JPH03268858A - アルミホィール用鋳バリ除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋳造により製造されるアルミホイールの製造
工程において、鋳造により発生したアルミホイールの鋳
バリを除去するパリ除去装釘に関する。

〔従来の技術〕

自動車用やオートバイ用として近年急速に需要が伸びて
いるアルミホイールは王として重カ鋳造、低圧鋳造など
の鋳造法により製造されている。アルミホイールの製造
工程としては一般に 鋳造→冷却−鋳へり除去→湯口・押湯切断→旋盤加工 といった方法が取られるが、このうち鋳パリ除去。

湯口・押湯切断は旋盤加工の工数削減のために必要な工
程である。

鋳へりの付いたアルミホイールの縦断面図を第５図に、
第５図の線６−６に沿った横断面図を第６図に示す。

鋳パリは通常アルミホイールｌのデザインが施されてい
る面２のフランジ部３とタイヤ取付面４に生じる。フラ
ンジ部３には、全周に鋳バリ３ａが生じる。タイヤ取付
面４には、金型との関係でアルミホイール１の中心軸に
たいし１８０度離れた２筒所に鋳バリ４ａが発生する。

この鋳バリ４ａの生じるタイヤ取付面４の形状は、アル
ミホイールｌの形状が非常にたくさんあるため、千差万
別である。従来はこの鋳バリ４ａをグラインダー等を使
って人手で除去していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕 前記のような従来の技術においては、アルミホイールの
鋳バリをグラインター等を使って人手で除去していたの
で、コストアップの大きな要因になっていた。そこで、
ロボットやＮＣ装置を使った方法により、この作業の自
動化が種々試みられているがロボットのティーチングや
ＮＣ装置のプログラミングに非常に峙間がかかることや
、加工時間が長いこと、装置が高価になることから現状
では実用化されていない、そのためにｍａｉな構造で、
あらゆる形状、寸法のアルミホイールに対応する鋳バリ
除去装置が望まれていた。

本発明は種々の外形寸法およびタイヤ取付面の形状に対
応でき、加ニブログラムの切り替え等を必要とせずに、
タイヤ取付面に発生した鋳バリを正確にかつ迅速に除去
する自動化された鋳バリ除去装置を提供することを目的
とする。

〔問題を解決するための手段〕

前記問題点を解決するため本発明では。

アルミホイール（１）のタイヤ取付面（４）に該アルミ
ホイール（１）の軸方向に沿って延びる鋳へり（４ａ）
を除去するためのアルミホイール用鋳バリ除去装Ｊ！１
（１１）に、 該アルミホイール（１）の中心を所定位置に位置決めし
、かっ該鋳バリ（４ａ）を該所定位置を通る所定線（８
）上に位置決めする手段と、該アルミホイール（１）の
タイヤ取付面（４）の形状に倣って動くスタイラス（２
７，２８）と、該アルミホイール（１）の中心軸に平行
な回転軸を有し、前記所定線（８）に対して所定角度を
もって前記所定位置を通る線（９，１０）上に沿って鋳
バリ除去位置に送られ、該スタイラス（２７゜２８）の
倣い運動に従って、該アルミホイール（１）の鋳バリ（
４ａ）を除去するカッター（２１２２）とを設けた。

（作　用〕 本発明においては、前記のように、所定線（８）に対し
て所定角度をもって前記所定位置を通る線（９，１０）
Ｊ−に沿って鋳パワ除去位置に送られるカッターを設け
たので、外形寸法の異なる種々のアルミホイール（１）
のタイヤ取付面の鋳バリ（４ａ）を正確に除去すること
ができる。

〔実施例〕

以下に、この発明の好適な一実施例を図面に基づいて説
明する。

第３図は、本発明の一実施例の平面図であり、第４図は
、その正面図である。

ＷＳ４図において、大きさの異なる２種類のアルミホイ
ール１，１′が２点鎖線で示されている。アルミホイー
ル１は、ｇＳ３図に示す鋳バリ除去装！１Ｊ１１の装置
中心ＭＡ１２に直角方向にタイヤ取付面４の２つの鋳へ
す４ａを結ぶ線８が位置されるように不図示のローダに
より鋳バリ除去装ａｔｌｌのチャック台１３にローディ
ングされ、三つ爪のチャック１４でチャックされ、アル
ミホイールｌの中心線７とチャック部１５の中心線１６
が整合する。

チャック台１３を有するチャック部１５の両側に相対し
て２つのヘッド部１７．１８が設置されている。ヘッド
部１７．１８は、それぞれチャック部１５の中心線１６
すなわちチャック台１３にチャッりされたアルミホイー
ル１の中心線７と平行な回転軸１９．２０を有するパリ
取り用カッター２１２２と、これらを駆動するためのカ
ッター駆動用モータ２３，２４と、カッター２１．２２
へカッター駆動用モータ２３．２４の駆動力を伝えるベ
ルト２５．２６と、カッター２１．２２に隣接しアルミ
ホイール１の軸７に向ってカッター２１．２２と同等の
位置にありかつ先端形状がカッター２１．２２の半径と
同じ半径の円弧から構成されるスタイラス２７．２８と
、カッター２１．２２とカッター駆動用モータ２３．２
４とスタイラス２７．２８を固定するベース２９．３０
とから構成されている。

ベース２９．３０は、アルミホイール１の２つの鋳パリ
４ａとアルミホイール中心軸を結ぶ線８と約ｌＯ度傾１
た直１９、ｌＯに平行な方向に沿って、エアシリンダ等
から成る前後移動機構３１．３２により、それぞれアル
ミホイール軸に向かって前後移動する。また、ベース２
９．３０は、アルミホイール軸７と平行なボールねじ３
３．３４により支持され、このボールねじ３３．３４と
平行なそれぞれ２本の支柱３５．３６及び３７．３８に
より、アルミホイール軸７と平行な方向に沿って案内さ
れる。

ボールねし３３．３４は、ベルト３９．４０を介して鋳
バリ除去装置１１に取り付けられたボールねし駆動用モ
ータ４１により駆動され、ベース２９゜３０をアルミホ
イール軸７と平行に上下に移動する。

次に、鋳バリ除去装置１１の動作を説明する。アルミホ
イールｌは、不図示のローダにより鋳バリ除去装置１１
のチャック台１３上にロープインクされ、アルミホイー
ルｌの２つの鋳バリ４ａを結ふ線８か、鋳バリ除去装Ｍ
１１の装置中心線１２に対し直角となり、アルミホイー
ルｌの中心線７とチャック部１５の中心線１６か整合す
る位置に、三つ爪のチャック１４でチャックされる。

アルミホイールｌかチャック台１３上に固定されたら相
対する２つのヘット部１７．１８は、アルミホイールｌ
の２つの鋳バリ４ａとアルミホイール１中心軸を結ふ線
８に対して約ｌＯ度傾１た直線９゜１０に沿って、それ
ぞれ前後移動機構３１．３２によりアルミホイールｌに
向って移動され、スタイラス２７．２８かアルミホイー
ルｌのタイヤ取付面４に接触することにより停止する。

ヘット部１７．１８か前後移動するときのカッター２１
．２２とアルミホイールｌの位置関係の詳細を第１図に
示す。

カッター２１．２２とスタイラス２７．２８は、カッタ
ー２１．２２の中心とスタイラス２７．２８の先端を形
成する円の中心を結ぶ線分の垂直２等分線か、アルミホ
イールｌのタイヤ取付面４上に１８０度の角度間隔て生
した２つの鋳バリ４ａとアルミホイールｌの中心軸を結
ぶ直線８に対して約１０度の角度でアルミホイールｌの
中心で交差する直線９．ｌＯと整合するように、それぞ
れアルミホイールｌに向かって前後に移動する。

通常生産されているアルミホイールｌはタイヤ径が１２
インチ〜１フインチてあり、アルミホイール１の両サイ
ドすなわちフランジ部３の直径は、アルミホイールｌの
中心部すなわちタイヤ取付面４の直径より約５０１大き
くなっている。第１図に３いて、円５０は、タイヤ径が
最小の１２インチのアルミホイールの中心部の円周であ
り、スタイラス２７．２８が円５０に当接した場合は、
カッター２１．２２の先端が鋳バリ４ａの中心より一方
向（図の下方向）にずれる０円５１は、タイヤ径が最大
の１フインチのアルミホイールの両サイド部分の円周で
あり、スタイラス２７．２８が円５１に当接した場合は
、カッター２１．２２の先端が鋳バリ４ａの中心より他
方向（図の上方向）にずれる、しかし、いずれの場合も
鋳バリ４ａ除去としては十分な加工精度でカッター２１
．２２を加工面に接触させることができる。

カッター２１．２２がアルミホイール１の加工面に接触
すると、ヘット部１７．１８は、ボールねじ３３．３４
によりアルミホイールｌの中心線７と平行に上下移動を
行なう、このとき、スタイラス２７．２８は、エアーシ
リンダ等から成する前後移動機構３１．３２により、ア
ルミホイールｌに押しつけられており、ヘッド部１７．
１８がアルミホイールｌの中心＆１７に沿って平行に移
動するに従いりイヤ取付部４の形状が変化してもスタイ
ラス２７゜２８が常にタイヤ取付面４をならっているの
で。

カッター２１．２２により鋳バリ４ａが正確に除去され
る。

カッター２１．２２の移動動作を第２図に基づき説明す
る。第２図に示すように、カッター２１．２２は、アル
ミホイール１のフランジ部３に当接しく■、■の工程）
、タイヤ取付面４に沿ってト昇する（（３）の工程）、
アルミホイールｌの幅の中心を越えるとタイヤ取付面４
の外径が次第に大きくなるので、アルミホイールｌの幅
の中心を越えたところでカッター２１．２２が後退しく
→）の工程）、その後残りの幅だけ上昇しく虫〉の工程
）、次にカッター２１．２２が前進して（■の工程）ア
ルミホイールｌの図の上側のフランジ部３に当接した後
、タイヤ取付面４に沿って下降して（■の工程）、残り
の鋳バリ４ａを除去する。カッター２１．２２は、アル
ミホイールｌの幅の中心まで下降したら、後退しく■の
工程）、次に下降して（（ｐ）の工程）、アルミホイー
ルｌの鋳バリ４ａの除去サイクルを終了し、新しいアル
ミホイールの鋳バリ除去サイクルへ移る。

以上本発明によるアルミホイール用パリ除去装置の実施
例を図面を参照して説明してきたが１本発明は、前記実
施例に限定して解釈されるべきではなく、その趣旨を損
ねない範囲において適宜変更、改良が可能であることは
もちろんである。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、外形す法の異なる種々の
アルミホイールのタイヤ取付面上の鋳バリを正確に除去
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明による実施例のカッターとアルミホイ
ールの位置関係を示す説明図。 第２図は、本発明による実施例のカッターの移動動作を
示す説明図、 第３図は、本発明による鋳バリ除去装置１１の平面図、 第４図は、本発明による鋳バリ除去装置１１の正面図、 第５図は、鋳パリの付いたアルミホイールの縦断面図、 第６図は、ｉ５図の線６−６に沿った横断面図を示す。 く主要部分の符号の説明〉 ｌ、２２・ｏＩＩ嗜カー、ター フ、２８・・拳Φスタイラス ９．３０−・・Ｏベース ｌ、３２ψｅ１１・エアシリンダ ３．３４−１１＠番ポールねじ 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、アルミホイールのタイヤ取付面に該アルミホイール
   の軸方向に沿って延びる鋳バリを除去するためのアルミ
   ホイール用鋳バリ除去装置において、 該アルミホイールの中心を所定位置に位置決めし、かつ
   該鋳バリを該所定位置を通る所定線上に位置決めする手
   段と、 該アルミホイールのタイヤ取付面の形状に倣って動くス
   タイラスと、 該アルミホイールの中心軸に平行な回転軸を有し、前記
   所定線に対して所定角度をもって前記所定位置を通る線
   上に沿って鋳バリ除去位置に送られ、該スタイラスの倣
   い運動に従って、該アルミホイールの鋳バリを除去する
   カッターとから成ることを特徴とするアルミホイール用
   鋳バリ除去装置。 ２、前記スタイラスの先端形状は、前記カッターの半径
   と同じ半径の円弧から構成されていることを特徴とする
   請求項１記載の装置。 ３、前記所定位置を通り、かつ前記カッターの中心と前
   記スタイラスの先端を形成する円の中心を結ぶ線分を垂
   直に二等分する線に沿って前記カッターが送られること
   を特徴とする請求項２記載の装置。 ４、前記所定角度は、約１０度であることを特徴とする
   請求項１または請求項３記載の装置。