JPH03268058A - 文書作成方法及びその装置 - Google Patents

文書作成方法及びその装置

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JPH03268058A
JPH03268058A JP2067039A JP6703990A JPH03268058A JP H03268058 A JPH03268058 A JP H03268058A JP 2067039 A JP2067039 A JP 2067039A JP 6703990 A JP6703990 A JP 6703990A JP H03268058 A JPH03268058 A JP H03268058A
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JP2067039A
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Yutaka Wada
裕 和田
Yukihiro Oda
織田 幸博
Yasumasa Mishiro
三代 庸正
Yasuhiro Noguchi
野口 康弘
Mitsuo Takei
三雄 武井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/103Formatting, i.e. changing of presentation of documents
    • G06F40/111Mathematical or scientific formatting; Subscripts; Superscripts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、文書作成方法及びその装置に係り、特にグラ
フィック表現能力をもつ入出力装置を介して図形2文章
を入力して文書を作成する文書作成方法及びその装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
割算機を用いて文書を作成するワードプロセッサにおい
て、特開昭63−83861号公報記載の装置のように
、文書中に制御符号を付加して数式部分を文章部分と区
別して入力し、入力された数式(例えばA = 2 +
 3 )の演算内容をインタプリタにより逐次解釈して
直接その演算結果を得た後、計算結果である数値を作成
中の文章の中に組込む方法がある。また、特開平1−2
1106711067号公報記載装置は、複数の数式プ
ログラムなメモリに内蔵しており、文書中にいれる数式
が入力されたときに該当する数式プログラムを選択し、
その数式プログラムに数値を代入して計算結果を得るよ
うにしたものである。この計算結果は、作成される文書
中の所定の領域に出力される。すなわち、文書や帳票の
形式のデータを表示する処理と。
それらのデータを入出力として業務計算を実行する処理
とを独立させ、これらの処理間で自由にデータの読み書
きができるようにするものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
特開昭63−83861号公報のワープロ装置では、四
則演算子等を用いた任意の数式を文章中に入力し、その
数式の結果を文章中に出力することが可能となっている
。入力する数式は、答を示す記号以外はすべて演算子と
数値で表されるものである。
しかし、数式の設定に際しては、独立したデータファイ
ルに記号列として数式を記載するものとなっている。デ
ータファイルに記載された数式には。
数値を取り出す欄や、数式の値を格納する欄等の指定の
ための制御記号を含ませる必要があるため、文書中に自
由な形式で書かれた数式を直接利用することができない
。また、数式の演算内容はインタプリタにより逐次解釈
されて、その値を得るものであり、複雑な数式を対象と
した処理、データに入出力処理、及び三角関数、指数関
数、特殊関数をはじめとする関数計算の呼出し処理等を
組み合わせた際には、処理速度が遅くなるという問題が
生じる。更に、数式の計算に用いるデータは、数式内に
含まれた数値のみを対象とし、数式に含まれていない数
値を数式中の変数に代入し用いることは考慮されていな
い。特開平1−211067号公報の文書編集装置では
、帳票作成等のための業務計算処理を実行するプロクラ
ムは、あらかじめ記憶装置に格納しておく必要がある。
このため、最初にあらゆるケースを想定して数式プログ
ラムを作成し記憶装置に格納しておく必要がある。種々
のケースを想定してそれらのケース毎に数式プログラム
をあらかじめ作ることは困難である。また、文章に入力
する数式に該当する数式プログラムが用意されていなか
った場合は、文書作成作業を中断し、所望する計算プロ
グラムを別途作成して記憶装置に格納する必要がある。
上記従来例により制御装置では、数式の計算結果であり
、制御命令として制御対象に出力される数値データの保
存、再利用は考慮されておらず、数式も独立したデータ
ファイルに直接記号列により入力するため、文書との統
合も図られていない。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、文書の情報とな
る、自然言語で表現された任意の代数式に対する演算情
報を容易に得ることができる文書作成方法及びその装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、入力した、自然言語で表現された代数
式の情報を用いてプログラムを作成し、前記代数式、入
力した文章、及び前記プログラムの実行にて得られた情
報を含む文書を作成することによって達成できる。
〔作用〕
自然言語で表現された代数式の情報を用いてプログラム
を作成し、代数式を文書の情報として用いるので、自然
言語で表現された代数式を含む文書を作成できると共に
、任意の上記代数式に対する演算情報を容易に得ること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な一実施例である文書作成装置(例
えば、設計図書編集装置)を説明する。
なお、設計図書は、文書の一例である。
第1図は、本実施例における設計図書編集装置の構成の
一実施例を示したものである。演算処理装置5は、演算
部5a、文書編集手順記憶部5b。
図面編集手順記憶部5c、数式編集手順記憶部5d、入
力部5e、画像データ出力部5f、グラフィック要素ラ
イブラリ情報入力部5 g を文書データ記憶部5h、
図面データ記憶部51.数式計算記憶部5j+数式デー
タ入力部5に、数式データ出力部5mより構成されてい
る。演算部5aは、各手順記憶部5b、5c、5d、5
jに記憶されている処理手順を、逐次、呼び出して、そ
の処理手順にもとづく処理を実行する。画像データ記憶
装置3は、数式の構成要素としての演算子、記号等をグ
ラフィック要素として表示するため、演算処理装置から
出力された画像データを記憶する。
画像表示制御装置2は、表示すべきグラフィック要素の
画像データを画像データ記憶装置3から読込みデイスプ
レィ族M1に数式を表示する。入力装置4は1本装置の
使用者が数式を入力するため。
使用者の指示にもとづき、数式の構成要素の種類とグラ
フィック要素としてのデイスプレィ表示画面上の配置を
データとして取り込む装置である。
6はグラフィック要素ライブラリ記憶装置、7は数式デ
ータ記憶装置である。
上記の様な構成を有する本発明に係る設計図書編集装置
は、単独製品として構成されたり、又はコンピュータシ
ステムの入出力処理機能部の一部として構成される。
第2図及び第3図は、文字領域に文章を入力し、演算子
、記号、関数、数値等をグラフィック要素として配置し
て数式を入力し、数式にもとづく演算処理プログラムの
実行結果を表示し、画面データとして格納する処理のフ
ローを示したものである。本処理手順は、数式編集手順
記憶部5dに格納され、その詳細手順を演算部5aにて
逐次実行される。
第4図は、デイスプレィ装置1に表示された設計図書の
情報の表示画面の例を示す。表示画面130上の図形領
域131は、設計対象物の形状。
寸法を第三角法で記載した領域である。また1文字領域
132は、設計仕様を文書で記載した領域である。更に
、数式入力領域(図形領域)133は、設計対象物の寸
法、設計仕様のデータをもとに、設計対象物の評価のた
めの計算式を記載した領域である。
第2図は、上記の図形領域及び、文字領域を設定し、各
領域内に文章1図形を入力し、必要に応じ、数式を入力
する図形領域133を設定する一連の処理手順を示した
ものである。ステップAで、表示画面上で文字領域13
29図面領域131及び133を設定する。ステップB
では、文字領域132に文字(または文章)を入力する
。領域132に記載の情報は、ステップBにより、ワー
ドプロセッサの文字入力9編集機能により作成したもの
である。ステップCでは1図形領域131に図形を入力
する。領域131に記載の情報は、本ステップにより、
グラフィック要素として図形。
文字を配置して作成したものである。更に、ステップD
、Eでは、数式の構成要素をグラフィック要素として入
力するための領域を設定するためのステップである。ス
テップEにより設定された数式入力領域133に記載の
情報(第4図)は、ステップFにより、グラフインク要
素として数式の構成要素を配置して自然言語で表現され
た代数式を入力したものである。
前述の従来例においても、入力される数式の形式は、い
わゆる文字領域内に文字列状の一次元配列に5逐次、演
算子、数字等を並べたものであり、理工字書、公式集等
の技術的文献や資料に通常記載されている自然言語で表
現された代数式の形式では人力できないものとなってい
る。ここで、代数式とは、[基礎数学ハンドブック、官
本、松田訳編、森北出版、1964Jにあるように、[
1つあるいは幾つかの代数量を+、−9J等の演算記号
と、演算順序を示す括弧等の記号とで結びつけた式」の
ことで、主に、多項式を含む有理整式。
有理分数式、V記号を含む無理式、及び指数式と対数式
とから構成され、三角関数等の緒関数も含んだものとな
っている。また、微分、積分等の数式の変形操作のため
に、d/dx、f等の微分記号、積分記号を一値のオペ
レータ(演算子)として含む数式も代数式として取扱わ
れる0例えば。
構造物の剛性最適化設計問題での変化δを与える代数式
(自然言語で表現)は であり、本式のEに関する偏微分を求める代数式(自然
言語で表@)は となる、なお、プログラムを作成するために端末から数
式を入力する場合、(1)、 (2)式は、プログラム
言語(例えばFORTRAN等)を用いてδ =QXd
/(2XAXEXsin θ x (eos)京*2)
・・・(3) 並びに、 a/aE<δ)=a/ aE(Q/d(2XAXEXs
in(JX(cos)車本2))・・・(4) 等の表現形式で入力される。(1)及び(2)式と(3
)と(3)及び(4)式は、代数式の意味するところは
同しである。しかし、この場合は、本来(1)、 (2
)式の形式により人間の認識しやすい状態であった数式
を、(3)、 (4)式の形式に変換する作業を経て計
算機に入力する必要がある。このため、その変換作業の
負担、及び誤入力を防ぐための注意に要する負担等が増
すという問題があった。本実施例は、このような問題を
避けるために、またプロゲラ11言語が理解できない人
でも容易に内容がわかる自然言語で表現された代数式の
情報(設計図書に含まれる情報にもなる)に基づいて、
後述するようにプログラムを作成する。
第3図は、演算子、記号、関数、数値等をグラフィック
要素として配置して代数式を入力し、数式にもとづく演
算処理プログラムの実行結果を表示し、図形データとし
て格納する処理のフローを示したものである。
ステップFでは、使用者がデイスプレィ装置1上にグラ
フィック要素として構成要素を配置して入力した数式の
構成要素間の演算関係を求める。
ステップGでは、数式の構成要素間の演算関係にもとづ
き、計算機で処理可能な演算処理プログラムを生成する
ステップHでは、設計図書内の数値を取り出し、上記演
算処理プログラムへの入力データとし、演算処理プログ
ラムを実行する。
ステップIでは、演算処理プログラムの実行結果をグラ
フ、表形式に変換し、設計図書中に組み込む。
以下、ステップF−Iを順を追って、各ステップの詳細
な処理内容を説明する。
第5図は、ステップFの詳細な処理のフローを示す。
第5図に示されたフローチャートにおいて、ステップ8
では、入力装置4を介して使用者がデイスプレィ装置1
の表示画面上に配置しようとする演算子、記号、関数、
数値等の数式構成要素の1つを入力する。数式を構成す
る複数の数式構成要素のうちどの要素から入力するかに
ついては、使用者は、自分の考えに基づいて自由に選択
することができる。入力装w4として例えばキーボード
を用いる。しかし、その他に、直接に文字を指定する入
力装置、或いはマウス、スタイラスペンと称される位置
指示装置を用いることにより表示画面上のメニュー領域
から配置対象となる数式構成要素を選択するように構成
された入力装置を用いることもできる。
ステップ9では、ステップ8で入力された数式構成要素
の表示画面上の配置位置を使用者が入力装置4を介して
指定する。配置位置は、配置済みの数式構成要素との所
要の位置関係を満たす限り、表示画面上自由に指定でき
る。このステップ8でも、入力装置4として位置指示装
置を用いることができる。この位置指示装置よれば1表
示画面上にカーソルと称されるグラフィック要素を表示
させることにより指示された配置位置を逐次使用者へ提
示したり、或いは使用者が入力袋!4を介して配置位置
を決定する指令を与えるまでの間、指示された配置位置
で数式構成要素の逐次表示を連続して行うように構成す
ることができる。かかる数式構成要素の表示画面上の配
置位置は、コンピュータ側において表示画面における座
標によって把握され処理される。
ステップ10では、ステップ9で指定された配置位置デ
ータに基づいて、配置しようとする数式構成要素に関し
グラフィック要素としてのデータを登録する。このステ
ップ10の具体的な処理内容、及びグラフィック要素と
してのデータの詳細については第6図等に基づき後で説
明される。
ステップ11では、上記ステップ8〜10で与えられた
数式構成要素に係るグラフィック要素としてのデータに
基づき、入力装置4で入力された数式構成要素をデイス
プレィ装置1の表示画面に固定して表示するための画像
データを演算部5a等を利用して生成し、画像データ出
力部5d、画像データ記憶装置39画像表示制御装置2
を経由してデイスプレィ装置1へ出力する。
ステップ12では数式の作成処理が続行されるか否かが
判定され、処理が続行されると判断されるときは前記ス
テップ8〜11が繰り返され、数式構成要素が1つずつ
入力される。表示画面において数式の作成が完了したと
きには一定の条件の下でステップ12でNOと判断され
、数式構成要素の入力処理の手続きが終了する。なお、
数式の構成要素の単位については後述される。
次に、第6図に基づきステップ10について詳細に説明
する。このステップ10に本実施例の特徴的内容が含ま
れる。
ステップ10は4つのステップ13〜16で構成される
。先ず、数式構成要素をグラフィック要素としてデイス
プレィ装置1の表示画面上に配置しようとして入力装置
4から入力し、更にその配置位置情報を入力すると、演
算処理装置5でグラフィック要素としての要素名が生成
され、登録される(ステップ13)、この要素名は入力
される各数式構成要素ごとに作成され、これにより数式
を構成する要素を互いに区別することが可能となる。そ
してその後、各数式構成要素の大きさを表すデータ、配
置座標に関する表示情報を表すデータが登録される(ス
テップ14)、ステップ13゜14の処理は従来の処理
と同様である0本実施例では、更にステップ15と16
が設けられる。これらのステップ15.16では、■各
数式構成要素の演算対象となる領域の座標と■他の数式
構成要素の座標との比較により、■それらの演算対象領
域に含まれる他の数式構成要素の演算対象領域との関係
と■各数式構成要素の演算結果が利用される他の数式構
成要素の演算対象領域との関係が登録される。
上記の内容を例を挙げて具体的に説明する。今、例えば
A+cos(1−B)という数式を想定し、この数式に
おいて関数cosについて考えてみると、上記の■■■
■の情報は次のようになる。
■=括弧内の数式1−Bを含む領域の座標■=括弧内の
数式1−Bの構成要素である、減算演算子−9数値1.
記号Bの座標 ■=括弧内の数式1−Bの構成要素である減算子−によ
る演算結果が関数cosの引き数となるという演算子−
とcosとの対応関係■=関数cosによる演算結果が
加算演算子子の引き数となるという加算演算子子とco
sとの対応関数 以下の説明においては、数式構成要素の間の対応関係を
定義する目的で、各数式構成要素ごとに互いに対応する
他の数式構成要素を格納する表形式のデータ構造を使用
し、この対応関係をポインタと呼ぶことにする。
第7図乃至第13図には、本実施例で定義される演算子
、記号、関数、数値等の数式構成要素を表示画面におい
てグラフィック要素として表示する場合において、各数
式構成要素に関しその配置領域と演算対象領域の定め方
の例を示し、第14図乃至第20図は第7図から第13
図に示された数式構成要素のそれぞれに対応するグラフ
ィック要素に係る表形式のデータ構造を示す。
第7図は数式構成要素18として加算演算子を示し、加
算演算子18は、演算子自身が配置される領域19とそ
の左右両側に2つの演算対象領域20.20が定義され
る。各領域の表示画面上の位置は、2次元X軸、Y軸の
各座標値の最大値。
最小値と組合せにより、数式構成要素の配置領域19に
ついては点21.22の座標で、演算対象領域20.2
0についてはそれぞれ点23.24の座標で表わされる
第14図は、上記加算演算′:F18のグラフィック要
素に係る表形式のデータ構造を示している。
このデータ構造25は、グラフィック要素ライブラリ記
憶装置6の所定エリア内に形成され、各種のデータは当
該記憶装置6に記憶される。第14図に示されるように
、データ構造25にはグラフィック要素名26.演算子
基27.ポインタ28゜座1s29の各項目が設けられ
、それぞれの項目に対応してデータを書込む欄が設けら
れている。配置しようとする数式構成要素の種類が決定
されるたびにこのデータ構造25が呼出され、各数式構
成要素ごとに重複しない要素名が割当てられ、数式構成
要素がグラフィック要素として表示画面上に配置される
と共に、数式構成要素の配置座標。
及びその演算対象領域の配置座標がデータとして数式デ
ータ記憶装置7に登録される。上記の配置座標の値は、
ステップ9の入力処理で入力された数式構成要素の座標
を使用し、ステップ13゜14.15による演算処理装
置5の処理によって登録される。なお、各数式構成要素
ごとの重複しない要素名は、ステップ13を実行するご
とに演算処理装置5により自動的に更新される数値に基
づき作成することも可能である。
第14図に示される加算演算子のデータ構造の例では、
加算演算子18の左右に演算対象領域20.20が定義
され、データ構造上ポインタ28と座標29の各欄に右
傾域、左領域としてデータ欄が形成されている。なお、
各演算対象領域の座標は、数式構成要素の配置後にステ
ップ15において入力装置4から指示する値に修正する
ように構成されるものであってもよい。
また、数式構成要素のデータ構造に含まれるポインタに
は。
■ この数式構成要素の各演算対象領域に含まれる他の
数式構成要素へのポインタと、■ この数式構成要素の
含まれる演算対象領域が属する他の数式構成要素へのポ
インタと、が定義される。各ポインタのデータ値は、他
の数式構成要素のグラフィック要素名である。第1.4
図に示された加算演算子18のデータ構造を例にとって
説明すれば、右領域のポインタは、演算子子の右側領域
に含まれる数式の演算結果を与える演算子に対応する他
の数式構成要素へ接続するように定義される。左領域の
ポインタも同様である。
また、演算結果のポインタは、加算演算子子が含まれる
演算対象領域が属する他の数式構成要素へ接続するよう
に定義される。数式構成要素間のポインタのデータ登録
はステップ16により実行される。ステップ16の詳細
は後述される。
同様にして、数式構成要素18として、第8図では分数
の記号、第9図では括弧の記号、第10図では文字記号
、第11図では数値、第12図では指数関数、第13図
では余弦関数がそれぞれ示され、各図においてそれぞれ
に関し配置領域19゜演算対象領域20が定義されると
共に各領域を決める点21,22,23.24が示され
る。また、第15図乃至第20図には第14図と同様に
上記の各数式構成要素に対応した表形式のデータ構造が
示され、第15図には分数記号のデータ構造、第16図
には括弧記号のデータ構造、第17図には文字記号のデ
ータ構造、第18図には数値のデータ構造、第19図に
は指数関数のデータ構造、第20図には余弦関数のデー
タ構造が示される。
第15図乃至第20図から明らかなように、それぞれの
データ構造におけるポインタ28の内容、それに関連す
る座標29の内容は、各数式構成要素の特徴に応じて定
義されている。
次に、ステップ16の詳細な処理手順を説明する。ステ
ップ16は、更に、 (1)入力された数式構成要素の演算対象領域に含まれ
る他の数式構成要素へのポインタを登録するステップと
、 (2)入力された数式構成要素が含まれる演算対象領域
が属する他の数式構成要素へのポインタを登録するステ
ップと、 から構成される。ステップ16では2つの上記ステップ
(1)、(2)が順次に実行される。
第21図は、演算対象領域に含まれる他の数式構成要素
へのポインタを登録する上記ステップ(1)での処理手
順を示したものである。
先ず、ステップ41では、表示画面に配置しようとする
グラフィック要素(或る数式構成要素)の演算対象領域
とその座標を取出す。以下、グラフィック要素をP、そ
の演算対象領域をRとする。
次にステップ42では、演算対象領域Rに含まれる他の
グラフィック要素(他の数式構成要素)Qを座標比較を
行って取出す。ステップ43で、演算対象領域Rに含ま
れる他のグラフィック要素Qがない、(空である)こと
が分かれば、ステップ48を経てグラフィック要素Pの
他の演算対象領域Rについて上記と同様な処理を繰返す
演算対象領域Rに含まれる他のグラフィック要素Qが1
つだけの場合には、ステップ45で、(、)  グラフ
ィック要素Qの演算結果のポインタの値に、グラフィッ
ク要素Pを入れ、 (b)  グラフィック要素Pの演算対象領域Rのポイ
ンタの値に、グラフィック要素Qを入れる。
一方、演算対象領域Rに含まれる他のグラフィック要素
Qが複数の場合には、ステップ46で、グラフィック要
素Qの中から演算結果のポインタの値が未設定の要素を
取出し、それをQ′として、更にステップ47で、 (c)  グラフィック要素Q′の演算結果のポインタ
の値に、グラフィック要素Pを入れ、(d)  グラフ
ィック要素Pの演算対象領域Rのポインタの値に、グラ
フィック要素Q′を入れる。
上記ステップ45.47が終了した後にはステップ48
に移り、前述した処理を繰返す。
第22図は、数式構成要素が含まれる演算対象領域が属
する他の数式構成要素へのポインタを登録する上記ステ
ップ(2)での処理手順を示したものである。
先ず、ステップ49では、配置しようとするグラフィッ
ク要素(或る数式構成要素)の配置座標を取出す、以下
、このグラフィック要素をPとする0次に、ステップ5
0では、グラフィック要素Pが含まれる演算対象領域R
を座標比較を行って取出し、演算対象領域Rの属する他
のグラフィック要素Q(他の数式構成要素)を求める。
ここで、グラフィック要素Pが含まれる演算対象領域R
の有無をステップ51で判定し、演算対象領域Rがない
場合には処理を終了する。
一方、演算対象領域Rがある場合にはステップ52に移
り、このステップ52では、グラフィック要素Pが含ま
れる演算対象領域Rの属するグラフィック要素Qが複数
ある場合には、Qに属する演算対象領域Rに他の演算対
象領域Rを含まないQを選出し、これをQ′ とする。
また、Qが1つである場合には、これをQ′とする。
最後に、ステップ53で、 (e)  グラフィック要素Q′の演算対象領域Rのポ
インタの値に、グラフィック要素Pを入れ、(f)  
グラフィック要素Pの演算結果のポインタの値に、グラ
フィック要素Q′を入れる。
以上の処理手順によって得られるデータは、グラフィッ
ク要素のポインタの値を参照することにより、更に、搬
式の構成要素である演算子、記号。
関数、数値等の演算関係を与えるグラフを作成する手順
で直接利用することができる。
次に、以−トの処理手順に基づき簡単な数式を入力する
例を用いて、デイスプレィ装置1の表示画面とデータ構
造がどのように推移するかを具体的に説明する。
本例では次式の自然言語で表現された代数式を入力する
場合を考える。
 0 第23図では数式構成要素である記号Bを配置した画面
−Fの表示61とデータ構造62を示している。破線で
示したブロックはその演算対象領域を示す。入力装置4
によって数式構成要素である記号Bを入力しくステップ
8)且つその配置位置情報を座標で入力する(ステップ
9)と、演算処理装置5等の作用により記号名Bで且つ
グラフィック要素名g1のデータ構造62が生成され(
ステップ10)、且つ記号I3がデイスプレィ装置1の
表示画面に表示される(ステップ11)。この段階では
、それ以前に配置された他のグラフィック要素(数式構
成要素)が表示画面一1−に存在しないので、「べき乗
」と「演算結果」とからなるポインタの設定は行われな
い。なお、第23図以降の図面では、説明の便宜−ヒグ
ラフィック要素のデータ構造として配置位置に関する座
s29の部分を省略したものを用いて説明する。
第24図では、次に、数式構成要素である減算演算子−
を画面上に追加配置した表示63とそれに伴うデータ構
造の変化を示している。前記と同様に、減算演算子−を
入力し且つその配置位置を入力すると、減算演算子−を
表わすクラフィック要素名g2のデータ構造64が生成
され、且つ減算演算子が画面上に表示される。この場合
には、g2の演算対象領域の中の「左領域」のポインタ
にglが設定される。このポインタは、前記ステップ4
1.42でのg2の左領域とglとの座標比較の結果、
ステップ45で設定されたものである。なお、g2の右
領域に含まれる他の数式構成要素、及びg2が含まれる
他の演算対象領域は存在しないので、g2の「右領域」
と「演算結果」のポインタは設定されない。第24図に
おいて。
矢印65はデータ構造62と64の間の相互のグラフィ
ック要素名の格納関係に基づくデータ構造間のつながり
関係を示している。以下の図面でも同様に矢印65を用
いてつながり関係を示す。
第25図では、次に、数式構成要素として画面」二に数
値1を追加配置した表示66とそれに伴うデータ構造の
変化を示している。前記と同様に、数値lを入力し、そ
の配置位置を入力すると、数値1を表わすグラフィック
要素名g3のデータ構造67が生成され且つ数値1が画
面上に表示される。この場合、g3の「演算結果」のポ
インタにg2が設定され、g2の演算対象領域の中の「
右領域」のポインタにg3が設定される。これらのポイ
ンタは、ステップ49.50でのg2の右領域とg3と
の座標比較の結果、ステップ53で設定されたものであ
る。
第26図は、次に、画面上に数値構成要素として括弧記
号を追加配置した表示68とそれに伴うデータ構造の変
化を示している。前記と同様に、括弧を入力し、その配
置位置を入力すると、括弧を表わすグラフィック要素名
g4のデータ構造69が生成され、且つ、括弧68が画
面−Lに表示される。この場合には、g2の「演算結果
」のポインタにg4が設定され、g4の演算対象領域の
中の「カッコ内」のポインタにg2が設定される。
これらのポインタは、前記ステップ4]、、42でのg
4の「カッコ内」の演算対象領域とg2との座標比較の
結果、ステップ47で設定されたものである。
第27図では、次に、画面−トに数値構成要素として数
値2を追加配置した表示70とそれに伴うデータ構造の
変化を示している。前記と同様に、数値2を入力し、そ
の配置位置を入力すると、数値2を表わすグラフィック
要素名g5のデータ構造71が生成され、且つ数値2が
画面上に表示される。この場合には、g5の「演算結果
」のポインタにg4が設定され、g4の演算対象領域の
中の「べき乗」のポインタにg5が設定される。これら
のポインタは、ステップ49.50でのg4の「べき乗
」の演算対象領域とg5との座標比較の結果、ステップ
53で設定されたものである。
第25図では、次に、画面上に数値構成要素として分数
を追加配置した表示70とそれに伴うデータ構造の変化
を示している。前記と同様に1分数を入力し、その配置
位置を入力すると、分数を表わすグラフィック要素名g
6のデータ構造73が生成され1画面上に分数記号が表
示される。この場合には、g4の[演算結果」のポイン
タにg6が設定され、g6の演算対象領域の中の「分子
」のポインタにg4が設定される。これらのポインタは
、ステップ41.42でのg6の[分子」の演算対象領
域とg4との座標比較の結果、ステップ47で設定され
たものである。
第29図では、次に、画面上に数式構成要素として数値
10を追加配置した表示74とそれに伴うデータ構造の
変化を示している。前記と同様に。
数値10を入力し、その配置位置を入力すると、数値1
0を表わすグラフィック要素名g7のデータ構造75が
生成され且つ画面上に数値10が表示される。この場合
には、g7の「演算結果」のポインタにg6が設定され
、g6の演算対象領域の中の「分母」のポインタにg7
が設定される。
これらのポインタは、ステップ49.50でのg6の「
分母」の演算対象領域とg7との座標比較の結果、ステ
ップ53で設定されたものである。
第30図では、次に、画面上に数式構成要素として加算
演算子子を追加配置した表示76とそれに伴うデータ構
造の変化を示している。前記と同様に、加算演算子子を
入力し、その配置位置を入力すると、加算演算子子を表
わすグラフィック要素名g8のデータ構造77が生成さ
れ且つ画面上に加算演算子+が表示される。この場合に
は、g6の「演算結果」のポインタにg8が設定され。
g8の演算対象領域の中の「左領域」のポインタにg6
が設定される。これらのポインタは、ステップ41.4
2でのg8の「左領域」の演算対象領域とg6との座標
比較の結果、ステップ47で設定されたものである。
第31図では、次に、画面上に数式構成要素として三角
関数cosを追加配置した表示78とそれに伴うデータ
構造の変化を示している。前記と同様に、三角関数co
sを入力し、その配置位置を入力すると、三角関数co
sを表わすグラフィック要素名g9のデータ構造79が
生成され、且つ画面上に三角関数78が表示される。こ
の場合には。
g9の「演算結果」のポインタにg8が設定され、g8
の演算対象領域の中の[右領域」のポインタにg9が設
定される。これらのポインタは、ステップ49,50で
のg8の「右領域」の演算対象領域とg9との座標比較
の結果、ステップ53で設定されたものである。
第32図では1次に、画面上に数式構成要素として記号
りを追加配置した表示80とそれに伴うデータ構造の変
化を示している。前記と同様に、記号りを入力し、その
配置位置を入力すると、記号りを表わすグラフィック要
素名gloのデータ構造81が生成され、且つ画面上に
記号りが表示される。この場合に、gloの「演算結果
」のポインタにg9が設定さ九、g9の演算対象領域の
中の「引数」のポインタにgloが設定される。
これらのポインタは、ステップ49.50でのg9の「
引数」の演算対象領域とgloとの座標比較の結果、ス
テップ53で設定されたものである。
第33図では、次に、画面上に数式構成要素として等号
=を追加配置した表示82とそれに伴うデータ構造の変
化を示している。前記と同様に、等号=を入力し、その
配置位置を入力すると、等号=を表わすグラフィック要
素名gllのデータ構造83が生成され且つ等号82が
画面上に表示される。この場合には、g8の「演算結果
」のポインタにgllが設定され、gllの演算対象領
域の中の「右辺」のポインタにg8が設定される。
これらのポインタは、ステップ41.42でのgllの
「右辺」の演算対象領域とg8との座標比較の結果、ス
テップ47で設定されたものである。
第34図では、最後に、画面上に数式構成要素として記
号A&追加配置した表示84とそれに伴うデータ構造の
変化を示している。前記と同様に、記号Aを入力し、そ
の配置位置を入力すると、記号へを表わすグラフィック
要素名g12のデータ構造85が生成され且つ画面上に
記号Aが表示される。この場合には、g12の「演算結
果Jのポインタにgllが設定され1g12の演算対象
領域の中の[左辺」のポインタにgllが設定された。
これらのポインタは、ステップ49,50でのgllの
「左辺」の演算対象領域とg12との座標比較の結果、
ステップ53で設定されたものである。
以上の手順により得られた各数式構成要素のデータ構造
は、ポインタと座標とを合わせた状態にて記憶装置7に
格納される。
以上の手順により得られた数式構成要素のデータのポイ
ンタを検索することにより、数式を構成する演算子、記
号、関数、数値等の間の演算関係を与えるグラフを作成
すると第35図に示す如くなる。本図で示されたグラフ
は、数式を構成する記号、数値を始点とし、演算子、関
数を終点とする有向枝である。特にこの例では、記号A
、D。
Bと数値1,2.10を始点とし、演算子=を終点とす
るグラフである。なお、第35図において。
グラフの各ノートに位置する数式構成要素に対し前述し
た数式構成要素と同一のものには同一の参照符号を付し
ている。このようなグラフ形式のデータは、例えば、下
記の処理に対する入力として直接用いることができる。
(i)  数式の因数分解、微分等の数式処理(ji)
  記号への数値代入、演算子の評価による数式の計算 (iii)  数式のブロック図表現、計算機プログラ
ムへの変換 以上の説明で明らかなようにステップFによれば、次の
ような効果が生じる。
使用者は、対話型のコンピュータに演算実行可能な状態
で数式を入力するにあたり、数式をグラフィックなもの
として取扱い、数式構成要素をグラフィック要素として
取扱って表示画面に数式を書込むことにより数式を直接
にコンピュータに入力することができ、数式入力作業の
容易化を達成することができ、数式を効率よく入力でき
ると共に誤入力を防止することができる。
数式構成要素の種類と表示画面上における数式構成要素
の間の配置位置関係に基づいて、その数式構成要素の演
算関係が求められるため、特に数式を文字列データとし
て入力する必要はなく、数式入力作業を容易にすると共
に操作性が高いものとなる。
コンピュータの側においても数式構成要素の区別・分類
が不要となり、且つ構文解析が不要となるため、処理が
容易となり、計算量が減少する。
使用者は、数式構成要素を単にグラフィック要素として
意識して入力し、表示画面」二に書込むだけで自動的に
入力・配置した数式構成要素と既に画面に配置済みの数
式構成要素との演算関係が求められるため、表示画面上
の任意の箇所に、任意の順序で数式構成要素を書込んで
数式を作成することができ、操作性が極めて高く、使い
やすい。
この効果は、特に複雑な数式を書込む時に発揮される。
また、かかる数式入力処理装置を組み込んだコンピュー
タシステムや数式入力処理方法が適用されたコンピュー
タシステムによれば、数式の入力が便利になる。
更に、グラフィック表示画面で、入力装置を介して、使
用者が自由に指示した位置に、種類を指示した数式を構
成する演算子、記号、関数、数値を表わすグラフィック
要素を配置することにより、数式を構成する演算子、記
号、関数、数値の間の演算関係を表すデータを自動的に
作成し、作成したデータを、後述するように、数式から
コンピュータプログラムへの変換処理、数式の変形、微
分等の数式処理等に直接利用できる。
また、ステップFの他の実施例としては、−度入力して
数式データ記憶装置に格納した数式に係るデータを呼出
し、それを修正する場合を対象とした数式入力処理方法
がある。このような修正の操作には、■追加、■削除、
■複写、■訂正(置換)の4つの操作が考えられる。
上記追加の操作に関しては、呼出された数式に係るデー
タ中の、数式構成要素の座標、演算対象領域の座標を修
正し、新規に数式を入力する場合と同様の処理手順を直
接適用できる。
また、上記訂正の操作に関しては、数式構成要素のデー
タ構造中の演算子基、数値、記号名を変更する処理によ
り対応できる。なお、名称を指定する入力操作は、使用
者が入力装置4により指定した数式構成要素に対し、同
じく入力装置4を介して文字列、数値等を入力すること
により実現するように構成することができる。
更に、上記削除の操作については、データ中から削除す
る数式構成要素を指定し、その数式構成要素の「演算結
果」を除くポインタで接続する他の数式構成要素も一括
して削除する。
最後に上記複写の操作については、複写する数式中の範
囲を使用者が表示画面上で指定し、その中に含まれる数
式構成要素を座標比較により取出し、各数式構成要素ご
とに対応する新たな数式構成要素のデータを生成し、複
写元の数式構成要素間のポインタの接続状態を複写先の
データに移転し、保存する。複写先の数式構成要素の座
標データは、使用者が新たな配置位置を入力装置4で指
定した結果に基づき決定される。なお、複写範囲に含ま
れる数式の演算結果を与える数式構成要素の、「演算結
果」のポインタは、前述のステップ49.50,51.
52等による処理により、複写先の数式構成要素の位置
と、既に配置済みの他の数式構成要素の演算対象領域と
の座標比較により、設定される。
上記の実施例では、数式を入力する際、既に作成済みの
数式のデータを参照し、それを修正することにより、デ
ータ入力量と操作量との削減できるという効果がある。
更に、修正前後の数式のデータの整合性を保存すること
により、修正に伴う誤入力の発生を防止することができ
るとし1う効果もある。
更に、本実施例ステップGでは、数式の演算関係にもと
づき、数式の値を計算する計算機プログラムを作成する
。以下では、第35図に示した、グラフの形式で表現さ
れた数式の演算関係を用いて、ステップGを説明する。
第36図に、ステップGの詳細な処理手順のフローを示
す。本処理の基本的な考えは、グラフの始点ノードから
演算子を探索し、演算子の入力となる値が確定したもの
から順次、演算命令に変換し、プログラムの1ステツプ
として格納するものである。
先ず、ステップ90では、数式の各構成要素の演算結果
のポインタに対応させ、計算プログラムを格納するメモ
リ上でデータ格納領域中の個々のメモリのアドレスを割
り当てる。第32図のグラフでは、グラフのノード間を
連結する有向枝が演算結果のポインタであり、各ポイン
タに、有向枝の始点となる演算子の演算結果である数値
を格納するメモリのアドレスが割り当てられる。
次に、ステップ91では、グラフの始点ノードである数
値、記号の値をメモリに格納する演算命令からなるプロ
グラムの1ステツプを作成する。
第37図は、ステップ91の詳細な処理手順を示す。
ステップ91Aでは、グラフの始点ノードをすべて取り
出す。第32図のグラフでは、記号A。
B、C及び、数値1,2.10のノードある。ステップ
91Bでは、取り出した始点ノードの中から[演算結果
」のポインタが、マーク済みとなっていないノードを取
り出す。即ち、未処理のノードを取り出す。ステップ9
1Cでは、全ての始点ノードが処理済みとなったことを
判定し、ステップ91の処理を終了する。ステップ91
Dでは、ステップ91Cで取り出したノードが、数値で
あることを判定し、引き続き、ステップ91Eにて、数
値を指定されたアドレスに格納するプログラムの1ステ
ツプを作成する。第38図は、ステップ91Eの処理の
一例として、数式の構成要素66が数値111 ′1で
あり、その演算結果のポインタ66Aに、計算プログラ
ムを格納する記憶装置7内のデータ格納領域95上のメ
モリエリア96のアドレス97が割り当てられている場
合に、作成されるプログラムの1ステツプ98を示す。
プログラムの1ステツプ98は、演算命令99とパラメ
ータ100.101とから構成される。本例は、パラメ
ータ100で指定された数値II I PIを、同様に
パラメータ101で指定されたアドレス97のメモリエ
リアに直接格納する“L OA D ”命令99を実行
する1ステツプを示す。
ステップ91 Fでは、ステップ91Cで取り出したノ
ードが、数値であることを判定し、引き続き、ステップ
91Gにて、指定された入力装置から入力されたデータ
を記号に対応したアドレスに格納するプログラムの1ス
テツプを作成する。第39図は、ステップ91Gの処理
の一例として、数式の構成要素61が記号“B″であり
、その演算結果のポインタ61Aにデータ格納領域95
」二のメモリエリア102のアドレス103が割り当て
られている場合に、作成されるプログラムの1ステツプ
104を示す。本例は、パラメータ105で指定された
入力装置“DEVI”より入力された数値を読み込み、
同様にパラメータ106で指定されたアドレス103の
メモリエリアに格納する” RE A D″′命令10
7を実行する1−ステップを示す。
最後に、ステップ91Hでは、処理されたノードに処理
済みのマークを付ける。
更に、ステップ92では、グラフのノードに入力するポ
インタに対応するすべてのメモリエリアに関し、その内
容を格納する命令が確定したメモリエリアをもつノート
(演算子)の有無を判定する。格納する命令が確定して
いるか否かは、ポインタに対応するアドレスのマークを
調べて判定する。
ステップ93では、ステップ92の判定により選ばれた
各々の演算子に対し、対応する演算命令からなるプログ
ラムの1ステツプを作成する。ステップ93の処理後、
ステップ94にて、演算命令に変換された演算子に対し
、その演算結果を格納する命令が確定したことを示すた
め、演算結果を格納するアドレスにマークを付ける。
第40図は、値を格納する命令の確定した構成要素61
の記号″゛B″と構成要素66の数値LL 117のポ
インタ61A、66Aが、減算を施す構成要素63であ
る演算子′″−″を指している場合に、作成されるプロ
グラムの1ステツプ107を示す。
G3Aは、演算子“−″のポインタである。本例は、パ
ラメータ1.08,109で指定されたアドレス103
.97のメモリエリア102.96に格納された記号1
1 B IIと数値II ]−IIの値の差を求め、そ
の結果をパラメータ110で指定されたアドレス112
のメモリエリア113に格納する” S U B ”命
令111を実行する1ステツプ107を示す。
第41図は、値を格納する命令の確定した演算子II 
 IIと構成要素70である数値″2″′とのポインタ
63A、70Aが、括弧に対する演算を施す構成要素6
8である演算子11()#を指している場合には、作成
されるプログラムの1ステツプ114を示す、68Aは
ポインタである0本例は、パラメータ116,117で
指定されたアドレス112のメモリエリア113に格納
された演算子II  IIの演算結果の2乗を求め、そ
の結果をパラメータ118で指定されたアドレス119
のメモリエリア120に格納する“M U L T ”
命令1.15を実行する1ステツプ114′を示す。
更に、第42図は、値を格納する命令の確定した構成要
素80の記号11 D IIのポインタ80Aが、三角
関数の演算を施す構成要素78である演算子”、c o
 s ”を指している部分に対応し、作成されるプログ
ラムの1ステツプ121を示す。本例は、三角関数の値
を級数展開近似による四則演算で求めるプログラム(サ
ブルーチンプログラム)を呼び出す” J M P ”
命令122を実行する1ステツプ121を示す。本例で
は、呼び出すサブルーチンプログラムを格納した領域1
27のアドレス126をパラメータ123により指定す
るものである。領域127に対応するメモリエリア14
0〜144には、サブルーチンプログラムの要素が記憶
されている。プログラムの実行時には、記号II D 
71の値は、パラメータ124で指定されたアドレス1
45のメモリエリア147の値がサブルチンプログラム
に渡され、三角関数演算の入力とじて用いられる。同様
に、三角関数の演算結果は、パラメータ125で指定さ
れたアドレス146のメモリエリア148に格納される
。サブルーチンプログラムは”RETLIRN″′命令
144により、呼び出されたプログラムに戻るように構
成されている。
以上のステップ92〜94を繰り返し、演算子が順次演
算命令に変換され、各々に対応してプログラムの1ステ
ツプが作成されるが、等号関係を示す演算子“=″につ
ぃては、第43図の例に示されるようにステップ93で
例外処理を行う。即ち、構成要素82である演算子″=
′″を指すポインタ76Aを持つ演算子76の演算結果
を、演算子11 = I+を指すポインタ84Aを持つ
記号84に代入するよう、演算命令を作成する。演算子
11 +I+の演算結果を格納したアドレス153のメ
モリエリア156の内容を、アドレス154により指定
されたメモリエリア158に、記号1“A″″の演算結
果として格納する“L OA D ”命令150を実行
する1ステツプ149が作成される。151゜152は
パラメータである。
以上のステップGの処理の結果、第32図に示されたグ
ラフに対応し作成された、プログラムの一例を第44図
に示す。本図では、記号により表記したプログラムの命
令、パラメータは、記憶領域内では、2進法の記法に従
い機械語として格納され、計算機の演算処理装置で直接
解釈、実行されるものとなっている。
ステップGでは、ステップFの終了時に得られた、代数
式の構成要素間の演算関係にもとづき、領域133(第
4図)に表示された代数式の値を求める演算処理プログ
ラム(第44図)が作成され、記憶装置7に格納される
。この代数式は第4図に示されるように変数(B及びL
)を含んでいるので、作成された演算処理プログラムも
該当する変数を含む。
以上のステップGでは、四則演算を直接扱うことができ
る仮想的な演算命令を、機械語の命令と見なして説明し
た。従来の機械語によっても、サブルーチンプログラム
を構成することにより、四則演算を扱うマクロ命令を定
義することができるので1本例で説明したような演算命
令の構成法は、−膜性をもっている。
以上の実施例では、数式を入力する際、既に作成済の数
式のデータを参照し、それを修正することにより、デー
タ入力量と操作量とを削減できるという効果がある。更
に、修正前後の数式のデータの整合性を保存することに
より、修正にともなう誤入力の混入を防止することがで
きるという効果もある。また、入力された代数式は、設
計図書作成のための情報の一部として保存されるだけで
なく、その値を計算するプログラム作成の情報にも用い
られる。すなわち、入力された代数式の情報は、設計図
書の作成及びプログラムの作成に使われる。
次に、ステップHの処理について説明する。
更に、本発明の実施例におけるステップHでは、ステッ
プGの処理により作成された演算処理プログラムを実行
して代数式の値を求め、その計算結果を記憶装置7に記
憶させる。演算処理プログラムの実行に必要な入力され
た代数式の記号(変数)の値は、演算処理プログラムへ
の入力のためにあらかじめ準備されている入力処理プロ
グラム中で指定された入力装置より、あるいは入力方法
に従って入力が促されるものとなっている。すなわち、
デイスプレィ装置1の表示画面上の文字領域131にカ
ーソルが表示され、キーボードを用いて数値を入力する
ことを促したり、図形領域にグラフィック要素として表
示された数値を座標指示装置を用いて指定して入力する
数値とすることを促すものである。この入力処理プログ
ラムは、種々の代数式に対して作られる各演算処理プロ
グラムの変数への数値入力が可能な凡用性のあるもので
あり、記憶装置7に記憶される。入力処理プログラムは
、1つの変数に対して1つの数値が入力された場合、1
コの変数に対して複数の数値が入力された場合、及び1
つの変数に対して計算範囲を示す数値の範囲が入力され
た場合でも、該当する変数に入力された数値を代入して
演算処理プログラムによる所定の計算を円滑に行わせる
機能を有する。例えば、領域131,132に記載され
た数値データを取り出し、これを前記代数式に対応した
演算処理プログラムの変数に代入し、このプログラムを
実行する。変数とそれに代入する数値との対応関係は、
表示画面上のグラフィック要素としての数値、記号を入
力装置によって指示することにより決定される。ステッ
プI(の処理を実行するにあたって、まず入力処理プロ
グラムにより数値の入力形態(入力する数値が、1変数
に対して1個、複数個または範囲)のメニュー等がデイ
スプレィ装置1に表示される。このようなメニューに従
って該当する数値をキーボード(入力装置4)から使用
者が入力する。例えば、数式中の変数りには、領域】3
1中の数値II 4 Q 11を代入し、変数Bには領
域132中の数値” 123 ”を代入し、演算処理プ
ログラムを実行させる。この数値の指定は、変数と数値
に対応したグラフィック要素134.135,136,
137を指定することによりなされる。なお、数値は、
キーボード等の入力装置から直接入力されるものであっ
てもよい。
本実施例におけるステップエでは、ステップHの処理に
よって得られた代数式の計算結果の値を、数値2表、グ
ラフの形式で、表示画面に表示し、他の文字領域及び図
形領域に表示されている情報とともに設計図書情報とし
て記憶装置7に格納する。
ステップ■では、ステップ10の実行結果を、グラフィ
ック要素である図形2文字から構成されるグラフ、表の
形式に変換し、設計図書中の領域内に組み込む、この領
域は、使用者が入力装置4を用いて表示画面一ヒの座標
を指定した位置に設けられるものであってもよい。第4
図は、ステップIにより得られた計算結果を文字領域1
32内の領域137に表示する例である。また、第45
図は、図形領域138にグラフの形で、代数式の数値計
算結果髪表示した例を示した。本例では、代数式に含ま
れる変数に関し、ステップHで指定された変数の数値域
に対する計算結果をグラフの形式で表示した例を示す。
変数の数値域に対する計算結果は、ステップHで入力処
理プログラムの処理過程で数値域の上限値、下限値、及
びそれらの間の間隔幅を指定することによって得られる
。本実施例では、ステップFで作成された演算処理プロ
グラムを演算処理装置で直接実行可能な形式で格納して
いるので、上記のように、使用者により入力された数値
域の中で変数の値を変化させながら、入力処理プログラ
ムと数式の種を計算する演算処理プログラムとを連結し
て実行することが可能となっている。また、使用者は、
代数式を入力したばかりなので、代数式の変数が何を意
味しているのかわかり、変数に代入する数値を適切に与
えることができる。
最後に、記憶装置7に格納された設計図書情報を呼び出
してプリンタ(図示せず)により印字することによって
設計図書が作成される。本実施例は設計図書の作成につ
いて述べたが、自然言語で表現された代数式を含む文書
であれば、どのような文書でも作成が可能である。微分
及び積分の少なくとも一方を含む他の代数式に対しても
、本実施例は適用できる。
以上の実施例では、表示画面上の操作により、グラフィ
ックに表示された情報の中から数値を選択し、数式の計
算に必要な変数に代入できるという効果がある。
以上の説明で明らかなように、本実施例によれば、以下
のような効果が生じる。
まず、本実施例では、設計図書(文書)の情報として入
力した代数式に基づき演算処理プログラムを作成、格納
しておき、数式の計算時には、その処理プログラムを直
接実行することにより、処理内容を任意に指定できるこ
とと、コンパイラによりプログラムを実行する処理を高
速に実行できることとを同時に達成できるという効果が
ある。
次に、使用者は、グラフィック表示能力を持つ対話型の
コンピュータを利用して、図形及び文章が混在した設計
図書を作成し、編集する際に、グラフィックなものとし
て代数式を取扱い、設計図書の情報の一部としてその表
記形態を保存するのと同時に、同一のコンピュータによ
り演算実行可能な形態で数式の演算情報をも保存するこ
とができる。即ち、従来の数式の入力方法では、−次元
の文字列状の文字領域に数式を記載しているのに対し、
本実施例では、理工字書、公式集等の文献。
資料で通常記載している。いわゆる自然言語で表現され
た代数式の形式で数式を入力できるので、設計図書の情
報の一部としても数式を保存するのに適している。プロ
グラム言語を理解できない人でも理解できる自然言語で
表現された変数を含む代数式2文字及び代数式の計算結
果を含む設計図書を容易に作成できる。なお、文書の編
集も、文書作成の一形態である。
設計図書の情報となる自然言語で表現された任意の代数
式に対応する演算情報を自由に容易に得ることができる
入力した代数式に対応して演算処理プログラムを随時作
成できるので、特開平1−211067号公報のように
最初にあらゆる場合を想定して演算処理プログラムを作
る必要もなく、該当する演算処理プログラムがないとい
う事態も避けられる。
また、数式の構成要素をグラフィック要素として表示画
面に数式を組み込むことにより数式を直接コンピュータ
に入力することができ、数式入力作業の容易化を達成し
、数式を効率良く入力できるとともに誤入力を防止する
ことができる。
更に、数式の構成要素の種類と表示画面上における数式
の構成要素の間の配置位置関係にもとづいて、その数式
の構成要素の演算関係が求められるため、特に数式を文
字列データとして入力する必要はなく、数式入力操作を
容易にするとともに操作性が高いものとなる。
一方、計算機内部での処理の観点からは、数式の構成要
素の区別・分類が不要となり、且つ構文解析が不要とな
るため、処理が容易となり、計算量が減少する。
使用者は、数式の構成要素を単にグラフィック要素とし
て意識して入力し1表示画面上に書き込むだけで自動的
に入力・配置した数式の構成要素と既に画面に配置済み
の構成要素との間の演算関係が求められるため、表示画
面上の任意の位置に。
任意の順序で数式の構成要素を書き込んで数式を作成す
ることができ、操作性が極めて高く、使いやすい。また
、このような数式の構成手順が可能なので、−度作成し
た数式をライブラリとして格納したものを、再びグラフ
ィック要素として表示し、これに修正を加えて新たな数
式を作成することができる。この効果は、特に複雑な数
式を作成。
計算する時に発揮される。
更に、数式の値を計算する演算処理プログラムは、演算
処理装置で直接実行可能な形式で記憶装置に格納される
ので、プログラムの実行速度が速い。また、記憶装置に
格納された他のプログラムと数式の種を計算するプログ
ラムとを連結して実行できるので、データの入出力処理
やパラメータを変化させながら数値計算を行う処理等を
自動化でき、処理効率が高い。
更に、グラフィック表示画面で、入力装置を介して使用
者が指示した位置に、同様に種類を指示した数式の演算
子、記号、数値を表わすグラフィック要素を配置するこ
とにより、数式を構成する演算子、記号、数値の間の演
算関係を表わすデータを自動的に作成し、作成したデー
タを、数式から計算機プログラムへの変換処理、数式の
変形。
微分等の数式処理等に直接利用できる。
更に、本発明の他の実施例として、プラント制御システ
ムの設計図書を対象とした数式の取扱いについて以下に
述べる。設計図書の情報となる数式にもとづき、制御装
置に搭載されたマイクロコンピュータにより実行可能な
制御計算プログラムを作成する場合を説明する。
本実施例は、前述した実施例のステップA−Fが実行さ
れる。更に第46図に示される。ステップJ−Lが実行
される。
第47図に、制御則や制御信号の演算を示す自然言語で
表現された代数式(図形領域135に示す)をステップ
Fで入力した状態を示す、ステップFにより、図形領域
135に記入した代数式に対するグラフ(第35図)を
得る。このグラフに示される各構成要素及びポインタの
情報に基づいて1図形領域136に表示されたブロック
図が作られる(ステップJ)。このブロック図の情報は
記憶装置7に記憶される。得られたブロック図は、記号
及び数値の構成要素と演算子の構成要素を、ポインタで
示される結合情報で結んだものである。
次に、ステップにで、作成されたブロック図を表示する
。第47図は、代数式で表わされる制御系の構成をブロ
ック図形式で表現した設計図書を作成する際の、表示画
面の例を示す0本図では、領域135に記載された数式
の演算関係にもとづき作成したブロック図を、領域13
6に組み込んだものである。本実施例では、ステップF
により、数式の構成要素間の演算関係(第35図のグラ
フ)を求めた後、特願昭63−259044号明細書に
記載の方式により、そのグラフに示された演算子をブロ
ック160乃至166に置き換え、ブロックを配置し、
ブロックの入出力端子間の接続線を配線するステップを
経て、ブロック図の配置情報およびブロック間の接続情
報を得るものとなっている。
ステップFで得られたグラフの情報を用い、前述の実施
例で述べたステップGと同様な処理によって制御プログ
ラムを作成する(ステップL)。ただし、命令言語(例
えば、LOAD、READ。
SUB、MULT等)の意味が制御プログラムと前述の
実施例の計算プログラムと異なっているので、本実施例
では制御プログラムに適した命令言語を用いる。作成さ
れた制御プログラムは、記憶装置7に記憶される。第4
8図に作成された制御プログラムの一例を示す、最後に
代数式、ブロック図及び図示されていない文章を記憶袋
[7から呼び出してプリンタにて印字することにより、
上記制御プログラムを有する制御装置に関する設計図書
が得られる。
本実施例も前述の実施例の効果が得られる。
一方、図形情報を用いずに、数式の構成要素間の演算関
係から、直接、制御計算プログラムを作成することも、
下記実施例により可能となる。即ち、第36図のステッ
プ91及び93により、数式の演算要素を計算プログラ
ムの演算命令に変換する際には、制御装置に組み込まれ
たマイクロコンピュータで実行可能な機械語の形と演算
命令とを対応させて変換する。例えば、第48図に示す
ようなマイクロコンピュータの種類に応じた機械語と演
算命令との対応関係を示す表を参照して、計算プログラ
ムが2進法の記法に従い作成されるものである。
上記の実施例では、作成された制御計算プログラムは、
設計図書編集装置の記憶装置内に一時格納され、出力部
に接続された磁気ディスク装置。
光ディスク等を介して、磁気・光記憶媒体に書き込まれ
るものであってもよい、また、前記制御計算プログラム
は、設計図書編集装置の出力部と制御装置の記憶装置と
を接続する通信装置を介して、直接、制御装置に書き込
まれるものであってもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、自然言語で表現された代数式を含む文
書を作成できると共に、任意の上記代数式に対する演算
情報を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における好適な一実施例である設計図書
作成装置の構成図、第2図及び第3図は第1図の実施例
で実行される処理手順のプロセスを示すフローチャート
、第4図は第1図の実施例で得られた設計図書の表示例
を示す説明図、第5図は第3図のステップFの詳細処理
手順のフローチャート、第6図は第5図のステップ10
の詳細を示すフローチャート、第7図乃至第13図はそ
れぞれ各種の数式構成要素のグラフィック要素としての
表示情報を示す説明図、第14図乃至第20図は前記第
7図乃至第13図に示された数式構成要素のそれぞれに
対応する表形式データ構造を示す説明図、第21図は数
式構成要素のデータを作成するときの第1のポインタ設
定法を示すフローチャート、第22図は数式構成要素の
データを作成するときの第2のポインタ設定法を示すフ
ローチャート、第23図乃至第34図は第3図のステッ
プFの処理を実施したときの数式構成要素の入力・配置
例とそれに伴う各数式構成要素のデータ構造の変化とを
逐次的に示した図、第35図は実施例で説明した数式の
各数式構成要素をグラフ的関係として表現した図、第3
6図は第3図のステップGの詳細処理手順のフローチャ
ート、第37図は第36図のステップ91の詳細フロー
チャート、第38図〜第43図はステップGによる演算
処理プログラムの作成例を示す図、第44図は作成され
た演算処理プログラムの説明図、第45図は第1図の実
施例で得られた設計図書の他の表示例の説明図、第46
図は本発明の他の実施例における処理手順のフローチャ
ート、第47図は第46図の処理手順の実行により得ら
れた設計図書の説明図、第48図は第46図の処理手順
で得られた制御プログラムの説明図である。 1・・・デイスプレィ装置、2・・・画像表示制御装置
、3・・・画像データ記憶装置、4・・・入力装置、5
・・・演算処理装置、6・・・グラフィック要素ライブ
ラリ記第 図 第 4 図 第 図 第 図 第 ア 図 第 図 第10図 第12図 0 第15図 第14 図 第16図 第17図 第19図 第18図 第20図 6 第21 図 第23図 第24図 2 第22図 菓 5 図 第 26 図 第 7 図 第 29 図 第30 7===−−−m L=−===−J 第 1 図 第32図 第35図 2 第 36 図 第 3了 図 第38図 第39図 第42図 笑 0 図 第 1 図 第 4 図 OAD OAD OAD EAD EAD UB LILT LIOT MP DD OAD RITE ND ≠1 門2 1#10 EV1 EV2 ADR4 ADR6 ADR7 ADRチ ADR8 ADR10 EV3 DRI ADR2 ADR3 ADR4 ADR5 ADR1 ADR6 ADR3 ADR5 ADR9 ADR11 ADR11 ADR6 ADR7 ADR8 ADR9 ADR10 第45図 138 第47図 第 6 図 第 8 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力した、自然言語で表現された代数式の情報を用
    いてプログラムを作成し、前記代数式、入力した文章、
    及び前記プログラムの実行にて得られた情報を含む文書
    を作成する文書作成方法。 2、文章並びに図形を含む文書の一部に組み込まれた形
    で自然言語で表現された代数式を入力、編集し、該代数
    式の情報にもとづき、微分・積分を含む代数式の変形や
    数値計算等の処理を実行するプログラムを作成し、該プ
    ログラムを演算処理装置により呼び出し実行可能な形式
    で記憶装置に記憶し、該プログラムのデータの入出力処
    理のため該記憶装置に記憶された他のプログラムと前記
    プログラムとを連結して実行し、前記実行の結果を再び
    図書の一部に組み込むことを特徴とする文書作成方法。 3、前記代数式に関し、グラフィックコマンドを用いて
    演算子、記号、関数、数値の数式構成要素を表示手段の
    表示画面上に配置し数式を記載する方法であつて、前記
    表示画面に配置される複数の前記数式構成要素に関し、
    それぞれにっいて演算対象となる他の数式構成要素を含
    む演算対象領域を定義し、配置された前記複数の数式構
    成要素の間、及びそれらに対応する前記演算対象領域と
    の間で配置座標の座標比較を行い、これにより前記プロ
    グラムを作成するための情報である前記数式構成要素の
    間の演算関係を求めるようにした請求項1または2の文
    書作成方法。 4、前記代数式を構成する複数の前記数式構成要素に関
    し、1つの数式構成要素を前記表示画面上に配置するご
    とに、配置された前記数式構成要素と、その演算対象領
    域に含まれ且つ既に表示画面上に配置されている他の数
    式構成要素との間で前記演算関係を求めるようにした請
    求項3の文書作成方法。 5、前記代数式を構成する数式構成要素は予め前記表示
    画面上に用意され、これらを位置指示手段を用いて順次
    に指示して前記表示画面上に配置して前記代数式を記載
    し、これにより前記数式構成要素間の前記演算関係を求
    めるようにした請求項3の文書作成方法。 6、前記数式構成要素間の前記演算関係が、前記記号及
    び前記数値を始点とし、前記演算子を終点とする有効枝
    からなるグラフとして求められる請求項3の文書作成方
    法。 7、前記グラフの情報を、演算子及び関数をブロック図
    の要素とするブロック図に加工し、前記表示画面上に図
    形として配置する請求項6の文書作成方法。 8、前記数式構成要素間の前記演算関係により示された
    演算順序に基づき、演算子及び関数を演算処理命令に変
    換し、数値を演算処理命令への入力データとして用いる
    データ領域に格納し、記号には、その値として用いる入
    力データを格納したデータ領域のデータを代入し、代数
    式の値を計算するプログラムを作成する請求項3の文書
    作成方法。 9、作成されたプログラムを実行する際、プログラムへ
    の入力とする数値には、入力された文章、図形に記載さ
    れた数値の中から抽出して用いる請求項1または2の文
    書作成方法。 10、作成されたプログラムを実行した結果を、表、グ
    ラフの形態で表示し、入力された文章、図形とともに文
    書の情報として記憶媒体に格納する請求項1または2の
    文書作成方法。 11、文章作成手段と、入力された、自然言語で表現さ
    れた代数式の情報を用いてプログラムを作成する手段と
    、文章作成手段で作られた文章、前記代数式、及び前記
    プログラムの実行により得られた情報を含む文書情報を
    作成する手段とを備えた文書作成装置。 12、文章作成手段と、図形作図手段と、前記手段に入
    力された自然言語で表現された代数式の情報を用いて代
    数式の値を計算するプログラムを作成、実行する演算処
    理手段とを備えた文書作成装置。 13、前記図形作図手段には、代数式を画像として表示
    する手段と、前記代数式を構成する演算子、記号、関数
    、数値の数式構成要素を前記表示手段の画面上にグラフ
    ィック要素として表示するための配置情報を入力する入
    力手段と、前記配置情報にもとづき前記画面上に前記数
    式構成要素を表示する画像表示指令手段と、前記数式構
    成要素のうちの或る数式構成要素の演算対象である他の
    数式構成要素と前記或る数式構成要素との演算関係を表
    わす情報を生成するための生成処理を実行するものであ
    つて、前記入力手段から前記或る数式構成要素に係る配
    置情報が入力されたとき前記生成処理を実行する演算関
    係情報生成手段と、前記数式構成要素の間の前記演算関
    係を記憶する領域を有する記憶手段とを備えた請求項1
    2の文書作成装置。 14、前記演算関係情報生成手段と前記記憶手段で、前
    記各数式構成要素は、それぞれ演算対象となる他の数式
    構成要素を含む演算対象領域が定義され、これらの演算
    対象領域の間の座標比較によつて前記数式構成要素の間
    の前記演算関係情報が生成される請求項13の文書作成
    装置。 15、前記数式構成要素の間の演算関係情報は、前記表
    示手段の画面に配置しようとする前記或る数式構成要素
    に係る配置情報が前記入力手段によつて入力されるたび
    に、既に前記表示手段で配置されている他の数式構成要
    素との間で作成される請求項13の文書作成装置。 16、前記代数式を構成する複数の前記数式構成要素に
    関し、前記入力手段を介して入力される前記数式構成要
    素の入力順序は任意である請求項13の文書作成装置。 17、前記記憶手段は、入力された複数の前記数式構成
    要素を、数式構成要素間の前記演算関係にもとづきグラ
    フ関係で記憶する請求項13の文書作成装置。 18、前記演算処理手段は、前記数式を構成する演算子
    、記号、関数、数値の数式構成要素のうちの或る数式構
    成要素の演算対象である他の数式構成要素と前記或る数
    式構成要素との演算関係を表わす情報により示された演
    算順序に基づき、演算子及び関数を演算処理命令に変換
    し、数値を演算処理命令への入力データとして用いるデ
    ータ領域に格納し、記号には、その値として用いる入力
    データを格納したデータ領域のデータを代入し、数式の
    値を計算するプログラムを作成する請求項12の文書装
    置。 19、前記演算処理手段は、前記プログラムを実行する
    際に、入力された文章、図形に記載された数値をプログ
    ラムへの入力として用いる請求項12の文書作成装置。 20、前記演算処理手段は、前記プログラムを実行した
    結果を、表、グラフの形態で表示し、入力された文書、
    図形とともに設計図書の情報として記憶媒体に格納する
    請求項12の文書作成装置。
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