JPH0326214B2 - - Google Patents

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JPH0326214B2
JPH0326214B2 JP20068481A JP20068481A JPH0326214B2 JP H0326214 B2 JPH0326214 B2 JP H0326214B2 JP 20068481 A JP20068481 A JP 20068481A JP 20068481 A JP20068481 A JP 20068481A JP H0326214 B2 JPH0326214 B2 JP H0326214B2
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urea
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Shigenao Kawakami
Terumasa Saka
Mikio Iwata
Toshio Takagishi
Shigeru Ura
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は紙用塗工組成物の耐水化剤、インキ着
肉向上剤等として有用であり、しかも塗工紙から
のホルムアルデヒド等の臭気の発生が極めて少な
い等の優れた性質を有する新規な熱硬化性樹脂水
溶液の製造方法に関するものである。 従来より、顔料、接着剤およびその他の助剤か
らなる種々の紙用塗工組成物が開発され、その一
成分としてメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿
素−ホルムアルデヒド樹脂等のアミノブラスト樹
脂が知られているが、これらは耐水化効果はすぐ
れているものの塗工紙からのホルムアルデヒド発
生量が多く、また印刷時のインキ着肉性も不十分
である等の欠点がある。 このようなことから本発明者らは耐水化効果に
すぐれ、塗工紙からのホルムアルデヒド発生量が
少なく、かつ印刷時のインキ着肉性のすぐれた紙
用塗工樹脂組成物を開発すべく鋭意検討した結
果、本発明に至つた。 すなわち本発明は、尿素とポリアルキレンポリ
アミンを脱アンモニア反応させ、次いで二塩基性
カルボン酸と脱水縮合させ、更に尿素と脱アンモ
ニア反応させて得られるポリアミドポリ尿素、又
はポリアルキレンポリアミンと二塩基性カルボン
酸を脱水縮合させ、次いで尿素と脱アンモニア反
応させて得られるポリアミドポリ尿素を、水溶液
中でホルムアルデヒドと酸性下で、もしくは一旦
アルカリ性下で反応させ、ついで酸性下で反応さ
せた後、さらにポリアルキレンポリアミンまたは
アルキレンジアミンの一種もしくは二種以上及び
エピハロヒドリンを反応させることを特徴とする
熱硬化性樹脂水溶液の製造方法である。 本発明に使用されるポリアルキレンポリアミン
とは、分子中に2個の第1級アミノ基および少な
くとも1個の第2級アミノ基を有するポリアルキ
レンポリアミンであり、例えばジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペンタミン、イミノビスプロピルアミン、3−ア
ザヘキサン−1,6−ジアミン、4,7−ジアザ
デカン−1,10−ジアミン等があげられる。これ
らポリアルキレンポリアミンは一種のみならず二
種以上の混合物としても用いることができる。 本発明において使用される二塩基性カルボン酸
としてはコハク酸、グルタン酸、アジピン酸、セ
バシン酸、マレイン酸、フマール酸のような脂肪
族カルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸の如
き芳香族カルボン酸およびこれらの混合物があげ
られる。 また、本発明において使用するアルキレンジア
ミンとしては、エチレンジアミン、トリメチレン
ジアミン、1,2−プロピレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等が
あげられる。これらのアルキレンジアミンは一種
のみならず二種以上の混合物としても用いること
ができる。 本発明において使用されるエピハロヒドリンと
しては、エピクロルヒドリン、エピブロムヒドリ
ンがあげられるが、エピクロルヒドリンが特に好
ましい。 本発明にいうポリアミドポリ尿素は、尿素とポ
リアルキレンポリアミンを脱アンモニア反応さ
せ、次いで二塩性カルボン酸と脱水縮合させ、更
に尿素と脱アンモニア反応させて得られるポリア
ミドポリ尿素(以下ポリアミドポリ尿素〔A〕と
称する)又はポリアルキレンポリアミンと二塩基
性カルボン酸を脱水縮合させ、次いで尿素と脱ア
ンモニア反応させて得られるポリアミドポリ尿素
(以下ポリアミドポリ尿素〔B〕と称する)であ
る。 ポリアミドポリ尿素〔A〕において、尿素とポ
リアルキレンポリアミンのモル比はおよそ1:2
付近で実施することが好ましい。反応温度は100
〜200℃、好ましくは120〜170℃が適当であり、
発生するアンモニアを系外に除去しつつ、2〜3
時間反応させる。次いでポリアルキレンポリアミ
ン1モルに対し、0.3〜0.7モルの二塩基性カルボ
ン酸と脱水縮合させる。反応温度120〜250℃、好
ましくは140〜200℃にて生成する水を系外に除去
しながら、2〜10時間反応を行う。このようにし
て得られた縮合反応生成物を更に尿素と反応させ
る。尿素の量は、原料ポリアルキレンポリアミン
中の第二級アミノ基1モル当り0.2〜1.5モル、好
ましくは0.5〜1.1モルである。反応温度は100〜
180℃、好ましくは120〜150℃であり、この温度
で1〜5時間、発生するアンモニアを系外に除去
しながら反応を行う。このようにしてポリアミド
ポリ尿素〔A〕が得られる。 ポリアミドポリ尿素〔B〕において、ポリアル
キレンポリアミンと二塩基性カルボン酸との反応
は、温度120〜250℃、好ましくは140〜200℃に
て、生成する水を系外に除去しながら2〜10時間
行われる。二塩基性カルボン酸1モルに対し、ポ
リアルキレンポリアミン1.4〜3.0モル、好ましく
は1.8〜2.5モルのモル比で反応を行う。このよう
にして得られた脱水縮合反応生成物を次いで尿素
と反応させる。尿素の使用量は原料ポリアルキレ
ンポリアミン中のアミノ基1モル当り、0.2〜1.0
モル、好ましくは0.4〜0.8モルである。反応温度
は100〜180℃であるが、120〜150℃が好適であ
る。この温度で1〜5時間発生するアンモニアを
系外に除去しつつ反応を行う。尿素の仕込方法と
して所要量を一括して仕込み反応させることもま
た所要量の一部を仕込み、脱アンモニア反応を完
結させた後、残りの尿素を仕込み再度脱アンモニ
ア反応を行うことも可能である。このようにして
ポリアミドポリ尿素〔B〕が得られる。 上記のようにして得られたポリアミドポリ尿素
を水に溶解させ、ホルムアルデヒドと反応させ
る。反応はポリアミドポリ尿素の濃度20〜70重量
%、好ましくは30〜61%の水溶液中で、PH7以
下、好ましくはPH3.5〜6.5となるように酸、例え
ば塩酸、硫酸、りん酸、ギ酸、酢酸等により調整
した後、反応温度40〜80℃で1〜10時間行われ
る。この反応は上記のように酸性下で行うが、あ
らかじめ反応液のPHが8〜12といつたアルカリ性
下で反応を行い、ついでPHを7以下、好ましくは
PH3.5〜6.5に調整して更に反応を続けることによ
つても本発明の目的物を得ることができる。この
場合アルカリ性下の反応は、温度40〜80℃で0.5
〜3時間、酸性下での反応は温度40〜80℃で1〜
10時間行われる。ホルムアルデヒドの量はポリア
ミドポリ尿素を合成するために使用した全尿素1
モルに対し、0.2〜1.0モル、好ましくは0.3〜0.7
モルが適当である。 つづいて上記のようにして得られたポリアミド
ポリ尿素とホルマリンとの反応物を、ポリアルキ
レンポリアミンまたはアルキレンジアミンの一種
もしくは二種以上及びエピハロヒドリンと反応さ
せる。反応温度は30〜80℃で0.5〜10時間行われ
る。ポリアルキレンポリアミン又はアルキレンジ
アミンの量は、ポリアミドポリ尿素を合成するた
めに使用した二塩基性カルボン酸1モルに対し、
0.1〜3.0モル、好ましくは0.2〜1.5モルが適当で
ある。エピハロヒドリンの量は、ここで用いられ
るポリアルキレンポリアミン又はアルキレンジア
ミンの1モルに対し0.1〜4モル、好ましくは0.5
〜3モルが適当である。 反応終了後、必要ならば反応生成物のPHを4〜
8に調整することにより本発明の目的物を得る。 このように本発明の方法により製造された熱硬
化性樹脂は、耐水性、インキ着肉性等にすぐれ、
かつホルマリン発生量の少ない紙用塗工組成物等
として有利に使用できる。 以下に本発明を実施例、参考例により説明す
る。文中、%は特記しない限り重量%を表わす。 実施例 1 温度計、還流冷却器、撹拌棒を備えた四ツ口フ
ラスコにトリエチレンテトラミン292g(2モル)
と尿素60g(1モル)を仕込み、145〜150℃で発
生するアンモニアを系外に除去しながら4時間反
応を行い、次いでアジピン酸146g(1モル)を
加え、150〜155℃で5時間縮合反応を行つた。
120℃まで冷却した後、尿素240g(4モル)を加
え125〜130℃で2時間脱アンモニア反応を行つ
た。その後、水1350gを徐々に加え、ポリ尿素ポ
リアミドの水溶液を得た。 次に37%ホルマリン202.5g(2.5モル)を加
え、濃塩酸にてPHを5に調整した後、65℃にて4
時間保温撹拌した。 次いで水210g、トリエチレンテトラミン146g
(1モル)およびエピクロルヒドリン92.5g(1
モル)を加え、60℃にて2時間保温撹拌した。そ
の後25℃まで冷却し、固形分35%の熱硬化性樹脂
水溶液を得た。 実施例 2 実施例1と同様の装置にジエチレントリアミン
206g(2モル)と尿素60g(1モル)を仕込み、
140〜145℃で5時間脱アンモニア反応を行い、次
いでアジピン酸146g(1モル)を加え、160〜
170℃で2時間脱水縮合させた。120℃まで冷却し
た後、尿素120g(2モル)を加え、130〜140℃
で1.5時間脱アンモニア反応を行つた。次いで水
900gを徐々に加え、ポリ尿素ポリアミドの水溶
液を得た。 次に37%ホルマリン145.8g(1.8モル)を加
え、20N−硫酸にてPHを4.5に調整し、60℃で3
時間保温撹拌した。次いで水90g、トリエチレン
テトラミン146g(1モル)およびエピクロルヒ
ドリン92.5g(1モル)を加え、60℃にて3時間
保温撹拌した。その後25℃まで冷却し、固形分40
%の熱硬化性樹脂水溶液を得た。 実施例 3 実施例1と同様の装置にトリエチレンテトラミ
ン365g(2.5モル)、水20g及びアジピン酸146g
(1モル)を仕込み、155〜160℃で4時間脱水縮
合させた。ついで尿素60g(1モル)を仕込み、
145〜150℃で3時間脱アンモニア反応を行つた
後、130℃まで冷却し、更に尿素240g(4モル)
を仕込み、130〜140℃で3時間脱アンモニア反応
を行つた。水595gを徐々に加え、ポリアミドポ
リ尿素の水溶液を得た。次いで37%ホルムアルデ
ヒド水溶液16.2g(2モル)を加え、50%硫酸に
てPHを4.5に調整した後、60℃にて4時間保温撹
拌した。 次いで水180g、ジエチレントリアミン51.5g
(0.5モル)及びエピクロルヒドリン92.5g(1モ
ル)を加え、65℃にて2.5時間保温撹拌した。反
応液を25℃まで冷却し固形分50%の熱硬化性樹脂
を得た。 実施例 4 実施例1と同様の反応装置にジエチレントリア
ミン206g(2モル)と尿素60g(1モル)を仕
込み、145〜150℃で3時間脱アンモニア反応を行
い、次いでコハク酸118g(1モル)を加え、150
℃で4時間脱水縮合させた。130℃まで冷却後、
尿素96g(1.6モル)と加え、125〜130℃で3時
間脱アンモニア反応を行い、これに水540gを加
えてポリ尿素ポリアミド水溶液を得た。 次いで37%ホルマリン105.3g(1.3モル)を加
え、10N−NaOHにてPHを10に調整し、60℃で2
時間保温撹拌した後、濃塩酸にてPHを5.5に調整
し、引き続き60℃で3時間保温撹拌した。次いで
水250g、ジエチレントリアミン103g(1モル)
及びエピクロルヒドリン46.3g(0.5モル)を加
え、65℃にて2時間保温撹拌した。次いで25℃ま
で冷却し、固形分40%の熱硬化性樹脂水溶液を得
た。 実施例 5 実施例1と同様の装置に、ジエチレントリアミ
ン185.4g(1.8モル)、水10g及びコハク酸118g
(1モル)を仕込み、150〜155℃で8時間脱水縮
合させた。120℃まで冷却後、尿素180g(3モ
ル)を仕込み、130℃まで昇温後、130〜135℃で
4時間脱アンモニア反応させた。次いで水860g
を徐徐に加えポリアミドポリ尿素の水溶液を得
た。ここへ37%ホルムアルデヒド水溶液145.8g
(1.8モル)を加え、30%苛性ソーダ水溶液にてPH
を10に調整し、60℃で2時間保温撹拌した後、37
%塩酸にてPHを5.5に調整し、引き続き60℃で3
時間保温撹拌した。次いで水160g、トリエチレ
ンテトラミン219g(1.5モル)及びエピクロルヒ
ドリン92.5g(1.0モル)を加え、65℃で3時間
保温撹拌した。反応液を25℃まで冷却し、固形分
40%の熱硬化性樹脂水溶液を得た。 実施例 6 実施例1と同様の反応装置に、ジエチレントリ
アミン103g(1モル)、トリエチレンテトラミン
146g(1モル)、水20g及びコハク酸含量22%、
グルタル酸64%、アジピン酸14%からなる混合二
塩基性カルボン酸100g(二塩基性カルボン酸と
して0.77モル)を仕込み、160〜165℃で4時間脱
水縮合させた。ついで尿素60g(1モル)を仕込
み、145〜150℃にて4時間脱アンモニア反応を行
つた後、130℃まで冷却し、更に尿素180g(3モ
ル)を仕込み、130〜140℃で5時間脱アンモニア
反応を行つた。次いで水410gを徐々に加え、ポ
リアミドポリ尿素水溶液を得た。ここへ37%ホル
ムアルデヒド水溶液97.2g(1.2モル)を加え37
%塩酸にてPHを4に調整し、50℃にて6時間保温
撹拌した。次いで水280g、トリエチレンテトラ
ミン146g(1モル)およびエピクロルヒドリン
92.5g(1モル)を加え、60℃にて2時間保温撹
拌した。 反応液を25℃まで冷却し、固形分50%の熱硬化
性樹脂水溶液を得た。 実施例 7 実施例1と同様の反応装置にジエチレントリア
ミン206(2モル)、水10g及びアジピン酸146g
(1モル)を仕込み、150℃まで昇温し、生成する
水を留去させながら150〜155℃で6時間保温し
た。ついで130℃まで冷却した後、尿素240g(4
モル)を仕込み、125〜130℃で発生するアンモニ
アを系外に除去しながら3時間脱アンモニア反応
を行つた。その後、水420を徐々に加えポリアミ
ドポリ尿素の水溶液を得た。 次に37%ホルムアルデヒド水溶液162g(2モ
ル)を加え、37%塩酸にてPHを5調整した後、65
℃で3時間保温撹拌した。次いで水225g、トリ
エチレンテトラミン73g(0.5モル)、ジエチレン
トリアミン51.5g(0.5モル)、エピクロルヒドリ
ン92.5g(1.0モル)を加え、65℃で2時間保温
撹拌した。反応液を25℃まで冷却し、固形分50%
の熱硬化性樹脂水溶液を得た。 実施例 8 実施例1と同様の反応装置にトリエチレンテト
ラミン292g(2モル)と尿素60g(1モル)を
仕込み、145〜150℃で発生するアンモニアを系外
に除去しながら4時間発応を行い、次いでアジピ
ン酸146g(1モル)を加え、150〜155℃で5時
間縮合反応を行つた。120℃まで冷却した後、尿
素240g(4モル)を加え125〜130℃で2時間脱
アンモニア反応を行つた。その後、水1350gを
徐々に加え、ポリ尿素ポリアミドの水溶液を得
た。次に37%ホルマリン202.5g(2.5モル)を加
え、濃塩酸にてPHを5に調整した後、65℃にて4
時間保温撹拌した。次いで水130g、エチレンジ
アミン120g(2モル)およびエピクロルヒドリ
ン278g(3モル)を加え、60℃にて3時間保温
撹拌した。その後25℃まで冷却し、固形分40%の
熱硬化性樹脂水溶液を得た。 参考例 1 実施例1〜7で得た熱硬化性樹脂水溶液および
スミレーズレジン613(住友化学工業社商品名:メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂)をそれぞれ耐水
化剤として第1表に示す割合で配合(いずれも固
形分重量比)し、濃度が50%となるように水を加
えて紙用塗工組成物を調製した。
【表】 上記塗工組成物をピアノ線を巻きつけたワイヤ
ーロツドバーを使用して米坪量80g/m2の原紙
に、塗工量が約20g/m2となるように片面コート
した。コート後直ちに100℃で1分間熱風乾燥機
中で乾燥させ、次いで温度50℃、線圧80Kg/cmの
条件下で2回カレンダー処理した。得られた片面
コート紙は20℃、湿度65%の条件下で12時間調湿
度、塗工紙の耐水性、ホルムアルデヒド発生量、
インキ着肉性を測定した。 ただし、ホルムアルデヒド発生量の測定に際し
ては、熱風乾燥処理後直ちにポリエチレンの袋に
内封し、他からの移行を防止し定量に供した。 結果を第2表に示す。 なお、各試験方法は次のとおりである。 Γ 耐水性 (イ) Wet Rud法 コート面上にイオン交換水を約0.1ml滴下し、
指先で7回摩耗し、溶出分を黒紙に移行させて
溶出量を肉眼で判定した。判定基準は次のよう
に行つた。 耐水性(劣)1〜5(優) (ロ) Wet Pick法 RI試験機を使用し、コート面を給水ロール
で湿潤させた後印刷し、紙むけ状態を肉眼で観
察して耐水性(劣)1〜5(優)の判定を行つ
た。 Γ ホルムアルデヒドの定量 JIS−L 1041−1976液相抽出法(2)アセチルア
セトン法(A法)に準じコート紙試料2.5gを採
取し、定量した。 Γ インキ着肉性 RI試験機を使用し、コート面を給水ロールで
湿潤させた後、印刷し、インキの着肉性を肉眼で
観察してインキ着肉性(劣)1〜5(優)の判定
を行つた。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 尿素とポリアルキレンポリアミンを脱アンモ
    ニア反応させ、次いで二塩基性カルボン酸と脱水
    縮合させ、更に尿素と脱アンモニア反応させて得
    られるポリアミドポリ尿素、又はポリアルキレン
    ポリアミンと二塩基性カルボン酸を脱水縮合さ
    せ、次いで尿素と脱アンモニア反応させて得られ
    るポリアミドポリ尿素を、水溶液中でホルムアル
    デヒドと酸性下で、もしくは一旦アルカリ性下で
    反応させ、ついで酸性下で反応させた後、さらに
    ポリアルキレンポリアミンまたはアルキレンジア
    ミンの一種もしくは二種以上及びエピハロヒドリ
    ンを反応させることを特徴とする熱硬化性樹脂水
    溶液の製造方法。
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