JPH06272866A - 複合型加熱装置 - Google Patents
複合型加熱装置Info
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- JPH06272866A JPH06272866A JP5602893A JP5602893A JPH06272866A JP H06272866 A JPH06272866 A JP H06272866A JP 5602893 A JP5602893 A JP 5602893A JP 5602893 A JP5602893 A JP 5602893A JP H06272866 A JPH06272866 A JP H06272866A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 複合型加熱装置は、加熱室内の被加熱物に対
してマイクロ波加熱を行なうためのマイクロ波発生手段
または通常の表面からの加熱を行なうための通常加熱手
段と、加熱室内に水を霧状にして噴霧するための噴霧手
段とを備えており、噴霧手段によって発生された霧状の
水が、被加熱物の表面に達する間に、マイクロ波発生手
段によるマイクロ波加熱または通常加熱手段による加熱
によって加熱されるように構成している。 【効果】 マイクロ波加熱または通常加熱手段による表
面からの加熱による加湿調理を簡単に行える。
してマイクロ波加熱を行なうためのマイクロ波発生手段
または通常の表面からの加熱を行なうための通常加熱手
段と、加熱室内に水を霧状にして噴霧するための噴霧手
段とを備えており、噴霧手段によって発生された霧状の
水が、被加熱物の表面に達する間に、マイクロ波発生手
段によるマイクロ波加熱または通常加熱手段による加熱
によって加熱されるように構成している。 【効果】 マイクロ波加熱または通常加熱手段による表
面からの加熱による加湿調理を簡単に行える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、種々な食品物等の加熱
調理、解凍処理、乾燥処理等に使用できる複合型加熱装
置に関するものである。
調理、解凍処理、乾燥処理等に使用できる複合型加熱装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、種々な食品物、例えば、冷凍食品
等の加熱調理、解凍処理、乾燥処理等を行なうものとし
ては、各種オーブン、電子レンジが代表的なものであ
り、種々な工夫がなされてきている。特に、食品の加熱
調理に際しては、食品の表面がパサパサになってしまう
のを防止するための工夫として、加熱に際して適度の加
湿をも行えるようにした装置が種々開発されている。
等の加熱調理、解凍処理、乾燥処理等を行なうものとし
ては、各種オーブン、電子レンジが代表的なものであ
り、種々な工夫がなされてきている。特に、食品の加熱
調理に際しては、食品の表面がパサパサになってしまう
のを防止するための工夫として、加熱に際して適度の加
湿をも行えるようにした装置が種々開発されている。
【０００３】それらの従来装置のいくつかの例について
説明するに、先ず、加湿器付きオーブンがある。この加
湿器付きオーブンは、加熱処理すべき食品を収納する加
熱室と、加熱室の下部に配置されたヒータ付き水皿とを
備えている。その加熱室内に収納された食品は、電気ヒ
ーターの熱を加熱室内でファンで撹拌することにより加
熱処理される。この際に、ヒータ付き水皿内に水を供給
しておきそのヒータを付勢して水皿内の水を加熱して蒸
気を加熱室内へと発生させ、この蒸気により食品の表面
への加湿を行えるようにしている。
説明するに、先ず、加湿器付きオーブンがある。この加
湿器付きオーブンは、加熱処理すべき食品を収納する加
熱室と、加熱室の下部に配置されたヒータ付き水皿とを
備えている。その加熱室内に収納された食品は、電気ヒ
ーターの熱を加熱室内でファンで撹拌することにより加
熱処理される。この際に、ヒータ付き水皿内に水を供給
しておきそのヒータを付勢して水皿内の水を加熱して蒸
気を加熱室内へと発生させ、この蒸気により食品の表面
への加湿を行えるようにしている。
【０００４】また、特開昭６３−２７３７３１号公報に
開示されたような電子レンジ用蒸し器も開発されてお
り、この従来の電子レンジ用蒸し器は、水を入れた蒸気
発生容器の上に取り外し自在に食品収納容器を設けるこ
とができるようにしたものである。この電子レンジ用蒸
し器を電子レンジの加熱室内に配置して、電子レンジを
作動させれば、食品収納容器内の食品がマイクロ波によ
って加熱されると同時に、蒸気発生容器内の水もマイク
ロ波によって加熱されて蒸気が発生され、この蒸気によ
って、食品収納容器内の食品への加湿が行われる。
開示されたような電子レンジ用蒸し器も開発されてお
り、この従来の電子レンジ用蒸し器は、水を入れた蒸気
発生容器の上に取り外し自在に食品収納容器を設けるこ
とができるようにしたものである。この電子レンジ用蒸
し器を電子レンジの加熱室内に配置して、電子レンジを
作動させれば、食品収納容器内の食品がマイクロ波によ
って加熱されると同時に、蒸気発生容器内の水もマイク
ロ波によって加熱されて蒸気が発生され、この蒸気によ
って、食品収納容器内の食品への加湿が行われる。
【０００５】さらにまた、実開平４−１８２０７号に
は、電子レンジ用蒸し調理装置が開示されており、この
調理装置は、電子レンジ内のターンテーブル上に載置さ
れるプレートと、このプレートに覆い被せるキャップと
からなっている。プレートには、その中央部に水を入れ
るための凹部が形成されており、その凹部の周辺には複
数の孔が設けられている。この調理装置を使用して食品
の蒸し調理を行なうには、プレートの凹部に適当量の水
を入れて電子レンジの加熱室内のターンテーブルのうえ
に載置し、凹部周辺のプレート上に調理物を載せて、そ
の上にキャップを被せる。この状態にて、電子レンジを
作動させると、プレートの凹部内の水がマイクロ波加熱
されて、蒸気が発生され、この蒸気によって調理物の蒸
し調理が行える。
は、電子レンジ用蒸し調理装置が開示されており、この
調理装置は、電子レンジ内のターンテーブル上に載置さ
れるプレートと、このプレートに覆い被せるキャップと
からなっている。プレートには、その中央部に水を入れ
るための凹部が形成されており、その凹部の周辺には複
数の孔が設けられている。この調理装置を使用して食品
の蒸し調理を行なうには、プレートの凹部に適当量の水
を入れて電子レンジの加熱室内のターンテーブルのうえ
に載置し、凹部周辺のプレート上に調理物を載せて、そ
の上にキャップを被せる。この状態にて、電子レンジを
作動させると、プレートの凹部内の水がマイクロ波加熱
されて、蒸気が発生され、この蒸気によって調理物の蒸
し調理が行える。
【０００６】また、特開平１−３０５２２７号公報に
は、スチーム洗浄機能付加熱調理器が開示されており、
これは、マグネトロンにて発生したマイクロ波を導入し
食品を加熱する防水構造とされた加熱庫と、この加熱庫
内へ高温スチーム又は熱湯を供給するスチーム発生装置
とを備えてなっている。このスチーム洗浄機能付加熱調
理器は、加熱庫内にマイクロ波にて加熱する電子レンジ
モードと、加熱庫内にスチーム又は熱湯を供給して食器
洗いを行なう食器洗いモードと、加熱庫にマイクロ波と
スチーム又は熱湯を同時に供給する強力食器洗いモード
とで、選択的に使用できる。特に、強力食器洗いモード
において使用する場合には、スチームの洗浄機能とマイ
クロ波の加熱効果を同時に行なうことにより、食器等に
こびりついた頑固な汚れを加熱分解し、強力な洗浄効果
を達成しようとしているものである。
は、スチーム洗浄機能付加熱調理器が開示されており、
これは、マグネトロンにて発生したマイクロ波を導入し
食品を加熱する防水構造とされた加熱庫と、この加熱庫
内へ高温スチーム又は熱湯を供給するスチーム発生装置
とを備えてなっている。このスチーム洗浄機能付加熱調
理器は、加熱庫内にマイクロ波にて加熱する電子レンジ
モードと、加熱庫内にスチーム又は熱湯を供給して食器
洗いを行なう食器洗いモードと、加熱庫にマイクロ波と
スチーム又は熱湯を同時に供給する強力食器洗いモード
とで、選択的に使用できる。特に、強力食器洗いモード
において使用する場合には、スチームの洗浄機能とマイ
クロ波の加熱効果を同時に行なうことにより、食器等に
こびりついた頑固な汚れを加熱分解し、強力な洗浄効果
を達成しようとしているものである。
【０００７】また、特開平３−５０４１７号公報には、
電子レンジ用蒸気発生装置が開示されており、この蒸気
発生装置は、水を収容しうる密閉容器に、先端にノズル
部を形成した噴霧管とキャピラリー管とを設けたもので
ある。この蒸気発生装置は、電子レンジ内に配置して、
電子レンジを作動させると、密閉容器内の水がマイクロ
波加熱されて沸騰し、そのために内圧が高まり、その結
果としてキャピラリー管を通して密閉容器内の熱水が上
方へと押し上げられる。一方、噴霧管からは密閉容器内
で発生した蒸気がノズルを通して勢いよく噴出し、この
蒸気によってキャピラリー管から押し上げられた熱水が
スプレー状に飛散して霧状に拡散し、電子レンジ内にて
同時にマイクロ波加熱されている食品に対する加湿を行
える。
電子レンジ用蒸気発生装置が開示されており、この蒸気
発生装置は、水を収容しうる密閉容器に、先端にノズル
部を形成した噴霧管とキャピラリー管とを設けたもので
ある。この蒸気発生装置は、電子レンジ内に配置して、
電子レンジを作動させると、密閉容器内の水がマイクロ
波加熱されて沸騰し、そのために内圧が高まり、その結
果としてキャピラリー管を通して密閉容器内の熱水が上
方へと押し上げられる。一方、噴霧管からは密閉容器内
で発生した蒸気がノズルを通して勢いよく噴出し、この
蒸気によってキャピラリー管から押し上げられた熱水が
スプレー状に飛散して霧状に拡散し、電子レンジ内にて
同時にマイクロ波加熱されている食品に対する加湿を行
える。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の加湿器
付きオーブンの如く、水皿に入れた水を電気ヒータ加熱
して蒸気を発生してこれを食品の加湿に利用するもので
は、先ず第一に、水の凝縮によるカルシウム等の固形物
の堆積という問題が生ずる。第二に、水皿への水の補給
を怠ると空炊きとなって破損を生ずるという問題もあ
る。第三に、水を沸騰させて蒸気を発生させる過程を経
るので、蒸気の発生が遅く、それだけ処理に時間がかか
るという欠点もあった。
付きオーブンの如く、水皿に入れた水を電気ヒータ加熱
して蒸気を発生してこれを食品の加湿に利用するもので
は、先ず第一に、水の凝縮によるカルシウム等の固形物
の堆積という問題が生ずる。第二に、水皿への水の補給
を怠ると空炊きとなって破損を生ずるという問題もあ
る。第三に、水を沸騰させて蒸気を発生させる過程を経
るので、蒸気の発生が遅く、それだけ処理に時間がかか
るという欠点もあった。
【０００９】また、前述したような従来の電子レンジ用
蒸し器では、食品をその都度、食品収納容器に入れなけ
ればならず、特別な容器が必要とされているという欠点
があった。さらにまた、前述したような電子レンジ用蒸
し調理装置も、特殊なプレートとキャップとが必要とさ
れており、その操作もかなりわずらわしいものであっ
た。
蒸し器では、食品をその都度、食品収納容器に入れなけ
ればならず、特別な容器が必要とされているという欠点
があった。さらにまた、前述したような電子レンジ用蒸
し調理装置も、特殊なプレートとキャップとが必要とさ
れており、その操作もかなりわずらわしいものであっ
た。
【００１０】さらにまた、前述したようなスチーム洗浄
機能付加熱調理器は、マイクロ波加熱とスチーム発生と
を同時に行えるものではあるが、これは、食器等の強力
洗浄を行なうためのものであって、食品のマイクロ波加
熱調理時にスチーム発生を行って食品の加湿を行なえる
ようにしたものではない。
機能付加熱調理器は、マイクロ波加熱とスチーム発生と
を同時に行えるものではあるが、これは、食器等の強力
洗浄を行なうためのものであって、食品のマイクロ波加
熱調理時にスチーム発生を行って食品の加湿を行なえる
ようにしたものではない。
【００１１】また、前述したような電子レンジ用蒸気発
生装置も、密閉容器に入れた水をマイクロ波加熱によっ
て沸騰させることにより、蒸気を発生させるようにして
いるのであり、これも特別な容器を必要としているもの
である。また、電子レンジのマイクロ波発生装置と食品
との関係で、電子レンジ内のどこにその密閉容器を配置
するかによって、その加湿効果も異なってしまうもので
あり、電子レンジ内のスペースがその密閉容器のために
それだけ狭くなってしまうという問題もある。
生装置も、密閉容器に入れた水をマイクロ波加熱によっ
て沸騰させることにより、蒸気を発生させるようにして
いるのであり、これも特別な容器を必要としているもの
である。また、電子レンジのマイクロ波発生装置と食品
との関係で、電子レンジ内のどこにその密閉容器を配置
するかによって、その加湿効果も異なってしまうもので
あり、電子レンジ内のスペースがその密閉容器のために
それだけ狭くなってしまうという問題もある。
【００１２】その上、前述した従来の電気オーブンや電
子レンジにおける蒸気発生装置は、水を沸騰させなけれ
ば蒸気を発生することができないものであり、それだけ
蒸気発生までに時間がかかり、また、加熱せずに単に水
を霧状に噴霧させるようなことはできないものである。
ところが、近年、食品の処理の仕方は多様化の傾向にあ
り、もっとすばやい加湿や種々温度の異なる加湿等が必
要とされる場合が考えられ、電子レンジ等のオーブン内
において霧状水の噴霧状態をすばやく作り出すことがで
きれば、それだけ、近年の食品調理の多様化に対応でき
るものとなると思われる。
子レンジにおける蒸気発生装置は、水を沸騰させなけれ
ば蒸気を発生することができないものであり、それだけ
蒸気発生までに時間がかかり、また、加熱せずに単に水
を霧状に噴霧させるようなことはできないものである。
ところが、近年、食品の処理の仕方は多様化の傾向にあ
り、もっとすばやい加湿や種々温度の異なる加湿等が必
要とされる場合が考えられ、電子レンジ等のオーブン内
において霧状水の噴霧状態をすばやく作り出すことがで
きれば、それだけ、近年の食品調理の多様化に対応でき
るものとなると思われる。
【００１３】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消し、種々な食品処理を行えるような複合
型加熱装置を提供することである。
の問題点を解消し、種々な食品処理を行えるような複合
型加熱装置を提供することである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明による複合型加熱
装置は、被加熱物を収容する加熱室を定めるハウジング
本体と、該ハウジング本体に取り付けられ前記加熱室内
の被加熱物に対してマイクロ波加熱を行なうためのマイ
クロ波発生手段または通常の表面からの加熱を行なうた
めの通常加熱手段と、前記ハウジング本体に取り付けら
れ前記加熱室内に水を霧状にして噴霧するための噴霧手
段とを備えており、前記マイクロ波発生手段または通常
加熱手段を作動中に前記噴霧手段を作動させるとき、該
噴霧手段によって発生された霧状の水が、前記加熱室内
の被加熱物の表面に達する間に、該マイクロ波発生手段
によるマイクロ波加熱または該通常加熱手段による加熱
によって加熱されるように構成している。
装置は、被加熱物を収容する加熱室を定めるハウジング
本体と、該ハウジング本体に取り付けられ前記加熱室内
の被加熱物に対してマイクロ波加熱を行なうためのマイ
クロ波発生手段または通常の表面からの加熱を行なうた
めの通常加熱手段と、前記ハウジング本体に取り付けら
れ前記加熱室内に水を霧状にして噴霧するための噴霧手
段とを備えており、前記マイクロ波発生手段または通常
加熱手段を作動中に前記噴霧手段を作動させるとき、該
噴霧手段によって発生された霧状の水が、前記加熱室内
の被加熱物の表面に達する間に、該マイクロ波発生手段
によるマイクロ波加熱または該通常加熱手段による加熱
によって加熱されるように構成している。
【００１５】
【実施例】次に、添付図面に基づいて、本発明の実施例
について本発明をより詳細に説明する。
について本発明をより詳細に説明する。
【００１６】図１は、本発明の一実施例としての複合型
加熱装置の外観を示す斜視図であり、図２は、その複合
型加熱装置の内部構成を示す断面図である。図２によく
示されるように、この実施例の複合型加熱装置は、通常
の電子レンジとほぼ同様の外観構造を有しており、内部
に加熱室１０を有し、前面に開閉しうるドア２を有した
ハウジング本体１を備えている。
加熱装置の外観を示す斜視図であり、図２は、その複合
型加熱装置の内部構成を示す断面図である。図２によく
示されるように、この実施例の複合型加熱装置は、通常
の電子レンジとほぼ同様の外観構造を有しており、内部
に加熱室１０を有し、前面に開閉しうるドア２を有した
ハウジング本体１を備えている。
【００１７】このハウジング本体１には、加熱室１０の
下部において、回転し得て処理すべき食品物等を載置す
るためのターンテーブル１１が設けられている。このタ
ーンテーブル１１は、ギヤーボックス１２を介してター
ンテーブル駆動モータ１３によって回転駆動させられる
ようになっている。一方、ハウジング本体１の加熱室１
０の上部には、マイクロ波発生装置２０が設けられてお
り、ターンテーブル１１の上方に開いたマイクロ波放射
口２１から、矢印Ｍで示すように、加熱室１０内へとマ
イクロ波を放射するようになっている。
下部において、回転し得て処理すべき食品物等を載置す
るためのターンテーブル１１が設けられている。このタ
ーンテーブル１１は、ギヤーボックス１２を介してター
ンテーブル駆動モータ１３によって回転駆動させられる
ようになっている。一方、ハウジング本体１の加熱室１
０の上部には、マイクロ波発生装置２０が設けられてお
り、ターンテーブル１１の上方に開いたマイクロ波放射
口２１から、矢印Ｍで示すように、加熱室１０内へとマ
イクロ波を放射するようになっている。
【００１８】さらに、ハウジング本体１の加熱室１０の
ドア２とは反対側の背面部には、加熱室仕切板３６が配
置されており、この加熱室仕切板３６の裏側にコイル状
の電熱ヒータ３０が配置されている。加熱室仕切板３６
は、加熱室１０の背部の上下に、熱風吹出し口３７と、
加熱室１０の背部の中央部に、熱風戻り口３８を作り出
している。電熱ヒータ３０の中心部には、ファン羽根３
２を有したファン３１が配置されており、このファン３
１は、ファンシャフト３４を介してブロワーモータ３５
によって回転駆動させられる。ファンシャフト３４に
は、冷却ファン３３が取り付けられており、モータ３５
の過熱を防止するようにしている。電熱ヒータ３０を付
勢し、且つブロワーモータ３５を付勢することにより、
電熱ヒータ３０によって加熱された空気がファン３１に
よって熱風として、矢印Ｈで示すように、熱風吹出し口
３７を通して加熱室１０内へと送り込まれるようになっ
ている。
ドア２とは反対側の背面部には、加熱室仕切板３６が配
置されており、この加熱室仕切板３６の裏側にコイル状
の電熱ヒータ３０が配置されている。加熱室仕切板３６
は、加熱室１０の背部の上下に、熱風吹出し口３７と、
加熱室１０の背部の中央部に、熱風戻り口３８を作り出
している。電熱ヒータ３０の中心部には、ファン羽根３
２を有したファン３１が配置されており、このファン３
１は、ファンシャフト３４を介してブロワーモータ３５
によって回転駆動させられる。ファンシャフト３４に
は、冷却ファン３３が取り付けられており、モータ３５
の過熱を防止するようにしている。電熱ヒータ３０を付
勢し、且つブロワーモータ３５を付勢することにより、
電熱ヒータ３０によって加熱された空気がファン３１に
よって熱風として、矢印Ｈで示すように、熱風吹出し口
３７を通して加熱室１０内へと送り込まれるようになっ
ている。
【００１９】さらにまた、本発明によって、ハウジング
本体１の上部に、水を霧状にして噴霧するための噴霧装
置４０が設けられている。この噴霧装置４０は、水を収
容するための加湿水槽を備えており、ハウジング本体１
の外部に設けられた加湿水槽ふた４３を開けることによ
り、その水槽内へ水を補給できるようになっている。加
熱室１０の上部に配置した断熱材４２を通して噴霧装置
４０から適当に配管することにより、噴霧口４１がマイ
クロ波放射口２１の近傍に配置されている。この噴霧装
置４０の噴霧手段は、圧力空気による霧化でも、超音波
による霧化でもよく、できるだけ細かい水滴として噴霧
口４１から、矢印Ｆで示すように、加熱室１０内へ水が
霧状に噴霧されるのが好ましい。
本体１の上部に、水を霧状にして噴霧するための噴霧装
置４０が設けられている。この噴霧装置４０は、水を収
容するための加湿水槽を備えており、ハウジング本体１
の外部に設けられた加湿水槽ふた４３を開けることによ
り、その水槽内へ水を補給できるようになっている。加
熱室１０の上部に配置した断熱材４２を通して噴霧装置
４０から適当に配管することにより、噴霧口４１がマイ
クロ波放射口２１の近傍に配置されている。この噴霧装
置４０の噴霧手段は、圧力空気による霧化でも、超音波
による霧化でもよく、できるだけ細かい水滴として噴霧
口４１から、矢印Ｆで示すように、加熱室１０内へ水が
霧状に噴霧されるのが好ましい。
【００２０】このように、噴霧は、マイクロ波放射口２
１付近の比較的にマイクロ波の強い部分になされるのが
望ましく、霧がターンテーブル１１上の食品に到達する
までに水分がマイクロ波によって加熱されるのが好まし
い。しかし、食品に噴霧液が到達してもその水分が蒸気
状にならなくても、食品の温度を極端に低下させなけれ
ば、マイクロ波によって食品は加熱されるので問題はな
い。
１付近の比較的にマイクロ波の強い部分になされるのが
望ましく、霧がターンテーブル１１上の食品に到達する
までに水分がマイクロ波によって加熱されるのが好まし
い。しかし、食品に噴霧液が到達してもその水分が蒸気
状にならなくても、食品の温度を極端に低下させなけれ
ば、マイクロ波によって食品は加熱されるので問題はな
い。
【００２１】また、電熱ヒータ３０およびファン３１の
付勢による熱風加熱と同時に噴霧を行わせる場合には、
細かな水分は、熱風に乗って加熱室１０内に撹拌され、
熱風によって蒸気化して食品を蒸し器のように加熱でき
る。そしてさらにマイクロ波発生装置２０によるマイク
ロ波加熱と電熱ヒータ３０による熱風加熱とを併用する
場合には、噴霧は、より一層蒸気化を速められる。
付勢による熱風加熱と同時に噴霧を行わせる場合には、
細かな水分は、熱風に乗って加熱室１０内に撹拌され、
熱風によって蒸気化して食品を蒸し器のように加熱でき
る。そしてさらにマイクロ波発生装置２０によるマイク
ロ波加熱と電熱ヒータ３０による熱風加熱とを併用する
場合には、噴霧は、より一層蒸気化を速められる。
【００２２】この実施例の複合型加熱装置においては、
マイクロ波発生装置２０によるマイクロ波加熱、電熱ヒ
ータ３０およびファン３１による熱風加熱、および噴霧
装置４０による水の噴霧の作動タイミングは、それぞれ
独立してなされうるようにしており、従って、食品の調
理条件に応じて、マイクロ波加熱のみ、熱風加熱のみ、
水の噴霧のみを行なうことも、これらを併合させて行な
うことも、自由に選択できるようにしている。
マイクロ波発生装置２０によるマイクロ波加熱、電熱ヒ
ータ３０およびファン３１による熱風加熱、および噴霧
装置４０による水の噴霧の作動タイミングは、それぞれ
独立してなされうるようにしており、従って、食品の調
理条件に応じて、マイクロ波加熱のみ、熱風加熱のみ、
水の噴霧のみを行なうことも、これらを併合させて行な
うことも、自由に選択できるようにしている。
【００２３】一般に、マイクロ波加熱のみの調理は、食
品内部の水分を加熱し、熱風加熱は食品を表面から加熱
することになるが、いずれも食品表面がパサパサになる
欠点があるが、本発明の装置によれば、食品をマイクロ
波加熱や熱風加熱すると同時に、すみやかに水蒸気を供
給して食品に吸収させ、食品の水分含量を高め、表面の
乾燥を抑えることができる。
品内部の水分を加熱し、熱風加熱は食品を表面から加熱
することになるが、いずれも食品表面がパサパサになる
欠点があるが、本発明の装置によれば、食品をマイクロ
波加熱や熱風加熱すると同時に、すみやかに水蒸気を供
給して食品に吸収させ、食品の水分含量を高め、表面の
乾燥を抑えることができる。
【００２４】なお、前述した実施例では、マイクロ波加
熱と熱風加熱との両者を行えるものとしたのであるが、
本発明は、これに限らず、マイクロ波加熱と噴霧との組
合せのみ、熱風加熱と噴霧との組合せのみ等の構成とす
ることもできる。また、熱風加熱のかわりに、電熱ヒー
タやガスヒータによる直接加熱を適用することもでき
る。
熱と熱風加熱との両者を行えるものとしたのであるが、
本発明は、これに限らず、マイクロ波加熱と噴霧との組
合せのみ、熱風加熱と噴霧との組合せのみ等の構成とす
ることもできる。また、熱風加熱のかわりに、電熱ヒー
タやガスヒータによる直接加熱を適用することもでき
る。
【００２５】
【発明の効果】本発明の複合型加熱装置によれば、次の
ような種々な食品処理を行える。 （１）マイクロ波加熱による加湿調理を簡単に行える。 （２）通常のヒーターの表面からの加熱による加湿調理
を簡単に行える。 （３）マイクロ波加熱と通常のヒーターの表面からの加
熱によるスピード加湿調理を簡単に行える。 （４）オーブン内での加湿を行える。 （５）内部加熱調理、焦げ目調理、蒸し調理およびこれ
らの組合せた調理を簡単に行える。 （６）加熱調理の他に、解凍装置、乾燥装置としても応
用できる。
ような種々な食品処理を行える。 （１）マイクロ波加熱による加湿調理を簡単に行える。 （２）通常のヒーターの表面からの加熱による加湿調理
を簡単に行える。 （３）マイクロ波加熱と通常のヒーターの表面からの加
熱によるスピード加湿調理を簡単に行える。 （４）オーブン内での加湿を行える。 （５）内部加熱調理、焦げ目調理、蒸し調理およびこれ
らの組合せた調理を簡単に行える。 （６）加熱調理の他に、解凍装置、乾燥装置としても応
用できる。
【図１】本発明の一実施例としての複合型加熱装置の外
観を示す斜視図である。
観を示す斜視図である。
【図２】図１の複合型加熱装置の内部構成を示す断面図
である。
である。
１ ハウジング本体 ２ ドア １０ 加熱室 １１ ターンテーブル １３ ターンテーブル駆動モータ ２０ マイクロ波発生装置 ２１ マイクロ波放射口 ３０ 電熱ヒータ ３１ ファン ３５ ブロワーモータ ３６ 加熱室仕切り板 ３７ 熱風吹出し口 ３８ 熱風戻り口 ４０ 噴霧装置 ４１ 噴霧口 ４２ 断熱材
Claims (5)
- 【請求項１】 被加熱物を収容する加熱室を定めるハウ
ジング本体と、該ハウジング本体に取り付けられ前記加
熱室内の被加熱物に対してマイクロ波加熱を行なうため
のマイクロ波発生手段または通常の表面からの加熱を行
なうための通常加熱手段と、前記ハウジング本体に取り
付けられ前記加熱室内に水を霧状にして噴霧するための
噴霧手段とを備えており、前記マイクロ波発生手段また
は通常加熱手段を作動中に前記噴霧手段を作動させると
き、該噴霧手段によって発生された霧状の水が、前記加
熱室内の被加熱物の表面に達する間に、該マイクロ波発
生手段によるマイクロ波加熱または該通常加熱手段によ
る加熱によって加熱されるように構成したことを特徴と
する複合型加熱装置。 - 【請求項２】 前記マイクロ波発生手段のマイクロ波放
射口と前記噴霧手段の噴霧口とは、前記加熱室の上部に
互いに近接して配置されている請求項１記載の複合型加
熱装置。 - 【請求項３】 前記マイクロ波発生手段および前記通常
加熱手段の両者が備えられている請求項１または２記載
の複合型加熱装置。 - 【請求項４】 前記マイクロ波発生手段、前記通常加熱
手段および前記噴霧手段は、それぞれ独立したタイミン
グにて作動させられる請求項１または２または３記載の
複合型加熱装置。 - 【請求項５】 前記通常加熱手段は、熱風加熱を行なう
請求項１または２または３または４記載の複合型加熱装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5602893A JPH06272866A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 複合型加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5602893A JPH06272866A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 複合型加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06272866A true JPH06272866A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13015617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5602893A Pending JPH06272866A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 複合型加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06272866A (ja) |
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