JP2828627B2 - 藺草ハーベスタ - Google Patents

藺草ハーベスタ

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JP2828627B2 JP31935096A JP31935096A JP2828627B2 JP 2828627 B2 JP2828627 B2 JP 2828627B2 JP 31935096 A JP31935096 A JP 31935096A JP 31935096 A JP31935096 A JP 31935096A JP 2828627 B2 JP2828627 B2 JP 2828627B2
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晴充 牧園
隆行 大野
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敬 有本
▲廣▼明 猪俣
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刈取部で刈取った藺草を
吊下げ挾持して搬送する挾持搬送装置と、この挾持搬送
装置で吊下げ搬送される藺草の株元側に選り作用を加え
る選り装置とを、運転操縦部が設けられている走行機体
に搭載している藺草ハーベスタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の藺草ハーベスタにおいて、従来
では、下記[1] , [2]に記載の構造のものが知られてい
る。 [1] 挾持搬送装置と選り装置とを走行機体の前部に配す
とともに、結束後の藺草を集積する収積部を選り装置の
後方で走行機体の前後方向での中間位置に設け、更に、
運転操縦部をその収積部の後方で走行機体の後端位置に
配したもの(例えば、特公昭62‐60043号公
報)。 [2] 運転操縦部を機体前端部に配設し、挾持搬送装置と
選り装置とを前記操縦部の後方位置で走行機体の中間部
に配すとともに、結束後の藺草を集積する収積部を選り
装置の後方位置に設けたもの(例えば、特開昭62‐1
98322号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合には、上記
[1] に記載の従来構造のものでは、運転操縦部が機体後
端にある為に、どうしても前方視界が十分でなく、特
に、刈取部での刈取情況や刈取前方の圃場の状態に目が
届かないことがあり、刈取作業上好ましくなかった。ま
た、前記[2] に記載の従来構造のものでは、運転操縦部
を機体前方位置に配設しているため、上述のような前方
視界の悪さを解消できる点では有利である反面、結束部
や収積部が運転操縦部の背部側となるため、藺草の結束
状況や集積状況の確認が困難となり、この点での作業性
の悪さが問題となる。本発明の目的は、運転操縦部の配
置箇所を合理的に選定し、刈取作業走行の全体をより良
好に行なえるようにするとともに、結束後の藺草を収積
部に整然と載置する作業をより容易に行ない易い藺草ハ
ーベスタを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、藺草ハーベスタを構成す
るにあたり、走行機体の前部の横一側に片寄せて配置し
た刈取部で刈取った藺草を吊下げ挾持して搬送する挾持
搬送装置と、この挾持搬送装置で吊下げ搬送される藺草
の株元側部分に選り作用を加える選り装置とで、藺草を
走行機体横方向に沿った横倒し姿勢に設定するととも
に、横倒し姿勢にした藺草の株元側部分を結束する結束
装置、及び、結束装置の後方に結束藺草を収積する収積
部を設け、前記結束装置から収積部への受渡し箇所近く
における前記収積部の外側に運転操縦部を設け、かつ、
この運転操縦部を、機体横幅方向で前記刈取部偏在側と
は反対側となる前記結束装置の結束藺草の放出口近く
で、前記収積部に手の届く位置に設けたことである。前
記収積部を構成するにあたっては、これを上下位置変更
可能に構成するとよい。
【0005】
【作用】上記技術手段による作用は次の通りである。 a.つまり、装置全体の重量に対する重量比が比較的大
きいものである刈取部と運転操縦部とを、走行機体の左
右両端に夫々片寄せて配置することによって、機体の左
右バランスを良好な状態に設定し易いものであり、これ
とともに、運転操縦部の前に刈取部、挾持搬送装置、選
り装置を配する必要がなく、前方視界が良好な状態で運
転操作を行うことのできる運転操縦部の配置状態を現出
できる。 b.しかも、運転操縦部の設置箇所を、互いに前後方向
に配置されている結束装置と収積部との前後中間位置に
対応させて、それらの横側方に設定してあるので、前方
視界のみならず、刈取部や結束部、並びに収積部に対す
る作業状態の視認も容易に行い易い。 c.そして、刈り取り後、茎先側を挟持搬送しながら株
元側に選り作用を加えて横倒し姿勢に姿勢変更され、そ
の後、株元側を結束される藺草は、株元側については、
結束時に後続の藺草との絡みを解きほぐされるものの、
茎先側については、結束完了後も後続藺草との絡みが充
分に解されないまま収積部側へ放出されることがある。
このような状態で収積部側へ放出された藺草はその落下
姿勢が乱れ、整然と積み上げられ難いものであるが、本
発明では、結束装置から収積部への受渡し箇所近くにお
ける収積部の外側に運転操縦部を設け、かつ、この運転
操縦部を、機体横幅方向で前記刈取部偏在側とは反対側
となる前記結束装置の結束藺草の放出口近くで、収積部
に手の届く位置に設けているので、運転操縦部に居なが
ら結束から収積に至る作業の監視と、必要に応じての補
助作業とを随時行うことで、収積部での積み上げを整然
と行わせることができる。つまり、後続の藺草と絡み合
っている茎先側をそのまま稈身に直交する方向へ横移動
させるのでは、絡みが解されないまま結束藺草束が収積
部側へ移動してしまう虞があるが、本発明では、結束箇
所の近くで結束装置に向う運転者が、結束後の藺草束の
株元をつかみ、稈身に沿って手元側に引き出すようにし
て後続藺草との絡みを解く作業を行い易い位置に運転者
が位置するので、収積部に整然と載置するなどの結束後
の後処理作業を行い易い状態での操縦が可能である。 d.また、請求項2に記載のように収積部を上下位置変
更可能に構成すると、収積部に対する刈取藺草の積み上
げ初期の段階では収積部の底部を高くして、比較的高い
位置に供給することができるので、作業者の収積部内へ
前屈み動作などを要さず楽な姿勢で供給することができ
る。そして、収穫藺草の量が増えてくると収積部の底部
高さを低くして、かつ、機体重心が高くなりすぎること
を避けて、安定良く多くの藺草を積み込むことが可能と
なる。
【0006】
【発明の効果】上記技術手段を採用したこと効果は次の
通りである。 イ.前記a.及びb.の作用から、機体の左右バランス
が良好であるとともに、運転操縦部の前方視界が良好に
なることによって、圃場の状態もよく見渡せ、かつ、横
前側方に位置する刈取部での刈取情況や結束箇所、及び
収積部も十分に見ることができ、刈取作業走行をより容
易に行うことがてきる。 ロ.前記c.の作用から、機械化が難しく作業者の微妙
な引き力の調節や揺すり操作によってのみ行うことので
きる、結束後の藺草と後続の結束前藺草との穂先側にお
ける絡み付き状態の解し作業も、補助作業者に頼ること
なく運転者自身で行う一人作業が可能となる利点があ
る。ハ.前記d.の作用から、楽な姿勢での藺草の供給
と、重心の変化による走行姿勢の不安定さを招くことな
く多くの藺草を積載することができる。
【0007】
【実施例】乗用型の藺草ハーベスタについて説明する。
図3ないし図5に示すように、植立藺草の絡みを解す左
右一対の分草装置1,1、分草後の植立藺草を導入し乍
ら引起す左右一対の引起し装置2,2、引起された藺草
の株元を切断するバリカン型の刈取装置3等からなる刈
取部25を走行機体4の横一側方に配すとともに、刈取
られた藺草の上部を吊下げ挾持して機体後方に搬送する
前後挾持搬送装置5を設け、この挾持藺草の株元側を機
体横側方に向けて強制搬送する係止爪付横送り搬送装置
8を設けるとともに、前記係止爪付横送り搬送装置8に
よって送風装置6A吹出口6a前方に放出風力に抗して
強制的に搬送された藺草の株元側を、送風装置6A吹出
口6aからの放出風によって上方に向けて吹上げ屑藺を
選り出す風力式選り装置6を設け、更に、放出風によっ
て吹上げられた藺草の株元側を収集デッキ10上に導く
3列の突起付搬送ベルト式持上げ搬送装置12を備える
とともに、収集デッキ10上に載置された藺草を結束す
る結束装置7を配し、以上を刈取フレーム33に搭載し
てこの刈取フレーム33を走行機体4に対して横軸芯X
周りで上下揺動可能に枢支するとともに、この結束装置
7の後方にシリンダ14とパンタグラフ機構とによって
上下する収積部15としての積載台を設け、機体後方に
エンジン16及び引起し装置2とは反対側横一側に運転
操縦部9を設け、これらを左右クローラ走行装置11,
11を備えた走行機体4に搭載して乗用型の藺草ハーベ
スタを構成してある。
【0008】図3ないし図5に示すように、分草装置1
は後傾斜姿勢で上下端を枢支された杆体1a、その枢支
軸心を中心に紡錘状に公転させ乍ら反対向きに自転させ
て藺草の絡み付きを解す作用を行う。
【0009】又、引起し装置2,2は上下一対のスプロ
ケット2a,2aに亘って巻回したチェーン2bに多数
の引起し用起伏爪2cを取付けて、後傾斜姿勢に設置さ
れている。前記挾持搬送装置5は掻込みホイール32を
備えた横回し式の左右一対の挾持用ベルト5a,5aを
並設し、その軟質材製のベルト5a,5aで藺草を傷め
ない程度に挾持する構成となっており、やや後上がり傾
斜姿勢に設置されている。
【0010】前記選り装置6は、前記横送り搬送装置8
の終端位置に吹出口6aを設けた送風装置6Aからな
り、送風装置6Aからの放出風を機体横側方に向けて水
平方向に吹出させて、前記挾持搬送装置5で吊下げ搬送
される藺草を上方に向けて吹上げ、屑藺を選り出す。
【0011】又、前記送風装置6Aの風下側に前記送風
装置6Aで吹上げられた藺草の株元側を下方から支持し
て収集デッキ10上に導く持上げ搬送装置12を設ける
とともに、この持上げ搬送装置12を構成する搬送ベル
トに一体形成された突起を上下一対の藺草誘導ガイド1
3空間内に臨ませてある。そして、前記藺草誘導ガイド
13は横側面視で送風装置6A吹出口6aの上方より鉛
直に立上がり収集デッキ10と略同一高さより機体後方
に向けて屈曲し、結束装置7に対応して収集デッキ10
に向けて水平に延設してある。したがって、上記のよう
な構成によって持上げ搬送装置12に支持された藺草の
株元側は水平経路に移行して後記する上下ロータ18
A,18Bによって引張作用を受け屑藺が引出されると
ともに、この屑藺が屑藺用切断装置19で切断され、か
つ、挾持搬送装置5によって挾持されている株元側が株
揃え用切断装置20で切断され、株元長さを揃えられて
結束装置7に投入される。
【0012】次に、風力式選り装置6によって選り出さ
れた機体横側方に放出される屑藺に対する処理構造につ
いて説明する。前記上下ロータ18A,18Bより更に
横外側方に、前記風力式選り装置6によって選り出され
屑藺を受止め落下させる遮蔽体29を張設してある。こ
の遮蔽体29は“すだれ”状に吊下げ支持された杆体2
9aとこの杆体29aを上端で支持するボス29bとこ
のボス29bを刈取フレーム33に支持するパイプフレ
ーム29cとからなる。この遮蔽体29の下方には、フ
レールモーア式の屑藺切断装置28が設けてあり、前記
遮蔽体29に衝突して地上に落下した屑藺をこの切断装
置28が細断する。
【0013】図4に示すように、前記収積部15を支持
する走行機体4の横外側方には折畳み格納可能な張出デ
ッキ27が設けられるとともに、この張出デッキ27の
上方に、走行機体4側に支持された操縦塔26が延出さ
れ、張出デッキ27と操縦塔26とで運転操縦部9が構
成されている。ここに、図1で示すように、刈取走行し
乍ら、運転者が結束藺草束を引抜き収積部15に載置す
る作業を行なうことができる。
【0014】〔別実施例〕 (1)選り装置6としては係止爪付無端回動体を選り方
向に張設し、係止爪を藺草に接触作用させて屑藺を選り
出す方式でもよく、風力式に限定されない。 (2)挾持搬送装置5、収積部15、刈取部25として
は前記実施例に記載したものに限定されるわけではな
く、その機能を満足するものであれば他の構造のもので
もよい。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】運転者による収積作業を示す平面図
【図2】屑藺選り出し状態を示す正面図
【図3】全体側面図
【図4】全体平面図
【図5】全体正面図
【符号の説明】 4 走行機体 5 挾持搬送装置 6 選り装置 7 結束装置 9 運転操縦部 15 収積部 25 刈取部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有本 敬 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 猪俣 ▲廣▼明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(4)の前部の横一側に片寄せ
    て配置した刈取部(25)で刈取った藺草を吊下げ挾持
    して搬送する挾持搬送装置(5)と、この挾持搬送装置
    (5)で吊下げ搬送される藺草の株元側部分に選り作用
    を加える選り装置(6)とで、藺草を走行機体横方向に
    沿った横倒し姿勢に設定するとともに、横倒し姿勢にし
    た藺草の株元側部分を結束する結束装置(7)、及び、
    結束装置(7)の後方に結束藺草を収積する収積部(1
    5)を設け、 前記結束装置(7)から収積部(15)への受渡し箇所
    近くにおける前記収積部(5)の外側に運転操縦部
    (9)を設け、かつ、この運転操縦部(9)を、機体横
    幅方向で前記刈取部偏在側とは反対側となる前記結束装
    置(7)の結束藺草の放出口近くで、前記収積部(5)
    に手の届く位置に設けてある藺草ハーベスタ。
  2. 【請求項2】 収積部(5)を上下位置変更可能に構成
    してある請求項1記載の藺草ハーベスタ。
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