JPH03251966A - データ処理装置、画像処理装置、シフトレジスタ回路、ルックアップテーブル回路、演算回路、画像処理システム - Google Patents

データ処理装置、画像処理装置、シフトレジスタ回路、ルックアップテーブル回路、演算回路、画像処理システム

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JPH03251966A
JPH03251966A JP5011390A JP5011390A JPH03251966A JP H03251966 A JPH03251966 A JP H03251966A JP 5011390 A JP5011390 A JP 5011390A JP 5011390 A JP5011390 A JP 5011390A JP H03251966 A JPH03251966 A JP H03251966A
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浜田 朋之
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亀島 鉱二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、逐次入力される時系列データをハードウェア
処理手段によりパイプライン的に処理し、処理結果を逐
次出力するデータ処理装置に係り、特に画像の局所領域
処理に好適なワンチップ形のデータ処理装置に関する。
〔従来の技術〕
大量のデータに対して同一の演算処理を施すデータ処理
としては、シュミレーションにおけるデータ処理や、2
次元データマツプ又は2次元画像データ処理等があり、
これらの処理は一般の逐次形コンピュータでも実行可能
であるが、それらの処理を高速で行うためには、専用の
データ処理装置が望ましい。例えば、画像処理の分野で
は、2次元に配列された画素データに対して、3×3画
素などの局所的な画素データを用いて演算を行う処理(
局所画像処理)を3,932,160回/秒の速度で行
うことが必要となる。このような高速データ処理を行う
ために、特開昭59−146366又は特開昭62−1
40183に示すような専用のデータ処理装置が開発さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の技術では、広く汎用的な局所的画像
処理を行うために加減算回路、乗除算回路などを組合せ
、場合によってはそれらの回路を時分割で数回利用する
ことにより演算を行っている。そのため、回路の構成、
又はデータ処理装置を流れるデータのタイミングの管理
が複雑となり、装置の設計、動作テストも難しいという
問題がある。
また、回路が複雑になるためワンチップのLS■回路に
納まらず、複数のLSIや外付は回路を用いてデータ処
理装置を構成しなければならないという問題がある。こ
れらの問題は、更にそのデータ処理装置を使用するユー
ザにとっても、またその装置を使用したシステムを構成
する上で高度な知識を必要とし、システム構成を難しく
していた。
本発明の目的は、複数のデータを時系列的に入力し、該
複数のデータ中の一のデータに対し、該一のデータと時
間的に一定の相対関係にある一定数のデータを用いで、
所定の演算処理を施して出力するデータ処理装置を、ハ
ードウェア回路を用いて簡単な構成により実現できかつ
データ処理タイミングの管理が簡単で、ワンチップLS
I回路に実現できるものとすることにある。
また、上記目的に加え、局所画像処理に好適な画像処理
装置を提供することにある。
また、上記画像処理装置を実現するに好適な構成の回路
要素を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のデータ処理装置は、
複数のデータを時系列的に入力し、該複数のデータ中の
一のデータに対し、該一のデータと時間的に相対関係に
ある一定数のデータを用いて、所定の演算処理を施して
出力するデータ処理であって、前記入力される前記一の
データを含む各データをそれぞれ前記相対関係に応じて
遅延させ、最後に人力されるデータと同一のタイミング
で出力する遅延回路と、該遅延回路から出力される各デ
ータを入力し前記所定の演算処理を施す演算処理回路と
を有してなることを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、画素データ遅延回路と
、ルックアップテーブル回路と、演算処理回路とを含ん
でなる画像処理装置であって、前記画素データ遅延回路
は、2次元配列の画素データを時系列に入力し、該入力
される一の画素データと該一の画素データに対応する画
素に隣接する画素の隣接画素データを、それぞれ前記時
系列の相対関係に応じて遅延させ、最後に入力される前
記隣接画素データと同一のタイミングで出力するものと
され、前記ルックアップテーブル回路は、前記画素デー
タ遅延回路から入力される各画素データに対応させて設
けられたメモリと該メモリの駆動回路とを有し、該各メ
モリは、前記各画素データをアドレスとし該アドレスに
対応するニリアに各画素データを予め定められた関数に
より処理してなる処理データが格納されてなり、前記メ
モリの駆動回路は、前記入力される画素データに対応す
る前記処理データを前記メモリから読み出して出力する
ものとされてなり、 前記演算処理回路は、前記各ルックアップテーブル回路
の出力データを入力し、これらを所定の加減算により処
理して出力するものとされたものである。
なお、上記画像処理装置に画像制御信号遅延回路を設け
、該制御信号遅延回路は、画像制御信号を入力し、該画
像制御信号を前記画素データ遅延回路と前記ルックアッ
プテーブル回路と、前記演算処理回路とによる前記一の
画素データの遅延時間に応じて遅延させて出力するもの
とされ、前記画素データ遅延回路は、前記画像制御信号
のブランキング期間に同期させて前記画素データの入力
がホールドされるものとすることができる。
また、前記画素データ遅延回路が、2つのメモリと、該
メモリの駆動回路とを有し、入力されるnビットの時系
列画素データをnビット遅延させて出力するシフトレジ
スタ回路を含んでなり、前記メモリは、それぞれ少くと
もn / 2ワードのメモリエリアを有してなり、前記
メモリ駆動回路は、順次入力される画素データを前記2
つのメモリに交互に書き込むとともに、該書き込まれた
画素データをnビット遅れて交互に読み出すものとする
ことができる。
また、前記ルックアップテーブル回路が、メモリと、定
数レジスタと、第1と第2のマルチプレクサとを有し、
前記第1のマルチプレクサは通常モードのアドレスと設
定モードのアドレスを入力し、該2つのアドレスの一方
を別に入力される選択信号により選択して前記メモリの
アドレス入力とするものとされ、前記第2のマルチプレ
クサは前記メモリと前記定数レジスタの出力を入力し、
該2つの出力の一方を別に入力されるモード切換信号に
より選択して出力するものとされ、前記メモリは入力さ
れる書き込み制御信号により別に入力される設定データ
を前記アドレス入力に対応するメモリエリアに格納する
ものとされ、前記定数レジスタは前記モード切換信号に
より別に入力される設定データを蓄積するものとするこ
とができる。
また、前記演算処理回路が、2つの入力データを別に入
力されるセレクト信号に応じて加算又は減算する加減算
回路と、予め定められた上限値又は下限値を発生する上
下限値発生回路と、前記加減算回路の演算出力と前記上
下限値発生回路の上限値又は下限値とを入力し、いずれ
か一方を選択して出力するマルチプレクサとを有し、該
マルチプレクサは前記加減算回路からオーバーフロー信
号又はアンダーフロー信号が出力されたとき前記上限値
又は下限値を選択して出力するものとすることができる
さらに、前記演算処理回路に、前記加減算回路の出力と
前記2つの入力データとを入力し、いずれか一方を選択
して出力する第2のマルチプレクサを設け、該第2のマ
ルチプレクサは前記セレクト信号が減算のときに前記オ
ーバーフロー信号が出力されたときは前記2つの入力デ
ータの内の減算側の入力データを最大値として出力し、
前記セレクト信号が加算のときは前記マルチプレクサの
8方を出力するものとすることができる。
また、前記ルックアップテーブル回路に第1と第2のト
ライステッドバッファとを設け、前記第1のトライステ
ッドバッファは別に入力される制御信号により前記通常
のアドレスを外部に出力するものとされ、前記第2のト
ライステッドバッファは別に入力される制御信号により
前記第2のマルチプレクサの出力を外部に出力するもの
とすることができる。
また、本発明の画像処理装置を実現するに好適な構成回
路は、次のとおりである。
画像データ遅延回路は、2つのメモリと、該メモリの駆
動回路とを有し、入力されるnビットの時系列データを
nビット遅延させて出力するシフトレジスタ回路を有す
るものとし、前記は、それぞれ少くともn / 2ワー
ドのメモリエリアを有してなり、前記メモリ駆動回路は
、順次入力されるデータを前記2つのメモリに交互に書
き込むとともに、該書き込まれたデータをnビット遅れ
て交互に読み呂すものとすることが望ましい。
ルックアップテーブル回路は、メモリと、定数レジスタ
と、第1と第2のマルチプレクサとを有するものとし、
前記第1のマルチプレクサは通常モードのアドレスと設
定モードのアドレスを入力し、該2つのアドレスの一方
を別に入力される選択信号により選択して前記メモリの
アドレス入力とするものとされ、前記第2のマルチプレ
クサは前記メモリと前記定数レジスタの出力を入力し、
該2つの出力の一方を別に入力されるモード切換信号に
より選択して出力するものとされ、前記メモリは入力さ
れる書き込み制御信号により別に入力される設定データ
を前記アドレス入力に対応するメモリエリアに格納する
ものとされ、前記定数レジスタは前記モード切換信号に
より別に入力される設定データを蓄積するものとされて
なることが望ましい。
演算処理回路は、2つの入力データを別に入力されるセ
レクト信号に応じて加算又は減算する加減算回路と、予
め定められた上限値又は下限値を発生する上下限値発生
回路と、前記加減算回路の演算出力と前記上下限値発生
回路の上限値又は下限値とを入力し、いずれか一方を選
択して出力するマルチプレクサとを有するものとし、該
マルチプレクサは前記加減算回路からオーバーフロー信
号又はアンダーフロー信号が出力されたとき前記上限値
又は下限値を選択して出力するものとすることが望まし
い。また、前記加減算回路の出力と前記2つの入力デー
タとを入力し、いずれか一方を選択して出力する第2の
マルチプレクサを設け、該第2のマルチプレクサは前記
セレクト信号が減算のときに前記オーバーフロー信号が
出力されたときは前記2つの入力データの内の減算側の
入力データを最大値として出力し、前記セレクト信号が
加算のときは前記マルチプレクサの出力を出力するもの
とすることができる。
〔作用〕
このように構成されることから、本発明によれば、次の
作用により上記目的が達成される。
本発明のデータ処理装置によれば、遅延回路によって、
時系列に入力される一のデータを含む各データがそれぞ
れ時系列の相対関係に応して遅延され、最後に入力され
るデータと同一のタイミングで出力される。したがって
、データ処理タイミングの管理が不要となる。また、こ
の様な遅延回路は、ハードウェアにより容易に形成でき
る。そして、この遅延回路から出力される各データを入
力し所定の演算処理を施す演算処理回路も、ハードウェ
アにより簡単な構成により実現できる。
また、本発明の画像処理装置によれば、画素データ遅延
回路によって、処理対象の一の画素データとこれに隣接
する画素の隣接画素データが、同一のタイミングで出力
される。そして、ルックアツブテーブル回路により、そ
れらの画素データをアドレスとし予め定められた関数に
より処理してなる処理データが読み出される。この読み
出された処理画素データは、演算処理回路により所定の
加減算処理がなされ、局所領域処理された画素データが
入力画素データと同様な時系列画素データとして出力さ
れる。
なお、一般に2次元画像データには水平ラインごとまた
は一画面ごとにブランキング信号(画素データとしては
無効な信号)を含む画像制御信号が含まれる。これに対
しては、画像制御信号遅延回路を設け、これにより画像
制御信号を前記画素データ遅延回路と前記ルックアップ
テーブル回路と、前記演算処理回路とによる前記一の画
素データの遅延時間に応じて遅延させて出力するものと
することにより、画素データと画像制御信号との同期関
係を保持しつつ出力することができる。その結果、デー
タの流れが簡明となり、装置の設計や動作テストが容易
になる。なお、この場合、前記画素データ遅延回路は、
前記画像制御信号のブランキング期間に同期させて前記
画素データの入力をホールドするようにすると、その分
遅延回路の段数を少なくできる。
また、画素データ遅延回路のシフトレジスタを、2つの
メモリと、該メモリの駆動回路とを有して構成したもの
によれば、単位遅延回路を遅延時間に応じて直列接続す
る場合よりも小形になる。
しかも、個々の画素データの入力に合わせてカウンタを
駆動するようにし、そのカウント値をメモリアドレスと
することにより、画素データの数に応じ必要な遅延を行
わせる可変長シフトレジスタとして作用する。
また、局所領域画素の演算処理にががる定数倍演算を、
メモリを用いたルックアップテーブル回路により行う構
成としたことから、演算回路のサイズを小形にでき、上
記のシフトレジスタの小形化とあわせ1画像処理装置を
ワンチップLSIに実装することが可能になる。しかも
、ルックアップテーブル回路を用いたことから、定数倍
演算だけでなく、任意の関数による演算処理を行わせる
ことが可能となり、演算内容にかなりの汎用性を持たせ
ることができる。これに加え、ルックアップテーブル回
路に定数レジスタを設けたものによれば、回路動作のテ
ストを簡単に行うことができる。しかも、画像データの
演算処理時には、ルックアップテーブルのデータを書き
換えることなく、−時的に定数出力を得ることができる
という付加的な機能を持たせることが可能になる。
また、加減算を行う演算回路を上下限リミッタ付きとし
たものによれば、演算結果がオーバーフロー又はアンダ
ーフローしても、出力データが不連続に飛んでしまうこ
とがない。その結果、本来の滑らかな変化に近い画像デ
ータとして、意味のある演算結果が得られる。なお、リ
ミッタ付きの演算化の減算を利用して、最大値選択を行
う回路を容易に構成できる。
また、制御回路を介して、その回路内の制御レジスタや
ルックアップテーブル回路の設定状態を、全て外部から
読み出し可能にしたことがら1画像処理装置を制御する
上位装置のソフトによりそれらの設定状態を記憶してお
かなくても、いつでも画像処理装置の状態を知ることが
できる。その結果、画像処理システム全体との関係で機
能診断に利用できる。また、ソフトで記憶している状態
と実際の画像処理装置の状態との不一致によるバグを防
止できる。さらに、ルックアップテーブル回路の入力ア
ドレスデータをそのまま外部に出力するモニタ端子を設
けたものによれば、画像処理装置の動作テストを組織的
に行うことができる。
2次元元画素データを走査して得られる、各ラインの時
系列データの区切り等を識別するための画像制御信号を
、画像データと同期させて人出刃するようにしているこ
とから、本発明に係る画像処理装置を用いて画像処理シ
ステムを構成するにあたり、データ信号線の扱いが簡明
となり、システムの構成を組織的に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
第1図に、本発明を適用してなる画像処理装置の全体構
成図を示す。本実施例装置はワンチップLSIに実装さ
れたものである。本実施例の画像処理機能は、2次元の
画像データに対して隣接4近傍画素に関する局所領域演
算を行うことである。
即ち、画像を構成する各画素に対して、その画素とその
上下・左右に隣接する4個の画素のデータを用いて演算
を行い、その結果を2次元の画素データとして出力する
ことである。この局所領域演算は、以下の式(1)によ
り定義することができる。まず、2次元の画像データを
第2図に示すようなmXn個の画素データの集合とし、
各画素データを左上隅から順に番号付けして、Pij(
CI−m。
j=1−n)により表現する。この画像データに対する
局所領域演算とは1画像を構成する任意の画素データP
ijに対して、その4隣接画素データPト、eJyP、
+□*J、Pi*J−1y PisJや、を用いてq 
iJ: k  (a6P*J+  axPs−x、*+
 a2Pt+8.。
+ a 、Pl eJ −1+ a 4P丈0、。、)
  (1)を計算することである。局所領域演算の具体
的な用途としては、画像の濃淡変化を滑らかにするスム
ージング処理や濃淡の急変点を検出するエツジ検出等を
上げるための処理に用いる。
4隣接近傍画素に関する局所領域演算は、画像処理にお
いて最も本質的なものであり、本実施例はこの局所領域
演算を行う画像処理装置に関するものである。但し、任
意サイズの局所領域演算を行う画像処理装置についても
1本実施例の回路構成と同様の手法により構成すること
ができる。
(装置の全体構成) 第1図に示すように、本実施例の主要回路は、n段のシ
フトレジスタ回路1,2.3とルックアップテーブル回
路4,5,6,7,8,9と、演算回路10,11,1
2,13と、制御回路14と、信号遅延回路15〜38
を有して構成されている。また、画素データのデータ入
力端子50、制御信号入力端子51a、b、データ出力
端子52、制御信号出力端子53a、b、モニタ出力端
子54、制御回路へのアドレス入力端子55、制御デー
タ入力端子56.入力出力制御端子57a−c、制御デ
ータ出力端子58、クロック信号入力端子59の各端子
が設けられている。図中太い線で示した信号線はデータ
幅Sビットのデータ信号線を表し、細い線で示した信号
線は制御信号線を表す。また、白抜きの線はデータ線、
アドレス線、制御線からなるバスタイブの信号線を表す
クロック信号入力端子59より入力されたクロック信号
は、図中全ての回路に供給され、全ての回路はこのクロ
ック信号と同期して動作する。即ち、このクロック信号
によりn段のシフトレジスタ回路1,2.3は、取り込
んだデータをnクロックサイクルだけ遅延させて出力し
、信号遅延回路15〜38は1クロツクサイクルだけ遅
延させて出力する。また、演算回路10,11,12゜
13、ルックアップテーブル回路4,5,6,7゜8.
9も、このクロック信号と同期して入力データに対する
処理結果を1クロツクサイクルの後に出力するように設
計しである。
なお、ルックアップテーブル回路4,5,6゜7.8.
9は、この順にに=o、1,2,3,4゜5の番号をっ
け、以下必要に応じてに番目のルックアップテーブル回
路と呼ぶことがある。
(装置の各部構成及び動作) ここで、第1図実施例の各回路の構成を動作とともに説
明する。
画素データは、データ入力端子50よりデータ1tis
ビツトのデータとして1クロツクサイクルにつき1デー
タの割合で入力される。データは画像の左上隅の画素よ
りP x+1t p、、2. ”””HP4.n +P
!+11・・・・・・g P all n g・・・・
・・、Pm、nの順に時系列により入力される6人力さ
れたデータはシフトレジスタ回路2,3、信号遅延回路
31,32゜33.34,35.36により、それぞれ
3゜2+n、4+n、3+n、3+2nサイクル分だけ
遅延してルックアップテーブル回路4,5,6゜7.8
に入力される。このときルックアップテーブル回路7に
入力されるデータPIJのタイミングを基準に考えると
、その他のルックアップテーブル回路4,5,6.8へ
入力されるデータのタイミングは、それぞれ−n、−1
,+1.+nサイクルずれている0画素データは1画像
の左上隅から順に入力されるので、ちょうど画素データ
P1Jがルックアップテーブル回路7に入力される時に
P1□+JIPl+J−□tPI+J+0.Ptや1.
、に相当する画素データがルックアップテーブル回路4
,5゜6.8に同一タイミングで入力されることになる
ルックアップテーブル回路はメモリの一種であり、入力
された画素データをアドレスとし、そのアドレスに書き
込まれているデータを出力する。ルックアップテーブル
のアドレスXに値aXのデータを格納しておくことによ
り、入力データを8倍する演算を行うことができる。こ
のようにして各画素データをルックアップテーブルによ
りaot altazl a3倍したものを演算回路1
0,11,12゜13により加え合わせ、ルックアップ
テーブル回路9により更にに倍して出力する。ここで、
演算回路10,11,12,13はデータを入力してか
ら演算結果を得るまでに1クロツクサイクルの遅延が生
じるので、ルックアップテーブル回路7と演算回路13
の間に信号遅延回路37.38を置くことにより演算回
路13のデータの入力タイミングを合わせることができ
る。
本実施例装置に入力する画像データをビデオ信号のよう
な映像信号から得る場合1画像データは一般に第3図に
示すような時系列データになる。
即ち、1画像をm X n画素のデータに分解した場合
、1ライン分の画像データn個が続いた後、走査線の水
平帰還と水平方向画像外領域のためのホリゾンタル・ブ
ランキング(以下HBと略記)の間だけNh個の無効デ
ータが続き、再び次のラインに相当するデータが続く。
そして、mライン分の画像データの後に走査線の垂直帰
還と垂直方向画像外領域のためのパーティカル・ブラン
キング(以下VBと略記)の間だけNv X (n +
 Nh)個の無効データが続く。したがって、これらの
無効データの識別と1画面の先頭データの識別のために
同図に示すようなHB倍信号VB信号が必要である。第
3図では、HB倍信号VB信号が共に1であるところの
画像データが有効であり、VB信号が0から1に変化す
るところが1画面の先頭であることを示している。
一方、上述した画素データ処理の各回路により、データ
入力端子50から入力したデータ信号とデータ出力端5
2から出力されるデータ信号の間で遅延が生じる。そこ
で、制御信号入力端子51a。
51bよりデータ信号と同一のタイミングで入力したH
B倍信号VB信号を、処理結果のデータ信号と同一のタ
イミングで制御信号出力端子53a。
bより出力するために、信号遅延回路を設ける必要があ
る。第1図中の信号遅延回路15〜30とシフトレジス
タ回路1はこのためのものである。
第1図において画素データPIJは、データ入力端子5
0より入力されてからルックアップテーブル回路7に到
達するまでに、3個の信号遅延回路31.32.34と
1個のシフトレジスタ回路2を通過する。また、ルック
アップテーブル回路7からの出力データは、2個の信号
遅延回路37゜38と演算回路13、及びルックアップ
テーブル回路9を経てデータ出力端子52よりqlJと
して出力される。従って、PIJが入力されてから(1
1Jが出力されるまでの遅延時間は、合計n + 8ク
ロツクサイクルとなる。ゆえに、HB倍信号VB信号に
はn+8クロツクサイクル分の遅延回路を用意すればよ
い。但し、HB倍信号1ライン毎に繰り返す信号なので
1ライン分の遅延(nクロックサイクル)を作るシフト
レジスタ回路は省略することができる。
実際の1ライン分の時間は、画像データのためのnクロ
ックサイクルとHBのためのNhクロックサイクルを合
わせた(n十Nh)クロックサイクルであるが、Nhn
クロックサイクル無効データの間、シフトレジスタ回路
1,2.3と信号遅延回路33,34,35,36,2
5をホールド状態にして無効データを読み込まないよう
にすることにより、n段のシフトレジスタ回路1で1ラ
イン分の遅延時間を作ることができる。第1図中の制御
信号60a、60bは、このためのもので、HB倍信号
パ0”の間(即ちHB・タイミングの間)シフトレジス
タ回路1,2.3及び信号遅延回路25,33,34,
35.36をホールド状態にする。
制御回路14は、装置の外部からアドレス入力端子55
、制御データ入力端子56、入出力制御端子57a、5
7b、57c、制御データ出力端子58を用いてルック
アップテーブル回路4,5゜6.7,8.9のテーブル
データや制御用レジスタの内容を書き換えることにより
演算回路やルックアップテーブル回路の機能を切り換え
るための回路である。通常、これらの素子制御用の端子
55.56,57a、57b、57c、58は、CPU
のバス信号線などに接続し、CPUにより本画像処理装
置の制御を行う。
上述したように、第1図実施例によれば、シフトレジス
タ回路2,3と信号遅延回路31,32゜33.34,
35.36からなる画素データ遅延回路により、時系列
に入力される一の画素データPiJと、この画素データ
Pt、に隣接する4画素への画素データPi−1,J 
pi*J−、Pt*a+□P、や08、を、それぞれ時
系列の相対関係に応じて遅延させ、最後に入力される隣
接画素データP I+1*Jと同一のタイミングで出力
される。これらの5つの画素データがそれぞれルックア
ップテーブル回路4゜5.6,7.8に入力されると、
予め各画素データをアドレスとするメモリエリアに格納
されている該アドレスを定数倍した処理データが読み出
し出力される。この読み出された処理データは演算回路
10〜13と信号遅延回路37.38からなる演算処理
回路により、予め定められた加算処理がなされ、ルック
アップテーブル回路9によりゲインkが乗じられ、デー
タ出力端子52から処理画素データとして出力される。
即ち、本実施例によれば、一の画素データの演算処理に
用いる隣接画素データを、画素データ遅延回路により同
一のタイミングに合わせるとともに、画素データの局所
領域演算の定数倍処理をルックアップテーブル回路を用
いて行なわせ、それらの出力の加算処理を加算回路素子
からなる演算処理回路により行なわせる構成としたこと
から、画像処理装置内での信号の流れが簡明になり、回
路設計や動作テストが容易になる。
また、ルックアップテーブル回路4〜9をメモリを用い
て構成したことから、演算回路を用いて構成する場合よ
りも回路サイズを小形にできる。
さらに後述するようにシフトレジスタ回路1〜3をメモ
リを用いて構成すれば、1ビツトの遅延回路をn段設け
るより場合よりも回路サイズを小さくでき、第1図の画
像処理装置をワンチップLSIに実装することが可能に
なる。
また、第1図実施例では、ルックアップテーブル回路4
〜9は入力される画素データを定数倍するものとして説
明したが、データ処理の内容によっては任意の関数を作
用させることができる。すなわち、画素データがアドレ
スXであった場合、そのアドレスXに対応するエリアに
f (x)を格納すれば、画素データを任意の関数fで
処理でき、演算の種類に汎用性をもたせることができる
また、2次元画素データの時系列データとともに、水平
走査と垂直走査に係る各ラインの先頭と区切り等を識別
する画像制御信号を入力し、これに同期して画像データ
遅延回路をホールドする一方、画像データの処理に係る
各回路の遅延分だけ画像制御信号を遅延させて出力する
ようにしたことから、本実施例装置を用いて画像処理シ
ステムを構成する際に、データ信号線の取扱いが判り易
いものになる・ 次に、第1図実施例の主要回路の具体的な実施例につい
て詳しく説明する。なお、以下の説明において、本画像
処理装置で取り扱う画素データはSビットの符号付きデ
ータであるものとする。また、データをビットごとに説
明する場合には、最下位ビットから順に1.2.3・・
・・の番号を付けて呼ぶことにする。
(シフトレジスタ回路) 第4図はシフトレジスタ回路1,2又は3の詳細構造を
示す。図示のようにメモリ102、カウンター103、
Dフリップフロップ(以下DFFと略記)104〜10
6、ラッチ107、ストローブ信号生成回路108,1
09、否定(NOT)回路110,111を含んでなる
。また、データ入力端子120、データ出力端子121
、制御入力端子122が設けられている。
メモリ101,102は、WRITE  ENABLE
信号が1のときに、ADDRESS信号で与えるアドレ
スにDATA  IN信号により与えるデータを書き込
む。そして、0UTPUT ENABLE信号が1のと
きに、ADDRESS信号で与えるアドレスのデータを
DATA OUT信号として出力する。
カウンター103は、C0UNT信号がOでLOAD信
号が1のとき、IN信号のデータを内部に取り込み、C
0UNT信号が1でLOAD信号が0のとき、内部に取
り込んでいるデータを1増加させる。そして、内部のデ
ータは常にOUT信号として出力される。
DFF105とラッチ107は、それぞれ入力データと
出力データを一時的に保持するためのものであり、LO
AD信号が1のとき入力データを取り込み、0の時は現
在の値を保持する。出力側には常に現在の値を出力する
ストローブ信号生成回路108,109は、メモリの内
容を読み出すための読みだしストローブ信号を生成する
ものである。
なお、シフトレジスタ回路は、DFFを必要な段数だけ
直列に接続することによっても構成することができるが
、回路のサイズを小さくするため、本実施例では2ブロ
ツクのメモリを用いている。
つまりn段のシフトレジスタ回路は、新しいデータが入
力されるときと同一時に、nクロックサイクル前のデー
タが出力される。しかし、通常のメモリは読み出し動作
と書き込み動作を同時に行うことができないので、2つ
のメモリを用意して交互にアクセスすることによりこれ
を実現しているのである。
第5図は、第4図のシフトレジスタ回路の動作を説明す
る図である。図には8段のシフトレジスタの例を示しで
あるヵ第1のデータ“0″は、メモリ101のアドレス
Oに書き込み、そのときメモリ102アドレスOのデー
タを読み出す(第5図(a))。第2のデータ“1”は
メモリ102のアドレスOに書き込み、その時メモリ1
01のアドレス1のデータを読み出す(第5図(b))
。このように読み書き交互に繰り返し、読み出しまたは
書き込みのアドレスが3(シフト段数/2−1に相当)
になったら再びOに戻り、同じ動作を繰り返す。これに
より同図の第9ステツプ(第5図(i))の状態に示す
ように、9番目のデータ1(8I+が入力されるときに
8ステツプ前のデータ110 I+が出力される。
このような動作を実現するメモリのアクセス手順は、第
6図に示す方法により作ることができる。
まず、1ステツプに1づつ増加する数列123aを生成
する。この数列123aは第4図のカウンタ103によ
り実現できる。但し、数字が8(シフト段数に相当)に
達したらカウンタ103をリセットしてOに戻るように
する。次に、この数列123aを2で割った数列124
aを生成する。
この数列124aはカウンタ103の出力の最下位ビッ
トを除いたビット信号により得られる。そして、2で割
った余りがOのステップを読み出しのタイミングとし、
1のステップを書き込みのタイミングとする。この2で
割った余りはカウンタ103の出力の最下位ビットによ
り与えられる。
これによりメモリ101のアクセス手順が完成する。一
方、メモリ101のアクセス手順を0FF104で1ス
テツプだけ遅らせた数列125aがメモリ102のアク
セス手順となる。第6図では、数列の2番目以降が第5
図の(a)から(1)の動作に対応している。
このような2つのメモリによるシフトレジスタ回路は、
一般にn段(但しnは偶数)のものについても同様の方
法により構成することができる。
即ち、n/2ワードのメモリを用意し、メモリアクセス
手順の生成において数列123aをn−1まで増加する
数列にすればよい。
第4図においてカウンター103は、数列123aを生
成するためのものであり、その出力123の最下位ビッ
トを除いた信号124が数列124aに相当する。また
、123の最下位ビットの信号126は、数列123a
をで割った余りに相当するので、これによりメモリ10
1のアクセス制御信号を生成する。一方、メモリ102
のアクセス制御信号は、信号124,126をDFF1
04で1クロツクサイクル遅延した信号125゜127
により生成する。
制御入力端子122は、HB倍信号接続さ九ており、入
力データが有効である間は、シフトレジスタ回路を動作
状態にし、無効になるとホールド状態にする。始め、入
力データは無効の状態で。
制御入力端子122はOとなり、カウンター103には
Oがロードされている。そして、入力データが有効にな
ると、制御入力端子122が1となり、カウンター10
3は、カウントアツプを始める。そして、1ライン分の
画像データが入力されて、再び入力データが無効になる
と、カウンター103にOがロードされる。
入力データが有効である期間をnクロックサイクルとす
ると、カウンター103は0からn−1までのカウント
アツプを繰り返すことになる。従って、シフトレジスタ
回路全体としてはn段のシフトレジスタとして機能する
。また、入力データが無効であるHBタイミングの期間
は、カウンターは0のままであり、かつDFF 105
のロード信号がOとなるので、入力データはシフトレジ
スタ回路内に読み込まれない。さらに、DFFIO4の
ロード信号もOとなるので、メモリ102へのアクセス
信号は、最後に入力データが有効であったときのものが
保持され、次に入力データが有効になった時へ矛盾なく
引き継ぐことができる。
上述したように、本実施例シフトレジスタ回路のシフト
段数は可変であり、制御入力端子から入力されるHB倍
信号より決めることができる。即ち、1ラインの画素数
やHBタイミングの長さがどんなものであっても、画素
データに正しく対応したHB倍信号入力されれば、正し
く動作することが可能である。従って、実装したメモリ
101゜102のワード数が許す限り、任意のサイズの
画像データに対して対応することが可能である。
なお、第1図において、シフトレジスタ回路1゜2.3
は共に同一の制御信号線60aにより動作/ホールド状
態が制御されているので、これらをまとめて(s+s+
1)ビットのシフトレジスタとすることができる。これ
により第4図のメモリ101.102と0FF105,
107を除き、カウンター103、DFF104,10
6などからなる制御部を2組省略することができる。
(ルックアップテーブル回路) 第7図はルックアップテーブル回路4,5,6゜7.8
又は9の詳細構造を示す。図示のように、メモリ4o1
、マルチプレクサ(MUX)402゜403は定数レジ
スタ(REG)404、ラッチ(LAT)405,40
6、トライステートバッファ407,408、モード切
り換え用論理回路409を有してなる。また、アドレス
入力端子410.411、データ入力端子412、デー
タ出力端子413,414、ボートセレクト信号入力端
子415、モード切り換え信号入力端子416、書き込
み制御信号入力端子417.読みだし制御信号入力端子
418、モニタ出力制御信号端子419、モニタ出力信
号端子420が設けられている。マルチプレクサ402
,403は2つの入力端子と1つの高力端子を持ち、A
信号がOのとき0側の入力を出力し、1のとき1側の入
力を出力する。トライステートバッファ407,408
は、ENABLE信号がOのとき入力と出力の間を切断
状態とし、1のとき接続状態とする。定数レジスタ40
4はLOAD信号が1のとき入力データを取り込み、0
のときは現在の値を保持する。出力には常に現在保持し
ている値を出力する。
機能的にはDFFと同様である。
ルックアップテーブル回路は、入力されたデータをアド
レスとして、そのアドレスの内容を出力するルックアッ
プテーブルとしての通常動作と、テーブルの内容を設定
したり、設定した内容を確認する設定動作の2つの動作
を行う必要がある。
このため、アドレス入力端子、データ出力端子を2つず
つ持ったメモリが必要となる。このような端子を備えた
メモリとしてデュアルポートメモリがあるが、これは通
常のメモリに比べて大きな面積を占める回路となる。一
方、通常のメモリは、コンパクトであるが、アドレス入
力端子、データ出力端子を1つずつしか備えていない。
ここに示すルックアップテーブル回路は、通常のメモリ
に制御回路を付加することによりコンパクトな回路を実
現したものである。
次に、本ルックアップテーブル回路の動作について説明
する。本回路の機能は、ボートセレクト信号415、モ
ード切り換え信号416.書き込み制御信号417、読
み出し制御信号418により制御される。各信号の状態
による回路の動作を第1表に示す。
アドレス入力端子410とデータ出力端子413は、ル
ックアップテーブルの通常動作時のアドレス入力、デー
タ出力を行うための端子である。
一方、アドレス入力端子411とデータ出力端子414
及びデータ入力端子412は、設定動作時にルックアッ
プテーブルの内容を設定、確認するだめの端子である。
ボートセレクト信号415は、ルックアップテーブルの
通常動作と設定動作のためにアドレス入力端子410,
411とメモリとの接続を切り換える。
モード切り換え信号416は、ルックアップテーブル回
路へのデータの読み書きをメモリ401に対して行うか
、定数レジスタ404に対して行うかを選択するための
制御信号である。前者の場合この回路は本来のルックア
ップテーブルとして機能する。これをルックアップテー
ブルモードと呼ぶ。後者の場合、通常動作時には、アド
レス入力端子410から入力されるアドレスデータの内
容に関わらず、常に定数レジスタ404の内容をデータ
出力端子413より出力し、設定動作時には、データの
読み書きは定数レジスタ404に対して行われる。これ
を定数テーブルモードと呼ぶ。
この機能は、後に述べる演算素子の動作テストのために
用いる。
モニタ出力信号420は、モニタ出力制御信号419が
1のとき常にアドレス入力端子410の内容をそのまま
出力する。これも後に述べる演算素子の動作テストのた
めに用いる。
(演算回路) 第8図に演算回路10,11.12又は13の詳細構造
を示す。図示のように加減算回路1001.7/I/チ
プレクサ(MUX)1002.1003、エクスクル−
シブオア回路(以下FORと略記)1004、否定回路
(以下NOTと略記)1005.1006、DFF10
07を含んで構成される。加減算回路1001、マルチ
プレクサ1002、EOR1004によりリミッタ−付
き加減算回路1o10が構成されている。また、データ
入力端子1020,1021、演算結果出力端子102
2、セレクト(SELECT)信号が入力され演算機能
選択端子1o23を有している。
加減算回路1001は、SELECT信号が1のとき入
力の加算A+Bを行い、0のとき減算へ−Bを行う。演
算結果がオーバフロー、またはアンダーフローした場合
は、○VERFLOW信号に1が出力される。また、E
OR1004はSビット対1ビツトのエクスクル−シブ
オアをとる回路であり、入力a+(i=1・・・s)、
bに対して出力はaI EORb (i=1・・・・・
・S)となる。
第8図では、定数データ発生回路10.08から出力さ
れるSビットの定数データ25″″1と加減算回路10
01の出力の最上位ビットとのFORをとるようになっ
ている。つまり、FORIO04と定数データ発生回路
1008により、上下限値発生回路が形成されている。
次に、本演算回路の動作について説明する。本演算回路
は、SELECT信号1o23が1のとき、データ入力
端子1020の値Aとデータ入力端子1o21の値Bの
和A+Bを演算結果出力端子1022より出力し、SE
LECT信号1023がOのとき、AとBの最大値、即
ち、max(A、B)を出力する。ただし、数値はSビ
ットの符号付きデータとして表現するものとし、演算結
果がSビットで表現可能な範囲を越えた場合は表現可能
な範囲内で打ち切った値を出力する。つまり、正の方向
で越えた場合は2s−”−1を、負の方向で越えた場合
には2s−1を演算結果として出力する。例えば、s=
8の場合、表現可能なデータは−128から+127ま
でであり、演算結果がこれを越える場合、正の数なら+
127に、負の数なら−128までで打ち切る。
まず、リミッタ−付き加減算回路1010の部分につい
て説明する。加減算回路1001の演算結果がオーバー
フローまたはアンダーフローを起こした場合、0VER
FLOW信号は1となり、マルチプレクサ1002は1
側のデータを出力する。この時、演算結果がオーバーフ
ローであれば、演算結果の最上位ビットは1となり、定
数2s−1を反転した値2S−1−1がマルチプレクサ
1002を介して以後の回路に出力される。また、演算
結果がアンダーフローであれば、演算結果の最上位ビッ
トはOとなり、定数25−x、をそのまま出力する。こ
れをs = 8の場合について詳しく説明すると、定数
2s−1は2進法のビット表現でrloooooOJ 
(2)となる。オーバーフロ一の場合、演算結果は正の
最大値ro111111J(2)=127を越えるので
最上位ビットが1になり、定数r 1000000 J
 (2)がF ORニヨiJ反転され、rolllll
l」(2)、即ち正の最大値である127が出力される
。一方、アンダーフロ一の場合、演算結果は負の最小値
rloo。
0000J (2)=−128を下回るので最上位ビッ
トがOになり、定数rlooooo00J (2)即ち
負の最小値−128が出力される。このように、加減算
回路1001、EOR1004、及びマルチプレクサ1
002の部分によりリミッタ−付きの加減算回路101
0を構成することができる。
画像データに対する演算では、演算結果がオーバーフロ
ー、またはアンダーフローして、出力データが不連続に
飛んでしまうと、不都合が生じることが多い。例えば、
画像の平滑化演算の場合に、ある画素について127が
出力され、その隣の画素でオーバーフローが起こり、本
来128であるはずのところが−128として出力され
た場合、このデータをそのまま微分処理回路に入力する
と、本来滑らかに変化しているこの画素の付近に大きな
ピークが現れてしまう。加減算回路にリミッタ−を設け
ることにより、このような不都合を防ぐことができる。
次に、演算回路の残りの部分について説明する。
5ELECT信号端子1023が1の場合、リミッタ−
付き加減算回路1010は、データ入力端子1020.
1021より与えられるデータA。
Bの和(A+B)をマルチプレクサ1003に出力する
。この時マルチプレクサ1003のB信号は0となるの
でマルチプレクサのOOが10側入力、即ちいずれの場
合も和A十Bが出力される。
一方、5ELECT信号端子1023がOの場合、リミ
ッタ−付き加減算回路1010は、AとBの差(A−B
)を出力する。この時マルチプレクサ1003のB信号
は1となり、更にA信号が(A−B)の最上位ビットの
反転に接続されているので(A−B)が正の場合は11
側入力であるデータAが出力され、負の場合は01側入
力であるデータBが出力される。即ちこれはmax (
A、B)である。演算結果のリミット機能によりA−B
が仮に表現可能な数値範囲を越える場合でもA−Bが正
の場合は正の数として、負の場合は負の数として出力さ
れるので、単純な論理回路により最大値を決定すること
ができる。
(制御回路) 第9図に制御回路14の詳細構造を示す。図示のように
、制御レジスタ1401,1402、デコーダ回路14
03,1404、トライステートバッファ1405,1
406、AND 1407.0R1408,N0R14
09、N0T1410を有して形成されている。また、
アドレス入力端子55、制御データ入力端子56、読み
書き制御端子55b、出力制御端子55a、素子選択信
号端子55c、データ出力端子1426が設けられてい
る。さらに、端子1420,1421,1422.14
23,1424はルックアップテーブル回路4,5,6
,7,8,9のボートセレクト信号415.モード切り
換え信号416、書き込み制御信号417.読みだし制
御信号418、モ二タ呂力制御信号419に接続する信
号端子であり、端子1425は演算回路10,11,1
2゜13の5ELECT信号端子1023に接続する信
号端子である。また、データ出力端子1426はルック
アップテーブル回路4,5,6,7,8゜9のデータ出
力端子414と共に制御データ出力端子58に接続する
次にこのように構成される制御回路の動作について説明
する。
素子(第1図の画像処理装置のこと)の外部から与えら
れるアドレス、制御データ、読み書き制御信号、出力制
御信号は、0R1408、N0R1409、N0T14
10からなる論理回路により、素子選択信号55cがO
のときに素子内部に取り込まれる。したがって、通常、
素子選択信号55cを1の状態にしておき、他の信号の
状態が確定してから素子選択信号55cをOにすること
により、正しい信号を入力することができる。読み書き
制御信号55bは1のとき素子に対して読み出し動作を
行い、0の時書き込み動作を行う。
出力制御信号55aはOのとき、制御データ出力端子1
426 (58)からのデータの出力を可能とし、1の
ときその端子1426を切断状態とし、データの出力は
行わない。
この制御回路14に与えられるアドレスデータはs+3
ビットで構成される。このうち上位3ビツトはデコーダ
1403に入力され、デコーダ14o3の出力により、
6個のルックアップテーブル回路及び制御レジスタ14
01.1402のいずれかにアクセス信号を出力する。
即ち、ルックアップテーブル回路へのデータ書き込みの
場合は、6本の書き込み制御信号1422のうちの一つ
に1を出力し、読み出しの場合は6本の読み出し制御信
号1423のうちの一つに1を出力する。
このとき、アドレスデータの下位Sビットは、6個のル
ックアップテーブル回路のアドレス入力端子411に接
続し、上位3ビツトにより選択されたルックアップテー
ブル回路のアドレスデータとして用いられる。制御レジ
スタ1401.1402への書き込みの場合は選択した
制御レジスタ140L又は1402(7)LOAD信号
を1にし、読み出しの場合は選択した制御レジスタの出
力に接続されたトライステートバッファ回路1405゜
1406のENABLE信号を1にしてデータ出力端子
1426からの出力を可能にする。読み呂しと書き込み
の切り替えは、AND回路1407により行われる。制
御レジスタ1401の下位3ビツトの出力はデコーダ1
404に接続し、このデコーダの出力により6個のルッ
クアップテーブル回路のモニタ出力のうちの一つがモニ
タ出力端子54(第1図)より出力される。制御レジス
タ1401のその他の出力、及び制御レジスタ1402
の出力はそれぞれルックアップテーブル回路のポートセ
レクト信号415、モード切り換え信号416、及び演
算回路の5ELECT信号端子1023に接続しており
、制御レジスタ1401゜1402のデータを前述した
ように変えることにより、ルックアップテーブル回路、
演算回路の機能を切り替える。
(本画像処理装置の使用方法) 2二で、第1図の画像処理装置の実際の用途における使
用方法について、第10図を用いて説明する。
まず、アドレスデータ上位3ビツトを「110」(2)
とし、制御レジスタ1401の第4.5ビツトを1にセ
ットする(SLOL)。これにより各ルックアップテー
ブル回路は設定動作の状態となり、演算回路の機能は加
算になる。次に、アドレスデータの上位3ビツトを「1
11」(2)とし制御レジスタ1402の下位6ビツト
をOにセットする(S 102)。これにより、全ての
ルックアップテーブル回路はルックアップテーブルモー
ドの状態になる。この状態で、アドレスデータの上位3
ビツトをOから5に変えつつ、下位Sビットでルックア
ップテーブル内のアドレスを指定して、0から5番目の
ルックアップテーブル データをセットして行<(8103〜S109)。
全てのデータ設定が終わった段階で、制御レジスタ14
o1の第4ビツトを0にして、ルックアップテーブルを
通常動作状態にする(S 1 1 0)。
これにより第1図面像処理装置は、データ入力端子50
より入力される画像データに対して、設定したテーブル
データに演算処理を行う。
一方、制御レジスタ1401の第5ビツトを0にすると
、演算回路の機能は最大値計算となり、入力画像データ
の各画素について、中心を含む隣接4画素のうちで最も
大きな値を持つ画素データを出力する。また、制御レジ
スタ1401の下位3ビツトをOから5のいずれかにセ
ットすることにより、モニタ出力端子からは、0から5
番目の対応するルックアップテーブル回路への入力デー
タが出力される。また、制御レジスタ1402の下位6
ビツトは0から5番目のルックアップテーブル回路に対
応付けられており、1を立てると対応するルックアップ
テーブル回路が定数テーブルモードとなる。
制御レジスタ1401.1402の設定状態は、これら
のレジスタに対応するアドレスを指定して読み出し動作
を行うことにより、制御データ出力端子(1426)5
8から読むことができる。また、ルックアップテーブル
回路のテーブルデータは、制御レジスタ1401の第4
ビツトを1にセットした後にアドレスの上位3ビツトで
ルックアップテーブル回路を指定し、下位Sビットでテ
ーブルアドレスを指定して読み出し動作を行うことによ
り、制御データ出力端子58から読むことができる。
(本画像処理装置のテスト方法) 本画像処理装置をLSIにより構成する場合、製造した
LSIの全ての回路が正常に動かなければ画像処理装置
としての機能を得ることはできない。そのため、LSI
の各回路の動作テストを行う必要がある。しかし、LS
Iチップ上の任意の信号線にプローブを当てて信号を測
定することは不可能であるから、このテストはチップか
ら外部に引き出されている信号端子のみを用いて行わな
ければならない。本演算素子にはこのような回路の動作
テストを組織的に行うための信号端子と特別な機能を持
たせている。
本画像処理装置は、第1図に示したようにシフトレジス
タ回路、ルックアップテーブル回路、演算回路、制御回
路、制御信号遅延回路からなる。
回路の動作テストはこれらの構成回路単位に第11図か
ら第14図に示す手順により行う。
まず、制御回路14のテストから始める。制御回路14
のテストは、第11図に示すように、制御レジスタ14
01.1402に任意のデータを書き込み(S201)
、続いてそのデータを読み出したときに書き込んだ通り
のデータであることを確認する(S202,5203)
。書き込んだデータと読み出したデータが異なる場合は
、制御レジスタかまたは書き込み、読み出し機能が正常
に働いていないことになるのでテストはここで終了とな
る(5221)。
次に、制御レジスタ1401の第4ビツトを1、制御レ
ジスタ1402の下位6ビツトをOにセットし、ルック
アップテーブル回路をルックアップテーブルモード、設
定動作状態とする(S204゜5205)、そして、6
個のルックアップテーブル回路に対して順にテーブルデ
ータの書き込み読み出しを行う(S 206〜5214
)。ここで、書き込んだデータと読み出したデータが異
なる場合は(S210)、ルックアップテーブル回路の
メモリか、書き込み、読み出し機能が正常に働いていな
いことになるのでテストは終了となる(S222) 次に、各ルックアップテーブル回路についても、図示し
ていないが第12と同様に、制御レジスタ1402の下
位6ビツトを1にセットし、各ルックアップテーブル回
路を定数テーブルモードとし、定数レジスタに対して同
様のテストを行う。
次に、シフトレジスタ回路、信号遅延回路のテストを第
13図に示す手順で行う。制御レジスタ1401の下位
3ビツトをOから5に適宜切り替え(S241,524
4,5247) 、データ入力端子50、制御信号入力
端子51a、bより適当なデータ系列を入力する(S2
42,5245゜5248)、そして、各ルックアップ
テーブル回路へ入力されているデータをモニタ出力端子
54に出力する。モニタ出力端子54から出力されるデ
ータがデータ入力端子より入力されたデータ系列と同一
であり、かつ所定のサイクル時間だけ遅延していること
を確認する(S243,5246゜5249)。また、
制御信号入力端子より入力したデータが所定のサイクル
時間だけ遅延して制御信号出力端子より出力されている
ことを確認する(S243,5246,5249)。
最後に、演算回路のテストを第14図に示す手順で行う
まず、制御レジスタ1401の第5ビツトを1として演
算回路の機能を加算とし、制御レジスタ1401の第4
ビツトを1 (S2521)、制御レジスタ1402の
下位6ビツトを1としてルックアップテーブル回路を定
数テーブルモード、設定動作状態とする(S 253)
。また、制御レジスタ1401の下位3ビツトを101
 (2)として、ルックアップテーブル回路9の入力デ
ータをモニタ出力端子につなぐ(S252)。ここで、
各定数レジスタ(ルックアップテーブル回路)に適当な
データを書き込み(S254)その時モニタ出力端子よ
り出力される演算結果が書き込んだデータに対応したも
のであることを確認する(S255)。制御レジスタ1
401の第5ビツトを0として、最大値計算の場合につ
いても同様のテストを行う (8256〜8258)。
以上の手順により、各構成回路の動作テストを個別に行
うことができ、全ての回路の動作に対して洩れのないテ
ストを行うことができる。また、これらのテストに加え
て、適当なサンプル画像データを入力し、画像処理装置
全体として期待通りの演算を行うことを確認すれば、完
全なテストを行うことができる。
(本画像処理装置を用いたシステム構成例)第15図、
第16図に本画像処理装置を用いて構成した画像処理シ
ステムの実施例を示す。
第15図では、本発明に係る画像処理装置10001.
10002,10003を並列に接続し、それぞれの画
像処理装置に異なるルックアップテーブルデータを与え
、異なるマスク演算を行わせる。それらの演算結果を3
人力の加算回路10004により加算して出力としてい
る。これにより、画像の複数の特徴量を重畳した画像を
得ることができる。3個の画像処理装置には同一の制御
信号が入力されているので同一のタイミングで画像処理
を行う。このため、加算回路10004の3系統の入力
画像データのタイミングは同一となり、特別なタイミン
グ調整回路を設けることなく接続することができる。ま
た、加算回路10004にも第1図面像処理装置と同じ
様な制御信号用の遅延回路を設ければ、加算回路100
04の出力側でも画像データと制御用データのタイミン
グを揃えることができ、処理結果を映像信号として容易
に復元することができる。
第16図は、データの流れにループを含むシステムノ構
成例tit示す。20001,20002゜20003
は、本発明に係る画像処理装置であり、20004は2
人力の加算回路、20005はデュアルポートメモリで
ある。このシステムでは、デュアルポートメモリ200
05をタイミング整合のためのユニットとして用いてい
る。即ち、データの流れにループを含む場合、必ずどこ
かでタイミングが食い違う部分が生じる。これを埋め合
わせるためにデュアルポートメモリ20005を用いる
。このメモリは制御信号よりアドレスを合成し、画像デ
ータをそのアドレスに書き込んだり、読み呂したりする
。そして書き込む部分20005aと読み出す部分20
005bは異なる制御信号により独立して動作するよう
になっている。
このように、本発明に係る画像処理装置を用いると、画
像データ信号と制御信号が常に同期した状態で配置する
ようなシステム構成となる。入出力端子において画像デ
ータ信号と制御信号が同期している様々な機能を持った
画像処理装置を用意すれば、それらの画像処理装置を単
純に接続することにより容易に複雑な処理を行うシステ
ムを構成することができる。また、そのようなシステム
では、各画像処理装置の任意の接続部分の画像データか
ら映像信号を復元することができるので、画像データの
処理の様子を視覚的に確認することが容易である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば次に示す効果があ
る。
本発明のデータ処理装置によれば、遅延回路によって1
時系列に入力される一のデータを含む各データがそれぞ
れ時系列の相対関係に応じて遅延され、最後に入力され
るデータと同一のタイミングで出力される。この様な遅
延回路は、ハードウェアにより容易に形成できる。そし
て、この遅延回路から出力される各データを入力し所定
の演算処理を施す演算処理回路も、ハードウェアにより
簡単な構成により実現できる。しかも、データ処理装置
内での信号の流れが簡明になり、これに加え、それらの
回路を共通のクロックパルスに同期させて駆動する構成
とすれば1回路設計や動作テストが容易になる。
また1本発明の画像処理装置によれば、一の画素データ
の演算処理に用いる隣接画素データを。
画素データ遅延回路により同一のタイミングに合わせる
とともに、画素データの局所領域演算の定数倍処理をル
ックアップテーブル回路を用いて行わせ、それら出力の
加算処理を加算回路素子からなる演算処理回路により行
わせる構成としたことから、画像処理装置内での信号の
流れが簡明になる。これに加え、それらの回路を共通の
クロックパルスに同期させて駆動する構成とすれば、回
路設計や動作テストが容易になる。
また、画像データ遅延回路を構成するシフトレジスタ回
路を2つのメモリとメモリ駆動回路により構成し、時系
列に入力される画素データをメモリ駆動回路により2つ
のメモリに交互に書き込む一方、遅延時間分だけ遅らせ
てその2つのメモリから画素データを読み呂す構成とし
たことから、単位遅延回路を遅延時間に応じて直列接続
する場合よりも小形にすることができる。また、個々の
画素データの入力に合わせてカウンタを駆動するととも
に、HB倍信号よりリセットするようにし、そのカウン
ト値をメモリアドレスとすることにより、画素データの
数に応じ必要な遅延を行わせる可変長シフトレジスタを
実現できる。しかも、HB倍信号よりカウンタがリセッ
トされてシフトレジスタがホールドされるので、ブラン
キングタイミングのための不要なシフト段数を節約でき
る。
また、局所領域画素の演算処理にかかる定数倍演算を、
メモリを用いたルックアップテーブル回路により行う構
成としたことから、演算回路のサイズを小形にでき、上
記シフトレジスタの小形化とあわせ、画像処理装置をワ
ンチップLSIに実装することができる。しかも、ルッ
クアップテーブル回路を用いたことから、定数倍演算だ
けでなく、任意の関数による演算処理を行わせることが
可能となり、演算内容にかなりの汎用性を持たせること
ができる。これに加え、ルックアップテーブルに定数レ
ジスタを設けたものによれば、回路動作のテストを簡単
に行うことができる。しかも、画像データの演算処理時
には、ルックアップデータのデータを書き換えることな
く、−時的に定数出力を得ることができるという付加的
な機能をも持たせることが可能になる。
また、加減算を行う演算回路を上下限リミッタ付きとし
たものによれば、演算結果がオーバーフロー又はアンダ
ーフローしても、出力データが不連続に飛んでしまうこ
とがない。その結果、本来の滑らかな変化に近い画像デ
ータとして、意味のある演算結果が得られる。なお、リ
ミッタ付きの演算回路の減算を利用して、最大値選択を
行う回路を容易に構成できる。
また、制御回路を介して、その回路内の制御レジスタや
ルックアップテーブル回路の設定状態を、全て外部から
読み出し可能にしたことから、画像処理装置を制御する
上位装置のソフトによりそれらの設定状態を記憶してお
かなくても、いつでも画像処理装置の状態を知ることが
できる。その結果、画像処理システム全体との関係で機
能診断に利用できる。また、ソフトで記憶している状態
と実際の画像処理装置の状態との不一致によるバグを防
止できる。さらに、ルックアップテーブル回路の入力ア
ドレスデータをそのまま外部に出力するモニタ端子を設
けたものによれば、画像処理装置の動作テストを組織的
に行うことができる。
2次元画素データを走査して得られる、各ラインの時系
列データの区切り等を識別するための画像制御信号を、
画素データを同期させて入出力するようにしていること
から、本発明に係る画像処理装置を用いて画像処理シス
テムを構成するにあたり、データ信号線の扱いが簡明と
なり、システムの構成を組織的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示す図、第2図
は4隣接画素の位置関係を説明する図、第3図は時系列
画像データの構造を説明する図、第4図はシフトレジス
タ回路の詳細構造を示す図、第5図はシフトレジスタの
動作を説明する図、第6図はシフトレジスタのメモリア
クセス手順を説明する図、第7図はルックアップテーブ
ル回路の詳細構造を示す図、第8図は演算回路の詳細構
造を示す図、第9図は制御回路の詳細構造を示す図、第
10図は本発明の画像処理装置の使用法を説明する図、
第11〜14図は本発明の画像処理装置の動作テストの
手順を説明する図、第15.16図は本発明の画像処理
装置を用いた画像処理システムの実施例を示す図である
。 1.2.3・・・シフトレジスタ回路、4.5,6,7
,8.9・・・ルックアップテーブル回路、 10.11,12.13・・・演算回路、14・・・制
御回路、 15〜38・・・信号遅延回路、 5o・・・データ入力端子、 51a、5Ib・・・制御信号入力端子、52・・・デ
ータ出力端子、 53a、53b・・・制御信号出力端子、54・・・モ
ニタ出力端子。 55・・・アドレス入力端子、 56・・・制御データ入力端子、 57 a 、 57 b 、 57 c −人出力制御
端子、58・・・制御データ出力端子、 59・・クロック信号入力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数のデータを時系列的に入力し、該複数のデータ
    中の一のデータに対し、該一のデータと時間的に一定の
    相対関係にある一定数のデータを用いて、所定の演算処
    理を施して出力するデータ処理装置であって、前記入力
    される前記一のデータを含む各データをそれぞれ前記相
    対関係に応じて遅延させ、最後に入力されるデータと同
    一のタイミングで出力する遅延回路と、該遅延回路から
    出力される各データを入力し前記所定の演算処理を施す
    演算処理回路とを有してなることを特徴とするデータ処
    理装置。 2、画素データ遅延回路と、ルックアップテーブル回路
    と、演算処理回路とを含んでなる画像処理装置であって
    、 前記画素データ遅延回路は、2次元配列の画素データを
    時系列に入力し、該入力される一の画素データと該一の
    画素データに対応する画素に隣接する画素の隣接画素デ
    ータを、それぞれ前記時系列の相対関係に応じて遅延さ
    せ、最後に入力される前記隣接画素データと同一のタイ
    ミングで出力するものとされ、 前記ルックアップテーブル回路は、前記画素データ遅延
    回路から入力される各画素データに対応させて設けられ
    たメモリと該メモリの駆動回路とを有し、 該各メモリは、前記各画素データをアドレスとし該アド
    レスに対応するエリアに各画素データを予め定められた
    関数により処理してなる処理データが格納されてなり、 前記メモリの駆動回路は、前記入力される画素データに
    対応する前記処理データを前記メモリから読み出して出
    力するものとされてなり、前記演算処理回路は、前記各
    ルックアップテーブル回路の出力データを入力し、これ
    らを所定の加減算により処理して出力するものとされた
    画像処理装置。 3、画素データ遅延回路と、ルックアップテーブル回路
    と、演算処理回路と、画像制御信号遅延回路とを含んで
    なる画像処理装置であって、前記画素データ遅延回路は
    、2次元配列の画素データを時系列に入力し、該入力さ
    れる一の画素データと該一の画素データに対応する画素
    に隣接する画素の隣接画素データを、それぞれ前記時系
    列の相対関係に応じて遅延させ、最後に入力される前記
    隣接画素データと同一のタイミングで出力するものとさ
    れ、 前記ルックアップテーブル回路は、前記画素データ遅延
    回路から入力される各画素データに対応させて設けられ
    たメモリと該メモリの駆動回路とを有し、 該各メモリは、前記各画素データをアドレスとし該アド
    レスに対応するエリアに各画素データを予め定められた
    関数により処理してなる処理データが格納されてなり、 前記メモリの駆動回路は、前記入力される画素データに
    対応する前記処理データを前記メモリから読み出して出
    力するものとされてなり、前記演算処理回路は、前記各
    ルックアップテーブル回路の出力データを入力し、これ
    らを所定の加減算により処理して出力されるものとされ
    、 前記制御信号遅延回路は、画像制御信号を入力し、該画
    像制御信号を前記画素データ遅延回路と前記ルックアッ
    プテーブル回路と、前記演算処理回路とによる前記一の
    画素データの遅延時間に応じて遅延させて出力するもの
    とされ、前記画素データ遅延回路は、前記画像制御信号
    のブランキング期間に同期させて前記画素データの入力
    がホールドされるものとされた画像処理装置。 4、前記画素データ遅延回路が、2つのメモリと、該メ
    モリの駆動回路とを有し、入力されるnビットの時系列
    画素データをnビット遅延させて出力するシフトレジス
    タ回路を含んでなり、前記メモリは、それぞれ少くとも
    n/2ワードのメモリエリアを有してなり、前記メモリ
    駆動回路は、順次入力される画素データを前記2つのメ
    モリに交互に書き込むとともに、該書き込まれた画素デ
    ータをnビット遅れて交互に読み出すものとされたこと
    を特徴とする請求項2、3いずれかに記載の画像処理装
    置。 5、前記ルックアップテーブル回路が、メモリと、定数
    レジスタと、第1と第2のマルチプレクサとを有し、 前記第1のマルチプレクサは通常モードのアドレスと設
    定モードのアドレスを入力し、該2つのアドレスの一方
    を別に入力される選択信号により選択して前記メモリの
    アドレス入力とするものとされ、 前記第2のマルチプレクサは前記メモリと前記定数レジ
    スタの出力を入力し、該2つの出力の一方を別に入力さ
    れるモード切換信号により選択して出力するものとされ
    、 前記メモリは入力される書き込み制御信号により別に入
    力される設定データを前記アドレス入力に対応するメモ
    リエリアに格納するものとされ、 前記定数レジスタは前記モード切換信号により別に入力
    される設定データを蓄積するものとされてなる請求項2
    、3いずれかに記載の画像処理装置。 6、前記演算処理回路が、2つの入力データを別に入力
    されるセレクト信号に応じて加算又は減算する加減算回
    路と、予め定められた上限値又は下限値を発生する上下
    限値発生回路と、前記加減算回路の演算出力と前記上下
    限値発生回路の上限値又は下限値とを入力し、いずれか
    一方を選択して出力するマルチプレクサとを有し、該マ
    ルチプレクサは前記加減算回路からオーバーフロー信号
    又はアンダーフロー信号が出力されたとき前記上限値又
    は下限値を選択して出力するものとされてなることを特
    徴とする請求項2、3いずれかに記載の画像処理装置。 7、前記演算処理回路に、前記加減算回路の出力と前記
    2つの入力データとを入力し、いずれか一方を選択して
    出力する第2のマルチプレクサを設け、 該第2のマルチプレクサは前記セレクト信号が減算のと
    きに前記オーバーフロー信号が出力されたときは前記2
    つの入力データの内の減算側の入力データを最大値とし
    て出力し、前記セレクト信号が加算のときは前記マルチ
    プレクサの出力を出力するものとされたことを特徴とす
    る請求項6記載の画像処理装置。 8、前記演算回路に前記セレクト信号を出力する手段と
    、前記ルックアップテーブル回路に設定データと、設定
    モードのアドレスと、前記アドレスの選択信号と、前記
    書き込み制御信号と、モード切換信号とを出力する手段
    とを含んでなる制御回路を設けたことを特徴とする請求
    項5、6、7いずれかに記載の画像処理装置。 9、前記ルックアップテーブル回路が、メモリと、定数
    レジスタと、第1と第2のマルチプレクサと、第1と第
    2のトライステッドバッファとを有し、 前記第1のマルチプレクサは通常モードのアドレスと設
    定モードのアドレスを入力し、該2つのアドレスの一方
    を別に入力される選択信号により選択して前記メモリの
    アドレス入力とするものとされ、 前記第2のマルチプレクサは前記メモリと前記定数レジ
    スタの出力を入力し、該2つの出力の一方を別に入力さ
    れるモード切換信号により選択して出力するものとされ
    、 前記メモリは入力される書き込み制御信号により別に入
    力される設定データを前記アドレス入力に対応するメモ
    リエリアに格納するものとされ、 前記定数レジスタは前記モード切換信号により別に入力
    される設定データを蓄積するものとされ、 前記第1のトライステッドバッファは別に入力される制
    御信号により前記通常のアドレスを外部に出力するもの
    とされ、 前記第2のトライステッドバッファは別に入力される制
    御信号により前記第2のマルチプレクサの出力を外部に
    出力するものとされたことを特徴とする請求項2、3い
    ずれかに記載の画像処理装置。 10、前記演算回路に前記セレクト信号を出力する手段
    と、前記ルックアップテーブル回路に設定データと、設
    定モードのアドレスと、前記アドレスの選択信号と、前
    記書き込み制御信号と、モード切換信号とを出力する手
    段と、前記第1と第2トライステッドバッファに前記制
    御信号を出力する手段とを含んでなる制御回路を設けた
    ことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。 11、請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10に
    記載の画像処理装置を複数有し、該複数の画像処理装置
    が直列および/又は並列に接続して構成されてなる画像
    処理システム。 12、2つのメモリと、該メモリの駆動回路とを有し、
    入力されるnビットの時系列データをnビット遅延させ
    て出力するシフトレジスタ回路であって、 前記メモリは、それぞれ少くともn/2ワードのメモリ
    エリアを有してなり、 前記メモリ駆動回路は、順次入力されるデータを前記2
    つのメモリに交互に書き込むとともに、該書き込まれた
    データをnビット遅れて交互に読み出すものとされたシ
    フトレジスタ回路。 13、メモリと、定数レジスタと、第1の第2のマルチ
    プレクサとを有し、 前記第1のマルチプレクサは通常モードのアドレスと設
    定モードのアドレスを入力し、該2つのアドレスの一方
    を別に入力される選択信号により選択して前記メモリの
    アドレス入力とするものとされ、 前記第2のマルチプレクサは前記メモリと前記定数レジ
    スタの出力を入力し、該2つの出力の一方を別に入力さ
    れるモード切換え信号により選択して出力するものとさ
    れ、 前記メモリは入力される書き込み制御信号により別に入
    力される設定データを前記アドレス入力に対応するメモ
    リエリアに格納するものとされ、 前記定数レジスタは前記モード切換信号により別に入力
    される設定データを蓄積するものとされてなるルックア
    ップテーブル回路。 14、2つの入力データを別に入力されるセレクト信号
    に応じて加算又は減算する加減算回路と、予め定められ
    た上限値又は下限値を発生する上下限値発生回路と、前
    記加減算回路の演算出力と前記上下限値発生回路の上限
    値又は下限値とを入力し、いずれか一方を選択して出力
    するマルチプレクサとを有し、 該マルチプレクサは前記加減算回路からオーバーフロー
    信号又はアンダーフロー信号が出力されたとき前記上限
    値又は下限値を選択して出力するものとされてなる演算
    回路。 15、前記加減算回路の出力と前記2つの入力データと
    を入力し、いずれか一方を選択して出力する第2のマル
    チプレクサを設け、 該第2のマルチプレクサは前記セレクト信号が減算のと
    きに前記オーバーフロー信号が出力されたときは前記2
    つの入力データの内の減算側の入力データを最大値とし
    て出力し、前記セレクト信号が加算のときは前記マルチ
    プレクサの出力を出力するものとされたことを特徴とす
    る請求項14記載の演算回路。
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