JPH03262410A - イ草自載式収穫機におけるイ草束の積載装置 - Google Patents

イ草自載式収穫機におけるイ草束の積載装置

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JPH03262410A
JPH03262410A JP6362390A JP6362390A JPH03262410A JP H03262410 A JPH03262410 A JP H03262410A JP 6362390 A JP6362390 A JP 6362390A JP 6362390 A JP6362390 A JP 6362390A JP H03262410 A JPH03262410 A JP H03262410A
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deck
rushes
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cab
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JP6362390A
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Hideo Utsu
宇津 秀夫
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Toyosha Co Ltd
Original Assignee
Toyosha Co Ltd
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Publication date
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  • Binders And Loading Units For Sheaves (AREA)
  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はイ草自載式収穫機におけるイ草束の積載装置に
関する。
〈従来の技術〉 本出願人は先に特公昭62−60043号として、圃場
から刈取ったイ草を一旦横倒し状9(、こ変向させて結
束すると共に、その結束後のイ草束を機体上へ、そのま
ま横(f1シ状態二こ積載てきる自載式の乗用型取It
&を提案し、その実施事業化により相当の成果を収める
ことができた。
その後、これを端緒とする自載式のイ草収穫機につき、
当業界から各種特許や実用新案登録の出願が行なわれて
いるが、その改良の主眼点は2条刈り用としての積載量
増加辷、その荷降し作業の機械化にあるものと看取され
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、その後の公知技術では例えば特開昭6330
1720号や同64 67118号、実開昭64−17
127号から明白なように、イ草束のif載台が機体の
最後尾に形成されており、これよりも前側の運転台にオ
ペレーターが乗るようになっている。しかも、その積載
台は機体の真後に向かって、イ草束を荷降しするように
構成されているため、次の問題がある。
つまり、イ草の刈取り作業は所躍一方向刈りとして実行
されている処、機体の前進中に刈取り積載したイ草束を
、その前進終点において圃場の枕地へ、そのまま荷降し
することができない。蓋し、機体の真後へ荷降しすると
、これを−旦除去しない限り、来た道をそのまま帰る如
く、機体を前向き状態のまま後進させることができない
からである。その前進終点に到達するや、必らず面倒な
機体の後向き旋回操作を行なわなければならない。
又、同じく機体の前進中に刈取り積載したイ草束を、そ
の前進終点では荷降しせず、そのまま機体を後進させた
終点において、圃場の枕地へ荷降しするとしても、その
積載されたイ草束が機体後進時の視界を制限するので、
オペレーター並びに周辺の補助作業者にとって、甚だ危
険である。そして、このことは2条刈り用として、その
8I載台を大容量に形成すればする程、顕著に発生する
こととなる。
〈課題を解決するための手段〉 本発明はこのような課題の改良を企図しており、そのた
めの構成上イ草の分草機構とその分草されたイ草の引起
し機構、その引起されたイ草の株元刈取り機構並びにそ
の刈取られたイ草の結束機構を、悉く機体の前部をなす
作業フレームへ集中的に配列設置し、 同じく機体の後部をなすトラックフレームに、上記結束
後のイ草束を横倒し状態として積載するメインデツキを
形成し、そのメインデツキから後方へ運転台を一体的に
派出させると共に、上記作業フレームをトラックフレー
ムに対して、横軸と油圧シリンダーにより枢支連結して
、その横軸の逼りに昇降作動させ得るように定めたイ草
自載式収穫機において、 上記メインデツキの既刈り側サイド面に沿って、上記横
軸と直交する縦軸を支架させることにより、イ草束積載
用のサブデツキをその縦軸廻りの起伏自在に、且つ上記
メインデツキとの内部連通状態として取付けると共に、 そのサブデツキを油圧シリンダーにより、運転台上から
一定角度範囲だけ起伏作動させ得るように設定したこと
を主な特徴とするものである。
〈作用〉 上記の構成によれば、機体(10)にはイ草束積載用メ
インデツキ(24)のほか、そのサブデツキ(29)も
設置されているため、イ草刈取り上の作業距離を極めて
長く確保することができ、直線距離の長い広大な圃場で
の刈取りや、その2条刈り用にも一切の支障なく対応し
得るのである。
又、機体(10)の後部にメインデツキ(24)が固定
設置されており、これから後方へ運転台(25)が−体
内に延長支架されていると共に、サブデツキ(29)は
メインデツキ(24)の既刈り側サイド面に沿って、そ
の既刈り側の横方向へイ草東(M)を荷降しできるよう
に枢着されているため、機体(10)の前進中に刈取り
積載したイ草束(M)を、その前進終点でもサブデツキ
(29)から圃場の枕地へ荷降しすることができ、機体
(10)を後向きに旋回操作する必要なく、そのまま後
進させ得ることになる。
更に、イ草束(M)を積載したままで、機体(lO)を
後進させる場合にも、そのイ草東(M)によってオペレ
ーターの視界が制限されず、従い後進中やその終点での
荷降し時に、人身事故などを起す危険性もない。
〈実施例〉 以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構成を詳述
すると、第1〜4図は2条刈りに好適なイ草自載式乗用
型収穫機の全体を表わしており、(10)は機体の総称
であって、固定状怒のトラックフレーム(11)と、そ
の前部を形作る昇降作動可能な作業フレーム(12)と
から威る。
つまり、作業フレーム(I2)は後述するイ草の分草機
構(A>や引起し機構(B)、穂先側の挟持搬送機構(
C)、株元刈取り機構(D)、屑イのすぐり出し選別機
構(E)、株元側の集束搬送機構(F)並びに株元結束
機構(G)から威る一連の作業機構を支持する平面視の
全体的な略横り字型架台として、その後部基端がトラッ
クフレーム(11)の左右両側端部へ、水平な横軸(1
3)を介して枢支連結されており、しかもその両フレー
ム(11)(12)の前後相互間には作業フレーム昇降
用の油圧シリンダー(14)が介挿設置されている。
そのため、その油圧シリンダー(14)のピストンロッ
ド(15)を後述の運転台上から、前方へ伸張作動させ
ることによって、作業フレーム(12)を第5図のよう
に、上記横軸(13)を回動支点としつつ、トラックフ
レーム(11)に対する部上がりの傾斜状態に昇揚させ
ることができる。作業フレーム(12)はその平面視の
略横り字型と上記したように、その左側(未刈り側)の
偏倚位置が前方へ長く派出する形態を呈している。
(16)は上記トラックフレーム(11)の前部位置に
搭載されたエンジン、(17)は同じくフレーム(11
)の後部位置に据付けられた走行用トランスミッション
であり、上記横軸(13)と平行な中間軸(18)や第
1.2伝動ベルト(19) (20)などを介して、エ
ンジン(16)の出力軸(21)と伝動連結されている
。その場合、中間軸(18)は上記作業フレーム(12
)の回動支点をなす横軸(13)よりも、一定の間隔距
11!W(d)だけ後方へ偏倚した位置に横架されてい
る。
尚、エンジン(16)の出力軸(21)や中間軸(18
)などのプーリーには、図示符号を省略しである。
(22)はトランスミッション(17)からの取り出し
動力によって回走される左右一対の走行用クローラ−1
(23)はトラックフレーム(11)の前部に位置しつ
つ、そのエンジン(16)の上面をも全体的に覆うイ草
結束床、(24)はその結束床(23)に後続して、ト
ランスミッション(I7)や中間軸(18)などの上面
を全体的に覆うイ草束積載用のメインデツキであり、第
1図の側面図から示唆されるように、好ましくは金属板
材から略り字型に曲成されていると共に、上記結束床(
23)とメインデツキ(24)との前後相互間には、そ
の前者が後者よりも背高くなる一定の高低段差(h)も
与えられている。その凹溝形態をなすメインデツキ(2
4)内へ、極力に多量のイ草束(M)を収容できるよう
になっているわけである。
(25)はトラックフレーム(11)のメインデツキ(
24)から後方へ一体的に延長支架された運転台であり
、オペレーターの操縦ボックス(26)とシート(27
)並びに日除は用の屋根(28)などを備えている。
そのため、オペレーターは運転台(25)に乗って操縦
し乍ら、その直前位置のメインデツキ(24)に対する
イ草束(M>のg!載量を支障なく目視でき、これに操
作子を伸ばして、その積載状態の乱れや安定度などを矯
正することも容易である。
(29〉は上記連続するメインデツキ(24)と運転台
(25)との両君側(既刈り側)端部に沿って、上記横
軸(13)と直交するよう延在された縦軸(30)によ
り、起伏自在に枢着されたイ草束積載用のサブデツキで
あり、望ましくは金属杆材から正面視の略り字型に枠組
み一体化されている。そのサブデツキ(29)の内部が
、上記メインデツキ(24)の内部と連通状態に開放さ
れているわけであり、そのメインデツキ(24)内には
第6.7.19図から明白なように、イ草束(M)が機
体(10)の左右方向に沿う延在状態として寝かせ載せ
られるに反し、このサブデツキ(29)内にはイ草束(
M)が同じく機体(10)の前後方向に沿って延在する
如く、寝かせ載せられることとなる。
(31)はサブデツキ(29)の後部位置において、そ
の枠組み材から一体的に張り出された回動片、(32)
はその回動片(31)と対応位置するように、上記運転
台(25)の下面に付属横架されたサブデツキ起伏用の
油圧シリンダーであり、その回動片(31)に枢支連結
されたピストンロッド(33)を、運転台(25)上か
ら左右方向へ進退作動させることによって、そのサブデ
ツキ(29)を上記縦軸(30)の支点廻りに、約90
度の一定角度範囲(α)だけ起伏させ得るようになって
いる。
第6図のように、その適度な起立状態のもとてイ草束(
M)を安定裡に積載でき、又第7図のような下方への伏
倒操作により、そのイ草束(M)を機体(10)の右側
(既刈り側)位置へ軽快に荷降しすることができる。そ
の起伏的な回動角度(α)を変えることにより、イ草束
(M)の積載量も加減することができることとなる。
そして、このようなサブデツキ(29)も機体(10)
に付属設置するならば、イ草刈取り上の作業距離を著し
く長く確保でき、殊更2条刈り用として効果的である。
その場合、サブデツキ(29)は機体(10)の既刈り
側サイド面に沿って延在しており、併せてメインデツキ
(24〉の後方に運転台(25)が存在するため、その
両デツキ(24) (29)にイ草束(M)を満載5た
ままて、機体(10ンを1&進させるも、その運転台(
25)上に乗ったオペレーターの視界は一切制限されず
、極めて安全であると言える。
この点、図でLメインデ“ンキ(24)の後側全体を運
転台(25)として定めているが、上記オペレータの視
界制限を伴なわない限りでに、その運転台(25)をメ
インデツキ(24)の後方位置において、サブデツキ(
29)の存在する既刈りmlの一方へ偏倚的に配設する
と共に、残る未刈り側へ偏倚した他方位置をメインデツ
キ(24)の言わば延長部分として、ここにもイ草束(
M)を積載できるようζこ定めても良い。
又、図ではサブデツキ(29)をメインデツキ(24)
と、これに後続する運転台(25)との両既刈り便Iサ
イド面に沿って、許される限り長く延在させることによ
り、極力多量のイ草束(M)を積載できるように設定し
ているが、そのメインデツキ(24)のサイド面にのみ
延在するように、サブデツキ(29)を配列設置しても
さしつかえない。
上記サブデツキ(29)の起伏作動用油圧シリンダー 
(32)と、上記作業フレーム(j2)の昇降作動用油
圧シリンダー(]4)の制御回路は、第4.8図に抽出
するillりであって、何れもその油圧制御ハルツ(3
4) (35ンが運転台(25)上から、各別にレバー
操作され゛ること言うまでもない。(36)はその2種
の油圧シリンダー(14) (32)へ作動浦を圧送す
る油圧ポンプであり、エンジン(16)によって作動さ
れる。
(37)はやはり2種の油圧シリンダー(14) (3
2)に共通の貯油タンクであって、ポンプ(36)と同
じく上記トラックフレーム(If)4こ固定設置されで
いる。
(38) (39)はその送油管路を各々示している。
(40)ば先に一言した一連の作業機+Ji(A)〜(
G)へ作業動力を入力するための1次動力分配軸であり
、作業フレーム(12)の左側(未刈り側)へ偏倚した
位置に支架されている。この1次動力分配軸(40)は
第1.5図の側面図や第9図の正面図並びに第10図の
平面図から明白なように、上記横軸(13)並びに中間
軸(工8)との平行状態に横架しており、しかもその横
軸(13)より前方位置にある。
そして、その1次動力分配軸(40)と上記中間軸(1
8)との前後相互間が、比較的長い無端な第3伝動ヘル
) (41)を介して伝動連結されており、そのためト
ランクフレーム(11)に搭載された単一のエンジン(
16)によって、その1次動力分配軸(40)が回転駆
動されることになる。その場合、第1.5図から示唆さ
れるように、1次動力分配!II+ (40)の外側(
左側)軸端部に嵌着された第3伝動ヘルド掛架用のプー
リー(42)は、これと対応する中間軸(18)上のプ
ーリー(図示符号省略)よりも、相当径大に寸法化され
ている。
(43)は上記1次動力分配軸(40)の内側(右側)
軸端部に組付は一体化された第1傘歯車機構(図ではこ
れをギヤケースによって示唆しており、このことは後述
する第2〜8傘歯車機構などについても同様である。)
であり、これからは第9〜11図のように、上方の挟持
搬送機構(C)に向かって起立する伝動軸(44)と、
同じく右側位置の集束搬送機1l(F)と結束!8構(
G)に向かって横架する伝動軸(45)とが、振り分は
状態に派出されている。
又、同じく1次動力分配軸(40)の中間位置に′、二
二作用用トランスミッション46)ち介在されており、
その上段部からは右側位置のすくり選別機構(E)に向
かって派出する伝動軸(47)と、逆な左側位置へ派出
する分草機+! (A) 、引起し機構(B)並びに刈
取り機! (D)の3者に兼用の伝動軸(48)とが、
その1次動力分配軸(40)自身との平行に振り分は横
架されている。
つまり、機体(10)の前部をなす作業フレーム(12
)上へ局部集中的に配列設置された一連の作業機構(A
)〜(G)が、同じく機体(10)の後部をなすトラッ
クフレーム(11)上の搭載エンジン(16)により、
1次動力分配軸(40)を介して悉く駆動されるように
なっているのである。
その際、上記第3伝動ヘルl−(41)に下方から接触
するテンションローラー(49)は、固定状態のトラッ
クフレーム(11)側に軸架されており、作業フレーム
(12)をその横軸(I3)の支点廻りに昇揚させた時
には、上記した一定な間隔距jilt(d)の存在に基
いて、そのテンションローラー(49)から第3伝動ヘ
ルド(41)が第5図のように浮上・把緩し、その伝動
作用が自づと解除されるようになってもいる。そのため
、非作業時の不慮な人身事故などを効果的に予防するこ
とができる。
上記一連の作業t181構(A)〜(G)について、先
づそのイ草の引起し機構(B)から説明すると、これは
作業フレーム(12)の左側(未刈り側)前端位置に偏
倚しつつ、一定角度の抜上がり傾斜状態に並列された内
外(右左)一対の引起しチェンケース(50) (51
)と、その内部に上下方向への循環回走自在として各々
格納された無端な引起しチェ7(52) (53)と、
その各チェ7(52) (53)へ一定間隔おきの多数
として、且つ起伏自在に枢着された1起し爪(54) 
(55)とから戒り、その引起し爪(54) (55)
が上方への回走作用時にチェンケース(50) (51
)から張り出して、イ草を自づと梳る如く引起すことに
なる。
(S)は両引起しチェンケース(50)(51)の向か
い合う相互間に関口区威されたイ草の引起し通路である
が、これは特に外側のチェンケース(51)に対して、
内側のチェンケース(50)が開脚状態に並列されるこ
とにより、正面視の略直角な三角形を呈している。但し
、その両チェンケースl’50) (51)を等しく開
脚させることにより、正面視のへ字型に開口する引起し
通路(S)として区画しても、勿論良い。
そして、その何れにしても内側のチェンケース(50)
には、その上下方向の全長に亘って引起しチェ7(52
)が回走するように内蔵されているに反し、外側のチェ
ンケース(51)内には、その略下半部だけを回走する
引起しチェ7(53)が格納されており、その両チェン
(52) (53)の引起し爪(54) (55)が千
鳥配列状態の交互に入り組み乍ら、上方へ整然と回走作
用されるようになっている。
つまり、正面視の三角形又はハ字型に開口する引起し通
路(S)は、刈取り機構(D)のバリカン刃による株元
刈取り作用@(W)を言わば底辺とする処、その左右方
向から交互の入り組み状態に張り出す画引起し爪(54
) (55)の上昇作用限度(P)が、両チェンケース
(50) (51)の中途高さに位置決めされているわ
けである。じかも、その底辺の刈取り作用幅(W)はイ
草の2条分に相応し、その2条分のイ草を一挙に引起し
つつ、やがて穂先側から自づと合流させることができる
ようになっている。
(56)は外側引起しチェノケース(51)の背後位置
において、これと略平行な抜上がりの傾斜状態に立設さ
れた2次動力分配軸であり、その下端部が上記分草機構
(A)と引起し機構(B)並びに刈取り機構(D)の3
者に兼用の伝動軸(48)へ、第2傘歯車機構(57)
を介して伝動連結されていると共に、その第2傘歯車機
構(57)から更に下方へ派出する伝動軸(58)によ
って、刈取り機構(D)を形作るバリカン刃(59)が
、左右方向へ直線的に往復運動されるようになっている
そのバリカン刃(59〕は上記引起し通路(S)の背後
を横断する関係状態として、上記作業フレーム(12)
の下端部に支持されており、これによる株元の刈取り作
用幅(W)がイ草の2条分に相当すること、上記した通
りである。
他方、2次動力分配軸(56)の上端部に二よ第3傘由
車機構(60)と、その内側(右側)に位置する第4傘
歯車機構(61)とが、第9図のように迂回伝動軸(6
2〉を介して並列設置されており、その第4傘歯車機構
(61)から前方へ派出する伝動軸(63)によって、
内側チェノケース(50)内の引起しチェノ(52)が
回走駆動されるようになっている。
(64)は同じく2次動力分配軸(56)の中途高さ位
置に組付は一体化された第5傘歯車機構であり、これか
らやはり前方へ派出する伝動軸(65)によって、外側
チェノケース(51)内の引起しチェノ(53)が回走
駆動されるようになっている。その内外−対の引起しチ
ェノ(52) (53)が上記のような交互の入り組み
状態として、同期的に回走作用することは言うまでもな
い。
又、(66)は上記引起し機構(B)の引起し爪(54
) (55)によるイ草の引起し作用を助勢し、そのイ
草を穂先側まですばやく整立させるための送風装置であ
り、そのブロワ−ファン(67)の回転駆動力が上記1
次動力分配軸(40)の外側(左側)軸端部から取り出
されるようになっている。
即ち、これを抽出拡大した第11図において、(68)
は上記第3伝動ヘルド(41)の掛架用プーリー(42
)へ、その横外方からの抜き差し自在として、且つ一体
回転し得るように嵌合された伝動爪板であり、その中心
部から横外方へ派出する支軸(69)を備えている。(
70)はこれと向かい合うブCワファン(67)の回転
支軸であり、その内外相互間にはブロワ−ファン(67
〉の増速ギヤ機構(71〉が介挿設置されている。その
増速ギヤ機構(71)によって、フロワーフアン(67
)自身を極力に小型・軽量化しつつも、高速・高強度の
風力を起生し得るようになっているのである。
(72)は増速ギヤ機構(71)のギヤケース(73)
を作業フレーム(12)へ据付けるための脚柱、(74
)はそのケース(73)に固定一体化されたファンケー
ス、(75)はその中心部に開口されたメツシュ型のエ
ヤー吸入口であり、更に横外方から安全カバー(76〉
によって被覆されている。(77)はファンケース(7
4)に連通接続されたエヤー吐出管路であり、第1.5
図から明白なように、作業フレーム(12)の左側端部
Sこ沿って、且つ一定角度の部下がり傾斜状態に延在さ
れていると共に、その下部前端のエヤー噴出ノズル(7
8)が上記外側引起しチェノケース(51)の直前位置
から、その引起されるべきイ草を指向する開口状態にあ
る。
つまり、エヤー吐出管路(77)のエヤー噴出ノズル(
78)は後述する分草機構(A)の外側梧板へ固定支持
された状態において、第12図のように伊j面視の略真
上を指向していると同時に、これを正面から見た時には
第13図のように、内側の引起しチェノケース(50)
と交叉する斜め上向きに開口しているのである。
そのため、イ草は引起し機構(B)の引起し爪(54)
 (55)へ引掛かる直前において、ブロヮーファ7 
(67)からの強い風力を受け、そのエヤージェットニ
ヨって−早く垂立状態に整流されると共に、穂先側の絡
み付きも確実に分離されることとなり、又イ草の2条分
を洩れなく引起すことができるにも拘らず、その茎稈に
傷付きを与えるおそれがない。
(79)は上記エヤー噴出ノズル(78)からのエヤジ
ェットを受は止めて、上方へ反射的に誘導する送風ガイ
ド°板であり、内側の引起しチェンケース(50)に沿
って、且つその略下半部に一定高さの前向き張り出し状
態として添え付は固定されている。そのため、第12.
13図がら示唆される通り、これに衝当したエヤージェ
ットが上方へ屈折的に誘導され、そのロスなくイ草の引
起しに活用されることとなり、作用効率を著しく昂める
ことかできるのである。
次に、イ草の分草機構(A)は上記引起し機構(B)の
引起し爪(54) (55)による引起し作用に先立っ
て、圃場から植立するイ草へ分は入るものであり、その
ため作業フレーム(12)の左側(未刈り側)最前端位
置に装備されている。
即ち、(80) (81)は上記バリカン刃(59)の
株元刈取り作用幅(W>を画定する平jテな内外(右左
)一対の分草橋板であって、何れも作業フレーム(12
)に付属一体化されていると共に、その内側の分草橋板
(80)には上記した内側引起しチェンケース(50)
の下端部が、同じく外側の分草橋板(81)には外側引
起しチェンケース(51)の下端部が各々固定支持され
ている。
しかも、その両分草播板(80) (81)は地面に沿
う如く、引起しチェンケース(50) (51)よりも
前方へ一定距M(1)だけ長く派出しており、その外側
分草橋板(81)の前端部には分草矢(82)が固定設
置されている一方、内側分草橋板(80)の前端部から
はイ草の導入ガイド杆(83)が一体的に曲げ起されて
いる。(84)はその外側分草橋板(81)の前端部か
ら引起しチェンケース(50) (51)よりも緩やか
な角度の汲上がり傾斜状態に立設された公転分草杆であ
り、合成樹脂やその伯の可撓材から側面視の全体的な円
弧形態に弯曲されている。その弯曲によって、公転運動
上の一定な振幅が与えられているのである。
そして、その公転分草杆(84)の下部前端は分草矢(
82)の背後位置に枢着されており、間しく上部後端は
首振り伝動軸(85)の先端軸受筒部へ、自転しないよ
うに嵌合されていると共に、その首振り伝動軸(85)
が外側引起しチェンケース(51)の上部を貫通しつつ
、後上方へ延びている。(86)は上記2次動力分配軸
(56)における第3傘歯車機構(60)と第5傘歯車
機i (64)との上下相互間に介挿設置された第6傘
歯車機構であり、これを介して2次動力分配軸(56)
と首振り伝動軸(85)とが伝動連結されている。
そのため、公転分草杆(84)はその後上方から導入さ
れるエンジン(16)の動力によって、イ草を分草作用
すべく公転運動することになり、その圃場に伏倒してい
るイ草はこれを引起す。その際、外側引起しチェンケー
ス(51)の直前位置には、上記した通り送風装置f 
(66)のエヤー噴出ノズル(78)が臨まされてもい
るため、その公転分草杆(84)との相乗的な分草・引
起し作用がイ草に付与されることとなる。
又、引起し爪(54) (55)によるイ草の引起しに
先立って、そのイ草には水による温情作用も施されるよ
うになっている。 (87)(88)はその潤滑装置(
89)を形作る内外(右左〉一対の水噴出ノズルであっ
て、上記引起しチェンケース(50) (51)並びに
分草橋板(80) (81)と対応している。その一対
の水噴出ノズル(87) (88)が引起しチェンケー
ス(50) (51)の直前に位置しつつ、分草揚板(
+110) <81)に各々固定支持されているわけで
ある。
その場合、外側の水噴出ノズル(88)は上記エヤー噴
出ノズル(78)の直前位置に臨んでいるが、何れにし
ても雨水噴出ノズル(87) (88)は第14.15
図のように、伊1面視の略真上を指向していると共に、
正面から見た時には互いにハ字型をなして並列する如く
、斜め上方に向かって開口している。
その雨水噴出ノズル(87) (88)からイ草に向か
って水流が圧送されることにより、その茎稈を結露状態
に濡らし、その傷付きの原因をなくすように/1贋作用
すると共に、その圧送水流(ウォータージェット)をも
イ草の引起しに参与させる趣旨である。
(90)は機体(10)の就中運転台(25)へ着脱自
在に据付けられた貯水タンクであり、これと両噴出ノズ
ル(87) (88)とがフレキシブルホースなどの送
水管路(9I)によ、て連通接続されている。送水管路
(91)は第1〜3図のように機体(10)の左側端部
に沿って、そのトラックフレーム(11)側から作業フ
レーム(12)側へ延長されており、その中途に介在さ
れた分岐接手(92)によって、一対の分草橋板(80
)(81)を経て雨水噴出ノズル(87) (88)へ
と分岐状に配管されている。(93)は同じく内側分草
橋板(80)への円滑な分岐配管のために、作業フレー
ム(12)の前端部から下方へ派出されたステーである
(94) (95) (96)は同じく送水管路(91
)の途中に各々介挿設置された電磁バルブとポンプ並び
にその駆動用モーターであり、第16図の制御回路から
明白なように、運転台(25)上からオペレーターによ
ってレバー操作されるようになっている。
つまり、水によるWIl清作用をイ草へ付与するに当っ
ては、その電磁バルブ(94)を開放状態に、又ポンプ
(95)を作動状態に各々準備させるべく、メインスイ
ッチ(97)をオン作用させた上で、一連の作業機構(
A)〜(G) Lこエンジン(16)からの作業動力を
伝えるべく、そのクランチレハー(9日)の操作により
、作業機構(A)〜(G)との連動スイッチ(99)を
オン作用させて、上記タンク(90)内の水をポンプ(
95)の作動により、雨水噴出ノズル(87) (88
)へ圧送するのである。
このような制御回路を採用すれば、メインスイッチ(9
7)を予しめオフ作用状態に保っておくことにより、そ
の潤滑装置(89)を使わずに、イ草の収穫作業を行な
うこともできることになる。
その場合、図では貯水タンク(90)のそれ自身を交換
できるようにするため、そのタンク(90)へ送水管路
(91)を抜き出し可能に挿入し、吸水バルブ(100
)を通じて吸引できるように定めているが、その送水管
路(91)と貯水タンク(90)とを予しめ接続一体化
して、タンク(90)内へ水だけを補給できるように定
めても良い。尚、上記電磁バルブ(94)は水のサイフ
オン作用による自然な吸い出しを防くためのものである
。(101)はバッテリーを示している。
上記のように分草作用と引起し作用を受けたイ草は、そ
の引起し通路(S)を合流状態に通過し、その背後の穂
先側挟持搬送機構(C)へ第17図のように自づと引込
み導入されることになり、その穂先側の挟持されるや否
や、上記株元刈取りt&l1(D)のバリカン刃(59
)によってカットされるのである。
そして、刈取り後のイ草はその挟持搬送機構(C)によ
って、穂先側の挟持されたまま機体(10)の後方へ吊
り上げ搬送されるのであり、そのために挟持搬送機構(
C)は上記引起し通路(S)の中途高さ位置へ背後から
正しく臨み、且つ機体(10)の前後方向に沿う延在状
態として架設されている。その架設されるべき中途高さ
位置としては、低くとも上記引起し爪(54) (55
)の上昇作用限度(P)に位置決めすることが良い。
即ち、(102) (103)はその挟持搬送機構(C
)を形作る内外(右左)一対の無端な複列型イ草挟持ヘ
ルドであって、第21〜23図から明白なように、その
背中合わせ面の密着により、イ草を弾力的に挟持する。
その場合、外側の挟持ヘル) (103)は前後一対の
プーリー(104) (105)にtをきJJ)けられ
ており、その後側の駆動プーリー支軸(106)から導
入される動力によって、循環回走されるようになってい
る。その外押I挟持ヘルド(103)の駆動プーリー支
軸(106)が、上記した1次動力分配軸(40)から
起立する伝動軸(44)へ、減速ギヤ機構(107)を
介して伝動連結されているわけである。
(108)は残る前側の従動プーリー支軸、(109)
は外側挟持ベルト(103)のベルトテンショナーであ
り、角棒ヨーク(110)とその鞘筒レール(11,1
)との伸縮可能な二重構造をなし、その内部には圧縮コ
イルバネ(112) も封入されている。そして、この
ような前後一対のプーリー(108) (106)とそ
の相互間のへルトテンンヨナー(109)は、断面fW
I立U立型字型して前後方向へ延在するヘッドフレーム
(113)に取付は支持されている。
又、そのベツドフレーム(113)の内側壁面は後述す
るイ草弯曲誘導ヘルド並びに引込みヘルドの横隣り位置
を覆う如くに臨み、その挟持ヘルド(102) (10
3)から吊り下がるイ草を内方へ変向させるベき、傾斜
状乞の誘導スカート(114)  として長く垂下され
ている。
他方、外側の挟持ヘルl−(103)と並列する内側の
挟持ヘルド(102)  も、前後一対のプーリー(1
15)(116)に撞き掛けられているが、その前後相
互間には複数の中間プーリー(117)  も軸支され
ており、これによって内側挟持ベルト(102)が内方
からの張り出し付勢力を受け、外側挟持ベルト(103
)と密着する全体的な円弧形態に弯曲されている。
つまり、両挟持ベルト(102) (103)の背中合
わせ面が第21図のような上方から見た場合に、全体と
して外方への滑らかな凸曲面をなしているのである。そ
のため、穂先側が挟持搬送中にあるイ草の株元側を、後
述のように機体(10)の内方へ横送りしつつ、その正
面視の全体的な円弧弯曲形態として、無理なく横倒し姿
勢に変向させることができることとなる。
(118) (11,9)は内側挟持ヘルド(IO2)
における前側の従動プーリー支軸と後側の駆動プーリー
支軸てあり、その駆動プーリー支軸(119)が上記し
た第4傘歯車t181構(61)から別な第7傘歯車機
構(120)を経て下方へ派出する伝動軸(121)に
、減速ギヤ機構(122)を介して伝動連結されている
外側の挟持ベル) (103)が第9.10図に基き上
2したように、1次動力分配軸(40)と伝動軸(44
)を経由した下方からの入力によって回走駆動されるに
反し、内側の挟持ヘルド(102)は2次動力分配軸(
56)と迂回伝動軸(62)並びに伝動軸(121)を
経由した上方からの入力を受けて、その外側挟持ベルト
(103)と相反するイ草の搬送方向へ回走駆動される
ようになっているのである。
上記両挟持ベルト(102) (103)の背中合わせ
面には、第23図から示唆されるような一定の咬み合い
段差(1)が付与されており、これによってイ草の脱落
や位置ズレなどを起すことなく、これを確実に挟持搬送
できるようになっている。しかも、その背中合わせ面は
全体的な非垂直面として、機体(10)の前後方向から
見た場合に、内側の挟持ヘルド(102)が外側の挟持
ヘルド(103)よりも若干背高く上方へ位置ズレ変化
する如く、その橋上がりの傾斜整列状態に並設されてい
る。
つまり、両イ草挟持ヘル) (102) (103)の
背中合わせ面は前後一対づつの駆動プーリー支軸(10
6) (119)並びに従動プーリー支軸(108) 
(118)と平行する状態にある処、そのプーリー支軸
(106) (108) (118) (119)の軸
線(Y −Y)が機体(10)との位置関係上、悉く仮
想垂直線(0−○)と一定角度(β)だけ交叉する外部
がりの傾斜姿勢に起立しているわけである。
その結果、このような背中合わせ面によって穂先側の挟
持されたイ草は、第24図から示唆される通り、その刈
取り後に株元側が自づと機体(10)・の内方へ振り寄
せられる如く、その子しめの横倒し付勢状態に保たれる
こととなる。但し、両イ草挟持ヘルド(102) (1
03)の背中合わせ面はこれを全体的な垂直面として、
その左右一対の同−設置高さに並列させても勿論良い。
(123)は上記内側挟持ベルト(102)の下段位置
に並列された無端なイ草弯曲誘導ベルトであり、これも
前後一対のプーリー(124) (125)に撞き掛け
られているが、そのl&側の駆動プーリー支軸(126
)は上記内側挟持ヘルl−(102>の駆動プーリー支
軸(119)へ、第22図のように下方から一体回転自
在二こ接続されており、これから受は入れた動力によっ
て、弯曲誘導ヘルド(123)が内側の挟持ヘルl−(
102)と同一方向へ、同一速度のもとに循環回走され
るようになっている。
しかも、その弯曲誘導ヘルl−(123)の駆動プーリ
ー支軸(126)は内側挟持ヘルド(102)を支持す
る駆動プーリー支軸(119)の軸線(Y−Y)に対し
て、その軸線(Z −Z)が第23図のように一定角度
(7)だけ内方へ屈折する傾斜設置状態にあり、その弯
曲誘導ヘルド(123)のイ草と接触する作用面が、上
記挟持ベル) (102) (103)の背中合わせ面
から吊り下がるイ草とほぼ直交して、そのイ草に抵抗を
与えることなく、その後方への搬送作用に正しく順応V
B体するようになっている。(127)はその弯曲誘導
ヘルl−(123)の作用面に接着一体化されたスポン
ジなどから成る弾褥膜であり、イ草の傷付き並びに空滑
りなどを防く。
(128)は上記弯曲誘導ヘル) (123)における
前側の従動プーリー支軸であるが、これは上記した後側
の駆動プーリー支軸(126)と異なり、内側挟持ベル
ト(102)のプーリー(11B) (119)に平行
する配列状態として、その内側挟持ベル) (102)
と弯曲誘導ベルI−(123)との上下相互間に介在す
るベルトテンショナー(129)から下向きに派出され
ている。第22.23図から明白なように、上記弯曲誘
導ヘルド(123)が前後一対のプーリー(124) 
(125)へ、その後方へ行く程徐々に捻られた状態と
して撞き掛けられているわけであり、その作用長さ(x
l)は内側挟持ベルト(102)のほぼ後半部に相応す
る。
上記弯曲誘導ベルト(123)のベルトテンショナー 
(129)は前後一対の鞘筒レール(130) (13
1)と、その相互を伸縮自在に連結する角棒ヨーク(1
32)とから戒り、両レール(130) (131)の
内部には圧縮コイルバネ(133)  も各々封入され
ているため、その全体として伸張する常態にある。
そして、そのベルトテンショナ=(129)の中間部に
位置するヨーク(132)によって、上記弯曲誘導ヘル
) (123)の前側従動プーリー支軸(128)が回
転自在に軸受けされているため、その弯曲誘導ヘル) 
(123)には自づとテンンヨン作用力が働くこととな
る。上記へルトテンノヨナ−(129)の後側レール(
131)はステー(134)によって、弯曲誘導ベル)
 (123)における後側駆動プーリー(126)の軸
受筒部へ、溶接などにより固定支持されている。
(135)は上記ヘルドテンショナー(129)と弯曲
誘導ヘル) (123)との上下相互間に臨みつつ、内
側挟持ヘル) (102)のほぼ前半部に相当する作用
長さ(に2)として並列されたイ草引込みベルトであり
、イ草の引掛は可能な複数の張り出しラグ(136)を
備えている。
そして、これは前後一対のプーリー(137) (13
8)に撞き掛けられているが、その後側のプーリー(1
38)が上記弯曲誘導ベル) (123)の前側従動プ
ーリー支軸(128)へ 一体回転可能に組付は嵌合さ
れることにより、その弯曲誘導ヘルド(123)と同一
方向へ、同一速度のもとに回走駆動されるようになって
いる。尚、引込みヘルド(135)における前側のプー
リー(137)は、上記ヘルドテンショナー (129
)の前側レール(130)へ逆転自在に軸支されている
つまり、引込みベル) (135)は上記引起し通路(
S)から両挟持ベルト(102) (103)の背中合
わせ面へ、イ草を確実に引込み導入作用するものとして
、又弯曲誘導ベル) (123)はその引込み後のイ草
を、挟持ベル) (102) (103)による後方へ
の挟持駁送中において、機体(10)の内方へ滑らかな
円弧形態に弯曲させる如く誘導作用するものとして、そ
の何れも第21〜23図のように挟持ベルト(102)
 (103)と予しめ組付はユニット化されているわけ
である。
その弯曲誘導ベルト(123)によるイ草の誘導作用に
ついては、上記のようにベツドフレーム(113)の誘
導スカート(114) もこれに参与するため、−層安
定良く確実に遠戚されることとなる。
その場合、内外一対のイ草挟持ベル) (102) (
103)は第22.24図の鎖線によって示唆する如く
、そのプーリー支軸(106) (108) (118
) (119)に沿う上下方向へのスライド操作によっ
て、その設置高さを調整することができる。イ草におけ
る穂先側の挟持位置を変更させて、使用することもでき
るようになっているのである。
上記挟持搬送機構(C)を形作るイ草挟持ヘルド(10
2) (103)の下方位置には、屑イのすくり出し選
別機構(E)が機体(10)の前面に沿う横方向への延
在状態として配列設置されており、上記挟持ヘル) (
102) (103)から吊り下がるイ草の株元側を右
側(既刈り側)位置まで横送りすることにより、そのイ
草を第18.19.23.24図のように、株元側が自
づと結束床(23)の高さ位置まで振り上がる横倒し姿
勢として、その全体的な正面視の円弧弯曲形態に変向さ
せ得るようになっている。
即ち、そのためのすぐり選別機構(E)は、上記イ草挟
持ベル) (102) (103)による穂先側の搬送
方向と平面視のほぼ直角に交叉する如く、作業フレーム
(12)に固定+*=された上下一対のすぐりチエンケ
ース(139) (140)と、その内部に横方向への
循環回走自在として各々格納された無端なすくりチェノ
(141) (142)と、その各チェノ(141) 
(142)へ一定間隔おきの多数として、且つ起伏自在
に枢着されたすくり爪(143) (144)とから威
り、そのすくり爪(143) (144)が右方向への
回走作用時にチェノケース(139) (140)から
張り出して、これに引掛かるイ草を1本づづ分離する如
く梳り、短小な屑イをすぐり出すことになる。
その意味から両すくリチェン(141) (142)の
左側端部(作用始点)は、上記引起し通路(S)の背後
位置に臨んでおり、そのすくり爪(143) (144
)が挟持ヘル) (102> (103)から吊り下が
るイ草の株元側を、自づと確実に引掛は得るようになっ
ている。その場合、下側のすぐりチェノケース(140
)がほぼ水平に横架されているに反し、上側のすぐりチ
ェノケース(139)は積上がりの傾斜状態に配列され
ており、以ってそのすくリチェン(I41)の右側端部
(作用終点)が結束床(23)の高さ位置に臨まされて
いる。
(+45)は上記すくりチェノケース(139) (1
40)の左側端部において、その上下一対の相互間に介
挿設置された第8傘歯車機構であり、これが第9図のよ
うに上記伝動軸(47)と伝動連結されることにより、
両すぐリチェン(141) (142)が同一方向へ、
同一速度のもとに回走駆動されるようになっている。(
146)は下側チェノケース(140)の下段位置へ平
行に横架された屑イの掻き出しヘルドであって、多数の
張り出しラグ(147)を備えており、これも上記すぐ
りチェノ(141) (142)と同一方向へ回走駆動
されるようになっている。
上記屑イのすぐり出し作用を受けたイ草の株元側は、そ
のすぐりチェノ(141)’(142)の横送り勢力に
よって、上記穂先側の挟持位置を可動支点としつつ、機
体(10)の結束床(23)へ言わば振り廻し浮上され
ることになり、その結束床(23)上の集束搬送機構(
F)に受は取られるや否や、そのまま結束mtR(G)
に向かって送り込まれるのである。
その結束機構(G)は第25〜27図のように、ビルガ
ード(148)や放出アーム(149) 、ニードル(
150) 、バッカー(151) 、感知ドアー(15
2)などを具備しており、その何れも機体(10)の右
側(既刈り側)@部に位置しつつ、上記作業フレーム(
12)から結束床(23)よりも背高く固定立設された
タイミングギヤケース(153)へ、その内方から結束
床(23)上へ臨乙ように軸支されている。
その場合、パッカー(151) とニードル(150)
が下方から結束床(23)へ出没するようになっている
に反し、放出アーム(149) とドアー(152)は
常に結束床(23)上ムこ露呈しており、そのドアー(
152)がイ草の一定量を感知する否や、ニードル(1
50)によりイ草東(M)として結束作用された上、放
出アーム(149)によって後方へ放出されることにな
る。タイミングギヤケース(153)に内蔵された図外
のタイミングギヤ機構が、上記1次動力分配軸(40)
や伝動軸(45)と伝動連結されることにより、上記結
束機構(G)が所定の運動作用を行なうわけである。
又、上記株元側の集束搬送機構(F)は機体(10)の
上方から見て、穂先側の挟持搬送機構(C)と略平行に
延在されている。そして、これは前後対のフ゛−リー(
154) (155)と、これにtをきt卦けられた張
り出しラグ(156)付きの無端な掻き込みヘルl−(
157)とから威り、そのラグ(156)によってイ草
を引掛けつつ、後方へ整然と搬送するようになっている
。その後側のプーリー(155)が上記タイミングギヤ
ケース(153)の上部位置へ内方から、上記ニードル
(150)や放出アーム(149) 、ドア(152)
などと同様な横軸廻りの回転自在に軸支されている。
(158)はその後側の駆動プーリー支軸であり、その
ため掻き込みヘルド(157)と結束床(23)との上
下相互間には、一定のイ草掻き込み通路(Q)が区画開
口される結果となっている。その後側の駆動プーリー支
軸(158)がタイミングギヤ機構により回走されるこ
と言うまでもない。(159)は掻き込みベルト(15
7)のベルトテンショナーであり、上記した外側挟持ベ
ルト(103)のヘルドテンショナー(109)と同し
構造を備えている。
(160)は上記掻き込み通路(Q)に臨まされた株元
揃え切り用ハ゛Jカン刃であり、上記タイミングギヤケ
ース(153)の前面から一定距! (n)だけ前方へ
張り出す状態として、且つ上下方向へ往復運動するよう
に、そのギヤケース(153)へ内方から軸支されてい
る。上記掻き込みベル) (157)による通路(Q)
への掻き込み過程において、イ草の株元側を自づと揃え
切り、そのギヤケース(153〉 の前面へ衝突するこ
とを防いだ上で、円滑・確実に結束機構(C)へ導入で
きるようになっているのである。
上記のように結束されたイ草束(M)は放出アーム(1
49)の作動によって、その結束床(23)からメイン
デツキ(24)へ落下状に放出移載されることになるが
、その−挙に放出させてしまう時には、メインデツキ(
24)への収容積載状態が乱れやすく、又その限られた
大きさのデツキ(24)に対して、オペレーターの意図
通りに効率良く積載することも困難である。
蓋し、イ草東(M)の太さや重さはその全長に亘って均
一でなく、その株元側のみが放出アーム(149)の作
用力を受けるほか、その積載量も次第に増加することに
なるからである。
その対策として、第25〜27図のような束受は装置(
161)が、上記結束床(23)とメインデツキ(24
)との境界位置に介挿支架されており、これによって結
束後のイ草束(M)を−旦安定な仮り止め状態に係留で
きるようになっている。
即ち、その束受は装置(161)はイ草束(M)の穂先
側を受は持つビローアーム(162)と、同じく株元側
を受は持つビローアーム(163)との左右−対から戒
り、その何れも1本の金属線材から具体化されている。
その穂先側のピローアーム(162)は、上記挟持搬送
機構(C)における外側挟持ヘル) (103)のプー
リー支軸(106) (108)を受は持つベツドフレ
ーム(113)から後方へ派出されており、上記挟持ヘ
ル) (102) (103)の挟持力が解放されるや
否や、そのイ草の穂先側がそのままl&続するビローア
ーム(162)上へ移り載るようになっている。(16
4)はそのビローアーム(162)のメインデツキ(2
4)上に臨む後端部から上向きに曲げ起されたストッパ
ー曲片であり、イ草の穂先側を一旦受は止め保持する。
その場合、図では穂先側ビローアーム(162)の前端
部を、上記ヘッドフレーム(113)へ溶接などにより
固定一体化しているが、その代りにピローアーム(16
2)を同じくヘットフレーム(113)へ、回動操作自
在に枢着することにより、これをメインデツキ(24)
上から退避させる如く、前方へ折りたためるように定め
ても良い。そうすれば、これに邪魔されることなく、メ
イ〉・デツキ(24)に対するイ草束(M)の積載量を
増加できるからである。
他方の株元側ビローアーム(163)は、上記穂先側ビ
ローアーム(162)と平面視のほぼ平行状態として結
束床(23)の後端部へ、横軸(165)にまり回動操
作自在に枢着されており、その横軸(165)の支点廻
りに前方へ折りたたみ伏倒させることもできるようにな
っている。しかも、その横軸(165)からは結束床(
23)の下部に埋没する回動片(166)が一体的に派
出されていると共に、その回動片(166ン ζこは上
記ピローアーム(163)を常時押し上げるべく付勢す
るコイルハネ(167)が連繋されている。
これによって、ビローアーム(163)にイ草束(M)
の株元側が載った時に初めて、そのアーム(J63)が
イ草束(M)のM量を受けて、第27図のように所定位
置まで若干沈下するようになっている。その株元側ピロ
ーアーム(263)の所定位置は、イ草東(M)の株元
側が穂先側よりも太いことに対応して、上記穂先側ビロ
ーアーム(162) ヨりも一定の段差(k)分だけ低
くなっているのである。
又、(16g)はその株元側ビローアーム(163)の
メインデツキ(24)上へ臨む後端部に、やはり曲げ起
されたストッパー曲片であり、イ草の株元側を一旦受は
止め保持することに働くが、その後端部は上記穂先側ビ
ローアーム(162)の後@部よりも一定量(e)だけ
後方へ長く派出されている。
そのため、イ草束(M)の株元IJはその穂先側に比し
て、運転台(25)へ−層接近することになり、その結
果オペレーターは運転台(25)上から、その株元側を
握り持ちやすくなる。
更に、両ピローアーム(162) (163)へ横倒し
状態に載ったイ草束(M)は、その株元側ピローアーム
(163)の上記注下作用により、はぼ水平な安定姿勢
に受シナ持ち係留されるようになっており、そのメイン
デツキ(24)へ放出されるや否や、株元側ビローアー
ム(163)が自づとコイルハネ(167)の弾圧力に
より、押し上げ位置にとどまって、次回のイ草束(M)
を確実に受は止めるのである。
上記のように、イ草束(M)はその束受は装置(161
)によって−旦受は止め保持された上、引続きメインデ
ツキ(24)へ落下放出されるようになっているため、
そのメインデツキ(24)に対するイ草東(M)の8I
載を、乱れなく且つ効率良く行なえると共に、上記サブ
デツキ(29〉への移載作業についても、これをオペレ
ーターが第20図のように、運転台(25)上から安楽
に行なえることとなる。
尚、図では2条刈り用のイ草収穫機として、その引起し
機構(B)の引起しチェノケース(50) (51)を
開脚状態に並列設置することlこより、その引起し通路
(S)を正面視の三角形又はハネ型に開口させているが
、その通路(S)を広幅な開口として、これにイ草の2
条分を合流状態に導入できる限りでは、その引起しチェ
ノケース(50) (51)の一対を相互の平行する起
立状態に並設してもさしつかえない。
又、両引起しチェノケース(50) (51)をその内
側だけの1個として、外側のそれを引起しチェノ(52
)の内蔵されない単なるガイド支柱に形作ることにより
、本発明を1条刈り用のイ草自載式収穫機として実施す
ることも可能である。蓋し、上記サブデツキ(29)の
付属設置によって、イ草の刈取り作業距離を長く確保す
る必要性は、1条刈り用であっても全く同様に言えるこ
とだからである。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明ではイ草の分草機構(A)とその
分草されたイ草の引起し機構(B)、その引起されたイ
草の株元刈取り機構(D)並びにその刈取られたイ草の
結束fat!(c)を、悉く機体(10)の前部をなす
作業フレーム(12)へ集中的に配列設置し、 同じく機体(10)の後部をなすトラックフレーム(1
1)に、上記結束後のイ草束(M)を横倒し状態として
積載するメインデツキ(24)を形成し、そのメインデ
ツキ(24)から後方へ運転台(25)を一体的に派出
させると共に、 上記作業フレーム(12)をトラックフレーム(11)
に対して、横軸(13)と油圧ンリンダ−(14)によ
り枢支連結して、その横軸(13)の廻りに昇降作動さ
せ得るように定めたイ草自載式収穫機において、上記メ
インデツキ(24)の既刈り側サイド面に沿って、上記
横軸(13)と直交する縦軸(30)を支架させること
により、イ草束積載用のサブデツキ(29)をその縦軸
廻りの起伏自在に、且つ上記メインデツキ(24)との
内部連通状態として取付けると共に、そのサブデツキ(
29)を油圧シリンダー(32)により、運転台(25
)上から一定角度範囲(α)だけ起伏作動させ得るよう
に設定しであるため、冒頭に述べた従来技術の課題を容
易に解決できる効果がある。
即ち、本発明では機体(10)を形作る作業フレーム(
12)とトラックフレーム(11)との前後一対が、横
軸(13)と油圧シリンダー(14)によって枢支連結
されでおり、その作業フレーム(12)がトラックフレ
ーム(11〉に対して、横軸(13〉の廻りに昇降作動
されるようになっている処、その作業フレーム(12)
にイ草の分草機構(A>や引起し機構(B)、刈取り機
構(D)、結束1&I!(G)などが、局部集中的に配
列設置されているため、機体(10)を−定な大きさと
仮定した場合、その作業フレーム(12)との相対的に
トラックフレーム(11)上のメインデツキ(24〉を
大容量として確保することができ、更にサブデツキ(2
9)も設置されているため、イ草束(M)の積載量を極
めて容易に増せるのであり、イ草刈取り作業距離を極め
て長く確保し得ると共に、2条刈り用としてもそのまま
対処できることになる。
特に、上記サブデツキ(29)はメインデツキ(24)
の既刈り側サイド面に沿う縦軸(13)によって、その
廻りの起伏自在に且つメインデツキ(24)との内部連
通状態に枢着されており、油圧シリンダー(32)によ
って運転台(25〉上から一定角度範囲(α)だけ起伏
作動されるようになっているため、これを伏倒させるこ
とにより、サブデツキ(29)上のイ草束(M)を機体
(10)の横方向である既刈り側の圃場へ、荷降し作業
することができる。その既刈り側の横方向へ荷降しする
ものであるため、機体(10)の前進終点においても、
その機体(lO)を後向きに旋回操作する必要なく、そ
のまま荷降し作業できると共に、その作業後直ちに機体
(10)を後進させ得るのである。
しかも、上記一定角度範囲(α)内において、その起伏
角度を大小調整操作することにより、サブデツキ(29
)に対するイ草束(M)の積載量を加減することもでき
るので、甚だ便利である。又、請求項2に記載の構成を
採用するならば、サブデツキ(29)の容量を極力に大
きく定めることができると共に、運転台(25)の下面
におけるデッドスペースを有効に活用して、その油圧シ
リンダー(32〉を付属横架させ得るのであり、サブデ
・ンキ(29)の起伏作動蒙構として全体的に簡素化さ
れる効果もある。
更に、請求項3の構成を採用するならば、機体(10)
のトラックフレーム(工1)に搭載された貯油タンク(
37)とポンプ(36)を兼用しつつ、上記サブデツキ
(29)のほか機体(10)の作業フレーム(12)も
、そのトラックフレーム(11)に対して昇降作動させ
ることができ、その運転台(25)上からのレバー操作
は各別として、その操作を誤るおそれもないので、著し
く合理的であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明に係るイ草収穫機の概略全体を示す
側面図、正面図並びに平面図、第4図は第3図の一部を
切欠いて示す全体平面図、第5図は第1図に対応する作
業フレームの昇揚作動状態を示す全体側面図、第6.7
図はイ草束の!載状態とその荷降し状態を各々示す部分
拡大背面図、第8図は作業フレーム昇降作動用油圧シリ
ンダーとサブデツキ起伏作動用油圧シリンダーの制御回
路を示す説明図、第9.1o図は作業機構への伝動系統
を示す背面図と平面図、第1】図は送風装置の取付状態
を示す部分拡大断面図、第12.13図はイ草に対する
エヤージェットの噴出作用を示す側面図と正面図、第1
4.15図は同じくイ草に対するウォータージェットの
噴出作用を示す側面図と正面図、第16図は水によるイ
草潤滑装置の制御回路を示す説明図、第17〜19図は
イ草に付与する一連の作用を示す側面図、正面図並びに
平面図、第20図は第17図に対応するイ草束の係留作
用を示す側面図、第21.22図はイ草の穂先側挟持搬
送機構を抽出して示す平面図と側面図、第23図は第2
1図の23−23線に沿う断面図、第24図はイ草の変
向作用を示す正面図、第25.26図はイ草の株元側集
束搬送機構並びに結束機構を抽出して示す平面図と側面
図、第27図は第26図に対応するイ草束の係留状態を
示す側面図である。 (10)  ・・・・ 機体 (11)・・・・・トラックフレーム (12)  ・ ・ ・ (13)  ・ ・ ・ (14) (32)  ・ (24)  ・ ・ (25)  ・ ・ ・ (29) ・ ・ ・ (30)  ・ ・ (31)  ・ ・ ・ (33)  ・ ・ ・ (34) (35)  ・ (36)  ・ ・ ・ (37)  ・ ・ ・ (A)  ・ ・ ・ (B)  ・ ・ ・ (D)  ・ ・ ・ (G)  ・ ・ ・ (M)  ・ ・ ・ (α) ・ ・ ・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イ草の分草機構(A)とその分草されたイ草の引起
    し機構(B)、その引起されたイ草の株元刈取り機構(
    D)並びにその刈取られたイ草の結束機構(G)を、悉
    く機体(10)の前部をなす作業フレーム(12)へ集
    中的に配列設置し、同じく機体(10)の後部をなすト
    ラックフレーム(11)に、上記結束後のイ草束(M)
    を横倒し状態として積載するメインデッキ(24)を形
    成し、そのメインデッキ(24)から後方へ運転台(2
    5)を一体的に派出させると共に、 上記作業フレーム(12)をトラックフレーム(11)
    に対して、横軸(13)と油圧シリンダー(14)によ
    り枢支連結して、その横軸(13)の廻りに昇降作動さ
    せ得るように定めたイ草自載式収穫機において、 上記メインデッキ(24)の既刈り側サイド面に沿って
    、上記横軸(13)と直交する縦軸(30)を支架させ
    ることにより、イ草束積載用のサブデッキ(29)をそ
    の縦軸廻りの起伏自在に、且つ上記メインデッキ(24
    )との内部連通状態として取付けると共に、 そのサブデッキ(29)を油圧シリンダー(32)によ
    り、運転台(25)上から一定角度範囲(α)だけ起伏
    作動させ得るように設定したことを特徴とするイ草自載
    式収穫機におけるイ草束の積載装置。 2、サブデッキ(29)をメインデッキ(24)と、こ
    れに後続する運転台(25)との両既刈り側サイド面に
    沿って延在させると共に、そのサブデッキ(29)の後
    部位置から一体的に張り出す回動片(31)と、運転台
    (25)の下面へ対応的に付属横架させた油圧シリンダ
    ー(32)のピストンロッド(33)とを枢支連結した
    ことを特徴とする請求項1記載のイ草自載式収穫機にお
    けるイ草束の積載装置。 3、作業フレーム(12)の昇降作動用油圧シリンダー
    (14)と、サブデッキ(29)の起伏作動用油圧シリ
    ンダー(32)との2種に兼用する貯油タンク(37)
    とその作動油の圧送用ポンプ(36)を、機体(10)
    のトラックフレーム(11)に据付け固定して、そのポ
    ンプ(36)をトラックフレーム(11)上の搭載エン
    ジン(16)により作動させると共に、上記油圧シリン
    ダー(14)(32)の2種に各別の油圧制御バルブ(
    34)(35)を、そのシリンダー(14)(32)と
    ポンプ(36)との接続管路に介在させて、これを運転
    台(25)上からの各別なレバー操作により制御するよ
    うに定めたことを特徴とする請求項1記載のイ草自載式
    収穫機におけるイ草束の積載装置。
JP6362390A 1990-03-13 1990-03-13 イ草自載式収穫機におけるイ草束の積載装置 Pending JPH03262410A (ja)

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