JPH03254636A - 檳榔子の保存方法及び保存剤 - Google Patents

檳榔子の保存方法及び保存剤

Info

Publication number
JPH03254636A
JPH03254636A JP2052676A JP5267690A JPH03254636A JP H03254636 A JPH03254636 A JP H03254636A JP 2052676 A JP2052676 A JP 2052676A JP 5267690 A JP5267690 A JP 5267690A JP H03254636 A JPH03254636 A JP H03254636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
betel
berries
oxygen
preserving
betel nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2052676A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Kojima
小島 知子
Hitoshi Saito
仁 齋藤
Shigeo Hayashimoto
成生 林本
Mutsumi Matsumoto
松本 睦実
Tamotsu Machiide
町出 保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP2052676A priority Critical patent/JPH03254636A/ja
Publication of JPH03254636A publication Critical patent/JPH03254636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、檳榔子の保存方法(鮮度保持方法)及び保存
剤に関するものであり、更に詳しくは、収穫された檳榔
子の商品価値(鮮度)をより長く維持するための保存方
法及び保存剤に関するものである。
(従来の技術) 檀梅の実(檳榔子)は、特に台湾に於て嗜好品としてそ
の消費量が衡めて大きい。近年、檳榔子の生産量は飛躍
的に伸びており、台湾の農林庁の調査では作付面積か過
去10年間で10倍になっている。また現在の株数は約
2700万株であるが、農林庁の見積りによればここ5
年以内に4000万株を越えるのは必至である。檳榔子
は嗜好性の高いものであるため、−年を通して需要があ
るが、その収穫時期は通年ではなく、特に1〜4月は収
穫量が激減するため価格の変動か著しい。しかし、現在
は冷蔵で1ケ月弱の保存すら不可能である。檳榔子の品
質は時間が経つと急速に低下していき品質の低下は初期
には変色から始まる。収穫直後には鮮やかな緑青色であ
るが、次第に青味が抜け、鈍い緑色に変色し、やがては
腐敗に至る。
この変色及び腐敗の機構は複雑であるが、呼吸がその主
因と考えられる。即ち、棺榔子は通常の青果物に比べて
呼吸が激しく、そのため急速な鮮度低下が起こると考え
られる。しかし、目下のところ冷蔵以外の方策はとられ
ておらず、鮮度低下を防ぐにはこれでは到底不十分であ
り、その解決が望まれていた。
(発明か解決しようとする課題) 本発明は上述の檳榔子の鮮度低下を抑制する方法、特に
その変色及び腐敗を抑制する方法及びそのための保存剤
を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明者らはこのような背景より、檳榔子の保存方法に
ついて検討した結果、保存雰囲気の酸素濃度0.5〜5
vol.%に低下させ、更にその範囲に維持することが
重要であることを見いだし、本発明を完成した。即ち、
本発明は、 (1)楢榔子を保存するに際し、棺榔子を容器に入れ、
該容器内酸素濃度を0.5〜5vol.%として保存す
ることを特徴とする棺榔子の保存方法、 (2)植榔子を保存するに際し、檳榔子と共に、脱酸素
剤を共存させる上記(1)に記載の方法、(3)塩素酸
塩、亜塩素酸塩及び次亜塩素酸塩からなる群より選ばれ
た少なくとも一種と鉄粉を含む脱酸素剤を共存させる上
記(1)に記載の方法、 (4)塩素酸塩、亜塩素酸塩及び次亜塩素酸塩からなる
群より選ばれた少なくとも一種と鉄粉を含む、檳榔子用
保存剤に関する。
本発明において、禎榔子は、植榔子を入れた容器内の酸
素濃度を0.5〜5vol.%として保存するが、好ま
しい酸素濃度は1〜3 vol、%である。酸素濃度が
5vol.%を越えると変色を防止することは不可能で
あり、又、0.5vol.%未満ては、無気呼吸が始ま
りアルコールが発生し、異臭の原因となる。酸素濃度を
上記の範囲にコントロールする方法として脱酸素剤を用
いる方法が好ましい。
脱酸素剤には鉄粉と電解質を主剤としたもの、ハイドロ
サルファイド、亜硫酸塩又は亜ニチオン酸塩を主剤とし
たものなどがある。いずれの脱酸素剤も使用できるが、
本発明の効果をより上げるためには檳榔子を低温で保存
するのか好ましく、したがって、低温ても脱酸素速度か
十分にあるものを選択することが必要である。この点か
ら脱酸素剤としては、鉄と電解質を主剤としたものか好
ましいが、さらに好ましいものとして、塩素酸塩、亜塩
素酸塩及び次亜塩素酸塩(例えば、カリウム塩、ナトリ
ウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、マグネシウム塩等
)からなる群より、選ばれた少なくとも一種(A)と鉄
粉(B)を含む脱酸素剤を挙げることができる。(A)
と(B)の使用割合は任意であるが、(B)100重量
部に対して(A)を1〜50重量部用いるのが好ましく
、特に2〜30重量部用いるのが好ましい。この脱酸素
剤はさらにその性能をあげるために鉄、チタン、ジルコ
ニウム、モリブデン、タングステン、銅、銀、亜鉛、ゲ
ルマニウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウム、等の酸化物、塩化物、炭酸塩、硫酸塩等
から選ばれた化合物の一種以上(C)を含有させること
かできる。特に好ましいものとしては、鉄、銅、銀、亜
鉛、マグネシウムの酸化物の一種以上か挙げられる。こ
れら(C)の使用量は特に限定されないが、(B)10
0重量部にたいして0〜100重量部の範囲が好ましく
、特に1〜50重量部の範囲が好ましい。さらにこの脱
酸素剤は、通常用いられる多孔性の担体に担持させるこ
とか望ましい。好ましい担体としては、シリカ、アルミ
ナ、シリカアルミナ、天然ゼオライト、合成ゼオライト
、タルク、ケイソウ土、鹿沼土、活性白土、粘土鉱物、
活性炭などを挙げることができるが、特にこれらに限定
されることはない。担体は、上記脱酸素剤に対し0〜2
50重量%用いるのか好ましく特に5〜150重量%用
いるのが好ましい。この脱酸素剤は、単に脱酸素能を有
するだけでなく、腐敗、しおれ等の一般的な鮮度低下を
抑制する効果も認められ、特に好ましい。
脱酸素剤は、単に各成分を粉末状で混合して得ることか
出来、又、粒状、顆粒状あるいはペレット状等に成型し
て使用することも出来る。
本発明の要点は酸素濃度を最適範囲にもっていくととも
に該濃度か0.5vol.%未満にならないように、好
ましくは1vo1.%未満にならないように維持するこ
とにある。そのためには脱酸素剤の量を調節すると共に
適当な酸素透過性の容器を選択することが好ましい。容
器としては、檳榔子及び脱酸素剤の量によって異なるが
、好ましくは酸素透過量2〜8000yILl/m/a
tm /24hrs、、特に好ましくは3〜5000m
j / rd / atm / 24hrs、の材質の
ものを選択するとよく、これによって酸素濃度を上述の
最適濃度に維持することが容易となる。容器の好ましい
材質としては、ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン共重合物、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合物、ポリスチレンなどを挙げるこ
とができる。容器としては袋状のもの、箱状のもの等種
々のものを用いることができ特に限定されない。
本発明を実施するにあたり、保存する温度は通常は一1
°C〜15℃であるが特に限定されない。それぞれの温
度て檳榔子の変色及び腐敗抑制などの鮮度保持の効果を
認めることがてきるか、低温はど長期の保存が可能とな
ることは言うまでもない。
従って、−1℃〜5°Cというような低温で保存すると
、より好ましい保存効果か得られる。
本発明において、檳榔子に対する保存剤の使用量は、容
器の種類によって異なるか通常楢榔子1kgに対し1〜
50g用いる。
(実施例) 以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。実施例中「部」は「重量部」を示す。
実施例1 檳榔子400gを鉄粉200部、次亜塩素酸カルシウム
15部、酸化亜鉛15部及び活性炭70部から成る脱酸
素剤(各成分を粉末状で混合したもの)5gと共に厚さ
50ミクロンのポリエチレン袋(酸素透過量3500m
l/nf/atm /24hrs)に密封し、それを1
±10Cに保存した。その結果、40日後でも棺榔子の
変色は認められず、全体的に鮮度は保持された。
袋内酸素濃度は試験開始12時間後には約2%になり、
その後その状態を維持した。それに対して、檳榔子を1
±1°Cて放置したものは15日後に腐敗した。
実施例2〜3 実施例1に於て次亜塩素酸カルシウムの代わりに亜塩素
酸ナトリウムあるいは塩素酸ナトリウムを用いて同様の
試験を行ったところ、同様に40日後でも檳榔子の変色
は認められなかった。
実施例4 実施例1に於て酸化亜鉛の代わりに酸化鉄を用いて同様
の試験を行ったところ、同様に約40日後でも檳榔子の
変色は認められなかった。
実施例5 檳榔子400g実施例1で用いたのと同じ脱酸素剤5g
と共に塩化ビニリデンコートナイロンポリエチレン袋(
酸素透過量7 yd / rd / atm / 24
hrs)に密封し、実施例1と同様に保存した。その結
果、70日後でも楢榔子の変色は認められず、全体的に
鮮度は保持された。袋内酸素濃度は試験開始12時間後
に約1.5%になり、その後その状態を維持した。
実施例6 檳榔子400g実施例4て用いたのと同じ脱酸素剤5g
と共に塩化ビニリデンコートナイロンポリエチレン袋(
酸素透過量7 ml / rd / atm / 24
hrs)に密封し、実施例1と同様に保存した。その結
果、70日後でも檳榔子の変色は認められず、全体的に
鮮度は保持された。袋内酸素濃度は試験開始12時間後
には約1.5%になり、その後その状態を維持した。
実施例7 檳榔子400gを鉄粉と塩化ナトリウムを主剤とする通
常の脱酸素剤(商品名エージレス)5gと共に厚さ50
ミクロンのポリエチレン袋(酸素透過量3500d /
 rd / atm / 24hrs)に密封し実施例
1と同様に試験した。その結果、30日後でも檳榔子の
変色は認められず、全般的に鮮度は保持された。
袋内酸素濃度は試験開始24時間後には、約1.7%に
なり、その後のその状態を保持した。
実施例8 檳榔子400gを鉄粉300部、次亜塩素酸カルシウム
20部、酸化マグネシウム30部、活性炭50部から成
る脱酸素剤(各成分を粉末状で混合したもの)5gと共
に塩化ビニリデンコートナイロンポリエチレン袋(酸素
透過量7 ml / rd / atm / 24hr
s)に密封し、実施例1と同様に保存した。その結果、
60日後でも檳榔子の変色は認められず、全体的に鮮度
は保持された。袋内酸素濃度は試験開始12時間後には
約1.5%になり、その後その状態を維持した。
実施例9 檳榔子400gを鉄粉200部、次亜塩素酸カルシウム
15部及び活性炭85部からなる脱酸素剤(各成分を粉
末状で混合したもの)10gと共に厚さ50ミクロンの
ポリエチレン袋(酸素透過量3500mJ/m/atm
 /24hrs)に密封し、それを1部1℃に保存した
。その結果、40日後でも槓榔子の変色は認められず、
全体的に鮮度は保持された。袋内酸素濃度は試験開始1
2時間後には約2%になり、その後その状態を維持した
実施例10−11 実施例9において次亜塩素酸カルシウムの代りに、亜塩
素酸ナトリウムあるいは塩素酸ナトリウムを用いて、実
施例9と同様の試験を行った所、実施例9と同様な結果
が得られた。
実施例12 鉄粉300部、次亜塩素酸カルシウム15部、酸化亜鉛
7部、酸化第二鉄7部及び活性炭70部を粉末状で混合
し、これを常法により顆粒状に成型した。
この成型物5gを用い実施例8と同様にして試験を行っ
た所、実施例8と同様な結果が得られた。
比較例1 実施例1に於てポリエチレン袋の代わりにポリエステル
アルミ蒸着ポリエチレン袋(酸素透過量0、7 yd 
/ rd / atm / 24hrs)を用いた以外
は、全く同様にして試験を行った。その結果、袋内酸素
濃度は0.5%未満となり檳榔子の変色は防止できたが
、異臭(アルコール臭)が発生した。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、檳榔子の変色等の鮮度低下、劣
化か抑制され、檳榔子の鮮度を保持することかできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、檳榔子を保存するに際し、檳榔子を容器に入れ、該
    容器内酸素濃度を0.5〜5vol.%として保存する
    ことを特徴とする檳榔子の保存方法。 2、檳榔子を保存するに際し、檳榔子と共に、脱酸素剤
    を共存させる請求項1に記載の方法。 3、塩素酸塩、亜塩素酸塩及び次亜塩素酸塩からなる群
    より選ばれた少なくとも一種と鉄粉を含む脱酸素剤を共
    存させる請求項1に記載の方法。 4、塩素酸塩、亜塩素酸塩及び次亜塩素酸塩からなる群
    より選ばれた少なくとも一種と鉄粉を含む、檳榔子用保
    存剤。
JP2052676A 1990-03-06 1990-03-06 檳榔子の保存方法及び保存剤 Pending JPH03254636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2052676A JPH03254636A (ja) 1990-03-06 1990-03-06 檳榔子の保存方法及び保存剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2052676A JPH03254636A (ja) 1990-03-06 1990-03-06 檳榔子の保存方法及び保存剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03254636A true JPH03254636A (ja) 1991-11-13

Family

ID=12921485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2052676A Pending JPH03254636A (ja) 1990-03-06 1990-03-06 檳榔子の保存方法及び保存剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03254636A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106017049A (zh) * 2016-05-12 2016-10-12 广东省现代农业装备研究所 一种卤水槟榔的热泵干燥方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106017049A (zh) * 2016-05-12 2016-10-12 广东省现代农业装备研究所 一种卤水槟榔的热泵干燥方法
CN106017049B (zh) * 2016-05-12 2018-05-01 广东省现代农业装备研究所 一种卤水槟榔的热泵干燥方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4337276A (en) Method for storing produce and container and freshness keeping agent therefore
WO2002069723A2 (en) Devices and methods for prolonging the storage life of produce
Nayik et al. Developments in packaging of fresh fruits-shelf life perspective: A review
JPH0292236A (ja) カット野菜の保存方法
JPS6094056A (ja) ブロツコリ−保存袋
JPH03254636A (ja) 檳榔子の保存方法及び保存剤
KR20150108106A (ko) 이산화염소 가스 방출용 고분자 겔 및 이를 포함하는 식품의 포장방법
US3946118A (en) Process for retaining freshness of fruits, vegetables and cereals
JP2020516548A (ja) 包装フィルム
JP2917343B2 (ja) 青果物の鮮度保持方法
JPH06125696A (ja) 枝豆入り包装体
JPH04117240A (ja) ブドウ類の保存剤および保存方法
JPH04370058A (ja) 牛肉の保存剤及び保存方法
JP4296817B2 (ja) ニンニクの保存方法およびニンニクの包装体
JP2005287346A (ja) 農産物・園芸産物の冷蔵用鮮度保持剤及び冷蔵用鮮度保持方法
JPH02111437A (ja) 脱酸素剤
JP2003144044A (ja) 青果物のカビ防止方法と包装体
JPH0466047A (ja) ウニの保存方法
JPH0451845A (ja) 鮮度保持剤及びそれによる鮮度保持方法
JPS63198938A (ja) 鮮度保持剤または脱エチレン剤
JP3117558B2 (ja) ブロッコリー入り包装体
JPS6322501A (ja) 農産物の鮮度保持剤
JPS6147131B2 (ja)
JPH0870764A (ja) 魚貝類の日持ち向上用ガス組成物および魚貝類の日持ち向上方法
JPH0451844A (ja) 干物類の保存剤及び保存方法