JPH03220192A - 新規抗生物質rk―1441a及びrk―1441b、その製造法並びに抗ウイルス剤 - Google Patents

新規抗生物質rk―1441a及びrk―1441b、その製造法並びに抗ウイルス剤

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JPH03220192A
JPH03220192A JP1215290A JP1215290A JPH03220192A JP H03220192 A JPH03220192 A JP H03220192A JP 1215290 A JP1215290 A JP 1215290A JP 1215290 A JP1215290 A JP 1215290A JP H03220192 A JPH03220192 A JP H03220192A
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磯野 清
Hiroyuki Osada
裕之 長田
▲えい▼川 嘉一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規抗生物質RK−1441A及びRK−1
441B並びにその製造法とRK−1441A及びRK
−1441Bを有効成分とする抗ウィルス剤に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)現在、
エイズをはじめとする難治性のウィルス感染症があり、
これらに有効な抗ウィルス剤の開発が望まれている。本
発明者等は、抗ウィルス剤を微生物代謝産物より見出す
ことを目的として、多数の土壌中から微生物を分離し、
その代謝産物について精製、同定および用途の開発を行
ってきた。
その結果、ストレプトミセス(Streptomyce
s)属に属する微生物の代謝産物中に文献未載の新規物
質が産生、蓄積される二との新たな知見を得、さらに該
物質の抗ウィルス作用を確認した。従って本発明の目的
は、新規抗ウイルス抗生物質とその製造法を提供するこ
とにある。更に、本発明の目的は、上記抗生物質を有効
成分とする抗ウィルス剤を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の抗生物質RK−1441A及びRK−1441
Bは、下記の構造式で表され、後述の理化学的性質を有
する文献未載の新規な抗生物質であり、優れた抗ウィル
ス活性を示すため、抗@瘍プロモーターなどとして有用
な抗ウィルス剤である。
H0CH3 HOH 以下に、本発明の詳細な説明する。
く抗生物質RK−1441A及びRK−1441Bの製
造〉(使用する微生物) 本発明の抗生物質RK−1441A及びRK−1441
Bを生産する微生物はストレプトミセス(Strep:
omyqes)属に属する抗生物質RK−1441A及
びRK−1441Bの生産能を有する菌種である。
そゐ−例として、ストレプトミセス・エスピー= RK
 −1441(Streptomyces sp、 R
K−1441)(以下“RK−1441株”と称する。
)を挙げることができ、該微生物は、上記の特性を有し
、本発明の抗生物質RK−1441A及びRK−144
1Bを有利に生産するものであり、本発明の製造法に有
効に利用し得るものである。
また、上記RK−1441株の自然的及び人工的変異株
は勿論、ストレプトミセス属に属する菌種で後述の抗生
物質RK−1441A及びRK−i441Bの生産能を
有する微生物はすべて本発明方法において使用すること
ができる。
上記RK−1441株は、埼玉県吹上町郊外で採取され
た土壌中より分離された土壌放線菌であり、工業技術院
微生物工業技術研究所に平成元年12月13日付寄託さ
れ、その微生物受託番号は、微工研菌寄第11159号
(FERM P−11159)である。
RK−1441株は、次の菌学的性質を有する。
1、形態的特徴 本菌株、RK−1441株は1%酵素エキス、1%グル
コースを含む液体培地で培養し、この菌体を6N塩酸、
110℃、18時間加水分解したものの薄層クロマトグ
ラフィーでは、LlL−ジアミノピメリン酸を検出した
。寒天平板上に発育したものの顕微鏡観察では、気菌糸
は不完全な螺旋状を呈していた。
2、各種培地上における生育状態(27℃、20日間培
養、色調はカラー・ハーモニー・マニユアル(Colo
r Harmony Manual) による)1)ス
ターチ・イースト寒天培地 発   育  :良 好 気菌糸 ;多い 気菌糸色調:3+g(ベージュ茶色) 裏面色調 :5po(チョコレート色)可溶性色素、無 ?)イーストエキス・モルトエキス寒天培地発   育
  、良 好 気菌糸 :多い 気菌糸色調:2fe(灰色) 裏面色調 :5po(チョコレート色)可溶性色素:4
pi(茶色) 3〉オートミール寒天培地 発   育  :良 好 気菌糸 :多い 気菌糸色調:5fe(灰色) 裏面色調 :4p+(茶色) 可溶性色素:4ie(黄褐色) 4)スターチ・無機塩寒天培地 発   育  :良 好 気菌糸 ;普通 気菌糸色調: 5fe (灰色) 裏面色調 :6βe (赤茶色) 可溶性色素ニアAc(ワイン色) 5)チロシン寒天培地 発   育  :良 好 気菌糸 :少ない 気菌糸色調:5dc(灰色) 裏面色調 :3pg(黄金茶色) 可溶性色素:4pj2(褐色) 6)蔗糖硝酸塩寒天培地 発  育  :良 好 気菌糸 :少ない 気菌糸色調:3dc(黄白色) 裏面色調 :2Cb(アイポリ−) 可溶性色素;無 7)グルコース・アスパラギン寒天培地発   育  
:良 好 気菌糸 :多い 気菌糸色調:3+jc(黄白色) 裏面色調 :3+e(黄土色) 可(容性色S:無 8)クリセロール・アスパラギン寒天培地発   育 
 :良 好 気菌糸 :多い 気菌糸色調:3dc(黄白色) 裏面色調 :3+e(黄土色) 可溶性色素:2gc(前色) 9)栄養寒天培地 発   育  :良 好 気菌糸 :無 裏面色調 :3cb(砂色) 可溶性色S:無 10)ペプトン・イーストエキス・鉄寒天培地発   
育  :良 好 気菌糸 :無 裏面色調 :3ne()バーズ色) 可溶性色N:4pl(褐色) 3、糖の利用 D−グルコース   発育良好 D−フルクトース  発育良好 L゛−ラムノース   発育良好 ラフィノース    発育良好 D−キシロース   発育普通 L−アラビノース  発育不良 蔗  糖      発育不良 イノシトール    発育不良 D−マンニトール  発育不良 上記の諸性質より、RK−1441株はストレプトミセ
ス(Streptomyces)属に属することは明ら
かである。
(培養法及び精製法) 本発明の抗生物質RK−1441A及びRK−1441
Bを得るに当っては、ストレプトミセス属に属する上記
抗生物質生産菌を、抗生物質を生産する通常の方法で培
養することができる。培養の形態は、液体培養でも固体
培養でもよく、工業的に有利に培養するためには、前記
生産菌の胞子懸濁液又は培養液を培地に接種し、通気撹
拌培養を行えばよい。
培地の栄養源としでは特に限定されることはなく、微生
物の培養に通常用いられる炭素源、窒素源その他を培地
中に含有させることができる。炭素源として:ま、澱粉
、デキストリン、グリセリン、グルコース、ンユークロ
ース、ガラクトース、イノシトール、マンニトールなど
が、また窒素源として;ま、ペプトン、大豆粉、肉エキ
ス、米ぬか、麩、尿素、コーンステイープリカー、アン
モニウム塩、硝酸塩、その他の有機または無機の窒素化
合物が用いられる。その他、無機塩類、たとえば食塩、
燐酸塩類、カリウム、カルンウム、亜鉛、マンガン、鉄
等の金属塩類等を適宜に添加してもよく、必要に応じて
消泡剤として、動、植、鉱物油等を添加してもよい。培
養温度、培養時間等の培養条件は使用菌の発育に適し、
しかもRK−1441A及びRK−1441Bの生産が
最高となるような条件が選ばれる。たとえば、培地のp
Hは4〜9、特に中性付近がよく、培養の適温は25〜
35℃程度がよい。しかし、これらの培養組成物、培地
の水素イオン濃度、培養温度、撹拌条件プ;どの培養条
件は使用する菌株の種類や、外部の条件などに応じて好
ましい結果が得られるように適宜調節されるべきである
こと;まいうまでもない。このようにして得られる培養
物から、RKl 441 A及びRK−1441Bを得
るには、代謝産物を採取するのに通常用いられる手段を
適宜に利用して採取し得る。たとえば、RK〜1441
 A及びRK〜1441Bと不純物との溶解度差を利用
する手段、イオン結合力の差を利用する手段、吸着親和
力の差を利用する手段、分子量の差を利用する手段のい
ずれも、それぞれ単独、又は、適宜組合せて、あるいは
反復して使用される。具体的には、RK−1441A及
びRK−1441Bは、培養濾液にその大部分が存在す
る。
その培養液を各種イオン交換クロマトグラフィーゲル濾
過クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、液体
クロマトグラフィー、セルロース分配クロマトグラフィ
ー等を組合せて精製すると、RK−1441A及びRK
−1441B及びその他の活性成分を含む画分が得られ
る。二の画分を凍結乾燥して得ろれた粉末を更に高速液
体クロマトグラフィー(たとえば、ヌクレオジル5C1
8,30%アセトニトリルの系で展開)により精製し、
RK−1441A及びRK−1441Bの精製粉末を得
る。
こうして得られたRK−1441A及びRK1441B
の理化学的性質及び生物学的性質は次のとおりである。
〈抗生物質RK−1441Aの理化学的性質及び生物学
的性質〉 融解点:115〜120℃(分解) 元素分析: C57,07、H6,01、N9.72比
旋光度二 二αコD =−692°(c O,52、メ
タノール) 紫外線吸収スペクトル: 溶解性:水、メタノール、エタノールに易溶分子式’、
 C+、+H+5LOs 分子量:294 呈色反応:ライドン−スミス反応に陽性、坂口反応に陰
性 物質の色:黄色 抗菌スペクトル二通常の寒天平板上のディスク検定法で
示した。
318 (5,900) 赤外線吸収スペクトル: 3400.1680.162
0゜1260 am−’ (Escherich+a col+)〈抗生物質RK
−1441Bの理化学的性質及び生物学的性質〉 融解点:224〜235℃ 元素分析: C56,09、H5,12、N9.9g比
旋光度: 二α=o=−219°(c O,54、エタ
ノール) 紫外線吸収スペクトル: 300 (8,600)、310(sh 6,600)
赤外線吸収スペクトル:  3400.1620.12
60cr’溶解性:水に難溶、メタノール及びエタノー
ルに可溶、DMS○に易溶 分子式: C13814N20S 分子量:278 呈色反応:ライドン−スミス反応に陽性、坂口反応に陰
性 物質の色:黄白色 〈他物質との比較〉 これらの理化学的性質及び生物学的性質ををする抗生物
質は、これまでに文献記載のないものであって、RK−
1441A及びRK−1441Bを新規抗生物質と結論
した。
(RK−1441A及びRK−1441Bを有効成分と
する抗ウィルス剤) 本発明のRK−1441A及びBを有効成分とする抗ウ
ィルス剤は、経口及び非経口投与のいずれも使用可能で
あり、経口投与する場合は軟・硬カプセル剤又は錠剤、
顆粒剤、細粒剤、散剤として投与され、非経口投与する
場合は、水溶性懸濁液、油性製剤などの皮下或は静脈注
射剤、点滴剤及び固体状又は懸濁粘稠状として持続的な
粘膜吸収が維持できるように坐薬のような剤型で投与さ
れ得る。
本発明の有効成分の製剤化は、界面活性剤、賦形剤、滑
沢剤、佐剤、及び有効成分の性質を考慮して腸溶性製剤
とするために医薬的に許容し得る皮膜形成物質、コーテ
ィング助剤等を用いて適宜行うことができ、その具体例
を挙げれば、次のとおりである。
本発明の組成物の崩壊、溶出を良好ならしめるために、
界面活性剤、例えばアルコール、エステル類、ポリエチ
レングリコール誘導体、ソルビタンの脂肪酸エステル類
、硫酸化脂肪アルコール類等の1種又は2種以上を添加
することができる。
また、賦形剤として、例えば蔗糖、乳糖、デンプン、結
晶でルロース、マンニット、軽質無水珪酸、アルミン酸
マグネシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、合成
珪酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウ
ム、リン酸水素カルシウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム等の1種又は2種以上を組合わせて添加す
ることができる。
滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、タ
ルク、硬化油等を1種又は2種以上添加することができ
、また矯味剤及び矯臭剤として、食塩、サッカリン、糖
、マンニット、オレンジ油カンゾウエキス、クエン酸、
ブドウ糖、メントーノベユーカリ油、リンゴ酸等の甘味
剤、香料、着色料、保存料等を含有させてもよい。
懸濁剤、湿潤剤の如き佐剤としては、例えばココナ/ツ
油、オリーブ油、コマ油、落花主油、乳酸力ルンウム、
ベニバナ油、大豆リン脂質等を含有させることができる
また、皮膜形成物質としては、セルロース、糖類等の炭
水化物誘導体として酢酸フタル酸セルロース(CAP)
、またアクリル酸系共重合体、二塩基酸モノエステル類
等のポリビニル誘導体としてアクリル酸メチル・メタア
クリル酸共重合体、メタアクリル酸メチノペメタアクリ
ル酸共重合体が挙げられる。
また、上記皮膜形成物質をコーティングするに際し、通
常使用されるコーティング助剤、例えば可塑剤の他、コ
ーティング操作時の薬剤相互の付着防止のための各種添
加剤を添加することによって皮膜形成剤の性質を改良し
たり、コーティング操作をより容易ならしめることがで
きる。なお、有効成分を皮膜形成物質を用いてマイクロ
カプセル化してから賦形剤等と混合した剤型としても良
い。
特に代表的な剤型における配合比は下記のとおっである
有効成分 賦形剤 滑沢剤 界面活性剤 皮膜形成物質 0.1〜90  重量% 10〜998 〃 0〜5Q    /1 0〜50〃 0.1〜5Q    // 特に好ましい範囲 0.1〜15  重量% 85〜994ノl O〜2011 O〜20/1 O33〜2071 特に好ましい賦形剤;ま、乳糖、結晶セルロース、カル
ホキ/メチルセルロース力ルンウムである。
また、投与量は、対象腫瘍を有効:こ治療するに十分な
量であり、腫瘍の症状、投与経路、剤型などによって左
右されるが、一般に、経口投与の場合、大人では1日当
り、約0.01〜Dmg/kg体重(小人では、約00
1〜3mg/kg体重)の範囲で、その上限は好ましく
は約2.5 mg / kg体重、更に好ましくは約0
.5rng/kg体重程度であり、非経口投与の場合、
その上限は約0.5■/kg体重程度であり、好ましく
は約0.25mg/kg体重、更に好ましくは約0.1
mg/kg体重が適当である。
(実施例) 以下に、本発明を製造例、製剤例及び試験例によって具
体的に説明するが、本発明はこれに河ろ限定されるもの
ではなj、)。
なお、「%」は重量%を表わす。
製造例 RK−1441株の醗酵液5βをセライトと共に濾過し
て、培養上清を得る。それを活性炭0.8!に吸着させ
た後、70%アセトン2βにて活性物質を溶8させた。
溶出液を減圧濃縮し、次に、ソリ力ゲル力ラムクロマト
グラフィー(φ40×400mm)に供した。酢酸エチ
ル−エタノール(20:1→lO:1−4:1→1:1
)の溶媒で活性画分の溶出を行った。RK−1441A
は10:1に、RK−1441Bは4:1の画分に回収
された。各々の濃縮液は、最終的に逆相系HPLC(セ
ンシューバックN5178のカラム)により単一に精製
された。この時のHPLCの条件は、30%アセトニ)
 IJル水溶液を移動相として、じV220nmで溶a
物の検出を行った。得られたRK−1441Aは、約2
0mg、Bは約40mgξのっI−。
製剤例1 (注射・点滴剤) RK−1441A、10mgを含有するように粉末ぶど
う糖5gを加えてバイアルに無菌的に分配し、密封した
上、窒素、ヘリウム等の不溶性ガスを密封して冷暗所に
保存する。使用前に0.85%生理的食塩水100m1
を添加して静脈内注射剤とし、−日、10〜100m1
を症状に応じて静脈内注射又は点滴で投与する。
製剤例2 (注射・点滴剤) RK  1441B、2mgを用イテ、製剤例1と同様
の方法により軽症用静脈内注射とし、1日、10〜10
0−を症状に応じて静脈内注射又は点滴で投与する。
製剤例3 (腸溶性カプセル剤) RK−1441A、0.5g、乳糖2.46g及びヒド
ロキシプロピルセルロース0.04gを各々とり、よく
混合した後、常法に従って粒状に成形し、これをよ(乾
燥して篩別してビン、ヒートシール包装などに適した顆
粒剤を製造する。次に、酢酸フタル酸セルロース0.5
 g及びヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレ−
) 0.5 gヲ溶解シテ被覆基材となし、前記顆粒を
浮遊流動させつつこの基材を被覆して腸溶性の顆粒剤と
する。この組成物をカプセルに充填して腸溶性カプセル
製剤100個を製造する。
試験例 1)ストレプトミセス・グリセウス(Streptom
ycesgriseus) ATCC11984とバク
テリオファージ11984Bを混合し、寒天平板培地上
に重層した。通常、28℃、24時間のインキュベート
によりストレプトミセス・グリセウスは完全に溶菌する
が、ペーパーディスクに抗ウィルス剤を染み込ませたも
のを寒天平板培地に置くと、ディスクの周囲にストレプ
トミセス・グリセウスの生育が回復する。RK−144
1Aは25μg/diskで、RK−1441Bは50
gg/diskで抗フアージ活性を示した。
2) エシェリヒア・mlす(Escherichia
 coli)とバクテリオファージT4を混合し、寒天
平板培地上に重層した。通常、37℃、24時間のイン
キュベートによりストレプトミセス・グリセウスは完全
に溶菌するが、ペーパーディスクに抗ウィルス剤を染み
込ませたものを寒天平板培地に置くと、ディスクの周囲
にストレプトミセス・グリセウスの生育が回復する。R
K−1441Aは50 μg /diskで、RK−1
441Bは100μg/diskで抗フアージ活性を示
した。
3) マウス腺維芽細11fiNIH3T3にハーベー
のネスミ肉腫ウィルス(ヘルパー:モロニーのネズミ白
血病ウィルス)を感染させた5 12日間培養すると細
胞が癌化してフォーカスを形成するが、この時、RK−
1441AをIL4tg/m/!。
RK−1441Bを30μg/ml加えるとその形成が
阻害された。
a) バタテリオファージBとT4に対する阻止活性は
、3 mm径のペーパーディスクの周囲に放線菌あるし
)は大腸菌の生育が見られる最小量(μg/disk)
b)  S9griseus 、 E、coliに対す
る阻止活性はペーパーディスクの周囲に生育阻止用がで
きる最小量(μg/disk)。
c)  H−MSV O)阻止活性は、H−M S V
 (M o−M L V)を感染させ、薬剤存在下で1
2日間培養してフォーカス形成を抑制する最小濃度(μ
g/m12)。
d)  NIH3T3に対して細胞毒性を示す濃度(μ
g/d)は、薬剤存在下で7日間培養した時の細胞形態
で判定。
(発ジ弓の効果) 上記の試験結果より、抗生物質RK−1441、へ及び
B;ま、抗ウィルス活性、抗@瘍活性などの効果が期待
される。
【図面の簡単な説明】
第1図:ま、本発明の抗生物質RK−1441Aの50
%エタノール溶液中での紫外線吸収スペクトルを示す図
であり、 第2図:ま、抗生物質RK−1441Bの50%エタノ
ール溶液中での紫外線吸収スペクトルを示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記の式で表される新規抗生物質RK−1441
    A及びRK−1441B。 RK−1441A:▲数式、化学式、表等があります▼ RK−1441B:▲数式、化学式、表等があります▼ (2)ストレプトミセス(Streptomyces)
    属に属する抗生物質RK−1441生産菌を培養し、そ
    の培養物から抗生物質RK−1441A及びRK−14
    41Bを分離採取することを特徴とする抗生物質RK−
    1441A及びRK−1441Bの製造法。(3)抗生
    物質RK−1441生産菌がストレプトミセス・エスピ
    ー・RK−1441(Strepto−myces s
    p.RK−1441)である特許請求の範囲第2項に記
    載の製造法。 (4)抗生物質RK−1441A及びRK−1441B
    を有効成分として含有することを特徴とする抗ウィルス
    剤。
JP1215290A 1990-01-22 1990-01-22 新規抗生物質rk―1441a及びrk―1441b、その製造法並びに抗ウイルス剤 Expired - Lifetime JPH0662626B2 (ja)

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