JP2004251478A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】飽和水蒸気又は過熱蒸気により被調理物の加湿,加熱調理を行う構成において、従来より高い加湿効率と加熱効率を有する加熱調理器を提供する。
【解決手段】被調理物70が収容される加熱室11と、飽和水蒸気を発生させる飽和水蒸気発生装置45と、飽和水蒸気を加熱室11内に噴射する飽和水蒸気吐出ノズル42更には飽和水蒸気吐出管42aとを備え、飽和水蒸気により被調理物70の調理を行う構成において、飽和水蒸気吐出管42aをフレキシブル管で構成し、この先端を被調理物70に向けて、飽和水蒸気を集中的に被調理物70に噴射可能にした構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飽和水蒸気さらには過熱蒸気を用いて庫内の食品を加湿,加熱調理する加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、水を加熱して飽和水蒸気を作り、これを加熱室内に噴射して、食品等の被調理物の乾燥を防止し、最適な湿度を保つことにより、食品の風味を保持する加熱調理器が知られている。また、飽和水蒸気を更に加熱した100°C以上の過熱蒸気によって、食品等の被調理物の加熱調理を行う加熱調理器も知られている。
【0003】
これらの加熱調理器においては、給水タンクに、水道水或いは、イオン交換樹脂により水中のカルシウムイオン,マグネシウムイオン等を除去した純水を貯留しておき、給水タンクから電磁ポンプ等を使って、必要量の水を飽和水蒸気発生装置に供給し、飽和水蒸気発生装置内のヒータによって、供給された水を飽和水蒸気とする。この飽和水蒸気を、金属パイプ等のノズルを使って加熱室に供給し、被調理物の調理中に適度な湿り気を与えることにより、乾燥を防ぐことができる。
【0004】
また、飽和水蒸気を過熱蒸気発生装置内のヒータで更に加熱すると、過熱蒸気が生成される。この過熱蒸気を、金属パイプ等のノズルを使って加熱室に供給することにより、被調理物の加熱調理を行うことができる。加熱室内の温度が被調理物に応じた所定の温度になり、被調理物に適した加熱時間が経過すると、過熱蒸気の供給が停止され、調理が完了する。
【0005】
このように、飽和水蒸気又は過熱蒸気を使用することにより、被調理物内の水分の蒸発を防止して、しっとりとした仕上りに調理することが可能である。特に、過熱蒸気は空気よりも熱伝達率が高いので、調理時間を短縮することができるとともに、加熱室内が無酸素状態に近くなり、被調理物の酸化を低減することが可能である。
【0006】
なお、従来の飽和水蒸気又は過熱蒸気を使用した加熱調理器の構造については、飽和水蒸気や過熱蒸気を金属パイプ等のノズルを介して食品近傍部に供給したり、ノズルを加熱室に装着して加熱室全体を加熱するといった、2種類のノズルを配設するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−141881号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような、飽和水蒸気発生装置で生成された飽和水蒸気、又は過熱蒸気発生装置で生成された過熱蒸気は、当然のことながら加熱室内に拡散して、加熱室全体が一様の湿度或いは温度になる。このように、飽和水蒸気又は過熱蒸気を使った加熱調理器の利点は、加熱室が一様の湿度や温度になることから、大量の被調理物を一度に調理できることにある。ところが、一般家庭においては、被調理物が業務用等と比較して少ないことから効率が悪く、結果として調理に時間がかかることが大きな欠点になっていた。
【0009】
また、特許文献1に記載のような加熱調理器では、過熱蒸気が加熱室内に供給されると、相対的に温度が低い加熱室内面や開閉扉周辺で過熱蒸気が冷却され、被調理物に十分な熱量が与えられないことがある。従って、マイクロ波加熱やヒータ加熱方式と比較して加熱効率が悪く、調理に大幅な時間を要する。また、過熱蒸気が結露して水滴が飛散し、被調理物に付着したり、被調理物の表面で結露したりして、被調理物が十分に加熱できなかったり、被調理物の表面が水っぽくなったりするなど、仕上りが悪くなるという問題が生じる。
【0010】
本発明は、上記のような問題点に鑑みなされたものであり、飽和水蒸気又は過熱蒸気により被調理物の加湿,加熱調理を行う構成において、従来より高い加湿効率と加熱効率を有する加熱調理器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、加熱室内に飽和水蒸気或いは過熱蒸気を吐出する蒸気吐出ノズルをフレキシブルとして、蒸気吐出ノズルを被調理物に向けて蒸気を集中的に噴射可能にしている。これにより、被調理物周辺の雰囲気温度を、加熱室内温度よりも高い温度に維持することができる。その結果、従来は加熱室の室内や開閉扉の温度上昇に使われていた熱量を、被調理物に向けることができ、また、蒸気が冷却されて結露することを抑えることが可能となる。
【0012】
また、加熱室内に飽和水蒸気或いは過熱蒸気を吐出する蒸気吐出ノズルを伸縮可能とし、被調理物の高さに応じて蒸気吐出ノズルの先端の位置を調節して、飽和水蒸気或いは過熱蒸気を近傍の最適な位置で被調理物に噴射可能にしている。これにより、被調理物を効率的に加湿,加熱調理でき、調理時間を大幅に短縮することができる。特に、過熱蒸気を用いた場合、蒸気吐出ノズルを集中的に被調理物に向けることで、蒸気の温度低下が少なく、被調理物に対して高い温度での加熱が可能となり、効率の良い加熱調理が可能となる。
【0013】
また、飽和水蒸気或いは過熱蒸気の吐出ノズルを複数設けた構成とすることにより、飽和水蒸気や過熱蒸気を相異なる複数の方向から集中的に被調理物に当てることができる。また、飽和水蒸気や過熱蒸気をより短時間で、加熱室内の広い範囲に送り込むことができる。その結果、加湿ムラ,加熱ムラを生じることなく、被調理物を効率よく調理することが可能となる。そして、様々な被調理物、様々な調理法に対応することが可能となる。
【0014】
また、飽和水蒸気発生装置と過熱蒸気発生装置が、一体に形成されている構成としても良い。これにより、各部品の表面積が小さくなるので、熱の放散を少なくすることができる。また、これらを各々別個の装置として設ける必要がないので、部品点数を削減することが可能となる。その結果、加熱調理器のエネルギー効率を向上することが可能となる。さらに、コストダウンや構造の簡素化、部品占有スペースの低減が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る加熱調理器の正面図であり、透視図法で表現したものである。同図において、加熱調理器1は、直方体状の筐体10を有している。そして、筐体10の内部には、直方体状の加熱室11が設けられている。また、加熱室11の手前側には、開閉自在な扉17が装着されている。さらに、加熱室11の各壁部及び扉17には、断熱対策が施されている。
【0016】
また、加熱室11内の底面には、被加熱物載置台3が着脱自在に設置されており、本実施形態では、これは皿状に形成した網体にて構成されている。また、被加熱物載置台3上には被調理物70が載置されており、これは調理終了後に取り出される。
【0017】
加熱室11の上側には、飽和水蒸気発生装置45が配置されている。飽和水蒸気発生装置45上面には、給水パイプ46を介して給水装置47が接続されており、途中の給水バルブ48によって、その給水量を調節する。また、飽和水蒸気発生装置45下面より下方に向けて、加熱室11側に飽和水蒸気吐出ノズル42が突設している。
【0018】
さらに、飽和水蒸気吐出ノズル42には、加熱室11内に飽和水蒸気を吐出するように、飽和水蒸気吐出管42aが着脱自在に接続されている。なお、飽和水蒸気吐出ノズル42は、加熱室11の側面壁から横方向に向けて配設されていても構わない。飽和水蒸気吐出管42aを接続して、加熱室11内に飽和水蒸気を吐出することができる構成であれば良い。
【0019】
また、加熱室11の右側には、図示しない制御部が配置されている。この制御部では、飽和水蒸気発生装置45,給水装置47,及び加熱調理器1全体の運転制御を行う。さらに、加熱室11の右側前面には、この制御部に対する指示を入力する操作パネル18が配置されている。なお、加熱室11の左上部より上方に突出する12は、加熱室11内の余分な空気及び蒸気を排出する排気口である。
【0020】
加熱調理器1の動作は次の通りである。まず、扉17を開き、被加熱物載置台3上に被調理物70を直接、或いは容器に入れた状態で置き、扉17を閉じる。扉17を閉じた後、操作パネル18より調理条件を入力する。上記制御部は、入力された調理条件に基づき、予めプログラムされている複数の調理法の中から最適のものを選択する。そして、飽和水蒸気発生装置45及び給水装置47を駆動し、加湿,加熱調理を開始する。
【0021】
加湿,加熱調理開始後、飽和水蒸気吐出ノズル42からは、飽和水蒸気発生装置45で生成された飽和水蒸気が、加熱室11内にすぐに吐出される構成である。また、飽和水蒸気吐出ノズル42に接続される飽和水蒸気吐出管42aは、フレキシブルに変形可能なフレキシブル管であり、先端の向きを調節して、被加熱物載置台3上の被調理物70に、集中的に飽和水蒸気を噴射することができるようになっている。
【0022】
なお、飽和水蒸気吐出ノズル42と飽和水蒸気吐出管42aは、一体に形成されていても良いし、分離可能に接続されていても良い。また、飽和水蒸気吐出管42aは、例えば瞬間湯沸し器のホースに代表されるように、任意の方向に向きを変えられる構造となっている。
【0023】
図2は、本発明の第2の実施形態に係る加熱調理器の正面図であり、透視図法で表現したものである。本実施形態は、前記第1の実施形態に、過熱蒸気発生装置が追加された構成となっている。同図に示すように、本実施形態の加熱調理器2では、加熱室11の上側において、過熱蒸気発生装置41に飽和水蒸気発生装置45が重ねて配置されている。
【0024】
過熱蒸気発生装置41と飽和水蒸気発生装置45は、蒸気供給パイプ44を介して接続されている。飽和水蒸気発生装置45上面には、給水パイプ46を介して給水装置47が接続されており、途中の給水バルブ48によって、その給水量を調節する。また、過熱蒸気発生装置41下面より下方に向けて、加熱室11側に過熱蒸気吐出ノズル40が突設している。
【0025】
さらに、過熱蒸気吐出ノズル40には、加熱室11内に過熱蒸気を吐出するように、過熱蒸気吐出管40aが接続されている。なお、過熱蒸気吐出ノズル40は、第1の実施形態と同様に、加熱室11の側面壁から横方向に向けて配設されていても構わない。過熱蒸気吐出管40aを接続して、加熱室11内に過熱蒸気を吐出することができる構成であれば良い。
【0026】
本実施形態では、飽和水蒸気発生装置45で生成された飽和水蒸気を、更に過熱蒸気発生装置41で加熱して、100℃以上の過熱蒸気を生成し、過熱蒸気吐出ノズル40ひいては過熱蒸気吐出管40aから、被加熱物載置台3上の被調理物70に、集中的に過熱蒸気を噴射して、被調理物70を短時間で加湿,加熱調理する。
【0027】
加熱調理器2の動作は次の通りである。まず、第1の実施形態と同様に、扉17を開き、被加熱物載置台3上に被調理物70を直接、或いは容器に入れた状態で置き、扉17を閉じる。調理条件の入力及び調理法の選択についても、第1の実施形態と同様である。そして、飽和水蒸気発生装置45,給水装置47,及び過熱蒸気発生装置41を駆動し、高温加熱調理を開始する。
【0028】
高温加熱調理開始後、過熱蒸気吐出ノズル40からは、過熱蒸気発生装置41で生成された過熱蒸気が、加熱室11内にすぐに吐出される構成である。また、過熱蒸気吐出ノズル40に接続される過熱蒸気吐出管40aは、第1の実施形態と同様、フレキシブルに変形可能なフレキシブル管であり、先端の向きを調節して、被加熱物載置台3上の被調理物70に、高温の過熱蒸気を集中的に噴射することができるようになっている。これにより、被調理物70を短時間で加熱調理することが可能となる。
【0029】
なお、過熱蒸気吐出ノズル40と過熱蒸気吐出管40aは、一体に形成されていても良いし、分離可能に接続されていても良い。また、過熱蒸気吐出管40aは、例えば瞬間湯沸し器のホースに代表されるように、任意の方向に向きを変えられる構造となっている。
【0030】
図3は、本発明の第3の実施形態に係る加熱調理器の正面図であり、透視図法で表現したものである。本実施形態は、上記第1及び第2の実施形態を概ね組み合わせた構成となっている。同図に示すように、本実施形態の加熱調理器4では、加熱室11の上側において、飽和水蒸気発生装置45及び一体型過熱蒸気発生装置50がそれぞれ配置されている。一体型過熱蒸気発生装置50は、上記飽和水蒸気発生装置45と過熱蒸気発生装置41を一体化させたものである。なお、飽和水蒸気発生装置45又は一体型過熱蒸気発生装置50のいずれかが複数配置された構成としても良い。
【0031】
飽和水蒸気発生装置45及び一体型過熱蒸気発生装置50それぞれの上面には、給水パイプ46を介して共通の給水装置47が接続されており、途中の給水バルブ48によって、その給水量を調節する。また、飽和水蒸気発生装置45下面より下方に向けて、加熱室11側に飽和水蒸気吐出ノズル42が突設している。一方、一体型過熱蒸気発生装置50下面より下方に向けて、上記過熱蒸気発生装置41と同様に、加熱室11側に過熱蒸気吐出ノズル40が突設している。
【0032】
一体型過熱蒸気発生装置50内では、水から飽和水蒸気を生成し、その後、過熱蒸気を生成する。本実施形態では、蒸気を発生する部品の表面積を小さくすることで、熱の放散を少なくすることができるので、加熱調理器のエネルギー効率を向上させることが可能となる。また、部品点数の削減により、コストダウンや構造の簡素化が可能となる。
【0033】
さらに、飽和水蒸気吐出ノズル42には、加熱室11内に飽和水蒸気を吐出するように、飽和水蒸気吐出管42aが着脱自在に接続されている。また、過熱蒸気吐出ノズル40には、加熱室11内に過熱蒸気を吐出するように、過熱蒸気吐出管40aが着脱自在に接続されている。
【0034】
なお、飽和水蒸気吐出ノズル42及び過熱蒸気吐出ノズル40は、一方或いは両方共、加熱室11の側面壁から横方向に向けて配設されていても構わない。飽和水蒸気吐出管42a及び過熱蒸気吐出管40aを各々接続して、加熱室11内に飽和水蒸気及び過熱蒸気を吐出することができる構成であれば良い。
【0035】
本実施形態の加熱調理器4では、上記第1及び第2の実施形態それぞれにおける調理、更には両方を組み合わせた調理が可能である。即ち、飽和水蒸気発生装置45で生成された飽和水蒸気により、加湿,加熱調理が可能であるとともに、一体型過熱蒸気発生装置50で生成された過熱蒸気により、高温加熱調理が可能であり、更にはこれらを組み合わせて調理することが可能である。
【0036】
その他、本実施形態では、上述した調理以外にも、以下のような使い方が可能である。例えば、飽和水蒸気吐出管42aから熱水を含んだ飽和水蒸気を噴射して、加熱室11の内壁を清掃し、油汚れを浮き上がらせて、そのまま室外へ流し去るか、或いは布巾等を使って油汚れを拭き取る。
【0037】
その後、過熱蒸気吐出管40aから高温の過熱蒸気を噴射して、加熱室11内を乾燥させることができる。過熱蒸気には殺菌作用もあるので、本発明のような加熱調理器に限らず、オーブンや食器洗い乾燥機、更には洗濯乾燥機等に応用すれば、洗浄,殺菌,乾燥の機能を果たすことができる。
【0038】
図4は、本発明の第4の実施形態に係る加熱調理器の加熱室を示す正面図である。加熱調理器の基本構成については、上記第1〜第3の実施形態と同様であるが、本実施形態では、蒸気吐出部を伸縮可能な構造にしたことを特徴としている。同図において、加熱室11の上側に配置されている、ここでは図示しない上記飽和水蒸気発生装置或いは過熱蒸気発生装置の下面より下方に向けて、加熱室11側に蒸気吐出ノズル49が突設している。
【0039】
さらに、蒸気吐出ノズル49には、加熱室11内に蒸気を吐出するように、蒸気吐出管49aが接続されている。蒸気吐出管49aは、矢印の方向即ち上下方向に伸縮可能であり、加熱室11の上部から下方に向けて、被調理物の高さに応じて先端の位置を調節できるようになっており、被加熱物載置台3上の被調理物70に蒸気吐出管49aを近接させ、蒸気を被調理物70近傍の最適位置で噴射することができるようになっている。また、同図では蒸気吐出管49aが被調理物70に最も近くなる場所に配設されている。なお、被調理物70は被加熱物載置台3上に載置された容器71に入れられている。
【0040】
そして、蒸気吐出管49a先端は、被調理物70が入った容器71の内部に位置決めされており、蒸気を吐出する際、蒸気が容器71から出にくくなるようにしてある。また、同図に示す蒸気吐出管49aは、被調理物70に近づくに連れ、徐々に内径が小さくなっている。即ち先端に向かって径を絞るように構成されている。これにより、蒸気の吐出速度が高くなるので、被調理物を局部的に加熱したり、選択的に焦げ目を付けたりすることが可能になる。
【0041】
上記のように本発明の実施形態を示したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。例えば、本発明に誘電加熱手段を組み合わせることも可能である。
【0042】
なお、特許請求の範囲で言う吐出ノズルは、実施形態における各吐出ノズル更には各吐出管に対応している。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、飽和水蒸気又は過熱蒸気により被調理物の加湿,加熱調理を行う構成において、従来より高い加湿効率と加熱効率を有する加熱調理器を提供することができる。
【0044】
具体的には、飽和水蒸気又は過熱蒸気の吐出管をフレキシブルに変形可能に配設することにより、湿度又は温度を加熱室壁面等に奪われることが少なく、被調理物を直接加熱するので、効率良く調理することが可能となる。
【0045】
また、飽和水蒸気又は過熱蒸気の吐出管を伸縮可能に配設することにより、被調理物を直接加湿,加熱できるので、調理時間を短縮することができる。さらに、吐出管を被調理物の容器内まで延長すれば、湿気や熱が逃げにくく、更に効率的な調理が可能である。つまり、飽和水蒸気や過熱蒸気を使った調理器の課題であった、調理の効率化を図ることができる効果がある。
【0046】
さらに、蒸気吐出管を複数設けることにより、調理だけでなく、洗浄,殺菌,乾燥の機能を持たせることもでき、調理器だけでなく、食器乾燥機,洗濯乾燥機等に応用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る加熱調理器の正面図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る加熱調理器の正面図。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る加熱調理器の正面図。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る加熱調理器の加熱室を示す正面図。
【符号の説明】
1 加熱調理器
2 加熱調理器
3 被加熱物載置台
4 加熱調理器
10 筐体
11 加熱室
12 排気口
17 扉
18 操作パネル
40 過熱蒸気吐出ノズル
40a 過熱蒸気吐出管
41 過熱蒸気発生装置
42 飽和水蒸気吐出ノズル
42a 飽和水蒸気吐出管
44 蒸気供給パイプ
45 飽和水蒸気発生装置
46 給水パイプ
47 給水装置
48 給水バルブ
49 蒸気吐出ノズル
49a 蒸気吐出管
50 一体型過熱蒸気発生装置
70 被調理物
71 容器

Claims (5)

  1. 被調理物が収容される加熱室と、飽和水蒸気を発生させる飽和水蒸気発生手段と、前記飽和水蒸気を加熱室内に噴射する吐出ノズルとを備え、飽和水蒸気により前記被調理物の調理を行う加熱調理器において、
    前記吐出ノズルをフレキシブル管で構成し、該吐出ノズルの先端を前記被調理物に向けて、前記飽和水蒸気を集中的に該被調理物に噴射可能にして成ることを特徴とする加熱調理器。
  2. 被調理物が収容される加熱室と、過熱蒸気を発生させる過熱蒸気発生手段と、前記過熱蒸気を加熱室内に噴射する吐出ノズルとを備え、過熱蒸気により前記被調理物の調理を行う加熱調理器において、
    前記吐出ノズルをフレキシブル管で構成し、該吐出ノズルの先端を前記被調理物に向けて、前記過熱蒸気を集中的に該被調理物に噴射可能にして成ることを特徴とする加熱調理器。
  3. 被調理物が収容される加熱室と、飽和水蒸気を発生させる飽和水蒸気発生手段と、前記飽和水蒸気を加熱室内に噴射する吐出ノズルとを備え、飽和水蒸気により前記被調理物の調理を行う加熱調理器において、
    前記吐出ノズルを伸縮可能に構成し、前記被調理物の高さに応じて該吐出ノズルの先端の位置を調節して、前記飽和水蒸気を該被調理物近傍で噴射可能にして成ることを特徴とする加熱調理器。
  4. 被調理物が収容される加熱室と、過熱蒸気を発生させる過熱蒸気発生手段と、前記過熱蒸気を加熱室内に噴射する吐出ノズルとを備え、過熱蒸気により前記被調理物の調理を行う加熱調理器において、
    前記吐出ノズルを伸縮可能に構成し、前記被調理物の高さに応じて該吐出ノズルの先端の位置を調節して、前記過熱蒸気を該被調理物近傍で噴射可能にして成ることを特徴とする加熱調理器。
  5. 前記吐出ノズルを複数設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の加熱調理器。
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