JPH0325757B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、睡眠時間に応じてアラーム音を異な
らせるアラーム時計に関するものである。

［従来の技術］ 従来のアラーム時計ではアラーム音が固定され
ているものが多いが、音量調整付きのものもあ
る。

［発明が解決しようとする問題点］ アラーム音量が固定されていると、例えば睡眠
時間が十分であれば、音量は小さくてよいが、睡
眠時間が不足している場合には、同じ音量では起
きられないことがある。

従来の音量調整付きのものでは、寝る前に自分
で調整しなければならなかつた。

本発明は、睡眠時間に応じてアラーム音を異ら
せるようにしたものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、就寝を検出してからアラームの設定
時刻までの時間を睡眠時間として、この睡眠時間
に応じてアラーム音を異ならせるようにしたもの
である。

［実施例］ 図面において、１は発振器、２は分周器、３は
モータ４の駆動回路、モータ４は時刻表示用指針
（図示せず。）の歩進用のものである。５は睡眠時
間の計時回路、６は音量制御回路で、睡眠時間に
応じてアラーム音の音量を制御するものである。
７はアラーム装置、８はフリツプフロツプ回路、
９，１０はワンシヨツト回路、１１はゲート回
路、１２はアラームのセツトスイツチ、１３はア
ラームスイツチである。

つぎに動作について説明する。夜、寝る前にセ
ツトスイツチ１２を閉じてアラームをセツトする
と、ワンシヨツト回路９からのパルスによつてフ
リツプフロツプ回路８がセツトされ、計時回路５
のリセツトが解除されて睡眠時間の計時を開始す
る。

そしてアラーム時刻になつて、アラームスイツ
チ１３が閉じるとゲート回路１１の出力によつて
アラーム装置７が動作し、アラーム音が発生す
る。その音量は、このときの計時回路５の内容、
すなわち睡眠時間に応じたものとなつている。つ
まり、睡眠時間が短い場合には音量を大きくし、
長い場合には音量を小さくするものである。これ
によつて、睡眠時間に応じた音量で、確実にかつ
心地よく目覚めることができる。

なお、セツトスイツチ１２を開いて鳴止めを行
なうと、フリツプフロツプ回路８がリセツトさ
れ、計時回路５がリセツト状態に保持される。

ところで、上記の例では、アラームのセツトか
らアラーム時刻までを睡眠時間としたが、例えば
消灯からアラーム時刻までを睡眠時間として計時
するようにしてもよい。この場合には、フオトセ
ンサを用い、消灯による明るさの急激な変化を検
出して計時を開始するものである。

またアラーム音は、音量を変えるのに限らず、
音質を変えるようにしてもよい。例えば、睡眠時
間が長い場合には、刺激の少ない音とし、睡眠時
間の短い場合には、耳障りな音にして目覚め易く
するのである。

さらに、アラーム音は漸次音量が大きくなるも
のとし、睡眠時間の長さに応じて、鳴始めの音量
を異ならせるようにしてもよい。

［効果］ 本発明によれば、アラームのセツトあるいは消
灯等から就寝を検出し、この検出からアラームの
設定時刻までの時間を睡眠時間とし、この睡眠時
間の長さに応じてアラーム音を制御するようにし
たので、睡眠時間が長くて眠りが浅いときにはさ
わやかに目覚めさせ、睡眠時間が短くて眠りが深
いときにも確実に目覚めさせることができる。し
かも寝る際に、アラーム音の音量、音質等を自分
で調整する必要がない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示した論理回路図で
ある。 ５……時計回路、６……音量制御回路、７……
アラーム装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 設定時刻にアラーム音を発生するアラーム装
   置と、アラームのセツトあるいは消灯等を検出し
   て就寝を判定する判定回路と、この判定回路から
   の出力発生から上記設定時刻までの時間を睡眠時
   間として出力する睡眠時間出力回路と、この睡眠
   時間出力回路からの出力に応じてアラーム音を制
   御する制御回路とからなるアラーム時計。