL−10RRにバネ下共振周波数域の高周波の振動
人力があったとする。これにより、抽圧シリンダ32F
L〜32RRのシリンダ室りの圧力も振動人力に応じて
脈動する。しかし、この高周波の脈動に伴って作動浦が
減衰バルブ34FL〜34RRを介してアキュムレータ
36FL〜36RRとの間で各々往来するから、その圧
力変動が減衰バルブ34FL〜34RRにより減衰され
て、振動入力を吸収でき、車体側への振動伝達を抑制す
ることができる。
さらに、うねり路や悪路を走行し、例えばハネ上共振周
波数域の比較的低周波数の振動入力が車両に作用したと
する。これに応して各油圧シリンダ32FL〜32RR
の作動圧も比較的多くの油量変化を伴って変動するので
、シリンダ室りに連設したアキュムレータ36FL〜3
6RRの応答性に合わず、かかる圧力変化を吸収できな
い。このため、低周波の圧力変動はシリンダ室りから配
管7日を伝わって圧力制御弁30FL〜30RRの出力
ポードア60に伝わる。このため、圧力制御弁30FL
〜30RR内のフィードバック室F、の圧力が圧力制御
室F、の圧力よりも上昇又は下降するから、前述したよ
うにメインスプール73が軸方向に微動して作動油をタ
ンク50側に戻し又はシリンダ室りに供給する。このと
き、出力ポードア6oに設けたオリフィスPCOによっ
て減衰力を発生させるから、シリンダ室の低周波の圧力
変動を適宜吸収でき、車体のフワフワした姿勢変動を抑
制できる。
上述した圧力制御弁30Fl、〜30R1?のスプール
移動によっても圧力変動を吸収しきれないときは、車体
が上下方向にt□動することになる。しかし、この上下
方向の隅動は加速度センサ38によって上下加速度とし
て検出され、コントローラ40では所定の処理プログラ
ムによって車体の絶対上下速度が演算され、この上下速
度に比例した指令電流iが圧力制御弁30FL〜30R
Rに夫々出力される。このため、圧力制御弁30FL〜
30RRは指令電流iに比例した制御圧Pcを抽圧シリ
ンダに供給するが、この制御圧PCによる力は外力とは
位相が異なるため、該外力を減衰させて、上下方向の揺
動を能動的に抑制できる。
一方、直線走行から例えば旋回走行に移行すると、この
旋回に伴って発生する横加速度が加速度センサ38によ
って検出される。このため、コントローラ40は所定の
姿勢変化プログラムを実行して外輪側の圧力制御弁30
FL、  30RL (又は3OFR,30RR)に中
立値iNよりも高い値の指令電流i、iを出力し、内輪
側の圧力制御弁30PR。
30RR(又は30FL、  30RL)に中立値iN
よりも低い値の指令電流i、iを出力する。これにより
、圧力制御弁30r’L〜301?Rは指令電流iに比
例した制御圧PCを出力するので、外輪側の油圧シリン
ダ32FL、  32RL (又は32FR,32RR
)の作動圧が高められて車体の沈み込みに対抗する力が
発生され、内輪側の油圧シリンダ32F1132RR(
又は32PL、  32RL)の作動圧が下げられて車
体の浮き上がりを助長しない。したがって、車体のロー
ルを的確に抑制できる。
さらに、加速走行、減速走行を行った場合にも、加速度
センサ38からの前後加速度信号に基づき、車体の前後
方向の変化を抑制するシリンダ圧の制御が実施される。
この走行状態から停車し、イグニッションスイッヂをオ
フ状態にしたとすると、エンジンが停止し、油圧ポンプ
52の回転も停止する。これにより、油圧供給装置24
の供給圧P、が低下するので、圧力制御弁30FL〜3
0RRへの供給圧が所定値P、まで低下した時点でオペ
レートチエ・ンク弁66が閉状態となる。つまり、オペ
レートチエ・ンク弁66とチエツク弁64が共働して負
荷側の圧力を所定圧P、で封じ込め、車高値を保持する
本実施例では、前述したように配管78の長さが左右輪
で異なる場合でも、前述した各種のチュニングパラメー
タを変化させることで、左右輪毎に油圧基本特性(又は
加振周波数特性)を一致させているので、振動人力の減
衰制御及び姿勢制御などに伴う制御結果が左右輪でばら
つくという状態を確実に排除でき、それらの制御精度を
格段に向上させることができる。
なお、本願発明に適用する能動型サスペンションは、前
述した第1図記載の構成に限定されることなく、例えば
必要に応じて油圧シリンダ32FL〜32RRに減衰バ
ルブ34FL〜34RR及びアキュムレータ36FL〜
36RRを取り付けない構成のものであってもよいし、
また圧力制御弁30PL〜30RRの出力ポートにダン
ピングオリフィスを設けない構成のものであってもよい
。そのような場合には、前述した油圧基本特性の補正に
おけるチュニングパラメータの変更は、配管長の違いに
よる特性の相違状況に応じて、前述したもの全部を又は
適宜なものを選択2組み合わせて行うものである。
また、油圧基本特性の内、i −P周波数特性の配管長
の相違に対する特性合わせは、コントローラ40内の駆
動回路や電流アンプの電気的特性を補正することによっ
ても可能である。
さらに、本願発明は、前述した実施例記載のように作動
流体としてオイルを使用するものに限定されることなく
、非圧縮性の空気を用いる構成であってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項(1)〜(7)記載の発明
にあっては、制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長
さが異なる場合、チューニングパラメータとして、配管
の径(請求項(1))、アキュムレータの容量(請求項
(2))、アキュムレータの封入圧(請求項(3))、
アキュムレータの容量と制御弁内のオリフィスによるダ
ンピング定数の組合セ(請求項(4))、アキュムレー
タの封入圧と制御弁内のオリフィスによるダンピング定
数の組合せ(請求項(5))、アキュムレータの容量と
減衰バルブの流動抵抗の組合せ(請求項(6))、及び
、アキュムレータの封入圧と減衰バルブの流動抵抗の組
合せ(請求項(7))を適宜選択し、配管長の短い力゛
のパラメータを調整することにより、配管長の短い方の
油圧特性を長い方の油圧特性に合わせることができるか
ら、したがって、この補正チューニングによって、設計
上の都合などから左右輪で配管長が異なる場合でも、配
管長の相違に因る油圧特性のばらつきを解消でき、高精
度なサスペンション制御を実現できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本願発明の一実施例を示す図であ
って、第1図はシステム全体の概略構成図、第2図は圧
力制御弁の断面図、第3図は圧力制御弁の出力特性図、
第4図は圧力制御弁及び油圧シリンダ間の線形化したモ
デル図、第5図(a) (b)乃至第10図(a) (
b)は夫々、チューニングパラメータを変更したときの
i −P周波数特性及び加振周波数特性を示すグラフで
ある。 12・・・車輪側部材、14・・・車体側部材、16・
・・能動型サスペンション、24・・・油圧供給装置、
30FL〜30RR・・・圧力制御弁、321?L〜3
2RR・・・油圧シリンダ、34FL〜34RR・・・
減衰バルブ、36FL〜36RR・・・アキュムレータ
、73・・・メインスプール、76s・・・供給ポート
、76r・・・戻りポート、76o・・・出力ポート、
78・・・配管、P co・・・オリフィス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各車輪及び車体間に個別に取り付けられた流体圧
    シリンダと、流体圧供給装置から吐出される作動流体圧
    を制御して前記流体圧シリンダに個別に供給可能な制御
    弁とを備えた能動型サスペンションにおいて、 前記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右
    輪で異なる場合、両配管の流動抵抗が一致するように、
    配管長が短い方の配管の少なくとも一部の内径を長い方
    の配管の内径に比べて細く形成したことを特徴とする能
    動型サスペンション。
  2. (2)各車輪及び車体間に個別に取り付けられた流体圧
    シリンダと、流体圧供給装置から吐出される作動流体圧
    を制御して前記流体圧シリンダに個別に供給する制御弁
    とを備え、前記流体圧シリンダ夫々のシリンダ室に減衰
    バルブを介してアキュムレータを取り付けた能動型サス
    ペンションにおいて、 前記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右
    輪で異なる場合、左右輪配管における等価流体キャパシ
    タンスが一致するように、配管長が短い方の前記流体圧
    シリンダに取り付けられたアキュムレータの容量を、長
    い方の前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレ
    ータの容量に比べて小さく形成したことを特徴とする能
    動型サスペンション。
  3. (3)各車輪及び車体間に個別に取り付けられた流体圧
    シリンダと、流体圧供給装置から吐出される作動流体圧
    を制御して前記流体圧シリンダに個別に供給する制御弁
    とを備え、前記流体圧シリンダ夫々のシリンダ室に減衰
    バルブを介してアキュムレータを取り付けた能動型サス
    ペンションにおいて、 前記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右
    輪で異なる場合、左右輪配管における等価流体キャパシ
    タンスが一致するように、配管長が短い方の前記流体圧
    シリンダに取り付けられたアキュムレータの封入圧を、
    長い方の前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュム
    レータの封入圧に比べて低くしたことを特徴とする能動
    型サスペンション。
  4. (4)各車輪及び車体間に個別に取り付けられた流体圧
    シリンダと、流体圧供給装置から吐出される作動流体圧
    を制御して前記流体圧シリンダに個別に供給する制御弁
    とを備え、前記流体圧シリンダ夫々のシリンダ室に減衰
    バルブを介してアキュムレータを取り付けるとともに、
    前記制御弁は、前記流体圧供給装置側に接続された供給
    、戻りポート及び前記流体圧シリンダ側に接続された出
    力ポートを有する3方スプール弁であって、このスプー
    ル弁の一端にパイロット圧を供給し、他端に出力ポート
    から出力される制御圧をフィードバックするとともに、
    前記出力ポートにオリフィスを設けた構造の能動型サス
    ペンションにおいて、前記制御弁から流体圧シリンダに
    至る配管の長さが左右輪で異なる場合、左右輪配管にお
    ける等価ダンピング定数が一致するように、配管長が短
    い方の前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレ
    ータの容量を長い方の前記流体圧シリンダに取り付けら
    れたアキュムレータの容量に比べて小さくし、且つ、配
    管長が短い方の前記制御弁内のオリフィスの径を長い方
    の前記制御弁内のオリフィスの径に比べて小さく形成し
    たことを特徴とする能動型サスペンション。
  5. (5)各車輪及び車体間に個別に取り付けられた流体圧
    シリンダと、流体圧供給装置から吐出される作動流体圧
    を制御して前記流体圧シリンダに個別に供給する制御弁
    とを備え、前記流体圧シリンダ夫々のシリンダ室に減衰
    バルブを介してアキュムレータを取り付けるとともに、
    前記制御弁は、前記流体圧供給装置側に接続された供給
    、戻りポート及び前記流体圧シリンダ側に接続された出
    力ポートを有する3方スプール弁であって、このスプー
    ル弁の一端にパイロット圧を供給し、他端に出力ポート
    から出力される制御圧をフィードバックするとともに、
    前記出力ポートにオリフィスを設けた構造の能動型サス
    ペンションにおいて、前記制御弁から流体圧シリンダに
    至る配管の長さが左右輪で異なる場合、左右輪配管にお
    ける等価ダンピング定数が一致するように、配管長が短
    い方の前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレ
    ータの封入圧を長い方の前記流体圧シリンダに取り付け
    られたアキュムレータの封入圧に比べて低くし、且つ、
    配管長が短い方の前記制御弁内のオリフィスの径を長い
    方の前記制御弁内のオリフィスの径に比べて小さくした
    ことを特徴とする能動型サスペンション。
  6. (6)各車輪及び車体間に個別に取り付けられた流体圧
    シリンダと、流体圧供給装置から吐出される作動流体圧
    を制御して前記流体圧シリンダに個別に供給する制御弁
    とを備え、前記流体圧シリンダ夫々のシリンダ室に減衰
    バルブを介してアキュムレータを取り付けた能動型サス
    ペンションにおいて、 前記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右
    輪で異なる場合、左右輪配管における等価ダンピング定
    数が一致するように、配管長が短い方の前記流体圧シリ
    ンダに取り付けられたアキュムレータの容量を長い方の
    前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレータの
    容量に比べて小さくし、且つ、配管長が短い方の前記流
    体圧シリンダに取り付けられた減衰バルブの流動抵抗を
    長い方の前記流体圧シリンダに取り付けられた減衰バル
    ブの流動抵抗よりも大きくしたことを特徴とする能動型
    サスペンション。
  7. (7)各車輪及び車体間に個別に取り付けられた流体圧
    シリンダと、流体圧供給装置から吐出される作動流体圧
    を制御して前記流体圧シリンダに個別に供給する制御弁
    とを備え、前記流体圧シリンダ夫々のシリンダ室に減衰
    バルブを介してアキュムレータを取り付けた能動型サス
    ペンションにおいて、 前記制御弁から流体圧シリンダに至る配管の長さが左右
    輪で異なる場合、左右輪配管における等価ダンピング定
    数が一致するように、配管長が短い方の前記流体圧シリ
    ンダに取り付けられたアキュムレータの封入圧を長い方
    の前記流体圧シリンダに取り付けられたアキュムレータ
    の封入圧に比べて低くし、且つ、配管長が短い方の前記
    流体圧シリンダに取り付けられた減衰バルブの流動抵抗
    を長い方の前記流体圧シリンダに取り付けられた減衰バ
    ルブの流動抵抗よりも大きくしたことを特徴とする能動
    型サスペンション。
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