JPH02111437A - 脱酸素剤 - Google Patents

脱酸素剤

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JPH02111437A
JPH02111437A JP26277588A JP26277588A JPH02111437A JP H02111437 A JPH02111437 A JP H02111437A JP 26277588 A JP26277588 A JP 26277588A JP 26277588 A JP26277588 A JP 26277588A JP H02111437 A JPH02111437 A JP H02111437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
oxygen
deoxidizing
iron powder
deoxidizing agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP26277588A
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English (en)
Inventor
Masanori Ogawa
小川 正宣
Mutsumi Matsumoto
松本 睦実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は特に低温での脱酸素能に優れた脱酸素剤に関す
るものである。
(従来の技術) 脱酸素剤は包装内の酸素を取り除(ことによって、かび
などの好気性菌の増殖を抑制したり、油脂類の酸化を防
止するため、菓子類などの品するには問題があり、改良
の余地があるのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) 脱酸素剤は好気性菌の抑制には効果があるが嫌気性菌に
は効果を示さない。嫌気性菌をも抑制するためには脱酸
素剤を使用すると同時に低温での保存が好ましい。さら
に、最近では魚、肉類、青果物などの保存にも脱酸素剤
の利用が拡大されつつあり、冷蔵あるいは冷凍での使用
が増える傾向にある。しかしながら、現状の脱酸素剤は
低温では酸素との反応速度が遅く、速やかに酸素を取り
除くことが出来ないため、上述の要請に完全に応えられ
ていない。
本発明は脱酸素剤のこのような欠点を解消し、低温での
脱酸素活性に優れた脱酸素剤を提供することを目的とし
ている。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは塩素酸塩、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩を主
成分とし、これにある種の金属酸化物、金属塩を加え、
これを更に好ましくは多孔性担体に担持した系が収穫し
た青果物や花卉類の優れた鮮度保持剤であることを見出
だし特許出願を行った(特願昭62−203534、特
願昭62−232079等)。その後、本発明者らは更
にこの系に鉄粉を添加したところ、高い脱酸素活性が発
現することを見出だした。そこで、この系について鋭意
検討を加えた結果、塩素酸塩、亜塩素酸塩または次亜塩
素酸塩から選ばれた少なくとも一種と鉄粉を含有し、こ
れにさらにある種の金属酸化物を添加した系が高い脱酸
素活性を有している上に、特に低温での脱酸素活性に優
れた脱酸素剤であることを見出だし、本発明を完成する
に至った。
なお、先に述べた通り、鉄粉を主剤とする脱酸素剤には
電解質の共存が必須であることは知られている。電解質
としては種々のものが提案されており、その中には塩素
酸塩、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩も含まれている。しか
しながら、本発明者らの検討によれば、これら既知の系
は低温での脱酸素活性に問題がある。本発明の要点はこ
れにさらにある種の金属酸化物を共存させると特に低温
での脱酸素活性が増大すること見出だした点にある。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明は塩素酸塩、亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩から
選ばれた少な(とも一種と鉄粉を含有し、さらに酸化第
二鉄、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化ジルコニウム、酸化ゲルマニウム、酸化銅、
酸化銀、酸化マンガンから選ばれた少なくとも一種を含
有することを特徴とする脱酸素剤に関するものである。
本発明で用いられる塩素酸塩、亜塩素酸塩、次亜塩素酸
塩には特に限定はないが、好ましいものとしては、それ
ぞれのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩などを挙げ
ることができる。
これらの化合物の鉄粉に対する割合は任意であるが、鉄
粉100重量部に対して好ましくは1〜50重量部、更
に好ましくは5〜30重量部である。
酸化第二鉄、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化ゲルマニウム、酸
化銅、酸化銀、酸化マンガンの鉄粉に対する割合も任意
であるが、鉄粉100重量部に対して好ましくは5〜9
0重量部、更に好ましくは5〜60重量部である。
本発明の脱酸素剤の調製法は特に限定されな(・が、粉
末の状態で均一に混合する方法が簡便で好ましい。
本発明の脱酸素剤は鉄粉を主剤とする他の脱酸素剤と同
様、水分の存在によって脱酸素速度が加速される。従っ
て、水分が共存する雰囲気の場合には上記の組成物で十
分脱酸素が行われる。しかしながら、一般的には水蒸気
を放出する含水物を上記の組成物と組み合わせることが
好ましい。組み合わせる含水物として特に限定はないが
、シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、ゼオライト、ケ
イソウ土、粘土鉱物、活性炭などの通常の多孔性担体や
吸水性ポリマーに水分を含ませたものなどを挙げること
ができる。なお、上記の多孔性担体は含水物としなくて
も、それ自体添加することができる。
本発明の脱酸素剤の特徴は低温での脱酸素活性に優れて
いることであり、0℃付近ある(・はそれ以下での使用
に十分耐えるものである。
一方、前述した通り、本発明の脱酸素剤組成物から鉄を
除いた系は青果物等の鮮度保持剤として有用であり、青
果物等から発生するエチレンその他のガスを分解するこ
とによって追熟を防止したり、腐敗やかびを抑制する。
鉄粉を添加した本発明の組成物もこの性質を保持してい
ることが期待されたが、実際にその通りであることが分
かり、本発明の組成物は低温活性に優れ能を有している
極めて特異な組成物であることが判明した。従って、本
発明の脱酸素剤は通常の脱酸素剤としての使用はもちろ
ん、青果物、花丹類の貯蔵および食肉、水産物などの生
鮮食料品の冷蔵、冷凍条件での貯蔵にも有用である。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。
実施例1゜ 鉄粉100重量部、次亜塩素酸カルシウム15重量部、
酸化第2鉄10重量部、活性炭25重量部を粉末の状態
で均一に混合し、脱酸素剤組成物を得た。この組成物4
gに水1gを加えて混ぜ合わせ、通気性の袋に充填し、
これを内容量10100Oのガラス製容器に入れて密封
し、中の空気中の酸素濃度変化を経時的に測定した。測
定は温度を変えて行い、結果を表IK示した。
比較例1゜ 実施例1において酸化第2鉄をぬいて、鉄粉100重量
部、次亜塩素酸カルシウム15重量部。
活性炭35重量部を用いて同様に脱酸素剤組成物を得、
同様に試験を行った。結果を表1に示した。
表     1 実施例2〜10゜ 実施例1と同様にして、表2に示す組成の脱酸素剤を得
た。それぞれについて、実施例1と同様の試験を行った
。結果を表2に示した。
実施例11゜ 鉄粉100重量部、次亜塩素酸カルシウム25重量部、
酸化第2鉄10重量部、酸化亜鉛10重量部、活性炭5
5重量部を粉末の状態で均一に混合し、脱酸素剤組成物
を得た。この組成物について、実施例1と同様の試験を
行い、結果を表2に示した。
実施例12゜ 実施例11で得た脱酸素剤5gを通気性の袋に入れ、り
んご(玉杯)2kgと共に厚さ50ミクロンのポリエチ
レン袋に密封し、15℃に保存した。
その結果、2か1後でも硬度が保持され、十分な鮮度を
有していたのに対し、脱酸素剤を入れなかったものは一
部腐敗が生じ、全体的に軟化し、食食味も低下していた
実施例13〜15゜ 実施例1において次亜塩素酸カルシウムの代わりに、亜
塩素酸ナトリウム、塩素酸カリウム、次亜塩素酸ナトI
Jウムをそれぞれ用いて、同様て脱酸素剤組成物を得、
同様に試験を行った。結果を表3に示した。
表     3 (発明の効果) 本発明の脱酸素剤は低温での脱酸素能に優れているため
、従来の脱酸素剤で問題であった低温での使用が可能で
あると同時に、青果等の鮮度保持機能を有している特異
な組成物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩素酸塩、亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩から選ばれた
    少なくとも一種と鉄粉を含有し、さらに酸化第二鉄、酸
    化コバルト、酸化ニッケル、酸化亜鉛、酸化チタン、酸
    化ジルコニウム、酸化ゲルマニウム、酸化銅、酸化銀、
    酸化マンガンから選ばれた少なくとも一種を含有するこ
    とを特徴とする脱酸素剤。
JP26277588A 1988-10-20 1988-10-20 脱酸素剤 Pending JPH02111437A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05237373A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Nippon Steel Corp 脱酸素剤
JPH05330567A (ja) * 1992-05-22 1993-12-14 Toyo Seikan Kaisha Ltd 密封容器蓋を用いた容器の密封方法及びその密封容器蓋
JP2006131699A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Toppan Printing Co Ltd 酸素吸収能を有する接着剤組成物およびそれを用いた積層体
WO2024014022A1 (ja) * 2022-07-11 2024-01-18 Jfeスチール株式会社 酸素反応剤用鉄基粉末および酸素反応剤

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