JPH03268993A - 記録材料 - Google Patents

記録材料

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JPH03268993A
JPH03268993A JP2178446A JP17844690A JPH03268993A JP H03268993 A JPH03268993 A JP H03268993A JP 2178446 A JP2178446 A JP 2178446A JP 17844690 A JP17844690 A JP 17844690A JP H03268993 A JPH03268993 A JP H03268993A
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JP
Japan
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group
electron
sheet
aqueous solution
colorless dye
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JP2178446A
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English (en)
Inventor
Katsumi Araki
勝己 荒木
Masanobu Takashima
正伸 高島
Shunsaku Azuma
東 俊作
Masato Satomura
里村 正人
Naoto Yanagihara
直人 柳原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は記録材料に関し、特に発色性および保存性を向
上させた記録材料に関する。
(従来技術) 電子供与性無色染料と電子受容性化合物を使用した記録
材料は、怒圧紙、感熱紙、怒光感圧紙、通電感熱記録紙
、感熱転写紙等として既によく知られている。たとえば
英国特許2140449、米国特許4480052、同
4436920、特公昭60−23992、特開昭57
−179836、同60−123556、同60−12
3557などに詳しい。
記録材料として、近年(11発色濃度および発色感度、
(2)発色体の堅牢性などの特性改良に対する研究が鋭
意行われている。
本発明者らは、電子供与性無色染料、電子受容性化合物
のそれぞれについて、その油溶性、水への溶解度、分配
係数、pKa、置換基の極性、置換基の位置、混用での
結晶性、溶解性の変化などの特性に着目し、良好な記録
材料用素材および記録材料の開発を追求してきた。
(発明の目的) 従って本発明の目的は発色性および保存性が良好で、し
かもその他の具備すべき条件を満足した素材を用いた記
録材料を提供することである。
(発明の構成) 本発明の目的は、電子供与性無色染料として、6位にア
ミン残基又はアミド残基を含むアルキル基で置換された
アミノ基を有するフルオラン誘導体を含有する事を特徴
とする記録材料により達成された。
本発明に係わるフルオラン誘導体のうち、黒色〜緑色の
色相を得るためには、2位と6位の両方ともがアミノ基
で置換されていることが好ましい。
5位、7位は発色色相および発色濃度の点から水素原子
であることが好ましい。
なかでも下記一般式(I)で表されるものが好ましい。
S   R (式中、R,、R,およびR1はアルキル基、アルケニ
ル基、アラルキル基、アルキニル基、アリール基、水素
原子を、R2は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、
ハロゲン原子を、R4は水素原子、アルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、アリール基、アルコキシ基、ア
リールオキシ基、アルキルチオ基、ハロゲン原子、置換
アミノ基、シアノ基、ニトロ基、アシル基、トリハロメ
チル基、スルファモイル基を、lは1がら5の整数を、
R6は水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、アシル基、アルキル
スルホニル基、アリールスルホニル基、アルコキシカル
ボニル基、アリールオキシカルボニル基、置換カルバモ
イル基を、環Aはへテロ原子を含んでいてもよい芳香酸
を、Rはエーテル、チオエーテル、エステル結合を含ん
でいてもよい直鎖又は分岐のアルキレンを表す、キサ7
に ンテン環または環Aを同一または異種の置換基を複数個
有していてもよく、その場合の置換基はアルコキシ基、
ハロゲン原子、ニトロ基を表す、又、R1とR4は互い
に結合して環を形成してもよく、その際酸素原子、硫黄
原子、窒素原子を有する5員〜12員環を表す、) 上記一般式(1)において、R1およびR3で表される
基は更に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキ
ルチオ基、ハロゲン原子、置換アミノ基、シアノ基、ニ
トロ基、アシル基、トリハロメチル基、スルファモイル
基、ヘテロ環残基等で置換されていてもよい。
R1としては、 H、CH3、CnHzn−IYZ 。
(nは2から10の整数、mは1から5の整数、Yおよ
びZは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
アルキルチオ基、ハロゲン原子、置換アミノ基、シアノ
基、ニトロ基、アシル基、トリハロメチル基、スルファ
モイル基、ヘテロ環残基等を表す)が好ましい。
R1およびR1として特にはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ベンジル基、ブチル基、フェニル基、トリル基
等が好ましい。
上式中、R2て表される基は、水素原子、炭素原子数1
から5のアルキル基、炭素原子数1から5のアルコキシ
基、ハロゲン原子が好ましく、特にメチル基、エチル基
、塩素原子、水素原子が好ましい。
上式中、R5で表される基は水素原子、炭素原子数1〜
8のアルキル基が好ましく、特には水素原子、メチル基
が好ましい、R1が水素原子の場合、R4は水素原子ま
たは炭素原子数1〜8のアルキル基が好ましい、Rコが
メチル基の場合、R4はトリフルオロメチル基、ニトロ
基、シアノ基、スルファモイル基などが好ましい。
上式中、環Aば、ベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン
環、ピラジン環、インドール環なとが好ましく、特には
ベンゼン環が好ましい。
更に環Aは、アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シ
アノ基、アルコキシ基等を存していてもよい。
上式中、 R。
で示される基は、 −CnHgn−sYZ 。
nH1n −CnHznOC++Hzs +YZ  、 一〇O□R1+ (nは2からlOの整数、mは1から5の整数、!、p
、qはそれぞれ独立にOがらloの整数、YおよびZけ
水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アリール基、アルコキン基、アリールオキシ基、アルキ
ルチオ基、ハロゲン原子、置換アミノ基、シアノ基、ニ
トロ基、アシル基、トリハロメチル基、スルファモイル
基、ヘテロ環残基等を表す、Xは、酸素原子、硫黄原子
、スルホニル基、スルフィニル基を、Arはアリール基
を、R1,1゜、11はアルキル基、アリール基を、R
11,は水素原子、アルキル基、アリール基を表す、) 上式中、Rで表される基は、炭素原子数1から10のエ
ーテル、チオエーテル、エステル結合を含んでいてもよ
い直鎖又は分岐のアルキレンが好ましく、特に炭素原子
数1から6の直鎖のアルキレンが好ましい。
本発明に係わるフルオラン誘導体の具体例を示すが本発
明はこれらに限定されるものではない。
CH。
C,H。
zHs (2) CH3 Ct’As (5) L (3) C!1ls (6) C,H雫−勇 C友■。
C!l(。
CtHs C1K。
(10) C3H1−Il Js C,HS などが挙げられる。
本発明に係わる電子供与性無色染料は従来より公知のト
リフェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合
物、フェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化
合物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム
系化合物、トリフェニルメタン系化合物、トリアゼン系
化合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物な
ど各種の化合物と併用できる。
フタリド類の具体例は米国再発行特許明細書第23.0
24号、米国特許明細書筒3.491111号、同第3
,491,112号、同第3゜491.116号および
同第3,509.174号、フルオラン類の具体例は米
国特許明細書第3゜624,107号、同第3,627
,787号、同第3,641,011号、同第3,46
2,828号、同第3,681.390号、同第3,9
20.510号、同第3.959,571号、スビロジ
ピラン類の具体例は米国特許明細書第3971.808
号、ピリジン系およびピラジン系化合物類は米国特許明
細書第3,775.424号、同第3,853,869
号、同第4.246318号、フルオレン系化合物の具
体例は特願昭61−240989号等に記載されている
本発明の記録材料に用いられる電子受容性化合物として
は、フェノール誘導体、サリチル酸誘導体、芳香族カル
ボン酸の金属塩、酸性白土、ベントナイト、ノボラック
樹脂、金属処理ノボラック樹脂、金属錯体などが挙げら
れる。
これらの例は特公昭40−9309号、特公昭45−1
4039号、特開昭52−140483号、特開昭48
−51510号、特開昭57−210886号、特開昭
58−87089号、特開昭59−11286号、特開
昭60−176795号、特開昭61−95988号等
に記載されている。
電子受容性化合物の例としては、ビスフェノールA、2
.2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へブ
タン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン
、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−エチ
ルヘキサン、1.1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキ
シフェニル)−2−エチルブタン、ビス(3−アリル−
4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1.7−ビス(4
−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサへブタ
ン、(4−ヒドロキシフェニル)=(4−イソプロポキ
シフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ルエステル、2.4ジヒドロキシ安息香酸−β−フェノ
キシエチルエステル、2.4−ジヒドロキシ安息香酸−
α−メチル−β−(3−メトキシフェノキシ)エチルエ
ステル、1.3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、2−(2,4−ジヒドロキジフェニル)−2−フ
ーニルブロバン、3.5−ビス(α−羊メチルベンジル
)サリチル酸亜鉛等があげられる。
本発明の記録材料を感熱紙に用いる場合には、特開昭6
2−144,989号、特願昭62−244.883号
明細書等に記載されているような形態をとる。具体的に
は、電子供与性無色染料および電子受容性化合物は分散
媒中で10μ以下、好ましくは3μ以下の粒径まで粉砕
分散して用いる。分散媒としては、一般に0.5ないし
10%程度の濃度の水溶高分子水溶液が用いられ分散は
ボールミル、サンドミル、横型サンドミル、アトライタ
、コロイダルミル等を用いて行われる。
使用される電子供与性無色染料と電子受容性化合物の比
は、重量比で1=10から1:1の間が好ましく、さら
には1:5から2=3の間が特に好ましい。
その際、熱応答性を改良するために熱可融性物質を感熱
発色層に含有させることができる。熱可融性物質として
は、芳香族エーテル、チオエーテル、エステル及び又は
脂肪族アミド又はウレイドなどがその代表である。
これらの例は特開昭58−57989号、同58−87
094号、同61−58789号、同62−10968
1号、同62−132674号、同63−151478
号、同63−235961号、特開平1−4447号、
同1−37070号などに記載されている。
熱可融性物質の例としては、フェネチルビフェニルエー
テル、ベンジルオキシナフタレン、ベンジルビフェニル
、1,2−ジフェノキシエタン、1.2−ジーm−)リ
ルオキシエタン、1−フェノキシ−2−P−メトキシフ
ェノキシエタン、1−p−メトキシフェノキシ−2−o
−クロルフェノキシエタン、1.2−ジーP−フルオロ
フェノキシエタン、1.3−ジーP−メトキシフェノキ
シプロパン、1,2−ジ−p−メトキシフェノキシプロ
パン、1−フェノキシ−2−P−メトキシフェノキシプ
ロパン、1−p−メトキシフェノキシエトキシ−2−1
)−メトキシフェノキシエタン、1.2−ジ−p−メト
キシフェニルチオエタン、p−メトキシベンジルオキシ
トリルメタン、(4メトキシベンジルオキシ)−(3−
メチル−4クロルフエニル)メタン、p−クロルベンジ
ルオキシ−P−エトキシフェニルメタンなどが挙げられ
る。
これらは電子供与性無色染料と同時又は電子受容性化合
物と同時に微分散して用いられる。これらの使用量、電
子受容性化合物に対して、20%以上300%以下の重
量比で添加され、特に40に以上150%以下が好まし
い。
このようにして得られた塗液には、さらに種々の要求を
満たす為に必要に応して添加剤が加えられる。添加剤の
例としては記録時の記録ヘッドの汚れを防止するために
、バインダー中に無in料、ポリウレアフィラー等の吸
油性物質を分散させておくことが行われ、さらにヘッド
に対する離型性を高めるために脂肪酸、金属石鹸などが
添加される。したがって一般には、発色に直接寄与する
電子供与性無色染料、電子受容性化合物の他に、熱可融
性物質、顔料、ワックス、帯電防止剤、紫外線吸収剤、
消泡側、導電剤、蛍光染料、界面活性側などの添加剤が
支持体上に塗布され、記録材料が構成されることになる
さらに必要に応して感熱記録層の表面に保護層を設けて
もよい、保護層は必要に応じて、2層以上積層してもよ
い、また支持体のカールバランスを補正するためあるい
は、裏面からの対薬品性を向上させる目的で裏面に保護
層と類位した塗液を塗布してもよい。裏面に接着剤を塗
布し、さらに剥離紙を組み合わせてラベルの形態にして
もよい。
通常、電子供与性無色染料と電子受容性化合物は、バイ
ンダー中に分散して塗布される。バインダーとしては水
溶性のものが一般的であり、ポリビニルアルコール、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、エピクロルヒドリン変性ポリアミド、エチレン−
無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、イソブチレン−無水マレインサリチル酸共重合
体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アミド、メチロー
ル変性ポリアクリルアミド、デンプン誘導体、カゼイン
、ゼラチン等があげられる。またこれらのバインダーに
耐水性を付与する目的で耐水化剤を加えたり、疎水性ポ
リマーのエマルジョン、具体的には、スチレンーブタジ
エンゴムラテソクス、アクリル樹脂エマルジョン等を加
えることもできる。
得られた感熱塗液は、上質紙、下塗り層を有する上質紙
、合成紙、プラスチックフィルム等に塗布される。この
WAJIs−8119で規定される平滑度が500秒以
上、特に800秒以上の支持体を用いるのがドツト再現
性の点から特に好ましい。
支持体上に顔料を主成分とする下塗り層を設ける場合の
顔料としては、一般の有機あるいは無機の顔料が全て使
用できるが、特にJIS−に5101で規定する吸油度
が40cc/100g以上であるものが好ましく、具体
的には炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、タ
ルク、ロウ石、カオリン、焼成カオリン、水酸化アルミ
ニウム、非晶質シリカ、尿素ホルマリン樹脂粉末、ポリ
エチレン樹脂粉末等が挙げられる。
これらの顔料を支持体に塗布する場合、顔料量として2
g/ポ以上、好ましくは、4g/n(以上である。
下塗り層に使用するバインダーとしては、水溶性高分子
および、水不溶性バインダーが挙げられ、バインダーは
1種もしくは2種以上混合して使用してもよい。
水溶性高分子としては、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、デン
プン類、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイン、スチレン
−無水マレイン酸共重合体加水分解物、エチレン−無水
マレイン酸共重合体加水分解物、イソブチレン−無水マ
レイン酸共重合体加水分解物、ポリビニルアルコール、
カルボキシ変性ポリビニルアルコール、ポリアクリルア
ミドなどが挙げられる。
水不溶性バインダーとしては、合成ゴムラテックスある
いは、合成樹脂エマルジョンが一般的であり、スチレン
ーフ゛タジェンゴムラテンクス、アクリロニトリル−ブ
タジェンゴムラテックス、アクリル酸メチループダシエ
ンゴムラテックス、酢酸ビニルエマルジョンなどが挙げ
られる。
バインダーの使用量は顔料に対し、3〜100重量%、
好ましくは5〜50重量%である。下塗り層には、ワッ
クス、消色防止剤、界面活性剤等を添加してもよい。
本発明の添加側として用いられる顔料としてはカオリン
、焼成カオリン、タルク、ろう石、ケイソウ土、炭酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、リトポン、非晶質シリカ、コロイダルシリカ
、焼成石コウ、シリカ、炭酸マグネシウム、酸化チタン
、アルミナ、炭酸バリウム、硫酸バリウム、マイカ、マ
イクロバルーン、尿素−ホルマリンフィラー、ポリエス
テルパーティクル、セルロースフィラー等が挙げられる
金属石鹸としては高級樹脂酸多価金属塩、例えばステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸
カルシウム、オレイン酸亜鉛等があげられる。
また本発明においては、ファクシミリに対するヘッドマ
ツチング性の点から融点40〜120″Cのワックスを
併用する事が好ましい。
ワックスとしては、融点40〜120℃のもので、パラ
フィンワックス、ポリエチレンワックス、カルナバワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス、キャンプリアワ
ックス、モンタンワックス、脂肪酸アミド系ワックスな
どが挙げられる。その中でも、パラフィンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、脂肪
酸アミド系ワックスが好ましく、特に、融点が50〜1
00°Cのパラフィンワックス、モンタンワックス、メ
チロールステアロアミドが好ましい。
ワックスの使用量は、電子供与性無色染料の5〜200
M量%、好ましくは20〜150重量%である。
ヒンダードフェノール化合物としては、少なく七も2ま
たは6位のうち1ヶ以上が分岐アルキル基で置換された
フェノール誘導体が好ましい。
紫外線吸収剤としては、桂皮酸誘導体、ベンゾフェノン
誘導体、ベンゾトリアプリルフェノール誘導体などたと
えば、α−シアノ−β−フェニル桂皮酸ブチル、0−ベ
ンゾトリアゾリルフェノール、0−ベンゾトリアゾリル
−P−クロロフェノール、0−ベンゾトリアゾリル−2
,4−ジーtブチルフェノール、0−ベンゾトリアゾリ
ル−2,4−ジ−t−オクチルフェノールなどがある。
耐水化剤としては、N〜メチロール尿素、Nメチロール
メラミン、尿素−ホルマリン等の水溶性初期縮合物、グ
リオキザール、グルタルアルデヒド等ノジアルデヒド化
合物類、硼酸、硼砂等の無機系架橋剤、ポリアクリル酸
、メチルビニルエーテル−マレイン酸共重合体、イソブ
チレン−無水マレイン酸共重合体等のブレンド熱処理等
があげられる。
保護層に用いる材料としては、ポリビニルアルコール、
カルボキシ変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−ア
クリルアミド共重合体、珪素変性ポリビニルアルコール
、澱粉、変性澱粉、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ゼラチン
類、アラビアゴム、カゼイン、スチレン−マレイン酸共
重合体加水分解物、スチレン−マレイン酸共重合体ハー
フエステル加水分解物、イソブチレン−無水マレイン酸
共重合体加水分解物、ポリアクリルアミド誘導体、ポリ
ビニルピロリドン、ポリスチレンスルフオン酸ソーダ、
アルギン酸ソーダなどの水溶性高分子、およびスチレン
−ブタジェンゴムラテックス、アクリルニトリル−ブタ
ジェンゴムラテックス、アクリル酸メチル−ブタジェン
ゴムラテックス、酢酸ビニルエマルジッン等の水不溶性
ポリマーが用いられる。
また保護層中に、感熱ヘッドとのマツチング性を向上さ
せる目的で、顔料、金属石鹸、ワックス、耐水化剤等を
添加してもよい。
また、保護層を感熱発色層上に塗布する際に、均一な保
護層を得るために界面活性剤を添加してもよい、界面活
性剤としては、スルホコハク酸系のアルカリ金属塩、弗
素含有界面活性剤等が用いられる。具体的には、ジー(
n−ヘキシル)スルホコハク酸、ジー(2−エチルヘキ
シル)スルホコハク酸等のナトリウム塩、またはアンモ
ニウム塩等が好ましいが、アニオン系の界面活性側なら
効果が認められる。
感圧紙に用いる場合には、米国特許第2,505.47
0号、同2,505,471号、同2゜505.489
号、同2,548,366号、同2.712,507号
、同2,730,456号、同2.730.457号、
同3,103.404号、同3,418,250号、同
4,010,038号などの先行特許に記載されている
ように種々の形態をとりうる。最も一般的には電子供与
性無色染料および電子受容性化合物を別々に含有する少
なくとも一対のシートから成る。
カプセルの製造方法については、米国特許2゜800.
457号、同2,800,458号に記載された親水性
コロイドゾルのコアセルベーションを利用した方法、英
国特許867.797号、同950,443号、同98
9,264号、同1091.076号などに記載された
界面重合法あるいは米国特許3,103.404号に記
載された手法等がある。
一般には、電子供与性無色染料を単独又は混合して、溶
媒(アルキル化ナフタレン、アルキル化ジフェニル、ア
ルキル化ジフェニルメタン、アルキル化ターフェニル、
塩素化パラフィンなどの合成油:木綿油、ヒマシ油など
の植物油:動物油:鉱物油あるいはこれらの混合物など
)に溶解し、これをマイクロカプセル中に含有させ、紙
、上質紙、プラスチックシート、樹脂コートテッド紙な
どに塗布することにより発色剤シートをうる。
また電子受容性化合物および必要に応して添加剤を単独
又は混合して、スチレンブタジェンラテックス、ポリビ
ニールアルコールの如きバインダー中に分散させ、顔料
とともに紙、プラスチックシート、樹脂コートテッド紙
などの支持体に塗布することにより顕色側シートを得る
バインダーとしてはカルボキシ変性スチレンブタジェン
ラテックスと水溶性高分子を併用することが、耐光性、
耐水性の点から好ましい、また顔料としては平均粒径5
.0μ以下の炭酸カルシウムを、全顔料の60重量%以
上用いるのが、顕色能の点から好ましい。
電子供与性無色染料および電子受容性化合物の使用量は
所望の塗布厚、感圧記録紙の形態、カプセルの製法、そ
の他の条件によるのでその条件に応して適宜選べばよい
、当業者がこの使用量を決定することは容易である。
(発明の実施例) 以下に実施例を示すが、本発明はこれに限定されるもの
ではない、実施例において特に指定のない限り、重量%
を表す。
実施例−1 1)電子供与性無色染料含有カプセルシートの調製 ポリビニルベンゼンスルホン酸の一部ナトリウム塩(ナ
ショナルスターチ社製、VER5A、Tl2O3)5部
を水95部に溶解する。これに水酸化ナトリウム水溶液
を加えてpH4,0とした。一方電子供与性無色染料の
具体例(8)の化合物を4.5%溶解したジイソプロピ
ルナフタレン100部を前記ポリビニルベンゼンスルホ
ン酸の一部ナトリウム塩の5%水溶液100部に乳化分
散して直径4.0μの粒子サイズをもつ乳化液を得た。
別にメラミン6部、37重量%ホルムアルデヒド水溶液
11部、水30部を60℃に加熱撹拌して透明なメラミ
ンホルムアルビヒド初期重合物の水溶液を得た。この水
溶液を上記乳化液と混合した。撹拌しながらリン酸水溶
液でPHを6. 0にU@節し、液温を65°Cに上げ
6時間攪拌を続けた。このカプセル液を室温まで冷却し
水酸化ナトリウム水溶液でPH9,0にtP1節した。
この分散液に対して10重量%ポリビニルアルコール水
溶液200部およびデンプン粒子50部を添加し、加水
してマイクロカプセル分散液の固形分濃度20%溶液を
調整した。
この塗液を50g/nfの原紙に5g/mの固形分が塗
布されるようにエアナイフコーターにて塗布、乾燥し電
子供与性無色染料含有カプセルシートを得た。
2)電子受容性化合物シートの調製 3.5−ビス(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛1
4部、炭酸カルシウム80部、酸化亜鉛20部、ヘキサ
メタリン酸ナトリウム1部と水200部からなる分散液
をサンドグライダ−にて平均粒径3μになるように分散
した。この分散液に10%PVA水溶液100部および
カルボキン変性SBRラテックス10部(固形分として
)を添加し、固形分濃度が20%になるように加水し、
塗液を得た。この塗液を50g/rdの原紙に5゜0g
/rf+の固形分が塗布されるようにエアーナイフコー
ターにて塗布、乾燥し電子受容性化合物シートを得た。
電子供与性無色染料含有マイクロカプセルシート面を、
電子受容性化合物シートに重ね400kg/dの荷重を
かけ発色させたところ発色色素は濃い黒色で、得られた
発色画像は良好な耐光性を示した。
実施例−2 電子供与性無色染料である具体例(9)の化合物、電子
受容性化合物であるビスフェノールA、熱可融性化合物
である1−フェノキシ−2−(4−メトキシフェノキシ
)プロパン各々20gを100gの5%ポリビニルアル
コール(クラレPVAl05)水溶液とともに一昼夜ボ
ールミルで分散し、体積平均粒径を3μとした。一方焼
成カオリン(Anisilex −93) 80 gを
ヘキサメタリン酸ソーダの0.5%溶液160gととも
にホモジナイザーで分散した。
以上のように分散して各分散液を、電子供与性無色染料
分散液5g、電子受容性化合物分散液】Og、ジアリー
ルオキシカルカン化合物分散液10g、焼成カオリン分
散液22gの割合で混合し、さらにステアリン酸亜鉛の
エマルジ町ン4gと2%の(2−エチルヘキシル)スル
ホコハク酸ナトリウムの水溶液5gを添加して塗液を得
た。2の塗液を、坪量50g/rrfの上質紙上に乾燥
塗布量が6g/rdとなるようにワイヤーバーで塗布し
、キャレンダー処理を行い塗布紙を得た。
以上のようにして得られた塗布紙を、京セラ■製サーマ
ルヘッド(KLT−216−8MPD1)及びヘッドの
直前に100kg/cjの圧力ロールを有する感熱印字
実験装置にて、ヘッド電圧24V、パルスサイクル10
m5の条件で圧力ロールを使用しながら、パルス幅を1
.0で印字し、その印字濃度をマクベス反射濃度計RD
−918で測定した0発色濃度は1.37だった。また
得られた発色画像は良好な耐可塑剤性を示した。
実施例−3 実施例−2の具体例(9)の化合物を、具体例0(至)
の化合物にかえた他は実施例−2と同様にして塗布紙を
得た。実施例−2と同様にして発色させたところ発色濃
度は1.34だった。また、得られた発色画像は、良好
な耐可塑剤性を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電子供与性無色染料と電子受容性化合物を使用した記録
    材料において該電子供与性無色染料として6位にアミン
    残基又はアミド残基を含むアルキル基で置換されたアミ
    ノ基を有するフルオラン誘導体を含有する事を特徴とす
    る記録材料。
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