JP2714532B2 - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP2714532B2
JP2714532B2 JP33816893A JP33816893A JP2714532B2 JP 2714532 B2 JP2714532 B2 JP 2714532B2 JP 33816893 A JP33816893 A JP 33816893A JP 33816893 A JP33816893 A JP 33816893A JP 2714532 B2 JP2714532 B2 JP 2714532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の時計は、誘眠音およびア
ラーム音を出力する時計に関する。
【0002】
【従来の技術】誘眠効果を高めたり、快い目覚めを可能
とする種々の態様で音響を出力できる時計が知られてい
る。例えば、実開平1−67835号は、アラーム動作
時にアラーム音の音量を漸次大きくすることで快い目覚
めを可能とし、スリープ動作時には誘眠音を漸次小さく
することで誘眠効果を高める時計を開示する。また、特
公平−3−25757号は、ユーザがアラーム設定を行
った時刻と、当該アラーム設定で設定されたアラーム時
刻とに基づいて睡眠時間を算出し、当該睡眠時間に応じ
たアラーム音を出力することで、快い目覚めを可能とす
る時計を開示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の時計では、ある程度は、誘眠効果を高めたり快い目覚
めを可能にできるが、人間が睡眠状態から覚醒状態にな
るまでの睡眠度の変化を深く考慮しておらず、その効果
は十分とはいえない。特に、睡眠時間が短い場合に、目
覚まし用の音響の音量を設定時刻から単に段階的に大き
くして出力したのでは、覚醒時にユーザに大きな不快感
を与える。また、誘眠用の音響の音量を単に段階的に小
さくして出力しても、あまり高い誘眠効果を得ることが
できない。
【0004】本発明は上述した従来技術の状況に鑑みて
なされ、誘眠効果をさらに高め、また、さらに快い目覚
めを可能にする時計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
時計は少なくとも1つの音響パターンと正弦波状に変化
する音量パターンとを記憶する記憶手段と、設定時刻に
前記記憶手段に記憶された音響パターンおよび音量パタ
ーンを読み出し、当該読み出した音響パターンを当該読
み出した音量パターンでレベル調整するレベル調整手段
と、前記レベル調整された音響を出力する出力手段とを
有する。
【0006】また、本発明の時計は、特定的には、前記
記憶手段は複数の種類の音量パターンを記憶し、設定時
刻および音響出力可能状態にされた時刻に基づいて睡眠
時間を算出する算出手段と、当該算出された睡眠時間に
基づいて、前記複数の種類の音量パターンのなかから前
記レベル調整を行う音量パターンを特定する特定手段と
をさらに有する。
【0007】さらに、本発明の時計は、特定的には、前
記音量パターンに基づいて前記音響パターンに応じた音
響を出力中に当該出力の一時鳴り止めを示すスヌーズ指
示を入力した場合に、音量パターンにおける前記スヌー
ズ指示を入力したタイミングから遡った最も近い位置に
ある波形の傾きの変化点を出力開始時点として決定する
スヌーズ手段をさらに有し、前記レベル調整手段は、前
記スムーズ指示に応じて次にレベル調整を行うときに、
前記音量パターンのうち前記決定された出力開始時点か
ら始まるパターンを用いて音響をレベル調整を行う。
【0008】
【作用】本発明の時計では、例えば、ユーザからの操作
に応じた予め設定された設定時刻になると、例えば、レ
ベル調整手段によって所定の音響パターンおよび音量パ
ターンが読み込まれる。そして、レベル調整手段におい
て、当該読み込まれた音響パターンが当該読み込まれた
音量パターンに応じた例えばゆらぎのある音量にレベル
調整され、レベル調整された音響パターンに応じた音響
が出力手段から出力される。
【0009】また、本発明の時計では、算出手段におい
て、設定時刻および音響出力可能状態にされた時刻に基
づいて睡眠時間が算出される。そして、例えば、予め定
められた設定時刻になると、調整手段によって、上記算
出された睡眠状態に応じた音量パターンが記憶手段から
読み取られ、当該読み取られた音量パターンに応じて音
響のレベル調整が行われる。
【0010】さらに、本発明の時計では、前記音量パタ
ーンに基づいて前記音響パターンに応じた音響を出力中
に当該出力を一時鳴り止めを示すスヌーズ指示を入力す
ると、スヌーズ手段によって、音量パターンにおける前
記スヌーズ指示を入力したタイミングから遡った最も近
い位置にある波形の傾きの変化点が出力開始時点として
決定される。そして、レベル調整手段によって、前記ス
ムーズ指示に応じて次にレベル調整を行うときに、前記
音量パターンのうち前記決定された出力開始時点から始
まるパターンを用いて音響のレベル調整が行われる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例に係わる時計について
説明する。第1実施例について説明する。図1は、本実
施例の時計1の構成図である。図1に示すように、時計
1は主にマイコン2、音源装置3、電子ボリューム4、
スピーカ5、スイッチ部6、アンプ7、音量調整部8お
よび時計機構(図示せず)で構成される。スイッチ部6
は、目安スイッチ6a、目覚ましスイッチ6b、安眠ス
イッチ6c、モニタスイッチ6dおよび電源スイッチ6
eで構成される。
【0012】目安スイッチ7aは、例えば、ユーザから
の操作に応じて目覚まし用の音響をビープ音で出力する
時刻である目安セット時刻を設定するスイッチであり、
当該設定が行われているときにオンになる。目覚ましス
イッチ7bは、ユーザの操作に応じてオン/オフされ、
時計機構の示す時刻と目安セット時刻から所定時間だけ
遡った時刻とが一致したときに、目覚まし用の音響を出
力する目覚まし動作を行うか否かを決定するスイッチで
ある。安眠スイッチ6cは、ユーザの操作に応じてオン
/オフされ、後述する安眠動作を行うか否かを決定する
スイッチである。モニタスイッチ6dは、ユーザの操作
に応じてオン/オフされ、指定された音響を指定された
音量パターンでスピーカ5から出力するモニタ動作を行
うか否かを決定するスイッチである。この場合は、モニ
タ時間は1分程度に短縮してある。電源スイッチ6e
は、ユーザからの操作に応じて、時計1における音響系
の電源をオン/オフするスイッチである。
【0013】マイコン2は、スイッチ部6から指示信号
S6を入力し、当該指示信号S6に応じた制御信号S2
aおよび制御信号S2bを音源装置3および電子ボリュ
ーム4にそれぞれ出力する。マイコン2は、スピーカ5
から出力する音響に関する複数の音量パターンを記憶し
ている。音量パターンは、正弦波状に時間的に変化する
音量を示すパターンである。この音量パターンの種類
は、目覚まし用と安眠用とに大きく分けられる。
【0014】目覚まし用の音量パターンとしては、例え
ば図5に示す音量パターン80a、80b、80cが用
いられ、これらの音量パターンは音響発生開始時刻(0
分)から目安セット時刻(15分)までの間に音量を正
弦波で構成される波形で約60dBからビープ音の約9
0dBに変化させるものである。目安セット時刻以降は
ビープ音が繰り返し出力される。このように、正弦波で
構成される波形の音量パターンを用いて目覚まし用の音
響を目安セット時刻から15分だけ遡った時刻から出力
することで、ユーザの眠りを深い状態から浅い状態に誘
引し、目安セット時刻に不快感を与えずにユーザを覚醒
させることができる。
【0015】音量パターン80a、80b、80cは、
ユーザをできるだけ不快感を与えずに覚醒させるため
に、それぞれ対応した睡眠予定時間に応じて作成されて
いる。図2は、人間の睡眠状態を説明するための図であ
る。図2に示すように、人間の睡眠状態は覚醒度および
睡眠深度に関してゆらぎを有する波形をしているため、
図5に示すようなゆらぎを有する音量パターンを用いる
ことで音響が人間に与える不快感を効果的に低下でき
る。音量パターン80aは図2に示す睡眠予定時間Aの
場合に用いられるパターン、音量パターン80bは図2
に示す睡眠予定時間Bの場合に用いられるパターン、音
量パターン80cは図2に示す睡眠予定時間Cの場合に
用いられるパターンであり、音量パターン80a、80
bは複数の極大値を有する。このように、睡眠予定時間
に応じて作成された音量パターンを用いることで、覚醒
時におけるユーザの不快感を和らげることができる。睡
眠予定時間は、例えばマイコン2において、ユーザによ
る目安スイッチ6cの操作に応じて目安セット時刻が設
定された時刻、および、時計機構の示す時刻に基づいて
算出される。
【0016】安眠用の音量パターンとしては、例えば図
6に示す音量パターン81が用いられ、この音量パター
ン81は例えば安眠スイッチ6cがオンにされた安眠セ
ット時刻から15分経過するまでの間に安眠用の音響を
正弦波状で構成される波形で約75dBから約60dB
の音量に変化させる。このように、安眠用の音響の音量
を正弦波状で構成される波形で変化させて出力すること
で、誘眠効果を高めることができる。
【0017】制御信号S2aは、音源装置3に記憶され
た複数の種類の音響信号のうちスピーカ5から出力する
音響信号を特定する信号である。制御信号S2bは、予
め記憶された複数の音量パターンのうち特定の音量パタ
ーンに応じた信号である。
【0018】音源装置3は、例えば、複数の種類の音響
信号を記憶した内蔵ROMなどを有し、マイコン2から
の制御信号S2aに基づいて、所定の音響信号S3を電
子ボリューム4に出力する。
【0019】電子ボリューム4は、音源装置3から入力
した音響信号S3の音量を、マイコン2から入力した制
御信号S2bに対応した音量パターンでレベル調整し、
このレベル調整された音響信号S4を出力端子P47に
出力する。
【0020】音量調整部8を構成する可変抵抗R27
は、一端が電子ボリューム4の出力端子P47に接続さ
れ、他端が接地されている。音量調整部8は、例えば、
回転部を回転させることでアンプ7の入力端子に接続さ
れた可変部27aの抵抗R27における接続位置を変化
せさ、この変化に応じて出力端子47に現れる音響信号
S4のレベルを変化させてアンプ7の入力端子に出力す
る。
【0021】アンプ7は、可変部27aのレベルを所定
の増幅率で増幅してスピーカ5の入力端子に出力する。
アンプ7の電源は、pnp型のトランジスタTr28を
介して電源電圧Vccが印加され、Tr28のベースに
出力されるマイコン2からの制御信号S2cに応じてオ
ン/オフされる。
【0022】以下、電子ボリューム4の構成について詳
細に説明する。図1において、R11〜R16およびR
21〜R26はレジスタ、INV31〜INV36はイ
ンバータ、P41a〜P46a、P41b〜P46b、
P51a〜P56aおよびP51b〜P56bは端子、
G61a〜G66aおよびG61b〜G66bはゲート
を示す。電子ボリューム4は、マイコン2から入力され
る6ビットの制御信号S2bの各ビットに対応した6つ
の切換回路71〜76を有する。
【0023】切換回路71は、抵抗R11、音源装置3
からの音響信号S3を入力する端子P41a、接地され
た端子P41b、抵抗R11と接続された端子P51a
および端子P51b、制御信号S2bのうち対応するビ
ット情報を伝達するビット線に直接接続され端子P41
a、端子P41aと端子P51aとの接続の有無を決定
するゲートG61a、および、上記ビット線にインバー
タINV31を介して接続され端子P41bと端子P5
1bとの接続の有無を決定するゲート61bを有する。
ゲートG61a、G61bは、例えばハイレベルのとき
に上記接続をオン、ローレベルのときの上記接続をオフ
にし、ゲートG61bにはゲートG61aに印加される
信号と逆相の信号が印加される。従って、ゲートG61
aおよびゲートG61bのいずれか一方のみオンにな
る。その結果、抵抗R11の出力端子と反対側の端子に
は、音響信号S3に応じたレベル、および、接地レベル
のいずれかのレベルが現れる。切換回路72〜76は、
切換回路71と同一の構成である。
【0024】切換回路71の出力端子となる抵抗R11
の端子は、順次直列に接続された抵抗R22、R23、
R24、R25、R26およびコンデンサC70を介し
て電子ボリューム4の出力端子P47に接続されてい
る。切換回路72の出力端子となる抵抗R12の端子は
抵抗R22と抵抗R23との接続部に接続され、切換回
路73の出力端子となる抵抗R13の端子は抵抗R23
と抵抗R24との接続部に接続され、切換回路74の出
力端子となる抵抗R14の端子は抵抗R23と抵抗R2
4との接続部に接続され、切換回路75の出力端子とな
る抵抗R15の端子は抵抗R25と抵抗R26との接続
部に接続され、切換回路76の出力端子となる抵抗R1
6の端子は抵抗R26とコンデンサC70との接続部に
接続され、当該接続部と反対側のコンデンサC70の端
子が電子ボリューム4の出力端子P47となる。
【0025】電子ボリューム4は、制御信号S2bに基
づいて抵抗R11〜R16の入力側の端子のレベルを音
響信号S3および接地のいずれかに決定することで、ス
ピーカ5の入力端子に現れる音響信号S3のレベルを2
6 =64段階に増幅および接地してレベル調整する。
【0026】例えば、制御信号S2bが「11111
1」のとき、ゲートG61a〜G66aが全てオン、ゲ
ートG61b〜G66bが全てオフになり、電子ボリュ
ーム4は実質的に図3(A)に示す等化回路となり、電
子ボリューム4に入力される音響信号S3のレベルは上
記64段階のうち最大に増幅されて出力端子R71に出
力される。また、例えば制御信号S2bが「00000
0」のとき、ゲートG61a〜G66aが全てオフ、ゲ
ートG61b〜G66bが全てオンになり、電子ボリュ
ーム4は実質的に図3(B)に示す等化回路となり、電
子ボリューム4に入力される音響信号S3のレベルは接
地レベルで出力端子R71に出力される。上述したよう
に、電子ボリューム4を用いることで音源装置3からの
音響信号S3を、マイコン2からの制御信号S2bに基
づいて、64段階の音量を用いてレベル調整することが
できる。
【0027】次に、時計1における処理について説明す
る。図4は時計1における処理のフローチャートであ
る。 ステップS1:マイコン2は電源スイッチ6eがオンで
あると判断すると、ステップS2の処理を行う。 ステップS2:システムに関する所定の初期化処理が行
われる。 ステップS3:マイコン2からトランジスタTr28の
ベースにハイレベルの制御信号S2cが出力され、トラ
ンジスタTr28はオフになり、電源電圧Vccのアン
プ7への印加は停止する。 ステップS4:マイコン2は、所定の指示信号を入力す
るとステップS5の処理を行う。
【0028】ステップS5:マイコン2からトランジス
タTr28のベースにローレベルの制御信号S2cが出
力され、トランジスタTr28はオンになり、電源電圧
Vccのアンプ7への印加が行われる。このように、音
声出力を行わないときにVccからアンプ7への電源供
給を停止させることで電池を節約できる。 ステップS6:マイコン2は目安スイッチ6cがオンで
あるか否かを判断する。マイコン2は、目安スイッチ6
cがオンであると判断し、なおかつ、時計機構の示す時
刻と予め設定された目安セット時刻から15分だけ遡っ
た時刻とが一致していると判断した場合にはステップS
7の処理を行い、そうでない場合にはステップS9の処
理を行う。 ステップS7:マイコン2は目覚ましスイッチ6bがオ
ンであるか否かを判断し、オンであると判断した場合に
はステップS8の処理を行い、オフであると判断した場
合にはステップS9の処理を行う。
【0029】ステップS8:マイコン2は目覚まし動作
を行う。目覚まし動作において、マイコン2は、目覚ま
し用の音響として予め定められた音響を特定する制御信
号S2aを音源装置3に出力すると共に、予め記憶され
た複数の音量パターンのうち睡眠予定時間に応じて特定
された音量パターンに対応した制御信号S2bを電子ボ
リューム4に出力する。 音源装置3は制御信号S2aを入力すると、制御信号S
2aで特定される音響信号S3を電子ボリューム4に出
力する。そして、電子ボリューム4は、音源装置3から
入力された音響信号S3を、マイコン2から入力された
制御信号S2bに基づいてレベル調整して、出力端子S
47に出力し、出力端子S47のレベルに応じた音響が
スピーカ5から出力される。このとき、スピーカ5から
出力される目覚まし用の音響の音量パターンは例えば図
5に示す音量パターン80a、80b、80cになる。
マイコン2は、ユーザの操作に応じて目覚ましスイッチ
6bがオフにされると上述した目覚まし動作を終了し、
ステップS6の処理を再び行う。
【0030】ステップS9:マイコン2は、安眠スイッ
チ6cがオンであるか否かを判断し、オンであると判断
した場合にはステップS12の処理を行い、オフである
と判断した場合にはステップS10の処理を行う。
【0031】ステップS12:マイコン2は安眠動作を
行う。安眠動作において、マイコン2は、安眠用の音響
として予め定められた音響を特定する制御信号S2aを
音源装置3に出力すると共に、安眠用の音量パターンに
対応した制御信号S2bを電子ボリューム4に出力す
る。 音源装置3は制御信号S2aを入力すると、制御信号S
2aで特定される音響信号S3を電子ボリューム4に出
力する。そして、電子ボリューム4は、音源装置3から
入力された音響信号S3を、マイコン2から入力された
制御信号S2bに基づいてレベル調整して、出力端子S
47に出力し、出力端子S47のレベルに応じた音響が
スピーカ5から出力される。このとき、スピーカ5から
出力される安眠用の音響の音量パターンは例えば図6に
示す音量パターン81になる。マイコン2は、例えば安
眠用の音響の出力開始時から15分経過すると、上述し
た安眠動作を終了し、ステップS6の処理を再び行う。
【0032】ステップS10:マイコン2は、モニタス
イッチ6dがオンであるか否かを判し、オンであると判
断した場合にはステップS11の処理を行い、オフであ
る判断した場合にはステップS6の処理を再び行う。
【0033】ステップS11:マイコン2はモニタ動作
を行う。マイコン2は、モニタ動作において、安眠用あ
るいは目覚まし用の音響として予め定められた音響を、
特定された安眠用あるいは目覚まし用の音量パターンを
用いてスピーカ5から出力する。
【0034】上述したように、本実施例の時計1によれ
ば、誘眠用および目覚まし用の音響を、正弦波状の波形
で音量を時間的に変化させて出力することで、誘眠効果
を高め、また、覚醒時におけるユーザの不快感を和らげ
る効果を高めることができる。また、本実施例の時計1
によれば、睡眠予定時間に応じて快い目覚めを可能にす
る複数の音量パターンを用意し、例えば、ユーザからの
操作に応じて目覚ましスイッチ6bがオンにされた時刻
と、目安スイッチ6aを用いて設定された目安セット時
刻とに基づいて算出された睡眠予定時間に基づいて音量
パターンを決定するため、覚醒時におけるユーザの不快
感を和らげる効果をさらに高めることができる。さら
に、本実施例の時計1によれば、目安セット時刻から所
定時間だけ遡った時刻から低音の音量パターンで音響を
出力するため、目安セット時刻におけるユーザの快い目
覚めを誘引できる。
【0035】第2実施例について説明する。本実施例で
は、上述した第1実施例の時計1にスヌーズ機能を加え
た時計について説明する。マイコン2は、スヌーズモー
ドに設定されている場合に前述した図4に示すステップ
S8の目覚まし動作において、目覚まし用の音響を出力
中にユーザにより目覚ましスイッチ6bがオフされ、目
覚まし用の音響の出力を停止した時点から所定時間経過
後に再度、目覚まし用の音響を出力する。このとき、例
えば、図5に示す音量パターン80aを用いて目覚まし
用の音響が出力されており、当該の音響の出力開示時か
ら9分経過した時点91において目覚ましスイッチ6b
がオフにされた場合には、再度目覚まし用の音響を出力
するときには、時点91以前の最も近い極小点91aを
音響出力開始時点とした音量パターン80aを用いて目
覚まし用の音響を出力する。同様に、時点92において
目覚ましスイッチ6bがオフにされた場合には、極小点
92aを音響出力開始時点とした音量パターン80aを
用いて目覚まし用の音響を出力する。また、例えば、時
点90において目覚ましスイッチ6bがオフにされた場
合には、時点90aを音響出力開始時点とした音量パタ
ーン80aを用いて目覚まし用の音響を出力する。
【0036】本実施例の時計によれば、人間の目覚めに
リズムを考慮して、目覚ましスイッチ6bがおされたタ
イミングに基づいて、目覚まし用の音響を再度出力する
音量パターンの音響出力開始時点を決定するため、覚醒
時におけるユーザの不快感をさらに和らげることができ
る。
【0037】上述した実施例では、目覚まし用の音響の
出力開始時刻を、目安セット時刻の15分前としたが、
当該出力開始時刻は15分に限られず例えば30分でも
よい。また、上述した実施例では、電子ボリューム4を
用いて音響信号のレベル調整を行う場合について例示し
たが、コンピュータを用いて同様なレベル調整を行うよ
うにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】上述したように、本発明の時計によれ
ば、誘眠効果を高め、また、覚醒時におけるユーザの不
快感を和らげる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる時計の構成図であ
る。
【図2】人間の睡眠状態を説明するための図である。
【図3】マイコンからの制御信号に応じた図1に示す時
計の実質的な回路構成を説明するための図である。
【図4】本発明の第1実施例に係わる時計における処理
のフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例に係わる時計の目覚まし動
作において出力される音響の音量パターンを説明するた
めの図である。
【図6】本発明の第1実施例に係わる時計の安眠(誘
眠)動作において出力される音響の音量パターンを説明
するための図である。
【符号の説明】
1・・・時計 2・・・マイコン 3・・・音源装置 4・・・電子ボリューム 5・・・スピーカ 6・・・スイッチ部 7・・・アンプ 8・・・音量調整部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のレベルから第2のレベルに向かって
    徐々に音量を変化させながら所定の音響を出力する時計
    であって、 少なくとも1つの音響パターンと正弦波状に変化する音
    量パターンとを記憶する記憶手段と、 設定時刻に前記記憶手段に記憶された音響パターンおよ
    び音量パターンを読み出し、当該読み出した音響パター
    ンを当該読み出した音量パターンでレベル調整するレベ
    ル調整手段と、 前記レベル調整された音響を出力する出力手段とを有す
    る時計。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は複数の種類の音量パターン
    を記憶し、 設定時刻および音響出力可能状態にされた時刻に基づい
    て睡眠時間を算出する算出手段と、 当該算出された睡眠時間に基づいて、前記複数の種類の
    音量パターンのなかから前記レベル調整を行う音量パタ
    ーンを特定する特定手段とをさらに有する請求項1記載
    の時計。
  3. 【請求項3】前記音量パターンに基づいて前記音響パタ
    ーンに応じた音響を出力中に当該出力の一時鳴り止めを
    示すスヌーズ指示を入力した場合に、音量パターンにお
    ける前記スヌーズ指示を入力したタイミングから遡った
    最も近い位置にある波形の傾きの変化点を出力開始時点
    として決定するスヌーズ手段をさらに有し、 前記レベル調整手段は、前記スヌーズ指示に応じて次に
    レベル調整を行うときに、前記音量パターンのうち前記
    決定された出力開始時点から始まるパターンを用いて音
    響をレベル調整を行う請求項1または請求項2記載の時
    計。
  4. 【請求項4】予め設定された音響出力時刻から所定の時
    間だけ遡った時刻をもって、前記音響の出力を開始する
    時刻とする請求項1〜3いずれか記載の時計。
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