JPH0428744A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH0428744A
JPH0428744A JP13319490A JP13319490A JPH0428744A JP H0428744 A JPH0428744 A JP H0428744A JP 13319490 A JP13319490 A JP 13319490A JP 13319490 A JP13319490 A JP 13319490A JP H0428744 A JPH0428744 A JP H0428744A
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halogen
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rubber
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JP13319490A
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English (en)
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Motoyuki Hirata
平田 元之
Ryutaro Fujihira
藤平 隆太郎
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Mitsunobu Machida
光信 町田
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は耐衝撃性および難燃性の要求される種々の成形
品、たとえば、家電製品、特にビデオ・オーディオ機器
の成形材料として利用される樹脂組成物に関する。
「従来の技術1 スチレン系樹脂は、加工性、種々の物性がすぐれている
ために工業的に生産され、多方面にわたって利用されて
いる。とりわけ、弱電の分野(たとえば、家電の分野、
特にビデオ・オーディオ機器)において難燃性の要求が
高まっている。
特に、UL規格94法でV−2規格が安価なために要求
されることが多くなっている。
スチレン系樹脂に難燃性を付与するため、ハロゲン系難
燃剤とアンチモン化合物を配合することが提案されてい
る(特開昭53−149244号、同60−13834
号)。しかし、これらの組成物は多量に難燃剤を加える
と、耐衝撃性が低下する。
この耐衝撃性の低下を防ぐために高シスポリブタジエン
ゴムを用いることが提案されている(特公昭57−26
695号。特開昭62−179552号)。
さらに、スチレン系樹脂の難燃性を向上するものとして
、スチレン系樹脂にハロゲン含有エポキシ樹脂、ビス(
トリブロモフェノキシ)エタン、テトラブロモビスフェ
ノールA (TEA)などのハロゲン化難燃化剤を添加
することが提案されている(特開昭62−4737号、
特公昭54−44298号、特開昭60−192761
号)。また、TBAとTBAの高分子量化物を併用する
ことも提案されている(特開昭54−68854号)。
最近、1燃性がすぐれているばかりでなく、耐熱性およ
び耐衝撃性が良好なスチレン系樹脂組成物を得るために
スチレン系樹脂に難燃助剤として酸化アンチモン、さら
に難燃化剤として塩素化ビスフェノール型エポキシ重合
体およびビス(トリブロモフェノキシ)エタンまたはテ
トロブロモビスフェノールAおよび臭素化ビスフェノー
ルA型エポキシ重合体を併用した組成物が提案されてい
る(特開平1−182342号、同l−182343号
)。
さらに、ヘキサブロモシクロドデカンを添加することも
知られている(特公昭38−16837号)。
この組成物は各種物性の低下も少なく、ULV−2規格
に対して良好な難燃性を示す。しかし、その成形時の熱
安定性に著しく劣る。
〔発明が解決しようとする課題1 一般に熱可塑性樹脂にTBAやビス(トリブロモフェノ
キシ)エタンをそれぞれ単独に添加した場合、難燃性の
点については改良されるが、耐熱性の低下がある。その
ために特開昭60−192761号公報に2赦された発
明では、高分子量化されたハロゲン化ビスフェノールA
のカーボネートオリゴマーとビス(トリブロモフェノキ
シ)エタンを併用することにより、耐熱性、耐衝撃性な
どのバランスを維持しようとしているが、充分な耐衝撃
性、耐熱性、耐候性などを有するスチレン系樹脂組成物
を得ることができなかった。また、特開昭54−688
54号公報によって開示されている発明についても、ス
チレン系樹脂に適用したとしても充分な効果を発揮する
組成物を得ることができなかった。
さらに、ヘキサブロモシクロドデカンを用いた組成物は
、物性および難燃性は良好であるが、成形時の熱安定性
に劣る。そのために特開昭60−139734号公報に
よって開示されている発明では、有機スズ化合物および
高級脂肪酸の金属塩を用いて熱安定性を改良しようとし
ているが、かならずしも満足すべきものでな(、さらに
難燃性が低下する。
以上のことから、本発明は、耐衝撃性および引張強度な
どの機械的強度がすぐれているばかりでなく、N燃性に
ついても良好であり、かつ成形性(流動性)もすぐれて
おり、しかも成形時の熱安定性についても改良された組
成物を得ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段および作用1本発明にした
がえば、これらの課題は、(A)「ポリブタジェンゴム
および/またはスチレン−ブタジエン共重合ゴム」 (
以下[ゴム分Jと云う)に芳香族モノビニル単量体がグ
ラフトしたグラフト・重合体、 [Bl ポリスチレン系樹脂、 fcl M化アンチモン、 fDl−数式(I) で表わされるハロゲン含何物 ならびに ((C)へキサブロモシクロドデカン からなり、該グラフト重合体およびポリスチレン系樹脂
の合計量中に占めるグラフトされていないおよびグラフ
トされたポリブタジェンならびにスチレン−ブタジエン
共重合ゴムの割合はそれらの合計量として1−15重量
%であり、グラフト重合体およびポリスチレン系樹脂の
合計量100重量部に対する他の組成成分の割合は、酸
化アンチモンが0.05〜2.5重量部であり、かつハ
ロゲン含有物が0.5〜lO重量部であり、ヘキサブロ
モシクロドデカンが0.1〜5.0重量部である樹脂組
成物、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(Al グラフト重合体 本発明において使われるグラフト重合体は後記のゴム分
に芳香族モノビニル単量体をグラフトさせることによっ
て得られるものである。
ゴム分はポリブタジェンゴム(ブタジェン単独重合ゴム
)およびスチレン−ブタジエン共重合ゴムである。これ
らのゴム分のうち、スチレン−ブタジエン共重合ゴムは
ブタジェンを主成分(60重量%以上)とするスチレン
との共重合ゴムであり、フリーラジカル重合触媒を用い
て共重合させることによって得られるランダム共重合ゴ
ムでもよく、有機リチウム触媒を使用して共重合させる
ことによって得られるブロック共重合ゴムでもよい。こ
れらのゴム分のムーニー粘度(M L 、、、、100
℃)は通常20〜tSOであり、特に30〜130が好
ましい。
また、芳香族モノビニル単量体としては、スチレン、a
−メチルスチレン、p−メチルスチレンなどがあげられ
、なかでもスチレンが好んで用いられる。これらの芳香
族モノビニル単量体は一種のみでもよく、二種以上を併
用してもよい。
グラフト方法としては、塊状重合法、温液重合法、乳化
重合法および水性懸濁重合法のうち、いずれの方法でも
よく、これらの方法を結合させる方法(たとえば、一部
塊状重合した後、水性懸濁重合する方法)で実施しても
よい。
100重量部のクラフト重合体を製造するにあたり、使
われるゴム分の使用割合は一般には3〜30重量部であ
り、3〜25重量部が望ましく、とりわけ4〜20重量
部が好適である。100重量部のグラフト重合体を製造
するためにゴム分の使用割合が3重量部未満では、得ら
れる組成物の耐衝撃性がよくない。なお、比較的に多量
の前記のゴム分を用いてゴム分を多く含有するクラフト
重合体を製造し、このグラフト重合物に後記のポリスチ
レン系樹脂を混合してもよい。
ゴム分にグラフト鎖として結合している芳香族モノビニ
ル単量体の分子量は通常5万〜30万であり、特に7万
〜25万が好ましい。一般に、ゴムにモノマーをグラフ
ト重合すると、ゴムに完全にモノマーが結合することは
稀である。そのため、得られるグラフト物中には、グラ
フト重合体のほかに、ゴムに結合しない七ツマ−の重合
体およびモノマーがグラフトされていないゴムが共存す
る。本発明においては、ゴム分に結合しない芳香族モノ
ビニル単量体の重合体をポリスチレン系樹脂として使っ
てもよい。さらに、芳香族モノビニル単量体がグラフト
されていないゴム分を分離しないでそのまま用いてもよ
い。
本発明のグラフト重合体(ポリスチレン系樹脂やゴム分
を含有するものも含めて)は工業的に製造されて多方面
にわたって利用されているものであり、それらの製造方
法、特性については広く知られているものである。
fil ポリスチレン系樹脂 また、本発明において用いられるポリスチレン系樹脂は
前記の芳香族モノビニル単量体を塊状重合法、温液重合
法、乳化重合法および水性懸濁重合法のうちいずれの方
法で重合してもよく、これらの方法を結合させて重合し
ても得ることができる。芳香族モノビニル単量体は一種
のみでもよく、二種以上を併用してもよい。
該ポリスチレン系樹脂の分子量は一般には5万〜30万
であり、特に7万〜25万が好ましい。
本発明の組成物において、前記のようにしてグラフト重
合によって得られるゴム分に結合しない芳香族モノビニ
ル単量体の重合体を含有するグラフト重合体を用いる場
合でも、またグラフト重合体とポリスチレン系樹脂とを
併用する場合でも、グラフト重合体とポリスチレン系樹
脂との合計量中に占めるグラフトされていないおよびグ
ラフトされたゴム分の割合はそれらの合計量として1〜
15重量%であり、2〜15重量%が望ましく、とりわ
け3〜12重量%が好適である。グラフト重合体とポリ
スチレン系樹脂との合計量中に占めるグラフトされてい
ないおよびグラフトされたゴム分の割合が合計量として
1重量%未満では、得られる組成物の耐衝撃性がよくな
い。一方、15重1%を超えると、引張強度などの機械
的強度の点で問題がある。
fc)酸化アンチモン さらに、本発明において使われる酸化アンチモンは一般
の臭素含有化合物のW燃化助剤として広く用いられてい
るものである。三酸化アンチモン、五酸化アンチモンが
代表例としてあげられる。該酸化アンチモンの平均粒径
は0.1−150μ園である。
fDl臭素含有反応生成物 また、本発明において使われるハロゲン含有物は、下式
(I)で示されるものである。
(I)式において、ハロゲン原子は臭素原子および塩素
原子が好ましく、とりわけ臭素原子が好適である。また
、(I)におけるn、ないしn4はそれぞれ0−10で
あるが、O〜5が好ましく、特に0〜3が好ましい。
fE1組成割合 本発明の組成物において、前記のグラフト重合体および
ポリスチレン系樹脂の合計量100重量部に対する他の
組成成分、すなわち酸化アンチモン、ハロゲン含有物お
よびヘキサブロモシクロドデカンの組成割合はそれぞれ
下記の通りである。
酸化アンチモンについては、005〜2.5重量部であ
り、0.1〜20重量部が好ましく、特に01〜1.5
重量部が好適である。酸化アンチモンの組成割合が0.
05重量部未満では、ハロゲン含有物の相乗的難燃性の
効果が充分に発揮することができない。一方、 2.5
重量部を超えると、得られる組成物の機械的強度が低下
するうえに比重が重くなる。
また、ハロゲン含有物では0.5〜IO重量部であり、
とりわけ1.0〜8重量部が望ましい。ハロゲン含有物
の組成割合が05重量部未満では、組成物の熱安定性が
不充分である。一方、10重量部を超えると、組成物が
高価になる上に、得られる組成物の荷重たわみ温度が低
くなる。
さらに、ヘキサブロモシクロドデカンについては01〜
50重量部であり、特に1.0〜4.0重量部が好まし
い。ヘキサブロモシクロドデカンの組成割合が01重量
部未満では、得られる組成物の91燃性が不充分である
。一方、50重量部を超えるならば、組成物の熱安定性
が悪くなる。
[F1組成物の製造、成形方法など 本発明の組成物を製造するには、前記のポリスチレン系
樹脂を含むグラフト重合体またはグラフト重合体とポリ
スチレン系樹脂、酸化アンチモン、ハロゲン含有物およ
びヘキサブロモシクロドデカンとを均一に配合させるこ
とによって目的を達成することができるけれども、前記
高分子物質の分野において広く利用されている熱、酸素
および光に対する安定剤、脱塩化水素防止剤、充填剤、
着色剤、滑剤、可塑剤ならびに帯電防止剤のごとき添加
剤を組成物の使用目的に応じて本発明の組成物の特性を
本質的にそこなわない範囲で添加してもよい。
組成物を製造するにあたり、全組成成分を同時に混合し
てもよく、組成成分のうち一部をあらかじめ混合させ、
得られる混合物と残余の組成成分とを混合させてもよい
混合方法としては1合成樹脂の分野において一般に行な
われているヘンシ二ルミキサーのごとき混合機を使って
トライブレンドさせる方法ならびにオーブンロール、押
出混合機、ニーダ−およびバンバリーのごとき混合機を
用いて溶融しながら混合させる方法があげられる。これ
らの混合方法のうち、−層均一な組成物を得るにはこれ
らの混合方法を二種以上併用させればよい(たとえば。
あらかじめトライブレンドさせた後、その混合物を溶融
混合させる)。なかでも、トライブレンドを併用する場
合でも、溶融混線させる方法を一種または二種以上を併
用する場合でも、後期の成形方法によって成形物を製造
するにあたり、ペレタイザーを使用してペレットに製造
して用いることが好ましい。
以上の混合方法のうち、溶融混練する場合でも、後記の
成形方法によって成形する場合でも、使われる高分子物
質が溶融する温度で実施しなければならない。しかし、
高い温度で実施するならば、高分子物質が熱分解や劣化
を起こしたり、へキサブロモシクロドデカンが分解を起
こしたりする恐れがあるために、 230℃以下におい
て実施する必要がある。
本発明の組成物は合成樹脂の分野において一般に実施さ
れている射出成形法、押出成形法、圧縮成形法および中
空成形法のごとき成形方法を適用して所望の形状物に成
形させてもよい。また、押出成形機を用いてシート状に
成形させた後、このシートを真空成形法、圧空成形法な
どの二次加工方法によって所望の形状物に成形してもよ
い。
〔実施例および比較例) 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、メルトフローレー
ト(以下rMFRJと云う)はJISK7210にした
がい、温度が200℃および荷重が5kgで測定した。
また、引張降伏強度はASTM 0638に準じてAS
’nl  1号ダンベルを用い、歪速度が5v++/分
にて測定した。さらに、アイゾツト衝撃強度はASTM
 0256に準じ、23℃の温度においてノツチ付きで
測定した。[荷重たわみ温度については、 JISに6
871に準じ測定した。」また、難燃性については、厚
さが1.6as (1/16インチ)の試験片を用い、
UL−94法にしたがって評価した。さらに、耐候性試
験についてはサンシャインウエザオメーターを使い、6
0℃の温度において400時間後の変色の状態を目視で
評価し、第2表にほとんど変色しない場合を一〇−1褐
色に変色した場合を“×゛として示す。さらに、熱安定
性試験については、f#4脂組成物を射出成形機内で2
00℃の温度において、20分間滞留させた後、13c
■X13cm、厚さが2I■の平板を成形し、成形品お
よびスプルーの変色の状態を目視で評価した。第2表に
まったく変色しない場合を一〇−褐色に変色した場合を
−×−として示す、また、ゲル分率は0.5gのサンプ
ルをメチルエチルケトンとメチルアルコールの10対l
の混合溶媒中に室温で18時間浸漬した後、遠心分離を
行なった。
ついで不溶分を凝集した。この不溶分を減圧下で60℃
の温度において14時間乾燥し、重量を測定した。
なお、実施例および比較例において使用したグラフト重
合体、ポリスチレン系樹脂、酸化アンチモンおよびハロ
ゲン含有物の製造方法、種類、物性などを下記に示す。
[(A)クラフト重合体およびポリスチレン系樹脂l グラフト重合体として、24βのオートクレーブに24
kgのスチレンを加え、ムーニー粘度(ML、、、、 
100℃)が40であるブタジェン単独重合ゴム1.5
kgを加えて完全に溶解した。ついで15gの第三級〜
ドデシルメルカプタンおよび7.4gのn−ドデシルメ
ルカプタンを加え、 120℃の温度において3.5時
間先分撹拌しながら重合を行なった。この溶液のうち、
8kgの重合体を含む溶液を取り出し、 0.5重量%
のポリビニルアルコール水溶液8!を加えた20I2の
オートクレーブに前記溜液を注入し、20gのベンゾイ
ルパーオキサイドおよび8.0gの第三級−ブチル−パ
ーオキシアセテートを加え、90℃の温度に4時間先分
に撹拌しながら重合を行ない、ついで重合系を135℃
に上昇させ、この温度において1時間充分に撹拌しなが
ら重合を行なった。重合系をほぼ室温まで放冷した後、
ビーズ状ポリマーを枦集し、充分水洗した後、減圧下で
60℃の温度において18時間乾燥を行なうことによっ
て重合体〔以下rHIPS (a)Jと云う〕を得た。
このHIPS(a)のゲル分率は14.5%であり、可
溶分中のポリスチレン系樹脂の平均分子量は約23万で
あった。
また、HIPS(a)を製造するさいに使ったブタジェ
ン単独重合ゴムのかわりに、ムーニー粘度(M L +
−4,100℃)が39であるブタジェン単独重合体1
.4kgおよびムーニー粘度(ML、、、、100℃)
が120であり、ブロックスチレンを30重量%含み、
かつスチレン含量が40重量%であるスチレン−ブタジ
エン共重合ゴム0.8kgを用い、また第三級−ドデシ
ルメルカプタンの使用量を9.6g、さらにn−ドデシ
ルメルカプタンの使用量を12゜Ogにかえ、また第三
級−ブチル−パーオキシアセテートの使用量を24gに
かえたほかは〔スチレン、ポリビニルアルコールおよび
ベンゾイルパーオキサイドの使用量はHIPS(a)の
製造の場合と同様] 、HI PS (a)の製造と同
じ条件で重合および重合後の処理(水洗、乾燥など)を
行なった。得られた重合体〔以下rHIPS(b)」と
云う1のゲル分率は15%であった。また可渚分のポリ
スチレン系樹脂の平均分子量は約21万であった。
さらに、HIPS(a)を製造するさいに用いたブタジ
ェン単独重合ゴムのかわりに、ムーニ粘度(ML、や4
、100℃)が35であるブタジェン単独重合ゴムを同
じ量使用し、第三級−ドデシルメルカプタンを使用せず
、そのかわりに8.0gのn−ドデシルメルカプタンを
使い、またベンゾイルパーオキサイドの使用量を22g
にかえ、さらに第三級−ブチル−パーオキシアセテート
の使用量を15gにかえたほかは[スチレンおよびポリ
ビニルアルコールの使用量はHIPSCa)の製造の場
合と同様] 、HIPS (a)の製造と同じ条件で重
合および重合後の処理を行なった。得られた重合体のゲ
ル分率は15.7%であった。また可溶分のポリスチレ
ン系樹脂の平均分子量は約19万であった。このように
して得られた重合体50重量部とMFRが10g/lo
分であるスチレン単独重合体50重量部を混練し、樹脂
組成物1以下rHIPs(C)」と云う]を製造した。
[(B)酸化アンチモン1 さらに、酸化アンチモンとして、三酸化アンチモン(以
下rsb、Oi Jと云う)を使った。
[(C)ハロゲン含有物1 また、ハロゲン含有物として、前記(I)式において、
n5、n2、口、およびn4がそれぞれ1であり、X、
、X、およびX、がそれぞれ臭素原子である臭素含有物
〔以下、ハロゲン物(a)と云う]および前記(1)式
において、nl、n2、n3およびn4がそれぞれlで
あり、xl、x2およびX、がそれぞれ塩素原子である
塩素含有物〔以下、ハロゲン物(b)と云うlを用いた
また、比較のために、デカブロモジフェニルエーテル〔
以下、ハロゲン物(C)と云う]を使用した。
実施例1〜4、比較例1〜6 第1表に[グラフト重合体、ポリスチレン系樹脂」 (
以下「樹脂分」と云う)、ハロゲン含有物の種類および
配合量ならびにヘキサブロモシクロドデカン[以下rH
BcDJと云う]の配合量が示されている各組成成分お
よびそれぞれの配合量が第1表に示されているSb、0
3  (酸化アンチモン)および0.1重量部のオクタ
デシル−3−(3’、5’ −ジー第三級−ブチル−4
°−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(安定剤とし
て)をそれぞれヘンシェルミキサーを使用して2分間ト
ライブレンドを行なった。得られた各混合物をシリンダ
ー温度を220℃に設定された二軸押出機(径30a+
m)を使って混線させながらペレット(組成物)を製造
した。
得られた各組成物についてMFR1引張降伏強度および
アイゾツト衝撃強度(ノツチ付)「荷重たわみ温度」の
測定ならびに難燃性、耐候性試験および熱安定性試験に
ついて評価した。これらの結果を第2表に示す。
(以下余白) 以上の実施例および比較例の結果から、本発明によ−)
で得られる樹脂組成物は難燃性、M衝撃性がすぐれてい
ることが明白である。
[発明の効果1 すなわち、ハロゲン含有物とへキサブロモシクロドデカ
ンを組み合わせることによって物性バランスのとれた樹
脂組成物を得ることができる。
また、1tlilfi性、さらに熱安定性が改良される
本発明によって得られる樹脂組成物は、N燃性、熱安定
性および耐衝撃性がすぐれているのみならず、下記のご
とき効果(特徴)を発揮する組成物である。
1)成形性が良い(流動性)。
2)成形物の光沢がよい。
3)耐候性がすぐれ、変色が少ない。
本発明によって得られる樹脂組成物は上記のごときすぐ
れた特徴を有しているため、VTR関係のハウジング類
、オーディオ機器のハウジング類等に好適に使用するこ
とができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)ポリブタジエンゴムおよび/またはスチレン−ブ
    タジエン共重合ゴムに芳香族モノビニル単量体がグラフ
    トしたグラフト重合体、 (B)ポリスチレン系樹脂、 (C)酸化アンチモン、 (D)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、n_1、n_2、n_3およびn_4は1〜1
    0であり、X_1、X_2およびX_3はハロゲン原子
    または水素原子であるが、これらのうち少なくと もいずれかはハロゲン原子である] で表わされるハロゲン含有物 ならびに (E)ヘキサブロモシクロドデカン からなり、該グラフト重合体およびポリスチレン系樹脂
    の合計量中に占めるグラフトされていないおよびグラフ
    トされたポリブタジエンならびにスチレン−ブタジエン
    共重合ゴムの割合はそれらの合計量として1〜15重量
    %であり、グラフト重合体およびポリスチレン系樹脂の
    合計量100重量部に対する他の組成成分の割合は、酸
    化アンチモンが0.05〜2.5重量部であり、かつハ
    ロゲン含有物が0.5〜10重量部であり、ヘキサブロ
    モシクロドデカンが0.1〜5.0重量部である樹脂組
    成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030025690A (ko) * 2001-09-22 2003-03-29 금호석유화학 주식회사 투명성과 난연성을 동시에 갖는 열가소성 수지 조성물
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KR20030025690A (ko) * 2001-09-22 2003-03-29 금호석유화학 주식회사 투명성과 난연성을 동시에 갖는 열가소성 수지 조성물

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