JPH0324660Y2 - - Google Patents

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JPH0324660Y2
JPH0324660Y2 JP7223785U JP7223785U JPH0324660Y2 JP H0324660 Y2 JPH0324660 Y2 JP H0324660Y2 JP 7223785 U JP7223785 U JP 7223785U JP 7223785 U JP7223785 U JP 7223785U JP H0324660 Y2 JPH0324660 Y2 JP H0324660Y2
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cloth
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bag
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は注入口を有する袋体に関する。更に詳
しくは河川護岸、堤防、土手、土地造成、山腹法
面等における法覆工に用いる袋体であり、コンコ
リート、土砂、植生基材等の水混和性流動状物を
充填するための改良された袋体に関するものであ
る。
従来の技術 近年、法覆工において、傾斜面を覆土して録化
あるいは保護する方法として、覆土マツトを利用
した工法が知られている。
この方法は、布製袋状物を覆土面に広げ、その
内部にコンクリート、土砂、植生基材(土壌、肥
料、種子等の混合物)を水で混和した流動状物を
圧入充填して、袋状物の構成糸条間隙に床を形
成せしめ、余剰水を排出することにより、コンク
リート体成形、あるいは土砂、植生基材層を形成
して法面保護あるいは植生録化を図るものであ
る。このような工法による布製袋状物は、布目
合、布強度、袋形態等は十分に考慮され、実用化
されているが、布製袋状物の製造面及び施工面に
おいては、満足する状況に至つていない。
すなわち、本工法は、水で混和した流動性材料
を圧入充填することを前提としているにもかかわ
らず、従来の布製袋状物の注入口は袋体生地の一
部を切開又は切り取り、筒状の生地を開口部に挿
入し、筒端部と、切開部端部とを縫製等により立
上りをもたせて一体化したものであるが、これ
は、マツト製造段階において、取付作業が困難で
人手を要し、かつ、不良品発生も多く、又、生地
強力が高いにもかかわらず、取付強力が低く、施
工時の耐圧性に欠け、材料噴出をまねき、施工性
不良となつている。
又、施工においては、該注入口にホースを挿入
し、筒部を紐等で緊結し、注入口部まで充填加圧
を行なつた後、紐をゆるめ、ホースを抜き取つた
後、再度、紐で緊結するものであるが、注入口が
立上り取付のため、ホースの挿入性、突き出し性
が悪く、更には、高加圧下によるホースの抜き出
し性が極めて困難となる。又、ホースの挿入、抜
き出し時に紐の緊緩結が行なわれ作業性が極めて
劣り、人手も要する。更には、注入口部への加圧
により注入口の破損が起こる等、施工作業面にお
いても種々問題がある。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、上記の問題点に鑑みコンクリート、
土砂、植生基材等の水混和性流動状物を充填する
袋体において、施工性の向上、袋体の品質向上、
製造の容易化を図つた袋体を提供するにある。
問題点を解決するための手段 本考案はホースガイドを有する袋体において、
該ガイドの任意の位置に切欠部を設け、該切欠部
に当て布を一部挿入し、かつ未挿入部の一部を折
返して、該当て布の両サイドに縫線を設けること
よりなる注入口を有する袋体である。
本考案の対称とする袋体は、空隙を有する複数
層の布帛を部分的に連結し、該布帛間内に植生に
適した土壌、肥料及び種子等を混和した植生材料
又はコンクリートを充填し得る袋体である。
例えば、布帛に用いる繊維としては、綿、麻、
羊毛等の天然繊維、金属、ガラス、炭素系等の無
機繊維、セルロース、タンパク質系等の再生繊
維、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフイ
ン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル、ポリビ
ニール、アルコール系等の合成繊維等があり、
又、繊維形態も、長繊維糸紡積糸があり、又、繊
維形状も通常の円形断面系、異型断面糸、発泡
糸、コンジユゲート糸等があり、又、繊維径も
種々あり、それらの繊維を単独あるいは複合して
使用出来、又、物理加工、化学加工等を施した加
工糸として用いてもよい。
又、布帛形態としては、織物、編物、不織布が
あり、それらを単独あるいは、複合して又、物理
加工、化学加工を施した加工布として用いてもよ
い。
又、袋体における布帛の層数は、全面的にある
いは部分的に二層乃至三層以上の構造のものであ
つてもよく、又、複層に当つては、布帛の製造時
に一体化あるいは縫製、接着等により、後工程で
一体化あるいはそれらを複合一体化してもよい。
又、層間の接合は、一部を密着した、あるいは
層間を一定間隔に保持したものであつてもよく、
又、接合は布帛製造時にあるいは縫製、接着、他
部材の使用等によつて接合してもよい。
典型的には、少なくとも上下二層の布帛が部分
的な連結部を有し、周縁部で接合された袋体であ
つて、かつ、袋体上部には植生に適した土壌ある
いは土壌と肥料を、あるいは土壌と肥料と種子等
の植生材料を水で混和した流動状物を充填するた
めの注入口を有するものであつて、上記充填物、
充填後のマツト厚みは150mmを超えない程度のも
のである。
以下、本考案の一例を図面を用いて説明する。
第1図イ〜ハに示す如く、本考案の袋体1は、
上下二層の布帛2,2′が、部分的に上下連結さ
れた連結部7を有する地部4と、地部4の両端部
に長さ方向に連続的に空洞部を有するホースガイ
ド3を設け、かつ、周囲を閉口した接合耳部1
0,10′をもつて構成したものである。地部4
は、充填される植生材料層を所定厚みに、かつ、
均一化厚みに仕上げるために袋体のタテ、ヨコ所
定間隔をもつて、上下層布帛2,2′が密着接合
した連結部7を有しめたものであが、連結部7形
態等は、特に限定されない。
ホースガイド3は、地部4と部分的に連通部8
をもち、地部4への植生材料の充填性を向上せし
めるために、植生材料充填用のホース挿入用とし
て使用する。すなわち、ホースガイド3より充填
された植生材料は、ホースガイド3と地部4との
部分的な連通部8を通じて地部4へ流動化充填さ
れる。このホースガイドが設置されてなかつた
り、あるいは設置形態が不良であつたりすると、
地部4への植生材料の充填性は極度に劣り、充填
不良更には施工不良となる。従つて、このホース
ガイド3の幅方向設置間隔(すなわち地部4間
隔)は、地部4への植生材料の充填性向上のため
に0.5〜3m間隔に設けることが好ましい。0.5m
以下では、ホースガイド3を主とした構成となり
植生材料層の厚み設定が出来なかつたり、下部へ
の植生材料流出が発生し、充分な袋体とは言えな
い。
又、3m以上では、地部4への植生材料の充填
性が劣り好ましくない。
このホースガイド3の直径は30〜200mmとなる
如く設定する。30mm以下では、植生材料充填用ホ
ースの挿入性が悪く、又、充填性も劣る。
200mm以上では、過度に太くなり見ばえが悪く
なる。又、高価な植生材料も大量に必要となる。
尚、ホースガイド3は前記構成に限定されるも
のではなく、袋体1の幅方向の中央部にも設け、
複数本で構成したり、あるいは長方向に真すぐに
設定する必要はなく、斜め方向に設定してもよ
く、又、地部4の流路が、ホース挿入可能な構成
のものならば、前記の如く特にホースガイド3を
新たに設けることはなく、地部4流路を直接ホー
スガイド3としてもよい。
本考案においては、前記ホースガイド3の任意
位置に注入口5を設け、この注入口5より、植生
材料充填用ホースを差し込み植生材料充填を行な
うものであり、設定位置等、特に限定するもので
はないが、植生材料の充填性、作業性等の点か
ら、この注入口5は、各ホースガイド3の長さ方
向に対して1〜10m毎に設けることが好ましい。
1m以下では、多数発生しすぎ、取付作業が大変
であつたり袋体が貧弱になり、強度低下を起す恐
れがある。10m以上では、ホースの挿入性が悪か
つたり、充填性が悪くなつたりする。
この注入口5の構成は、第2図、第3図に示す
如く、ホースガイド3を構成する上層布2にハサ
ミ、ヒートカツター等により幅方向に切り込み処
理をした切欠部6を設ける。切り込みは幅方向に
限定するものではなく、長さ方向、あるいは斜目
方向に設けてもよいが、ホースの挿入性、注入口
取付性面等から、幅方向に設けるのが好ましい。
この切欠部6には、第4図に示す当布11を用い
て注入口5を構成する。すなわち、切欠部6よ
り、ホースガイド3部内(上下層布帛2,2′間)
の下方向に当布11のa部を挿入し、かつ、b部
をホースガイド3上(上層布帛2の上部側)に切
欠部3の上方向になる如く当て、折部dにて、c
部を外側にして下方向に折り、ホースガイド3の
上下層布帛2,2′と前記当布11とを一体にし
て縫製接合して注入口5とする。当布11の大き
さは、特に限定するものではないが、好ましくは
a部の幅は切欠部6よりやや大きめに設定し、長
さは30〜300mmとする。幅が切欠部6の幅以下で
は、植生材料充填時当布11のない部分より植生
材料が流出する恐れがある。又、長さが30mm以下
では、当布11の取付時あるいは、施工時のホー
ス出し入れ時にめくり上り、充填材料が流出する
恐れがある。300mm以上では、当布11の挿入性
が悪くな、よじれたり、折重なり、皺発生を生
じ、ホースが入りにくくなる。又、b部、c部の
幅は切欠部6幅よりも各辺側に少なくとも10mm大
きくとることが好ましい。
10mm以下では、当布11が目ズレあるいは強力
不足となり、破損する恐れがある。又、切欠部6
を完全におおうことが出来ず、材料流出をおこす
恐れがある。又、b部の長さは、100〜1000mm設
定とする。100mm以下では、充填材料が流出する
恐れがあり、又、1000mm以上では、ホースの出入
れが不良となつたり、不必要に生地を要し、当布
11の取付作業性も劣る。
又、c部の長さは、切欠部6を補強するために
切欠部6を通過する長さ。すなわち(b部+α)
の長さとし、好ましくは、αは30mm〜500mmとす
る。30mm以下では、切欠部6を十分に補強するこ
とが出来ず破損する恐れがあり、更には、破損に
よつて植生材料4の流出を防止しえなくなる。
500mm以上では、不必要に当布11を使用し、又、
取付作業も悪くなる。前記当布11とホースガイ
ド3を構成する布帛2,2′とを一体的に縫製接
合するに当つては、縫線eは、当布11のa部に
縫代が少なくとも5mm発生する如く設ける。5mm
以下では、目ズレを起こしたり、あるいは、未縫
製部より、植生材料が流出する恐れがある。又、
完全に縫線eがないと、ホースの出入時によじれ
たり折重なつたり、めくれ上つたりし、施工作業
性不良となつたり、あるいは、植生材料流出をま
ねく恐れがある。この縫線eの間隔は、挿入ホー
スの外径よりも10〜50mm大きくなる如く設定す
る。10mm以下では、ホースの出入りが悪く、又、
50mm以上では、過度に大きくなり、充填材料の流
出をまねく恐れがある。又、当布11、特に切欠
部6の上方側のb,c部においては、植生材料充
填時、当布11とホースガイド3の上層布帛2と
の密着性を向上し、充填材料の流出を防止するた
めに、当布11に設ける縫線eの幅は、ホースガ
イド3の上層布帛2に設ける縫線eの幅の100〜
60%範囲で小さ目に設定する。100%以上では、
当布11が緩るんだ状態となり、植生材料充填
時、布帛2及び当布11のb部間で隙間を生じ、
材料流出を起こす。60%以下では、布帛2が緩み
過ぎて折れ重なり、皺発生等を生じ、施工不良と
なる。又、折れじわ間より材料が流出する恐れが
ある。又、ホースの出し入れを容易にするため、
切欠部6から当布11の折返し点dに向つての縫
線e間隔は、テーパ状にやや広く設定することが
望ましい。この縫線eは植生材料充填時の耐圧強
度に耐えるべく、縫強度は、50Kg/5cm幅以上と
することが望ましい。50Kg/5cm幅以下では、材
料充填時破損に至る。又、当布11は、袋体1構
成布と同布あるいは別布を使用することが出来、
又、当布11は、a,b部とc部とが一体化され
たものでなくてもよく、同布あるいは別布にて取
付けることが出来るが、引張強力として約30Kg/
インチ幅以上のもが耐圧性面より好ましい。尚、
この注入口5に大きな圧力がかからない場合は当
布11のc部は、特に設ける必要はない。
以上の構成よりなる注入口5は、第5図に示す
如くして、材料充填を行なう。すなわち、第5図
Aは下部充填中の状態を示し、ホース20は、切
欠部6よりホースガイド3下部まで挿入されてお
り、植生材料21の充填と同時に植生材料21の
充填上昇線に合わせて、ホースを上昇(抜き取
り)していき、植生材料21充填上昇線とホース
先端を同等位置あるいは以上にもつていく。次
に、植生材料21充填上昇線が、少なくとも切欠
部6より下側30cmになつたところで第5図Bに示
す如く植生材料21充填を中止し、ホースを切欠
部6より抜き取る。
次に、上部に設けられた注入口5の切欠部6よ
り、前記下部の注入口5下までホース先端を挿入
し、前記同様、植生材料21充填と同時にホース
を上昇(抜き取り)させることにより、下部注入
口5の切欠部6より上位置の上層布帛2は、第5
図Cに示す如く、当布11のb部と密着した状態
で材料が充填されて切欠部6よりの材料流出はな
い。尚、袋体1の最上部を充填して、施工終了す
るに当つては、袋体1の最上部端に注入口5を設
け、この部分の注入口5のみは、加圧充填を行な
い、端部まで十分に充填したのち、ホース20を
抜き取り、該注入口5に布切等を詰め込むか、あ
るいは、線材等で結束して材料流出を封鎖するも
のであるが、注入口5が十分な耐圧強度をもつ
て、かつ十分に加圧充填され、材料流出を容易
に、かつ完全に封鎖するためには、従来方式の注
入口、好ましくは第6図に示す如く注入口5′と
する。
本考案では、第6図に示すように、袋体1を直
接用いてホースガイド3部を直接注入口5′とす
る。すなわち、第5図Aにおいては、袋体1を吊
下げない工法における形態としてホースガイド3
付近の地部4をホースガイド3の長さ方向及び幅
方向に沿つて、縫線fを設け、地部4′及び接合
耳10を通じて線材引を取り付けて注入口5′と
したものである。この構成内容は特に限定される
ものではなく、縫線位置等適宜選定し設けるが、
ホースガイド3際の地部4に設けるのが好まし
い。
長さ方向に設ける縫線fは30〜500mmとする。
縫線f長さが30mm以下では、線材31によつて十
分に緊結することが出来ず、完壁な注入口5′が
得られない。又、500mm以上では過長となり、施
工後の処理、外観等不良となる。又、縫線f位置
がホースガイド3より遠ざかると、線材31によ
る緊結処理が困難であつたり袋体1生地が極度に
引張られ、強度低下、施工後の外観不良を起こ
す。
縫線fの強度は、材料の圧入充填圧に耐えるべ
く50Kg/5cm以上とする。50Kg/5cm以下では、
材料の圧入充填時破損する恐れがある。又、線材
31は、繊維ロープ、針金等の線材で、内容等特
に限定するものではないが、強力な30Kg以上のも
のを使用する。30Kg以下では、緊結時破損する恐
れがある。
又、第6図Bにおいては、袋体1を吊下げる工
法として、パイプサポート33を設けた形態とし
て、ホースガイド3付近の地部4をホースガイド
3の長さ方向に沿つて、ハサミ、ヒートカツター
等により切れ目32を設け、切れ目32によつて
発生した地部4′の幅方向端部が、切れ目33終
了点よりも下側にくるように折り返されて、か
つ、ホースガイド3の長さ方向及び地部4と地部
4′とを一体にして幅方向に沿つて縫線fを設け、
ホースガイド3に発生する縫代部及び接合耳を通
して、線材31を取り付けて注入口5′とすると
同時にパイプサポート33を設けたものである。
この構成は特に限定されるものではなく適宜選定
し設定するが、パイプサポート33は、パイプが
挿入される寸法、好ましくは、直径が少なくとも
30mmのものが入るべく地部4′が折返しのきく切
れ目32を設ける。30mm以下では、十分な強度を
有するパイプを挿入することが出来ず、袋体の吊
下げがきかなくなる恐れがある。
尚、切れ目32位置、縫線f位置、線材31等
は、前記同様の強力を有するべく、適宜選定し構
成する。
この注入口5′は第5図Aとほぼ同等のものを
得ることが出来る。これらの注入口5′の設置方
法(及びパイプサポート33の設定方法)等は、
前記内容に限定されるものではなく、袋体1に別
布を取り付けて設けてもよく、形状等もこの限り
ではない。以上の如く、構成の注入口5,5′を
有する袋体1は、あらかじめ現場に応じたある大
きさの袋体1として、仕上げられて現場に持込ま
れるか、あるいは、長尺のロール原反を現場に持
込んで、現場にて注入口5あるいは5′を取り付
けると同時に現場に応じた大きさに仕上げられて
施工に供する。施工に当つては、施工法面を整正
後、袋体1を法面に直接布設しアンカー打設した
後植生材料を充填して仕上げる(前記A方式の袋
体)か、あるいは法面に上部より吊下げて植生材
料を充填しながら、吊下げを徐々緩和させ、同時
にアンカー打設を行なつて仕上げる(前記B方式
の袋体) 尚、この袋体1内に使用する植生材料は、土砂
のみあるいは、土砂と肥料、あるいは土砂と肥料
と種子等を水で混和した流動状物を使用するが、
好ましくは後者の土砂、肥料、種子等を混合した
ものを用いる。すなわち、通常の吹付用植生材料
で、主に土壌、種子、肥料等を混合し水で混練し
たものであり配合内容、配合処法等特に限定する
ものではないが、混練性、分離性、流動性等の面
より水の比率は、混合材料の全重量に対し20〜70
%とするのが好ましく、又、使用する土壌は、混
練性、流動性、ポンプ圧送性充填性等を向上する
ために、大きな不純物たとえば草木類の根あるい
は、最大寸法が50mm以上の粗骨材あるいはその他
の不純物を除去するようにふるいをかけたものが
好ましい。又、使用する種子は、気候、土壌等に
より適宜選定するが、早期発芽、植生性、地盤強
化等を図るために草木類を種々混合して用いるの
が好ましく、又、種子の配合比率は、発芽〜植生
性面より、全混合材料1m3当り500g以上混和す
ることが望ましい。使用する肥料は、土質により
適宜選定するものであるが、初期の発芽、発育性
及び長期に渡る発育、植生性を向上せしめるため
に、通常の肥料に加え、速効性及び遅効性の肥料
をも用いるのが好ましい。肥料の混和量として
は、土質により左右されるが、一般に全混和材料
1m3に対し50Kg以上混和するのが好ましい。
尚、場合によつては、長期にわたつて保水性を
維持するために、保水剤の添加あるいは混和材の
分離防止、流動性を向上せしめるための流動化
剤、増粘剤等の添加あるいは、土壌硬度、土壌PH
等を改良するための天然有機質物質・化学薬剤や
土壌改良剤等の混和を行なつてもよい。以上の如
く構成の注入口をもつた袋体は、土砂の充填用あ
るいは、コンクリートの充填用あるいは、他の粉
粒体の充填用としても効果があり、その使用範囲
は植生材料充填用のみに限定されるものではな
い。
考案の効果 本考案の袋体は、下記の如く顕著な効果を発揮
する。
(1) 注入口の強度が高く、耐圧性に優れる。
(2) 注入口の取付が容易で、かつ、均一なものが
得られる。
(3) 注入ホースの出入が容易となるため、取扱い
やすい。
(4) 注入ホースの挿入のみで充填でき、かつ、充
填後、引き抜くのみで良いため、充填作業が極
めて容易で、取扱い易く、施工性が向上する。
(5) 少人数で充填作業が出来、施工費の低減とな
る。
(6) 挿入口部に過圧しないため、取扱いやすい。
(7) 現場での加工処理が可能となり、現場に合つ
た施工を確実に行なうことが出来る。
(8) 施工よりは、注入口がとび出していないた
め、外観見ばえが向上する等、製造面、施工面
において合理化を図つた安価な、かつ、品質良
好なものを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の袋体の一例を示し、第1
図は本考案の袋体図であり、イは平面図、ロはイ
のA−A断面図、ハはイのB−B断面図を示す。
第2図は本考案の注入口平面図、第3図は本考案
の注入口のタテ断面図、第4図は本考案の注入口
に使用する当て布、第5図は、本考案の注入口を
使用した植生材料の充填法を示す図、第6図は本
考案の袋体の最上部における注入口取付平面図を
示す。 1……袋体、2……上層布、2′……下層布、
3……ホースガイド、4,4′……地部、5,
5′……注入口、6……切欠部、7……連結部、
8……連通部、10,10′……接合耳、11…
…当布、20……ホース、21……植生材料、3
1……線材、32……切れ目、33……パイプサ
ポート、a,b,c,d…当て布の部分、c,f
……縫線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホースガイドを有する袋体において、該ホース
    ガイドの任意の位置に切欠部を設け、該切欠部に
    当て布を一部挿入し、かつ未挿入部の一部を折り
    返して該当て布の両サイドに縫線を設けることよ
    りなる注入口を有する袋体。
JP7223785U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0324660Y2 (ja)

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