JPH07290322A - ブレードセクタの製造方法および装置 - Google Patents
ブレードセクタの製造方法および装置Info
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Abstract
ための特別な装置を必要とすることなく、あらゆる大き
さのブレードセクタの加工が可能であり、加工誤差に伴
う材料の損失や生産性の低下を防止して生産コストを削
減できるブレードセクタの製造方法および装置を提供す
る。 【構成】 軸線(48)の回りに回転可能な円板状工具
(49,50)をブレードセクタの外側面に接触するよ
うに配置する工程を備え、ブレードセクタ(2)が第1
の軸線(25,26)の回りに回転され、それと同時
に、軸線(8)とブレードセクタの外周面に対する円板
状工具(50,49)の瞬間的な接点との距離(R2)
が一定になるように、ブレードセクタ(2)と円板状工
具(50,49)が互いに関連しながら第1の軸線(2
5,26)に直交する作用線(19,20)(32)に
沿って移動される。
Description
法および製造装置に関する。
的に内燃機間の業界、特に航空用内燃機間の業界におい
てはタービンが用いられる。タービンは同軸状に配され
る多数のブレードデイスクを有し、ブレードデイスクは
互いに横付けされた状態で配される多数のブレードセク
タにより構成される。個々のブレードセクタは、多数の
放射状ブレードと、それら放射状ブレードの互いの端部
どうしを相互連結する、通常2個の円弧状部材からな
る。
合、前記した円弧状部材の外側面の仕上げが必要にな
る。従来、この円弧状部材の仕上げ加工は、円板状の工
具、通常は砥石車をその回転軸の回りに回転自在に支持
するカッテイングヘッドを備える機械を用いて行ってい
た。
テーブルは、その上部に配される多数のブレードセクタ
がテーブルの中心軸線と同軸状となるようにかつ互いに
密着するように配されて全体としてリングあるいは半リ
ングを形成できる程度の大きさに設定される。上記のよ
うにテーブル上にブレードセクタがセットされ、円板状
の工具が研削すべきブレードセクタの外側面に接するよ
うに位置決めされ、この状態でテーブルが回転されるこ
とにより、前記ブレードセクタの外側面の研削が行われ
る。
なブレードセクタを加工する場合、不可能とならないま
でも非常に困難になるという欠点がある。実際、テーブ
ル上にブレードセクタを前記したように配置してセット
する場合、大きなテーブルの使用が必要になり、その結
果装置自体が大型化する。
に極めて正確に固定するには、長い調整時間が必要にな
る他、複雑でかつ高価な位置決め装置を用いることも必
要になる。
ードセクタをテーブル上に固定するときの誤差或いは加
工中に生じる誤差に起因して、幾何学的あるいは寸法的
な誤差が生じ、このため、テーブル上にセットしたブレ
ードセクタが全て無駄になり、結果として生産性の低下
や材料自体の損失を来すことがあり、満足のいくもので
はなかった。
決し得るブレードセクタの製造方法および装置を提供す
ることにある。
ブレードと、該ブレードの端部に一体的に連結される少
なくとも一つの円弧状部材を備えて、ブレードデイスク
の一部分を構成するブレードセクタの製造方法であっ
て、前記円弧状部材は、前記ブレードとほぼ直交しかつ
ブレードデイスクの中心軸線と一致する軸線を有すると
ともに、前記した軸線と同軸状とされる加工対象となる
外側面を有し、それ自身の軸線の回りに回転可能な円板
状工具をブレードセクタの外側面に接触するように配置
する工程を備え、ブレードセクタが円弧状部材の軸線と
は別にその軸線と平行な第1の軸線の回りに回転され、
該ブレードセクタが回転されると同時に、ブレードセク
タの外側面の加工が行われている間は、軸線とブレード
セクタの外周面に対する円板状工具の瞬間的な接点との
距離が一定になるように、ブレードセクタと円板状工具
が互いに関連しながら前記第1の軸線に直交する作用線
に沿って移動されることを特徴とする。
レードの端部に一体的に連結される少なくとも一つの円
弧状部材を備えて、ブレードデイスクの一部分を構成す
るブレードセクタの製造装置であって、前記円弧状部材
は、前記ブレードとほぼ直交しかつブレードデイスクの
中心軸線と一致する軸線を有するとともに、前記した軸
線と同軸状とされる加工対象の外側面を有し、出力軸に
キー接続されてそれ自身の軸線の回りに回転可能とされ
た円板状工具と、第1の軸線の回りに回転可能とされた
ワークテーブルと、ワークテーブルを第1の軸線の回り
に回転させる第1の駆動手段とを有するカッテイングヘ
ッドを備え、ワークテーブルは加工対象となる一つのブ
レードセクタを支持するように配置され、ワークテーブ
ルとカッテイングヘッドをそれぞれ支持する第1のスラ
イダと第2のスライダが設けられるとともに、第1のス
ライダと第2のスライダを、第1の軸線にそれぞれ直交
する第1の作用線と第2の作用線に沿ってそれぞれ移動
させる第2の駆動手段と第3の駆動手段が設けられ、円
弧状部材の軸線と外側面に対する円板状工具の瞬間的な
接点との距離が、外側面の加工中は常に一定に保たれる
ように、全ての前記駆動手段を同時に作動制御する電気
的制御手段が設けられていることを特徴とする。
は一般的にブレードセクタ2を加工するためのものであ
る。ブレードセクタ2は中心軸線4を有する公知のブレ
ードデイスク3を構成する部品である(図8参照)。
ド5と(図4〜図7参照)、それらブレード5の端部位
置に互いに同軸状となるように配されてそれらブレード
の端部と連結される第1、第2の円弧状部材6,7から
なる。特に、図6〜図8に示すように、第1,第2の円
弧状部材6,7は、放射状ブレート5に関連して該放射
状ブレード5に直交するとともにブレードデイスク3の
中心軸線4と一致する軸線8を中心に円周方向に延びて
いて、それぞれの外側には側方からの加工を必要とする
外側面9,10を有する(図4〜図7参照)。
される。装置1は中央制御ユニット12によって運転制
御される。装置1はフレーム13を備え、フーレム13
は基台14と該基台14に対して直交するように上方へ
延びる垂直壁15を備える。基台14は第1,第2のス
トレートガイド15,16を強固に固定的に支持する。
ストレートガイド15,16は隣り合うように配置され
ていて、それらにはスライダブロック17,18が移動
可能に取り付けられる。スライダブロック17,18
は、中央制御ユニット12によってそれぞれ制御される
公知の駆動ユニット21,22により駆動されて(図1
参照)、第1,第2のストレートガイド15,16に案
内されながら互いに平行に延びる作用線19,20に沿
うように移動される(図2、図3参照)。
ーブル23,24を支持する。テーブル23,24は、
該テーブル上の中心に配されるブレードセクタ2を保持
する。テーブル23,24は、スライダブロック17,
18によって作用線19,20に直交する互いに平行な
回転軸25,26の回りに回転可能に支持され、また、
テーブル23,24は中央制御ユニット12によってそ
れぞれ制御される公知の駆動ユニット27,28(図3
参照)により回転軸25,26の回りに回転される。
ド30は(作用線11に直交するように)垂直壁15に
水平状に延びるように固定されていて、ストレートガイ
ド30上のスライダ31は軸方向に移動可能とされてい
る。つまり、スライダ31は、中央制御ユニット12に
よって制御されるモータ34(図1参照)により駆動さ
れるリードスクリュアセンブリ33によって、前記作用
線19,20に直交ししかも回転軸25,26にも直交
する作用線32に沿うようにストレートガイド30上を
スライド可能とされる。スライダ31はスライダアセン
ブリ36のガイド35を支持する。スライダアセンブリ
36はガイド35に加えてスライダ37を備える。スラ
イダ37は、作用線19,20に直交する作用線38に
沿ってガイド35上をスライド可能とされる。また、ス
ライダ37は、中央制御ユニット12によって制御され
るモータ39により駆動される公知の伝達手段を介して
移動操作される。
回転可能に支持する。カッテイングヘッド41は中空状
のボデイ42を有する。中空状のボデイ42は、前記ス
ライダ37に対し作用線19,20と平行かつ作用線3
2,38と直交するように水平状に延びる回転軸線43
の回りに回転可能に取り付けられる。中空状のボデイ4
2は、中央制御ユニット12により制御されるモータ4
4(図3参照)によりスライダ37に対して相対回転さ
れる。
2によって制御される電動機45を収納する。電動機4
5は2つの出力軸46,47を備え、出力軸46,47
は、前記回転軸43に直交する軸線48と同軸状になる
ように、それぞれ中空状ボデイ42の反対側へ突出され
て設けられる。出力軸46,47にはそれぞれ円板状工
具49,50好ましくは砥石車が、キー接続されて一体
的に回転するように取り付けられる。円板状工具49,
50は、図4,図5に示すように、前記ブレードセクタ
2の各外側面10,9を加工できるように配置されると
ともに、同外側面10,9の輪郭を修正できる輪郭を持
つ。
ッド41は公知のセンサ52を備える。センサ52は中
空状のボデイ42に第1、第2のストレートガイド1
5,16に対向するように取り付けられ、しかも、ブレ
ードセクタ2がテーブル23,24上に固定された後、
同テーブル上のブレードセクタ2の現実の位置を決定す
るため、また、ブレードセクタ2の外側面9,10を加
工する前に、装置1の位置決めを可能にするために、前
記中央制御ユニット12に公知の手段で接続される。
垂直壁15から離間されて、加工対象となるブレードセ
クタ2がテーブル23上に固定された状態でスタートさ
れる。
垂直壁15側へ移動され、また、円板状工具49はモー
タ34,39,44の駆動によって作用線32,38に
沿って移動されるとともに、円板状工具49が回転軸4
3の回りに回転されて同円板状工具49の外側面がブレ
ードセクタ2の外側面10に接触するように導かれる
(図4参照)。
センサ52はテーブル上のブレードセクタ2の位置を検
出するとともに軸線8と回転軸25との距離R1を検出
する。そして、モータ34,39と駆動ユニット21,
27が駆動し続けられ、位置決めされた時点で、軸線8
と回転軸25と軸線48とが正確に同一平面上となるよ
うに導かれる(図6参照)。
クタ2の外側面10との接点が、軸線8と一致する曲率
中心Oを有し(図6、図7参照)かつ曲率半径R2を有
する円弧Cに沿って動くことによって、ブレードセクタ
2の外側面10に対する加工が実施される。図6、図7
に示すように、上記動作はこのようにして行われる。す
なわち、駆動ユニット27によってテーブル23つまり
ブレードセクタ2が回転軸25の回りに回転すると同時
に、駆動ユニット21の作動によってスライダブロック
17つまりテーブル23上に固定されたブレードセクタ
2が作用線19に沿って移動し、さらに、モータ34の
駆動によりスライダ31が移動されて円板状工具49が
作用線32に沿って移動することにより行われる。
タ2の作用線19に沿う移動、並びに円板状工具49の
作用線19に沿う移動のそれぞれの速度と方向は、回転
軸線25の回りに回転するテーブル23の回転に関係す
る。そして、ブレードセクタ2の外側面10の完全な加
工が行われる間は、軸線8とブレードセクタの外側面に
対する円板状工具49の瞬間的な接点との距離が前記の
値R2に等しくなるように一定に保たれ、また、軸線8
と軸線48が常に互いに同一平面上に位置する。
9,32に沿うブレードセクタ2と円板状工具49の移
動は、次の式で表われるように、回転軸25の回りに回
転するブレードセクタ2の回転にそれぞれ関連する。 X=R1*(1ーcosA) Y=R1*sinA
沿った円板状工具49の動き並びに作用線19に沿った
テーブル23の移動量を表す。また、Aは回転軸25を
中心に回転するブレードセクタ2の回転角を表す。上記
の式から、簡単な置換により次の関係式が導かれる。 X=(Y/sinA)*(1ーcosA)
工が完了すると、カッテイングヘッド41は回転軸43
の回りに図1における右方向に回転され、円板状工具4
9が円弧状部材7から離れる一方、円板状工具50が円
弧状部材6に近づく。そして、最初の位置合わせ動作が
再び行われた後、前記したブレードセクタ2の外側面1
0に対する加工と同様な手順で、円板状工具50により
ブレードセクタ2の外側面9が加工される。
タ2に対する加工が行われている間に加工対象となる他
のブレードセクタ2がテーブル24上に固定され、ブレ
ードセクタ2の加工が完了したら直ちに、テーブル24
が垂直壁15に近づくように前進する。そして、前記し
たブレードセクタに対する加工と同様な手順が行われる
ことによって、テーブル24上のブレードセクタへの加
工が行われる。なお、本発明はなんら実施例に限定され
るものではない。
加工方法によれば、大型のものも含む意味であらゆる大
きさのブレードセクタの加工が可能になる。また、ブレ
ードセクタをテーブル23,24上に位置決めするため
の特別な装置を必要とすることなくブロードセクタの加
工が一度で行えることから、加工誤差に伴う材料の損失
や生産性の低下を防止して生産コストを削減できる。さ
らに、この装置1は、連続してブレードセクタの加工が
行えるよう既に固定されたあるいは容易に交換可能な2
つの工具を備えるとともに、それぞれブレードセクタを
支持するための2つのテーブル23,24を備えている
から、製品1つ当たりの加工時間を相当な短縮すること
ができ、このことから生産コストをより一層削減でき
る。
好適な実施例の正面図である。
る。
る。
レードデイスクを示す図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 多数のブレード(5)と、該ブレードの
端部に一体的に連結される少なくとも一つの円弧状部材
(6,7)を備えて、ブレードデイスク(3)の一部分
を構成するブレードセクタの製造方法であって、 前記円弧状部材は、前記ブレード(5)とほぼ直交しか
つブレードデイスク(3)の中心軸線(4)と一致する
軸線(8)を有するとともに、前記した軸線(4,8)
と同軸状とされる加工対象となる外側面(9,10)を
有し、 それ自身の軸線(48)の回りに回転可能な円板状工具
(49,50)をブレードセクタの外側面に接触するよ
うに配置する工程を備え、 ブレードセクタ(2)が円弧状部材(6,7)の軸線
(8)とは別にその軸線(8)と平行な第1の軸線(2
5,26)の回りに回転され、 該ブレードセクタ(2)が回転されると同時に、ブレー
ドセクタの外側面(9,10)の加工が行われている間
は、軸線(8)とブレードセクタの外周面に対する円板
状工具(50,49)の瞬間的な接点との距離(R2)
が一定になるように、ブレードセクタ(2)と円板状工
具(50,49)が互いに関連しながら前記第1の軸線
(25,26)に直交する作用線(19,20)(3
2)に沿って移動されることを特徴とするブレードセク
タの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のブレードセクタの製造方
法において、それぞれ作用線(19,20)(32)に
沿った円板状工具(50,49)とブレードセクタ
(2)の互いに関連する移動は、ブレードセクタの外側
面(9,10)の加工が行われている間は、円弧状部材
(6,7)の軸線(8)と円板状工具(50,49)の
回転軸線(48)とが相互に同一平面上に位置するよう
保たれて行われることを特徴とするブレードセクタの製
造方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のブレードセクタ
の製造方法において、前記作用線(19,20)(3
2)は互いに直交することを特徴とするブレードセクタ
の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のブレー
ドセクタの製造方法において、第1の軸線(25,2
6)を中心とするブレードセクタ(2)の回転は、該ブ
レードセクタが第1の軸線(25,26)と一致する軸
線の回りに回転可能なワークテーブル(23,24)上
に配置されることにより行われ、円板状工具(50,4
9)とブレードセクタ(2)の互いに関連する移動は、
前記作用線(19,20)(32)のうちの一つの作用
線(19,20)に沿ってテーブル(23,24)が移
動するとともに、前記作用線(19,20)(32)の
うちの他の作用線(32)に沿って円板状工具(50,
49)がテーブル(23,24)に関連して移動するこ
とにより行われることを特徴とするブレードセクタの製
造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のブレー
ドセクタの製造方法において、円板状工具(50,4
9)の回転軸線(48)と、円弧状部材(6,7)の軸
線(8)と、第1の軸線(25,26)とが同一平面上
になるように位置決めする準備工程を備えることを特徴
とするブレードセクタの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のブレー
ドセクタの製造方法において、第1の軸線(25,2
6)を中心とするブレードセクタ(2)の回転と、前記
作用線(19,20)(32)に沿う円板状工具(5
0,49)とブレードセクタ(2)の互いに関連する移
動は、次の式に従うことを特徴とするブレードセクタの
製造方法。 X=(Y/sinA)*(1ーcosA) ここで、Xは前記作用線(19,20)(32)のうち
の一つの作用線(32)に沿う円板状工具(50,4
9)の移動量を表し、Yは前記作用線(19,20)
(32)のうちの他の作用線(19,20)に沿うブレ
ードセクタ(2)のの移動量を表し、Aは第1の軸線
(25,26)を中心に回転するブレードセクタ(2)
の回転角を表す。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のブレー
ドセクタの製造方法において、ブレードセクタ(2)
は、ブレード(5)の反対側のそれぞれの端部に配置さ
れかつ加工対象となるそれぞれの外側面(9)(10)
の軸線と一致する軸線(8)を有する2つの円弧状部材
(6,7)を備え、 該外側面(9)(10)は、外側面(9,10)のうち
の一方の加工が完了した時点で、軸線(48)の回りに
回転可能な円板状工具(50)(49)がブレードセク
タ(2)に対し第1の軸線(25,26)に直交する軸
線(43)の回りに相対回転した後、軸線(48)の回
りに回転することにより、前記2つの円板状工具(5
0)(49)によって連続して加工されることを特徴と
するブレードセクタの製造方法。 - 【請求項8】 多数のブレード(5)と、該ブレードの
端部に一体的に連結される少なくとも一つの円弧状部材
(6,7)を備えて、ブレードデイスク(3)の一部分
を構成するブレードセクタの製造装置(1)であって、 前記円弧状部材は、前記ブレード(5)とほぼ直交しか
つブレードデイスク(3)の中心軸線(4)と一致する
軸線(8)を有するとともに、前記した軸線(4,8)
と同軸状とされる加工対象の外側面(9,10)を有
し、 出力軸(46,47)にキー接続されてそれ自身の軸線
(48)の回りに回転可能とされた円板状工具(50,
49)と、第1の軸線(25)(26)の回りに回転可
能とされたワークテーブル(23,24)と、ワークテ
ーブル(23,24)を第1の軸線(25,26)の回
りに回転させる第1の駆動手段(27,28)とを有す
るカッテイングヘッド(41)を備え、 ワークテーブル(23,24)は加工対象となる一つの
ブレードセクタ(2)を支持するように配置され、ワー
クテーブル(23,24)とカッテイングヘッド(4
1)をそれぞれ支持する第1のスライダ(17,18)
と第2のスライダ(31)が設けられるとともに、第1
のスライダ(17,18)と第2のスライダ(31)
を、第1の軸線(25,26)にそれぞれ直交する第1
の作用線(19,20)と第2の作用線(32)に沿っ
てそれぞれ移動させる第2の駆動手段(21,22)と
第3の駆動手段(33,34)が設けられ、円弧状部材
(6,7)の軸線(8)と外側面(9,10)に対する
円板状工具(50,49)の瞬間的な接点との距離(R
2)が、外側面(9,10)の加工中は常に一定に保た
れるように、全ての前記駆動手段を同時に作動制御する
電気的制御手段(12)が設けられていることを特徴と
するブレードセクタの製造装置。 - 【請求項9】 請求項8記載のブレードセクタの製造装
置において、第1のスライダ(17,18)と第2のス
ライダとの作用線(19,20)(32)は互いに直交
するように設けられていることを特徴とするブレードセ
クタの製造装置。 - 【請求項10】 請求項8または9記載のブレードセク
タの製造装置において、前記電気的制御手段と協働し
て、円板状工具(50,49)の回転軸線(48)と、
円弧状部材(6,7)の軸線(8)と、第1の軸線(2
5,26)が相互に同一平面上に位置するように初期の
位置合わせを行う位置検出手段を備えることを特徴とす
るブレードセクタの製造装置。 - 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかに記載のブ
レードセクタの製造装置において、前記カッテイングヘ
ッド(41)は、共通する軸線(48)上に互いに反対
側に配されるモータ駆動の2つの出力軸(46,47)
と、該出力軸(46,47)にキー接続されてブレード
(5)の互いの端部箇所にて円弧状部材(6)(7)を
加工し得る位置に配される前記した2つの円板状工具
(50,49)とを備え、しかも、カッテングヘッド
(41)は第1の軸線(25,26)と共通軸線(4
8)にそれぞれ直交する軸線(43)の回りに回転可能
に設けられていることを特徴とするブレードセクタの製
造装置。 - 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかに記載のブ
レードセクタの製造装置において、前記第1の軸線(2
5,26)の回りにそれぞれ回転可能とされて、ブレー
ドセクタ(2)を支持する前記した2つのワークテーブ
ル(23)(24)を備え、それらワークテーブル(2
3)(24)は互いに平行な第1の作用線(18)(1
9)に沿ってそれぞれ移動可能に設けられていることを
特徴とするブレードセクタの製造装置。 - 【請求項13】 添付図面に実質的に描かれているブレ
ードセクタの製造方法。 - 【請求項14】 添付図面に実質的に描かれているブレ
ードセクタの製造装置。
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