JPH03260076A - 水蒸気発生装置 - Google Patents
水蒸気発生装置Info
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- JPH03260076A JPH03260076A JP6048490A JP6048490A JPH03260076A JP H03260076 A JPH03260076 A JP H03260076A JP 6048490 A JP6048490 A JP 6048490A JP 6048490 A JP6048490 A JP 6048490A JP H03260076 A JPH03260076 A JP H03260076A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、例えば冷凍品、乾燥品を蒸気処理するための
水蒸気発生型の調理装置等の水蒸気発生装置に関するも
のである。
水蒸気発生型の調理装置等の水蒸気発生装置に関するも
のである。
（従来の技術）
従来から、冷凍、乾燥食品を迅速に蒸気処理する調理装
置は知られており、例えば一般家庭等で用いられる所謂
蒸し器が広く知られている他、業務用としては、密封室
内で多孔板の上に置いた食品に対し、この多孔板の下方
に設けた加熱板の上に水を噴霧して発生させた水蒸気を
接触させる水蒸気発生型の調理装置が知られている（例
えば特公昭５８−５０７２７号）。
置は知られており、例えば一般家庭等で用いられる所謂
蒸し器が広く知られている他、業務用としては、密封室
内で多孔板の上に置いた食品に対し、この多孔板の下方
に設けた加熱板の上に水を噴霧して発生させた水蒸気を
接触させる水蒸気発生型の調理装置が知られている（例
えば特公昭５８−５０７２７号）。
このような主に業務用に用いられる水蒸気発生型の調理
装置の具体的構造は、蒸気処理を目的する食品を収納す
る例えばトレイを多孔板で形成して、このトレイを載置
するように設けた上部の空間と、電熱線等の加熱装置を
埋設した下部の加熱板と、この加熱板の上に水を噴霧。
装置の具体的構造は、蒸気処理を目的する食品を収納す
る例えばトレイを多孔板で形成して、このトレイを載置
するように設けた上部の空間と、電熱線等の加熱装置を
埋設した下部の加熱板と、この加熱板の上に水を噴霧。
滴下する水供給管とを、一つの室内に収容形成させてな
るものが普通である。
るものが普通である。
この装置において、食品をトレイに入れて所定の位置に
載置し、加熱板を所定の温度に加熱させた状態で水を噴
霧すれば、瞬間的に水蒸気が発生して食品にこの水蒸気
が接触し、加熱処理と水分補給が同時に行なわれる。
載置し、加熱板を所定の温度に加熱させた状態で水を噴
霧すれば、瞬間的に水蒸気が発生して食品にこの水蒸気
が接触し、加熱処理と水分補給が同時に行なわれる。
そしてこのような水蒸気発生型の調理装置、特に業務用
として使用される装置では、処理の迅速化、繰返しの作
業に適することなどが求められ、このような観点から例
えば加熱板としては一般に熱伝導性の良いアルミニウム
鋳物を用い、また発生水蒸気の逸散による無駄を防ぐた
めに処理室を外気から密封する等の構造が採用されるの
が普通である。
として使用される装置では、処理の迅速化、繰返しの作
業に適することなどが求められ、このような観点から例
えば加熱板としては一般に熱伝導性の良いアルミニウム
鋳物を用い、また発生水蒸気の逸散による無駄を防ぐた
めに処理室を外気から密封する等の構造が採用されるの
が普通である。
（発明が解決しようとする課題）
ところで、上記のような水蒸気発生型の調理装置に代表
される水蒸気発生装置は、所謂外食産業等が盛んになっ
てきた近時においてはその需要が大きくなると共に、ま
すます高機能の装置が求められるようになってきている
。
される水蒸気発生装置は、所謂外食産業等が盛んになっ
てきた近時においてはその需要が大きくなると共に、ま
すます高機能の装置が求められるようになってきている
。
そこで本発明者等はかかる観点から検討を重ね、本発明
をなすに至ったものである。
をなすに至ったものである。
すなわち、上記水蒸気発生型の調理装置の処理の迅速化
等のためには、噴霧した水がすみやかに水蒸気となり、
また発生水蒸気が食品に効率よく接触することが望まし
い。そこでこのために種々の観点から水を気化させるヒ
ーティング部の改良を検討したところ、加熱板の表面状
態により水蒸気の気化効率が大きく異なることを見い出
した。
等のためには、噴霧した水がすみやかに水蒸気となり、
また発生水蒸気が食品に効率よく接触することが望まし
い。そこでこのために種々の観点から水を気化させるヒ
ーティング部の改良を検討したところ、加熱板の表面状
態により水蒸気の気化効率が大きく異なることを見い出
した。
かかる知見に基づいてなされた本発明の目的は、水蒸気
の発生効率の高い水蒸気発生装置を提供するところにあ
る。
の発生効率の高い水蒸気発生装置を提供するところにあ
る。
また本発明の別の目的は、迅速に食品の蒸気処理を行な
うことができる水蒸気発生型の調理装置を提供するとこ
ろにある。
うことができる水蒸気発生型の調理装置を提供するとこ
ろにある。
（課題を解決するための手段）
上記した目的を実現する本発明の水蒸気発生装置の特徴
は、アルミニウム金属製の加熱板の表面に水を接触させ
て、瞬間的に水蒸気を発生させる水蒸気発生装置におい
て、水が接触する上記加熱板の表面を５強酸、あるいは
塩化第二鉄水溶液により処理したという構成をなすとこ
ろにある。上記強酸処理の場合は、特にフッ化水素、塩
化水素等のハロゲン化水素水溶液によることが好ましい
。
は、アルミニウム金属製の加熱板の表面に水を接触させ
て、瞬間的に水蒸気を発生させる水蒸気発生装置におい
て、水が接触する上記加熱板の表面を５強酸、あるいは
塩化第二鉄水溶液により処理したという構成をなすとこ
ろにある。上記強酸処理の場合は、特にフッ化水素、塩
化水素等のハロゲン化水素水溶液によることが好ましい
。
上記加熱板は、一般に熱伝導性のよいアルミニウム合金
の鋳造物が使用される。
の鋳造物が使用される。
この加熱板の表面処理は、−殻内にはショツトブラスト
により処理した後、酸溶液に浸漬処理し、水洗すること
で行なうことができる。
により処理した後、酸溶液に浸漬処理し、水洗すること
で行なうことができる。
また塩化第二鉄水溶液により表面処理の場合にはショツ
トブラスト等の処理をせずに、直接塩化第二鉄水溶液に
よる表面処理を行なうことができる。
トブラスト等の処理をせずに、直接塩化第二鉄水溶液に
よる表面処理を行なうことができる。
上記酸処理、塩化第二鉄水溶液処理に用いる処理液の濃
度は、処理された加熱板の水蒸気発生程度に応じ適宜選
定することができるが、塩化第二鉄水溶液の場合には１
〜４０％程度の水溶液を１〜６０分間浸漬させるのが望
ましい場合多い。
度は、処理された加熱板の水蒸気発生程度に応じ適宜選
定することができるが、塩化第二鉄水溶液の場合には１
〜４０％程度の水溶液を１〜６０分間浸漬させるのが望
ましい場合多い。
（作用）
本発明の水蒸気発生装置は、加熱板の表面に微視的な凹
凸が形成されているためと推定されるが、上記構成をな
すことにより水蒸気の発生が効率よく得られて、例えば
食品の蒸気処理が迅速に行なえる。
凸が形成されているためと推定されるが、上記構成をな
すことにより水蒸気の発生が効率よく得られて、例えば
食品の蒸気処理が迅速に行なえる。
（実 施 例）
以下本発明を図面に示す水蒸気発生型の調理装置として
構成させた実施例に基づいて説明する。
構成させた実施例に基づいて説明する。
実施例１
第１図は水蒸気発生型の調理装置の構成全体を示したも
のであり、この図において、１は加熱制御等の制御装置
類を収納した本体部であり、その上部に蒸気処理室４が
設けられている。なお本体部の前面には加熱温度のコン
トロール用のつまみ２、電源スィッチ３が設けられてい
る。
のであり、この図において、１は加熱制御等の制御装置
類を収納した本体部であり、その上部に蒸気処理室４が
設けられている。なお本体部の前面には加熱温度のコン
トロール用のつまみ２、電源スィッチ３が設けられてい
る。
上記蒸気処理室４は、第３図に示しているように、箱型
の内部空間の上下中央位置で多孔板５により上下に区画
されていて、その上部には第２図に示したトレイ６が嵌
挿できるようになっていると共に、下部には水供給管７
が外部から嵌挿固定され、更に底部には加熱板８が設け
られている。上記トレイ６は、図示の如く底面が多孔を
有するように設けられていて、下方からの蒸気がトレイ
内に流通できるようになっている。また蒸気水供給管７
には、図示しない電磁バルブの開閉により、所定のタイ
ミングで水を加熱板８の表面全体に噴霧できるように、
複数の噴霧口が設けられている。
の内部空間の上下中央位置で多孔板５により上下に区画
されていて、その上部には第２図に示したトレイ６が嵌
挿できるようになっていると共に、下部には水供給管７
が外部から嵌挿固定され、更に底部には加熱板８が設け
られている。上記トレイ６は、図示の如く底面が多孔を
有するように設けられていて、下方からの蒸気がトレイ
内に流通できるようになっている。また蒸気水供給管７
には、図示しない電磁バルブの開閉により、所定のタイ
ミングで水を加熱板８の表面全体に噴霧できるように、
複数の噴霧口が設けられている。
９は加熱板８の内部に埋設されたヒータである。
また加熱板は、表面をフッ化水素（ＨＦ）等の強酸で表
面処理したアルミニウム合金の鋳造物により形成される
。
面処理したアルミニウム合金の鋳造物により形成される
。
以上の構成の水蒸気発生型の調理装置において、次によ
り水蒸気発生の状態を試験した。
り水蒸気発生の状態を試験した。
・ ・ ・ １）〜 ３
（１）直径１３ｃｍの円形のアルミニウム板の表面をサ
ンドブラスト処理した後、５％ＨＦ水溶液にその表面が
十分浸漬するようにして１２時間放置し、その後水洗し
た。なおこの試料の表面状態を第５図の顕微鏡写真で示
した。
ンドブラスト処理した後、５％ＨＦ水溶液にその表面が
十分浸漬するようにして１２時間放置し、その後水洗し
た。なおこの試料の表面状態を第５図の顕微鏡写真で示
した。
（２）酸水溶液として３２％塩酸水溶液を用い、アルミ
ニウム板の表面に５０ｃｃ流し、１０分間放置する操作
を３回繰返した他は、（１）と同様にして表面処理した
。
ニウム板の表面に５０ｃｃ流し、１０分間放置する操作
を３回繰返した他は、（１）と同様にして表面処理した
。
（３）上記アルミニウム板の表面を研磨し、水洗した。
試ＪＬｉ住
試験試料を第１〜３図で説明した装置の蒸気処理室の加
熱板として用い、１９０℃に加熱した状態で、水供給管
７から１０ｃｃの水をｌＯ秒間隔で間欠的に噴霧した。
熱板として用い、１９０℃に加熱した状態で、水供給管
７から１０ｃｃの水をｌＯ秒間隔で間欠的に噴霧した。
そして多孔板５（実施例では直径１ｍｍの９個の孔が設
けられている）の孔から噴霧時に噴出する水蒸気圧力を
測定し、その結果を下記第１表及び第４図に示した。
けられている）の孔から噴霧時に噴出する水蒸気圧力を
測定し、その結果を下記第１表及び第４図に示した。
第 １ 表
以上の試験結果から、強酸で処理された加熱板、特にＨ
Ｆ水溶液で処理された加熱板は、化学的な表面処理を行
なわない場合（試料（３））に比べて、水蒸気の吐出圧
力が高く、しかもその持続性も高いことが確認された。
Ｆ水溶液で処理された加熱板は、化学的な表面処理を行
なわない場合（試料（３））に比べて、水蒸気の吐出圧
力が高く、しかもその持続性も高いことが確認された。
実施例２
実施例１の円形アルミニウム板の表面を次の（４）〜（
６）により表面処理して試料４〜６を作製した。
６）により表面処理して試料４〜６を作製した。
（４）アルミニウム板を４０℃に加熱し、２０％塩化第
二鉄水溶液（Ｆ ｅ ＣＡｓ ） ５０ｃｃをアルミニ
ウム板表面につけて１０分間放置し、その後洗浄した。
二鉄水溶液（Ｆ ｅ ＣＡｓ ） ５０ｃｃをアルミニ
ウム板表面につけて１０分間放置し、その後洗浄した。
（５）アルミニウム板表面をサンドブラスト処理した後
、１０％ＨＦ水溶液１８０ｃｃにその表面が十分浸漬す
るようにして１時間放置し、その後水洗した。
、１０％ＨＦ水溶液１８０ｃｃにその表面が十分浸漬す
るようにして１時間放置し、その後水洗した。
（６）サンドブラスト処理した後、１０％塩酸水溶液１
８０ｃｃにその表面が十分浸漬するようにして３０分間
放置し、その後水洗した。
８０ｃｃにその表面が十分浸漬するようにして３０分間
放置し、その後水洗した。
Ｌ簾魚上
試験試料４〜６を第１〜３図で説明した装置の蒸気処理
室の加熱板として用い、２００℃に加熱した状態で、水
供給管７から２０ｃｃの水を噴射して完全に蒸発するの
に要する時間を測定した。その結果を下記第２表に示し
た。
室の加熱板として用い、２００℃に加熱した状態で、水
供給管７から２０ｃｃの水を噴射して完全に蒸発するの
に要する時間を測定した。その結果を下記第２表に示し
た。
第 ２ 表
以上の試験結果から、ＦｅＣｊ２ｓで処理された加熱板
は、ＨＦ水溶液等で処理された加熱板よりも、優れた水
蒸気効率が高−いことが分かる。
は、ＨＦ水溶液等で処理された加熱板よりも、優れた水
蒸気効率が高−いことが分かる。
（発明の効果）
以上述べた通り、水蒸気発生装置によれば、水蒸気の発
生効率が高く、例えばこれを水蒸気発生型の調理装置に
応用した場合、食品の蒸気処理を迅速に行なうことがで
きるという効果がある。
生効率が高く、例えばこれを水蒸気発生型の調理装置に
応用した場合、食品の蒸気処理を迅速に行なうことがで
きるという効果がある。
第１図は本発明よりなる水蒸気発生型の調理装置の全体
概要を示す斜視図、第２図は食品を収納するようにした
調理装置本体の蒸気処理室に嵌挿されるトレイの斜視図
、第３図は蒸気処理室の断面図、第４図は実施例の蒸気
処理試験の結果を示した図、第５図はＨＦ処理した加熱
板の表面状態を表面部分の断面で示した金属の顕微鏡写
真である。 １：本体部 ４：蒸気処理室５：多孔板
６：トレイ ７：水供給管 ８：加熱板 ９：ヒータ 他４名 第 ５ 図
概要を示す斜視図、第２図は食品を収納するようにした
調理装置本体の蒸気処理室に嵌挿されるトレイの斜視図
、第３図は蒸気処理室の断面図、第４図は実施例の蒸気
処理試験の結果を示した図、第５図はＨＦ処理した加熱
板の表面状態を表面部分の断面で示した金属の顕微鏡写
真である。 １：本体部 ４：蒸気処理室５：多孔板
６：トレイ ７：水供給管 ８：加熱板 ９：ヒータ 他４名 第 ５ 図
Claims (4)
- １．アルミニウム金属製の加熱板の表面に水を接触させ
て、瞬間的に水蒸気を発生させる水蒸気発生装置におい
て、水が接触する上記加熱板の表面は強酸により表面処
理されたものであることを特徴とする水蒸気発生装置。 - ２．請求項１において、強酸処理がフッ化水素水による
ことを特徴とする水蒸気発生装置。 - ３．請求項１において、強酸処理が塩酸によることを特
徴とする水蒸気発生装置。 - ４．アルミニウム金属製の加熱板の表面に水を接触させ
て、瞬間的に水蒸気を発生させる水蒸気発生装置におい
て、水が接触する上記加熱板の表面は塩化第二鉄水溶液
により表面処理されたものであることを特徴とする水蒸
気発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6048490A JPH03260076A (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 水蒸気発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6048490A JPH03260076A (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 水蒸気発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03260076A true JPH03260076A (ja) | 1991-11-20 |
Family
ID=13143601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6048490A Pending JPH03260076A (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 水蒸気発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03260076A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011185527A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Seiwado:Kk | 加熱調理器 |
| JP2012115645A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-06-21 | Seb Sa | 蒸気整髪機器 |
-
1990
- 1990-03-12 JP JP6048490A patent/JPH03260076A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011185527A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Seiwado:Kk | 加熱調理器 |
| JP2012115645A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-06-21 | Seb Sa | 蒸気整髪機器 |
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