JP3650712B2 - 土木工事用袋材および中詰め材の袋詰め方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成繊維糸条で編成された網で形成されている袋で、玉石、割栗石、コンクリート塊等の中詰め材を袋詰めし、河川および海岸の根固め工、橋脚等の洗掘防止工や各種ドレーン工、護岸緑化工、水中構造物や築堤の構築等に用いる土木工事用袋材と中詰め材を袋詰めする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
合成繊維糸条で編成された網で形成されている袋に石材等の中詰め材を詰めた袋体が根固め工や洗掘防止工等に使用されている。
このような袋体で網糸に損傷や切断が起きたときは、袋体の使用中に網地より中詰め材が抜け出す恐れがある。このため、袋は組節部と組節部の間が1本の網脚で編成されている網地(以下「1脚網」と呼称する)を二重にして1枚の網地が破損しても他の1枚で中詰め材が抜け出さないようにしているが、中詰め材の投入や袋体の仮置き移動時に二重の網の網糸が重なっていることが多く、その重なっている部分に衝撃荷重が掛かると網糸が切れる危険が大きい。また吊り上げ吊り下ろし時に内網と外網との相関摩擦により網糸に損傷を及ぼしたり、内網と外網に均等に荷重が掛からず片側の網糸に集中して荷重が掛かり切断の恐れがある。また2枚の網地で袋材を作製することは1枚の網地で作製するのに比べて縫製に手間取り、とりわけ大型の袋を作製する場合は網地面積が大きく、1枚の網地の重量も重たくこれを重ね合わせて縫製することが困難であるという問題がある。
【0003】
さらに、土木工事用袋材に中詰め材を充填した袋体は、仮置き、移動、設置等でクレーン等により何度か吊り上げ、吊り下ろしされるので、袋体の底部には最も大きな荷重が掛かり、また地面との摩擦を受けるので底部網地は特に破損の恐れが大きい。
また、中詰め材を土木工事用袋材に充填する時に、図7に示すように底部より上開口が広い製作枠15内に袋を配設し、その中に石等の中詰め材を投入し、充填後に袋の開口を緊縛して閉じ中詰め材を充填した袋体16をクレーンにて吊り上げて製作枠から取り出すと、製作枠に傾斜があるために投入中詰め材の石材が製作枠壁面に衝突する衝撃が大きく、袋が破損され易く、また図8に示すように、合成繊維で形成された袋は伸びる性質があるので、中詰め材を充填した袋体16は製作枠15から離脱するまで、中詰め材が袋を製作枠に押し当て、袋が摩擦されて破損され易いという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
袋材に中詰め材の石等を充填する時、または使用中に袋が破損することがあり、また破損した個所より中詰め材が抜け出す恐れがある。本発明はこの問題を解決するために袋の一部が破損したとしても中詰め材が抜け出し難い、しかも袋が形成しやすい網構造の袋を用い、破損しやすい袋の底部を破損し難い構造に形成するとともに、袋に中詰め材を充填するときに袋が破損し難い袋詰め方法を採り、使用中に破損しにくく、中詰め材が抜け出し難い土木工事用袋材と中詰め材の袋詰め方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
「1. 合成繊維糸条からなり、組節部と組節部の間が2本網脚で編成されている無結節網または有結節網の網地で形成された袋の上方開口部近傍の網目に口絞りロープを挿通し、下方開口部近傍の網目に下方開口部を巾着絞り緊縛するための底絞りロープを挿通して下方開口部を緊縛し、上方開口部より底部網巾着絞り部を通って上方開口部に達する複数の補強ロープを取り付け、底絞りロープにより巾着状態に絞られた底部網絞り部と上方開口部より底部網巾着絞り部を通って上方開口部に達する複数の補強ロープとの交差部を結束ロープにより緊縛してなる、中詰め材を充填して使用する、土木工事用袋材。
2. 編成した網地が空隙率45〜90%で、伸度30〜80%であり、網目が25〜250mmであって、網目一辺の長さLと袋に充填する塊状体の短径断面周長Aとが、4×L×1.8≦Aの関係を満たす網地で形成された、1項に記載された中詰め材を充填して使用する、土木工事用袋材。
3. 袋が網地を二つ折りにして折り部を底として両側部を縫製した封筒状袋である、1項または2項に記載された、土木工事用袋材。
4. 玉石、割栗石、コンクリート塊等の中詰め材を袋詰めする時に、方形もしくは円形状で上下が開口しており、上開口の方形の1辺もしくは円形の直径が、上開口と下開口が同一、もしくは下に広くなる角度のある計量升を兼ねた石詰め袋体製作枠内に、1項ないし3項のいずれか1項に記載された袋を設置し、玉石、割栗石、コンクリート塊等の中詰め材を充填後、上方開口部を口絞りロープにより緊縛した後、製作枠を上方に引き上げ、製作枠内の石詰め袋を取り出すことを特徴とする中詰め材の袋詰め方法。」
に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明では袋を形成する基材を網地と言い、網地で形成された中詰め材を充填する袋を袋材と言い、中詰め材を充填した袋を袋体と言う。また網地の組節部と組節部の間の糸条を網脚と言う。
【0007】
本発明の土木工事用袋材は、図1で示すように組節部2aと、組節部2bとの間を2本の網脚3a・3bで編成している合成繊維製の2脚網の網地1で形成されている。従来、1脚網を二重にして袋を形成していたが、この1脚網と同じ太さの脚網2本を同じ網目の大きさで1枚の網に編成して、本発明の2脚網を作製する。2脚網のため1本の脚網が破損しても他の1本で中詰め材の抜け出しを防止することができる。また2脚網を1枚で土木工事用袋材を形成できるので重ね合わせが不要になり、縫製加工が容易になる。
2脚網は、無結節網または有結節網のいずれでもよい。特に伸度が大きく網糸の一部が破損したときに、解れ難い無結節網のラッセル編成した網で形成することが特に好適に用いられる。土木工事用袋材は網地により形成されたもので、形状適応性に富んでおり、中詰め材を充填して設置場所に配設したとき、設置場所の形状に適応して馴染み、安定した状態で設置される。
【0008】
空隙率が45〜90%であると水や潮の流れの袋体に対する抵抗が少なく流されることがなく、充填した中詰め材も土木工事用袋材で保持されるので流失しない。また伸度が30〜80%であると、袋体接地面の凹凸状態の地形に応じて最適な状態に変形して配設することができる。伸度が30%未満では袋体形状適応性が悪くなり、80%越えては積層配設時に下層部分が押し潰されて安定よく積み上げることが困難である。
【0009】
さらに土木工事用袋材が空隙率45〜90%で伸度30〜80%であって、一辺の長さLと中詰め材の短径断面周長Aが、4×L×1.8≦Aの関係を満たす網地であると、水や潮の流れがどのように速くても、またどのような設置場所の形状であっても中詰め材が網目より流出することがない。この関係式の1.8は安全率である。
【0010】
網の材質は、ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維が好ましい。
網地を構成する網糸は、袋体の大きさ、つまり充填容積と重量により定められるが、網糸径1〜12mmのものが用いられる。
【0011】
次に本発明の土木工事用袋材の製造方法について説明する。
土木工事用袋材の縫製方法1
網地を筒状にかがり紐14で縫製した袋の、上部の開口5近傍の網目に口絞りロープ12を挿通し、下方の開口近傍の全周網目に底絞りロープ8を挿通したものが図2で示される袋材である。底部網を集束しながら底絞りロープ8にて緊縛し、開口5より各網目を通り下部の開口の底絞り部を通って開口5に達する2本の補強ロープ9a・9bを挿通し、その両端部をさつま編みにてクレーン等の吊り部10を形成する。
図6に示すように、補強ロープ9a・9bを袋材13の底部網の絞り部の下で交差させ、交差部で結束ロープ11で結束した後、その結束ロープ11で袋材13の底絞りロープ8に取り付け、図5に示すような円錐形の土木工事用袋材を作製する。
補強ロープ9a・9bは中詰め材の重量、土木工事用袋材の大きさによって2本を越える本数を使用してもよい。下部の開口の底絞りロープ8の緊縛の不足の場合を想定して中詰め材が外に抜け出さないように、底絞りロープ8の緊縛を前に下方開口をかがり紐14で縫合し、筒状にした後底部網を集束しながら底絞りロープ8にて緊縛することが好ましい。
【0012】
土木工事用袋材の縫製方法2
底部に開口部ができないように網地を1枚を二つ折りにし、図3に示すようにその折り部4を袋材13の底部、上部を開口5とし、両側辺部の縁辺6をかがり紐14にて縫合して封筒状にした後、袋材13の網底部7の網目に底絞りロープ8を全周に挿通する。
全周に挿通した底絞りロープ8を絞り、図4に示すように底部網を集束した後、底絞りロープ8で緊縛する。底絞りロープ8は、底部の網を集束しながら全周に挿通してもよい。
底部網を絞った袋材13に図5に示すように縁辺6を通り補強ロープ9aと、これと直交する補強ロープ9bを取り付ける。補強ロープ9a・9bは個々に取付け位置の網の網目に挿通して取付けられ、両端部に吊り部10をさつま編みにて形成する。
補強ロープ9a・9bは、中詰め材の重量、土木工事用袋材の大きさによって2本を越える本数を使用してもよい。
補強ロープ9a・9bを袋材13の底部網の絞り部の下で交差させ、図6に示すように補強ロープ9a・9bを交差部で結束ロープ11で結束した後、その結束ロープ11で袋材13の底絞りロープ8に取り付ける。
【0013】
これ等の方法によって製作された土木工事用袋材は、中詰め材が充填されたときに最も大きい荷重が掛かり、且つ地面との摩擦を受けて破損し易い底部に網糸が集束され、網糸が底部絞り部から放射状に作用することにより、底部で作用する網糸量が増加し、底部の網が均一に荷重を受けることができるので底部網の破損が防止できる。
また底部網を絞った袋材に上方開口から底部を通り、対向する上方開口に達する複数の補強ロープを取り付け、複数の補強ロープを底部の交差部で底絞りロープと結束ロープにより結束緊縛すると、土木工事用袋材に中詰め材を充填した袋体をクレーン等で吊り上げ、また吊り下ろしを行う場合は、常に底部網の中心で荷重を受け易く、底部網全体で荷重を均一に分散し易くなり、底部網の破損がし難くなる。
補強ロープは10〜60mm、口絞りロープは4〜12mm、底絞りロープは10〜30mm、結束紐は4〜12mm、かがり紐は4〜12mm、のものが好適に使用され、材質は、ポリエステルが好ましいがポリアミド、芳香族ポリアミド、芳香族ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維でもよい。
【0014】
作製した土木工事用袋材を上方および下方とも開口で同一の形状もしくは上方より下方へと広くなる角度のある方形体または円形での製作枠内に土木工事用袋材を設置し、中詰め材を充填し袋体16の上方開口部を口絞りロープ12で緊縛して閉じた後、図9に示すように製作枠17の隅に設けた製作枠の吊り具18をクレーンのフックに掛け、図10に示すように製作枠17を吊り上げて、中詰め材を充填した袋体16を製作枠17から取り除いた。
このように製作枠を吊り上げて除去する方法であると、充填中の中詰め材の製作枠壁面への衝撃が和らげられ、土木工事用袋材の破損がし難くなる。中詰め材を充填した袋体16を製作枠から取り出す場合、製作枠17を吊り上げると、合成繊維製網で形成されている土木工事用袋材は伸び、中詰め材の自重により袋体16が製作枠の下からはみ出し、製作枠内部の中詰め材が下方へと急激に移動するので、土木工事用袋材は製作枠との摩擦が少なくなり破損もしなくなる。
【0015】
【実施例】
実施例1
組節部と組節部の間が80mmの長さ(80mm目)でこの間に編成している2本の脚網が各々1260デニールのナイロン長繊維90本からなる無結節(ラッセル)網地10m×4mを用い二つ折りにして、上方及び下方開口部の幅が5mの筒状にし、下方開口部及び縁辺を縫製した図2の網袋を作製した。この網袋の底部網目から3目上の網目に太さ16mmのポリエステル製の底絞りロープ8を全周に挿通しながら、網袋の底部網7を集束して底絞りロープ8を巻き付けて緊縛した。
底部網7を絞った網袋に太さ30mmのポリエステル製の補強ロープ9a・9bの2本を開口5から底部を通り、対向する開口5まで各々が底部で直交するように網目を通して取り付け、両端部に吊り上げ用ループの吊り部10を形成した。底部で直交した2本の補強ロープを太さ9mmのポリエステル製の結束ロープ11を用いて交差部で結束した後、その結束ロープ11で網袋の底絞りロープ8に取り付けた。さらに網袋の開口5から2目下の網目に太さ9mmのポリエステル製の口絞りロープ12を挿通して取り付けて本発明の土木工事用袋材を得た。
この土木工事用袋材を上下開口2.5m×2.5m、高さ1.5mの製作枠17内に配設し、40〜50cmの大きさの割栗石12トンを充填した後、口絞りロープ12で土木工事用袋材の開口を緊縛して閉じ、袋体16を作製した。次に製作枠17の上部4隅に製作枠の吊り具18吊り上げ用ワイヤーロープを取り付けた。クレーンのフックに掛けて製作枠17を吊り上げて製作枠17を取り出した。
さらにこの石詰め袋体を補強ロープの端部に設けてある吊り部10にクレーンのフックに掛けて10回吊り上げ、吊り下ろしを繰り返したが土木工事用袋材の破損はなく中詰め材の抜け出しもなかった。
【0016】
実施例2
組節部と組節部の間が80mmの長さ(80mm目)でこの間に編成している2本の脚網が各々1260デニールのナイロン長繊維90本からなる無結節(ラッセル)網地5m×8mを用い網袋の底が折り部4となるように二つ折りにして、上方の開口5の幅が5m、縁辺の長さ4mの封筒状の図3の網袋を作製した。この網袋の底部網目から3目上の網目に太さ16mmのポリエステル製の底絞りロープ8を全周に挿通しながら、網袋の底部網7を集束して底絞りロープ8を巻き付けて緊縛した。
底部網7を絞った網袋に太さ30mmのポリエステル製の補強ロープ9a・9bの2本を開口5から底部を通り、対向する開口5まで各々が底部で直交するように網目を通して取り付け、両端部に吊り上げ用ループの吊り部10を形成した。底部で直交した2本の補強ロープ9a・9bを太さ9mmのポリエステル製の結束ロープ11を用いて交差部で結束した後、その結束ロープ11で網袋の底絞りロープ8に取り付けた。さらに網袋の開口5から2目下の網目に太さ9mmのポリエステル製の口絞りロープ12を挿通して取り付けて本発明の土木工事用袋材を得た。
この土木工事用袋材を上下開口2.5m×2.5m、高さ1.5mの製作枠17内に配設し、40〜50cmの大きさの割栗石12トンを充填した後、口絞りロープ12で土木工事用袋材の開口を緊縛して閉じ、袋体16を作製した。次に製作枠17の上部4隅に製作枠の吊り具18吊り上げ用ワイヤーロープを取り付けた。クレーンのフックに掛けて製作枠17を吊り上げて製作枠17を取り出した。
さらにこの石詰め袋体を補強ロープの端部に設けてある吊り部10をクレーンのフックに掛けて10回吊り上げ、吊り下ろしを繰り返したが土木工事用袋材の破損はなく中詰め材の抜け出しもなかった。
【0017】
【発明の効果】
本発明は合成繊維糸条からなる網で形成される土木工事用袋材において2脚網を用いることにより、1枚で十分に破損に耐え、中詰め材の抜け出しもない結果が得られた。また土木工事用袋材の網底部を絞り、補強ロープを取り付け、製作枠を吊り上げて製作枠内の袋体から製作枠を取り除くことにより、使用中における土木工事用袋材の破損が著しく減少される結果が得られた。さらに縫製作業が容易になり、総合結果として中詰め材を充填した袋体の成形性が著しく向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】2脚網の構造図を示す。
【図2】実施例1の縫製された網袋の斜視図である。
【図3】実施例2の縫製された網袋の斜視図である。
【図4】縫製された網袋の底部網を集束して緊縛した斜視図である。
【図5】土木工事用袋材の斜視図である。
【図6】土木工事用袋材の底部の補強ロープの取り付けの拡大図である。
【図7】従来の袋詰め方法の断面図である。
【図8】従来の製作枠内の袋体をクレーンにて持ち上げた状態を示す。
【図9】本発明の袋詰め方法の断面図である。
【図10】本発明の中詰め材の充填後の製作枠を持ち上げている状態を示す。
【符号の説明】
1 網地
2a 組節部
2b 組節部
3a 脚網
3b 脚網
4 折り部
5 開口
6 縁辺
7 底部網
8 底絞りロープ
9a 補強ロープ
9b 補強ロープ
10 吊り部
11 結束ロープ
12 口絞りロープ
13 袋材
14 かがり紐
15 従来の上部の方が広い製作枠
16 袋体(中詰め材を充填したもの)
17 本発明の製作枠
18 製作枠の吊り具
Claims (4)
- 合成繊維糸条からなり、組節部と組節部の間が2本網脚で編成されている無結節網または有結節網の網地で形成された袋の上方開口部近傍の網目に口絞りロープを挿通し、下方開口部近傍の網目に下方開口部を巾着絞り緊縛するための底絞りロープを挿通して下方開口部を緊縛し、上方開口部より底部網巾着絞り部を通って上方開口部に達する複数の補強ロープを取り付け、底絞りロープにより巾着状態に絞られた底部網絞り部と上方開口部より底部網巾着絞り部を通って上方開口部に達する複数の補強ロープとの交差部を結束ロープにより緊縛してなる、中詰め材を充填して使用する、土木工事用袋材。
- 編成した網地が空隙率45〜90%で、伸度30〜80%であり、網目が25〜250mmであって、網目一辺の長さLと袋に充填する塊状体の短径断面周長Aとが、4×L×1.8≦Aの関係を満たす網地で形成された、請求項1に記載された中詰め材を充填して使用する、土木工事用袋材。
- 袋が網地を二つ折りにして折り部を底として両側部を縫製した封筒状袋である、請求項1または2に記載された、土木工事用袋材。
- 玉石、割栗石、コンクリート塊等の中詰め材を袋詰めする時に、方形もしくは円形状で上下が開口しており、上開口の方形の1辺もしくは円形の直径が、上開口と下開口が同一、もしくは下に広くなる角度のある計量升を兼ねた石詰め袋体製作枠内に、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された袋を設置し、玉石、割栗石、コンクリート塊等の中詰め材を充填後、上方開口部を口絞りロープにより緊縛した後、製作枠を上方に引き上げ、製作枠内の石詰め袋を取り出すことを特徴とする中詰め材の袋詰め方法。
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