JPH03255082A - 新規抗生物質rk―441s、その製造法、抗腫瘍剤並びに免疫抑制剤 - Google Patents

新規抗生物質rk―441s、その製造法、抗腫瘍剤並びに免疫抑制剤

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JPH03255082A
JPH03255082A JP5077490A JP5077490A JPH03255082A JP H03255082 A JPH03255082 A JP H03255082A JP 5077490 A JP5077490 A JP 5077490A JP 5077490 A JP5077490 A JP 5077490A JP H03255082 A JPH03255082 A JP H03255082A
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streptomyces
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磯野 清
Hiroyuki Osada
裕之 長田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明;ま、新規抗生物質RK−441S及びその製造
法と、RK−4413を有効成分とする抗腫瘍剤並ひに
免疫抑制剤に関する。
〔発明の背景: 本発明者等は、新規抗生物質の探索を目的として多数の
土壌中から微生物を分離し、その産生ずる抗生物質を分
離探索し、ストレプトミセス属に属する微生物の培養波
及グ培養菌体に文献未載の新規抗生物質RK−441が
産生、蓄積されることの知見を得たく特願平1−135
348号)。
本発明者等は、上記微生物の産生物につき更に研究を行
った結果、上記RK−441とは異なる新規抗生物質を
見いだし、本発明を完成するに至った。
一方、近年、ガン細胞が無秩序に増殖する原因が分子レ
ベルで解明されつつあるっオンコジーン(ガン遺伝子)
の発現が昂進した場合や、増殖因子のシフナル(云達が
異常になった場合に細胞がガン化すると推定される。
従来の制ガン抗生物質の多くが、細I包分裂毒(DNA
、RNAの合成阻害剤)であったが、最近ではオンコジ
ーンの発現抑制や増殖因子のングナル伝達抑制といった
新しい作用機構に基づく制ガン剤の開発が強く望まれて
いる。
さらに、移植による拒絶反応、骨髄移植による移植片対
宿主病、自己免疫疾患等の治療及び予防に有用な免疫抑
制剤の開発も盛んに行われており、新規な免疫抑制剤が
開発されればその効果は非常に大きい。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、抗腫瘍活性と免疫抑制作用を有する新
規抗生物質とその製造法を提供することにある。更に、
本発明の目的は、上記抗生物質を有効成分とする抗腫瘍
剤並びに免疫抑制剤を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の抗生物質RK−4413は、下記の式で表され
る文献未載の新規な抗生物質である。抗生物質RK−4
413は、腫瘍細胞に対して優れた抑制効果を奏し、ま
た免疫抑制作用を有し、且つ細胞毒性がiよいので、極
めて安全性の高い抗腫瘍剤並びに免疫抑制剤を提供する
ことができる。
ie 以下に、本発明の詳細な説明する。
〈抗生物質RK−4413の製造〉 (使用する微生物) 本発明の抗生物質RK−4413を生産する微生物;ま
ストレプトミセス(Streptomyces)属に属
する抗生物質RK−441,Sの生産能を有する菌種で
ある。
その−例として、ストレプトミセス・エスピー−RK−
441(Streptomyces sp、  RK−
441)(以下”RK−441株”と称する。)を挙げ
ることができ、該微生物は、上記の特性を有し、本発明
の抗生物質RK−4415を有利に生産するものであり
、本発明の製造法に有効に利用し得るものである。
また、上記RK−441株の自然的及び人工的変異株は
勿論、ストレプトミセス属に属する菌種で後述の抗生物
質RK−4413の生産能を有する微生物はすべて本発
明方法において使用することができる。
上記RK−441株は、山梨県韮崎市で採取された土壌
中より分離された土壌放線菌であり、工業技術院微生物
工業技術研究所に昭和63年9月30日付で寄託され、
その微生物受託番号は、微工研菌寄第10306号(F
ERM  P−10306)である。
RK−441株は、次の菌学的性質を有する。
1、形態的特徴 本菌株、RK−441株を1%酵素エキス、1%グルコ
ースを含む液体培地で培養し、この菌体を6N塩酸、1
.10℃、18時間加水分解したものの薄層タロマドグ
ラフィーでは、L。
L−ジアミノピメリン酸を検出したが、メソジアミノピ
メリン酸:ま検出されなかった。寒天平板上に発育した
ものの電子顕微鏡観察では、気菌糸は不完全な螺旋状を
呈し、抱子表面は平滑で円筒型である。
2、 各種培地上における生育状態(27℃、20日間
培養、色調はディスクリブチイブ・カラー・ネームズ・
ディクショナリ (Descr ipt 1veCol
or Names Dictionary)  による
)1)スターチ・イースト寒天培地 発    育  ;普   通 気菌糸:普 通 気菌糸色調 :4ig(淡黄茶色) 裏面色調 ニアml(チョコレート色)可溶性色素 :
5p0(チョコレート褐色)2)イーストエキス・モル
トエキス寒天培地弁    育  :普   通 気菌糸:普 通 気菌糸色調 :4ig(淡黄茶色) 裏面色調 : 7ml (チョコレート色)可溶性色素
 ;ダークワイン色 3)オートミル寒天培地 発    育  :不   良 気菌糸;な し 裏面色調 :3cb(黄土色) 可溶性色素 ;な  し 4)スターチ・無機塩寒天培地 発    育  :不   良 気菌糸:な し 裏面色調 :3cb(黄土色) 可溶性色素 :な  し 5)チロシン寒天培地 発    育  :普   通 気菌糸:な し 裏面色調 :l!g(黄褐色) 可溶性色素 :淡褐色 6)蔗糖硝酸塩寒天培地 発    育  :不   良 気菌糸;な し 裏面色調 : 3cb (黄土色) 可溶性色素 :iヱ  し 7)クルコース・アスパラギン寒天培地弁    育 
 :不   良 気菌糸:な し 裏面色調 :3ie(ラクダ色) 可溶性色素 ニブドウ色 8)クリセロール・アスパラギン寒天培地弁    育
  :不  良 気菌糸:な し 裏面色調 :4ng(カエデ色) 可溶性色素 +6ie(レッドウッド色〉9)栄養寒天
培地 発    育  :普  通 気菌糸;な し 裏面色調 :4ij7(淡褐色) 可溶性色素 :な  し 10)ペプトン・イーストエキス・鉄寒天培地発   
 育  :不   良 気菌糸:な し 裏面色調 :4ie(黄褐色) 可溶性色素 :な  し 3、糖の利用 D−グルコース     発育良好 D−フルクトース    発育良好 D−キシロース     発育良好 L−ラムノース     発育普通 ラフィノース      発育普通 L−アラビノース    発育せず 蔗 糖         発育せず イノシトール      発育せず 上記の諸性質より、RK−441株はストレプトミセス
(Streptomyces)属に属することは明らか
である。しかし、バージイズ・マニュアル・才ブ・テ゛
ターミネイティブ・バタテリオロジイ(Bergey’
s Manual of Determinative
 Bacteriology)及びインターナショナル
・ジャーナル・オブ・ンステマティック・バタテリオロ
ジイ(InternationalJournal o
f Systematic Bacteriology
)記載のい0 ずれの菌種ミも一致しなかった。性質が類似しているも
のとして、ストレプトミセス・プルベラセウス(Str
eptomyces pulveraceus)が記載
されているが、この菌はオートミール寒天培地、スクー
チ無機塩培地で気菌糸形成が見され、RK−441株で
は気菌糸ができない点で異なる。
以」二の点からRK−441株はストレプトミセス・プ
ルベラセウス(Streptomyces pulve
raceus)に近縁の新菌種と考えられる。
(培養法及び精製法) 本発明の抗生物質RK−4415を得るに当っては、ス
トレプトミセス属に、嘱する上記抗生物質生産菌を、抗
生物質を生産する通常の方法で培養することができる。
培養の形態は、液体培養でも固体培養てもよく、工業的
に有利に培養するためには、前記生産菌の胞子懸濁液又
は培養液を培地に接種し、通気撹拌培養を行えばよい。
培地の栄養源としては特に限定されることはなく、微生
物の培養に通常用いられる炭素源、窒素源その他を培地
中に含有させることができる。炭素源としては、澱粉、
デキストリン、グリセリン、グルコース、シュークロー
ス、ガラクトース、イノシトール、マンニトールtどが
、また窒素源としては、ペプトン、大豆粉、肉エキス、
米ぬか、麩、尿素、コーンステイープリカー、アンモニ
ウム塩、硝酸塩、その他の有機または無機の窒素化合物
が用し)られる。その他、無機塩類、たとえば食塩、燐
酸塩類、カリウム、カルシウム□、亜鉛、マンガン、鉄
等の金属塩類等を適宜に添加してもよく、必要に応じて
消泡剤として、動、植、鉱物油等を添加してもよい。培
養温度、培養時間等の培養条件は使用菌の発育に適し、
しかもRK−441Sの生産が最高となるような条件が
選ばれる。たとえば、培地のpHは4〜9、特に中性付
近がよく、培養の適温は25〜35℃程度がよい。
しかし、これらの培養組成物、培地の水素イオン濃度、
培養温度、撹拌条件などの培養条件は使用する菌株の種
類や、外部の条件などに応じて好ましい結果が得られる
ように適宜調節されるべきであることはいうまでもない
。このようにして得ら1 2 れる培養物から、RK−4415を得るには、代謝産物
を採取するの:二連常用いられる手段を適宜に利用して
採取し得る。たとえば、RK−441Sと不純物との溶
解度差を利用する手段、イオン結合力の差を利用する手
段、吸着親和ツノの差を利用する手段、分子量の差を利
用する手段のいずれも、それぞれ単独、又は、適宜組合
せて、あるいは反復して使用される。具体的には、RK
441Sは、培養濾液にその大部分が存在する。
その培養液を各種のイオン交換クロマトグラフィ、ゲル
濾過クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、液
体クロマトグラフィー、セルロース分配クロマトグラフ
ィー等を組合せて精製すると、RK−4413及びその
他の活性成分を含む画分が得られる。この両分を凍結乾
燥して得られた粉末を更に高速液体クロマトグラフィー
(たとえば、ヌクレオジル5C18,50%メタノール
の系で展開)により精製し、RK−4413の精製白色
粉末を得る。
こうして得られたRK−4413の理化学的性質及び生
物学的性質は次のとおりである。
〈抗生物質RK−441Sの理化学的性質及び生物学的
性質〉 融解点:96〜100℃ 元素分析 :C62,29H6,52 N4.92% 比旋光度 : [α] 26=±0(co、1、MeO
H)紫外線吸収スペクトル:λ)leol+ (ε)2
22(9710) 、264(7630) 、350(
2485>赤外線吸収スペクトル:KBr中 3380.1710、■688.1611.1495.
1369.1267.1143.1042.869.7
82.723分子量: 289 (FD−MS) (分子式:C,815NO3) 呈色反応 ;ライドン−スミス、レミュー塩化第二鉄に
陽性 抗菌作用 :動物細胞の増殖抑制効果はあるが、1■/
m12の濃度でも抗菌作 用は示さなかった。
3 4 〈他物質との比較〉 これらの理化学的性質及び生物学的性質を有する抗生物
質は、前記の構造式で表され、文献未載のため新規抗生
物質と結論した。
(RK−441Sを有効成分とする抗腫瘍剤並びに免疫
抑制剤) 本発明のRK−4413を有効成分とする抗腫瘍剤並び
に免疫抑制剤は、経口及び非経口投与のいずれも使用可
能であり、経口投与する場合は軟硬カプセル剤又は錠剤
、顆粒剤、細粒剤、散剤として投与され、非経口投与す
る場合は、水溶性懸濁液、油性製剤などの皮下或は静脈
注射剤、点滴剤及び固体状又は懸濁粘稠状として持続的
な粘膜吸収が維持できるように生薬のような剤型で投与
され得る。
本発明の有効成分の製剤化は、界面活性剤、賦形剤、滑
沢剤、佐剤、及び有効成分の性質を考慮して腸溶性製剤
とするために医薬的に許容し得る皮膜形成物質、コーテ
ィング助剤等を用いて適宜行うことができ、その具体例
を挙げれば、次のとおりである。
本発明の組成物の崩壊、溶出を良好ならしめるために、
界面活性剤、例えばアルコール、エステル類、ポリエチ
レングリコール誘導体、ソルビタンの脂肪酸エステル類
、硫酸化脂肪アルコール類等の1種又は2種以上を添加
することができる。
また、賦形剤こして、例えば蔗糖、乳頭、デンプン、結
晶セルロース、マンニット、軽質無水珪酸、アルミン酸
マグネシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、合成
珪酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウ
ム、リン酸水素カルシウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム等の1種又は2種以上を組合わせて添加す
ることができる。
滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、ク
ルク、硬化油等を1種又は2種以上添加することができ
、また矯味剤及び培臭剤として、食塩、サッカリン、糖
、マンニット、オレンジ油カンゾウエキス、クエン酸、
ブドウ糖、メントール、ユーカリ油、リンゴ酸等の甘味
剤、香料、着5 6 色材、保存料等を含有させてもよい。
uffi剤、湿潤剤の如き佐剤としては、例えばココナ
ツツ油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、乳酸カルシウ
ム、ベニバナ油、大豆リン脂質等を含有させることがで
きる。
また、皮膜形成物質としては、セルロース、糖類等の炭
水化物誘導体として酢酸フタル酸セルロース(CAP)
、またアクリル酸系共重合体、二塩基酸モノエステル類
等のポリビニル誘導体としてアクリル酸メチル・メタア
クリル酸共重合体、メタアクリル酸メチル・メタアクリ
ル酸共重合体が挙げられる。
また、上記皮膜形成物質をコーティングするに際し、通
常使用されるコーティング助剤、例えば可塑剤の他、コ
ーティング操作時の薬剤相互の付着防止のための各種添
加剤を添加することによって皮膜形成剤の性質を改良し
たり、コーティング操作をより容易ならしめることがで
きる。なお、有効成分を皮膜形成物質を用いてマイクロ
カプセル化してから賦形剤等と混合した剤型としても良
い。
特に代表的な剤型における配合比は下記のとおりである
特に好ましい範囲 有効成分  0.1〜90重量% 0.1〜15重量%
賦形剤    lO〜99.8  〃85〜99.4 
 〃滑沢剤    0〜50  〃  0〜20〃界面
活性剤  0〜50  〃  0〜20〃皮膜形成物質
 0.1〜50〃0.3〜20〃特に好ましい賦形剤は
、乳糖、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース
カルシウムである。
また、投与量は、対象疾患を有効に治療するに十分な量
であり、症状、投与経路、剤型などによって左右される
が、一般に、経口投与の場合、大人では1日当り、約0
.01〜5 mg/kg体重(小人では、約0.01〜
3 mg/kg体重)の範囲で、ソノ上限は好ましくは
約2.5mg/kg体重、更に好ましくは約0.5 m
g / kg体重程度であり、非経口投与の場合、その
上限は約0.5mg/kg体重程度であり、7 8 好ましくは約0.25■/kg体重、更に好ましく)ま
約0.1 mg / kg体重が適当である。
以下に、本発明を製造例、製剤例及び試験例jこよっで
具体的L Mli明するが、本発明はこれに何ら限定さ
れるものではない。
なお、「%−:ま重量%を表わず。
製造例 グルコース2%、可溶性デンプン1%、肉エキス0.1
%、乾燥酵母0.4%、大豆粉2,5%、食塩0.2%
、リン酸第2カリウム0. OO5%の組成からなる7
2zの培地に前記RK−441株を接種して、27℃で
66時時間上う培養した。この培養液を塩酸でpH3に
調整し濾過すると601の濾液が得られたので、活性物
質を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層から得られた
油状の活性物質27、7 gをシリカゲルカラム(7,
4840cm)の上部jこ付加し、クロロホルム:メタ
ノール=96:4の溶出液にて展開した。活性画分を濃
縮乾固(3,5g)後、少量のクロロホルム:こ溶解し
、シリカゲルカラム(2,4X 56cm)の上部に付
加した。これをクウロホルム:メタノール=92+8で
展開すると活性物質300mgが得られた。80%メタ
ノールに溶解させた活性物質をセファデックスLH20
カラム(2,6X95cm)の上部に付加し80%メタ
ノールで展開すると、溶出液量約400all!で活性
物質が溶出された。これを濃縮後、凍結乾燥すると、1
.8mgの粉末が得られた。最終的に高速液体クロマト
グラフィーで純粋なRK441S物質を4.5 mg得
た。用いたカラムはヌクレオジル=c、s (20X 
300mm>で、溶剤は50%メタノールで流速は7.
0 mid/min とした。
製剤FAI(注射・点滴剤) RK−44iS、10■を含有するように粉末ぶどう糖
5gを加えてバイアルに無菌的に分配し、密封した上、
窒素、ヘリウム等の不活性ガスを密封して冷暗所に保存
する。使用前に0.85%生理的食塩水100−を添加
して静脈内注射剤とし、1日、lO〜100−を症状に
応じて静脈内注射又は点滴で投与する。
9 0 製剤例2 (注射・点滴剤) RK−4413,2mgを用5)で、製剤例1と同様の
方法により軽症用静脈内注射とし、1日、10〜100
m4fを症状に応じて静脈内注射又は点滴で投与する。
製剤例3 (腸溶性カプセル剤) RK−4413,0,5g、乳糖2.46 g及びヒド
ロキンプロピルセルロース0.04 gを各々とり、よ
く混合した後、常法に従って粒状に成形し、これをよく
乾燥して篩別してビン、ヒートンール包装などに適した
顆粒剤を製造する。次に、酢酸フタル酸セルロース0.
5 g及びヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレ
ート0.5gを溶解シて被覆基材となし、前記顆粒を浮
遊流動させつつこの基材を被覆して腸溶性の顆粒剤とす
る。この組成物をカプセルに充填して腸溶性カプセル製
剤100個を製造する。
試験例1 (上皮増殖因子(EGF)に反応して生じるマウス上皮
細胞のDNA阻害試験) 静止期のマウス上皮細胞に10%牛脂仔血清を添加して
17時間後に3Hラベルのチミジンを培地に加えた(1
μCi / rd )。5時間ラベルした細胞の酸不溶
性画分の放射活性を液体シンチレーションカウンターで
計数するとD N A合成重が測定された。阻害率は次
の方法により算出した。
阻害率(%〉 この結果を以下に示す。
RK−441S1   100    なし〃3   
100    なし 〃     10   100    なし試験例2 (コンカナバリンA (ConA)  に反応して生じ
るマウス膵臓細胞の幼若化抑制試験) Balb/cマウスの膵臓細胞を調製し、それに101 2 μg/7!の(:onAを添加した。2日間細胞を炭酸
ガス培養器で培養した後、MTT試薬(Dimethy
l−th+azoyl diphenyl tetra
zolium bromide)を添加して570nm
の吸光度の増加を測定した。570nmの吸光度の増加
とリンパ球の幼若化とは相関するのて、RK−441s
物質の添加により吸光度の増加が阻害されることから幼
若化が抑制されることが解る。阻害率は次の方法により
算出した。
阻害率(%) (発明の効果) 上記の試験結果より、本発明の抗生物質は、上記細胞に
対して極めて低濃度で高い腫瘍、免疫抑制効果を示す。
また、細胞毒性もその濃度では認められず、安全性の高
い薬剤である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の抗生物質RK−4413の紫外線吸
収スペクトルを示す図であり、第2図は、抗生物質RK
−4413の赤外線吸収スペクトル(KBr中)を示す
図である。 この結果を以下に示す。 なし なし なし なし 3 4 特開平3−255082 (8) 特開平3 255082 (9) 手 続 補 正 書 (方式) 2、発明の名称 新規抗生物質RK−4413,その 製造法、抗腫瘍剤並びに免疫抑制剤 ;3.補正をする者 事件との関係 出 願 人 名 称 (679) 理 化 学 研 究 所 4、代 理 人

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の式で表される抗生物質RK−441S。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  2. (2)ストレプトミセス(Streptomyces)
    属に属する抗生物質RK−441S生産菌を培養し、そ
    の培養物から抗生物質RK−441Sを分離採取するこ
    とを特徴とする抗生物質RK−441Sの製造法。
  3. (3)抗生物質RK−441S生産菌がストレプトミセ
    ス・エスピー・RK−441(Streptomyce
    ssp.RK−441)である特許請求の範囲第2項に
    記載の製造法。
  4. (4)抗生物質RK−441Sを有効成分として含有す
    ることを特徴とする抗腫瘍剤並びに免疫抑制剤。
JP5077490A 1990-03-01 1990-03-01 新規抗生物質rk―441s、その製造法、抗腫瘍剤並びに免疫抑制剤 Expired - Lifetime JPH0662613B2 (ja)

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