JPH03260181A - スエード状合成皮革 - Google Patents
スエード状合成皮革Info
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- JPH03260181A JPH03260181A JP5068390A JP5068390A JPH03260181A JP H03260181 A JPH03260181 A JP H03260181A JP 5068390 A JP5068390 A JP 5068390A JP 5068390 A JP5068390 A JP 5068390A JP H03260181 A JPH03260181 A JP H03260181A
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Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、外観および風合、触感が天然スェードに極め
て酷似し、通気性、吸水性、吸湿・放湿性、耐寒性、染
色性などの物性に優れたスェード状合成皮革に関するも
ので、とくに衣料用、手袋用、その池幅広い用途に使用
されるスェード状合成皮革を提供するものである。
て酷似し、通気性、吸水性、吸湿・放湿性、耐寒性、染
色性などの物性に優れたスェード状合成皮革に関するも
ので、とくに衣料用、手袋用、その池幅広い用途に使用
されるスェード状合成皮革を提供するものである。
(従来技術)
従来、ポリウレタン重合体から構成されたスェード状合
成皮革は公知であり、例えば、ポリウレタン重合体のジ
メチルホルムアミド溶液を繊維基材に塗布または含浸し
、次いで水を主体とする凝固浴中に浸漬する、いわゆる
湿式凝固法によって微多孔質皮膜層を形成し、さらに該
微多孔質皮膜層の表面を研削してスェード状合成皮革を
製造する方法が知られている。
成皮革は公知であり、例えば、ポリウレタン重合体のジ
メチルホルムアミド溶液を繊維基材に塗布または含浸し
、次いで水を主体とする凝固浴中に浸漬する、いわゆる
湿式凝固法によって微多孔質皮膜層を形成し、さらに該
微多孔質皮膜層の表面を研削してスェード状合成皮革を
製造する方法が知られている。
しかし、スェード状合成皮革として外観および風合、触
感などの感性と物性の両面を満足するものはなかった。
感などの感性と物性の両面を満足するものはなかった。
(発明が解決しようとする課題)
すなわち、単にポリウレタン重合体溶液を凝固浴中に浸
漬した場合は、密に凝固される部分と粗に凝固される部
分とが生じ、最終的には巨大気孔構造を有する不均質な
多孔質皮膜層となり易く、天然皮革の組織構造とは著し
く相違するため、柔軟性、通気性に劣り、かかる多孔質
皮膜層の表面を研削しても、気孔径の粗密に起因する局
部的な密度むらを生じ、これが色艶のむらとなって外観
上好ましくないものであった。そのため、水溶性無機金
属塩類を含有するポリウレタン重合体溶液を湿式凝固せ
しめて多孔質皮膜層を形成し、さらにその表面を研削す
るスェード状合成皮革の製造方法が提案されている。こ
の方法では湿式凝固の際に、水溶性無機金属塩類の作用
によって球形の気孔が連続した構造を有する比較的均質
な多孔質皮膜層を形成できるので、風合は極めて柔軟に
なるが、いわゆるカステラ状の皮MyIJとなるために
耐摩耗性が低く、かつ繊維基材との接着性も低いため、
その表面を研削してスェード状合成皮革を製造するに際
して研削操作および研削量の調節が困難であり、生産性
が悪く、色艶にむらが生じたり、浅い色相のスェード状
合成皮革となるなどの欠点を有するものであった。
漬した場合は、密に凝固される部分と粗に凝固される部
分とが生じ、最終的には巨大気孔構造を有する不均質な
多孔質皮膜層となり易く、天然皮革の組織構造とは著し
く相違するため、柔軟性、通気性に劣り、かかる多孔質
皮膜層の表面を研削しても、気孔径の粗密に起因する局
部的な密度むらを生じ、これが色艶のむらとなって外観
上好ましくないものであった。そのため、水溶性無機金
属塩類を含有するポリウレタン重合体溶液を湿式凝固せ
しめて多孔質皮膜層を形成し、さらにその表面を研削す
るスェード状合成皮革の製造方法が提案されている。こ
の方法では湿式凝固の際に、水溶性無機金属塩類の作用
によって球形の気孔が連続した構造を有する比較的均質
な多孔質皮膜層を形成できるので、風合は極めて柔軟に
なるが、いわゆるカステラ状の皮MyIJとなるために
耐摩耗性が低く、かつ繊維基材との接着性も低いため、
その表面を研削してスェード状合成皮革を製造するに際
して研削操作および研削量の調節が困難であり、生産性
が悪く、色艶にむらが生じたり、浅い色相のスェード状
合成皮革となるなどの欠点を有するものであった。
本発明は、これら従来技術の問題点を解消し、生産性を
向上するとともに、ポリウレタン重合体自体の特性に基
づく優れた物性を保持しつつ、ポリウレタン重合体特有
の反発弾性を抑制することによって天然スェードに近似
した風合、触感を有し、かつ、吸水性、透湿性を付与す
ることによって天然スェードを凌駕する物性を持つスェ
ード状合成皮革を目的に鋭意検討を重ねた結果、本発明
を完成するに至ったものである。
向上するとともに、ポリウレタン重合体自体の特性に基
づく優れた物性を保持しつつ、ポリウレタン重合体特有
の反発弾性を抑制することによって天然スェードに近似
した風合、触感を有し、かつ、吸水性、透湿性を付与す
ることによって天然スェードを凌駕する物性を持つスェ
ード状合成皮革を目的に鋭意検討を重ねた結果、本発明
を完成するに至ったものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は、繊維基材の少なくとも片面に動物の毛の粉末
および/または天然皮革の粉末を含有するボリウレタ・
ン重合体を主体とする合成重合体から構成された微多孔
譬皮yJ5を有し、かつ、該微多孔質皮膜層の上面がス
ェード皮膜の表面を有することを特徴とするスェード状
合成皮革であり、動物の毛の粉末および/または天然皮
革の粉末を含有するポリウレタン重合体を主体とする合
成重合体の極性有機溶剤溶液を繊維基材に塗布または含
浸し、次いで凝固浴中に浸漬して微多孔質皮膜層を形成
し、さらに該微多孔質皮膜層の表面を研削してスェード
状合成皮革とすることにある。
および/または天然皮革の粉末を含有するボリウレタ・
ン重合体を主体とする合成重合体から構成された微多孔
譬皮yJ5を有し、かつ、該微多孔質皮膜層の上面がス
ェード皮膜の表面を有することを特徴とするスェード状
合成皮革であり、動物の毛の粉末および/または天然皮
革の粉末を含有するポリウレタン重合体を主体とする合
成重合体の極性有機溶剤溶液を繊維基材に塗布または含
浸し、次いで凝固浴中に浸漬して微多孔質皮膜層を形成
し、さらに該微多孔質皮膜層の表面を研削してスェード
状合成皮革とすることにある。
(作用)
本発明は、動物の毛の粉末および/または天然皮革の粉
末を含有するポリウレタン重合体の極性有機溶剤溶液を
使用し、湿式凝固法により微多孔質皮膜層を形成するが
、溶液中に均一に分散されたこれらの粉末の特性である
親水性により、湿式凝固に際して凝固浴中の水を速やか
に吸収して凝固速度を早めるとともに、これらの粉末が
核となってポリウレタン重合体が凝固、沈積されるため
、全体に亙って均質な微細多孔質の皮膜層を短時間で容
易に形成することができる。また、微多孔質皮膜層表面
に形成される緻密なスキン層の厚みが薄くなり、オリウ
レタン重合体に基づく弾性も低減されるため、研削操作
および研削量の調節が極めて容易となり、色艶にむらの
ない天然スェード調の外観を有するスェード状合成皮革
が生産性良く得られる。
末を含有するポリウレタン重合体の極性有機溶剤溶液を
使用し、湿式凝固法により微多孔質皮膜層を形成するが
、溶液中に均一に分散されたこれらの粉末の特性である
親水性により、湿式凝固に際して凝固浴中の水を速やか
に吸収して凝固速度を早めるとともに、これらの粉末が
核となってポリウレタン重合体が凝固、沈積されるため
、全体に亙って均質な微細多孔質の皮膜層を短時間で容
易に形成することができる。また、微多孔質皮膜層表面
に形成される緻密なスキン層の厚みが薄くなり、オリウ
レタン重合体に基づく弾性も低減されるため、研削操作
および研削量の調節が極めて容易となり、色艶にむらの
ない天然スェード調の外観を有するスェード状合成皮革
が生産性良く得られる。
このスェード状合成皮革はポリウレタン微多孔質皮膜層
の全体に亙って動物の毛の粉末および/または天然皮革
の粉末を含有しているため、ポリウレタン重合体特有の
反発弾性が低減され、独特の風合を付与できる。
の全体に亙って動物の毛の粉末および/または天然皮革
の粉末を含有しているため、ポリウレタン重合体特有の
反発弾性が低減され、独特の風合を付与できる。
これらの粉末は多孔質皮膜層内の隣接する微細気孔相互
間を仕切る薄い微孔性の隔壁に均一に、かつ強固に固着
されているため、これらの粉末を介して吸湿、放湿が容
易に行われ、従来のポリウレタン微多孔質皮膜層に比較
して著しく高い透湿性および吸水性を示す。
間を仕切る薄い微孔性の隔壁に均一に、かつ強固に固着
されているため、これらの粉末を介して吸湿、放湿が容
易に行われ、従来のポリウレタン微多孔質皮膜層に比較
して著しく高い透湿性および吸水性を示す。
本発明のスェード状合成皮革は、これらの粉末の特性を
有効に活用したものであり、例えば、これらの粉末を含
有するポリウレタン無孔譬皮膜層の場合、大部分の粉末
が皮膜層内部に存在し、ポリウレタン皮膜で被覆される
ため、吸湿および放湿の効果が減少することから勘案す
ると、これらの粉末の特性とポリウレタン微多孔質皮膜
層とが相まって前述の効果を示すものである。
有効に活用したものであり、例えば、これらの粉末を含
有するポリウレタン無孔譬皮膜層の場合、大部分の粉末
が皮膜層内部に存在し、ポリウレタン皮膜で被覆される
ため、吸湿および放湿の効果が減少することから勘案す
ると、これらの粉末の特性とポリウレタン微多孔質皮膜
層とが相まって前述の効果を示すものである。
(発明の効果)
このように本発明に係るスェード状合成皮革は動物の毛
の粉末および/または天然皮革の粉末を含有するポリウ
レタン重合体から構成された微多孔質皮膜層を有するた
め、これらの粉末の特性とポリウレタン微多孔質皮膜層
との相乗作用により、従来の湿式凝固法で形成されたポ
リウレタン微多孔質皮膜層、あるいは乾式法で形成され
た天然皮革の粉末を含有させたポリウレタン無孔質皮膜
層では得られなかった独特の風合・触感と色艶のむらの
ない、吸水性と透湿性に優れた物性を有する天然スェー
ド調の合成皮革が安価に効率よく住産できる。この合成
皮革は、これら動物の毛の粉末および/または天然皮革
の粉末の種類および含有量を選択することによって、そ
の風合および触感を自由に変えることができ、使用目的
に適応したスェード状合成皮革とすることができる。
の粉末および/または天然皮革の粉末を含有するポリウ
レタン重合体から構成された微多孔質皮膜層を有するた
め、これらの粉末の特性とポリウレタン微多孔質皮膜層
との相乗作用により、従来の湿式凝固法で形成されたポ
リウレタン微多孔質皮膜層、あるいは乾式法で形成され
た天然皮革の粉末を含有させたポリウレタン無孔質皮膜
層では得られなかった独特の風合・触感と色艶のむらの
ない、吸水性と透湿性に優れた物性を有する天然スェー
ド調の合成皮革が安価に効率よく住産できる。この合成
皮革は、これら動物の毛の粉末および/または天然皮革
の粉末の種類および含有量を選択することによって、そ
の風合および触感を自由に変えることができ、使用目的
に適応したスェード状合成皮革とすることができる。
また、このスェード状合成皮革にさらに酸性染料、含金
属錯塩染料などで染色を施すことにより、色の深みや鮮
麗さが増し、より一層高級感のあるスェード状合成皮革
とすることができる。
属錯塩染料などで染色を施すことにより、色の深みや鮮
麗さが増し、より一層高級感のあるスェード状合成皮革
とすることができる。
次に、本発明を実施例により説明する。
(実施例1)
ポリエステル系ポリウレタンエラストマー(100%M
d 40 kg/ an2)の30%ジメチルホルム
アミド(以下DMFと略す)溶液100部に対し、平均
粒径36ミクロンの皮革粉末15部をDMF 150部
に分散させた液を加え、酸化防止剤1部、カーボンブラ
ック8部を添加し、ミキサーで充分に撹拌して均一な分
散液を調合する。
d 40 kg/ an2)の30%ジメチルホルム
アミド(以下DMFと略す)溶液100部に対し、平均
粒径36ミクロンの皮革粉末15部をDMF 150部
に分散させた液を加え、酸化防止剤1部、カーボンブラ
ック8部を添加し、ミキサーで充分に撹拌して均一な分
散液を調合する。
この分散液を、ベンベルブ80%、ナイロン20%編成
のハーフトリコットの起毛面にナイフオーバーロールコ
ータ−で厚さ 0.9mに均一に塗布し、30秒間放置
したのち、30℃の水浴中に5分間浸漬し、凝固させる
。次いで、60℃の温水で1時間洗浄し、マングルで脱
液し、100℃で20分間乾燥して微多孔質のシート材
を得た。
のハーフトリコットの起毛面にナイフオーバーロールコ
ータ−で厚さ 0.9mに均一に塗布し、30秒間放置
したのち、30℃の水浴中に5分間浸漬し、凝固させる
。次いで、60℃の温水で1時間洗浄し、マングルで脱
液し、100℃で20分間乾燥して微多孔質のシート材
を得た。
なお、皮膜表面層(スキン層)は平均断面直径10ミク
ロン以下の多数の微細な小孔で形成されており、その厚
みは0.06℃程度である。
ロン以下の多数の微細な小孔で形成されており、その厚
みは0.06℃程度である。
次に、この微多孔質シート材の皮膜表面を粒度120番
の研磨紙を巻き付けた回転ドラムシリンダーに押圧し、
膜面からO,hnを研削することによってスェード状合
成皮革を得る。(実施例中の部および%はそれぞれ重量
部および重量%を示す)この合成皮革は、剥離強度80
0 g/■で繊維基材との接着性に優れ、耐摩耗性、耐
屈曲性も良好で、ドレープ性に優れた柔軟な風合としっ
とりとした触感を有し、色むらの無い深みのある黒色を
有し、天然スェードに酷似した合成皮革である。
の研磨紙を巻き付けた回転ドラムシリンダーに押圧し、
膜面からO,hnを研削することによってスェード状合
成皮革を得る。(実施例中の部および%はそれぞれ重量
部および重量%を示す)この合成皮革は、剥離強度80
0 g/■で繊維基材との接着性に優れ、耐摩耗性、耐
屈曲性も良好で、ドレープ性に優れた柔軟な風合としっ
とりとした触感を有し、色むらの無い深みのある黒色を
有し、天然スェードに酷似した合成皮革である。
第1図は、本実施例により得られたスェード状合成皮革
の断面の拡大図であり、多孔質皮膜内部の隣接する微細
な気孔1の相互間を仕切る微孔性の隔壁2には皮革粉末
3が万遁なく分散し、かつポリウレタンエラストマーに
よって強固に固着されている。
の断面の拡大図であり、多孔質皮膜内部の隣接する微細
な気孔1の相互間を仕切る微孔性の隔壁2には皮革粉末
3が万遁なく分散し、かつポリウレタンエラストマーに
よって強固に固着されている。
また、多孔質シートの上面は表面のスキン層を研削、除
去したことによって内部の多孔質層が露出し、均一な多
数の気孔1が隔壁2を介して相互に連結した蜂の巣状の
構造を有し、優れたスェード状の外観を呈する。
去したことによって内部の多孔質層が露出し、均一な多
数の気孔1が隔壁2を介して相互に連結した蜂の巣状の
構造を有し、優れたスェード状の外観を呈する。
(実施例2)
ポリカーボネート系ポリウレタンエラストマー(100
%M d 35 kg/ c+n” )の30%DMF
溶液100部に対し、平均粒径48ミクロンの皮革粉末
20部および羊毛の粉末5部をDMF 200部に分散
させた液を加え、酸化防止剤1部、カーボンブラック8
部を添加し、ミキサーで充分に撹拌して均一な分散液を
調合する。
%M d 35 kg/ c+n” )の30%DMF
溶液100部に対し、平均粒径48ミクロンの皮革粉末
20部および羊毛の粉末5部をDMF 200部に分散
させた液を加え、酸化防止剤1部、カーボンブラック8
部を添加し、ミキサーで充分に撹拌して均一な分散液を
調合する。
この分散液をナイロン100%編成の号テン編みトリコ
ットの両面起毛布のバックサイドにナイフオーバーロー
ルコータ−で厚さ 0.8wに均一に塗布し、20秒間
放置したのち、30℃の水浴中に7分間浸漬し、凝固さ
せる。次いで、60℃の温水で1時間洗浄し、マングル
で脱液したのち、100°Cで20分間乾燥し、微多孔
質のシート材を得た。
ットの両面起毛布のバックサイドにナイフオーバーロー
ルコータ−で厚さ 0.8wに均一に塗布し、20秒間
放置したのち、30℃の水浴中に7分間浸漬し、凝固さ
せる。次いで、60℃の温水で1時間洗浄し、マングル
で脱液したのち、100°Cで20分間乾燥し、微多孔
質のシート材を得た。
次に、この微多孔質シート材の皮膜表面を粒度180番
の研M紙を巻き付けた回転ドラムシリンダーに押圧し、
膜面から0.07tlを研削することによってスェード
状合成皮革が得られた。
の研M紙を巻き付けた回転ドラムシリンダーに押圧し、
膜面から0.07tlを研削することによってスェード
状合成皮革が得られた。
この合成皮革は、剥離強度700 g/(2)で繊維基
材との接着性に優れ、耐摩耗性、耐屈曲性、耐加水分解
性、耐光性も良好で、ドレープ性に優れた柔軟な風合と
しっとりとした触感を有し、色むらの無い深みのある黒
色を有し、天然スェードに酷似した合成皮革で、衣料用
として好適である。
材との接着性に優れ、耐摩耗性、耐屈曲性、耐加水分解
性、耐光性も良好で、ドレープ性に優れた柔軟な風合と
しっとりとした触感を有し、色むらの無い深みのある黒
色を有し、天然スェードに酷似した合成皮革で、衣料用
として好適である。
さらに、この製品を黒色の含金属錯塩染料3%o、w、
f、を使用して液流染色機で染色したところ、色相はさ
らに深みを増し、鮮麗な漆黒の高級感を有するスェード
状合成皮革で、高級衣料用として好適なものが得られた
。
f、を使用して液流染色機で染色したところ、色相はさ
らに深みを増し、鮮麗な漆黒の高級感を有するスェード
状合成皮革で、高級衣料用として好適なものが得られた
。
C別の実施例)
なお、本発明に係る動物の毛の粉末および/または天然
皮革の粉末は任意のものを選択でき、1種類でも2種類
以上を併有しても良い。これらの粉末の含有量はポリウ
レタンに対して10%ないし300%の範囲であり、所
望する風合、触感お、よび物性に応じてこれらの粉末の
種類と量を調節すれば良い。また、これらの粉末の粒径
は任意であるが、通常平均粒径が数ミクロンないし10
0ミクロンのものを使用するのが好ましい。
皮革の粉末は任意のものを選択でき、1種類でも2種類
以上を併有しても良い。これらの粉末の含有量はポリウ
レタンに対して10%ないし300%の範囲であり、所
望する風合、触感お、よび物性に応じてこれらの粉末の
種類と量を調節すれば良い。また、これらの粉末の粒径
は任意であるが、通常平均粒径が数ミクロンないし10
0ミクロンのものを使用するのが好ましい。
また、ポリウレタン重合体はポリエステル系、ポリエー
テル系など通常使用されるポリウレタン重合体であれば
何等の制限もなく使用できるが、好ましくは100%モ
ジュラスが20kg/am2ないし70kg/cm2の
ものを使用すれば風合面で良好なものができる。
テル系など通常使用されるポリウレタン重合体であれば
何等の制限もなく使用できるが、好ましくは100%モ
ジュラスが20kg/am2ないし70kg/cm2の
ものを使用すれば風合面で良好なものができる。
第1図は実施例によるスェード状合成皮革の断面の拡大
図である。 図に・おいて、1・・・・・・・・・気孔、2−・・・
・・・・・隔壁、3・・・・・・・・・皮革粉末、4・
・・・・・・・・糸である。 以 上
図である。 図に・おいて、1・・・・・・・・・気孔、2−・・・
・・・・・隔壁、3・・・・・・・・・皮革粉末、4・
・・・・・・・・糸である。 以 上
Claims (2)
- (1)繊維基材の少なくとも片面に動物の毛の粉末およ
び/または天然皮革の粉末を含有するポリウレタン重合
体を主体とする合成重合体から構成された微多孔質皮膜
層を有し、かつ、該微多孔質皮膜層の上面がスエード皮
状の表面を有することを特徴とするスエード状合成皮革
。 - (2)動物の毛の粉末および/または天然皮革の粉末を
含有するポリウレタン重合体を主体とする合成重合体の
極性有機溶剤溶液を繊維基材に塗布または含浸し、次い
で凝固浴中に浸漬して微多孔質皮膜層を形成し、さらに
該微多孔質皮膜層の表面を研削することよりなる前記第
1項記載のスエード状合成皮革。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068390A JPH03260181A (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | スエード状合成皮革 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068390A JPH03260181A (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | スエード状合成皮革 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03260181A true JPH03260181A (ja) | 1991-11-20 |
Family
ID=12865723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5068390A Pending JPH03260181A (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | スエード状合成皮革 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03260181A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100890369B1 (ko) * | 2007-06-14 | 2009-03-25 | 김지형 | 천연 가죽가루를 이용한 인조가죽의 제조방법 |
-
1990
- 1990-03-01 JP JP5068390A patent/JPH03260181A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100890369B1 (ko) * | 2007-06-14 | 2009-03-25 | 김지형 | 천연 가죽가루를 이용한 인조가죽의 제조방법 |
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