JPH0430719A - イ草2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り装置 - Google Patents
イ草2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り装置Info
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- JPH0430719A JPH0430719A JP13619390A JP13619390A JPH0430719A JP H0430719 A JPH0430719 A JP H0430719A JP 13619390 A JP13619390 A JP 13619390A JP 13619390 A JP13619390 A JP 13619390A JP H0430719 A JPH0430719 A JP H0430719A
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Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はイ草2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り
装置に関する。
装置に関する。
〈従来の技術〉
本出願人は先に、「イ草をすぐり選別して結束する方法
と、そのためのすぐり選別機構Jと題する特公昭62−
24043号を提案した。
と、そのためのすぐり選別機構Jと題する特公昭62−
24043号を提案した。
そして、この公知発明では刈取りイ草の穂先側を挟持搬
送帯により、その吊り下げ姿勢のもとて機体の後方へ言
わば縦送りすると共に、その過程においてイ草の株元側
をすぐり搬送帯のすぐり爪に引っ掛けつつ、機体の内方
へ横送りすることにより、屑イをすぐり出し作用するよ
うになっている。
送帯により、その吊り下げ姿勢のもとて機体の後方へ言
わば縦送りすると共に、その過程においてイ草の株元側
をすぐり搬送帯のすぐり爪に引っ掛けつつ、機体の内方
へ横送りすることにより、屑イをすぐり出し作用するよ
うになっている。
そのため、吊り下げ姿勢から横倒し姿勢へのイ草変向作
用とも相俟って、屑イのすぐり出し効果に著しく優れ、
上記した2種の搬送帯を機体へ合理的に配列設置できる
利点もある点で、その実施事業化により相当の成果を収
めることができた。
用とも相俟って、屑イのすぐり出し効果に著しく優れ、
上記した2種の搬送帯を機体へ合理的に配列設置できる
利点もある点で、その実施事業化により相当の成果を収
めることができた。
〈発明が解決しようとする課題〉
ところが、その?&に、記公知発明をイ草の2条刈りに
適用して、その屑イのすぐり出し効果を実験し、た処、
下記問題のあることが判明した。
適用して、その屑イのすぐり出し効果を実験し、た処、
下記問題のあることが判明した。
部ち、イ草は通例隣り合う間隔−約19cmの格子状態
に植付けられ、その収穫上機体の内側(既刈り側)に位
置する条列のイ草株分と、外側(未刈り側)に位置する
条列のイ草株分とは、その穂先側において相互のほぼ同
時に挟持されるや否や、その株元も一挙に刈取られるこ
ととなるため、その刈取り量として2倍に増量する。従
って、そのイ草の2条分に対する穂先側の挟持搬送作用
や、株元側の横送りすぐり作用を円滑・確実に宮なませ
るためには、機体の作業スピードを低下さセざるを得ず
、収穫作業上の効率が悪い。
に植付けられ、その収穫上機体の内側(既刈り側)に位
置する条列のイ草株分と、外側(未刈り側)に位置する
条列のイ草株分とは、その穂先側において相互のほぼ同
時に挟持されるや否や、その株元も一挙に刈取られるこ
ととなるため、その刈取り量として2倍に増量する。従
って、そのイ草の2条分に対する穂先側の挟持搬送作用
や、株元側の横送りすぐり作用を円滑・確実に宮なませ
るためには、機体の作業スピードを低下さセざるを得ず
、収穫作業上の効率が悪い。
特に、機体の内側(既刈り側)に位置する条列のイ草株
分は、上記すぐり搬送帯の横送り作用始点に接近してい
る位置関係上、そのすぐり爪へイ草を自づと確実に引1
)けさせることができ、−早く円滑に横送り可能である
が、外側(未刈り側)に位置する条列のイ草株分は、上
記すぐり搬送帯の作用始点から遠ざかる位置にあるため
、そのすぐり爪によるイ草の引掛は作用上、不応な洩れ
を生ずるおそれなしとしない。
分は、上記すぐり搬送帯の横送り作用始点に接近してい
る位置関係上、そのすぐり爪へイ草を自づと確実に引1
)けさせることができ、−早く円滑に横送り可能である
が、外側(未刈り側)に位置する条列のイ草株分は、上
記すぐり搬送帯の作用始点から遠ざかる位置にあるため
、そのすぐり爪によるイ草の引掛は作用上、不応な洩れ
を生ずるおそれなしとしない。
又、仮りに洩れなく2条分のイ草を引filけることが
できたとしても、その後行的に横送りされる上記外側位
置のイ草が、上記先行的に横送りされる内側位置のイ草
を、玉突き状態に押す現象が起り、その乱れた状態にお
いてすぐり搬送帯による4ft送りすぐり作用が開始さ
れることになる結果、その横送り作用の安定性や整然性
に劣り、未だ効率良く完全に屑イをすぐり出せない問題
がある。
できたとしても、その後行的に横送りされる上記外側位
置のイ草が、上記先行的に横送りされる内側位置のイ草
を、玉突き状態に押す現象が起り、その乱れた状態にお
いてすぐり搬送帯による4ft送りすぐり作用が開始さ
れることになる結果、その横送り作用の安定性や整然性
に劣り、未だ効率良く完全に屑イをすぐり出せない問題
がある。
く課題を解決するための手段〉
本発明はこのような課題の改良を企図しており、そのた
めの構成上イ草の2条分を引起し可能な引起し機構の背
後に、その引起されたイ草の穂先側を合流状態に受け取
り挟持しつつ、機体の後方へ搬送する穂先側の挟持用縦
送り機構を架設し、その縦送り機構によって穂先側の挟
持されるや否や、その株元を直ちに刈取るイ草刈取り機
構を、上記引起し機構の背後に横断させると共に、上記
縦送り機構と刈取り機構との上下相互間に介在する屑イ
すぐり出し用横送り機構の作用始点を、上記引起し機構
の背後に臨ませて、上記刈取り後に機体の後方へ吊り下
げ姿勢のもとで搬送されるイ草の中間部を、その横送り
機構により引掛けつつ機体の内方へ横送りして、そのイ
草に屑イのすぐり出し作用と、上記吊り下げ姿勢から横
倒し姿勢への変向作用とを付与するように定めたイ草の
2条刈り収穫機において、上記横送り機構と刈取り機構
との上下相互間に位置しつつ、引起し機構の背後に横断
する株元引き寄せベルトを、その横送り機構と同一方向
へ回走作用し得るように連動連結させると共に、その引
き寄せベルトを機体の上方から見て、その作用始点が外
側に位置する条列分の刈取りイ草を先行的に受け取り、
同じく作用終点が内側に位置する条列分の刈取りイ草を
後行的に受け取って、その何れも上記横送り機構へ渡し
掛は得るように、その引き寄せベルトの横送り作用線を
刈取り機構の刈取り作用線と一定角度だけ交叉する関係
状態として延在させたことを主な特徴とするものである
。
めの構成上イ草の2条分を引起し可能な引起し機構の背
後に、その引起されたイ草の穂先側を合流状態に受け取
り挟持しつつ、機体の後方へ搬送する穂先側の挟持用縦
送り機構を架設し、その縦送り機構によって穂先側の挟
持されるや否や、その株元を直ちに刈取るイ草刈取り機
構を、上記引起し機構の背後に横断させると共に、上記
縦送り機構と刈取り機構との上下相互間に介在する屑イ
すぐり出し用横送り機構の作用始点を、上記引起し機構
の背後に臨ませて、上記刈取り後に機体の後方へ吊り下
げ姿勢のもとで搬送されるイ草の中間部を、その横送り
機構により引掛けつつ機体の内方へ横送りして、そのイ
草に屑イのすぐり出し作用と、上記吊り下げ姿勢から横
倒し姿勢への変向作用とを付与するように定めたイ草の
2条刈り収穫機において、上記横送り機構と刈取り機構
との上下相互間に位置しつつ、引起し機構の背後に横断
する株元引き寄せベルトを、その横送り機構と同一方向
へ回走作用し得るように連動連結させると共に、その引
き寄せベルトを機体の上方から見て、その作用始点が外
側に位置する条列分の刈取りイ草を先行的に受け取り、
同じく作用終点が内側に位置する条列分の刈取りイ草を
後行的に受け取って、その何れも上記横送り機構へ渡し
掛は得るように、その引き寄せベルトの横送り作用線を
刈取り機構の刈取り作用線と一定角度だけ交叉する関係
状態として延在させたことを主な特徴とするものである
。
〈作用〉
上記の構成によれば、イ草の2条分は機体(10)の前
進に連れて、分草と引起しの諸作用を受け、その穂先側
からの合流状態のもとに引起し通路(S)を通過しつつ
、その穂先側が背後から挟持用縦送り機構(C)の挟持
ベルト(85) (86)によって、はぼ同時に挟持さ
れるや否や、その株元が刈取り機構(D)によって−挙
に刈取られることとなり、その後全体的な吊り下げ姿勢
のもとに機体(10)の後方へゆっくり搬送される。
進に連れて、分草と引起しの諸作用を受け、その穂先側
からの合流状態のもとに引起し通路(S)を通過しつつ
、その穂先側が背後から挟持用縦送り機構(C)の挟持
ベルト(85) (86)によって、はぼ同時に挟持さ
れるや否や、その株元が刈取り機構(D)によって−挙
に刈取られることとなり、その後全体的な吊り下げ姿勢
のもとに機体(10)の後方へゆっくり搬送される。
その刈取り当初イ草の2条分は、第18図(イ)(ロ)
のように未だ穂先側の挟持された正面視の所謂開脚状態
にあるが、その刈取り作用後には2条分のうち、その外
側(未刈り側)に位置する条列(I[−I1)の刈取り
イ草株分が、先行的に株元引き寄せベルト(142)に
よって受け取られ、内側(既刈り側)に位置する条列(
■−■)の刈取りイ草株分における背後を、第19図(
イ)(ロ)のようにすばやく通過しつつ、屑イすぐり出
し用横送り機構(E)の作用始点(a1) (b1)に
向がって横送りされて、そのすぐり爪(125) (1
26)に渡し掛けられることとなる。
のように未だ穂先側の挟持された正面視の所謂開脚状態
にあるが、その刈取り作用後には2条分のうち、その外
側(未刈り側)に位置する条列(I[−I1)の刈取り
イ草株分が、先行的に株元引き寄せベルト(142)に
よって受け取られ、内側(既刈り側)に位置する条列(
■−■)の刈取りイ草株分における背後を、第19図(
イ)(ロ)のようにすばやく通過しつつ、屑イすぐり出
し用横送り機構(E)の作用始点(a1) (b1)に
向がって横送りされて、そのすぐり爪(125) (1
26)に渡し掛けられることとなる。
他方、内側(既刈り側)に位置する条列四■)の刈取り
イ草株分は、同じく株元引き寄せベルト(142)によ
って後行的に受け取られ、上記横送り機構t(E)のす
ぐり爪(125) (126)へその至近位置から渡し
掛けるべく、やはり横送り作用されることになるうつま
り、イ草の2条分はその刈取り後、言わば時間差のある
株元横送り作用を受けて、相互の玉突き状態に押し合い
乱れることなく移動し、その株元側が悉く第20図(イ
)(ロ)のように、やがて横送り機構(E)の作用始点
(a1) (b1)に集束されるのである。
イ草株分は、同じく株元引き寄せベルト(142)によ
って後行的に受け取られ、上記横送り機構t(E)のす
ぐり爪(125) (126)へその至近位置から渡し
掛けるべく、やはり横送り作用されることになるうつま
り、イ草の2条分はその刈取り後、言わば時間差のある
株元横送り作用を受けて、相互の玉突き状態に押し合い
乱れることなく移動し、その株元側が悉く第20図(イ
)(ロ)のように、やがて横送り機構(E)の作用始点
(a1) (b1)に集束されるのである。
そして、その2条分は依然穂先側の挟持された吊り下が
り姿勢において、第21図(イ)(ロ)のように、その
株元側から一勢に横送り機構(E)による屑イすぐり出
し作用を受けることになるが、その当初イ草には衆知と
して方向と姿勢を変えるべき作用力が付与されると共に
、すぐり爪(125) (126)の通り抜けによって
、株元側から隣り合う茎稈の分離状に拡開されることに
なるため、そのイ草に付帯する屑イの大半がすぐり出さ
れ、その屑イは第20図(イ) (ロ)の矢印(K)に
よって示唆する如く、すぐり作用始点(a1) (b1
)の斜め前下方に位置する空間(Q)へ落下しようとす
る。
り姿勢において、第21図(イ)(ロ)のように、その
株元側から一勢に横送り機構(E)による屑イすぐり出
し作用を受けることになるが、その当初イ草には衆知と
して方向と姿勢を変えるべき作用力が付与されると共に
、すぐり爪(125) (126)の通り抜けによって
、株元側から隣り合う茎稈の分離状に拡開されることに
なるため、そのイ草に付帯する屑イの大半がすぐり出さ
れ、その屑イは第20図(イ) (ロ)の矢印(K)に
よって示唆する如く、すぐり作用始点(a1) (b1
)の斜め前下方に位置する空間(Q)へ落下しようとす
る。
その場合、横送り機構(E)の下方には屑イの掻き出し
ベルト (130)が並列設置されており、その掻き出
しベルト(130)やすぐりチェノ(+23) (+2
4)の前面には、イ草横送り規制バー(128) (1
29) (139)も延在されているため、上記空間(
Q)をt旨向する屑イは、その掻き出しベルト (13
0)によって確実に捕捉された上、その横送り作用を受
けて機体(10)の右側(既刈り側)位置へ掻き出し投
棄され、その機体(10)の前進走行に支障を与えるお
それもない。
ベルト (130)が並列設置されており、その掻き出
しベルト(130)やすぐりチェノ(+23) (+2
4)の前面には、イ草横送り規制バー(128) (1
29) (139)も延在されているため、上記空間(
Q)をt旨向する屑イは、その掻き出しベルト (13
0)によって確実に捕捉された上、その横送り作用を受
けて機体(10)の右側(既刈り側)位置へ掻き出し投
棄され、その機体(10)の前進走行に支障を与えるお
それもない。
その結果、イ草の2条刈り収穫機として、その2条分の
全量を安定良く整然と横送り作用しっつ、これから屑イ
を著しく効率良(完全にすぐり出せる効果がある。尚、
屑イのすぐり出された正規なイ草は、第22〜24図の
ように、その後機体(10)の結束床(23)上におい
て横倒し姿勢のまま結束され、その横倒し姿勢のもとて
機体(10)のデツキ(24) (29)に積載される
こととなる。
全量を安定良く整然と横送り作用しっつ、これから屑イ
を著しく効率良(完全にすぐり出せる効果がある。尚、
屑イのすぐり出された正規なイ草は、第22〜24図の
ように、その後機体(10)の結束床(23)上におい
て横倒し姿勢のまま結束され、その横倒し姿勢のもとて
機体(10)のデツキ(24) (29)に積載される
こととなる。
〈実施例)
以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構成を詳述
すると、第1〜5図は乗用型のイ草2条刈り収穫機を表
わしており、(1o)は機体の総称であって、固定状態
のトラックフレーム(11)と、その前部を形作る昇降
作動可能な作業フレーム(12)とから成る。
すると、第1〜5図は乗用型のイ草2条刈り収穫機を表
わしており、(1o)は機体の総称であって、固定状態
のトラックフレーム(11)と、その前部を形作る昇降
作動可能な作業フレーム(12)とから成る。
つまり、作業フレーム(12)は後述するイ草の分草機
構(A)や引起し機構(B)、槽先側の挟持用縦送り機
構(C)、株元刈取り機構(D)、屑イのすぐり出し用
横送り機構(E)、株元の集束用縦送り機構CF)並び
に株元結束機構(G)から成る一連の作業機構を支持す
る平面視の全体的なほぼ横り字型架台として、その後部
基端がトランクフレーム(11)の左右両側端部へ、水
平な横軸(13)を介して枢支連結されており、しかも
その両フレーム(11) (12)の前後相互間には、
作業フレーム昇降用の油圧シリンダー(14)が介挿設
置されているのである。
構(A)や引起し機構(B)、槽先側の挟持用縦送り機
構(C)、株元刈取り機構(D)、屑イのすぐり出し用
横送り機構(E)、株元の集束用縦送り機構CF)並び
に株元結束機構(G)から成る一連の作業機構を支持す
る平面視の全体的なほぼ横り字型架台として、その後部
基端がトランクフレーム(11)の左右両側端部へ、水
平な横軸(13)を介して枢支連結されており、しかも
その両フレーム(11) (12)の前後相互間には、
作業フレーム昇降用の油圧シリンダー(14)が介挿設
置されているのである。
そのため、その油圧シリンダー(14)のピストンロッ
ド(15)を後述の運転台上から、前方へ伸張作動させ
ることによって、作業フレーム(12)を第5図のよう
に、上記水平な横軸(13)を回動支点としつつ、トラ
ックフレーム(11)に対する前玉がりの傾斜状態に昇
揚させることができる。作業フレーム(12)はその平
面視のほぼ横り字型と上記した通り、その左側(未刈り
側)の偏倚位置が前方へ部分的に長く派出する形態を呈
している。
ド(15)を後述の運転台上から、前方へ伸張作動させ
ることによって、作業フレーム(12)を第5図のよう
に、上記水平な横軸(13)を回動支点としつつ、トラ
ックフレーム(11)に対する前玉がりの傾斜状態に昇
揚させることができる。作業フレーム(12)はその平
面視のほぼ横り字型と上記した通り、その左側(未刈り
側)の偏倚位置が前方へ部分的に長く派出する形態を呈
している。
(16)は上記トラックフレーム(11)の前部位置に
搭載されたエンジン、(17)は同じくフレーム(11
)の後部位置に据付けられた走行用トランスミッション
であり、上記横軸(13)と平行な中間軸(18)や第
1.2伝動ベルト (19) (20)などを介して、
エンジン(16)の出力軸(21)と伝動連結されてい
る。その場合、中間軸(18)は上記作業フレーム(+
2)の回動支点をなす横軸(+3)よりも、一定の間隔
距離(L1)だけ後方へ偏倚した位置に横架されている
。
搭載されたエンジン、(17)は同じくフレーム(11
)の後部位置に据付けられた走行用トランスミッション
であり、上記横軸(13)と平行な中間軸(18)や第
1.2伝動ベルト (19) (20)などを介して、
エンジン(16)の出力軸(21)と伝動連結されてい
る。その場合、中間軸(18)は上記作業フレーム(+
2)の回動支点をなす横軸(+3)よりも、一定の間隔
距離(L1)だけ後方へ偏倚した位置に横架されている
。
(22)は上記トランスミッンヨン(+7)からの取り
出し動力によって回走され左右一対の無端な走行用クロ
ーラ−2(23)はトラックフレーム(I1)の前部に
位置しつつ、そのエンジン(+6)の上面をも全体的に
覆うイ草結束床、(24)はその結束床(23)に後続
して、トランスミッション(17)や中間軸(18)な
どの上面を全体的に覆うイ草東積載用のメインデツキで
あり、結束床(23)よりも一定の高低段差分だけ低く
形成されることによって、その凹状内部へ極力に多量の
イ草束(M)を収容 積載できるようになっている。
出し動力によって回走され左右一対の無端な走行用クロ
ーラ−2(23)はトラックフレーム(I1)の前部に
位置しつつ、そのエンジン(+6)の上面をも全体的に
覆うイ草結束床、(24)はその結束床(23)に後続
して、トランスミッション(17)や中間軸(18)な
どの上面を全体的に覆うイ草東積載用のメインデツキで
あり、結束床(23)よりも一定の高低段差分だけ低く
形成されることによって、その凹状内部へ極力に多量の
イ草束(M)を収容 積載できるようになっている。
(25)はトラックフレーム(11)のメインデツキ(
24)から後方へ一体的に延長支架された運転台であり
、オペレーターの操縦制御ボックス(26)、ノート(
27)並びに日除は用の屋根(28)などを備えている
。そのため、オペレーターは運転台(25)に乗って1
fiilし乍ら、その直前位置のメインデツキ(24)
に対するイ草束(M)の積載量を支障なく目視でき、こ
れに操作手を伸ばして、その積載状態の乱れや安定性な
どを容易に矯正し得るのである。
24)から後方へ一体的に延長支架された運転台であり
、オペレーターの操縦制御ボックス(26)、ノート(
27)並びに日除は用の屋根(28)などを備えている
。そのため、オペレーターは運転台(25)に乗って1
fiilし乍ら、その直前位置のメインデツキ(24)
に対するイ草束(M)の積載量を支障なく目視でき、こ
れに操作手を伸ばして、その積載状態の乱れや安定性な
どを容易に矯正し得るのである。
尚、図示の実施例では乗用型収穫機を表わしているが、
上記の趣旨を達成できるならば、オペレターが圃場を歩
行し乍ら手押し操縦する型式のイ草収穫機に対しても、
本発明を通用できること言うまでもない。
上記の趣旨を達成できるならば、オペレターが圃場を歩
行し乍ら手押し操縦する型式のイ草収穫機に対しても、
本発明を通用できること言うまでもない。
(29)はメインデツキ(24)の右側(既刈り側)端
部に沿い、上記横軸(+3)と直交するように延在され
た縦軸(30)により、起伏自在に枢着されたイ草東積
載用のサブデツキであって、望ましくは金属杆から正面
視のほぼL字型に枠組み一体化されており、その内部が
メインデツキ(24)の内部と連通ずる状態に開放され
ている。第22〜24図から明白なように、メインデツ
キ(24)の内部にはイ草束(M)が、機体(10)の
左右方向(横方向)に沿う延在状態として寝かせ載せら
れるに反し、サブデツキ(29)の内部にはイ草束(M
)が、同じく機体(10)の前後方向(縦方向)に沿う
延在状態として寝かせ載せられるのであり、そのイ草2
条刈り用としての増量に対処できるようになっている。
部に沿い、上記横軸(+3)と直交するように延在され
た縦軸(30)により、起伏自在に枢着されたイ草東積
載用のサブデツキであって、望ましくは金属杆から正面
視のほぼL字型に枠組み一体化されており、その内部が
メインデツキ(24)の内部と連通ずる状態に開放され
ている。第22〜24図から明白なように、メインデツ
キ(24)の内部にはイ草束(M)が、機体(10)の
左右方向(横方向)に沿う延在状態として寝かせ載せら
れるに反し、サブデツキ(29)の内部にはイ草束(M
)が、同じく機体(10)の前後方向(縦方向)に沿う
延在状態として寝かせ載せられるのであり、そのイ草2
条刈り用としての増量に対処できるようになっている。
(31)は機体(10)における就中運転台(25)と
、サブデツキ(29)との左右相互間に介挿設置された
サブデツキ起伏用の油圧シリンダーであり、そのピスト
ンロッド(32)を運転台(25)上から左右方向(横
方向)へ進退作動させることによって、サブデツキ(2
9)を上記縦軸(30)の支点用りに、一定の角度範囲
分だけ起伏させ得るようになっている。その適度な起立
状態のもとてイ草束(M)を安定良く積載でき、又その
下方への伏倒操作により、イ草束(M)を機体(10)
の右側(既刈り側)位置において、圃場へ軽快に荷降し
することができる。
、サブデツキ(29)との左右相互間に介挿設置された
サブデツキ起伏用の油圧シリンダーであり、そのピスト
ンロッド(32)を運転台(25)上から左右方向(横
方向)へ進退作動させることによって、サブデツキ(2
9)を上記縦軸(30)の支点用りに、一定の角度範囲
分だけ起伏させ得るようになっている。その適度な起立
状態のもとてイ草束(M)を安定良く積載でき、又その
下方への伏倒操作により、イ草束(M)を機体(10)
の右側(既刈り側)位置において、圃場へ軽快に荷降し
することができる。
その起伏的な回動角度を変えることによって、イ草束(
M)の積載量を加減することも可能である。
M)の積載量を加減することも可能である。
(33)は先に一言した一連の作業機構(A)〜(G)
へ作業動力を入力するための1次動力分配軸であり、作
業フレーム(12)の左側(未刈り側)へ偏倚した位置
に支架されている。この1次動力分配軸(33)は第2
.5図の側面図や第7図の平面図から明白なように、上
記水平な横軸(13)並びに中間軸(18)との平行状
態に横架しており、しかもその横軸(13)よりも前方
位置に配列されている。
へ作業動力を入力するための1次動力分配軸であり、作
業フレーム(12)の左側(未刈り側)へ偏倚した位置
に支架されている。この1次動力分配軸(33)は第2
.5図の側面図や第7図の平面図から明白なように、上
記水平な横軸(13)並びに中間軸(18)との平行状
態に横架しており、しかもその横軸(13)よりも前方
位置に配列されている。
そして、その1次動力分配軸(33)と上記中間軸(1
8)との前後相互間が、比較的に長い無端な第3伝動ベ
ルト (34)を介して伝動連結されており、そのため
トラックフレーム(11)上に搭載された単一のエンジ
ン(16)によって、1次動力分配軸(33)が回転駆
動されることになる。(35) (36)はその第3伝
動ベルト(34)の掛架用プーリーであるが、第2.7
図から示唆されるように、その中間軸(18)上のそれ
よりも、1次動力分配軸(33)の外側(左側)軸端部
に組付けられたそれの方が、相当径大に寸法化されてお
り、蕊に減速作用を果し得るようになっている。
8)との前後相互間が、比較的に長い無端な第3伝動ベ
ルト (34)を介して伝動連結されており、そのため
トラックフレーム(11)上に搭載された単一のエンジ
ン(16)によって、1次動力分配軸(33)が回転駆
動されることになる。(35) (36)はその第3伝
動ベルト(34)の掛架用プーリーであるが、第2.7
図から示唆されるように、その中間軸(18)上のそれ
よりも、1次動力分配軸(33)の外側(左側)軸端部
に組付けられたそれの方が、相当径大に寸法化されてお
り、蕊に減速作用を果し得るようになっている。
(37)は上記1次動力分配軸(33)の内側(右側)
軸端部に組付は一体化された第1ベヘルギヤ機構(図で
はこれをギヤケースによって示唆しており、このことは
後述の第2〜8へヘルギャ機構などについても同様であ
る。)であり、これからは第6〜8図に示すように、上
方の穂先側挟持用縦送り機構(C)に向かって起立する
第1伝動軸(38)と、同じく右側(既刈り側)位置の
株元集束用縦送り機構(F)並びに結束機構(G)に向
がって横架する第2伝動軸(39)とが、各々振り分は
配列状態に派出されている。
軸端部に組付は一体化された第1ベヘルギヤ機構(図で
はこれをギヤケースによって示唆しており、このことは
後述の第2〜8へヘルギャ機構などについても同様であ
る。)であり、これからは第6〜8図に示すように、上
方の穂先側挟持用縦送り機構(C)に向かって起立する
第1伝動軸(38)と、同じく右側(既刈り側)位置の
株元集束用縦送り機構(F)並びに結束機構(G)に向
がって横架する第2伝動軸(39)とが、各々振り分は
配列状態に派出されている。
又、同じく1次動力分配軸(33)の中間位置には作業
用トランスミッション(40)も介在されており、その
上段部からは右側位置の屑イずぐり出し用横送り機構(
E)に向かって派出する第3伝動軸(41)と、逆な左
側(未刈り側)位置へ派出する分草機構(A)、引起し
機構(B)並びに刈取り機構(D)の3者に兼用の第4
伝動軸(42)とが、その1次動力分配軸(33)自身
との平行に振り分は横架されている。
用トランスミッション(40)も介在されており、その
上段部からは右側位置の屑イずぐり出し用横送り機構(
E)に向かって派出する第3伝動軸(41)と、逆な左
側(未刈り側)位置へ派出する分草機構(A)、引起し
機構(B)並びに刈取り機構(D)の3者に兼用の第4
伝動軸(42)とが、その1次動力分配軸(33)自身
との平行に振り分は横架されている。
つまり、機体(10)の前部をなす作業フレーム(12
)上へ集中的に配列装備された一連の作業機構(A)〜
(G)が、同じく機体(10)の後部をなすトラックフ
レーム(11)上の搭載エンジン(16)により、1次
動力分配軸(33)を介して悉く駆動され、その各個に
所定の作用を営なむようになっているのである。
)上へ集中的に配列装備された一連の作業機構(A)〜
(G)が、同じく機体(10)の後部をなすトラックフ
レーム(11)上の搭載エンジン(16)により、1次
動力分配軸(33)を介して悉く駆動され、その各個に
所定の作用を営なむようになっているのである。
その際、上記第3伝動ベルト(34)に下方から接触す
るベルトテンションローラー(43)は、固足状態のト
ラックフレーム(11)側に軸架されており、作業フレ
ーム(12)をその水平な横軸(13)の支点用りに昇
揚さセた時には、上記した一定な間隔短線(L1)の存
在に基いで、そのテンノヨンローラー(43)から第3
伝動ベルト(34)が第5図のように浮上・弛緩し、そ
の伝動作用を自づと断つようになってもいる。そのため
、非作業時の不慮な人身事故などを効果的に予防するこ
とができる。
るベルトテンションローラー(43)は、固足状態のト
ラックフレーム(11)側に軸架されており、作業フレ
ーム(12)をその水平な横軸(13)の支点用りに昇
揚さセた時には、上記した一定な間隔短線(L1)の存
在に基いで、そのテンノヨンローラー(43)から第3
伝動ベルト(34)が第5図のように浮上・弛緩し、そ
の伝動作用を自づと断つようになってもいる。そのため
、非作業時の不慮な人身事故などを効果的に予防するこ
とができる。
上記一連の作業機構(A)〜(C)について、先づその
イ草の引起し機構(B)から説明すると、これは作業フ
レーム(12)の左側(未刈り側)前部位置に偏倚しつ
つ、一定角度の抜上がり傾斜状態に並設された内外(右
左)一対の引起しチェノケース(44) (45)と、
その内部に上下方向への循環回走自在として各々格納さ
れた無端な引起しチェノ(46) (47)と、その各
チェノ(46) (47)へ一定間隔おきの多数として
、且つ起伏自在に枢着された引起し爪(48) (49
)とから成り、その引起し爪(48)(49)が上方へ
の回走作用時にチェノケース(44) (45)から張
り出して、イ草を自づと梳る如くに引起し作用すること
となる。
イ草の引起し機構(B)から説明すると、これは作業フ
レーム(12)の左側(未刈り側)前部位置に偏倚しつ
つ、一定角度の抜上がり傾斜状態に並設された内外(右
左)一対の引起しチェノケース(44) (45)と、
その内部に上下方向への循環回走自在として各々格納さ
れた無端な引起しチェノ(46) (47)と、その各
チェノ(46) (47)へ一定間隔おきの多数として
、且つ起伏自在に枢着された引起し爪(48) (49
)とから成り、その引起し爪(48)(49)が上方へ
の回走作用時にチェノケース(44) (45)から張
り出して、イ草を自づと梳る如くに引起し作用すること
となる。
(S)は両引起しチェノケース(44) (45)の向
かい合う左右相互間に関口区成されたイ草引起し通路で
あるが、これは特に外側(左側)のチェノヶース(45
)に対して、内側(右側)のチェノケース(44)が開
脚状態に並列されることにより、第3図のような正面視
のほぼ直角三角形を呈している。
かい合う左右相互間に関口区成されたイ草引起し通路で
あるが、これは特に外側(左側)のチェノヶース(45
)に対して、内側(右側)のチェノケース(44)が開
脚状態に並列されることにより、第3図のような正面視
のほぼ直角三角形を呈している。
但し、その両チェンケース(44ン(45)を等しく開
脚させることにより、正面視のハ字型に開口する引起し
通路(S)として区画しても良い。
脚させることにより、正面視のハ字型に開口する引起し
通路(S)として区画しても良い。
そして、その何れにしても内側の引起しチェノケース(
44)には、その上下方向の全長に亘って引起しチェノ
(46)が回走し得るように内蔵されているに反し、外
側のチェノケース(45)内には、そのほぼ下半部だけ
を回走する引起しチェノ(47)が格納されており、そ
の両チェン(46) (47)に付属の引起し爪(4B
) (49)が、千鳥配列状態の交互に入り組み乍ら、
上方へ整然と回走作用されるようになっている。
44)には、その上下方向の全長に亘って引起しチェノ
(46)が回走し得るように内蔵されているに反し、外
側のチェノケース(45)内には、そのほぼ下半部だけ
を回走する引起しチェノ(47)が格納されており、そ
の両チェン(46) (47)に付属の引起し爪(4B
) (49)が、千鳥配列状態の交互に入り組み乍ら、
上方へ整然と回走作用されるようになっている。
正面視の三角形又はハ字型に開口するイ草引起し通路(
S)は刈取り機構(D)の株元刈取り作用幅(W)を言
わば底辺とする処、その左右方向(横方向)から相互の
入り組み状態に張り出す両引起し爪(4B) (49)
の上昇作用限度(P)が、両チェンケース(44) (
45)の中途高さに位置決めされているわけである。
S)は刈取り機構(D)の株元刈取り作用幅(W)を言
わば底辺とする処、その左右方向(横方向)から相互の
入り組み状態に張り出す両引起し爪(4B) (49)
の上昇作用限度(P)が、両チェンケース(44) (
45)の中途高さに位置決めされているわけである。
しかも、その底辺の刈取り作用幅(W)はイ草の2条分
に相応し、その内側(既刈り側)に位置する条列(1−
1)のイ草株分と、外側(未刈り側)に位置する条列(
n−I1)のイ草株分を一挙同時に引起すと共に、やが
て穂先側から自づ合流させる如く、その穂先側の挟持用
縦送り機構(C)へ導入し得るようになっている。
に相応し、その内側(既刈り側)に位置する条列(1−
1)のイ草株分と、外側(未刈り側)に位置する条列(
n−I1)のイ草株分を一挙同時に引起すと共に、やが
て穂先側から自づ合流させる如く、その穂先側の挟持用
縦送り機構(C)へ導入し得るようになっている。
尚、イ草引起し通路(S)の上記刈取り作用幅(W)が
イ草の2条分に相応して、その2条分を一挙同時に引起
しつつ、穂先側の挟持用縦送り機構(C)へ導入できる
限りでは、両引起しチェノケース(44) (45)を
正面視の互いに平行な後上がり設置状態に起立させると
共に、その画引起しチェノケース(44) (45)
A:おける上下方向の全長番こ亘って、各々引起しチェ
ノ(46) (47)を回走作用するように内蔵させて
も、さしつがえない。
イ草の2条分に相応して、その2条分を一挙同時に引起
しつつ、穂先側の挟持用縦送り機構(C)へ導入できる
限りでは、両引起しチェノケース(44) (45)を
正面視の互いに平行な後上がり設置状態に起立させると
共に、その画引起しチェノケース(44) (45)
A:おける上下方向の全長番こ亘って、各々引起しチェ
ノ(46) (47)を回走作用するように内蔵させて
も、さしつがえない。
(50)は外側(未刈り側)引起しチェノヶース(45
)の背後位置において、これとほぼ平行な後上がりの停
斜状態に立設された2次動力分配軸であり、その下端部
が上記分草機構(A)と引起し機構(B)並びに刈取り
機構<D)の3者に兼用の第4伝動軸(42)へ、第2
へヘルギャ機構(51)を介して伝動連結されていると
共に、その第2へヘルギャ機構(51)から更に下方へ
派出する第5伝動軸(52)によって、刈取り機構(D
)がイ草の株元を刈取るべく、駆動されるようになって
いる。
)の背後位置において、これとほぼ平行な後上がりの停
斜状態に立設された2次動力分配軸であり、その下端部
が上記分草機構(A)と引起し機構(B)並びに刈取り
機構<D)の3者に兼用の第4伝動軸(42)へ、第2
へヘルギャ機構(51)を介して伝動連結されていると
共に、その第2へヘルギャ機構(51)から更に下方へ
派出する第5伝動軸(52)によって、刈取り機構(D
)がイ草の株元を刈取るべく、駆動されるようになって
いる。
その刈取り機構(D)は可動刃(53)と固定刃(54
)とから成るバリカン形態であり、第14〜16図から
明白なように、その固定刃(54)が上記引起し通路(
S)の背後を水平に横断する関係状態として、後述する
外側分草積板と内側分草梧板との左右相互間に固定横架
されている。
)とから成るバリカン形態であり、第14〜16図から
明白なように、その固定刃(54)が上記引起し通路(
S)の背後を水平に横断する関係状態として、後述する
外側分草積板と内側分草梧板との左右相互間に固定横架
されている。
そして、これと摺れ合う可動刃(53)はスライド!F
j、(55)に取付けられており、これが上記第5伝動
軸(52)の回転動力を受けた時、クランクピン(56
)を介して左右方向(横方向)−1直線的に往復運動さ
れ、イ草を刈取ることになる。(57)はその可動刃(
53) (D押え金、(XI−X1)は可動刃(53)
と固定刃(54)の摺れ合いによるイ草の刈取り作用線
を示しているが、その刈取り作用@(W)がイ草の2条
分ムこ相応すること、上記した通りである。
j、(55)に取付けられており、これが上記第5伝動
軸(52)の回転動力を受けた時、クランクピン(56
)を介して左右方向(横方向)−1直線的に往復運動さ
れ、イ草を刈取ることになる。(57)はその可動刃(
53) (D押え金、(XI−X1)は可動刃(53)
と固定刃(54)の摺れ合いによるイ草の刈取り作用線
を示しているが、その刈取り作用@(W)がイ草の2条
分ムこ相応すること、上記した通りである。
他方、2次動力分配軸(50)の上端部には第3ベヘル
ギヤ機構(58)と、その内側(右側)に位置する第4
へヘルギャ機構(59)とが、迂回伝動軸(60)を介
して並列設置されており、その第4へヘルギャ機構(5
9)から前方へ派出する第6伝動軸(61)によって、
内側引起しチェノケース(44)内の引起しチェノ(4
6)が回走駆動されるようになっている。
ギヤ機構(58)と、その内側(右側)に位置する第4
へヘルギャ機構(59)とが、迂回伝動軸(60)を介
して並列設置されており、その第4へヘルギャ機構(5
9)から前方へ派出する第6伝動軸(61)によって、
内側引起しチェノケース(44)内の引起しチェノ(4
6)が回走駆動されるようになっている。
(62)は同じく2次動力分配軸(50)の中途高さ位
置に組付は一体化された第5ベベルギヤ機構であリ、こ
れからやはり前方へ派出する別な第7伝動軸(63)に
よって、外側引起しチェノケース(45)内の引起しチ
ェノ(47)が回走駆動されるようになっている。その
内外一対のイ草引起しチェノ(46) (47)が同期
作用すること、言うまでもない。
置に組付は一体化された第5ベベルギヤ機構であリ、こ
れからやはり前方へ派出する別な第7伝動軸(63)に
よって、外側引起しチェノケース(45)内の引起しチ
ェノ(47)が回走駆動されるようになっている。その
内外一対のイ草引起しチェノ(46) (47)が同期
作用すること、言うまでもない。
又、(64)は上記引起し機構(B)の引起し爪(48
) (49)によるイ草の引起し作用を助勢し、そのイ
草の2条分を穂先側まですばやく整立させるための送風
装置であり、そのブロワ−ファン(65)の回転駆動力
が上記1次動力分配軸(33)の外側軸端部から取り出
されるようになっている。
) (49)によるイ草の引起し作用を助勢し、そのイ
草の2条分を穂先側まですばやく整立させるための送風
装置であり、そのブロワ−ファン(65)の回転駆動力
が上記1次動力分配軸(33)の外側軸端部から取り出
されるようになっている。
即ち、これを抽出拡大した第8図において、(66)は
上記第3伝動ベルl−(34)の掛架用プーリー(36
)へ、その横外方からの抜き差し自在として、且つ一体
回転し得るように組付けられた伝動爪板であり、その中
心部から横外方へ派出する支軸(67)を備えている。
上記第3伝動ベルl−(34)の掛架用プーリー(36
)へ、その横外方からの抜き差し自在として、且つ一体
回転し得るように組付けられた伝動爪板であり、その中
心部から横外方へ派出する支軸(67)を備えている。
(68)はこれと向かい合うブロワ−ファン(65)の
回転軸であり、その内外(右左)相互間にはブロワ−フ
ァン(65)の増速ギヤ機構(69)が介挿設置されて
いる。その増速ギヤ機構(69)によって、ブロワ−フ
ァン(65)自身を極力に小型・軽量化しつつも、高強
度の風力を起生じ得るようになっているのである。
回転軸であり、その内外(右左)相互間にはブロワ−フ
ァン(65)の増速ギヤ機構(69)が介挿設置されて
いる。その増速ギヤ機構(69)によって、ブロワ−フ
ァン(65)自身を極力に小型・軽量化しつつも、高強
度の風力を起生じ得るようになっているのである。
(70)は増速ギヤ機構(69)のギヤケース(71)
を作業フレーム(12)へ据付けるための脚柱、(72
)はそのギヤケース(71)に付属固定されたファンケ
ース、(73)はその中心部に開口されたメツシュ型の
エヤー吸入口であり、更に横外方から安全カバー(74
)によって被覆されている。(75)はファンケース(
72)に連通接続されたエヤー吐出管路であり、第2.
5図の側面図から明白なように、作業フレーム(12)
の左側(未刈り側)端部に沿って、且つ一定角度の部下
がり傾斜状態に延在されていると共に、その下部前端の
エヤー噴出ノズル(76)が上記外側引起しチェノケー
ス(45)の直前位置から、その引起されるべきイ草を
指向する開口状態にある。
を作業フレーム(12)へ据付けるための脚柱、(72
)はそのギヤケース(71)に付属固定されたファンケ
ース、(73)はその中心部に開口されたメツシュ型の
エヤー吸入口であり、更に横外方から安全カバー(74
)によって被覆されている。(75)はファンケース(
72)に連通接続されたエヤー吐出管路であり、第2.
5図の側面図から明白なように、作業フレーム(12)
の左側(未刈り側)端部に沿って、且つ一定角度の部下
がり傾斜状態に延在されていると共に、その下部前端の
エヤー噴出ノズル(76)が上記外側引起しチェノケー
ス(45)の直前位置から、その引起されるべきイ草を
指向する開口状態にある。
つまり、ブロワ−ファン(65)のエヤー噴出ノズル(
76)は後述する分草機構(A)の外側橋板へ固定支持
された設置状態において、側面視のほぼ真上を指向して
いると同時に、これを正面から見た時には第3図のよう
に、内側の引起しチェノヶース(44)と交叉する関係
の斜め上向きに開口しているのである。
76)は後述する分草機構(A)の外側橋板へ固定支持
された設置状態において、側面視のほぼ真上を指向して
いると同時に、これを正面から見た時には第3図のよう
に、内側の引起しチェノヶース(44)と交叉する関係
の斜め上向きに開口しているのである。
そのため、イ草は引起し機構(B)の引起し爪(48)
(49)へ引掛かる直前において、ブロワ−ファン(
65)からの強い風力を受け、そのエヤージェットによ
って−早く垂立状態に整流されると共に、穂先側の絡み
付きも確実に分離されることとなり、又イ草の2条分を
洩れなく、且つすばやく引起すことができるにも拘らず
、その茎稈に傷付きを与えるおそれも一切ない。
(49)へ引掛かる直前において、ブロワ−ファン(
65)からの強い風力を受け、そのエヤージェットによ
って−早く垂立状態に整流されると共に、穂先側の絡み
付きも確実に分離されることとなり、又イ草の2条分を
洩れなく、且つすばやく引起すことができるにも拘らず
、その茎稈に傷付きを与えるおそれも一切ない。
(77)は上記エヤー噴出ノズル(76)からのエヤー
を受け止めて、これを屈折反射的に上方へ誘導する送風
ガイド板であり、内側(右側)の引起しチェノケース(
44)に沿って、且つその略下半部に一定高さの前向き
張り出し状態として添え付は固定されている。そのため
、これに衝当したエヤージェットは自づと上方へ誘導さ
れ、そのロスなくイ草の引起しに活用されることとなり
、その穂先側′に至るまでの整立作用や絡み合いの解除
作用に優れる。
を受け止めて、これを屈折反射的に上方へ誘導する送風
ガイド板であり、内側(右側)の引起しチェノケース(
44)に沿って、且つその略下半部に一定高さの前向き
張り出し状態として添え付は固定されている。そのため
、これに衝当したエヤージェットは自づと上方へ誘導さ
れ、そのロスなくイ草の引起しに活用されることとなり
、その穂先側′に至るまでの整立作用や絡み合いの解除
作用に優れる。
次に、イ草の分草機構(A)は上記引起し機構(B)の
引起し爪(48) (49)による引起し作用に先立っ
て、圃場から植立するイ草へ分は入るものであり、その
ため作業フレーム(12)の左側(未刈り側)最前端位
置に装備されている。
引起し爪(48) (49)による引起し作用に先立っ
て、圃場から植立するイ草へ分は入るものであり、その
ため作業フレーム(12)の左側(未刈り側)最前端位
置に装備されている。
即ち、(78) (79)は上記刈取り機構(D)の株
元刈取り作用幅(W)を画定する平行な内外(右左)一
対の分草横板であって、何れも作業フレーム(12)に
付属一体化されていると共に、その内側の分草横板(7
8)には上記内側引起しチェノケース(44)の下端部
が、同じく外側の分草梧板(79)には外側引起しチェ
ノケース(45)の下端部が各々固定支持されている。
元刈取り作用幅(W)を画定する平行な内外(右左)一
対の分草横板であって、何れも作業フレーム(12)に
付属一体化されていると共に、その内側の分草横板(7
8)には上記内側引起しチェノケース(44)の下端部
が、同じく外側の分草梧板(79)には外側引起しチェ
ノケース(45)の下端部が各々固定支持されている。
しかも、両分草槍板(7B) (79)は地面を這う如
く、引起しチェノケース(44) (45)よりも前方
へ一定距離だけ長く派出しており、その外側分草橋板(
79)の前端部には分草矢(デバイダ−) (80)が
固定設置されている一方、内側分草橋板(78)の前端
部からはイ草の導入ガイド杆(81)が一体的に曲げ起
されている。
く、引起しチェノケース(44) (45)よりも前方
へ一定距離だけ長く派出しており、その外側分草橋板(
79)の前端部には分草矢(デバイダ−) (80)が
固定設置されている一方、内側分草橋板(78)の前端
部からはイ草の導入ガイド杆(81)が一体的に曲げ起
されている。
(82)はその外側分草橋板(79)の前端部から引起
しチェンケース<44) (45)よりも緩やかな角度
の後止がり傾斜状態に立設された振動分草杆であり、合
成樹脂やその他の可撓な材料から側面視の全体的な円弧
形態に弯曲されている。その弯曲によって、公転運動上
の一定な振幅(イ草の振り分は作用幅)が与えられてい
るのである。
しチェンケース<44) (45)よりも緩やかな角度
の後止がり傾斜状態に立設された振動分草杆であり、合
成樹脂やその他の可撓な材料から側面視の全体的な円弧
形態に弯曲されている。その弯曲によって、公転運動上
の一定な振幅(イ草の振り分は作用幅)が与えられてい
るのである。
そして、その振動分草杆(82)の下部前端は上記分草
矢(80)の背後位置に枢着されており、同じく上部後
端は首振り伝動軸(83)の先端軸受筒部へ、自転しな
いように嵌合されていると共に、その首振り伝動軸(8
3)が外側引起しチェンケース(45)の上部を貫通し
つつ、後上方へ延びている。
矢(80)の背後位置に枢着されており、同じく上部後
端は首振り伝動軸(83)の先端軸受筒部へ、自転しな
いように嵌合されていると共に、その首振り伝動軸(8
3)が外側引起しチェンケース(45)の上部を貫通し
つつ、後上方へ延びている。
但し、その外側引起しチェンケース(45)内における
上下方向の全長に亘って、長尺な引起しチェ7(47)
を格納するような場合には、これに上記首振り伝動軸(
83)を貫通させることなく、そのチェンケース(45
)の前面に沿う露出状態として軸受けさせても、勿論良
い。
上下方向の全長に亘って、長尺な引起しチェ7(47)
を格納するような場合には、これに上記首振り伝動軸(
83)を貫通させることなく、そのチェンケース(45
)の前面に沿う露出状態として軸受けさせても、勿論良
い。
(84)は上記した2次動力分配軸(50)における第
3へヘルギャ機構(58)と、第5へヘルギャM&構(
62)との上下相互間に介挿設置された第6へヘルギャ
機構であり、これを介して2次動力分配軸(50)と振
動分草杆(82)の首振り伝動軸(83)とが伝動連結
されている。そのため、振動分草杆(82)はその後上
方から入力されるエンジン(16)の動力を受けて、イ
草を振り分は作用すべく公転運動することになり、その
圃場に伏倒しているイ草はこれも弓起す。
3へヘルギャ機構(58)と、第5へヘルギャM&構(
62)との上下相互間に介挿設置された第6へヘルギャ
機構であり、これを介して2次動力分配軸(50)と振
動分草杆(82)の首振り伝動軸(83)とが伝動連結
されている。そのため、振動分草杆(82)はその後上
方から入力されるエンジン(16)の動力を受けて、イ
草を振り分は作用すべく公転運動することになり、その
圃場に伏倒しているイ草はこれも弓起す。
その際、イ草における2条分との関係では、その外側(
未刈り側)に位置する条列(n−I1)のイ草株分に対
して、振動分草杆(82)が直接その機械的な振り分は
叩打作用を加えることになるが、上記のように外側引起
しチェンケース(45)の直前位置には、ブロワ−ファ
ン(65)のエヤー噴出ノズル(76)が臨まされてお
り、これから噴出するエヤージェットも、そのイ草に吹
き当てられるようになっているため、残る内側に位置す
る条列(■■)分のイ草についても、その伏倒している
ものはこれを洩れなく引起すことができ、振動分草杆(
82)との相乗的な分草・引起し作用がイ草に付与され
ることとなる。
未刈り側)に位置する条列(n−I1)のイ草株分に対
して、振動分草杆(82)が直接その機械的な振り分は
叩打作用を加えることになるが、上記のように外側引起
しチェンケース(45)の直前位置には、ブロワ−ファ
ン(65)のエヤー噴出ノズル(76)が臨まされてお
り、これから噴出するエヤージェットも、そのイ草に吹
き当てられるようになっているため、残る内側に位置す
る条列(■■)分のイ草についても、その伏倒している
ものはこれを洩れなく引起すことができ、振動分草杆(
82)との相乗的な分草・引起し作用がイ草に付与され
ることとなる。
尚、図示の実施例では公転運動する振動分草杆(82)
を説明したが、例えば傘骨を押し開く如き運動機構や、
その他の機械的な各種イ草振り分は運動機構を採用して
も良い。
を説明したが、例えば傘骨を押し開く如き運動機構や、
その他の機械的な各種イ草振り分は運動機構を採用して
も良い。
上記のような分草作用と引起し作用を受けたイ草は、そ
の2条分の合流状態として引起し通路(S)を通過し、
その背後の穂先側挟持用縦送り機構(C)へ自づと導入
されることになり、その穂先側の挟持されるや否や、直
ちに上記株元刈取り機構(D)によって刈取られるので
ある。
の2条分の合流状態として引起し通路(S)を通過し、
その背後の穂先側挟持用縦送り機構(C)へ自づと導入
されることになり、その穂先側の挟持されるや否や、直
ちに上記株元刈取り機構(D)によって刈取られるので
ある。
そして、刈取り後のイ草はその縦送り機構(C)により
、穂先側の挟持された自然な吊り下がり姿勢において、
機体(10)の後方へ搬送されるのであり、そのために
縦送り機構(C)は上記イ草弓起し通路(S)の中途高
さ位置へ背後から正しく臨み、且つ機体(10)の前後
方向に沿う若干抜上がりの傾斜延在状態として架設され
ている。その架設されるべき中途高さ位置としては、図
示実施例の場合低くとも上記引起し爪(48) (49
)の上昇作用限度(P)に位置決めすることが良い。
、穂先側の挟持された自然な吊り下がり姿勢において、
機体(10)の後方へ搬送されるのであり、そのために
縦送り機構(C)は上記イ草弓起し通路(S)の中途高
さ位置へ背後から正しく臨み、且つ機体(10)の前後
方向に沿う若干抜上がりの傾斜延在状態として架設され
ている。その架設されるべき中途高さ位置としては、図
示実施例の場合低くとも上記引起し爪(48) (49
)の上昇作用限度(P)に位置決めすることが良い。
第9〜11図は上記穂先側の挟持用縦送り機構(C)を
抽出しており、(85) (86)はその内外(右左)
一対の無端な複列型イ草挟持ベルトであって、その背中
合わせ面の密着によりイ草を弾力的に挟持する。その場
合、外側Iの挟持ベルト(86)は油後一対のプーリー
(87) (88)に擾きH)けられており、その後側
の駆動プーリー支軸(89)から導入される動力によっ
て、循環回走されるようになっている。その外側挟持ベ
ルト (86)の駆動プーリー支軸(89)が、上記し
た1次動力分配軸(33)から起立する第1伝動軸(3
8)へ、減速ギヤ機構(9o)を介して伝動連結されて
いるのである。
抽出しており、(85) (86)はその内外(右左)
一対の無端な複列型イ草挟持ベルトであって、その背中
合わせ面の密着によりイ草を弾力的に挟持する。その場
合、外側Iの挟持ベルト(86)は油後一対のプーリー
(87) (88)に擾きH)けられており、その後側
の駆動プーリー支軸(89)から導入される動力によっ
て、循環回走されるようになっている。その外側挟持ベ
ルト (86)の駆動プーリー支軸(89)が、上記し
た1次動力分配軸(33)から起立する第1伝動軸(3
8)へ、減速ギヤ機構(9o)を介して伝動連結されて
いるのである。
(91)は残る前側の従動プーリー支軸、(92)は外
側挟持ベルト(86)のへルトテンソヨナーであって、
角棒ヨーク(93)とそのwI筒レール(94)との伸
縮可能な二重構造をなしており、その内部には圧縮コイ
ルハ2 (95)も封入されている。そして、そのよう
な前後一対のプーリー(87) (88)とその相互間
のベルトテンショナー(92)は、断面倒立0字型をな
して前後方向へ延在するベツドフレーム(96)に取付
は支持されている。
側挟持ベルト(86)のへルトテンソヨナーであって、
角棒ヨーク(93)とそのwI筒レール(94)との伸
縮可能な二重構造をなしており、その内部には圧縮コイ
ルハ2 (95)も封入されている。そして、そのよう
な前後一対のプーリー(87) (88)とその相互間
のベルトテンショナー(92)は、断面倒立0字型をな
して前後方向へ延在するベツドフレーム(96)に取付
は支持されている。
又、そのべ゛ンドフレーム(96)の内側壁面は後述す
るイ草弯曲誘導ベルト並びに穂先側引込みベルトの横隣
り位置を覆う如くに臨み、その挟持ベルト(85) (
86)から吊り下がるイ草を機体(1o)の内方へ変向
させるべき、傾斜状態の誘導スヵー) (97)として
長く垂下されている。
るイ草弯曲誘導ベルト並びに穂先側引込みベルトの横隣
り位置を覆う如くに臨み、その挟持ベルト(85) (
86)から吊り下がるイ草を機体(1o)の内方へ変向
させるべき、傾斜状態の誘導スヵー) (97)として
長く垂下されている。
他方、外側の挟持ベルト(86)と並列する内側の挟持
ベルト(85)も、前後一対のプーリー(9B) (9
9)に撞き掛けられているが、その前後相互間には複数
の中間プーリー(100) も軸支されており、これに
よって内側挟持ベル) (85)が内方から外方への張
り出し付勢力を受け、外側挟持ベル) (86)と密着
する全体的な円弧形態に弯曲されている。
ベルト(85)も、前後一対のプーリー(9B) (9
9)に撞き掛けられているが、その前後相互間には複数
の中間プーリー(100) も軸支されており、これに
よって内側挟持ベル) (85)が内方から外方への張
り出し付勢力を受け、外側挟持ベル) (86)と密着
する全体的な円弧形態に弯曲されている。
つまり、両挟持ベル) (85) (86)の背中合わ
せ面が上方から見た場合に、全体として外方への滑らか
な凸曲面を形作っているわけであり、そのため穂先側が
挟持搬送中にあるイ草の株元側を、後述のように機体(
10)の内方へ横送りしつつ、その正面視の全体的な円
弧弯曲形態として、無理な(横倒しの寝た姿勢に変向さ
せることができる。
せ面が上方から見た場合に、全体として外方への滑らか
な凸曲面を形作っているわけであり、そのため穂先側が
挟持搬送中にあるイ草の株元側を、後述のように機体(
10)の内方へ横送りしつつ、その正面視の全体的な円
弧弯曲形態として、無理な(横倒しの寝た姿勢に変向さ
せることができる。
(101) (102)は内側挟持ベルト(85)にお
ける前側の従動プーリー支軸と後側の駆動プーリー支軸
であり、その駆動プーリー支軸(102)が上記した第
4ベベルギヤ機構(59)から、別な第7ベベルギヤ機
構(103)を経て下方へ派出する第8伝動軸(104
)に、やはり減速ギヤ機構(105)を介して伝動連結
されている。
ける前側の従動プーリー支軸と後側の駆動プーリー支軸
であり、その駆動プーリー支軸(102)が上記した第
4ベベルギヤ機構(59)から、別な第7ベベルギヤ機
構(103)を経て下方へ派出する第8伝動軸(104
)に、やはり減速ギヤ機構(105)を介して伝動連結
されている。
外側の挟持ベル) (86)が上記した通り、1次動力
分配軸(33)と第1伝動軸(38)を経由した下方か
らの入力によって回走駆動されるに対し、内側の挟持ベ
ルト(85)は2次動力分配軸(50)と迂回伝動軸(
60)並びに第8伝動軸(104)を経由した上方から
の入力を受けて、その外側挟持ベル) (86)と相反
するイ草の搬送(縦送り)方向へ回走駆動されるように
なっているのである。
分配軸(33)と第1伝動軸(38)を経由した下方か
らの入力によって回走駆動されるに対し、内側の挟持ベ
ルト(85)は2次動力分配軸(50)と迂回伝動軸(
60)並びに第8伝動軸(104)を経由した上方から
の入力を受けて、その外側挟持ベル) (86)と相反
するイ草の搬送(縦送り)方向へ回走駆動されるように
なっているのである。
上記両挟持ベル) (85) (86)の背中合わせ面
には、第11図から示唆されるように、一定の咬み合い
段差(1)が付与されており、これによってイ草の脱落
や位置ズレなどを起すおそれな(、これを確実に安定良
く挟持搬送できるようになっている。しかも、その背中
合わせ面は全体的な非垂直面として、第11図のような
機体(1o)の前後方向から見た時、内側の挟持ベルト
(85)が外側の挟持ベルト(86)よりも、若干背高
く上方へ位置ズレ変化する如く、その言わば積上がりの
傾斜整列状態に並設されている。
には、第11図から示唆されるように、一定の咬み合い
段差(1)が付与されており、これによってイ草の脱落
や位置ズレなどを起すおそれな(、これを確実に安定良
く挟持搬送できるようになっている。しかも、その背中
合わせ面は全体的な非垂直面として、第11図のような
機体(1o)の前後方向から見た時、内側の挟持ベルト
(85)が外側の挟持ベルト(86)よりも、若干背高
く上方へ位置ズレ変化する如く、その言わば積上がりの
傾斜整列状態に並設されている。
つまり、両挟持ベル) (85) (86)の背中合わ
せ面は前後一対づつの駆動プーリー支軸(89) (1
02)並びに従動プーリー支軸(91)’(101)と
平行する状態にある処、そのプーリー支軸(89) (
91) (101) (102)の軸線(H−H)が機
体(10)との位置関係上、悉く仮想垂直線(0−0)
と一定角度(α)分だけ交叉する外上がりの傾斜姿勢に
起立しているわけであり、その結果このような背中合わ
せ面によって穂先側の挟持されたイ草は、その刈取り後
に株元側が自づと機体(1o)の内方へ振り寄せられる
如く、その子しめの若干横倒し付勢状態に保たれること
となる。
せ面は前後一対づつの駆動プーリー支軸(89) (1
02)並びに従動プーリー支軸(91)’(101)と
平行する状態にある処、そのプーリー支軸(89) (
91) (101) (102)の軸線(H−H)が機
体(10)との位置関係上、悉く仮想垂直線(0−0)
と一定角度(α)分だけ交叉する外上がりの傾斜姿勢に
起立しているわけであり、その結果このような背中合わ
せ面によって穂先側の挟持されたイ草は、その刈取り後
に株元側が自づと機体(1o)の内方へ振り寄せられる
如く、その子しめの若干横倒し付勢状態に保たれること
となる。
但し、上記背中合わせ面の全体を垂直面として、その両
挟持ベル) (85) (86)を正しく水平な設置状
態に並列させてもさしつかえない。
挟持ベル) (85) (86)を正しく水平な設置状
態に並列させてもさしつかえない。
(106)は上記内側挟持ベル) (85)の下段位置
に並設された無端なイ草弯曲ベルトであり、これも前後
一対のプーリー(107) (108)に擾き掛けられ
ているが、その後側の駆動プーリー支軸(109)は上
記した内側挟持ベル) (85)の駆動プーリー支軸(
89)へ、下方から一体回転自在に接続されており、こ
れから受け入れた動力によって、弯曲誘導ベルト(10
6)が内側の挟持ベル) (85)と同一方向へ、同一
速度のもとに循環回走されるようになっている。
に並設された無端なイ草弯曲ベルトであり、これも前後
一対のプーリー(107) (108)に擾き掛けられ
ているが、その後側の駆動プーリー支軸(109)は上
記した内側挟持ベル) (85)の駆動プーリー支軸(
89)へ、下方から一体回転自在に接続されており、こ
れから受け入れた動力によって、弯曲誘導ベルト(10
6)が内側の挟持ベル) (85)と同一方向へ、同一
速度のもとに循環回走されるようになっている。
しかも、そのイ草弯曲誘導ベルト(106)の駆動プー
リー支軸(109)は、内側挟持ベルト(85)を支持
する駆動プーリー支軸(89)の軸線(H−H)に対し
て、その軸線(Y−Y)が一定角度(β)分だけ内方へ
屈折する傾斜設置状態にあり、その弯油誘導ベルl−(
106)のイ草と接触する作用面が、上記挟持ベル)
(85) (86)の背中合わせ面から吊り下がるイ草
とほぼ直交して、そのイ草の茎稈に抵抗を与えることな
く、その後方への搬送(縦送り)作用に正しく順応随伴
するようになっている。
リー支軸(109)は、内側挟持ベルト(85)を支持
する駆動プーリー支軸(89)の軸線(H−H)に対し
て、その軸線(Y−Y)が一定角度(β)分だけ内方へ
屈折する傾斜設置状態にあり、その弯油誘導ベルl−(
106)のイ草と接触する作用面が、上記挟持ベル)
(85) (86)の背中合わせ面から吊り下がるイ草
とほぼ直交して、そのイ草の茎稈に抵抗を与えることな
く、その後方への搬送(縦送り)作用に正しく順応随伴
するようになっている。
(110)はその弯曲誘導ベル) (106)の作用面
に接着一体化されたスポンジなどから成る弾震膜であり
、イ草の搬送中における傷付き並びに空滑りなどを防ぐ
。
に接着一体化されたスポンジなどから成る弾震膜であり
、イ草の搬送中における傷付き並びに空滑りなどを防ぐ
。
(111)は上記弯曲誘導ベル) (106)における
前側の従動プーリー支軸であるが、これは上記した後側
の駆動プーリー支軸(109)と異なり、内側挟持ベル
ト(85)のプーリー(87) (88)に平行する配
列状態として、その内側挟持ベル) (85)と弯曲誘
導ベル) (106)との上下相互間に介在するベルト
テンショナー(112)から下向きに派出されている。
前側の従動プーリー支軸であるが、これは上記した後側
の駆動プーリー支軸(109)と異なり、内側挟持ベル
ト(85)のプーリー(87) (88)に平行する配
列状態として、その内側挟持ベル) (85)と弯曲誘
導ベル) (106)との上下相互間に介在するベルト
テンショナー(112)から下向きに派出されている。
上記弯曲誘導ベルl−(106)が前後一対のプーリー
(107) (108)に、その後方へ行く程徐々に
捻られた状態として捲き掛けられているわけであり、そ
の作用長さ(L2)は内側挟持ベル) (85)のほぼ
後半部に相応する。
(107) (108)に、その後方へ行く程徐々に
捻られた状態として捲き掛けられているわけであり、そ
の作用長さ(L2)は内側挟持ベル) (85)のほぼ
後半部に相応する。
上記弯曲誘導ベルト(106)のベルトテンショナー(
112)は、前後一対の@筒し−ル(113) (11
4)とその相互を伸縮自在に連結する角棒ヨーク(11
5)とから成り、その両レール(113) (114)
の内部には圧縮コイルバネ(116) も各々封入され
ているため、その全体として伸張する常態にある。そし
て、そのベルトテンショナー(112)の中間部に位置
するヨーク(115)によって、上記弯曲誘導ベルト(
106)における前側の従動プーリー支軸(111)が
、回転自在に軸受けされているので、その弯曲誘導ベル
ト(106)には自づとテンション作用力が働くことと
なる。
112)は、前後一対の@筒し−ル(113) (11
4)とその相互を伸縮自在に連結する角棒ヨーク(11
5)とから成り、その両レール(113) (114)
の内部には圧縮コイルバネ(116) も各々封入され
ているため、その全体として伸張する常態にある。そし
て、そのベルトテンショナー(112)の中間部に位置
するヨーク(115)によって、上記弯曲誘導ベルト(
106)における前側の従動プーリー支軸(111)が
、回転自在に軸受けされているので、その弯曲誘導ベル
ト(106)には自づとテンション作用力が働くことと
なる。
更に、(117)は上記ベルトテンショナー(112)
と弯曲誘導ベルl−(106)との上下相互間に臨みつ
つ、内側挟持ベルト(85)のほぼ前半部に相応する作
用長さ(L3)として並設された穂先側の引込みベルト
であり、イ草の引掛け可能な複数の張り出しラグ(11
8)を備えている。
と弯曲誘導ベルl−(106)との上下相互間に臨みつ
つ、内側挟持ベルト(85)のほぼ前半部に相応する作
用長さ(L3)として並設された穂先側の引込みベルト
であり、イ草の引掛け可能な複数の張り出しラグ(11
8)を備えている。
この引込みベルト(117)は前後一対のプーリー(1
19) (120)に捲き掛けられているが、その後側
のプーリー(120)が上記弯曲誘導ベルト(106)
の前側従動プーリー支軸(111)へ、一体回転可能に
組付は嵌合されることによって、その弯曲誘導ベル)
(106)と同一方向へ、同一速度のもとに回走駆動さ
れるようになっている。尚、引込みベルト(117)に
おける前側のプーリー(119)は、上記へルトテンン
ヨナー(112)の前側レール(113)へ遊転自在に
軸支されている。
19) (120)に捲き掛けられているが、その後側
のプーリー(120)が上記弯曲誘導ベルト(106)
の前側従動プーリー支軸(111)へ、一体回転可能に
組付は嵌合されることによって、その弯曲誘導ベル)
(106)と同一方向へ、同一速度のもとに回走駆動さ
れるようになっている。尚、引込みベルト(117)に
おける前側のプーリー(119)は、上記へルトテンン
ヨナー(112)の前側レール(113)へ遊転自在に
軸支されている。
つまり、引込みベルト(117)は上記引起し通路(S
)から両挟持ベルト(85) (86)の背中合わせ面
へ、イ草の就中穂先便Iを確実に引込み導入作用するも
のとして、又弯曲誘導ベルト(106)はその引込み後
のイ草を、挟持ベル) (85) (86)による後方
への挟持搬送中において、機体(1o)の内方へ滑らか
な円弧形態に弯曲させる如く誘導作用するものとして、
その何れも挟持ベル) (85) (86)に組付はユ
ニット化されているわけである。その弯曲誘導ベル)
(106)によるイ草の誘導作用については、上記した
ヘッドフレーム(96)の誘導スカート(97)もこれ
に参与する。
)から両挟持ベルト(85) (86)の背中合わせ面
へ、イ草の就中穂先便Iを確実に引込み導入作用するも
のとして、又弯曲誘導ベルト(106)はその引込み後
のイ草を、挟持ベル) (85) (86)による後方
への挟持搬送中において、機体(1o)の内方へ滑らか
な円弧形態に弯曲させる如く誘導作用するものとして、
その何れも挟持ベル) (85) (86)に組付はユ
ニット化されているわけである。その弯曲誘導ベル)
(106)によるイ草の誘導作用については、上記した
ヘッドフレーム(96)の誘導スカート(97)もこれ
に参与する。
その場合、内外一対のイ草挟持ベルト(85) (86
)は第10図の鎖線によって示唆する如く、そのプーリ
ー支軸(89) (91) (101) (102)に
沿う上下方向へのスライド操作によって、その機体(1
0)への設置高さを調整することができる。・イ草にお
ける穂先側の挟持位置を予しめ変更させて、使用するこ
ともできるようになっているのである。
)は第10図の鎖線によって示唆する如く、そのプーリ
ー支軸(89) (91) (101) (102)に
沿う上下方向へのスライド操作によって、その機体(1
0)への設置高さを調整することができる。・イ草にお
ける穂先側の挟持位置を予しめ変更させて、使用するこ
ともできるようになっているのである。
尚、上記縦送り機構(C)のイ草弯曲誘導ベルト(10
6)は、これを循環回走しない固定状態の誘導杆として
置換させても良く、又それ自身の設置を省略することも
可能である。
6)は、これを循環回走しない固定状態の誘導杆として
置換させても良く、又それ自身の設置を省略することも
可能である。
上記穂先側の縦送り機構(C)を形作るイ草挟持ベル)
(85) (86)の下方位置には、屑イのずくり出
し用横送り機構(E)が機体(10)の前面に沿う左右
方向への延在状態として配列設置されており、上記挟持
ベル) (85) (86)から吊り下がるイ草の中間
部を右側(既刈り側)位置へ横送りすることにより、イ
草をその株元が自づと結束床(23)の高さ位置まで振
り上がる横倒しの寝た姿勢として、その正面視の全体的
な円弧弯曲形態に変向させ得るようになっている。
(85) (86)の下方位置には、屑イのずくり出
し用横送り機構(E)が機体(10)の前面に沿う左右
方向への延在状態として配列設置されており、上記挟持
ベル) (85) (86)から吊り下がるイ草の中間
部を右側(既刈り側)位置へ横送りすることにより、イ
草をその株元が自づと結束床(23)の高さ位置まで振
り上がる横倒しの寝た姿勢として、その正面視の全体的
な円弧弯曲形態に変向させ得るようになっている。
即ち、そのための横送り機構(E)は第12.13図か
ら明白なように、上記イ草挟持ベルト(85) (86
)による穂先側の搬送方向(前後方向)と平面視のほぼ
直角に交叉する如く、機体(10)の前部をなす作業フ
レーム(12)に固定横架された上下−対のすぐりチェ
ノケース(121) (122)と、その内部に左右方
向への循環回走自在として、各々格納された無端なすぐ
リチェン(123) (124)と、その各チェノ(1
23) (124)に一定間隔おきの多数として、且つ
起伏自在に枢着されたすぐり爪(125) (126)
とから成り、そのすぐり爪(125) (126)が右
方向(+711体の内方)への回走作用時にチェノケー
ス(121) (122)から張り出して、これに引掛
かるイ草を1本づつ分離・整流する如く梳り、短小な屑
イをすぐり出すことになる。
ら明白なように、上記イ草挟持ベルト(85) (86
)による穂先側の搬送方向(前後方向)と平面視のほぼ
直角に交叉する如く、機体(10)の前部をなす作業フ
レーム(12)に固定横架された上下−対のすぐりチェ
ノケース(121) (122)と、その内部に左右方
向への循環回走自在として、各々格納された無端なすぐ
リチェン(123) (124)と、その各チェノ(1
23) (124)に一定間隔おきの多数として、且つ
起伏自在に枢着されたすぐり爪(125) (126)
とから成り、そのすぐり爪(125) (126)が右
方向(+711体の内方)への回走作用時にチェノケー
ス(121) (122)から張り出して、これに引掛
かるイ草を1本づつ分離・整流する如く梳り、短小な屑
イをすぐり出すことになる。
その意味から両すぐりチェノ(123) (124)の
横送り作用始点(a1)(b1)は、上記引起し通路(
S)の背後位置に臨んでおり、そのすぐり爪(125)
(126)が上記挟持ベル) (85) (86)か
ら吊り下がるイ草の中間部を、自づと確実に引掛は得る
ようになっている。 (a2) (b2)は両すくリチ
ェン(123) (124)の横送り作用終点を示して
おり、機体(10)の右側(既刈り側)端部に位置する
。
横送り作用始点(a1)(b1)は、上記引起し通路(
S)の背後位置に臨んでおり、そのすぐり爪(125)
(126)が上記挟持ベル) (85) (86)か
ら吊り下がるイ草の中間部を、自づと確実に引掛は得る
ようになっている。 (a2) (b2)は両すくリチ
ェン(123) (124)の横送り作用終点を示して
おり、機体(10)の右側(既刈り側)端部に位置する
。
上記一対のすぐりチェノ(123) (124)を機体
(10)の前方から見た場合には、第12.23図から
示唆されるように、その下段すぐりチェノ(124)の
横送り作用線(χ2− X2)が、イ草の中間部をほぼ
横水平方向へ振り出す如く、実質上止しい水平設置状態
に延在されており、これに対して上段すぐりチェノ(1
23)の横送り作用線(X3− X3)は、その作用終
点(a2)へ行くに連れて徐々に高い位置となる積上が
りの傾斜設置状態として延在されている。しかも、下段
すぐりチェノ(124)の作用始点(a1)は上段すぐ
リチェン(123)の作用始点(b1)に比して、上記
引起し通路(S)と大幅にオーバーラツプする如く、そ
の左側(未刈り側)の横方向へ大きく張り出されている
。
(10)の前方から見た場合には、第12.23図から
示唆されるように、その下段すぐりチェノ(124)の
横送り作用線(χ2− X2)が、イ草の中間部をほぼ
横水平方向へ振り出す如く、実質上止しい水平設置状態
に延在されており、これに対して上段すぐりチェノ(1
23)の横送り作用線(X3− X3)は、その作用終
点(a2)へ行くに連れて徐々に高い位置となる積上が
りの傾斜設置状態として延在されている。しかも、下段
すぐりチェノ(124)の作用始点(a1)は上段すぐ
リチェン(123)の作用始点(b1)に比して、上記
引起し通路(S)と大幅にオーバーラツプする如く、そ
の左側(未刈り側)の横方向へ大きく張り出されている
。
又、両すぐりチェノ(123) (124)を機体(1
0)の横方向から見た場合には、第13.22図から明
白なように、その下段すくリチェン(124)のすぐり
爪(+26)が前方を正しく直視する水平指向状W、こ
あり、他方上段すぐりチェノ(123)のすぐり爪(1
25)は前上方を指向する傾斜状態にあり、その両指向
線が相互の一定角度(r)を保って交叉していることに
基き、下段すぐりチェノ(124)の作用始点(b1)
が上段すぐりチェノ(123)の作用始点(a1)より
も、前方へ位置するように定められている。
0)の横方向から見た場合には、第13.22図から明
白なように、その下段すくリチェン(124)のすぐり
爪(+26)が前方を正しく直視する水平指向状W、こ
あり、他方上段すぐりチェノ(123)のすぐり爪(1
25)は前上方を指向する傾斜状態にあり、その両指向
線が相互の一定角度(r)を保って交叉していることに
基き、下段すぐりチェノ(124)の作用始点(b1)
が上段すぐりチェノ(123)の作用始点(a1)より
も、前方へ位置するように定められている。
更に、両すぐりチェノ(123) (124)を機体(
10)の上方から見た場合には、第24図から示唆され
る通り、下段すぐリチェン(124)の横送り作用線(
X2− X2)が機体(10)を最短距離で横断する如
く、その正しく左右方向に沿って延在しているに反し、
上段すぐりチェノ(123)の横送り作用線(X3X3
)はその作用始点(a1)から作用終点(a2)へ行く
に連れて、徐々に前方へ張り出す傾斜設置状態に延在し
ており、その両作用終点(a2) (b2)が上下位置
関係のもとに離隔しつつも、相互のほぼ同一位置に合致
している。
10)の上方から見た場合には、第24図から示唆され
る通り、下段すぐリチェン(124)の横送り作用線(
X2− X2)が機体(10)を最短距離で横断する如
く、その正しく左右方向に沿って延在しているに反し、
上段すぐりチェノ(123)の横送り作用線(X3X3
)はその作用始点(a1)から作用終点(a2)へ行く
に連れて、徐々に前方へ張り出す傾斜設置状態に延在し
ており、その両作用終点(a2) (b2)が上下位置
関係のもとに離隔しつつも、相互のほぼ同一位置に合致
している。
そして、イ草の2条分は上記縦送り機構(C)の挟if
ベルト(85) (86)により、その穂先側の挟持さ
れるや否や、その株元が刈取り機構(D)によって刈り
取られ、その吊り下がり姿勢のもとて機体(10)の後
方へ搬送されることになるが、その縮送り機構(C)の
下方位置に臨む屑イすぐり出し用の横送り機構(E)は
、上記のような構成を備えているため、その後方への搬
送中吊り下がるイ草の中間部は、順次下段すくリチェン
(124)のすぐり爪(126)と上段すぐりチェノ(
123)のすぐり爪(125)に自づと引掛かって、機
体(10)の横方向へ振り出し状に搬送されることにな
り、その過程においてすぐり爪(125) (126)
の通り抜けにより、屑イのすぐり出し作用を受けると共
に、遂には株元が機体(10)の上面から成るイ草結束
床(23)の高さ位置まで浮上されるのである。
ベルト(85) (86)により、その穂先側の挟持さ
れるや否や、その株元が刈取り機構(D)によって刈り
取られ、その吊り下がり姿勢のもとて機体(10)の後
方へ搬送されることになるが、その縮送り機構(C)の
下方位置に臨む屑イすぐり出し用の横送り機構(E)は
、上記のような構成を備えているため、その後方への搬
送中吊り下がるイ草の中間部は、順次下段すくリチェン
(124)のすぐり爪(126)と上段すぐりチェノ(
123)のすぐり爪(125)に自づと引掛かって、機
体(10)の横方向へ振り出し状に搬送されることにな
り、その過程においてすぐり爪(125) (126)
の通り抜けにより、屑イのすぐり出し作用を受けると共
に、遂には株元が機体(10)の上面から成るイ草結束
床(23)の高さ位置まで浮上されるのである。
つまり、イ草はその株元の刈取り後、第12.23図か
ら明白な通り、上記縦送り機構(C)による穂先側の挟
持位置を言わば可動支点として、機体(10)の後方へ
ゆっくりと搬送される際中に、その株元側力」従送り機
構(C)よりも高速に回走作用する上記横送り1fi(
E)により、あたかも扇の輪郭軌跡(Z−Z)を描く如
くに振り廻されて、その刈取り当初の吊り下がり姿勢か
ら最終的な横倒しの寝た姿勢に変向されるわけであり、
そり の過程において屑イのすぐり出しも行にることとなる。
ら明白な通り、上記縦送り機構(C)による穂先側の挟
持位置を言わば可動支点として、機体(10)の後方へ
ゆっくりと搬送される際中に、その株元側力」従送り機
構(C)よりも高速に回走作用する上記横送り1fi(
E)により、あたかも扇の輪郭軌跡(Z−Z)を描く如
くに振り廻されて、その刈取り当初の吊り下がり姿勢か
ら最終的な横倒しの寝た姿勢に変向されるわけであり、
そり の過程において屑イのすぐり出しも行にることとなる。
(127)は両すぐりチェ7(123) (124)の
作用始点(a1) (b1)をなす両すぐりチェンケー
ス(121) (122)の左側(未刈り側)端部にお
いて、その上下相互間に介挿設置された第8ベヘルギヤ
機構であり、これが上記の第3伝動軸(41)と伝動連
結されることによって、両すぐりチェ7(123) (
124)の掛架用スプロケット(図示省略)が−挙同時
に回転駆動され、そのすぐりチェ7(123) (12
4)が同一方向へ、同一速度のもとて回走作用するよう
になっている。その回走速度は、上記穂先側の挟持用縦
送り機構(C)を形作るイ草挟持ベルト(85) (8
6)のそれよりも、かなり高速に関係設定されている。
作用始点(a1) (b1)をなす両すぐりチェンケー
ス(121) (122)の左側(未刈り側)端部にお
いて、その上下相互間に介挿設置された第8ベヘルギヤ
機構であり、これが上記の第3伝動軸(41)と伝動連
結されることによって、両すぐりチェ7(123) (
124)の掛架用スプロケット(図示省略)が−挙同時
に回転駆動され、そのすぐりチェ7(123) (12
4)が同一方向へ、同一速度のもとて回走作用するよう
になっている。その回走速度は、上記穂先側の挟持用縦
送り機構(C)を形作るイ草挟持ベルト(85) (8
6)のそれよりも、かなり高速に関係設定されている。
(128) (129)は両すくリチェン(123)
(124)の積送り作用線(X2−X2) (X3−
X3)と平行に延在された上下一対のイ草横送り用規制
バーであり、第1図に記載したように、その上段の規制
バー(128)が上記振り廻し変向時におけるイ草の乱
れを防ぐものとして、上段すぐりチェンケース(121
)の前面を遮断する如く横架されているに対し、下段の
規制バー(129)は屑イの前方に向かう飛び出しを防
くものとして、下段すぐりチェ7(124)のすぐり爪
(126)を上下方向から挟む如く、そのすぐりチェン
ケース(122)のやはり前面に沿って横架されている
。
(124)の積送り作用線(X2−X2) (X3−
X3)と平行に延在された上下一対のイ草横送り用規制
バーであり、第1図に記載したように、その上段の規制
バー(128)が上記振り廻し変向時におけるイ草の乱
れを防ぐものとして、上段すぐりチェンケース(121
)の前面を遮断する如く横架されているに対し、下段の
規制バー(129)は屑イの前方に向かう飛び出しを防
くものとして、下段すぐりチェ7(124)のすぐり爪
(126)を上下方向から挟む如く、そのすぐりチェン
ケース(122)のやはり前面に沿って横架されている
。
両親側バー(128) (129)は何れも一定長さの
金属線材から成り、その左側(未刈り側)端部が内側引
起しチェンケース(44)の中途高さ位置に、各々裏当
て固定されている一方、残る右側(既刈り側)端部は何
れも所謂フリーエンドとして、放任された状態にある。
金属線材から成り、その左側(未刈り側)端部が内側引
起しチェンケース(44)の中途高さ位置に、各々裏当
て固定されている一方、残る右側(既刈り側)端部は何
れも所謂フリーエンドとして、放任された状態にある。
尚、図示の実施例では屑イのすぐり出し用横送り機構(
E)としで、その上下一対のすぐりチェ7(123)
(124)から成るものを表わしたが、その何れか一方
の設置を省略しても良い。又、そのすぐりチェ7(12
3) (124)に代る弾性ベルトを採用すると共に、
これからすぐり爪(125) (126)に相当するラ
グを一体的に張り出してもさしつがえない。
E)としで、その上下一対のすぐりチェ7(123)
(124)から成るものを表わしたが、その何れか一方
の設置を省略しても良い。又、そのすぐりチェ7(12
3) (124)に代る弾性ベルトを採用すると共に、
これからすぐり爪(125) (126)に相当するラ
グを一体的に張り出してもさしつがえない。
(130)は上記下段すぐりチュン(+24)の下方位
置におC)で、その横送り作用線(X2−に2)との平
行に横架された無端な屑イ掻き出しベルトであり、多数
の張り出しラグ(131)を備えている。(132)は
上記第8へベルギャ機構(127)から下方へ派出され
た第9伝動軸であって、これにより掻き出しベル) (
130)の左側(未刈り例)端部に位置する駆動プーリ
ー(133)が回転されるようになっている。そのため
、掻き出しベルト(130)も上記すぐりチェ7(12
3) (124)と同一方向へ、同一速度のもとに回走
され、屑イを右側(既刈り側)位置へ掻き出し状に横送
りすることとなる。
置におC)で、その横送り作用線(X2−に2)との平
行に横架された無端な屑イ掻き出しベルトであり、多数
の張り出しラグ(131)を備えている。(132)は
上記第8へベルギャ機構(127)から下方へ派出され
た第9伝動軸であって、これにより掻き出しベル) (
130)の左側(未刈り例)端部に位置する駆動プーリ
ー(133)が回転されるようになっている。そのため
、掻き出しベルト(130)も上記すぐりチェ7(12
3) (124)と同一方向へ、同一速度のもとに回走
され、屑イを右側(既刈り側)位置へ掻き出し状に横送
りすることとなる。
(134)は屑イ掻き出しベルト(130)の従動プー
リー、(135)はその従動プーリー(134)と駆動
プーリー(+33)との左右相互間に介在されたベルト
テンンヨナーであって、角棒ヨーク(136) とその
鞘筒レール(137)とから成り、その内部に封入さた
圧縮コイルハ♀(138)によって、常時伸張する状態
に保たれている。
リー、(135)はその従動プーリー(134)と駆動
プーリー(+33)との左右相互間に介在されたベルト
テンンヨナーであって、角棒ヨーク(136) とその
鞘筒レール(137)とから成り、その内部に封入さた
圧縮コイルハ♀(138)によって、常時伸張する状態
に保たれている。
撞き出しベルト(130)の横送り作用線(X4 ×
4)が、下段すぐりチェ7(124)のそれと平行して
いる旨を上記したけれども、これを機体(10)の横方
向から見た場合乙こは、下段ずくりチエ7 (124)
の横送り作用線(X2−X2)と同等位置か、又はこれ
よりも後方位置に臨まされている。又、機体(10)の
前方から見た場合、その掻き出しベルト(130)の作
用始点(d1)よりも下段すぐりチェ7(124)の作
用始点(b1)が、左0111(未刈り側)の横方向へ
大きく張り出された位置にある。尚、(d2)は掻き出
しベル) (130)の作用終点を示している。
4)が、下段すぐりチェ7(124)のそれと平行して
いる旨を上記したけれども、これを機体(10)の横方
向から見た場合乙こは、下段ずくりチエ7 (124)
の横送り作用線(X2−X2)と同等位置か、又はこれ
よりも後方位置に臨まされている。又、機体(10)の
前方から見た場合、その掻き出しベルト(130)の作
用始点(d1)よりも下段すぐりチェ7(124)の作
用始点(b1)が、左0111(未刈り側)の横方向へ
大きく張り出された位置にある。尚、(d2)は掻き出
しベル) (130)の作用終点を示している。
(139) は屑イ掻き出しベルト(130)のラグ(
131)を上下方向から挟む如く、その横送り作用線(
X4−X4)に沿って付属横架された横送り規制バーで
あり、ラグ(131) と相俟って屑イを確実に掻き出
し投棄できるようになっている。これも右側端部の放任
された金属線材から成るが、その左側端部は第1図や第
14図から明白な通り、内側引起しチェノケース(44
)の支持用脚柱(140)に、ボルト(141)などを
介して固定支持されている。
131)を上下方向から挟む如く、その横送り作用線(
X4−X4)に沿って付属横架された横送り規制バーで
あり、ラグ(131) と相俟って屑イを確実に掻き出
し投棄できるようになっている。これも右側端部の放任
された金属線材から成るが、その左側端部は第1図や第
14図から明白な通り、内側引起しチェノケース(44
)の支持用脚柱(140)に、ボルト(141)などを
介して固定支持されている。
上記の説明から明白なように、穂先側の挟持用縦送り機
構(C)から吊り下がるイ草は、機体(10)の前進と
相対する後方への低速搬送中において、その下方位置に
臨む屑イすぐり出し用横送り機構(E)のすぐり爪(1
25) (126)や掻き出しベルト(130)により
、その中間部が言わば衆知として内方から引き寄せられ
、高速な横送りと姿勢変換の作用力を受けることになる
関係上、その突然の作用力を受ける当初段階において、
屑イの大半が一挙にすぐり出し投棄されることになる。
構(C)から吊り下がるイ草は、機体(10)の前進と
相対する後方への低速搬送中において、その下方位置に
臨む屑イすぐり出し用横送り機構(E)のすぐり爪(1
25) (126)や掻き出しベルト(130)により
、その中間部が言わば衆知として内方から引き寄せられ
、高速な横送りと姿勢変換の作用力を受けることになる
関係上、その突然の作用力を受ける当初段階において、
屑イの大半が一挙にすぐり出し投棄されることになる。
その際、両すぐりチェノ(123) (124)と掻き
出しベルト(130)には、その前面の遮断状に横送り
規制バー(128) (129) (139)が付属横
架されており、就中その掻き出しベルト(130)の規
制バー(139)とそのベル) (130)の横送り作
用線(X4− X4)並びに内側分草橋板(78)の三
者によって、第14図のような平面視のほぼ三角形な空
間(Q)が、内側引起しチェノケース(44)の背後位
置に画定されているため、上記すぐり爪(125) (
126)の通り抜けによりすぐり出された屑イは、この
空間(Q)へ集中的に落下する結果になるが、これが掻
き出しベル) (130)によって、悉く機体(10)
の右側(既刈り側)位置へ掻き出し投棄されるのであり
、従い機体(10)の走行に障害を与えるおそれもない
。
出しベルト(130)には、その前面の遮断状に横送り
規制バー(128) (129) (139)が付属横
架されており、就中その掻き出しベルト(130)の規
制バー(139)とそのベル) (130)の横送り作
用線(X4− X4)並びに内側分草橋板(78)の三
者によって、第14図のような平面視のほぼ三角形な空
間(Q)が、内側引起しチェノケース(44)の背後位
置に画定されているため、上記すぐり爪(125) (
126)の通り抜けによりすぐり出された屑イは、この
空間(Q)へ集中的に落下する結果になるが、これが掻
き出しベル) (130)によって、悉く機体(10)
の右側(既刈り側)位置へ掻き出し投棄されるのであり
、従い機体(10)の走行に障害を与えるおそれもない
。
更に、(142)はイ草引起し通路(S)の背後を横断
する無端な株元引き寄せベルトであって、やはり多数の
張り出しラグ(143)を備えており、イ草の2条分に
おける就中外側(未刈り側)に位置する条列(II −
I[)分のイ草株元を、上記すぐりチェノ(123)
(124)のすぐり爪(125) (126)へ確実に
渡し掛けるべく、その助勢作用を営なむ。
する無端な株元引き寄せベルトであって、やはり多数の
張り出しラグ(143)を備えており、イ草の2条分に
おける就中外側(未刈り側)に位置する条列(II −
I[)分のイ草株元を、上記すぐりチェノ(123)
(124)のすぐり爪(125) (126)へ確実に
渡し掛けるべく、その助勢作用を営なむ。
そのために、株元引き寄せベルト(142)の右側(内
側)端部に位置する駆動プーリー(144)が、上記第
8ベベルギヤ機構(127)から派出する第9伝動軸(
132)の下端部へ、一体回転し得るように取付けられ
ており、これによって上記すぐりチェノ(123) (
124)や屑イ掻き出しベルト(130) と同一方向
へ、同一速度のもとに回走されるようになっている。
側)端部に位置する駆動プーリー(144)が、上記第
8ベベルギヤ機構(127)から派出する第9伝動軸(
132)の下端部へ、一体回転し得るように取付けられ
ており、これによって上記すぐりチェノ(123) (
124)や屑イ掻き出しベルト(130) と同一方向
へ、同一速度のもとに回走されるようになっている。
つまり、第9伝動軸(132)か第12図から示唆され
るように、すくリチェン(123) (124)と屑イ
掻き出しベルト(130)並びに株元引き寄せベルト(
142)に共通の駆動軸をなし、これによって引き寄せ
ベルl−(142)がこれらと連動作用し得るように連
結されているわけである。
るように、すくリチェン(123) (124)と屑イ
掻き出しベルト(130)並びに株元引き寄せベルト(
142)に共通の駆動軸をなし、これによって引き寄せ
ベルl−(142)がこれらと連動作用し得るように連
結されているわけである。
(145)は引き寄せベルト(142)の左側(未刈り
側)端部に位置する従動プーリー、(146)はこれと
駆動プーリー(144)との左右相互間に介在されたベ
ルトテンショナーであって、やはり角棒ヨーク(147
) とその鞘筒レール(148) とから成り、その内
部に封入された圧縮コイルバネ(149)によって、常
時伸張する状態に保持されている。
側)端部に位置する従動プーリー、(146)はこれと
駆動プーリー(144)との左右相互間に介在されたベ
ルトテンショナーであって、やはり角棒ヨーク(147
) とその鞘筒レール(148) とから成り、その内
部に封入された圧縮コイルバネ(149)によって、常
時伸張する状態に保持されている。
上記引き寄せベル) (142)は機体(10)の前方
から見た場合、第12.23図のように、下段すぐリチ
ェン(124)や屑イ掻き出しベルト(130) と平
行な水平設置状態にあり、且つ好ましくは屑イ掻き出し
ベルト(130)よりも下方に横架されている。但し、
イ草引起し通路(S)の背後を横断する限り、その引き
寄せベルト(142)を機体(10)の内方へ行く程徐
々に高くなる積上がりの傾斜設置状態として延在させて
も良い。
から見た場合、第12.23図のように、下段すぐリチ
ェン(124)や屑イ掻き出しベルト(130) と平
行な水平設置状態にあり、且つ好ましくは屑イ掻き出し
ベルト(130)よりも下方に横架されている。但し、
イ草引起し通路(S)の背後を横断する限り、その引き
寄せベルト(142)を機体(10)の内方へ行く程徐
々に高くなる積上がりの傾斜設置状態として延在させて
も良い。
又、機体(10)の上方から見た場合には、第15.1
6図から明白なように、その引き寄せベルト(142)
の横送り作用線(X5− X5)が上記した刈取り機構
(D)の刈取り作用線(Xi−Xi)と一定角度(θ)
分だけ交叉する関係状態にあり、その作用始点(e1)
がイ草の2条分のうち、外側に位置する条列(n −1
1)分の刈取りイ草を受け取れるように臨み、同じく作
用終点(e2)が内側に位置する条列(r−1)分の刈
取りイ草を受け取れるように臨んでいる。
6図から明白なように、その引き寄せベルト(142)
の横送り作用線(X5− X5)が上記した刈取り機構
(D)の刈取り作用線(Xi−Xi)と一定角度(θ)
分だけ交叉する関係状態にあり、その作用始点(e1)
がイ草の2条分のうち、外側に位置する条列(n −1
1)分の刈取りイ草を受け取れるように臨み、同じく作
用終点(e2)が内側に位置する条列(r−1)分の刈
取りイ草を受け取れるように臨んでいる。
他方、引き寄せベル) (142)の作用終点(e2)
は同じく上方から見た場合、上記下段すぐリチェン(1
24)や屑イ掻き出しベル) (130)の作用始点(
b1) (di)とほぼ合致連続しているが、刈取り機
構(D)の刈取り作用線(χ1−X1)との関係では、
その作用始点(e1)よりも一定の間隔距It (L4
)だけ後方へ退避された位置にある6又、機体(10)
の横方向から見た場合には、第13図から示唆される通
り、引き寄せベル) (142)の作用始点(e1)が
下段すぐりチェノ(124)の作用始点(b1)と、上
下位置関係に隔たりつつも同一位置に合致するか、又は
これよりも若干前方へ張り出す位置にある。
は同じく上方から見た場合、上記下段すぐリチェン(1
24)や屑イ掻き出しベル) (130)の作用始点(
b1) (di)とほぼ合致連続しているが、刈取り機
構(D)の刈取り作用線(χ1−X1)との関係では、
その作用始点(e1)よりも一定の間隔距It (L4
)だけ後方へ退避された位置にある6又、機体(10)
の横方向から見た場合には、第13図から示唆される通
り、引き寄せベル) (142)の作用始点(e1)が
下段すぐりチェノ(124)の作用始点(b1)と、上
下位置関係に隔たりつつも同一位置に合致するか、又は
これよりも若干前方へ張り出す位置にある。
即ち、イ草の2条分は刈取り機構(D)によってほぼ同
時に刈取られるが、その刈取り直後の株元を引き寄せベ
ル) (142)によって、機体(10)の内方へ引き
寄せ状に横送りするに当り、第18〜21図から明白な
ように、外側に位置する条列(It−11)分の刈取り
イ草を、内側に位置する条列(+ −1)分の刈取りイ
草よりも時間的に先行して、且つその内側に位置する条
列(I1)分の刈取りイ草を所謂玉突き状に押すことな
く、その背後を円滑に通過する如く移動させ、その2条
分の刈取りイ草を全体的に整然と、すぐりチェノ(12
3) (124)や屑イ掻き出しベル) (130)へ
渡し掛けることができるようになっているのである。そ
して、その後2条分のイ草は上記したように、両すクリ
チェン(123) (124)によって−勢に、梳る如
き屑イのすぐり出し作用を受けることになる。
時に刈取られるが、その刈取り直後の株元を引き寄せベ
ル) (142)によって、機体(10)の内方へ引き
寄せ状に横送りするに当り、第18〜21図から明白な
ように、外側に位置する条列(It−11)分の刈取り
イ草を、内側に位置する条列(+ −1)分の刈取りイ
草よりも時間的に先行して、且つその内側に位置する条
列(I1)分の刈取りイ草を所謂玉突き状に押すことな
く、その背後を円滑に通過する如く移動させ、その2条
分の刈取りイ草を全体的に整然と、すぐりチェノ(12
3) (124)や屑イ掻き出しベル) (130)へ
渡し掛けることができるようになっているのである。そ
して、その後2条分のイ草は上記したように、両すクリ
チェン(123) (124)によって−勢に、梳る如
き屑イのすぐり出し作用を受けることになる。
この点、図示の実施例では株元引き寄せベルト(142
)を、屑イ掻き出しベル) (130)の下方位置に並
設しているが、上記作用を営なめるならば、これを下段
すぐりチェノ(124) と屑イ掻き出しベル) (1
30)との上下相互間へ介挿設置しても良い。
)を、屑イ掻き出しベル) (130)の下方位置に並
設しているが、上記作用を営なめるならば、これを下段
すぐりチェノ(124) と屑イ掻き出しベル) (1
30)との上下相互間へ介挿設置しても良い。
又、図示実施例の場合第8へベルギヤ機構(127)か
ら下方へ派出する第9伝動軸(132)へ、下段すぐり
チェノ(124)の駆動スプロケットと屑イ掻き出しベ
ル) (130)の駆動プーリー(133)並びに株元
引き寄せベルl−(142)の駆動プーリー(144)
を、その上中下の3段に並列設置することにより、株元
引き寄せベルh (142)を下段すぐりチェノ(12
4)や掻き出しベル) (130)と同一速度のもとに
回走駆動しているが、その悉くイ草を横送りすべく、同
一方向へ回走作用する限りでは、株元引き寄せベルト(
142)をすぐりチェノ(123) (124)や掻き
出しベルト(130)よりも、高速に回走させるように
設定しても良も)。
ら下方へ派出する第9伝動軸(132)へ、下段すぐり
チェノ(124)の駆動スプロケットと屑イ掻き出しベ
ル) (130)の駆動プーリー(133)並びに株元
引き寄せベルl−(142)の駆動プーリー(144)
を、その上中下の3段に並列設置することにより、株元
引き寄せベルh (142)を下段すぐりチェノ(12
4)や掻き出しベル) (130)と同一速度のもとに
回走駆動しているが、その悉くイ草を横送りすべく、同
一方向へ回走作用する限りでは、株元引き寄せベルト(
142)をすぐりチェノ(123) (124)や掻き
出しベルト(130)よりも、高速に回走させるように
設定しても良も)。
更に、図示の実施例では株元引き寄せベルト(142)
の駆動プーリー(144)を、屑イ掻き出しベル) (
130)の駆動プーリー(133) と同じ大きさと
して、その従動プーリー(145)よりも径大に寸法化
しているが、上記のように引き寄せベルト(142)の
横送り作用線(X5−×5)が刈取り作用線(XIX1
)と、平面視の一定角度(θ)をなして交叉する限り、
その駆動プーリー(144)と従動プーリ(145)と
を相互の同一に寸法化してもさしつがえない。
の駆動プーリー(144)を、屑イ掻き出しベル) (
130)の駆動プーリー(133) と同じ大きさと
して、その従動プーリー(145)よりも径大に寸法化
しているが、上記のように引き寄せベルト(142)の
横送り作用線(X5−×5)が刈取り作用線(XIX1
)と、平面視の一定角度(θ)をなして交叉する限り、
その駆動プーリー(144)と従動プーリ(145)と
を相互の同一に寸法化してもさしつがえない。
上記屑イのすぐり出し後に結束床(23)の高さ位置ま
で浮上されたイ草の株元側は、その結束床(23)上に
臨まされた株元集束用の縦送り機構(F)を介して、こ
れに後続する結束機構(C,)へ送り込まれることにな
る。その株元集束用の縦送り機構(F)は第3.4.1
7図から明白なように、多数の張り出しラグ(150)
を有する無端なイ草受け取りベル) (151)から成
り、これは機体(10)の上方から見た場合、上記穂先
側の挟持ベル) (85)(86)とほぼ平行な前後方
向に沿って延在していると共に、その挟持ベルト(85
) (86)と直交する横軸通り乙こ回走されるように
なっている。
で浮上されたイ草の株元側は、その結束床(23)上に
臨まされた株元集束用の縦送り機構(F)を介して、こ
れに後続する結束機構(C,)へ送り込まれることにな
る。その株元集束用の縦送り機構(F)は第3.4.1
7図から明白なように、多数の張り出しラグ(150)
を有する無端なイ草受け取りベル) (151)から成
り、これは機体(10)の上方から見た場合、上記穂先
側の挟持ベル) (85)(86)とほぼ平行な前後方
向に沿って延在していると共に、その挟持ベルト(85
) (86)と直交する横軸通り乙こ回走されるように
なっている。
つまり、その受け取りベルト(151)の駆動ブリー(
152)が、上記第8へベルギヤ機構(127)から横
方向へ派出する第2伝動軸(39)により、機体(10
)の右側(既刈り側)端部に存在するタイミングギヤケ
ース(153)内のギヤ機構を介して回転され、イ草の
株元を後方へ搬送するようになっているのである。その
ため、イ草の株元はすぐりチェノ(123) (124
)の作用終点(a2) (b2)において、その受け取
りベル) (151)に受け取られた上、順次整然と結
束機構(G)へ導入されることになり、その結束1fi
(G)によって自づと結束される。
152)が、上記第8へベルギヤ機構(127)から横
方向へ派出する第2伝動軸(39)により、機体(10
)の右側(既刈り側)端部に存在するタイミングギヤケ
ース(153)内のギヤ機構を介して回転され、イ草の
株元を後方へ搬送するようになっているのである。その
ため、イ草の株元はすぐりチェノ(123) (124
)の作用終点(a2) (b2)において、その受け取
りベル) (151)に受け取られた上、順次整然と結
束機構(G)へ導入されることになり、その結束1fi
(G)によって自づと結束される。
そして、その結束後のイ草束(M)は放出アーム(15
4)により、結束床(23)から後方のメインデツキ(
24)へ蹴り出し状に移載されるのである。メインデツ
キ(24)がイ草束(M)によって満杯ζこなった時、
そのイ草束(M)は引き続きサブデツキ(29)へ移載
されることとなる。
4)により、結束床(23)から後方のメインデツキ(
24)へ蹴り出し状に移載されるのである。メインデツ
キ(24)がイ草束(M)によって満杯ζこなった時、
そのイ草束(M)は引き続きサブデツキ(29)へ移載
されることとなる。
尚、上記株元の結束完了するや否や、そのイ草の穂先側
は上記挟持ベル) (85) (86)による挟持状態
から解放され、その結果メインデツキ(24)への移載
が円滑に行なわれること、言うまでもない。
は上記挟持ベル) (85) (86)による挟持状態
から解放され、その結果メインデツキ(24)への移載
が円滑に行なわれること、言うまでもない。
その結果作用がイ草の横倒し姿勢のもとに行なわれるこ
とも、第17.24図から示唆される通りである。
とも、第17.24図から示唆される通りである。
〈発明の効果〉
以上のように、本発明ではイ草の2条分を引起し可能な
引起し機構(B)の背後に、その引起されたイ草の穂先
側を合流状態に受け取り挟持しつつ、機体(10)の後
方へ搬送する穂先側の挟持用縦送り機構(C)を架設し
、 その縦送り@構(C)によって穂先側の挟持されるや否
や、その株元を直ちに刈取るイ草刈取り機構(D)を、
上記引起し機構(B)の背後に横断させると共に、 上記縦送り機構(C)と刈取り機構(D)との上下相互
間に介在する屑イすぐり出し用横送り機構(E)の作用
始点(a1)(b1)を、上記引起し機構CB>の背後
に臨ませて、 上記刈取り後に機体(10)の後方へ吊り下げ姿勢のも
とで搬送されるイ草の中間部を、その横送り機構(E)
により引掛けつつ機体(10)の内方へ横送りして、そ
のイ草に屑イのすぐり出し作用と、上記吊り下げ姿勢か
ら横倒し姿勢への変向作用とを付与するように定めたイ
草の2条刈り収穫機において、 特に、上記横送り機構(E)と刈取り機構(D)との上
下相互間に位置しつつ、引起し機構(B)の背後に横断
する株元引き寄せベル) (142)を、その横送り機
構(E)と同一方向へ回走作用し得るように連動連結さ
せると共に、 その引き寄せベルト(142)を機体(10)の上方か
ら見て、その作用始点(e1)が外側に位置する条列(
n −It)分の刈取りイ草を先行的に受け取り、同じ
く作用終点(e2)が内側に位置する条列(I1)分の
刈取りイ草を後行的に受け取って、その何れも上記横送
り機構(E)へ渡し掛は得るように、その引き寄せベル
ト(142)の横送り作用線(X5−X5)を刈取り機
構(D)の刈散り作用線(XIX1)と一定角度(θ)
だけ交叉する関係状態として延在させであるため、冒頭
に述べた従来技術の課題を確実に解決できる効果がある
。
引起し機構(B)の背後に、その引起されたイ草の穂先
側を合流状態に受け取り挟持しつつ、機体(10)の後
方へ搬送する穂先側の挟持用縦送り機構(C)を架設し
、 その縦送り@構(C)によって穂先側の挟持されるや否
や、その株元を直ちに刈取るイ草刈取り機構(D)を、
上記引起し機構(B)の背後に横断させると共に、 上記縦送り機構(C)と刈取り機構(D)との上下相互
間に介在する屑イすぐり出し用横送り機構(E)の作用
始点(a1)(b1)を、上記引起し機構CB>の背後
に臨ませて、 上記刈取り後に機体(10)の後方へ吊り下げ姿勢のも
とで搬送されるイ草の中間部を、その横送り機構(E)
により引掛けつつ機体(10)の内方へ横送りして、そ
のイ草に屑イのすぐり出し作用と、上記吊り下げ姿勢か
ら横倒し姿勢への変向作用とを付与するように定めたイ
草の2条刈り収穫機において、 特に、上記横送り機構(E)と刈取り機構(D)との上
下相互間に位置しつつ、引起し機構(B)の背後に横断
する株元引き寄せベル) (142)を、その横送り機
構(E)と同一方向へ回走作用し得るように連動連結さ
せると共に、 その引き寄せベルト(142)を機体(10)の上方か
ら見て、その作用始点(e1)が外側に位置する条列(
n −It)分の刈取りイ草を先行的に受け取り、同じ
く作用終点(e2)が内側に位置する条列(I1)分の
刈取りイ草を後行的に受け取って、その何れも上記横送
り機構(E)へ渡し掛は得るように、その引き寄せベル
ト(142)の横送り作用線(X5−X5)を刈取り機
構(D)の刈散り作用線(XIX1)と一定角度(θ)
だけ交叉する関係状態として延在させであるため、冒頭
に述べた従来技術の課題を確実に解決できる効果がある
。
即ち、イ草引起り通路(S)と刈取り機構(D)はイ草
の2条分に相応するものとして形成されている処、その
引起し通路(S)の背後にはイ草の株元引き寄せベルト
(142ンが横断されているため、屑イすぐり出し用横
送り機構(E)の作用始点(a1) (b1)から遠ざ
かる位置関係にある外側条列(n −n)分の刈取りイ
草を、その洩れなく完全に横送り機構(E)へ渡し掛け
ることができる。
の2条分に相応するものとして形成されている処、その
引起し通路(S)の背後にはイ草の株元引き寄せベルト
(142ンが横断されているため、屑イすぐり出し用横
送り機構(E)の作用始点(a1) (b1)から遠ざ
かる位置関係にある外側条列(n −n)分の刈取りイ
草を、その洩れなく完全に横送り機構(E)へ渡し掛け
ることができる。
しかも、上記株元引き寄せベル)(142)はその上方
から見た場合、その横送り作用線(X5− X5)がイ
草刈取り機構(D)の株元刈取り作用線(XIX1)と
一定角度(θ)をなして交叉する関係状態にあり、外側
に位置する条列(n −n)分の刈取りイ草をその作用
始点(e1)において先行的に受け取り、内側に位置す
る条列(1−1)分の刈取りイ草を玉突き状に押し乱す
ことなく、その背後を通して円滑に横送り機構(E)へ
渡し掛は得るようになっている一方、その内側に位置す
る条列(1−1)分の刈取りイ草は、上記外側条列(口
■)分のそれと言わば時間差を以って、その至近位置か
ら横送り機構(E)へやはり渡し掛は得るようになって
いるため、そのイ草の2条分は全体的に整然として、且
つ一勢に横送り機構(E)の屑イすぐり出し作用を受け
ることとなり、著しく優れた屑イのすぐり出し効果を効
率良く得られるのである。
から見た場合、その横送り作用線(X5− X5)がイ
草刈取り機構(D)の株元刈取り作用線(XIX1)と
一定角度(θ)をなして交叉する関係状態にあり、外側
に位置する条列(n −n)分の刈取りイ草をその作用
始点(e1)において先行的に受け取り、内側に位置す
る条列(1−1)分の刈取りイ草を玉突き状に押し乱す
ことなく、その背後を通して円滑に横送り機構(E)へ
渡し掛は得るようになっている一方、その内側に位置す
る条列(1−1)分の刈取りイ草は、上記外側条列(口
■)分のそれと言わば時間差を以って、その至近位置か
ら横送り機構(E)へやはり渡し掛は得るようになって
いるため、そのイ草の2条分は全体的に整然として、且
つ一勢に横送り機構(E)の屑イすぐり出し作用を受け
ることとなり、著しく優れた屑イのすぐり出し効果を効
率良く得られるのである。
そして、そのイ草の2条分に付帯する屑イは、上記横送
り機+!(E)の横送り変向作用当初において、その大
半がすぐり出されることになり、その屑イの悉く横送り
規制バー(128) (129) (139)とも相俟
って、上記内側引起しチェンケース(44)の背後に画
定された空間(Q)へ、集中的に落下されるので、特に
請求項2の構成を採用する時には、これをその屑イ擾き
出しベルト(130)により、機体(10)における右
側(既刈り側)位置の圃場へ、自づと完全に掻き出し投
棄できることとなり、その機体(10)の走行に支障を
与えるおそれもない。
り機+!(E)の横送り変向作用当初において、その大
半がすぐり出されることになり、その屑イの悉く横送り
規制バー(128) (129) (139)とも相俟
って、上記内側引起しチェンケース(44)の背後に画
定された空間(Q)へ、集中的に落下されるので、特に
請求項2の構成を採用する時には、これをその屑イ擾き
出しベルト(130)により、機体(10)における右
側(既刈り側)位置の圃場へ、自づと完全に掻き出し投
棄できることとなり、その機体(10)の走行に支障を
与えるおそれもない。
又、株元引き寄せベル) (142)は屑イすぐり出し
用横送り機構(E)や掻き出しベル) (130)に対
し、共通の伝動軸(132)を介して連動連結されてお
り、これらと同一方向へ回走作用し得るようになってい
るため、その必要機構としても著しく簡素に合理化され
ることとなり、既設のイ草2条刈り収穫機へ容易に通用
できる意味からも、実益大であると言える。
用横送り機構(E)や掻き出しベル) (130)に対
し、共通の伝動軸(132)を介して連動連結されてお
り、これらと同一方向へ回走作用し得るようになってい
るため、その必要機構としても著しく簡素に合理化され
ることとなり、既設のイ草2条刈り収穫機へ容易に通用
できる意味からも、実益大であると言える。
第1図は本発明に係るイ草2条刈り収穫機の概略全体を
示す斜面図、第2〜4図は同じく側面図、正面図並びに
平面図、第5図は第2図に対応する作業フレームの昇揚
作動状態を示す側面図、第6.7図は作業機構への伝動
系統を示す正面図と平面図、第8図は送風装置の設置状
態を抽出して示す拡大断面図、第9.10図は穂先側挟
持用の継送り#!i横を抽出して示す平面図と側面図、
第11図は第9図の11−11線に沿う断面図、第12
〜14図は屑イすぐり出し用横送り機構を示す正面図、
側面図並びに部分平面図、第15.16図は第13図の
15−15線と16−16線に沿う各断面図、第17図
は株元集束用の縦送り機構と結束機構を抽出して示す側
面図、第18図(イ)(ロ)〜第21図(イ)(ロ)は
イ草の株元横送り作用過程を各々抽出しで示す平面図と
正面図、第22〜24図はイ草に付与する一連の作用を
示す第2〜4図に対応する側面図、正面図並びに平面図
である。 (10)・・・・・機体 (130)・・・・・屑イ擾き出しベルト(142)・
・・・・株元引き寄せベルト(A) ・・・・・分草
機構 (B) ・・・・・引起し機構 (C) ・・・・・穂先側挟持用縦送り機構(D)
・・・・・刈取り機構 (E) ・・・・・屑イすぐり出し用横送り機構(+
−1) ・・・内側の条列 (II −U) ・・・外信Iの条列(Xi−×1)
・・・刈取り作用線 (X2− X2) ・横送り作用線(X3− X
3) ・ ・横送り作用線(×4−χ4) ・・横
送り作用線 (×5−×5) 横送り作用線 (a1) (b1) (dlj (e1) 作用始点
(a2) (b2) (d2) (e2) 作用終声
、(14) ・・ ・・一定間隔長さ f匂 第78図 □W 口 ■ l′口ル V 第79図 とイノ rロノ 一一一一一一一へ tロノ tエフノ
示す斜面図、第2〜4図は同じく側面図、正面図並びに
平面図、第5図は第2図に対応する作業フレームの昇揚
作動状態を示す側面図、第6.7図は作業機構への伝動
系統を示す正面図と平面図、第8図は送風装置の設置状
態を抽出して示す拡大断面図、第9.10図は穂先側挟
持用の継送り#!i横を抽出して示す平面図と側面図、
第11図は第9図の11−11線に沿う断面図、第12
〜14図は屑イすぐり出し用横送り機構を示す正面図、
側面図並びに部分平面図、第15.16図は第13図の
15−15線と16−16線に沿う各断面図、第17図
は株元集束用の縦送り機構と結束機構を抽出して示す側
面図、第18図(イ)(ロ)〜第21図(イ)(ロ)は
イ草の株元横送り作用過程を各々抽出しで示す平面図と
正面図、第22〜24図はイ草に付与する一連の作用を
示す第2〜4図に対応する側面図、正面図並びに平面図
である。 (10)・・・・・機体 (130)・・・・・屑イ擾き出しベルト(142)・
・・・・株元引き寄せベルト(A) ・・・・・分草
機構 (B) ・・・・・引起し機構 (C) ・・・・・穂先側挟持用縦送り機構(D)
・・・・・刈取り機構 (E) ・・・・・屑イすぐり出し用横送り機構(+
−1) ・・・内側の条列 (II −U) ・・・外信Iの条列(Xi−×1)
・・・刈取り作用線 (X2− X2) ・横送り作用線(X3− X
3) ・ ・横送り作用線(×4−χ4) ・・横
送り作用線 (×5−×5) 横送り作用線 (a1) (b1) (dlj (e1) 作用始点
(a2) (b2) (d2) (e2) 作用終声
、(14) ・・ ・・一定間隔長さ f匂 第78図 □W 口 ■ l′口ル V 第79図 とイノ rロノ 一一一一一一一へ tロノ tエフノ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、イ草の2条分を引起し可能な引起し機構(B)の背
後に、その引起されたイ草の穂先側を合流状態に受け取
り挟持しつつ、機体(10)の後方へ搬送する穂先側の
挟持用縦送り機構(C)を架設し、 その縦送り機構(C)によって穂先側の挟持されるや否
や、その株元を直ちに刈取るイ草刈取り機構(D)を、
上記引起し機構(B)の背後に横断させると共に、 上記縦送り機構(C)と刈取り機構(D)との上下相互
間に介在する屑イすぐり出し用横送り機構(E)の作用
始点(a_1)(b_1)を、上記引起し機構(B)の
背後に臨ませて、 上記刈取り後に機体(10)の後方へ吊り下げ姿勢のも
とで搬送されるイ草の中間部を、その横送り機構(E)
により引掛けつつ機体(10)の内方へ横送りして、そ
のイ草に屑イのすぐり出し作用と、上記吊り下げ姿勢か
ら横倒し姿勢への変向作用とを付与するように定めたイ
草の2条刈り収穫機において、 上記横送り機構(E)と刈取り機構(D)との上下相互
間に位置しつつ、引起し機構(B)の背後に横断する株
元引き寄せベルト(142)を、その横送り機構(E)
と同一方向へ回走作用し得るように連動連結させると共
に、 その引き寄せベルト(142)を機体(10)の上方か
ら見て、その作用始点(e_1)が外側に位置する条列
(II−II)分の刈取りイ草を先行的に受け取り、同じく
作用終点(e_2)が内側に位置する条列( I − I )
分の刈取りイ草を後行的に受け取って、その何れも上記
横送り機構(E)へ渡し掛け得るように、その引き寄せ
ベルト(142)の横送り作用線(X5−X5)を刈取
り機構(D)の刈取り作用線(X1−X1)と一定角度
(θ)だけ交叉する関係状態として延在させたことを特
徴とするイ草2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り
装置。 2、屑イすぐり出し用横送り機構(E)と株元引き寄せ
ベルト(142)との上下相互間に、その両者と連動し
て同一方向へ回走作用される屑イ掻き出しベルト(13
0)を介在させたことを特徴とする請求項1記載のイ草
2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り装置。 3、株元引き寄せベルト(142)を引起し機構(B)
の背後に横断する正面視の水平設置状態か、又は機体(
10)の内方へ行く程徐々に高くなる横上がりの傾斜設
置状態として延在させたことを特徴とする請求項1記載
のイ草2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り装置。 4、株元引き寄せベルト(142)の回走速度を横送り
機構(E)のそれと同一か、又はそれよりも高速に定め
たことを特徴とする請求項1記載のイ草2条刈り収穫機
におけるイ草の株元横送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13619390A JPH0430719A (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | イ草2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13619390A JPH0430719A (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | イ草2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430719A true JPH0430719A (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=15169519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13619390A Pending JPH0430719A (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | イ草2条刈り収穫機におけるイ草の株元横送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0430719A (ja) |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP13619390A patent/JPH0430719A/ja active Pending
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