JPH03244646A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH03244646A
JPH03244646A JP4332890A JP4332890A JPH03244646A JP H03244646 A JPH03244646 A JP H03244646A JP 4332890 A JP4332890 A JP 4332890A JP 4332890 A JP4332890 A JP 4332890A JP H03244646 A JPH03244646 A JP H03244646A
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JP
Japan
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weight
resin
styrene
parts
rubber
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JP4332890A
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English (en)
Inventor
Motoyuki Hirata
平田 元之
Junichiro Washiyama
潤一郎 鷲山
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Ryutaro Fujihira
藤平 隆太郎
Mitsunobu Machida
光信 町田
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐衝撃性および難燃性の要求される種々の成形
品、たとえば、家電製品、OA機器、自動車部品などの
成形材料として利用される樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
スチレン系樹脂は、加工性やその他の種々の物性がすぐ
れているために工業的に生産され、多方面にわたって利
用されている。とりわけ、弱電の分野(たとえば、家電
の分野、OA機器の分野)において難燃性の要求が高ま
っている。
スチレン系樹脂に難燃性を付与するため、ハロゲン系難
燃剤とアンチモン化合物を配合することが提案されてい
る(特開昭53−149244号、同6013834号
)。しかし、これらの組成物は燃焼中にドリッピングを
起こし易く、難燃性が不安定であり、多量に難燃剤を加
えると、耐衝撃性が低下する。
この耐衝撃性の低下を防ぐために高シスポリブタジエン
ゴムを用いることが提案されている(特公昭57−26
1395号、特開昭62−179552号)。しかし、
これらの組成物は、耐衝撃性がある程度改良されるもの
の、難燃性、特にドリッピングの改良効果は充分ではな
かった。
さらに、スチレン系樹脂の難燃性を向上するものとして
、スチレン系樹脂にハロゲン含有エポキシ樹脂、ビス(
トリブロモフェノキシ)エタン、テトラブロモビスフェ
ノールA (TBA)などのハロゲン化難燃化剤を添加
することが提案されている(特開昭82−4737号、
特公昭54−44298号、特開昭60−192761
号)。また、TBAとTBAの高分子量化物を併用する
ことも提案されている(特開昭54−68854号)。
最近、難燃性がすぐれているばかりでなく、耐熱性およ
び耐衝撃性が良好なスチレン系樹脂組成物を得るために
スチレン系樹脂に難燃助剤として酸化アンチモン、さら
に難燃化剤として塩素化ビスフェノール型エポキシ重合
体およびビス(トリブロモフェノキシ)エタンまたはテ
トラブロモビスフェノールAおよび臭素化ビスフェノー
ルA型エポキシ重合体を併用した組成物が提案されてい
る(特開平1−182342号、同1−182343号
)。
さらに、本発明者の一部らは、耐熱性がすぐれているば
かりでなく、耐衝撃性が良好であり、しかも難燃性につ
いてもすぐれている電子機器、電気機器などの部品の材
料として有望な樹脂組成物として、(A)スチレン系化
合物とα、β−不飽和ジカルボン酸のイミド系化合物と
の共重合体またはゴム補強材によって補強されたこれら
の化合物の共重合体、(B〉各種ゴムにスチレンとアク
リロニトリルまたはスチレンとメチルメタクリレートを
グラフト共重合させることによって得られる耐衝撃性樹
脂などの熱可塑性樹脂(必ずしも配0する必要はない)
 、(C)酸化アンチモン、(D〉臭素含有エポキシ系
化合物と1.3.5− )リブロモフェノールとを反応
させることによって得られる臭素含n反応生成物ならび
に(E)ラダー型シリコーン樹脂からなる組成物につい
て以前に提案した(特願昭63−158508号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に熱可塑性樹脂にTBAやビス(トリブロモフェノ
キシ)エタンをそれぞれ単独に添加した場合、難燃性の
点については改良されるが、耐熱性の低下がある。その
ために特開昭60−192701号公報に記載された発
明では、高分子量化されたハロゲン化ビスフェノールA
のカーボネートオリゴマーとビス(トリブロモフェノキ
シ)エタンを併用することにより、耐熱性、耐衝撃性な
どのバランスを維持しようとしているが、充分な耐衝撃
性、耐熱性、耐候性などを有するスチレン系樹脂組成物
を得ることができなかった。また、特開昭54−888
54号公報によって開示されている発明についても、ス
チレン系樹脂に適用したとしても充分な効果を発揮する
組成物を得ることができなかった。
さらに、特開平1−182342号公報および同l−1
82343号公報に記載された発明では、耐衝撃性ボリ
スチレン樹脂に適用したとしても、難燃性、特にドリッ
ピングの点において充分に満足させることが難しく、多
量の難燃化剤を配合しなければならず、そのために機械
的特性が低下する。
また、本発明者の一部らがすでに提案した特願昭83−
158509号明細書に記載された発明では、耐衝撃性
、引張強度などの機械的特性がすぐれているばかりでな
く、耐熱性も良好であり、かつ成形性(流動性)もすぐ
れており、しかも難燃性、とりわけドリッピングが改良
された組成物である。
以上のことから、本発明は耐衝撃性、引張強度などの機
械的強度がすぐれ、かつ耐候性も良好であり、成形性も
すぐれており、しかも特願IWiG3−1511509
号明細書に記載された発明のごとく、難燃性、とりわけ
ドリッピングが改良された組成物を得ることを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明にした
がえば、これらの課題は、(^)ポリブタジェンゴムお
よび/またはスチレン・ブタジエン共重合ゴムに芳香族
モノビニル’1lj1体がグラフトしたグラフト重合体
、(B)  ポリスチレン系樹脂、 (C)  酸化アンチモン、 (D)  一般式(I) %式% 一般式(II) で表わされるハロゲン含H物 ならびに (E)  ラダー型シリコーン樹脂 からなり、該グラフト重合体およびポリスチレン系樹脂
の合計量中に占めるグラフトされていないおよびグラフ
トされたゴム分の割合は、それらの合計量として1〜1
5重量%であり、グラフト重合体およびポリスチレン系
樹脂の合計量100重量部に対する他の組成成分の割合
は、酸化アンチモンが0.5〜20ffiffi部であ
り、ハロゲン含有物が3〜40重量部であり、ラダー型
シリコーン樹脂が0.1−15重量部である樹脂組成物
、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(^)グラフト重合体 本発明において使用されるグラフト重合体は後記のポリ
ブタジェンゴムおよび/またはスチレン・ブタジエン共
重合ゴム(以下、「ゴム分」と云う)に芳香族モノビニ
ル単量体をグラフトさせることによって得られるもので
ある。
ゴム分はポリブタジェンゴム(ブタジェン単独重合ゴム
)およびスチレン・ブタジエン共重合ゴムである。これ
らのゴム分のうち、スチレン・ブタジエン共重合ゴムは
ブタジェンを主成分(たとえば60重量%以上)とする
スチレンとの共重合ゴムであり、フリーラジカル重合触
媒を用いて共重合させることによって得られるランダム
共重合ゴムでもよく、H機すチウム触媒を使用して共重
合させることによって得られるブロック共重合ゴムでも
よい。これらのゴム分のムーニー粘度(ML   、1
00℃)は通常20〜150であり、特に1+4 30〜130が好ましい。
また、芳香族モノビニル単量体としては、スチレン、α
−メチルスチレン、p−メチルスチレンなどがあげられ
、なかでもスチレンが灯んで用いられる。これらの芳香
族モノビニルIit H体は一種のみでもよく、二種以
上を併用してもよい。
グラフト方法としては、塊状重合法、溶液重含法、乳化
重合法および水性懸濁重合法のうち、いずれの方法でも
よく、これらの方法を結合させる方法(たとえば、一部
塊状重合した後、水性懸濁重合する方法)で実施しても
よい。
100重量部のグラフト重合体を製造する際のゴム分の
使用割合は一般には3〜30重量部であり、3〜2SI
II量部が望ましく、とりわけ4〜20重量部が好適で
ある。100重量部のグラフト重合体を製造するために
ゴム分の使用割合が3重量部米満では、得られる組成物
の耐衝撃性がよくない。なお、比較的に多量の前記のゴ
ム分を用いてゴム分を多く含有するグラフト重合体を製
造し、このグラフト重合体に後記のポリスチレン系樹脂
を混合してもよい。
ゴム分にグラフト鎖として結合している芳香族上ノビニ
ル単量体の分子量は通常5万〜30万であり、特に7万
〜25万が好ましい。一般に、ゴムに七ツマ−をグラフ
ト重合すると、ゴムに完全に七ツマ−が結合することは
稀である。そのため、得られるグラフト物中には、グラ
フト重合体のほかに、ゴムに結合しないモノマーの重合
体およびモノマーがグラフトされていないゴムが共存す
る。
本発明においては、ゴム分に結合しない芳香族モノビニ
ル単量体の重合体をポリスチレン系樹脂として使用して
もよい。さらに、芳香族モノビニル111 Q体がグラ
フトされていないゴム分を分離しないでそのまま用いて
もよい。
本発明のグラフト重合体(ポリスチレン系樹脂やゴム分
を含有するものも含めて)は工業1j’Jに製造されて
多方面にわたって利用されているものであり、それらの
製造方法、特性については広く知られているものである
(B)  ポリスチレン系樹脂 また、本発明において使用されるポリスチレン系樹脂は
前記の芳香族モノビニル単量体を塊状重合法、溶液重合
法、乳化重合法および水性懸濁重合法のうちいずれの方
法で重合してもよく、これらの方法を結合させて重合し
ても得ることができる。芳香族モノビニル単量体は一種
のみでもよく、二種以上を併用してもよい。
該ポリスチレン系樹脂の分子量は一般には5万〜30万
であり、特に7万〜25万が好ましい。
本発明の組成物において、前記のようにしてグラフト重
合によって得られるゴム分に結合しない芳香族モノビニ
ル単量体の重合体を含有するグラフト重合体を用いる場
合でも、またグラフト重合体とポリスチレン系樹脂とを
併用する場合でも、グラフト重合体とポリスチレン系樹
脂との合計量中に占めるグラフトされていないおよびグ
ラフトされたゴム分の割合はそれらの合計量として1〜
15重量%であり、2〜15重量%が望ましく、とりわ
け3〜12重量%が好適である。グラフト重合体とポリ
スチレン系樹脂との合計量中に占めるグラフトされてい
ないおよびグラフトされたゴム分の割合が合計量として
lff1m%未満では、得られる組成物の耐衝撃性がよ
くない。一方、15重量%を超えると、引張強度などの
機械的強度の点で問題がある。
(C)  酸化アンチモン さらに、本発明において使用される酸化アンチモンは一
般の臭素含有化合物の難燃化助剤として広く用いられて
いるものである。二酸化アンチモン、五酸化アンチモン
が代表例としてあげられる。該酸化アンチモンの平均粒
径は1〜150tu@である。
(D)  ハロゲン含有物 また、本発明において使用されるハロゲン含G物は、下
記の一般式(1)および/または(II)で示されるも
のである。
もいずれかはハロゲン原子である (E)  ラダー型シリコーン樹脂 また、本発明において使用されるラダー型シリコーン樹
脂は、下記の一般式(m)で示されるものである。
一般式(1)および一般式(II)において、ハロゲン
原子は臭素原子または塩素原子が好ましく、とりわけ臭
素原子が好適である。また、一般式(1)におけるnl
ないしR4および一般式(II)におけるR5はそれぞ
れ0〜10であるが、0〜5が好ましく、特にO〜3が
好ましい。
一般式(IV)において、R3およびR4は同一でも異
種でもよく、炭素数が1〜4個の直鎖状アルキル基、フ
ェニル基、ヒドロキシル基、炭素数が1〜4個のカルボ
キシル基および炭素数が1〜4個のアミノアルキル基か
らなる群からえらばれるが、これらの基のうち、ヒドロ
キシル基、カルボキシル基およびアミノアルキル基は、
モル総計で合計量として多くとも11%であり、かっn
は10〜+(10の整数である。
このラダー型シリコーン樹脂を本発明の組成物を製造す
るために用いる際、そのまま使用してもよいが、あらか
じめ80〜300℃の温度範囲において5分ないし1時
間加熱させて予備的に縮合を進行させてから使用しても
よい。
また、このラダー型シリコーン樹脂はさらに、′:iJ
温に加熱するならば、前記グラフト重合体やポリスチレ
ン系樹脂中の炭素と反応し、5i−c結合が生成して無
機化し、ドリッピングが防止される。
このようにこのラダー型シリコーン樹脂は難燃性、特に
ドリッピングを防IIニするために多大なる効果を示す
ものである。とりわけ、前記ハロゲン含有物との併用効
果が著しい。
(F)組成割合 本発明の組成物において、前記のグラフト重合体および
ポリスチレン系樹脂の合計量 100重足部に対する他
の組成成分、すなわち酸化アンチモン、ハロゲン含有物
およびラダー型シリコーン樹脂の組成割合はそれぞれ下
記の通りである。
酸化アンチモンについては、0.5〜20重ユ部であり
、0.5〜15重量部が好ましく、特に1.5〜IO重
量部が好適である。酸化アンチモンの組成割合が0,5
重量部未満では、ハロゲン含有物の相乗的難燃性の効果
が充分に発揮することができない。
一方、20重量部を超えると、得られる組成物の機械的
強度が低下する。
また、ハロゲン含有物の組成割合は3〜40重量部であ
り、とりわけ5〜35重瓜部が望ましい。ハロゲン含有
物の組成割合が3重量部未満では、充分な難燃性を発揮
する組成物が得られない。一方、40frffi部を超
えると、得られる組成物の耐衝撃性の点で問題がある。
さらに、ラダー型シリコーン樹脂についてはo、t−1
5重量部であり、特に0.1〜5重量部が打ましい。ラ
ダー型シリコーン樹脂の組成割合が0.1重量部未満で
は、得られる組成物がドリッピング防止効果を充分に発
揮することができず、したがって難燃性の点で問題があ
る。一方、15重量部を超えるならば、前記のグラフト
重合体およびポリスチレン系樹脂との相溶性がよくない
(G)  組成物の製造、成形方法など本発明の組成物
を製造するには、前記のポリスチレン系樹脂を含むグラ
フト重合体またはグラフト重合体とポリスチレン系樹脂
、酸化アンチモン、ハロゲン含有物およびラダー型シリ
コーン樹脂とを均一に配合させることによって目的を達
成することができるけれども、前記高分子物質の分野に
おいて広く利用されている熱、酸素および光に対する安
定剤、脱塩化水素防止剤、充填剤、着位剤、滑剤、可塑
剤ならびに、lj′f電防止剤のごとき添加剤を組成物
の使用目的に応じて本発明の組成物の特性を本質的にそ
こなわない範囲で添加してもよい。
組成物を製造するにあたり、全組成成分を同特に混合し
てもよく、組成成分のうち一部をあらかじめ混合させ、
得られる混合物と残余の組成成分とを混合させてもよい
混合方法としては、合成樹脂の分野において一般に行な
われているヘンシェルミキサーのごとき混合機を使って
トライブレンドさせる方法ならびにオーブンロール、押
出混合機、ニーダ−およびバンバリーのごとき混合機を
用いて溶融しながら混合させる方法があげられる。これ
らの混合方法のうち、−層均一な組成物を得るにはこれ
らの混合方法を二種以上併用させればよい(たとえば、
あらかじめトライブレンドさせた後、その混合物を溶融
混合させる)。なかでも、トライブレンドを併用する場
合でも、溶融混練させる方法を一種または二種以上を併
用する場合でも、後記の成形方法によって成形物を製造
するにあたり、ペレタイザーを使用してペレットに製造
して用いることが好ましい。
以上の混合方法のうち、溶融混練する場合でも、後記の
成形方法によって成形する場合でも、使用される高分子
物質が溶融する温度で実施しなければならない。しかし
、高い温度で実施するならば、高分子物質が熱分解や劣
化を起こしたり、ハロゲン含有物が分解を起こしたりす
る恐れがあるために、280℃以下において実施する必
要がある。
本発明の組成物は合成樹脂の分野において一般に実施さ
れている射出成形法、押出成形法、圧縮成形法および中
空成形法のごとき成形方法を連相して所望の形状物に成
形させてもよい。また、押出成形機を用いてシート状に
成形させた後、このシートを真空成形法、圧空成形法な
どの二次加工方法によって所望の形状物に成形してもよ
い。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、メルトフローレー
ト(以下rMFRJと云う〉はJISK7210にした
がい、温度が200℃および繭重が5kgで測定した。
また、引張降伏強度はASTM D(i3gに準じてA
STM 1号ダンベルを用い、歪速度が5mm/分にて
測定した。さらに、アイゾツト衝撃強度はASTM D
256に準じ、23℃の温度においてノツチ付きで測定
した。また、難燃性については、厚さが1.6嘗m(1
/18インチ)の試験片を用い、UL−94法にしたが
って評価した。さらに、耐候性試験についてはサンシャ
インウエザオメーターを使い、60℃の温度において4
00時間後の変色の状態を目視で評価し、第2表にほと
んど変色しない場合を“oo、褐色に変色した場合を“
×”として示す。
さらに、ゲル分率は0.5gのサンプルをメチルエチル
ケトンとメチルアルコールのlOO12混合溶媒中に室
温で18時間浸漬した後、遠心分離を行ない、ついで不
溶分を凝集し、この不溶分を減江ドで60℃の温度にお
いて14時間乾燥し、重量を測定した。
なお、実施例および比較例において使用したグラフト重
合体、ポリスチレン系樹脂、酸化アンチモン、ハロゲン
含H物およびラダー型シリコーン樹脂の種類、物性など
を下記に示す。
〔(^)グラフト重合体および(B)ポリスチレン系樹
脂〕グラフト重合体として、2411のオートクレーブ
に24 kgのスチレンを加え、ムーニー粘度(ML 
   100℃>p<40であるブタジェンjlt独l
+4 ゛ 重合ゴム1.5kgを加えて完全に溶解した。ついで1
.5gの第三級−ドデシルメルカプタンおよび7.4g
のn−ドデシルメルカプタンを加え、120℃の温度に
おいて3.5時間先分撹袢しながら重合を行なった。こ
の溶液のうち、8kgの重合体を含む溶液を取り出し、
0.5fflQ%のポリビニルアルコール水溶W&8.
Qを加えた2ONのオートクレーブに前記溶液を注入し
、20gのベンゾイルパーオキサイドおよび8.0gの
第三級−プチル−パーオキシアセテートを加え、90℃
の温度に4時間充分に撹社しながら重合を行なった。つ
いで重合系を135℃に上昇させ、この温度において1
時間充分に撹押しながら重合を行なった。重合系をほぼ
室温まで放冷した後、ビーズ状ポリマーを枦集し、充分
水洗した後、減圧下で60℃の温度において1aner
間乾燥を行なうことによって重合体〔以下rHIPs(
a)」と云う〕を得た。このHI P S (a)のゲ
ル分率は14.5%であり、可溶分中のポリスチレン系
樹脂の平均分子量は約23万であった。
また、HI P S Ca)を製造するさいに使用した
ブタジェン単独重合ゴムのかわりに、ムーニー粘度(M
L   、 100℃)が39であるブタジェン単1+
4 独重合ゴム1.4kgおよびムーニー粘度(ML1+4
゜100℃)が120であり、ブロックスチレンを30
重量%含み、かつスチレン含量が40重量%であるスチ
レン・ブタジエン共重合ゴム0.8kgを用い、また第
三級−ドデシルメルカプタンの使用量を9.6g1さら
にn−ドデシルメルカプタンの使用量を12.0gにか
え、また第三級−ブチル−パーオキシアセテートの使用
量を24gにかえたほかは〔スチレン、ポリビニルアル
コールおよびベンゾイルパーオキサイドの使用量はHI
 P S (a)の製造の場合と同様)、HIPS(a
)の製造と同じ条件で重合および重合後の処理(水洗、
乾燥など)を行なった。得られた重合体〔以下rHI 
P S (b)Jと云う〕のゲル分率は15%であった
。また可溶分のポリスチレン系樹脂の平均分子量は約2
1万であった。
さらに、HI P S (a)を製造するさいに用いた
ブタジェンり1独重合ゴムのかわりに、ムーニー粘度(
ML   、 100℃)が35であるブタジェンl1
11+4 独重合ゴムを同じ量使用し、第三級−ドデシルメルカプ
タンを使用せず、そのかわりに8.0gのn−ドデシル
メルカプタンを使用し、またベンゾイルパーオキサイド
の使用量を22gにかえ、さらに第三級−ブチル−パー
オキシアセテートの使用量を15gにかえたほかは〔ス
チレンおよびポリビニルアルコールの使用量はHI P
 S (a)の製造の場合と同様)、HIPS(a)の
製造と同じ条件で重合および重合後の処理を行なった。
得られた重合体のゲル分率は15.7%であった。また
可溶分のポリスチレン系樹脂の平均分子量は約19万で
あった。このようにして得られた重合体50重量部とM
FRがlog/10分であるスチレン単独重合体50重
量部を混練し、樹脂組成物〔以下rHI P S(C〉
」と云う〕を製造した。
〔(C〉酸化アンチモン〕
さらに、酸化アンチモンとして、平均粒径が1.5−の
二酸化アンチモン〔以下「5b203」と云う〕を使用
した。
〔(D〉ハロゲン含有物〕
また、ハロゲン含有物として、前記−数式(I)におい
て、n、nn  およびR4がそれぞl    2 ′
  3 れ1であり、X、X  およびX3がそれぞれ臭2 素原子である臭素含有物〔以下「臭素物(^)」と云う
〕および前記−数式(II)において、R5が0であり
、X  X およびX8が臭素原子であ4 °  6 す、かつX およびX7が水素原子である臭素含官物〔
以下「臭素物(B〉」と云う〕を用いた。また、比較の
ために、デカブロモジフェニルエーテル〔以下「臭素物
(C)」と云う〕を使用した。
〔(E)ラダー型シリコーン樹脂〕
さらに、ラダー型シリコーン樹脂として、前記−数式(
III)において、RおよびR4のいずれもがメチル基
であるラダー型シリコーン樹脂(分子量 約4,000
、以下rSi樹脂(1)」と云う)、前記R3とR4に
おいてメチル基とフェニル是が1:1 (モル比として
)であるラダー型シリコーン樹脂(分子量 約3,50
0、以下rSi樹脂(2)」と云う)および前記R3と
R4のいずれもがフェニル基であるラダー型シリコーン
樹脂(分子量 約3.000、以下rSi樹脂(3)」
と云う)を用いた。使用するにあたり、各種ラダー型シ
リコーン樹脂は、いずれも150℃において30分間加
熱した後、粉砕し、200メツシユパスのフラクション
を使用した。
実施例1〜6、比較例1〜4 第1表に「グラフト重合体、ポリスチレン系樹脂」 〔
以下「樹脂分」と云う〕、ハロゲン含a物およびラダー
型シリコーン樹脂〔以下「シリコーン樹脂」と云う〕の
種類ならびに配合量が示されている各組成成分ならびに
それぞれの妃含量が第1表に示されている5b203 
(酸化アンチモン)ならびに0.2重量部のジブチル・
チン・マレート(三共有機合成社製、商品名 5tan
n MMS−18)(安定剤として)をそれぞれヘンシ
ェルミキサーを使用して2分間トライブレンドを行なっ
た。
得られた各混合物をシリンダー温度を220℃に設定さ
れた二軸押出機(径 3G+u)を使って混練させなが
らペレット(組成物)を製造した。
得られた各組成物についてMFR,引張降伏強度および
アイゾツト衝撃強度(ノツチ付)の測定ならびに難燃性
および耐候性試験について評価した。これらの結果を第
2表に示す。
以上の実施例および比較例の粘果から、本発明によって
得られる樹脂組成物は難燃性、耐衝撃性がすぐれている
ことが明白である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ハロゲン含有物とラダー型シリコーン
樹脂を組み合わせることによって物性バランスのとれた
樹脂組成物を得ることができる。
また、難燃性、とりわけドリッピングが改良される。
本発明によって得られる樹脂組成物は、難燃性および耐
衝撃性がすぐれているのみならず、ド記のごとき効果(
特徴)を発押する組成物である。
1)成形性がよい(流動性)。
2)成形物の光沢がよい。
3〉耐候性がすぐれ、変色が少ない。
本発明によって得られる樹脂組成物は上記のごときすぐ
れた特徴を有していることによって下記のごとく多方面
に使用することができる。
1)テレビジョン受像機 2〉ファクシミリ、ワードプロセッサー、マイクロコン
ピュータ−、プリンターなどのOA[器のハウジング 3〉家電機器のハウジング類

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)ポリブタジエンゴムおよび/またはスチレン・ブ
    タジエン共重合ゴムに芳香族モノビニル単量体がグラフ
    トしたグラフト重合体、 (B)ポリスチレン系樹脂、 (C)酸化アンチモン、 (D)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、n_1、n_2、n_3およびn_4は0〜1
    0であり、X_1、X_2およびX_3はハロゲン原子
    または水素原子である。但し、X_1、X_2およびX
    _3は同時に水素原子であることはない。〕および/ま
    たは 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、n_5は0〜10であり、X_4、X_5、X
    _6、X_7およびX_8はハロゲン原子または水素原
    子である。但し、X_4、X_5、X_6、X_7およ
    びX_8は同時に水素原子であることはない。〕で表わ
    されるハロゲン含有物 ならびに (E)ラダー型シリコーン樹脂 からなり、該グラフト重合体およびポリスチレン系樹脂
    の合計量中に占めるグラフトされていないおよびグラフ
    トされたポリブタジエンおよび/またはスチレン−ブタ
    ジエン共重合ゴムの割合は、それらの合計量として1〜
    15重量%であり、グラフト重合体およびポリスチレン
    系樹脂の合計量100重量部に対する他の組成成分の割
    合は、酸化アンチモンが0.5〜20重量部であり、ハ
    ロゲン含有物が3〜40重量部であり、ラダー型シリコ
    ーン樹脂が0.1〜15重量部である樹脂組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111081A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Central Glass Co Ltd 有機無機ハイブリッドガラス状物質

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JP2008111081A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Central Glass Co Ltd 有機無機ハイブリッドガラス状物質

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